JPH071542U - ポジション検出スイッチ装置 - Google Patents

ポジション検出スイッチ装置

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JPH071542U
JPH071542U JP3243793U JP3243793U JPH071542U JP H071542 U JPH071542 U JP H071542U JP 3243793 U JP3243793 U JP 3243793U JP 3243793 U JP3243793 U JP 3243793U JP H071542 U JPH071542 U JP H071542U
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JP
Japan
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sensing plate
rod
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proximity switch
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昭仁 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランスミッションなどのポジション検出ス
イッチ装置において、接触式の接点に変えて近接スイッ
チを用いることにより、装置の高い信頼性と耐久性を確
保する。 【構成】 シフトフオーク11の表面にその移動方向へ
段差12を設ける一方、この段差を含む表面領域に対し
てほぼ直交する軸方向へ進退可能な作動ロッド14と、
作動ロッドをその軸方向へ付勢してロッド先端側を表面
領域に接触させるスプリング17と、作動ロッドと一体
的に移動するセンシングプレート18と、センシングプ
レートに対向してプレートとの検出距離をネジで調整可
能な近接スイッチ19を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はポジション検出スイッチ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、トランスミッションのシフトポジションを検出するための装置として 、従来から、図3,図4のようにポジション検出の対象部品としてのシフトフオ ーク1の一部外周に移動方向へ段差2を設ける一方、その段差2を含む表面領域 に対して直交する軸方向へ進退可能な作動ロッド3と、作動ロッド3をその軸方 向へ付勢してロッド3先端のスチールボール4を表面領域に接触させるスプリン グ5と、作動ロッド3の後端面に対向して一対のバネ板6aと6bでこれら先端 側が開閉可能な挟み部として互いに接触する組み合わせの接点6と、作動ロッド 3の後端面から接点6の挟み部へ向けて楔状に突き出す絶縁体7を備えるものが 知られている。
【0003】 この場合、スチールボール4がシフトフオーク1上の段差2に追従して作動ロ ッド3を上下動させると、これに伴って楔状の絶縁体7が接点6の挟み部に割り 込む前進位置と挟み部から抜け出る後退位置との間を変位する。つまり、接点6 aと6b間の通電が絶縁体7の進退に応じて機械的にオンーオフすることで、シ フトフオーク1のストローク位置(トランスミッションのシフトポジション)を 正確に検出できるようになっている。8はスイッチケース、9はトランスミッシ ョンカバーを示す。
【0004】 なお、実公平1ー32123号公報にはシフトシャフトの一部外周を絶縁体で 形成すると共に、この絶縁体を含む表面領域にスプリングで接触するスチールボ ール(接点)を設け、スチールボールに抵抗を介して高電位を印加することによ り、スチールボールと絶縁体との位置関係から電気的にシフトシャフトのストロ ーク位置を検出するものが提案されているが、接点が段差で機械的にオンーオフ する場合に較べると、シフトシャフトをアース側に接続するなど電気回路が複雑 化するのに加えて、絶縁体をシフトシャフトに組み付ける加工コストが嵩むとい う理由などからあまり多くの適用例は見られない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例(接点が段差で機械的にオンーオフするタイプ) ではコスト的に有利な反面、接点の間に異物を噛み込んだり、接点および絶縁体 が摩耗したりするとオンしない故障や、接点が焼き付きを起こすとオフしない故 障などを発生する恐れもあり、信頼性および耐久性の面などで改善の余地があっ た。
【0006】 この考案はこのような問題点を解決するため、接触式の接点に変えて近接スイ ッチを用いることにより、高い信頼性と耐久性を確保することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、可動部材の表面にその移動方向へ段差を設ける一方、この段差を含 む表面領域に対してほぼ直交する軸方向へ進退可能な作動ロッドと、作動ロッド をその軸方向へ付勢してロッド先端側を表面領域に接触させるスプリングと、作 動ロッドと一体的に移動するセンシングプレートと、センシングプレートに対向 してプレートとの検出距離をネジで調整可能な近接スイッチを備える。
【0008】
【作用】
ポジション検出対象としての可動部材が所定の作動方向へ移動すると、作動ロ ッドが段差に追従して軸方向へ変位し、作動ロッドと一体的にセンシングプレー トが進退するため、近接スイッチはセンシングプレートが検出距離に接近すると オンすると共に、検出距離から離間するとオフすることになる。なお、近接スイ ッチはネジ調整によりセンシングプレートとの検出距離を簡単に加減できる。
【0009】
【実施例】 図1において、10はトランスミッションカバー、11はその内部に配設のシ フトフオークで、シフトフオーク11の一部外周にその移動方向へ面する所定位 置に段差12が形成される。トランスミッションカバー10には段差12の検出 位置で外部に開口する取付穴13(段付き穴)が形成され、その穴13にシフト フオーク11の段差12を含む表面領域に対して軸方向へ進退可能な作動ロッド 14と、その先端で同じく表面領域を自由に転動するスチールボール15が設け られる。
【0010】 作動ロッド14の後端部はピストン状に形成され、これをロッド13の軸方向 へ摺動自由に支持するスイッチケース16がトランスミッションカバー10の外 面に固定される。ケース16内部には作動ロッド14およびスチールボール15 をシフトフオーク11側に付勢するスプリング17が収装され、作動ロッド14 の後端面にこれと平行にセンシングプレート18が脚部を介して一体的に結合さ れる。
【0011】 ケース16にはその内部へ先端(検出部)側をセンシングプレート18と同軸 的に臨ませて近接スイッチ19が配置される。近接スイッチ19は外形が円柱ネ ジ型で、ケース16側のネジ穴に螺合することにより取り付けられ、ネジで軸方 向へ進退させることにでセンシングプレート18との検出距離が調整可能になっ ている。20は近接スイッチ19のロックナットを示す。
【0012】 このような構成により、ポジション検出対象としてのシフトフオーク11が所 定の作動方向へ移動すると、スチールボール15および作動ロッド14がスプリ ング17を介して段差12に追従して軸方向へ変位し、これに伴って作動ロッド 14と一体的にセンシングプレート18が進退するため、近接スイッチ19はセ ンシングプレート18が検出距離に接近する図2の状態でオンすると共に、検出 距離から離間する図1の状態でオフする。つまり、近接スイッチ19のオンーオ フでシフトフオーク11のストローク位置(トランスミッションのシフトポジシ ョン)を正確に検出できることになる。
【0013】 この場合、シフトフオーク11の段差12に応じる作動ロッド14の変位をセ ンシングプレート18を介して近接スイッチ19で検出するので、スイッチ自体 の接点不良などに原因する故障の発生が極めて少なく、したがって装置の信頼性 と耐久性を十分に高めることができる。また、シフトフオーク11の段差12な どに多少の寸法誤差を生じても、センシングプレート18との検出距離が近接ス イッチ19をネジで進退させることにより簡単に調整可能となる。
【0014】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、可動部材の表面にその移動方向へ段差を設け る一方、この段差を含む表面領域に対してほぼ直交する軸方向へ進退可能な作動 ロッドと、作動ロッドをその軸方向へ付勢してロッド先端側を表面領域に接触さ せるスプリングと、作動ロッドと一体的に移動するセンシングプレートと、セン シングプレートに対向してプレートとの検出距離をネジで調整可能な近接スイッ チを備え、シフトフオークの段差に応じる作動ロッドの変位をセンシングプレー トを介して近接スイッチで検出するようにしたので、スイッチ自体の接点不良な どに原因する故障の発生が極めて少なく、したがって装置の高い信頼性と耐久性 を確保できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す構成図である。
【図2】同じく作動状態の説明図である。
【図3】従来例を説明する構成図である。
【図4】同じく作動状態の説明図である。
【符号の説明】
11 シフトフオーク 12 段差 14 作動ロッド 15 スチールボール 16 スイッチケース 17 スプリング 18 センシングプレート 19 近接スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部材の表面にその移動方向へ段差を
    設ける一方、この段差を含む表面領域に対してほぼ直交
    する軸方向へ進退可能な作動ロッドと、作動ロッドをそ
    の軸方向へ付勢してロッド先端側を表面領域に接触させ
    るスプリングと、作動ロッドと一体的に移動するセンシ
    ングプレートと、センシングプレートに対向してプレー
    トとの検出距離をネジで調整可能な近接スイッチを備え
    たことを特徴とするポジション検出スイッチ装置。
JP1993032437U 1993-06-16 1993-06-16 ポジション検出スイッチ装置 Expired - Fee Related JP2605711Y2 (ja)

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JPH071542U true JPH071542U (ja) 1995-01-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115327372A (zh) * 2022-10-18 2022-11-11 山东天大清源信息科技有限公司 一种接近开关动作频率检测装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115327372A (zh) * 2022-10-18 2022-11-11 山东天大清源信息科技有限公司 一种接近开关动作频率检测装置
CN115327372B (zh) * 2022-10-18 2023-02-17 山东天大清源信息科技有限公司 一种接近开关动作频率检测装置

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