JPH07154617A - 機密文書管理機能を有する画像形成装置 - Google Patents

機密文書管理機能を有する画像形成装置

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JPH07154617A
JPH07154617A JP6010552A JP1055294A JPH07154617A JP H07154617 A JPH07154617 A JP H07154617A JP 6010552 A JP6010552 A JP 6010552A JP 1055294 A JP1055294 A JP 1055294A JP H07154617 A JPH07154617 A JP H07154617A
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JP
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Application number
JP6010552A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tabata
泰広 田端
Nobufumi Nomura
延史 野村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オリジナルの機密文書を機密文書化し、機密文
書を一定の条件のもとにおいてのみ複写可能とした機密
文書管理機能を有する画像形成装置を実現する。 【構成】機密文書複写モードを選択して複写を行うと
き、機密認識マーク付加手段3,6により機密認識マー
ク付加手段を複写画像に付加的に形成する。原稿の読み
取りの際、機密認識マーク検知手段4により機密認識マ
ークの有無を検知し、機密認識マークを検知したとき、
制御手段が複写動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は機密文書管理機能を有
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等、複写機能を持つ画像形成装置
が広く普及した結果、複写を行うということが日常茶飯
事化している。このような状況において、所謂「機密文
書」の複写による機密内容の漏洩ということが問題とな
ってきている。
【0003】機密文書の任意的な複写を防止するため、
画像形成装置内部に「マル秘」等の機密認識マークを予
め登録しておき、原稿の読み取りの際に機密認識マーク
を検出し、これを登録された機密認識マークと照合し、
両者が一致したときは複写動作を禁止するということが
考えられるが、一般に用いられている機密認識マークは
種類が多いため、その全てを登録するのが面倒であると
いう問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した状
況に鑑み、オリジナルの機密文書を機密文書化し、機密
文書の恣意的な複写を防止できる、新規な機密文書管理
機能を有する画像形成装置の提供を目的とする(請求項
1〜9)。
【0005】この発明の別の目的は、オリジナルの機密
文書を機密文書化し、機密文書の複写を一定の復元情報
のもとにおいてのみ可能とした、新規な機密文書管理機
能を有する画像形成装置の提供を目的とする(請求項2
〜9)。
【0006】この発明の他の目的は、オリジナルの機密
文書の複写に際して、複写された機密文書と複写枚数等
を記録した機密文書管理シートの出力を可能とした、新
規な機密文書管理機能を有する画像形成装置の提供を目
的とする(請求項9)。
【0007】この発明の更に他の目的は、オリジナルの
機密文書を、復元図形の付加により機密文書化する、新
規な機密文書管理機能を有する画像形成装置の提供を目
的とする(請求項10〜16)。
【0008】この発明の更に他の目的は、オリジナルの
機密文書を復元図形の付加により機密文書化し、機密文
書の複写を防止した、新規な機密文書管理機能を有する
画像形成装置の提供を目的とする(請求項12)。
【0009】この発明の更に他の目的は、オリジナルの
機密文書を復元図形の付加により機密文書化し、機密文
書の複写を一定の復元情報のもとにおいてのみ可能とし
た、新規な機密文書管理機能を有する画像形成装置の提
供を目的とする(請求項13〜16)。
【0010】この発明の更に他の目的は、オリジナルの
機密文書を復元図形の付加により機密文書化し、機密文
書の複写を一定の復元情報のもとにおいてのみ可能と
し、さらに、機密文書から適正な複写を行う際に、見や
すい複写画像を形成できる機密文書管理機能を有する画
像形成装置の提供を目的とする(請求項16)。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の機密文書管理
機能を有する画像形成装置は、「原稿を読み取り、読み
取り信号に基づいて画像書込みを行い、原稿に対応する
複写画像をコピーとして形成記録する装置」である。
【0012】請求項1記載の発明は、モード選択手段
と、機密認識マーク付加手段と、機密認識マーク検知手
段と、制御手段とを有する。「モード選択手段」は、機
密文書複写モードを選択する手段である。
【0013】「機密認識マーク付加手段」は、機密文書
複写モードで複写が行われるとき、機密認識マークを複
写画像に付加的に形成する手段である。「機密認識マー
ク検知手段」は、複写モードに拘らず、原稿の読み取り
の際、機密認識マークの有無を検知する手段である。
「制御手段」は、機密認識マーク検知手段が機密認識マ
ークを検知したとき複写動作を禁止する手段である。
【0014】請求項1記載の発明では、機密認識マーク
が検知されたとき複写動作は一義的に禁止されるが、こ
のような複写動作禁止状態を一定の条件下で解除するよ
うにすることもできる。即ち「機密認識マークを付加的
に形成されたコピーを原稿とする複写を許容する」ため
の情報を「復元情報」と呼ぶが、請求項1記載の画像形
成装置は、復元情報を外部から入力する「復元情報入力
手段」を有することができ、「復元情報入力手段により
入力された復元情報が適正なものであるとき、制御手段
が複写動作を実行させる」ように構成することができる
(請求項3)。
【0015】復元情報入力手段による復元情報の入力
は、請求項3記載の発明では「機密認識マークを付加的
に形成されたコピーを原稿とする複写」を行うときに行
われるが、復元情報の入力を「機密文書複写モード」に
おいても行うことができ、この場合は、「復元情報を、
機密認識マークの少なくとも一部として複写画像に付加
的に形成する」ことができる(請求項2)。
【0016】上記請求項3記載の発明においては、制御
手段により実行される複写動作(許容された複写動作)
を「リピート禁止複写動作(同一の複写原稿につき、1
回限り複写可能な複写動作)」とすることができる(請
求項4)。
【0017】請求項5記載の発明は、モード選択手段
と、機密認識マーク付加手段と、機密認識マーク検知手
段と、復元情報入力手段と、制御手段とを有する。「モ
ード選択手段」は、機密文書複写モードを選択する手段
である。「機密認識マーク付加手段」は、機密文書複写
モードで複写が行われるとき、機密認識マークを複写画
像に付加的に形成する手段である。「機密認識マーク検
知手段」は、複写モードに拘らず、原稿の読み取りの
際、機密認識マークの有無を検知する手段である。「復
元情報入力手段」は、機密認識マークを有するコピーを
原稿とする複写を許容するための復元情報を外部から入
力する手段である。「制御手段」は、機密認識マーク検
知手段が機密認識マークを検知したとき、復元情報の入
力がないときは複写動作を禁止し、復元情報が入力され
たときは複写動作を許容する。
【0018】上記機密認識マーク付加手段は、「設定さ
れた1以上のリピート回数に応じて1連の連続番号と復
元情報とを組み合わせた機密認識マーク」を付加形成す
る。
【0019】請求項2または5記載の発明においては、
上記の如く、機密認識マーク付加手段により複写画像に
付加形成される機密認識マークは、その少なくとも一部
が、「復元情報」であるが、付加形成される機密認識マ
ークのうちの復元情報は、これを「目視による認識が出
来ない形態」とすることができる(請求項6)。
【0020】上記請求項5または6記載の発明におい
て、復元情報の入力により複写動作が許容される際に、
「原稿上の機密認識マークに代えて、新たな1連番号と
復元情報とによる新たな機密認識マークを付加形成す
る」ようにすることができる(請求項7)。この場合に
おいて、「新たな機密認識マーク」は、旧来の機密認識
マークと異なる構成を有し、新たな機密認識マークが検
知された場合には、復元情報の入力に拘らず、制御手段
が複写動作を禁止するようにすることができる(請求項
8)。
【0021】上記請求項1〜8記載の機密文書管理機能
を有する画像形成装置においては、「機密文書複写モー
ドによる複写が行われるとき、複写原稿上の情報の一部
とともに、一連番号とを内容とする機密文書管理シート
を複写部数に対応して出力する」ようにすることができ
る(請求項9)。
【0022】上記機密認識マークは、全体として「目視
によっては認識できない形態」としてもよいが、マーク
の一部として「目視により機密文書であることが認識で
きる形態」例えば、「マル秘マーク」や「極秘」「部外
秘」等の文字や記号を用いてもよい。その場合、「マル
秘マーク」や「極秘」「社外秘」等を選択できるように
してもよく、これらを付加形成する位置を選択可能とし
てもよい。
【0023】請求項10記載の発明は、モード選択手段
と、復元図形情報入力手段と、変換手段と、書込み手段
とを有する。「モード変換手段」は、機密文書複写モー
ドを選択する手段である。「復元図形情報入力手段」
は、復元図形の情報を入力する手段である。「変換手
段」は、復元図形情報入力手段により入力された復元図
形の情報を、復元図形信号に変換する手段である。「書
込み手段」は、機密文書複写モードで複写が行われると
き、復元図形信号と画像信号とを合成して出力する手段
である。「復元図形」は、機密文書を複写する際に、そ
の複写を可能ならしめるための情報である「復元図形の
情報」を図形として表現したものであり、入力に際して
は上記復元図形の情報として入力され、オリジナルの機
密文書が機密文書複写モードで複写される際に、原稿画
像と合成して複写画像に記録形成される。
【0024】「復元図形の情報」は、例えば「2以上の
記号の組合せ」、例えばアルファベットと数字の2文字
により構成することができる、これを入力すると、復元
図形として図形化されて記録形成されるが、図形化され
ているので、これを見るのみでは復元図形のもとになっ
ている復元図形の情報を知ることはできない。
【0025】請求項11記載の発明は、「復元図形の発
生仕様」を特徴とする画像形成装置であり、以下の点を
特徴とする。即ち、「復元図形の情報」は4個の記号を
組み合わせてなり、4個の記号は文字または数字であ
る。即ち、復元図形の情報は、例えば「ABCD」や
「WXYZ」のように、4個の文字を組み合わせたもの
でも良いし、「9010」や「6787」等のように、
4個の数字を組み合わせたものでも良く、さらには「A
P80」等のように、文字と数字を組み合わせたもので
も良い。
【0026】4つの記号のうちの1つの記号は、矩形の
4隅の隅点である4つの点の横方向への変位の有無を規
定し、別の1つの記号は、上記矩形の4隅の隅点である
上記4つの点の縦方向への変位の有無を規定し、他の1
つの記号は、上記矩形の4辺の中点である4つの点の、
矩形中心部へ向かう変位の有無を規定し、残りの1つの
記号は、上記矩形の内部に形成される9種の「内側図
形」の形状および有無を規定している。
【0027】復元図形は、上記8つの点を、直線により
順次結んで得られる「外側図形」もしくは、この外形図
形と上記9種の内側図形の何れかとの組合せにより形成
される。即ち、復元図形の情報として、例えば上記「6
787」が入力されると、例えば、これらのうちの上位
3桁「678」のより、矩形上の4隅の隅点および、矩
形の各辺の中点である4点の変位が指定され、この指定
に従って変位した8つの点を順次直線で結んで得られる
外形図形と、最下位桁「7」により指定される9種の内
側図形の形状の組合もしくは有無により、復元図形が生
成される。
【0028】請求項11記載の復元図形を複写画像に合
成記録する場合には、上記外形図形の内側もしくは、外
形図形の内側で且つ内側図形の外側の領域に網点を施す
ことができる。請求項11記載の発明における、「復元
図形の情報および/または復元図形」は、請求項10記
載の発明に利用できることは勿論、請求項12〜16記
載の発明においても好適に利用できる。これら、請求項
10〜16記載の発明において、復元図形は、単数個記
録しても良いし、複数個を記録しても良い。その際、複
写画像における原稿画像が読みにくくないように、復元
図形の記録は低濃度で行うのがよい。
【0029】請求項12記載の発明の機密文書管理機能
を有する画像形成装置は、復元図形検出手段と制御手段
とを有する。「復元図形検出手段」は、原稿の読み取り
の際に、復元図形の有無を検出する手段である。「制御
手段」は、復元図形検出手段が復元図形を検出したと
き、複写動作を禁止する手段である。
【0030】請求項13記載の発明は、復元図形検出手
段と、逆変換手段と、復元図形情報入力手段と、比較回
路と、制御手段とを有する。「復元図形検出手段」は、
上記請求項12記載の発明におけると同様のものであ
る。また、「復元図形情報入力手段」は、請求項10記
載の発明におけると同様のものである。
【0031】「逆変換手段」は、復元図形検出手段によ
り検出された復元図形を、もとの復元図形の情報に復元
変換する手段である。「比較回路」は、復元図形情報入
力手段により入力された復元図形の情報と逆変換手段に
より復元変換された情報とを比較し、両者の一致・不一
致を判定する回路である。
【0032】「制御手段」は、比較回路が両情報の不一
致を判定したときは複写動作を禁止し、両情報の一致を
判定したときは複写動作を許容する手段である。
【0033】請求項14記載の発明の機密文書管理機能
を有する画像形成装置は、復元図形検出手段と、逆変換
手段と、復元図形情報入力手段と、比較回路と、計数手
段と、制御手段とを有する。これらのうち、復元図形検
出手段、逆変換手段、復元図形情報入力手段、比較回路
は、上記請求項13記載の発明におけると同様のもので
ある。
【0034】「計数手段」は、逆変換手段により復元変
換された同一の情報に対し、上記比較回路が連続して不
一致を判定するとき不一致の回数を計数する手段であ
る。「制御手段」は、比較回路が両情報の不一致を判定
したときは複写動作を禁止し、両情報の一致を判定した
ときは複写動作を許容するとともに、計数手段の計数値
が所定値に達したとき、複写機能自体を停止し、複写動
作を再開出来ない状態とする制御を行う手段である。
【0035】この場合において、複写機能自体を停止す
るのに、画像形成装置へのあらゆる入力を無効とするこ
とが出来る。
【0036】上記請求項14記載の発明の機密文書管理
機能を有する画像形成装置においては、複写機能自体を
停止したとき、少なくとも「読み取った原稿画像、入力
された復元図形の情報、日付」を記憶する記憶手段を有
することができる(請求項15)。この記憶手段は、専
用のメモリを用いても良いし、制御手段等に内蔵された
メモリ中に、専用のメモリ領域を設けることにより実施
しても良い。
【0037】請求項16記載の発明の機密文書管理機能
を有する画像形成装置は、モード選択手段と、復元図形
情報入力手段と、変換手段と、書込み手段と、復元図形
検出手段と、逆変換手段と、比較回路と、制御手段とを
有する。これらのうち、制御手段を除く部分は、前記請
求項13記載の発明におけると同様のものである。
【0038】「制御手段」は、比較回路が不一致を判定
したときは複写動作を禁止し、両情報の一致を判定した
ときは複写動作を許容し、複写動作を許容するとき、変
換手段の出力を無効とする制御を行う手段である。
【0039】上記各請求項記載の発明における「制御手
段」は、例えば専用のCPUとして、あるいはコンピュ
ータとして構成することができる。
【0040】
【作用】機密文書の成立ちを考えてみると、最初に先ず
1通の文書として作成され、この文書が所望の配布数だ
け複写されるというのが一般的である。そこで、最初に
1通の文書として作成された機密文書を「オリジナル機
密原稿」と呼ぶ。この発明において、「機密文書複写モ
ード」は、上記オリジナル機密原稿を複写するモードで
ある。
【0041】請求項1〜9記載の発明に於いては、機密
文書複写モードにより、オリジナル機密原稿が複写され
ると、得られるコピーには自動的に「機密認識マーク」
が付加形成される。このようにして得られた所望枚数の
コピーは、オリジナル機密原稿に対し2次的な機密原稿
となるが、この複写の後、オリジナル機密原稿の方を
「焼却処分」したり「厳重保管」すれば、オリジナル機
密原稿の複写による機密の漏洩は完全に防止される。従
って、以後は上記2次的な機密原稿である、「オリジナ
ル機密原稿のコピー」を適正に管理し、任意的な複写が
行えないようにすれば、複写による機密の漏洩を有効に
防止できる。
【0042】請求項1〜9記載の発明では、オリジナル
機密原稿を機密文書複写モードで複写すると、コピーに
は自動的に機密認識マークが付加形成され、コピーは自
動的に機密文書化される。このように機密文書化された
コピーが複写されようとすると、上記機密認識マークの
検知により複写動作が禁止され、恣意的な複写が防止さ
れる。
【0043】勿論、機密原稿化されたコピーを複写する
ことが必要な場合もあり、このような必要に応えるに
は、例えば、一定の権限を持つ者、例えば機密原稿化さ
れたコピーの管理者等が暗証番号等を復元情報として上
記複写禁止状態を解除できるようにしてもよいし(請求
項3)、あるいは、機密文書複写モードで複写が行われ
るとき、復元情報を入力し、この復元情報を機密認識マ
ークもしくはその一部として機密文書化されたコピーに
付加形成することもできる(請求項2,5)。
【0044】なお、機密認識マークの検知は通常の複写
モードのみならず、機密文書複写モードにおいても行わ
れるが、オリジナル機密文書には機密認識マークが付加
形成されていないので、オリジナル機密文書により機密
文書複写モードを実行しても複写禁止は行われない。し
かし、機密原稿化されたコピーを用いて「機密文書複写
モード」を実行しようとすると、機密認識マークが検知
されて装置は複写禁止状態になる。
【0045】請求項10,11記載の発明においては、
機密文書複写モードで複写を行うと、得られる複写画像
には、原稿の画像と合成されて「復元図形」が記録形成
される。復元図形は、複写の際に入力された復元図形の
情報と1:1に対応しているから、複写を行った人は、
この復元図形により復元図形の情報を特定することが出
来るが、第三者が復元図形から復元図形の情報を特定す
ることは容易でない。
【0046】請求項10記載の画像形成装置は、基本的
には、オリジナル機密文書を復元図形の付加により機密
文書する機能を有している。この画像形成装置は、機密
文書の複写を禁止する機能を必ずしも有していないが、
例えば、画像形成装置の仕様自体を厳重に管理した状態
で使用することにより、オリジナル機密文書の機密文書
化専用装置として好適に実施できる。
【0047】請求項10〜16記載の発明における「復
元図形」は、復元図形の情報と1:1に対応させた図形
をイメージ情報として記憶手段に記憶させておいてもよ
いのであるが、例えば請求項11記載の発明のように、
復元図形の情報が4つの記号の組合せで構成される場合
は、記憶させるべき図形の数が多数となり、膨大なメモ
リ容量が必要になる。
【0048】請求項11記載の発明では、復元図形の情
報として与えられる4個の記号により、対応する復元情
報を生成させるので、復元情報をイメージ情報として記
憶しておく必要が無い。
【0049】請求項12記載の発明の画像形成装置は、
原稿の読み取りの際に、復元図形の有無が検出され、復
元図形が検出されると、複写動作が禁止されるので、復
元図形の付加により機密原稿化された原稿の恣意的な複
写は完全に防止される。請求項12記載の発明の画像形
成装置は、オリジナル機密文書を機密文書化する機能を
必ずしも持たないが、ある領域内(例えば、会社内部、
事務所内部)において、だれでも自由に複写を行いうる
装置を、すべてこのような装置で統一すれば、上記領域
内での機密文書の恣意的な複写完全に防止できる。
【0050】請求項13記載の発明の機密文書管理機能
を有する画像形成装置は、請求項12記載の発明の画像
形性装置と同様、オリジナル機密文書を機密文書化する
機能を必ずしも持たないが、請求項12記載の装置の機
能に加え、機密文書の複写が必要とされる場合には、機
密文書に記録されている復元図形に対応する「復元図形
の情報」を入力でき、入力された情報の適否が比較手段
で判定され、適正な情報が入力されると、機密文書の複
写が許容される。
【0051】請求項14記載の発明の機密情報管理機能
を有する画像形成装置では、請求項13記載の発明の画
像形成装置と同様に、機密文書の複写が必要とされる場
合には、機密文書に記録されている復元図形に対応する
「復元図形の情報」を入力でき、入力された情報の適否
が比較手段で判定され、適正な情報が入力されると機密
文書の複写が許容される。
【0052】このような場合、恣意的な複写を行おうと
する場合には、「当てずっぽう」で適当な復元図形の情
報の入力をためし、一つの情報でうまく行かない場合に
は、別の情報の入力を試みるであろうことが予想され
る。請求項14記載の画像形成装置では、このような場
合に、連続して不適性な情報の入力があったときは、情
報の入力回数を計数し、計数された回数が「所定値(例
えば3回)」に達したとき、複写機能自体を停止し、複
写動作を再開出来ない状態とする。
【0053】複写機能自体を停止する態様として、所謂
「セールスマン・コール」の状態とすることが可能であ
る。請求項15記載の発明の画像形成装置では、複写機
能自体を停止したとき、少なくとも、読み取った原稿画
像、入力された復元図形の情報、日付が記憶手段に記憶
される。即ち、何時・如何なる機密原稿に対して、恣意
的な複写が行われようとしたかを記録することが出来
る。
【0054】機密原稿の複写が機密文書複写モードで適
正に行われる場合、即ち、復元図形の情報が適正に入力
された場合には、複写動作が許容されるべきであるが、
この場合、機密原稿には、原稿画像の一部として、復元
図形が記録されており、機密原稿から複写された次世代
の複写画像は、復元図形が重複して記録され原稿情報の
邪魔になる場合もある。請求項16記載の発明の画像形
成装置では、複写動作を許容するとき、復元情報の書込
みが停止される。
【0055】以上の説明から明らかなように、請求項1
0〜16記載の発明においては、機密情報を適正に複写
する必要が生じた場合に、複写禁止状態を解除するため
の情報が、復元図形として「暗号化」され、複写画像上
に記録されるのである。
【0056】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。図1
(a)は、この発明の1実施例であるデジタル複写機を
要部のみ略示している。先ず、通常の複写プロセスを説
明する。
【0057】原稿0(差当っては機密文書でないものと
する)を原稿ガラス10上に平面的に載置して複写動作
を実行させると、先ず、画像読取装置12が原稿0を読
み取って、原稿画像に対応した信号に変換する。画像読
取装置12はCCDを用いる公知の読取装置が想定され
ている。
【0058】ドラム状に形成された感光体14が矢印方
向へ回転し、チャージャー16により均一に帯電され、
光書込装置18により、上記信号に基づく画像書き込み
が行われる。この例で光書込装置は「レーザー光束を書
込み走査させる方式」のものを想定している。
【0059】画像書き込みにより、感光体14には原稿
画像に対応する静電潜像が形成される。この静電潜像は
現像装置20により現像され、感光体14の外周部に原
稿画像に対応するトナー画像が形成される。トナー画像
は転写手段22により転写紙S上に転写され、次いで定
着装置24により転写紙S上に定着される。トナー画像
を定着された転写紙Sはコピーとして装置外へ排出され
る。トナー画像転写後の感光体14はクリーニング装置
26により残留トナーを除去され、除電器28により交
流除電される。
【0060】図1(b)は、上記実施例におけるプロセ
スを実行するための各部の関係をブロック図として示し
ている。モード選択手段1は「操作部」の一部として構
成され、「機密文書複写」と表示されたボタンを押すこ
とにより「機密文書複写モード」が選択される。機密文
書複写モードが選択されると、制御手段2は選択信号を
受けて複写動作制御部5をコントロールし、複写プロセ
スを開始させる。
【0061】まず、画像読取装置12による画像読み取
りが行われる。このとき読み取られる原稿0は「オリジ
ナル機密原稿」である。読み取りにより取り込まれた画
像は画像処理装置6に送られ、ノイズ除去等の処理を受
け、光書込装置18に対する画像書き込み用信号に変換
される。
【0062】画像処理装置6はノイズ除去等の処理を行
った「電子画像」を機密認識マーク検知手段4に送る。
説明中の例では、読み取った原稿が「オリジナル機密原
稿」で機密認識マークを有しないので、機密認識マーク
は検知されない。
【0063】一方、制御手段2は、機密認識マーク発生
手段3により機密認識マークを発生させる。機密認識マ
ーク発生手段3は予め、例えば「マル秘」マーク、「極
秘」および「社外秘」の文字が選択可能に登録されてい
る。このうち、「マル秘」マークと、「極秘」の文字
は、機密認識マークであり、「社外秘」の文字は注意喚
起的なマークである。
【0064】例えば「極秘」の文字が選択されると、こ
の文字と、その付加位置(一定位置でもよいし、選択可
能であってもよい)の情報が画像処理装置6に入力され
る。画像処理装置6は、オリジナル機密原稿の画像情報
と「極秘」の文字を合成し、光書込装置18に出力す
る。従って、機密認識マーク発生手段3と画像処理装置
6とは「機密認識マーク検知手段」を構成する。
【0065】以後のプロセスは先に説明した通常の複写
プロセスと同じである。なお、機密文書複写モードでリ
ピートコピーを行うときは、各コピーごとに機密認識マ
ークが付加形成されることは言うまでもない。
【0066】次に、上記機密文書複写モードにより機密
文書化されたコピー(オリジナル機密文書の内容と機密
認識マークを持つコピー)を原稿として複写が行われよ
うとした場合を説明する。通常の複写モードで上記コピ
ー原稿が読み取られると、その情報は画像処理装置6で
所定の処理を受け、機密認識マーク検知手段4におくら
れる。
【0067】機密認識マーク検知手段4は、画像処理装
置6からの電子画像が、予め登録されている機密認識マ
ークの何れか(機密認識マーク発生手段4で発生させ
て、機密認識マーク検知手段4に入力させる)を含むか
否かを、例えばパターンマッチング等により調べ、もし
機密認識マークが含まれていると判断した場合には、制
御手段2にその結果を送る。制御手段2は、その結果を
受けて複写動作制御部5をコントロールして、複写動作
を停止し複写禁止状態にする。このとき、操作部のパネ
ルに例えば「機密文書につき複写できません」等の表示
を行う。
【0068】機密認識マークは、予め複写機内部に登録
されているものを付加的にコピーに形成したものである
から、予めその種類が限定されており、照合が容易であ
るため、短時間で照合を実行できる。
【0069】上記複写禁止の状態を解除し、「機密文書
化されたコピー」を原稿とする複写を可能にするには、
図1(b)に示すように、復元情報入力手段7を設けて
復元情報(機密文書の複写の正当性を示す情報。暗証番
号や、IDカード情報等)を入力し、入力された復元情
報の適否を制御手段2で判定し、適正な復元情報である
とき複写動作制御部5を制御して複写禁止状態を解除す
るようにすればよい。
【0070】なお、図1(b)において、画像読取装置
12と光書込装置18を除く部分は、コンピュータによ
り構成でき、制御用のプログラムを種々用意することに
より、いろいろな場合に対応できる。
【0071】図4は、図1(b)に示したブロック図の
内容を具体化した1例をブロック図として示している。
操作部1Aは装置の操作を実行する部分であって、図1
(b)に示したモード選択手段1を含む。スキャナ12
Aと増幅器12BとA/D変換器12Cとは画像読取装
置12を構成し、CPU2A,ROM2B,RAM2C
は制御部2を構成する。
【0072】また、画像補正部6Aはノイズ除去等を行
う部分で、画像処理部6Bとともに前述の画像処理装置
6を構成する。秘No.認識部4は機密認識マーク検知
手段4を構成し、秘No.合成部3AはRAM2Cとと
もに機密認識マーク発生手段2を構成する。さらに、D
/A変換器18Aとプリンタ18Bとが光書込装置18
を構成する。
【0073】以下には、具体的な複写例を説明する。図
2(a)は、オリジナル機密原稿0を示している。1例
として、このオリジナル機密原稿0を「機密文書複写モ
ード」で複写する場合を説明する。複写されたコピーc
1,c2,... を図2(b)に示す。説明の具体性
のため、図2(a)に示すオリジナル機密原稿0の複写
枚数は、配布先の数に合わせ、例えば5枚とする。従っ
て、機密文書複写モードにおける「リピート数」は5で
ある。
【0074】機密文書複写モードで複写された1連の
(5枚の)コピーc1,c2,...c5の個々には、
オリジナル機密原稿0の画像とともに、機密認識マーク
が付加的に形成される。「機密認識マーク」は、この例
においてマル秘マークMSと、複写画像全体にわたって
記録されたマル秘ナンバーMNである。
【0075】マル秘マークMSは、全てのコピーc1〜
c5に共通であるが、マル秘ナンバーMNは、リピート
数が繰り上がるに連れて、1から5まで順次大きくな
る。図2(b)に示すコピーc1にはマル秘ナンバー
「1」が付加されている。即ち、マル秘ナンバーはコピ
ー画像の読取を妨げないように「白抜け数字(図の例で
は数字の「1」)」の形態で、複写画像前面に渡って一
定の密度で付加される。
【0076】機密原稿複写モードでは上記プロセスに加
え、例えば、図2(c)に示すような「機密文書管理シ
ート」を出力することもできる(請求項9)。図に示す
機密文書管理シートにおいて、符号Aで示す部分は「タ
イトル」、符号Bで示す部分は「機密文書の第1頁の上
部から一定の長さの部分」、符号Cで示す部分は「メモ
部」を示している。「メモ部」の内容は、図2(d)に
示すように、一連番号(この場合、マル秘ナンバー)を
配布先の欄とともに表の形にしたものである。配布先の
欄は配布の時点で手書きしてもよいし、あるいは当初か
ら複写条件の一部として入力してもよい。符号Bで示す
部分は予め長さを定めておけば、第1頁の読取のときに
メモリに保管できる。なお、1頁全体を縮小して符号B
で示す部分に出力することも可能である。
【0077】機密文書管理シートの内容は、上記の如く
複写原稿上の情報の一部と、マル秘ナンバーとの組合せ
であるから、その合成プログラムを作成しておき、リピ
ート数満了後、あるいは終了の直前に実行するなどすれ
ばよい。
【0078】上記複写プロセスの場合の手順を図5にフ
ロー図として示す。ステップ:S1はコピースタートで
あり、ステップ:S2〜S3では原稿画像の読取りと画
像補正が行われる。ステップ:S4では、読み取られた
原稿画像中に「機密認識マーク(図中、秘文字と表
示)」の有無が検知され、機密認識マークは検出される
と、上記のように、複写モードが機密文書複写モードで
あるか否かが判断される。複写モードが通常の複写モー
ドである場合は、通常コピーが行われる(ステップ:S
28)。
【0079】複写モードとして「機密文書複写モード
(図中、秘コピーモードと表示)」が選択されていると
きはステップ:S14へ進み、原稿が第1枚目のとき
は、ステップ:S15〜S18で付加するべき機密認識
マークに関する付加条件を設定する。即ち、機密認識マ
ークの一部を構成する「極秘」、「マル秘マーク」と、
その付加位置(コピーの、右上、左上、中央上)や文字
種、ドット構成、サイズ、濃度等を選択する。付加位置
に就いては、これを選択することなく、例えばコピーの
右肩部に限定しておいても良い。
【0080】次いで、ステップ:S19〜S24をパラ
メータ:nを繰り上げつつ所定のリピート数だけ繰り返
し、1枚目の原稿を設定されたリピート数だけコピーす
る。所定のリピート数が実行されると、(自動原稿配紙
装置:ADFがある場合)ADF上に原稿が残っている
か否かを判別し(ステップ:S25)、原稿が残ってい
るとき(ステップ:S26)は、上記のプロセスを繰り
返して、全ての原稿に就き所定リピート数のコピーを行
う。全ての原稿につき、リピート数満了後は図2(c)
に示す如き「機密文書管理シート(図中に、管理シート
と表示)」を出力して複写工程を終了する(ステップ:
S29)。なお、機密文書管理シートには、備忘の目的
で「復元情報」を出力するようにしても良い。
【0081】一方、ステップ:S4において「機密認識
マーク」が検出された場合は、「原稿が機密文書に就
き、復元情報の入力なしにはコピー出来ない」旨の表示
を行う(ステップ:S5)。この表ににおいて復元情報
が入力されると(ステップ:S6)、復元情報の適否が
判定され(ステップ:S7)、入力された復元情報が適
正なものでない場合には、複写動作を終了せしめる(ス
テップ:S12)。
【0082】復元情報として適正な情報が入力されたと
きは、複写プロセスを実行する(ステップ:S8〜S1
1)。その際、原稿が機密文書であることに鑑み、原稿
1枚当たりにつきコピーできる枚数は1枚とし(ステッ
プ:S8;請求項4)、原稿中に記録されているマル秘
ナンバー(秘No.)を消去し(ステップ:S9)、新
たなマル秘ナンバーを合成して出力する(ステップ:S
10,S11)。
【0083】機密文書化されたコピーは、本来はオリジ
ナル機密原稿から配布先の数に応じて必要枚数が複写さ
れたものであるから、機密文書化されたコピーを原稿と
する複写は、言ってみれば余分な複写であり、「真に必
要な場合」にのみ許されるべきものであり、かかる複写
は、たとえ復元情報の入力が有ったとしても、意に任せ
て自由に行わせるべきではなく、上記のような機密文書
化されたコピーを原稿とする複写の場合にはリピート機
能を停止し、1枚かぎりの複写を許容するようにするの
がよい。
【0084】上記の例においては、「機密認識マーク」
は、マル秘マークMSと、複写画像全体にわたって記録
されたマル秘ナンバーMNであるが、請求項5〜9記載
の発明のように、機密認識マークの一部として、復元情
報を含めることが出来る。
【0085】図3は、このように機密認識マークに復元
情報を含めた場合の、機密文書複写モードによるコピー
を説明図的に示している。オリジナル機密文書の「円や
三角の図」で略示した複写画像に対し、マル秘マークM
S,マル秘ナンバーMNとともに、復元情報FJが、機
密認識マークとして付加されている。
【0086】復元情報FJは、復元情報入力手段から例
えば4桁の数字で入力されると、これが装置内部で「目
視により認識できない形態」、例えば、黄色文字のよう
に見え難いもの、または数字が判別し難いバーコード、
フラクタクルの模様やスクランブル図形に変換されて付
加される。勿論、復元情報は「4桁の数字」に限らずア
ルファベットの組み合わせや、アルファベットと数字の
組み合わせでも良い。
【0087】この場合の手順を簡単化したフロー図とし
て図6及び図7に示す。スタートからステップ:S5の
機密認識マークの検出までは、前述のプロセスと同様で
ある。機密認識マークがない場合には、図7に示すよう
に複写モードが「機密文書複写モード」であるか否かを
判定され、機密文書複写モードでない場合には通常のコ
ピーが行われる(ステップ:S30)。
【0088】複写モードが「機密文書複写モード」であ
る場合、先に読み取った原稿が第1枚目であるときは、
ステップ:19,S20において、上述した、機密認識
マークに関する設定を行い、次に、複写プロセスを実施
しつつ、機密認識マークを合成し(ステップ:S2
2)、同マークのうち「復元情報を除く部分」が第1現
像で可視化され、「復元情報(図中に、復元No.と表
示)」が第2現像(ステップ:S24)により前述のよ
うに例えば黄色画像でとして可視化される。このプロセ
スは、ADFにセットされた全ての原稿につき、所定の
リピート数が満了するまで行われ、満了後は機密文書管
理シートを出力して複写プロセスを終了する(ステッ
プ:S27)。
【0089】一方、図6において、ステップ:S5で
「機密認識マーク」が検出された場合には、検出された
マークがサフィックスを有するか否かが判断される。機
密文書化されたコピーを原稿として得られた第2代コピ
ーは、元機密文書作製者のコントロールがきかなくなる
可能性が高く、このような第2代コピーを原稿とする複
写は禁止すべきである。この目的を達成するには、第2
代コピーを得る際、即ち機密文書化されたコピーを複写
する際に、原稿から読み取られた機密認識マークの一部
である復元情報を、新たに書替えて付加形成するように
すればよい(請求項7)。そのために、例えば、原稿
が、マル秘ナンバリングとして図2(b)の「白抜け数
字の1」を持つものである場合には、サフィックスとし
てAを付けるようにする。仮りに2枚以上である場合に
は、1A,1B,1C...というようにルール化す
る。
【0090】図6のステップ:S6で検出の対象となる
サフィックスは、上記サフィックスA,B等である。サ
フィックスが検出された場合には、そのまま複写プロセ
スを終了させる(ステップ:S16)。即ち、このと
き、「機密文書のコピーは出来ません。正規保管者より
入手して下さい。」とのメッセージを出力し、複写プロ
セスを実行不能にする。従って、この状態で、ステップ
8で仮りに復元ナンバー「6789」を入力しても、コ
ピーは実行出来ない。
【0091】サフィックスが検出されない場合には、復
元情報の入力を求め(ステップ:S8)、適正な復元情
報でない場合には、複写プロセスを終了させる(ステッ
プ:S16)。適正な復元情報が入力された場合にはリ
ピート数を1に限定し(ステップ:S10)、原稿中の
機密文書マークを消去し、新たにサフィックス付きのマ
ル秘ナンバーを発生させ(ステップ:S12)。復元情
報以外を第1現像(ステップ:S13)で復元情報を第
2現像(ステップ:S14)で可視化する。そして、全
原稿につき、コピーを1部づつ出力する。その後、「極
秘文書管理シート」が出力される。
【0092】このようにすると、第2代コピーを原稿と
して複写がされる際に、機密化されたコピーに対する復
元情報と、2世代コピーに対す復元情報が異なっている
ので、たとえ元の復元情報が入力されても、複写動作は
禁止され(請求項8)、機密の漏洩防止に有効である。
【0093】機密原稿から後日コピーする場合、管理シ
ートを利用して、既に取られた一連ナンバーの続きから
コピー上に秘認識マークを形成しなければならない。そ
のために1連ナンバーのスタート番号を入力出来るよう
にすればよい。
【0094】図8,9に別のプロセス例を示す。図6,
7のプロセスとの差違は、「機密文書複写モード」で複
写プロセスが行われるとき、図9のステップ:S103
で復元情報を「暗号化」することである。図6,7で説
明したプロセスでは復元情報を目に見えにくい黄色情報
として付加するので、現像を第1現像と第2現像に分る
して、復元情報とそれ以外の機密認識マークとを別に可
視化する必要が有ったが、図8,9のプロセスでは復元
情報が暗号化され、他の機密認識マークとともに一度に
付加される。
【0095】また、機密文書複写モードで形成された機
密文書の複写を行う場合には、図8に示すように、復元
情報を更に暗号化しなおし(ステップ:S101)、機
密認識マークの他の部分と合成して(ステップ:S10
2)、出力する(ステップ:S15)。
【0096】以下、請求項10記載の発明の1実施例を
説明する。図10(a)はオリジナル機密文書01を示
している。請求項10記載の画像形成装置で複写を行
い、オリジナル機密文書01の機密文書化を行うと、図
10(b)に示すごときコピーc1,c2,..が得ら
れる。機密文書化されたコピーc1等には、オリジナル
機密文書01の原稿画像とともに、復元図形FZが合成
されて記録・形成されている。また、コピーc1等には
図示のように、マル秘マークMSを付加的に記録形成し
てもよく、図3に示すようなマル秘ナンバーMNを付加
することも可能である。マル秘ナンバーやマル秘マーク
の付加は、既に説明したのと同様にして行うことができ
るので、請求項10記載の発明の特徴である、復元図形
FZの記録・形成につき説明する。
【0097】画像形成装置自体は、図1(a)に示す如
きものを想定している。図11は、説明中の実施例プロ
セスを実行するための各部の関係をブロック図として示
している。以下、実施例プロセスを、図10〜図13を
参照して説明する。なお、請求項10記載の発明では、
「復元図形の検出」を必ずしも行わないので、図11に
おける復元図形検知・変換部106は必ずしも必要な
く、以下の説明では、画像処理部102は直接的に制御
・演算部と「情報のやり取り」を行う。
【0098】図11を参照すると、機密文書複写モード
の指定は操作パネル107において行われ、操作パネル
107の出力を受けた制御・演算手段106は、画像形
成装置の複写モードを機密文書複写モードに設定する。
即ち、図11において、操作パネル107と制御・演算
部106とは「モード選択手段」を構成する。
【0099】操作パネル107により、「復元図形の情
報」とともに複写条件、例えばリピート数(図の場合は
リピート数:5である(図10(b))、機密認識マー
ク付加の有無、複写画像濃度、倍率等を入力する。操作
パネル107は、これらの情報を制御・演算部106に
送る。制御・演算部106は、その出力により、復元図
形生成部104を制御し、復元図形信号の生成を行う。
【0100】従って、操作パネル107と制御・演算手
段106とは「復元図形情報入力手段」を構成する。ま
た、制御・演算部106と復元図形生成部104とは、
上記復元図形情報入力手段により入力された「復元図形
の情報」を復元図形信号に変換するから、これらは「変
換手段」を構成する。
【0101】一方、スキャナ101は、図1(a)の画
像読み取り装置12に対応し、原稿の読み取りを行う。
スキャナ101で読み取られたオリジナル機密文書01
の画像情報は、画像処理部102に送られ、γ補正やシ
ェーディング補正を受けたのち、画像処理部102内の
内のメモリに「読み取り信号」として格納される。
【0102】復元図形生成部104で生成された復元図
形信号は、画像処理部102において、上記読み取り信
号と合成されてプリンタ部103に出力され、書込みが
行われる。即ち、画像処理部102とプリンタ部103
とは、図1(a)における光書込み装置に対応し、「書
込み手段」を構成する。
【0103】以下、図13のフロー図と図10,図11
を参照すると、図11において、スキャナ101は、オ
リジナル機密原稿01を読み取り、オリジナル機密文書
01の画像情報は画像処理部102に送られ、γ補正や
シェーディング補正を受けたのち画像処理部102内の
内のメモリに格納される(図13のフロー図におけるス
テップ:S1,S2)。
【0104】次いで、図13のフロー図のステップ:S
3に示すように、読み取った画像中における「復元画
像」の有無が検知される。説明中の状況では、読み取ら
れた原稿はオリジナル機密文書で、復元情報を付されて
いないから、ステップ:S4へ進み、「機密文書複写モ
ード」が選択されているか否かが判断され、説明中の例
のように、機密文書複写モードが選択されているとき
は、ステップ:S5に進み、マル秘マーク等の種類(マ
ル秘・極秘・社外秘等)とその付加態様(文字種・付加
位置等)が設定される。前述のように、請求項10以下
の発明において、これら機密認識マークの付加は原則と
して任意的である。
【0105】さらに、図13のステップ:S6では「復
元図形作成」即ち、図11の復元図形生成部104にお
ける復元図形信号の生成が行われる。この信号は、画像
処理部102へ送られ、図13のステップ:S5で設定
された機密認識マークと前記メモリ上で合成され、さら
に前記「読み取り信号」と合成されて、図11のプリン
タ部103へ送られる。
【0106】プリンタ部103は、入力される信号に基
づき書込みを行う。かくして、機密文書化されたコピー
c1が得られる(図13のステップ:S8)。書込みに
よるコピー出力は、設定されたリピート数だけ繰り返さ
れ(同図のステップ:S7〜S9)、所定のリピート数
が実行されると、複写工程が終了する。
【0107】機密文書化されたコピーc1等には、原稿
画像と復元図形が合成されて記録・形成されるので、原
稿画像部分が復元図形により見にくくならないように、
復元図形は低画像濃度で形成・記録するのが良い。
【0108】なお、この実施例では、前述の図5,7に
説明した実施例と同様にして、機密文書複写に関する
「管理シート」の出力が行われる(ステップ:S1
1)。管理シートの出力も、請求項10記載の発明にお
ける必須の事項ではなく任意事項である。
【0109】勿論、画像形成装置の複写モードが機密文
書複写モードでない場合には、図13にステップ:S1
0で示すように「通常コピー(通常の複写工程)」が実
行される。以上が、請求項10記載の発明の1実施例で
ある。
【0110】なお、図11における制御・演算手段10
6は、図12に示すように、CPU109,RAM11
0,ROM111,不揮発RAM112,比較回路11
4,計数回路115,内部時計116,各種I/F(操
作パネル107、スキャナ101、プリンタ部103等
とのデータ授受を行うためのインターフェイス)をバス
13で結合した構成となっているが、請求項10記載の
発明においては、比較回路114と計数回路115とは
不用である。
【0111】次に、請求項12記載の発明の1実施例
を、同じく、図10,11,12,13および図14を
参照して説明する。請求項12記載の発明では、画像形
成装置が復元図形検出手段と、制御手段とを有し、復元
図形検出手段が復元図形を検出したとき、制御手段は、
複写動作を禁止する。
【0112】この発明を実施する場合には、図11に示
すように、復元図形検知・変換部105が必要である。
もっとも、請求項12記載の発明の実施に際して、復元
図形検知・変換部105における「変換部」は不用であ
る。なお、機密文書複写モードに於けるプロセスおよ
び、通常コピーの場合は、請求項10記載の発明の場合
と同様である。
【0113】スキャナ101で読み取られる原稿は、図
10(b)に示されたような、機密文書化されたコピー
c1等である。読み取り信号は、復元図形検出手段を構
成する復元図形検知・変換部106に送られ、復元図形
の有無が検知される(図13のステップ:S3、そし
て、請求項12記載の発明の場合、復元図形が検出され
ると、その旨の信号が制御手段としての制御・演算部1
06へ送られる。すると制御・演算部106は制御手段
として、複写動作を禁止する(図14のステップ:S1
2)。
【0114】なお、画像形成装置が、「原稿の指定領域
内部のみを複写できる機能」を有するような場合、機密
文書化されているコピーに復元図形が1個しかなく、し
かもその大きさが小さいような場合には、復元図形を除
いて読み取りを行うと、復元図形を検出できなくなり、
機密文書化された原稿の恣意的な複写が行われる虞れが
あるので、復元図形は、適当な大きさ、例えば数センチ
四方のものを、画像域全域に渡って複数個、例えば図1
0(b)に示すように9個くらい形成・記録するのが良
い。
【0115】請求項13記載の発明の1実施例を、図1
0,11,12,13および図15を参照して説明す
る。請求項13記載の発明では、画像形成装置が、復元
図形検出手段と、復元図形情報入力手段と、逆変換手段
と、比較回路と、制御手段とを有し、復元図形検出手段
が復元図形を検出したとき、逆変換手段で復元図形がも
との情報に復元変換され、その結果と、入力された復元
図形図形の情報とが一致するとき複写動作が許容され
る。
【0116】この発明を実施する場合には、図11に示
すように、復元図形検知・変換部105が必要である。
なお、機密文書複写モードに於けるプロセスおよび、通
常コピーの場合は、請求項10記載の発明の場合と同様
である。
【0117】スキャナ101で読み取られる原稿は、図
10(b)に示されたような、機密文書化されたコピー
c1等である。読み取り信号は、復元図形検出手段を構
成する復元図形検知・変換部106に送られ、復元図形
FZの有無が検知される(図13のステップ:S3)、
そして、請求項13記載の発明の場合、復元図形が検出
されると、読み取り信号から復元図形FZが抽出され、
復元図形FZが、その元になっている[復元図形の情
報]に復元変換される。即ち、復元図形検知・変換部1
06は「逆変換手段」を構成する。
【0118】一方、図11の表示部108には、「機密
文書につき複写不可」等の「コピー不可表示」ととも
に、「復元図形の情報を入力して下さい」等の「復元情
報入力要求」の表示が行われる。この要請に従い、「復
元図形情報入力手段」を構成する操作パネル107(図
11)から復元図形の情報を入力する(図15のステッ
プ:S14)と、この情報は制御・演算部106の比較
回路115(図12)に送られる。また、復元図形検知
・変換部105で、もとの「復元図形の情報」に復元変
換された情報も、上記比較回路115に送られる。
【0119】比較回路115は、入力してくる2種の信
号を比較し、その一致・不一致を判断する(図15、ス
テップ:S15)。信号が一致するときは、制御手段と
しての制御・演算部106が、複写動作を許容し、コピ
ーが出力される(図15、ステップ:S16)また、両
信号が不一致であるときは、制御・演算部106が複写
動作を禁止する(図15、ステップ:S17)。
【0120】次に、請求項14記載の発明の1実施例
を、図10,11,12,13および図16を参照して
説明する。この発明を実施するには、図11の制御・演
算部106に、図12における計数回路115が必要で
ある。機密文書複写モードに於けるプロセスおよび、通
常コピーの場合は、請求項10記載の発明の場合と同様
である。
【0121】請求項14記載の発明においても、図10
(b)に示すような、復元図形FZが検出された場合に
は、図16のステップ:S13に示すように、図11の
表示部108には、「コピー不可表示」とともに、「復
元情報入力要求」の表示が行われ、この要請に従い、操
作パネル107(図11)から復元図形の情報を入力す
る(図16のステップ:S14)と、この情報は制御・
演算部106の比較回路115(図12)に送られる。
また、復元図形検知・変換部105で、もとの「復元図
形の情報」に復元変換された情報も、上記比較回路11
5に送られる。
【0122】比較回路115は、入力してくる2種の信
号を比較し、その一致・不一致を判断する(図16、ス
テップ:S15)。信号が一致するときは、制御手段と
しての制御・演算部106が、複写動作を許容し、コピ
ーが出力される(図16、ステップ:S16)また、両
信号が不一致であるときは、制御・演算部106におけ
る計数回路115(図12)が信号の不一致の第1回目
をカウントし、制御・演算部106は、再度、表示部1
08に「コピー不可表示」と「復元情報入力要求」の表
示を行う。
【0123】復元情報入力要請に従い、別の復元図形の
情報が入力されると、上記のプロセスが繰り返される。
そして、適正でない復元図形の情報の入力が3回行われ
た場合、即ち、計数回路115が計数:3をカウントす
ると、図16のステップ:S19のように、画像形成装
置を停止処理する。適正な「復元図形の情報」が入力さ
れない一般的な場合は、情報の入力を間違える場合が考
えられるが、「正しくない復元図形の情報」が3回以上
も繰り返されるときは、機密文書化されたコピーc1等
(図10(b))を原稿として、不正に複写を行おうと
する者が、「試行錯誤」で復元図形の情報を探ろうとし
ている場合が考えられるからである。
【0124】このような場合、読み取った原稿画像や入
力された復元図形の情報、日付(図12に示す制御・演
算部106の内部時計で特定できる)を制御・演算部1
06の不揮発RAM112に記憶させてもよい(請求項
15)。
【0125】記憶された情報は、不正に複写を行おうと
した者が誰であるかを探す場合の有効なヒントになる。
システムを知らない者は、自分の設定した復元図形の情
報で、全ての機密文書複写が可能であると考えているこ
とも考えられるからである。しかし、このような場合が
全ての場合に当て嵌まるものではないので「参考情報」
として利用するのが良い。
【0126】また、画像形成装置の停止処理は「サービ
スマン・コール」の状態とし、サービスマンによる以外
は、使用可能の状態に修復できないようにする。個人が
所有するカードで複写を行えるようなシステムの場合に
は、個人のカードには、その個人を特定できる情報が記
録されているから、上記のような場合には、不揮発性R
AM112に、上記各情報とともに、カードから得られ
る個人特定のための情報を一緒に記録し、画像形成装置
の修復の際に、サービスマンが当該画像形成装置の管理
者にその情報を提供できるようにしてもよい。
【0127】請求項16記載の発明の実施例に付き簡単
に説明する。図10(b)に示すようなコピーc1等、
即ち、「オリジナル機密文書から復元図形の付加により
機密文書化されたコピー自体」を、「機密文書複写モー
ド」で複写する必要がある場合もある。勿論、この場合
の複写は、適正に管理された状況下での複写である。
【0128】この場合には、復元図形を付されたコピー
自体をオリジナル機密文書として、機密文書複写モード
で複写が行われることになる。勿論、機密文書複写モー
ドでも、復元図形の検出が行われ、復元図形が検出され
たときには、この復元図形を与える、「もとの復元図形
の情報」の入力が求められる。この求めに従い、復元図
形の情報が復元図形情報入力手段により入力されると、
検出された復元図形から復元変換された情報と入力され
た情報との一致・不一致が比較回路で判定される。勿
論、判定が「不一致」なら複写動作が禁止されるが、判
定が「一致」なら複写動作が許容される。
【0129】この段階で、原稿上の復元図形はもとの情
報に「復元変換」され、入力された復元図形の情報は、
復元図形信号に変換されている。これは複写モードが機
密文書複写モードであるからである。
【0130】しかし、前述したように、新たな複写画像
に新たな復元図形を付加する必要は無い。なぜなら、原
稿自体に既に復元図形が付加されているからである。そ
こで、この場合には、新たな複写画像への復元図形の合
成を行わないように、変換手段の出力を制御手段により
無効にするのである。
【0131】なお、この場合にも、新たな管理シートを
出力するようにすることができる。この場合、通常は、
以前の管理シートで出力された情報を保有していないの
で、「新たな管理シート」は、今回の複写動作の際に入
力されたデータに基づき作成する。
【0132】但し、一定の領域の内部で、複数の画像形
成装置がLAN等のネットワークで接続され、すべての
画像形成装置の機密文書複写モードがコンピュータで管
理されるような場合には、過去のデータをもとに、今回
のデータを追加して、「改訂版の管理シート」を出力す
ることも可能である。
【0133】例えば、前回の機密文書複写モードでの複
写でn枚(n=5の場合が、図10に示されている)
で、今回の複写枚数がm枚であるなら、改訂版管理シー
トはn枚の前回データに更に、今回のm枚のデータを加
えたものを出力できる。このような場合、前述のマル秘
ナンバリングもn+1からスタートさせることができ、
このようにすれば、同一内容の機密文書に同一のマル秘
ナンバリングが付されることを防止できる。
【0134】最後に、請求項11記載の発明における復
元図形の生成、即ち、復元図形情報入力手段から入力さ
れる「復元図形の情報」に基づき復元図形を生成する具
体例を説明する。
【0135】復元図形の情報は、4個の記号を組み合わ
せて構成されるが、以下に説明する実施例では、4個の
記号はすべて数字であり、従って復元図形の情報は「4
桁の数」で与えられ、「0000」から「9999」ま
で1万種が可能である。復元図形の情報が1万種もある
と、復元図形から、その元になっている「復元図形の情
報」を試行錯誤で探るのは殆ど不可能である。
【0136】図17は、復元図形の「外形図形」を形成
するための8個の点と、その変位の態様を示している。
基本の形は矩形形状であり、その4隅の4点を図のよう
に、a,b,c,dで表し、矩形の四辺の中点である4
点を図のようにe,f,g,hで表す。
【0137】先ず、4個の隅点a,b,c,dの変位を
説明すると、これらには縦方向の変位と横方向の変位と
が許される。縦方向の変位を一括して「V」で表し、横
方向の変位を一括して「H」で表す。即ち、点a,bに
取って「縦方向の変位:V」は、これらを図のように、
図の下方へ向かって、矩形の辺の1/4だけ変位させる
ことを意味し、隅点c,dに取って「縦方向の変位:
V」は、これらを図のように、図の上方へ向かって、矩
形の辺の1/4だけ変位させることを意味する。
【0138】また、点a,dに取って「横方向の変位:
H」は、これらを図のように、図の右方へ向かって、矩
形の辺の1/4だけ変位させることを意味し、隅点b,
cに取って「横方向の変位:H」は、これらを図のよう
に、図の左方へ向かって、矩形の辺の1/4だけ変位さ
せることを意味する。
【0139】また、矩形の辺の中点である4角点e,
f,g,hには、矩形の中心へ向かう変位(破線で示
す)が許容される。変位の量は、矩形の中心へ向かっ
て、矩形の辺の1/4である。矩形の中心へ向かう変位
を一括して「CNT」で表す。
【0140】さて、4つの数字の組合せにより形成され
る「復元図形の情報」を、[ABCD]と記する。ここ
におけるA,B,C,Dはそれぞれが0〜9の数字を表
すものである。
【0141】先ず、最大桁(第1桁)であるAを考える
と、このAは、4つの隅点a,b,c,dの縦方向の変
位を規制する。規制の方法は任意に設定出来、種々のも
のが可能であるが、1例を一覧にすると以下のようにな
る。
【0142】 ここにおいて、「V」とあるのは縦変位が行われる場
合、「0」とあるのは縦変位が行われない場合である。
この一覧に基づき、第1桁:Aが0〜9を取るときの4
点a,b,c,dの変位結果に付き、各点を順次結んで
えられる図形で示すと、図18に示すようになる。例え
ば、A=9の場合を見ると、上の一覧から分かるよう
に、点a,b,c,dの何れにも縦方向の変位が行わ
れ、点a,bは「下向き」に矩形の辺の1/4だけ変位
し、点c,dは「上向き」に矩形の辺の1/4だけ変位
するから、変位の結果は、図18の下の段の右から2番
目の図のように、6角形形状となる。
【0143】次に、第2桁であるBを考えると、このB
は、4つの隅点a,b,c,dの横方向の変位を規制す
る。規制の方法は任意で、種々のものが可能であるが、
1例を一覧にすると以下のようになる。
【0144】 ここにおいて、「H」とあるのは横変位が行われる場
合、「0」とあるのは横変位が行われない場合である。
この一覧に基づき、第2桁:Bが0〜9を取るときの4
点a,b,c,dの変位結果に付き、各点を順次結んで
えられる図形で示すと、図19に示すようになる。例え
ば、B=9の場合を見ると、上の一覧から分かるよう
に、点a,b,c,dの何れにも横方向の変位が行わ
れ、点a,dは「右向き」に矩形の辺の1/4だけ変位
し、点b,cは「左向き」に矩形の辺の1/4だけ変位
するから、変位の結果は、図19の下の段の右から2番
目の図のように、6角形形状となる。
【0145】第3桁のCに就いて説明すると、この例に
おいて第3桁:Cは、点a,b,c,dを4隅の点とす
る矩形形状の内部に、菱形状に配置された4点k,l,
m,nおよび、上記矩形形状の中心点:oにより決定さ
れる内部図形をよび、その有無を規制する。
【0146】第3桁:C=1の場合は、図20の(1)
に示すように、内部図形は点k,l,m,nを順次結ん
でできる菱形形状であり、C=2は(2)のように、点
k,l,nを結んでできる三角形、C=3は、図の
(3)のように、点l,m,nを結んでできる三角形等
等であり、C=9は、図の(9)に示すように、4点
k,l,m,nを含む円形であり、C=0は内部図形が
無い場合に当たる。
【0147】第4桁:Dは、図17における矩形の4辺
の中点e,f,g,hの「矩形の中心へ向かう変位:C
NT」を規制する。規制の方法は任意で、種々のものが
可能であるが、1例を一覧にすると以下のようになる。
【0148】 ここにおいて、「T」とあるのは中心へ向かう変位が行
われる場合、「0」とあるのは同変位が行われない場合
である。この一覧に基づき、第4桁:Dが0〜9を取る
ときの4点e,f,g,hの変位結果に付き、各点を順
次結んでえられる図形で示すと、図21に示すようにな
る。例えば、CNT=8の場合を見ると、上の一覧から
分かるように、点e,f,g,hの何れにも中心へ向か
う変位が、矩形の辺の1/4だけ行われ、変位の結果
は、図21の下の段の右から3番目の図(8)のように
なる。
【0149】なお、上位2桁であるA,Bによる各点
a,b,c,dの変位は、ベクトル的に加え合わせられ
る。
【0150】「復元図形の情報」の例として、[123
4],[2345],[3456],[4567],
[5678],[2222],[0000]の8例に就
き、復元図形の形状(外側図形の内側および、内側図形
の外側の領域を「網点」として示している)を図22に
例示する。例えば、[2222]の場合に就いて見る
と、この場合、点aに就いては縦方向と横方向の変位と
が共に行われ、点fには矩形(破線で示す)の中心へ向
う変位が行われるが、矩形上の他の点は変位しない。ま
た内部図形は、図20の(2)に示す形状である。従っ
て、組み合わせとして図22の下段の左から2番目に示
す如きものとなる。
【0151】これら復元図形は、数センチ四方、例えば
5〜6センチ四方程度の大きさが好ましく、複写画像上
には4〜16個程度を散らして記録・形成するのが良
い。また「復元図形の検出」は、これら復元図形の特徴
を幾つか読み取る程度ですむ。例えば、図形が外枠に囲
まれた閉ループ図形であるか、外部図形と内部図形でな
っているか、図形内部が網点処理されているか、外枠で
囲まれた図形が繰返し現れているか等である。これらを
幾つか組み合わせていけば、より検出精度が高くなる。
このようにして、一般の図形(原稿上の図形)とは区別
することができる。
【0152】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
画像形成装置を提供できる。請求項1〜9記載の発明に
よれば、オリジナルの機密原稿から機密文書化されたコ
ピーを得ることができ、機密文書の恣意的な複写を防止
できる。
【0153】請求項2〜9記載の発明によれば、オリジ
ナルの機密文書を機密文書化し、機密文書の恣意的な複
写を防止でき、しかも一定の復元情報のもとにおいての
み機密原稿の複写が可能である。
【0154】請求項9記載の発明によれば、オリジナル
の機密文書の複写に際して、複写された機密文書と複写
枚数等を記録した機密文書管理シートを得ることがで
き、機密文書の管理が容易になる。
【0155】請求項10〜16記載の発明によれば、オ
リジナルの機密文書を、復元図形の付加により機密文書
化する、新規な機密文書管理機能を有する画像形成装置
を実現できる。
【0156】請求項16記載の発明によれば、オリジナ
ルの機密文書を復元図形の付加により機密文書化すると
ともに、機密文書化された文書の複写を防止できる。
【0157】請求項13〜16記載の発明によれば、オ
リジナルの機密文書を復元図形の付加により機密文書化
し、機密文書の複写を一定の復元図形情報のもとにおい
てのみ可能とすることができる。
【0158】請求項16記載の発明によれば、オリジナ
ルの機密文書を復元図形の付加により機密文書化し、機
密文書の複写を一定の復元情報のもとにおいて実行出
来、さらに、機密文書から適正な複写を行う際に、見や
すい複写画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】オリジナル機密原稿の複写を説明するための図
である。
【図3】オリジナル機密原稿の複写を説明するための図
である。
【図4】図1(b)に示すブロック図の内容を、より具
体化した1例を示すブロック図である。
【図5】機密文書複写モードによる複写の手順を示すフ
ロー図である。
【図6】機密文書化されたコピーを原稿とする複写の手
順を示すフロー図である。
【図7】機密文書複写モードによる複写の手順を示すフ
ロー図である。
【図8】機密文書化されたコピーを原稿とする複写の手
順を示すフロー図である。
【図9】機密文書複写モードによる複写の手順を示すフ
ロー図である。
【図10】請求項10記載の発明の画像形成装置による
機密文書複写モードによる複写を説明するための図であ
る。
【図11】請求項10〜16記載の発明を事項するため
の各部の関係を示すブロック図である。
【図12】図11における制御・演算部の構成を示す図
である。
【図13】請求項10記載の発明の画像形成装置による
画像形成プロセスを説明するためのフロー図である。
【図14】請求項12記載の発明の画像形成装置による
画像形成プロセスを説明するためのフロー図である。
【図15】請求項13記載の発明の画像形成装置による
画像形成プロセスを説明するためのフロー図である。
【図16】請求項14記載の発明の画像形成装置による
画像形成プロセスを説明するためのフロー図である。
【図17】請求項11記載の発明における特徴部分の1
例を説明するための図である。
【図18】請求項11記載の発明における復元図形生成
を説明するための図である。
【図19】請求項11記載の発明における復元図形生成
を説明するための図である。
【図20】請求項11記載の発明における復元図形生成
を説明するための図である。
【図21】請求項11記載の発明における復元図形生成
を説明するための図である。
【図22】請求項11記載の発明における復元図形を例
示する図である。
【符号の説明】
0 原稿 10 原稿ガラス 14 感光体 22 転写手段 24 定着装置 S 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 562

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読み取り、読み取り信号に基づいて
    画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピーと
    して形成記録する装置であって、 機密文書複写モードを選択するモード選択手段と、 上記機密文書複写モードで複写が行われるとき、機密認
    識マークを複写画像に付加的に形成する機密認識マーク
    付加手段と、 原稿の読み取りの際、機密認識マークの有無を検知する
    機密認識マーク検知手段と、 この機密認識マーク検知手段が、機密認識マークを検知
    したとき複写動作を禁止する制御手段を有することを特
    徴とする機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の機密文書管理機能を有する
    画像記録装置において、 機密認識マークを付加的に形成されたコピーを原稿とす
    る複写を許容するための復元情報を、外部から入力する
    復元情報入力手段を有し、 上記復元情報が、機密認識マークの少なくとも一部とし
    て複写画像に付加的に形成されることを特徴とする機密
    文書管理機能を有する画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の機密文書管理機能を有する
    画像形成装置において、 機密認識マークを付加的に形成されたコピーを原稿とす
    る複写に際して、復元情報入力手段により入力された復
    元情報が適正なものであるとき、制御手段が複写動作を
    実行させることを特徴とする機密文書管理機能を有する
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の機密文書管理機能を有する
    画像形成装置において、 制御手段により実行される複写動作がリピート禁止複写
    動作であることを特徴とする機密文書管理機能を有する
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】原稿を読み取り、読み取り信号に基づいて
    画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピーと
    して形成記録する装置であって、 機密文書複写モードを選択するモード選択手段と、 上記機密文書複写モードで複写が行われるとき、機密認
    識マークを複写画像に付加的に形成する機密認識マーク
    付加手段と、 原稿の読み取りの際、機密認識マークの有無を検知する
    機密認識マーク検知手段と、 上記機密認識マークを有するコピーを原稿とする複写を
    許容するための復元情報を、外部から入力する復元情報
    入力手段と、 上記機密認識マーク検知手段が機密認識マークを検知し
    たとき、上記復元情報の入力がないときは複写動作を禁
    止し、上記復元情報が入力されたときは複写動作を許容
    する制御手段と、を有し、 上記機密認識マーク付加手段が、設定された1以上のリ
    ピート回数に応じて1連の連続番号と上記復元情報とを
    組み合わせた機密認識マークを付加形成することを特徴
    とする機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項2または5記載の機密文書管理機能
    を有する画像形成装置において、 複写画像に付加形成される機密認識マークの少なくとも
    一部を構成する復元情報は、目視による認識が出来ない
    形態で付加形成されることを特徴とする機密文書管理機
    能を有する画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の機密文書管理機能
    を有する画像形成装置において、 復元情報の入力により複写動作が許容される際に、原稿
    上の機密認識マークに代えて、新たな1連番号と復元情
    報とによる新たな機密認識マークを付加形成することを
    特徴とする機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の機密文書管理機能を有する
    画像形成装置において、 新たな機密認識マークは、旧来の機密認識マークと異な
    る構成を有し、新たな機密認識マークが検知された場合
    には、復元情報の入力に拘らず、制御手段が複写動作を
    禁止することを特徴とする機密文書管理機能を有する画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1または2または3または4または
    5または6または7または8記載の機密文書管理機能を
    有する画像形成装置において、 機密文書複写モードによる複写が行われるとき、複写原
    稿上の情報の一部とともに、一連番号を内容とする機密
    文書管理シートを複写部数に対応して出力することを特
    徴とする機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  10. 【請求項10】原稿を読み取り、読み取り信号に基づい
    て画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピー
    として形成記録する装置であって、 機密文書複写モードを選択するモード選択手段と、 復元図形の情報を入力する復元図形情報入力手段と、 この復元図形情報入力手段により入力された復元図形の
    情報を、復元図形信号に変換する変換手段と、 上記機密文書複写モードで複写が行われるとき、上記復
    元図形信号と画像信号とを合成して出力する書込み手段
    とを有することを特徴とする機密文書管理機能を有する
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の機密文書管理機能を有
    する画像形成手段において、 復元図形の情報が、4個の記号を組み合わせてなり、上
    記記号は文字または数字であり、 1つの記号は、矩形の4隅の隅点である4つの点の横方
    向への変位の有無を規定し、 別の1つの記号は、上記矩形の4隅の隅点である上記4
    つの点の縦方向への変位の有無を規定し、 他の1つの記号は、上記矩形の4辺の中点である4つの
    点の、矩形中心部へ向かう変位の有無を規定し、 残りの1つの記号は、上記矩形の内部に形成される9種
    の内側図形の形状および有無を規定しており、 復元図形は、上記8つの点を、直線により順次結んで得
    られる外側図形もしくは、この外形図形と上記9種の内
    側図形の何れかとの組合せにより形成されることを特徴
    とする機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  12. 【請求項12】原稿を読み取り、読み取り信号に基づい
    て画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピー
    として形成記録する装置であって、 原稿の読み取りの際に、復元図形の有無を検出する復元
    図形検出手段と、 この復元図形検出手段が上記復元図形を検出したとき、
    複写動作を禁止する制御手段とを有することを特徴とす
    る機密文書管理機能を有する画像形成装置。
  13. 【請求項13】原稿を読み取り、読み取り信号に基づい
    て画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピー
    として形成記録する装置であって、 原稿の読み取りの際に、復元図形の有無を検出する復元
    図形検出手段と、 検出された復元図形を、復元図形の情報に復元変換する
    逆変換手段と、 復元図形の情報を入力する復元図形情報入力手段と、 復元図形情報入力手段により入力された復元図形の情報
    と上記逆変換手段により復元変換された情報とを比較
    し、両者の一致・不一致を判定する比較回路と、 上記比較回路が両情報の不一致を判定したときは複写動
    作を禁止し、両情報の一致を判定したときは複写動作を
    許容する制御手段とを有する機密文書管理機能を有する
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】原稿を読み取り、読み取り信号に基づい
    て画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピー
    として形成記録する装置であって、 原稿の読み取りの際に、復元図形の有無を検出する復元
    図形検出手段と、 検出された復元図形を、復元図形の情報に復元変換する
    逆変換手段と、 復元図形の情報を入力する復元図形情報入力手段と、 復元図形情報入力手段により入力された復元図形の情報
    と上記逆変換手段により復元変換された情報とを比較
    し、両者の一致・不一致を判定する比較回路と、 復元変換された同一の情報に対し、上記比較回路が連続
    して不一致を判定するとき不一致の回数を計数する計数
    手段と、 上記比較回路が両情報の不一致を判定したときは複写動
    作を禁止し、両情報の一致を判定したときは複写動作を
    許容するとともに、上記計数手段の計数値が所定値に達
    したとき、複写機能自体を停止し、複写動作を再開出来
    ない状態とする制御手段とを有する機密文書管理機能を
    有する画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の機密文書管理機能を有
    する画像形成装置において、 複写機能自体を停止したとき、少なくとも、読み取った
    原稿画像、入力された復元図形の情報、日付を記憶する
    記憶手段を有することを特徴とする機密文書管理機能を
    有する画像形成装置。
  16. 【請求項16】原稿を読み取り、読み取り信号に基づい
    て画像書込みを行い、原稿に対応する複写画像をコピー
    として形成記録する装置であって、 機密文書複写モードを選択するモード選択手段と、 復元図形の情報を入力する復元図形情報入力手段と、 この復元図形情報入力手段により入力された復元図形の
    情報を、復元図形信号に変換する変換手段と、 上記機密文書複写モードで複写が行われるとき、上記復
    元図形信号と画像信号とを合成して出力する書込み手段
    と、 原稿の読み取りの際に、復元図形の有無を検出する復元
    図形検出手段と、 検出された復元図形を、復元図形の情報に復元変換する
    逆変換手段と、 復元図形情報入力手段により入力された復元図形の情報
    と上記逆変換手段により復元変換された情報とを比較
    し、両者の一致・不一致を判定する比較回路と、 上記比較回路が両情報の不一致を判定したときは複写動
    作を禁止し、両情報の一致を判定したときは複写動作を
    許容し、複写動作を許容するとき、上記変換手段の出力
    を無効とする制御手段とを有する機密文書管理機能を有
    する画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008236748A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Toshiba Corp 画像形成装置とその制御方法および制御プログラム
US7898684B2 (en) 2005-03-15 2011-03-01 Sharp Kabushiki Kaisha Image reading apparatus, image processing system, and image recording apparatus
US7979019B2 (en) 2005-06-29 2011-07-12 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming method, control program, and computer-readable program
CN102769713A (zh) * 2010-09-21 2012-11-07 株式会社锦宫事务 图像处理系统以及图像处理方法

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