JPH0715420A - 並列型デスクランブラ位相同期回路 - Google Patents

並列型デスクランブラ位相同期回路

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JPH0715420A
JPH0715420A JP5158382A JP15838293A JPH0715420A JP H0715420 A JPH0715420 A JP H0715420A JP 5158382 A JP5158382 A JP 5158382A JP 15838293 A JP15838293 A JP 15838293A JP H0715420 A JPH0715420 A JP H0715420A
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JP5158382A
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Inventor
Jun Takehara
潤 竹原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回路規模の増大を抑えた上で、スクランブルパ
タンに同期したデスクランブルパタンを並列処理にて発
生することを可能とする。 【構成】遅延回路12−1〜12−nおよび演算回路1
3は、生成多項式Xn +Xm +1の擬似ランダムパタン
を発生する。遅延回路12−1〜12−nの前にはセレ
クタ12−1〜12−nをそれぞれ介挿してあり、シリ
アルスクランブルパタン再生演算部1が到来する並列ス
クランブルパターンに基づき再生している生成多項式X
n +Xm +1の擬似ランダムパタンのnビット分を、遅
延回路12−1〜12−nのそれぞれに設定可能であ
る。そしてパラレルデスクランブルパタン生成演算部3
は、デスクランブルパタン発生部2が発生する擬似ラン
ダムパタンを2n /kビットずつ位相をずらして並列度
kの並列デスクランブルパターンを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自己同期型のデ
スクランブル回路に適用され、スクランブルパタンに同
期したデスクランブルパタンを発生する並列型デスクラ
ンブラ位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】スクランブル回路は、生成多項式Xn
m +1(n>m:n,mは整数)のような擬似ランダ
ムパタン(スクランブルパタン)とデータとで排他的論
理和をとることによってスクランブルをかける。またデ
スクランブル回路は、スクランブル回路で用いるのと同
一の擬似ランダムパタン(デスクランブルパタン)とス
クランブルがかけられたデータとの排他的論理和をとる
ことによってデスクランブルする。
【0003】擬似ランダムパタンは、例えばn=3,m
=1で、生成多項式が[X3 +X+1]であるときに
は、パタン長は23 −1=7ビットであり、“1110
100”というパタンの繰り返しとなる。
【0004】図3はこのような生成多項式X3 +X+1
の擬似ランダムパタンをスクランブルパタンとして発生
するスクランブルパタン発生回路の構成を示す図であ
る。この図に示すようにスクランブルパタン発生回路
は、3つの遅延回路31,32,33および排他的論理
和回路34から構成されている。3つの遅延回路31,
32,33は直列に接続されている。そして1つ目の遅
延回路31の出力と3つ目の遅延回路33の出力とが排
他的論理和回路34に入力される。この排他的論理和回
路34の出力は1つ目の遅延回路31に入力される。ま
た排他的論理和回路34の出力は、スクランブルパタン
として外部に出力される。かくしてこの構成では、ある
時刻ti での各遅延回路31,32,33の出力をα
1 ,α2 ,α3 とすると、排他的論理和回路34の出力
は、
【0005】
【数1】 の如く変化して行く。ここでα1 ,α2 が“0”、α3
が“1”であったとすると、排他的論理和回路34の出
力はti において“1”、ti+1 において“1”、t
i+2 において“1”、ti+3 において“0”、ti+4
おいて“1”、ti+5 において“0”、ti+6 において
“0”となり、上記した“1110100”なるパタン
が発生される。
【0006】図4は自己同期型のデスクランブラ位相同
期回路の構成を示す図である。この図に示すようにデス
クランブラ位相同期回路は、3つの遅延回路41,4
2,43、排他的論理和回路44およびセレクタ45か
ら構成されている。3つの遅延回路41,42,43は
直列に接続されている。そして1つ目の遅延回路41の
出力と3つ目の遅延回路43の出力とが排他的論理和回
路44に入力される。この排他的論理和回路44の出力
は、セレクタ45を介して1つ目の遅延回路41に入力
される。また排他的論理和回路44の出力は、デスクラ
ンブルパタンとして外部に出力される。
【0007】すなわち、基本的にはスクランブルパタン
発生回路と同様な構成をなしており、同様な動作によっ
て同一のパタンを発生する。しかしデスクランブルパタ
ンは、スクランブルパタンに同期している必要があるの
で、セレクタ45により、受信データを遅延回路41,
42,43に引込むことを可能としており、受信データ
中に挿入されているスクランブルパタンを引込むことに
よって同期を確立するものとなっている。
【0008】この同期確立の動作を説明すると、通常セ
レクタ45は排他的論理和回路44の出力を選択してお
り、図3に示すスクランブルパタン発生回路と同様な動
作をし、デスクランブルパタンを自己発生している。こ
の場合、受信データとデスクランブルパタンとは、位相
が合致していない可能性がある。
【0009】セレクト信号によりセレクタ45が受信デ
ータを選択し、受信データを遅延回路41,42,43
に導く。遅延回路41,42,43の全てに受信データ
が蓄積された時、つまりセレクタ45が受信データを選
択してから3クロック分以上経過した後、再びセレクタ
を排他的論理和回路44の出力側に戻す。
【0010】なお、受信データ中にはスクランブルパタ
ンの一部がそのまま周期的に挿入されており、この期間
においてセレクタ45を受信データ側に切り換えるよう
にセレクト信号が与えられる。従って、遅延回路41,
42,43の全てにスクランブルパタンの一部が設定さ
れたのち、デスクランブルパタンを自己発生が再開され
る。これにより、受信データとデスクランブルパタンと
の位相が合致する。
【0011】以上が、従来の自己同期型のデスクランブ
ラ位相同期回路の構成であるが、このような構成による
と回路を高速で動作させようとする場合に、高速の素子
が必要となり、回路の消費電力も上昇してしまう。
【0012】そこで、データをkビットごとに区切り、
並列化して処理を行うことが考えられる。図5は生成多
項式X3 +X+1の擬似ランダムパタンを並列度k=4
の並列スクランブルパタンとして発生する並列スクラン
ブルパタン発生回路の構成を示す図である。なお図3と
同一部分には同一符号を付する。
【0013】この並列スクランブルパタン発生回路は、
遅延回路31,32,33、排他的論理和回路34,3
5,36から構成されている。排他的論理和回路35に
は、遅延回路31,32,33のそれぞれの出力が入力
されている。また排他的論理和回路36には、遅延回路
31,32のそれぞれの出力が入力されている。そし
て、遅延回路33の出力、遅延回路31の出力、排他的
論理和回路35の出力および排他的論理和回路36の出
力が、並列スクランブルパタンとして出力される。
【0014】さて、“1110100…”なるパタンを
4本の並列データ#1,#2,#3,#4に分離する場
合、“1110100…”なるスクランブルパタンの各
ビットを並列データ#1,#2,#3,#4に順番に分
配する。すなわち、スクランブルパタンは図6に矢印A
で示すような順番で配列される。
【0015】しかし、このようにして得られる並列デー
タ#1,#2,#3,#4のそれぞれに着目すると、こ
れらはそれぞれスクランブルパタンと同じパタンで構成
されている。ただし、並列データ#1〜#4は、それぞ
れ位相がずれている。このときの位相ずれ量lは、2n
/k(n:生成多項式の次数、k:並列度)で表わされ、
ここでは2ビットとなる。
【0016】ところで数1からも分かるように、スクラ
ンブルパタンの各ビットは、ある時刻ti での遅延回路
31,32,33の出力α1 ,α2 ,α3 で表すことが
できる。そして、並列データ#1〜#4は、スクランブ
ルパタンと同一パタンで位相がずれているだけのデータ
であるので、出力α1 ,α2 ,α3 を用いて演算を行う
ことによって生成すること可能である。
【0017】このような原理に基づき、遅延回路33の
出力を並列データ#1、遅延回路31の出力を並列デー
タ#2、排他的論理和回路35の出力を並列データ#
3、そして排他的論理和回路36の出力を並列データ#
4とすることにより、図6に示す並列スクランブルパタ
ンを得ることができる。これにより、直一並列変換を行
う箇所以外は回路動作速度が1/kとなり処理も容易と
なる。
【0018】ところが、スクランブラ位相同期回路は、
図4に示す回路により直列処理を行うか、あるいは図4
に示す回路を並列データ#1〜#4のそれぞれに対して
設けて並列処理を行っていた。
【0019】このため従来のデスクランブラ位相同期回
路は、回路を高速で動作させようとする場合に、高速の
素子が必要となり、回路の消費電力も上昇してしまう。
また図4に示す回路を複数設ければ、各回路の動作速度
を低下させることはできるが、図4に示す回路を4つも
設けなければならず、構成の複雑化は避けられない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のデ
スクランブラ位相同期回路は、直列処理を行うものであ
るために、データ速度が高くなると高速の素子が必要と
なるとともに、回路の消費電力も上昇してしまうという
不具合があった。また並列処理を行うには、直列処理を
行う回路を複数設けることにより実現しているため、回
路規模が並列度数分増大するという不具合があった。
【0021】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、回路規模の増
大を抑えた上で、スクランブルパタンに同期したデスク
ランブルパタンを並列処理にて発生することができる並
列型デスクランブラ位相同期回路を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、生成多項式Xn +Xm +1(n,mは整
数で、かつn>m)の擬似ランダムパタンを2n /kビ
ットずつ位相をずらして形成されている並列度kの並列
スクランブルパターンに基づき、生成多項式Xn +Xm
+1の擬似ランダムパタンの少なくともnビット分を再
生する例えばシリアルスクランブルパタン再生演算部な
どの再生手段と、生成多項式Xn +Xm+1の擬似ラン
ダムパタンを発生するものであり、nビットの初期状態
データを並列的に取り込むことができる、例えばn個の
遅延回路および演算回路から構成される発生手段と、所
定のタイミングで、擬似ランダムパタン再生手段によっ
て再生された擬似ランダムパタンを初期状態データとし
て前記擬似ランダムパタン発生手段に設定する、例えば
n個のセレクタから構成される設定手段と、前記擬似ラ
ンダムパタン発生手段が発生する擬似ランダムパタンを
n /kビットずつ位相をずらして並列度kの並列デス
クランブルパターンを生成する例えばパラレルデスクラ
ンブルパタン生成演算部3などの生成手段とを具備し
た。
【0023】
【作用】このような手段を講じたことにより、並列デス
クランブルパタンは、発生手段および生成手段によっ
て、到来する並列スクランブルパタンと同様に、生成多
項式Xn +Xm +1(n,mは整数で、かつn>m)の
擬似ランダムパタンを2n/kビットずつ位相をずらし
て形成されるが、発生手段の初期状態は、到来する並列
スクランブルパタンに基づいて再生手段が再生する生成
多項式Xn +Xm +1の擬似ランダムパタンの少なくと
もnビット分に一致されるので、到来する並列スクラン
ブルパタンに同期した並列デスクランブルパタンが発生
される。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係る並列形デスクランブ
ラ位相同期回路の概略構成を示す図である。この図に示
すように本実施例の並列形デスクランブラ位相同期回路
は、シリアルスクランブルパタン再生演算部1、デスク
ランブルパタン発生部2およびパラレルデスクランブル
パタン生成演算部3より構成されている。
【0025】シリアルスクランブルパタン再生演算部1
は、並列度kの並列受信データS1中に挿入されている
パラレルスクランブルパタンに基づいて、おのおの1ビ
ットずつ位相がずれたn本のシリアルスクランブルパタ
ンS2−1,S2−2…,S2−nを再生する。なおn
は、スクランブルパタンおよびデスクランブルパタンの
生成多項式の次数である。
【0026】デスクランブルパタン発生部2は、生成多
項式Xn +Xm +1(n,mは整数で、かつn>m)の
擬似ランダムパタンを発生するものであり、n個の遅延
回路11−1,11−2…,11−n、n個のセレクタ
12−1,12−2…,12−nおよび演算回路13か
らなる。遅延回路11−1〜11−nは、セレクタ12
−2〜12−nを介して直列に接続されている。演算回
路13には、最終段の遅延回路11−nを含む所定の遅
延回路の出力が入力されており、これらの入力に対して
所定の演算を行う。この演算回路13の出力は、セレク
タ12−1を介して1段目の遅延回路11−1に入力さ
れている。セレクタ12−1〜12−nには、演算回路
13または遅延回路の出力のほかに、シリアルスクラン
ブルパタンS2−1〜S2−nがそれぞれ入力されてお
り、セレクト信号に従って、演算回路13または遅延回
路の出力とシリアルスクランブルパタンS2−1〜S2
−nとのいずれかを選択出力する。そして遅延回路11
−1〜11−nのそれぞれの出力S3−1,S3−2
…,S3−nは、パラレルデスクランブルパタン生成演
算部3へと出力される。
【0027】パラレルデスクランブルパタン生成演算部
3は、デスクランブルパタン発生部2の出力S3−1〜
S3−nを、並列度kのパラレルデスクランブルパタン
S4に変換する。
【0028】次に以上のように構成された並列形デスク
ランブラ位相同期回路の概略的な動作を説明する。セレ
クタ12−1〜12−nが、同期引込みを開始するため
にセレクト信号に基づいてシリアルスクランブルパタン
S2−1〜S2−nを選択すると、n個の遅延回路11
−1〜11−nは、シリアルスクランブルパタンS2−
1〜S2−nのそれぞれの1ビット分を一斉に取り込
む。そして遅延回路11−1〜11−nはそれぞれ、取
り込んだデータを1ビット遅延後に出力する。このの
ち、再びセレクタ12−1〜12−nが演算回路13ま
たは遅延回路の側を選択すると、遅延回路12−1〜1
2−nおよび演算回路13にてデータが巡回して、遅延
回路12−1〜12−nのそれぞれの出力S3−1〜S
3−nには生成多項式Xn+Xm +1の擬似ランダムパ
タンが生じる。ただし、S3−1〜S3−nは、それぞ
れ1ビットずつ位相がずれている。
【0029】このように生成多項式Xn +Xm +1の擬
似ランダムパタンをなす、遅延回路12−1〜12−n
の出力S3−1〜S3−nは、パラレルデスクランブル
パタン生成演算部3にて、演算が施され、kビットの並
列デスクランブルパタンS4に変換される。
【0030】ところでシリアルスクランブルパタン再生
演算部1は、パラレルスクランブルパタンを生成するた
めにシリアルスクランブルパタンに対して施した処理と
は逆の処理を行うことにより、パラレルスクランブルパ
タンを生成するために用いられたn本のシリアルスクラ
ンブルパタンS2−1〜S2−nを再生し、出力してい
る。なお、k>nであれば、シリアルスクランブルパタ
ン再生演算部1は同時に入力されるkビットによりn本
のシリアルスクランブルパタンS2−1〜S2−nを再
生可能である。しかしk<nである場合には、同時に入
力されるkビットでは情報が足りず、n本のシリアルス
クランブルパタンS2−1〜S2−nを再生することが
できない。この場合には、シリアルスクランブルパタン
再生演算部1は、kビットのデータを数バイト(=m)
保持し、m×kビットのデータとしてから演算を行う。
かくして、並列受信データS1に位相が同期したパラレ
ルデスクランブルパタンS4が得られる。
【0031】続いて、本実施例の並列形デスクランブラ
位相同期回路につき、さらに具体的に詳しく説明する。
図2はであリ、n=3,m=1,k=4の場合に対応す
る構成である。なお、図1と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0032】この並列形デスクランブラ位相同期回路
は、n=3であるので、デスクランブルパタン発生部2
には、3つの遅延回路11−1,11−2,11−3
と、3つのセレクタ12−1,12−2,12−3が設
けられている。また演算回路13は、1つ目の遅延回路
11−1の出力と3つ目の遅延回路11−3の出力との
排他的論理和をとる排他的論理和回路により構成されて
いる。
【0033】シリアルスクランブルパタン再生演算部1
は、排他的論理和回路14,15からなる。排他的論理
和回路14は、並列受信データS1のうちの#1と#2
が入力されており、この2つのデータの排他的論理和を
シリアルスクランブルパタンS2−1として出力する。
排他的論理和回路15は、並列受信データS1のうちの
#1,#2,#3が入力されており、この3つのデータ
の排他的論理和をシリアルスクランブルパタンS2−3
として出力する。なおシリアルスクランブルパタン再生
演算部1は、並列受信データS1のうちの#2をそのま
まシリアルスクランブルパタンS2−2として出力す
る。
【0034】パラレルデスクランブルパタン生成演算部
3は、排他的論理和回路16,17からなる。排他的論
理和回路16は、遅延回路11−1,11−2,11−
3のそれぞれの出力S3−1,S3−2,S3−3が全
て入力されており、この3つのデータの排他的論理和
を、パラレルデスクランブルパタンS4のうちの#3と
して出力する。排他的論理和回路17は、遅延回路11
−1,11−2のそれぞれの出力S3−1,S3−2が
入力されており、この2つのデータの排他的論理和を、
パラレルデスクランブルパタンS4のうちの#4として
出力する。なおパラレルデスクランブルパタン生成演算
部3は、遅延回路11−3の出力S3−3をそのままパ
ラレルデスクランブルパタンS4のうちの#1として、
また遅延回路11−1の出力S3−1をそのままパラレ
ルデスクランブルパタンS4のうちの#2として出力す
る。
【0035】次に以上のような構成の並列形デスクラン
ブラ位相同期回路の動作を説明する。まずセレクタ12
−1,12−2,12−3がそれぞれ、演算回路13お
よび遅延回路11−1,11−2の出力を選択している
状態では、遅延回路11−1,11−2,11−3が直
列に接続されるとともに、遅延回路11−1,11−3
のそれぞれの出力が演算回路13に入力され、さらに演
算回路13の出力が遅延回路12−1に入力されてい
る。従って、デスクランブルパタン発生部2とパラレル
デスクランブルパタン生成演算部3とで、図5に示す並
列スクランブルパタン発生回路と同等な回路が構成され
ており、図5に示す並列スクランブルパタン発生回路と
同等な動作がなされる。すなわち、遅延回路11−3の
出力S3−3は、ある時刻ti での各遅延回路11−
1,11−2,11−3の出力をα1 ,α2 ,α3 とす
ると、
【0036】
【数2】 の如く変化して行く。
【0037】なお、遅延回路11−1,11−2の出力
S3−1,S3−2は、S3−1がS3−3より2ビッ
ト分、またS3−2がS3−3より1ビット分位相が進
んでいるのみで、同様に変化して行く。
【0038】パラレルデスクランブルパタン生成演算部
3では、パラレルデスクランブルパタンのうちの#1を
3 からとるとすると、#2は位相が l=Zn /k にて求まるビット分、すなわちここでは2ビットずれて
いるので、X1 からとれば良い。また#3はX1 、X2
およびX3 の排他的論理和演算出力を、そして#4はX
1 およびX2 の排他的論理和演算出力をとれば良い。
【0039】そこで、パラレルデスクランブルパタン生
成演算部3は、遅延回路11−3の出力S3−3を#
1、遅延回路11−1の出力S3−1を#2、排他的論
理和回路16によって遅延回路11−1,11−2,1
1−3のそれぞれの出力S3−1−,S3−2,S3−
3の排他的論理和をとった演算結果を#3、そして排他
的論理和回路17によって遅延回路11−1,11−2
のそれぞれの出力S3−1−,S3−2の排他的論理和
をとった演算結果を#4としてそれぞれ出力することに
より、パラレルデスクランブルパタンS4を生成する。
【0040】ところでシリアルスクランブルパタン再生
演算部1は、パラレルスクランブルパタンを生成するた
めにシリアルスクランブルパタンに対して施した処理と
は逆の処理、すなわちパラレルデスクランブルパタン生
成演算回路3の逆変換を行えば良いが、並列受信データ
S1は、遅延回路11−1,11−2,11−3のいず
れかで遅延されたのちに出力されるので、並列受信デー
タS1とパラレルデスクランブルパタンS4との位相を
合わせるために、あらかじめ1ビット前の演算結果を得
られるように演算する。
【0041】
【数3】
【0042】そこでシリアルスクランブルパタン再生演
算部1は、排他的論理和回路14によって並列受信デー
タS1のうちの#1と#2との排他的論理和をとった演
算結果をシリアルスクランブルパタンS2−1、#2を
シリアルスクランブルパタンS2−2、そして排他的論
理和回路15によって#1、#2および#3の排他的論
理和をとった演算結果をシリアルスクランブルパタンS
2−3として出力している。これにより、並列受信デー
タからシリアルスクランブルパタンが再生される。
【0043】さて、セレクト信号が同期引込みの実行を
示す状態になると、セレクタ12−1,12−2,12
−3はそれぞれシリアルスクランブルパタンS2−1,
S2−2,S2−3側を選択する。そうすると、遅延回
路12−1,12−2,12−3には、シリアルスクラ
ンブルパタンS2−1,S2−2,S2−3が一斉に入
力され、これが取り込まれる。そしてセレクト信号が通
常の状態に戻ると、デスクランブルパタン発生部2は通
常の動作状態に戻る。かくして、デスクランブルパタン
発生部2が発生するパタンは、スクランブルパタンに同
期したものとなり、並列受信データS1に同期したパラ
レルデスクランブルパタンS4が出力される。
【0044】以上のように本実施例によれば、デスクラ
ンブルパタン発生部2およびパラレルデスクランブルパ
タン生成演算部3とをスクランブルパタン発生回路と同
様な構成とした上で、シリアルスクランブルパタン再生
演算部1が到来するパラレルスクランブルパタンからス
クランブルパタン発生回路の各遅延回路の状態をシリア
ルスクランブルパタン再生演算部1が再生し、この再生
した状態にデスクランブルパタン発生部2を一致させる
ことにより同期引込みを実現する。従って、パラレルス
クランブルパタンに同期したパラレルデスクランブルパ
タンを、単一の回路にてパラレル処理にて生成すること
ができる。なお本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実
施が可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、生成多項式Xn +Xm
+1(n,mは整数で、かつn>m)の擬似ランダムパ
タンを2n /kビットずつ位相をずらして形成されてい
る並列度kの並列スクランブルパターンに基づき、生成
多項式Xn +Xm +1の擬似ランダムパタンの少なくと
もnビット分を再生する例えばシリアルスクランブルパ
タン再生演算部などの再生手段と、生成多項式Xn +X
m +1の擬似ランダムパタンを発生するものであり、n
ビットの初期状態データを並列的に取り込むことができ
る、例えばn個の遅延回路および演算回路から構成され
る発生手段と、所定のタイミングで、擬似ランダムパタ
ン再生手段によって再生された擬似ランダムパタンを初
期状態データとして前記擬似ランダムパタン発生手段に
設定する、例えばn個のセレクタから構成される設定手
段と、前記擬似ランダムパタン発生手段が発生する擬似
ランダムパタンを2n /kビットずつ位相をずらして並
列度kの並列デスクランブルパターンを生成する例えば
パラレルデスクランブルパタン生成演算部3などの生成
手段とを具備したので、回路規模の増大を抑えた上で、
スクランブルパタンに同期したデスクランブルパタンを
並列処理にて発生することができる並列型デスクランブ
ラ位相同期回路となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る並列形デスクランブラ
位相同期回路の概略構成を示す図。
【図2】本発明の一実施例の並列形デスクランブラ位相
同期回路の具体的な構成を示す図。
【図3】従来技術を説明する図。
【図4】従来技術を説明する図。
【図5】従来技術を説明する図。
【図6】従来技術を説明する図。
【符号の説明】
1…シリアルスクランブルパタン再生演算部1 2…デスクランブルパタン発生部 3…パラレルデスクランブルパタン生成演算部 11−1,11−2…,11−n…遅延回路 12−1,12−2…,12−n…セレクタ 13…演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生成多項式Xn +Xm +1(n,mは整
    数で、かつn>m)の擬似ランダムパタンを2n /kビ
    ットずつ位相をずらして形成されている並列度kの並列
    スクランブルパターンに基づき、生成多項式Xn +Xm
    +1の擬似ランダムパタンの少なくともnビット分を再
    生する再生手段と、 生成多項式Xn +Xm +1の擬似ランダムパタンを発生
    するものであり、nビットの初期状態データを並列的に
    取り込むことができる発生手段と、 所定のタイミングで、擬似ランダムパタン再生手段によ
    って再生された擬似ランダムパタンを初期状態データと
    して前記擬似ランダムパタン発生手段に設定する設定手
    段と、 前記擬似ランダムパタン発生手段が発生する擬似ランダ
    ムパタンを2n /kビットずつ位相をずらして並列度k
    の並列デスクランブルパターンを生成する生成手段とを
    具備したことを特徴とする並列型デスクランブラ位相同
    期回路。
JP5158382A 1993-06-29 1993-06-29 並列型デスクランブラ位相同期回路 Pending JPH0715420A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110161544A1 (en) * 2009-12-29 2011-06-30 Juniper Networks, Inc. Low latency serial memory interface

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110161544A1 (en) * 2009-12-29 2011-06-30 Juniper Networks, Inc. Low latency serial memory interface
US8452908B2 (en) * 2009-12-29 2013-05-28 Juniper Networks, Inc. Low latency serial memory interface

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