JPH07154436A - Msk位相捕捉およびトラッキング方法 - Google Patents

Msk位相捕捉およびトラッキング方法

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JPH07154436A
JPH07154436A JP6185395A JP18539594A JPH07154436A JP H07154436 A JPH07154436 A JP H07154436A JP 6185395 A JP6185395 A JP 6185395A JP 18539594 A JP18539594 A JP 18539594A JP H07154436 A JPH07154436 A JP H07154436A
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bit
phase
word
signal
preamble
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JP6185395A
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English (en)
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Shou Yee Mui
シュー・イー・ムイ
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Martin Marietta Corp
Original Assignee
Martin Marietta Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2338Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using sampling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーストミニマム−シフト−キー通信に用い
る受信器におけるロックアップ時間を低減させ、またノ
イズ性能を向上させる。 【構成】 MSK受信器は受信したMSK信号を下方変
換するための下方変換器を含む。メッセージプリアンブ
ルの1ビットあたりの位相ドリフトまたは位相エラーが
決定される。基準キャリアが発生され、プリアンブル部
分にわたる位相変化の推定率に基づく制御の下にメッセ
ージ復調期間中、基準信号の位相が調節される。また、
下方変換された信号バーストがデジタル化され、デジタ
ル化されたバースト信号がメモリ内に格納され、その
後、それを反復的に読み取り、利用可能なすべての情報
を使用していっそう正確な復調を行うべく所望のシーケ
ンスでビットタイミング、メッセージ開始タイミング、
キャリア位相、およびキャリアドリフト処理を行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーストミニマム−シフ
ト−キー通信(burst minimum-shift-keyedcommunicati
ons)に用いる受信器におけるロックアップ時間を低減
させ、またノイズ性能を向上させるための装置および方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ミニマムシフトキー入力方式(minimum-
shift keying, MSK)はビット伝送速度(bit rate)
の半分に等しい周波数分離(frequency separation)を
もつ周波数シフトキー入力形式である。MSKは変調を
帯域1ヘルツあたりのビット数/秒で評価したとき、ス
ペクトル的に高効率の変調を与える。先行技術のMSK
プロセッサはグマコス他に対する1986年4月15日
付米国特許第4,583,048号およびノッセンに対す
る1987年1月6日付米国特許第4,635,279号
に記載されている。これらをここに引用する。
【0003】MSK信号は同位相(I)復調器(demodu
lator )および直角(Q)復調器を同時使用することに
より復調される。これらの復調器はそれぞれ乗算器(mu
ltiplier)を含む。Q乗算器およびI乗算器にはそれぞ
れ理想的にはMSK信号のキャリア周波数に等しい周波
数でサインおよびコサイン基準信号(reference signal
s)または復調信号が印加される。周波数がMSKキャ
リアと同じであるが位相は必ずしも等しくない基準信号
を用いて非同期変調を達成することができる。周波数に
ついても位相についてもサイン基準信号が変調済みMS
K信号のキャリア成分と同期している同期復調と比較し
て、この形式の非同期変調はノイズが大きい。大きなノ
イズはエラー率を増大させるので好ましくない。
【0004】受信すべきMSK信号は、復調を行うため
の準備として基底帯域(baseband)まで下方変換(downc
onvert)することができる。この下方変換はローカル発
振器信号にMSK変調したキャリアを混合もしくは乗算
することにより行われる。もしもローカル発振器信号が
MSKキャリアと位相的にコヒーレントでないと、基底
帯域信号キャリアは位相ドリフトもしくは位相エラーを
含むことになる。この位相エラーは復調された信号中の
ノイズを増大させるとともにビットエラー率(bit erro
r rate)(BER)を増大させる。
【0005】本発明のMSK受信器は受信したMSK信
号を下方変換するための下方変換器(downconverter)
を含む。メッセージプリアンブル(message preamble)
の1ビットあたりの位相ドリフト(phase drift)また
は位相エラー(phase error)が決定される。基準キャ
リア(reference carriers)が発生され、メッセージ復
調期間中にプリアンブル部分にわたる1ビットあたりの
位相変化率を制御しつつ基準信号の位相が調節される。
本発明の別の局面では下方変換したMSK信号のバース
トがデジタル化され、デジタル化したバースト信号がメ
モリ内に格納され、それに続けてそのバースト信号が反
復的に読られる。その際、一層正確な復調が得られるよ
うに利用可能なすべての情報を使用して、所望のシーケ
ンスでビットタイミング、メッセージ開始タイミング、
キャリア位相、およびキャリアドリフト処理を行うこと
ができる。本発明のさらに別の特徴によれば、2次トラ
ッキングループ(second order tracking loop)が復調
基準信号を生ずる。1実施例ではこれは現在ビット(cu
rrent bit)に先行する2ビットの推定信号位相の間の
差を決定し、この差から1ビットあたりの推定位相変化
を減算することにより達成される。
【0006】
【実施例】図1はデジタル情報源12を含む、全体的に
10とて送信機を示す。情報源12はデータ路14を介
して、ブロック16で示す制御装置に、また機械的スイ
ッチの記号で例示する単極2切換えスイッチ18に、情
報を与える。当業者は従来行れているようにそのような
機械的記号で表される機械的スイッチの代わりにソリッ
ドステートスイッチを使用することができることを了解
できよう。スイッチ18はコントローラ16の制御の下
に情報源12をデータ路20aを介してスイッチの図の
位置にあるメモリ22aおよび図示してない他方のスイ
ッチ位置においてはデータ路20bを介してメモリ22
bに接続する。作動上、情報源12はデジタル情報の流
れを生ずるが、この流れはコントローラ16の協力の下
で制御され、これにより、情報のシーケンスバーストが
記憶のために交互にメモリ22a又は22bに与えられ
る。別の単極2切換えスイッチ24もまたコントローラ
16により制御され、メモリ22aおよび22bの出力
をデータ路26を介して図のエラー符号化ブロック(er
ror coding block)28に結合する。スイッチ24はス
イッチ18と協働して「ピンポン」の名で知られる方法
で、交互にメモリ22aおよび22bへの書き込みおよ
びこれらからの読み取りが行われるよう、制御される。
【0007】スイッチ24の図示した位置においては、
メモリ22bがコントローラ16の制御の下に読み取ら
れてその中に格納されているデータ情報のバーストがエ
ラー符号化ブロック28に与えられ、エラー符号化ブロ
ック28は、そのデータを符号化し、それを時間分割マ
ルチプレクサ(MPX)ブロック30に与える。コント
ローラ16はまた情報データの各バーストに関連する既
定のプリアンブルを発生するプリアンブル発生器32を
制御する。マルチプレクサブロック30はそのプリアン
ブルと符号化した情報データとを結合し、多重化した信
号をデータ路34を介してMSK変換器36に与える。
MSK変換器36はそれらの信号をキャリアに変調す
る。変調されたMSK信号は、プリアンブルおよび情報
データを表すMSK記号(MSK symbol)を含んでおり、
データ路38を通して上方変換器40に与えられる。こ
の上方変換器40は変調済み周波数を、ローカル発振器
42の周波数によって設定される周波数まで上方変換す
る。上型変換されたデータは上方変換器40からアンテ
ナ44に与えられ、アンテナ44がその信号を矢印46
で示すように送信する。
【0008】図2は本発明の実施例において、図1のM
SK変換器36の出力端におけるプリアンブルの情報デ
ータに対する関係を示す。図2においてプリアンブルの
第1部分は108ビットに等しい長さを有する持続波
(continuous wave)(CW)部分210である。CW部
分210に続くメッセージ開始(start-of-message)
(SOM)部分212は216ビットの長さを有する。
SOM部分212に続いて情報データ部分214がある
長さを有するが、その長さは固定長または当該情報バー
スト長に応じた可変長にすることができる。図2に同様
に示してあるように、メッセージ開始部分212は20
ワード分の長さを有するビット/ワード同期部分216
を含む。その後に9ワード分の長さを有するメッセージ
同期部分(messege sync portion)218が続く。図2
に示すようにこのメッセージ開始部分はまた、オーダー
ワイヤ(order wire, OW)部分220を含み、この部分
は本発明に特に関係せず、情報信号の一部とみなすこと
ができる。ビット/ワード同期部分216およびプリア
ンブルのメッセージ同期部分218の各ワードは7ビッ
トを有する。その結果ビット/ワード同期分およびメッ
セージ同期部分は一体となって29ワードを表し、その
各々が7ビットシーケンスであり、全部で203ビット
となる。図2のプリアンブルのビット/ワード同期部分
216の20ワードの各々はA0で示される同一のワー
ドである。好ましくはビット/ワード同期部分216の
各ワードのビットは、バーカーシーケンス(Barker seq
uence)を利用する等によって低い自己相関をもつよう
に選択される。ワードあたり7ビットである場合は7ビ
ットバーカーシーケンスA0=111-1-11-1を使用
することができる。メッセージ同期部分218のワード
は7ビットバーカーシーケンスA4、A2、A5、A3、A
5、A2、A4、A0、A0の循環シフト(cyclic shifts)
の中から選択される。ここでAiはA0をiビットだけ左
に循環シフトさせたものである。例えばA2は1-1-1
1-111に等しい。
【0009】図3は本発明に基づく受信器310の簡単
なブロック線図である。図3で送信された信号46はア
ンテナ344により受信される。受信された信号は次式
により表される。
【0010】
【式1】
【0011】ここでTはチャンネルビット持続時間、fc
はキャリア周波数、θは未知信号位相、AI(t)およ
びAQ(t)はそれぞれ奇数および偶数の送信されたビ
ットシーケンスである。パラメーターSはS=REb
Tで与えられる信号パワーである。ただしRはFECコ
ード速度(FEC code rate)であり、Ebは1データビッ
トあたりのエネルギーである。量n(t)は受信したノ
イズプロセスで、これは通常、片側にスペクトル密度を
もつ加算可能な白色ガウスノイズ(white Gaussian noi
se)(AWGN)でモデル化される。
【0012】受信した信号は下方変換器340に与えら
れ、下方変換器340はローカル発振器342からロー
カル発振器信号の同位相成分(I)および直角成分
(Q)を受信する。ローカル発振器342は図1のロー
カル発振器42と異り、また異なる環境にあり、また、
異なる電源から作動電圧が与えられるのでその周波数は
一般的にローカル発振器42とは異なる。下方変換器3
40によって信号路312に下方変換信号が出力される
ことによって、MSKキャリア中に位相ドリフトまたは
位相エラー成分が含まれる。
【0013】さらに特定すると、この下方変換器は、次
式で表される同位相基底アナログ信号(in-phase baseb
and analog signals)
【0014】
【式2】 と、次式で表される直角基底アナログ信号(quadrature
baseband analog signals)
【0015】
【式3】 とを発生する。ここで△fはキャリア周波数の推定にお
けるエラーであり、LPFは高周波の項または成分を除
去するローパス濾波を表す。
【0016】図2において、下方変換されたx(t)お
よびy(t)バースト信号はデータ路312からアナロ
グ−デジタル変換器(analog-to-digital converter)
(ADC)314に与えられる。アナログ−デジタル変
換器314は到来する信号を標本化し、さらに、その到
来する信号の1ビットあたり少なくとも2つ、好ましく
は4つ以上の速さでデジタル信号サンプルを生じさせ
る。1ビットあたり4個のサンプルを生じるサンプル率
は1MSK記号あたり8サンプルに相当する。
【0017】この標本化されたデジタル信号はデータ路
316を通してアナログ−デジタル変換器314からメ
モリ(RAM)318に入力され、この中にプリアンブ
ルのメッセージ開始部分および情報データを含むバース
ト信号全体が格納される。プリアンブルのCW部分は直
接に周波数捕捉装置(frequency aquisition)320に
与えられる。周波数捕捉装置320は受信キャリア周波
数近くにローカル発振器342の周波数を調節する。メ
モリ318および周波数捕捉装置320はプリアンブル
処理装置328の一部である。
【0018】一般に、受信した信号の周波数と同一にな
るようにローカル発振器342の周波数を調節すること
はできない。その結果、MSKキャリアの実効位相は位
相前進成分(phse progression component)を含む。図
3のメモリ318内に格納されている情報はこの時間変
化位相エラーの影響を含む。
【0019】タイミング取得ブロック322は図3のR
AM318およびROMメモリ326に結合されてい
る。ROM326は図2のプリアンブル開始部分212
のレプリカと等価な情報を予めロードされており、この
情報は7ビットからなる各ビット/ワード同期部分21
6およびメッセージ同期部分218の29個のシーケン
スすべてを含む。ビット/ワードタイミングブロック3
22は、後述するようにメモリ318から得られるメッ
セージのビット/ワード同期部分をROM326から得
られる格納済み情報と比較する。その結果生じたビット
およびタイミング情報は次いで位相変化推定ブロック3
24で利用される。このブロック324ではメモリ31
8から受信した情報の格納済みコピーがさらにROM3
26から得られるプリアンブルの格納済みレプリカと比
較され、(a)受信した信号のメッセージ開始部分の始
まりにおけるMSKキャリアの位相および(b)メッセ
ージプリアンブルにわたる1ビットあたりの位相変化、
さらに特定するとプリアンブルのメッセージ同期部分お
よびビット/ワード同期部分にわたる位相変化、の推定
値を決定しあるいは形成する。その結果生じた位相情報
はデータ路329を通して位相トラッキングブロック3
30に印加され、位相トラッキングブロック330は
「SOMの開始」位相を、1ビットあたりの位相変化情
報と結合し、復調キャリアを生ずる。この復調キャリア
は格納済みデータとともにコヒーレントMSK復調器3
32に与えられる。コヒーレントMSK復調器332で
ビット決定(bit decision)が行われる。この決定は、
MSKキャリア位相のデータ方向を許容するため、位相
トラッキングブロック330に与えられる。この復調の
結果はさらに処理するため、復号ブロック334にも印
加される。
【0020】図3は離散的プロセッサブロック322、
324、および330等を例示するが、これらのブロッ
クおよび他のブロックは公知の方法でソフトウェア制御
された単一のプロセッサに統合することができる。
【0021】図3のブロック322は受信した信号の格
納済みIサンプルおよびQサンプルを、ROM326に
より与えられるSOMのビット/ワード同期部分の20
個の同一ワードの1つのレプリカと反復的に相関付ける
ことにより、ビットおよびワードのタイミングを評価す
る。相関ウインドウは1サンプル間隔に相当する時間周
期だけ正または負の方向に前進される。1ビットあたり
4サンプルを取るとき、かつプリアンブルのビット/ワ
ード同期部分の20ワードの各々に7ビットがあるとき
は、各ワード毎に全部で28個の相関が取られる。1ワ
ードについて取った28個の相関の各々が次のワードの
相応する相関に加算される。28個の相関を計算すると
共にそれを累積された相関に加算するこのプロセスは、
相関ピークが明確に同定されるまで続く。最大の相関ピ
ークは正しいビットおよびワードタイミングを、1サン
プル間隔の精度で示す。ビットおよびワードのタイミン
グは上述した相関によって確立されるが、SOMの開始
時刻はまだ確立されない。
【0022】一旦ROM326内のプリアンブル情報と
メモリ318内に格納されている受信済みのプリアンブ
ルとの間の正しいビット/ワードタイミング関係が知れ
ると、図2のメッセージ同期部分218の開始時刻を確
立することができる。これは格納されている受信済みメ
ッセージ同期信号をROM326内のメッセージ同期信
号の格納済みレプリカに相関付けることにより達成され
る。ビット/ワードタイミングがすでに確立されている
ので、メッセージ同期検出のための相関付けが各ワード
境界で行われる。そして相関ウインドウが1度に1ワー
ドだけ前進される。SOMのメッセージ同期部分は9ワ
ードを有し、その各々が7ビットを有する。メッセージ
同期相関は9個の相関の和であり、その各々が7ビット
長である。メッセージ同期相関ピークの最大値がメッセ
ージ同期部分のタイミングを同定する。
【0023】メッセージ開始のワード/同期部分の持続
時間はわかっている。したがってビット/ワード同期化
部分の開始時刻は、前に決定したプリアンブルメッセー
ジ開始部分のメッセージ同期部分の開始時刻から、ビッ
ト/ワード同期化部分の既知持続時間を減算することに
より、1サンプル間隔の精度で決定される。
【0024】図3のブロック322に示し、上述したよ
うにおいてビット、ワードおよびメッセージのタイミン
グが決定されているので、MSK記号位相捕捉プロセス
を始めることができる。本発明の特徴の一つとして、位
相捕捉およびトラッキングが図3のブロック324にお
いて開始されるが、これは一般的に1ビットあたりの位
相変化および信号位相θを推定することにより、またバ
ースト通信のSOM部分212および情報データ部分2
14の期間中、信号位相のトラッキングを助けるように
bを与えることによって開始される。
【0025】上述したように、SOMキャリア周波数の
推定のエラーがゼロでないときは信号位相がドリフトす
る。ある周波数同期化技術を使うと周波数エラーは0.
01/Tとなる。ここでTは受信した1ビットの持続時
間であり、これは信号−ノイズ比が4dBのときは3.
6°/ビットに相当する。
【0026】上記の相関は記号相関ブロック319内で
とられる。標本採取時刻jにおいて評価される相関XC
ORRは次式
【0027】
【式4】 で定義される。ここにxiはi番目の標本採取時刻にお
けるx(t)の値であり、因子「4」があるので総和は
各ビットにおける対応の標本採取時刻において取る。ま
たSiはMSKパルスの振幅 Si = sin(i π/8 + π/16 ) (5) である。同様にして直角記号相関YCORRは
【0028】
【式5】 と定義される。これらの相関は格納済みIサンプルおよ
びQサンプルを、ROM326内に格納されているMS
K記号のテンプレートSiと相関付けることにより行わ
れる。上述した相関におけると同様、相関ウインドウは
各反復毎に前進されるが、1サンプル間隔分でなくプリ
アンブルの1ビット分だけ前進される。これがN対のX
CORRおよびYCORR値を生じる。ここにNは図2
のメッセージ開始部分212および情報データ部分21
4におけるビット数である。これらの値は、位相変化推
定ブロック324、位相トラッキングブロック330お
よびコヒーレントMSK復調ブロック332で使用しで
きるようにするため、位相変化推定ブロック319に格
納される。
【0029】プリアンブルのSOM部分に対する記号相
関は7ビットシーケンスの持続期間にわたりコヒーレン
ト結合され、ワード相関を形成する。このワード相関部
分は位相変化推定ブロック324によって行われる。図
2のワードA0のビットシーケンス111-1-11-1を
考えよう。同位相および直角チャンネルビットシーケン
スはAI=11-1-1およびAQ=1-11である。送信
された7個のMSK記号のシーケンスは極性++−+−
++を有し、P(0)=11-11-111と表される。
同様にシーケンスAM(ただしM=2,3,4および5)
を決定することができる。A1およびA6はSOMに使用
されないことに注意されたい。ワード相関がシーケンス
Mに対するものでサンプルkで始まると仮定しよう。図
3のブロック324は、プリアンブルのメッセージ開始
部分の各ワードに対するそれぞれ未調整同位相ワード相
関および直角ワード相関ZcおよびZs
【0030】
【式6】
【0031】
【式7】 を決定する。ここにP(M,j)はP(M)のj番成分
で、因子8は1MSK記号あたりのサンプル数である。
【0032】方程式(7)は各ワード内の4個の偶数番
ビットのMSK記号パルス極性をXCORRに乗じた積
の和を表し、この和から当該ワード内の3個の奇数番ビ
ットのMSK記号極性をYCORRに乗じた積が減算さ
れる。各ワードの第1ビットはゼロと付番される。
【0033】同位相および直角ワード相関RcおよびRs
はそれぞれ、cos θおよびsin θに比例するが、ここに
θは推定すべき信号位相であり、ZcおよびZsに関連す
る。ビット/ワード同期部分216の第1ワードに相当
するビットシーケンス(すなわちシーケンス0)に対し
ては、Rc=ZsおよびRs=Zsである。ビット/ワード
同期部分210の第2ワードに対応するビットのシーケ
ンス(すなわちシーケンス1)については、AIおよび
Qが反転され、Rc=ZsおよびRs=−Zcである。こ
こに負符号はMSKキャリアがπラジアンの奇数倍に等
しい位相シフトを経験した結果としてシーケンス0の終
わりに生じたπラジアンの位相シフトを意味する。同様
にしてプリアンブルのメッセージ開始部分212内の2
9ワードのビットシーケンス各々に対するRcおよびRs
の値が表1に掲載してある。ここでM4はプリアンブル
の始まりからワードの始まりまでモジュロ4で計数した
ビット数であり、現在ワードのビット数を計数するもの
ではない。
【0034】 表 1シーケンス M4 c s 0, 4, 8, ..24, 28 0 Zc s 1, 5, 9, ...25 3 Zs −Zc 2, 6, 10, ...26 2 −Zc −Zs 3, 7, 11, ...27 1 −Zs c 1ビットあたりの位相ドリフト△bは、ワードの各7ビ
ットバーカーシーケンスの位相の決定、隣接するビット
シーケンスの位相推定値の差異の計算、および総ての推
定位相差の平均の計算により推定される。7ビットバー
カーシーケンスの位相の推定値は当該シーケンスの中央
ビット(第4ビット)の位相θの推定値と定義される。
【0035】
【式8】 (尚、これ以後、都合上「θ^」という記号を用いる
が、この記号は上記の式(9)で用いられるようにθの
頭上に^を重ねて表記した1つの記号を表すものとす
る。)ここにθ^はRcおよびRsの符号を考慮すると−
πからπまでの範囲にわたり変化することができること
がわかる。
【0036】7ビットワードあたりの位相変化率は
【0037】
【式9】 であり、ここにθ^iはワードiの推定位相である。こ
こにSOMの第1ワードについてはi=0である。下に
説明するように、ワード28は位相変化の推定に使用さ
れない。
【0038】位相△sの推定位相変化率はバイアスされ
ていない。すなわち隣接するビットの極性の効果に起因
するバイアスを受けない。他のメッセージ開始シーケン
スを選択すれば補正が必要なバイアスを生ずることがあ
る。ワード28が使用されないのは、これが位相変化推
定にバイアスを導入することになるからである。
【0039】1シーケンスあたり7ビットあるので、1
ビットあたりの位相変化率は △b = △s/7 (11) である。
【0040】コンピューターシミュレーションが示すと
ころによれば、△f=0.02/TおよびEb/N0=4
dBの場合、△b は精度約0.1°で推定することがで
きる。位相変化率の推定ができれば周波数のいっそう良
好な推定を得ることができる。コンピューターシミュレ
ーションでは△fを0.0003/Tまで低減できる。
【0041】△bの推定値は図3の位相トラッキングブ
ロック330に印加され、信号位相トラッキングの助け
とされる。初期MSKキャリア位相推定値はθ^0で、
これは位相変化の推定に関して上に計算したワード位相
推定値である。この位相推定値は図4に関して以下に説
明するように、メッセージ開始および2次位相トラッキ
ングループを利用して、精密化される。トラッキング期
間中、信号位相の推定値は1ビットあたり△b(正また
は負)だけ増大される。△bは1ビットあたり0.1°
の精度を有するので、捕捉し追跡したMSKキャリア信
号位相は高々1ビットあたり0.1°だけ変化する。そ
のような小さな未補償の位相変化率は、FEC符号化し
たシステムで通常得られる良好な位相推定性能を低信号
/ノイズ比で達成できる程度に、ループ帯域を低減す
る。
【0042】1ビットあたりの推定位相変化(△b)お
よびワード0の推定位相値(θ^0))は、図3のデー
タ路329を通して位相変化推定ブロック324から位
相トラッキングブロック330に送られる。
【0043】図4の簡単なブロック線図は本発明に基づ
く位相トラッキングループを示すが、これは図3の位相
トラッキングブロック330である。記号相関ブロック
319により計算されかつその中に格納されているXC
ORRおよびYCORRの値は、図4において、現在ビ
ットの推定信号位相φkとともにエラー信号発生器41
0に印加される。初めメッセージ開始データのみがキャ
リア位相捕捉に使用される。ブロック410は前に決定
したXCORRおよびYCORRの値を使用して信号r
cおよびrsを形成する。これらの信号はそれぞれ位相△
θのサインおよびコサインに関連する。ビット計数(co
unt )が偶数であるときは rc = XCORR cosφk + YCORR sinφks = YCORR cosφk − XCORR sinφk (12) であり、ビット計数が奇数であるときは、 rc = −YCORR cosφk + XCORR sinφks = XCORR cos φk − YCORR sinφk (13) である。ここにφk は現在の推定キャリア位相である。
ビット計数はSOMの第1ビットで始まる。
【0044】プリアンブル変調の効果はrcおよびrs
k番目のMSKパルスの極性mk(これは+1または−
1である)をrcおよびrsに乗じて除去される。
【0045】 r′c = mkc r′s = mks (14) それ故、r′cおよびr′sはそれぞれ未変調MSKキャ
リアの位相エラーのコサインおよびサインに比例する。
【0046】位相エラーの新たな推定eが行われる。
【0047】
【式10】
【0048】ここにおいて、γはビットbkに対し1つ
おいて隣接するビットbk-1およびbk+1の等しくない極
性に起因するバイアスである。bk-1=bk+1であるとき
の値はγ=0であり、そうでないときはγ〜0.57で
ある。なぜならばarctan(2/π)=0.57ラジアンで
あるからである。バイアス項γの値は、r′cが1に規
格化されているとき、かつもしも位相エラーがゼロであ
るなら、r′sが2/πに等しく(ただし現在ビットbk
が前回ビットbk-1に等しいとする)、そうでないとき
は−2/πに等しい、ということに注意することにより
導かれる。
【0049】図4のブロック410により生じたエラー
信号eは大きさが以下のループエラー信号ekを形成す
るように制限される。
【0050】 λ (e>λのとき) ek = e (−λ≦θ≦λのとき) (16) -λ (e<−λのとき) ここで制限値λはラジアンで表される。
【0051】図4の発生器410は上述したようにk番
ビットに対するループエラー信号ekを発生する。エラ
ー信号ekは1ビットにわたる残留位相変化(residual
phasechange)fkと共にエラー信号発生器410からブ
ロック412に与えられる。ブロック412は2ビット
にわたる残留位相ビットの値gkk = 2fk-1 + β1k-1 + β2k-2 (17) を決定する。ここでfk-1は前回のループトラバーサル
から得た格納済みの値でありβ1およびβ2は次式により
βに関係付けられるループパラメータである。
【0052】
【式11】
【0053】図4のブロック412により発生される2
ビットにわたる残留位相変化(gk)はブロック416
に与えられる。ブロック416は2番先行のビット(se
condprior bit)に対して前に決定した位相推定値φk-2
と、前に決定した1ビットにわたる位相ドリフトまたは
位相変化△bと、2ビットにわたる残留位相シフト
(gk)との和 φk = φk-2 + 2△b + gk (19) として現在ビット位相推定値φk を決定する。φk の値
は、エラー信号発生器410に関して上述した処理をお
こなうため、エラー信号発生器410に戻されると共
に、ブロック414にも与えられる。ブロック414は
次式 fk = φk − φk-1 − △b (20) にしたがって1ビットにわたる残留位相シフトを決定す
る。この値は現在ビットと先行ビットの差であって、こ
れから前回決定した1ビットあたりの位相変化または位
相ドリフト△bが減算される。
【0054】図4のループは、プリアンブルのメッセー
ジ開始部分のビットから推定位相信号φkを発生する。
位相の捕捉(phase acquisition )はプリアンブルのメ
ッセージ開始部分のビット計数3から始まる。その理由
はこの処理には現在ビットを基準とした2番先行ビッ
ト、先行ビットおよび後続ビットの位相に関する知識が
必要となるからである。位相捕捉は計数値202のSO
Mビットで終了する。このビットは値が先験的に既知で
ある最終ビットである。
【0055】図4の2次デジタルループは減衰係数1/
◆2をもつアナログループと同様のインパルス応答を有
する。このループのノイズ帯域BLは、β<<1の場
合、BL〜3β/2である。
【0056】図4のループは初期値としてφ3=θ0;φ
2=θ0−△b;e3=0;e2=0に設定される。ここに
θ0は方程式9および10に関連して述べたように、ワ
ード0の位相の推定値である。シミュレーションの示す
ところでは図4のループに使用するパラメータβの値は
β〜0.02に近い値になるようにすべきであるが、β
が0.02よりも◆2大きいか小さいときはビットエラ
ー率(bit error rate)(BER)の変化量はほんの僅
かである。β=0.01の値はEb/N0=6dBのとき
BERに2dBの低下をもたらした。
【0057】プリアンブルから信号位相を捕捉するのに
使用する図4のループは、メッセージの情報データ部分
の期間中の位相トラッキングを行うためにも使用され
る。同一のトラッキングループを使用することの利点
は、データの復調が始まる前に既にこのループが定常状
態のオペレーションに達していることである。プリアン
ブルのメッセージ開始部分の後、計数203のビットか
ら始まった送信ビットは先験的に既知ではない。その結
果、図4のループと共同して図3のブロック330およ
び332で決定のためのトラッキング(decision-direc
ted tracking、以下、決定トラッキングという)が採用
される。この決定トラッキングは、上述のトラッキング
ではbk-1、bkおよびbk+1が既知ビット値であるがこ
こではbk-1、bkおよびbk+1が復調されたビット値で
ある点を除き、上述のトラッキングと同一である。決定
は情報データビットが1であるかまたは−1であるか否
かについてなされなければならない。このビット決定は
コヒーレントMSK復調ブロック332で行われる。プ
リアンブルのメッセージ開始部分の始まりから開始した
とき、ビット計数(bit count)kが偶数であるときの値
rk(これは信号位相が除去されたマッチ済みフィルタ
ー出力を表す)は、 rk = XCORR cosφk + YCORR sinφk (21) により決定され、ビット計数kが奇数であるときは rk = YCORR cosφk + XCORR sinφk (22) により決定される。ここで、φkは位相推定ブロック3
30により与えられる位相推定値である。このコヒーレ
ントMSK復調ブロック330は (k mod 4)= 0または1のとき、 Zk = rk (k mod 4)= 2または3のとき、 Zk = −rk を設定する。ビット復調または極性bk に対する決定の
規則は
【0058】
【式12】 である。次の後続ビットbk+1に対する初期ビット決定
は、方程式21および22においてφkの代わりにφk
bを使って行われ、初期ビット決定は新規位相推定値
が利用可能となったときに再決定される。
【0059】バーストの受信期間中、プリアンブルの格
納、および処理を行うための多重読み出しは、顕著な遅
延を来すように思えるかも知れない。そうなるとこの遅
延がその直後に続くバーストの捕捉を阻止するかも知れ
ない。しかし、ビット/ワード同期処理は受信開始した
直後に開始することができ、MSKバーストのデータ部
分の受信および格納を待つ必要がなく、またプリアンブ
ルの受信および格納の完了を待つ必要もない。キャリア
位相はバーストメッセージ部分の受信が完了する前に捕
捉することができる。それゆえ復調はメッセージ部分の
受信が完了する前に、メッセージデータの早期受信部分
の受信時に開始することができる。復調率はデータ受信
率によって制限されず、プロセッサの速さによって制限
される。プロセッサの速さは多分にずっと大きい。それ
ゆえ、復調はデータに「追いつく」ことができ、復調は
メッセージデータと実質上同時に完了することができ
る。
【0060】当業者には本発明の別の実施例が明瞭であ
ろう。例えば上記バーカーシーケンスの代わりに他のシ
ーケンスを使用することができる。その選択に影響する
因子は、選択したシーケンスの副ローブのレベル(side
lobe levels)を含む。つまり、コヒーレント積分時間
(シーケンスが長くなると積分時間が長くなり、それゆ
えいっそう良好な周波数推定が必要となる)、受信器ハ
ードウェアの処理速度、等々がある。また、プリアンブ
ルが情報データに先行するものとして実施例を記述した
が、プリアンブルは情報データの内部あるいは後にあっ
てもよい。なぜならば情報およびプリアンブルのシーケ
ンス全体が格納されるのでメモリから取り出したときは
任意の順序で処理することができるからである。同様の
理由で、プリアンブルのビット/ワード同期部分がメッ
セージ同期部分に続いてもよい。プリアンブルの持続波
部分を処理する代わりの方法は、周波数捕捉すべくデー
タ路312を周波数捕捉ブロック320に結合し、アナ
ログ信号を周波数捕捉ブロック320に結合することで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報のバーストを含むMSK変調信号をプリア
ンブルと共に送信するためのMSK変調器を示す簡単な
ブロック線図である。
【図2】本発明に基づくプリアンブルの構成の詳細を示
す図である。
【図3】本発明に基づく受信器の簡単なブロック線図で
ある。
【図4】図3の受信器に含まれる2次トラッキングルー
プの方式を例示する簡単なブロック線図である。
【符号の説明】
10 送信機 12 デジタル情報源 16 制御装置(コントローラ) 18 単極2切換えスイッチ 22a メモリ 22b メモリ 28 エラー符号化ブロック 30 マルチプレクサ 32 プリアンブル発生器 36 MSK変換器 40 上方変換器 42 ローカル発振器 216 ビット/ワード同期部分 218 メッセージ同期部分 314 アナログ−デジタル変換器 318 RAM 320 周波数捕捉装置 322 タイミング取得ブロック 324 位相変化推定ブロック 330 位相トラッキングブロック 332 コヒーレントMSK復調器 334 復号ブロック(前方エラー補正復号器) 340 下方変換器 342 ローカル発振器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データワードの循環シーケンスを使って
    MSK変調した下方変換済みキャリア信号を復調する方
    法において、各該シーケンスにプリアンブルが続き、該
    プリアンブルは互に同一の「ビット/ワード同期」ワー
    ドのシーケンスとワードのシーケンスとを含み、これら
    シーケンスが合同して「メッセージ同期」を構成し、低
    い自己相関が得られるように該「ビット/ワード同期」
    ワードの該ビットが選択されるようにされた信号復調方
    法であって、 該下方変換済みキャリア信号を、少なくとも1ビットあ
    たり2サンプルを発生するサンプル率でデジタル形式に
    変換して受信デジタル信号を形成する段階と、 該シーケンスの少なくとも一つとそれに付随するプリア
    ンブルとを表す該デジタル信号をメモリ内に格納して格
    納済み受信信号を形成する段階と、 初めに、少なくとも該「ビット/ワード同期」ワードと
    該格納済み受信信号の該「メッセージ同期」ワードとを
    得るべくメモリを読んで第1読み取り受信済み信号を生
    ずる段階と、 ビットおよびワードタイミングに関わる情報を生ずるた
    め、該プリアンブルに関わる該格納済み情報に該第1読
    み取り受信済み信号を相関付ける段階と、 2回めに、少なくとも該「ビット/ワード同期」ワード
    の該シーケンスの少なくとも一つおよび該「メッセージ
    同期ワード」の該シーケンスをメモリから読み取り、第
    2読み取り信号を生ずる段階と該第2回めの読み取り信
    号を、該ビットおよび該相関を開始させる該ワードタイ
    ミング情報を使って、該プリアンブルに関わる格納済み
    情報に相関付け、「メッセージ同期」ワードの該シーケ
    ンスのタイミングに関わる情報を生ずる段階と、 「メッセージ同期」ワードの該シーケンスのうちの該1
    つのタイミングおよび該プリアンブルの他の部分の既知
    持続時間とに関わる該情報から、該プリアンブルのタイ
    ミングを決定する段階と、 3回めに、少なくとも該プリアンブルの一部をメモリか
    ら読み取り、第3読み取り信号を生ずる段階と、 該第3信号を、MSK記号特性に関わる格納済み情報に
    相関付けて記号相関を生ずる段階と、 該信号相関をメモリに格納して格納済み記号相関を生ず
    る段階と、 該格納済み記号相関の少なくともいくつかを初めてメモ
    リから読み取り、第1読み取り記号相関を生ずる段階
    と、 各ワードにおける該第1読み取り記号相関の位相を決定
    する段階にして、各ワードの該特定ビットと対応する後
    続ワードの特定ビットとの間で差をとって1ワード位相
    差を生じ、該プリアンブルの少なくとも一部にわたり該
    1ワード位相差を平均して1ワードあたりの推定位相変
    化を発生し、1ワードあたりのビット数で1ワードあた
    りの該推定位相変化を除算して1ビットあたりの推定位
    相変化を生ずる段階と、 メモリからの少なくとも該格納済み記号相関のいくつか
    の2回目読み取りを行い、第2読み取り記号相関を生ず
    る段階と、 該第2読み取り記号相関と1ビットあたりの該推定位相
    変化とを使用してデジタルデータワードの該シーケンス
    の第1ビットのキャリア位相の推定値を生ずる段階と、 デジタルデータワードの該シーケンスの第1ビットの該
    キャリア位相推定値および1ビットあたりの該推定位相
    変化を使ってデジタルデータワードの該シーケンスの復
    調期間中該復調キャリア位相の進行を助ける段階とを含
    む復調方法。
  2. 【請求項2】 デジタル情報を無線通信する方法であっ
    て、 該デジタル情報を離散的セグメントに分割してデジタル
    情報セグメントを形成する段階と、 「メッセージ開始」部分を含むプリアンブルを発生する
    段階にして該プリアンブルの該「メッセージ開始」部分
    が「ビット/ワード同期化」部分および「メッセージ同
    期化」部分とを含み、該「ビット/ワード同期化」部分
    が「ビット/ワード同期」ワードの反復的シーケンスを
    含み、該「メッセージ同期化」部分が複数のワードを含
    むようにされたプリアンブル発生段階と、 該プリアンブルを各該デジタル情報セグメントに加え、
    送信可能な信号パケットを形成する段階と、 各該送信可能信号パケットをキャリア上にMSK変調し
    て基底帯域変調信号を発生する段階と、 該基本帯域変調信号をより高い送信周波数に上方変換し
    て上方変換された信号を生ずる段階と、 該上方変換された信号を送信して送信信号を生ずる段階
    と、 該送信信号を受信してMSK記号形式の変調を含むアナ
    ログ受信信号を生ずる段階と、 該アナログ受信信号にローカル発振器信号を乗じること
    により該アナログ受信信号を下方変換して同位相の受信
    信号(I)および直角位相の受信信号(Q)を生ずる段
    階にして、該I受信信号およびQ受信信号が、変調を含
    むのみならずビットエラーに起因する不要の位相変調を
    含んだ下方変換済み受信キャリア信号を表す、段階と、 該下方変換済み受信信号の該MSK記号の各期間中に複
    数のサンプルを確定するサンプル率で該I受信信号およ
    びQ受信信号を標本化してIおよびQアナログサンプル
    を生ずる段階と、 該IおよびQアナログサンプルをアナログ−デジタル変
    換してIデジタルサンプルおよびQデジタルサンプルを
    生ずる段階と、 該IデジタルサンプルおよびQデジタルサンプルを格納
    して格納済みIデジタルサンプルおよび格納済みQデジ
    タルサンプルを生ずる段階と、 該格納済みIサンプルおよびQサンプルを該プリアンブ
    ルの該「ビット/ワード同期化」部分のレプリカに反復
    的に相関付けること、ならびに相関ピークが検出される
    まで各反復毎に一対の該格納済みIデジタルサンプルお
    よび格納済みQデジタルサンプルにより相関ウインドウ
    を前進させることによりビット/ワードタイミングを決
    定し、ビット/ワードタイミング情報を生ずる段階と、 該ビット/ワードタイミング情報によって同定されるワ
    ード境界において該相関を開始させ、相関ピークが検出
    されるまで各反復毎に1ワードだけ相関ウインドウを前
    進させることにより該相関を反復的に反復することによ
    り、該メッセージ同期化部分のレプリカに一対の該格納
    済みIおよびQデジタルサンプルを相関付けることによ
    って、該メッセージ同期化部分の開始時刻を決定し、こ
    れによって該メッセージ同期部分の該開始時刻を生ずる
    段階と、 (a)該「ビット/ワード同期化」部分、および(b)
    該「メッセージ同期化」部分の一方の持続時間をそれぞ
    れ、(a)該「メッセージ同期化」部分および(b)該
    「ビットワード同期化」部分のもう一方の開始時間に加
    算することにより、該プリアンブルの該メッセージ開始
    部分の開始時刻を決定する段階と、 該格納済みIおよびQデジタルサンプルを格納済みMS
    Kパルス(Si)テンプレートと反復的に相関付けるこ
    とにより同位相(XCORR)記号相関および直角(Y
    CORR)記号相関を決定する段階にして、該記号相関
    が該プリアンブルの該メッセージ開始部分の該開始時刻
    に始まりMSKパルスの持続期間にわたり継続し、各反
    復毎に相関ウインドウを該プリアンブルの1ビットだけ
    前進させてN対のXCORR値およびYCORR値(た
    だしNは該プリアンブルおよび該デジタル情報セグメン
    トの該メッセージ開始部分内のビット数)を生ずる段階
    と、 該プリアンブルの該メッセージ開始部分の各ワードに対
    する未調整同位相相関(Zc)を、(a)該メッセージ
    開始部分の各ワード内の偶数ビットのMSKパルス極性
    をXCORRに乗じた積を総和することにより(ビット
    数がゼロで始まる場合)、また(b)その総和から、該
    ワード内の奇数ビット数に対するMSKパルス極性をY
    CORRに乗じた積の総和を減算することにより、決定
    する段階と、 (a)該メッセージ開始部分の各ワード内の奇数ビット
    のMSKパルス極性をYCORRに乗じた積を総和する
    ことにより、また(b)その総和に、該ワード内の奇数
    ビット数に対するMSKパルス極性をXCORRに乗じ
    た積の総和を加算することにより、該プリアンブルの該
    メッセージ開始部分の各ワードに対する未調整直角位相
    相関(Zs)を決定する段階と、 MSK変調の90°位相シフトの整数倍を表すため、該
    プリアンブル内の各ワードに対する同位相ワード相関
    (Rc)および直角ワード相関(Rs)を決定する段階に
    して、該プリアンブルの開始から該ワードの始まりまで
    のビット数(ただし該ワード内のビットを計数せず)の
    モジュロ4が0、1、2、および3にそれぞれ等しいと
    きは該RcおよびRs相関が該未調整同位相ワード相関Z
    c および直角ワード相関Zsと関係式Rc=Zc、−Zs
    −ZcまたはZs、Rs=Zs、Zc、−Zs、−Zcにした
    がって関係づけられるようにされた、相関を決定する段
    階と、 (a)各該プリアンブルの該ワードに対して該Rs相関
    の振幅と該Rc相関の振幅との比をとってアークタンジ
    ェント比信号を生じ、(b)各該ワードに対して該アー
    クタンジェント信号で表される該下方変換受信信号の位
    相を決定し、(c)各ワードの該位相と次の後続のワー
    ドの該位相の間の差をとることにより該プリアンブルの
    少なくとも一部にわたる1ワード位相差を決定し、
    (d)該プリアンブルの該部分にわたる該1ワード位相
    差を平均してワードあたりの位相変化の推定率を設立
    し、(e)1ワードあたりの位相変化の該推定率を該ワ
    ードあたりのビット数で除算して1ビットあたりの該推
    定位相変化(△b)を得ることにより、該下方変換した
    受信信号1ビットあたりの位相変化を決定する段階と、 デジタル情報セグメントの開始時の変調が現在のプリア
    ンブルに関連されている該下方変換済み信号の位相推定
    値を決定する段階にして反復的に(A)ループエラー信
    号(ek)を生ずるべく行う該XCORR記号相関およ
    びYCORR記号相関の奇数処理および偶数処理におい
    て、該XCORRおよびYCORR記号相関の該奇数お
    よび偶数処理が、(a)ビット計数が偶数であるとき
    (この場合、該ビット計数は該プリアンブルの該メッセ
    ージ開始部分の第1ビットはゼロで始まる)は(i)該
    推定値信号位相のコサインを該XCORR記号相関に乗
    じた積と(ii)該推定信号位相のサインを該YCORR
    記号相関に乗じた積とを加算することにより該下方変換
    信号の該位相と該推定信号位相との間の位相差エラーの
    コサイン項(rc)を形成する段階と、(i)該推定値
    信号位相のコサインを該YCORR記号相関に乗じた積
    と(ii)該推定信号位相のサインを該XCORR記号相
    関に乗じた積との間の差をとることにより該位相エラー
    のサイン項(rs)を形成する段階と、(b)該ビット
    計数が奇数であるときは(i)該推定値信号位相のサイ
    ンを該XCORR記号相関に乗じた積と(ii)該推定信
    号位相のコサインを該YCORR記号相関に乗じた積と
    の差をとることにより該位相差エラーのコサイン項(r
    c)を形成する段階と、(i)該推定値信号位相のコサ
    インを該XCORR記号相関に乗じた積と(ii)該推定
    信号位相のサインを該YCORR記号相関に乗じた積と
    を加算することにより該位相エラーのサイン項(rs
    を形成する段階にして、この場合該サインおよびコサイ
    ン項rcおよびrsがそれぞれ該変調と該位相エラーのサ
    インおよびコサインとの積に比例するようにされた段階
    と、(c)現在ビットが該プリアンブル中にあれば該推
    定キャリア位相から少なくともプリアンブルおよびデー
    タ変調の一方の効果を除去するため、対応する該プリア
    ンブルの既知ビットの変調位相信号(mk=+1、−
    1)を該サイン項(rs)およびコサイン項(rc)に乗
    ずるが、現在ビットがデジタル情報セグメント内にあれ
    ば復調されたビットの変調位相信号(mk=+1、−
    1)を該サイン項(rs)およびコサイン項(rc)に乗
    じることにより、該位相エラーの未変調サイン項および
    コサイン項に比例する変調済み補償サイン項(rs′)
    およびコサイン項(rc′)を発生する段階と、(d)
    該変調補償済みコサイン項で該未変調補償済みサイン項
    を除算した比のアークタンジェントをとることにより該
    位相エラーの未補正新規推定値を決定する段階にして、
    処理済みビットの先行ビットおよび後続ビットが等しく
    ないのであれば該位相エラーの上記未補正新規推定値が
    隣接ビットの変調に応答したバイアスをもちうるように
    された段階と、(e)現在ビットの先行ビットおよび後
    続ビットが等しくないのであれば変調積(modulation p
    roduct)を乗じたバイアス定数(〜0.57ラジアン)
    の積に等しいある量を該未補正新規位相エラーから減算
    することにより、該プリアンブルの該メッセージ開始部
    分の各ビット内の該位相エラーの訂正済み新規推定値を
    決定する段階にして、該変調積が現在ビットの変調と前
    回ビットの変調との積であり、このため該位相エラーの
    該補正済み新規推定値を生ずるが、現在ビットの先行ビ
    ットおよび後続ビットが等しければ該位相エラーの該未
    補正新規推定値を該位相エラーの該訂正済み新規推定値
    として使用する段階と、(f)該位相エラーの該補正済
    み新規推定値をπ未満に制限して該ループエラー信号
    (ek)を形成する段階と処理および偶数処理と、 (B)現在ビット(ビット計数k)に対する該推定信号
    位相(φk)を生ずるべく2次トラッキングループによ
    り行う該ループエラー信号の2次処理において、該推定
    信号位相を生ずる該2次トラッキングループが(a)現
    在ビット(ビット計数k)の先行の2ビット(ビット計
    数k−1およびk−2)の推定信号位相(φk-1および
    φk-2)間の差をとることにより先行ビットに対する1
    ビットにわたる残留位相シフト(fk-1)を決定すると
    共に該差から1ビットあたりの該推定位相変化を減算す
    る段階と(b)(i)先行ビットに対する1ビットにわ
    たる該残留位相シフトの2倍と(ii)先行ビットに対す
    る該ループエラー信号(ek-1)に第1ループ定数β1を
    乗じた積と(iii)ビット計数k−2に対する該ループ
    エラー信号(ek-2)にある第2ループ定数β2に乗じた
    積とを総和することにより現在ビットに対する2ビット
    (gk)にわたる残留位相シフトを決定する段階と
    (c)(i)ビット計数k−2に対する該推定位相(φ
    k-2)と(ii)1ビットあたりの該位相変化の2倍と(i
    ii)現行ビットに対する2ビット(gk)にわたる該残
    留位相シフトとを総和することにより現在ビット(ビッ
    ト計数k)に対する該推定位相を決定する段階とを含む
    ループエラー信号2次処理とを反復的に行う下方変換済
    み信号位相推定値決定段階と、 現在ビット(ビット計数k)に対する該推定信号位相
    (φk)の助けを借りて該下方変換信号を復調する段階
    にして(i)該現在ビット(計数k)に対する該復調ビ
    ットと(ii)次の後続ビット(計数k+1)に対する該
    推定位相としてφk+△bを使用することにより得られた
    前記次の後続ビット(計数k+1)に対する該復調済み
    ビットと(iii)第2後続ビットに対する該推定位相と
    してφk+2△bを使用することにより得られた該第2後
    続ビットに対する該復調済みビットとを生ずる復調段階
    とを含むことを特徴とするデジタル情報無線通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法において、 該プリアンブルの該「ビット/ワード同期化」部分が該
    「メッセージ同期」部分に先行することを特徴とする方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法において、 該ビット/ワードタイミングを決定する該段階が該「メ
    ッセージ同期」部分の開始時刻を決定する該段階に先行
    することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法において、 該プリアンブルの該「ビット/ワード同期」部分が該
    「メッセージ同期」部分に先行するとともに、 該プリアンブル開始時刻決定段階において該総和段階
    が、該「メッセージ同期」部分の該開始時刻から該「ビ
    ット/ワード同期」部分の該持続時間を減算する段階を
    含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の方法において、 該メッセージ同期開始時刻決定段階が該ビットタイミン
    グ決定段階に続くことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1の方法において、 該プリアンブル開始時刻決定段階が該メッセージ同期開
    始時刻決定段階に続くことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項1の方法において、 該デジタル情報をセグメントに分解する該段階がエラー
    訂正コードを使用して該セグメント化した情報を符号化
    して符号化されたデジタル情報セグメントを形成するこ
    とを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の方法において、 プリアンブルを発生する該段階が、低自己相関を得るべ
    く各該同期ワード内でビットシーケンスを選択するとと
    もに1ビットあたりの位相の非バイアス推定値を得るべ
    くワードを選択する段階を含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 請求項1の方法において、 該「ビット/ワード同期」が7ビットバーカーシーケン
    スA0=111-1-11-1の20個分のコピーからなり、かつ
    7ビットバーカーシーケンスA4、A2、A5、A3
    5、A2、A4、A0、A0(ただしA1はiビットだけ左
    にA0を循環的にシフトさせたものである)からなる循
    環シフトの中から該「メッセージ同期」の該ワードが選
    択されることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項2の方法において、 該バイアス定数が近似的に0.57ラジアンに等しいこ
    とを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項2の方法において、該2次処理
    が初期条件φ3=θ0、φ2=θ0−△b、e3=0、e2
    0(ただしθ0は該プリアンブルのワード0の位相推定
    値で、△bは1ビットあたりの該位相変化推定値)の下
    でビット計数4で始まることを特徴とする方法。
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