JPH071536A - プレス型機構の安全装置 - Google Patents

プレス型機構の安全装置

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JPH071536A
JPH071536A JP17095693A JP17095693A JPH071536A JP H071536 A JPH071536 A JP H071536A JP 17095693 A JP17095693 A JP 17095693A JP 17095693 A JP17095693 A JP 17095693A JP H071536 A JPH071536 A JP H071536A
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JP
Japan
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movable platen
gate
platen
stopper
closed
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Application number
JP17095693A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Kawamura
高敏 川村
Katsushi Hirose
勝志 広瀬
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス型機構において、可動プラテンの緊急
停止を機械的なショックを小さく行えるストッパーを備
えた安全装置の提供。 【構成】 機枠2に固定された固定プラテン3に対して
遠近移動する可動プラテン4を備え、固定プラテン3と
可動プラテン4間の加工空間周囲が開閉可能なゲート6
で遮蔽されるプレス型機構に関する。可動プラテン4と
機枠2間がエアストッパー23で結合される。エアスト
ッパー23は、ロッド25を備えたピストン26とシリ
ンダー27および、ピストン26とシリンダー27間の
エア圧縮空間28に連通した開閉弁29を備える。開閉
弁29はゲート6の開閉に連動し、ゲート6が“開”の
とき閉じられて、可動プラテン4の移動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定プラテンに対
し、可動プラテンが遠近移動する射出成形機における型
締め装置や、ダイプレートに対しパンチプレートがラム
と共に遠近移動するプレス装置のように、一般に固定プ
ラテンに対して可動プラテンが遠近移動し、固定プラテ
ンと可動プラテン間が加工空間とされているプレス型機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス型機構では、機構が作動状態にあ
る時、作業者が加工空間に手を差し入れたり、開放され
た加工空間から高温の溶融樹脂が破砕された素材が飛び
散るなどすると非常に危険なので、加工空間の周囲を開
閉が可能なゲートで遮蔽されている。さらに、機構が作
動状態にある時、不用意にゲートが開かれるとストッパ
ーが作動して可動プラテンやラムの作動がただちに停止
されるようになっている。ストッパーとしては、ブレー
キ式やラッチ式などがあるが、この様なストッパーは、
緊急に、かつ、確実に作動することが要求されるので、
ラッチ式が多く用いられている。
【0003】例えば、図4は射出成形機における竪型の
型締め装置1であるが、この型締め装置1は、機枠2に
固定された固定プラテン3に対して可動プラテン4が上
下方向で遠近移動し、固定プラテン3と可動プラテン4
間を型締め空間5(加工空間)とされたプレス型機構で
あり、型締め空間5の周囲が開閉可能なゲート6で遮蔽
されると共に、このゲート6が開かれているとき作動す
るラッチ式のストッパー7を備えている。
【0004】ストッパー7は、下端部に係合溝8が形成
されたセーフティロッド9とこれに係合するセーフティ
ラッチ10で構成されている。セーフティロッド9は、
下部が固定プラテン3に貫通されて下方へ突出するとと
もに、上端が可動プラテン4に固定され、一方、セーフ
ティラッチ10は機枠2側に回動自在に取り付けられて
いて、前記ゲート6の開閉と連動するようにされてい
る。すなわち、セーフティラッチ10はレバー部11を
一体に有し、ゲート6が閉じられているとき、レバー部
11はゲート6に押されてセーフティラッチ10をセー
フティロッド9の係合溝8から離れた箇所に配置し、ゲ
ート6が開かれると、セーフティラッチ10は自重でセ
ーフティロッド9側に移動し、係合溝8に係合する構造
となっている。
【0005】この様なラッチ機構は、例えば、前記の竪
型型締め装置1において、型締め作動のため可動プラテ
ン4が下降されている途中に不用意にゲート6が開かれ
ると、セーフティラッチ10は直ちに作動してセーフテ
ィロッド9の係合溝8に係合して可動プラテン4の下降
を阻止する。しかし、この場合、セーフティロッド9と
セーフティラッチ10の係合は唐突であり、また、可動
プラテン4が下降するときこれに関連して移動する機構
全体の慣性が大きいので、ストッパー7が作動したとき
の機械的なショックが大きく、竪型型締め装置1の各部
に変形やズレなどの悪影響がある。さらに、可動プラテ
ン4を駆動していた型締め用モーター(サーボモータ
ー)が突然に停止される状態となり、モーター負荷が大
きいばかりか、機械系とモーター回転位置との接点であ
る、いわゆる、原点位置がズレてしまうことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、プレス型
機構において、可動プラテンの緊急停止を機械的なショ
ックを小さく行えるストッパーを備えた安全装置の提供
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】機枠に固定された固定プ
ラテンに対して遠近移動する可動プラテンを備え、固定
プラテンと可動プラテン間の加工空間周囲が開閉可能な
ゲートで遮蔽されるプレス型機構に関する。可動プラテ
ンと機枠間がエアストッパーで結合される。エアストッ
パーはロッドを備えたピストンとシリンダーおよびピス
トンとシリンダー間のエア圧縮空間に連通した開閉弁で
構成される。開閉弁はゲートの開閉に連動し、ゲートが
“開”のとき閉じられて、ピストンの移動を止め、可動
プラテンが移動するのを阻止する。
【0008】
【作用】エアストッパーは、開閉弁が閉じられると可動
プラテンの移動を阻止する。阻止はエア圧縮空間のエア
をクッションとする形で行われるので可動プラテンの緊
急停止は緩衝される。開閉弁がゲートの開閉に連動した
構成は、ゲートが不用意に開けられたときにも可動プラ
テンの緊急停止を可能とする。
【0009】
【実施例】図1は、竪型型締め装置1を用いた射出成形
機12(図2)に付いて示し、竪型型締め装置1はプレ
ス型機構の一つである。また、竪型型締め装置1には、
横型射出装置13が組合わされる。竪型型締め装置1は
金型14を上下方向で型締めする関係上、横型射出装置
13による樹脂の射出はパーティングライン射出とな
る。このため、竪型型締め装置1の場合、原則的に金型
14の四側面からの射出が可能で、その態様を横型射出
装置13を点線で示すことにより表している。ただし、
前記四側面のうち一側面には付属装置15を装着するの
で、通常は三側面に横型射出装置13の結合が可能とさ
れている。
【0010】一方、横型射出装置13によるパーティン
グライン射出は、型開き状態でパージングが行われた
り、型開き時の思わぬ時に射出作動になると、射出ノズ
ル16の対面にたまたま位置していた作業者が高温の溶
融樹脂を浴びてしまう危険があるので、型締め空間5を
囲んで四面にゲート6が立設されている。各ゲート6は
機枠2の支柱17に案内されて上下方向に移動可能であ
り、型締め部5の点検時や金型14の交換時に開閉でき
るようにされている。ゲート6は通常、三面で十分であ
るが、ユーザーによって付属装置15がどの面に結合さ
れるか分からないので四面とも開閉可能となっている。
なお、各ゲート6には、横型射出装置13のシリンダー
先端部(射出ノズル個所)が嵌入できる孔が蓋付で形成
されており、横型射出装置13が結合されている側面の
ゲート6であっても確実に閉じることができる。
【0011】竪型型締め装置1の基本的構造は従来例と
同様であって、機枠2に固定された固定プラテン3に対
して可動プラテン4が上下方向で遠近移動し、固定プラ
テン3と可動プラテン4間が型締め空間5(加工空間)
とされ、可動プラテン4と下方のダイハイトプラテン1
7は上下方向に平行な4本のタイバー18で結合され、
また、固定プラテン3とダイハイトプラテン17は、ト
グルリンクを利用した伸縮可能な型締め機構19で結合
されている。符号20は型締め用モーター(サーボモー
ター)でボールねじナット機構を利用してトグルリンク
に結合されたクロスヘッド21を上下に移動することに
より、ダイハイトプラテン17、タイロッド18および
可動プラテン4の全体を上下に移動して型開き、型閉じ
作動を行う。すなわち、竪型型締め装置1は、プレス型
機構の一つである。符号22は、ブレーキ装置であっ
て、可動プラテン4の上下停止位置を維持するために配
置されている。図は、型開き状態にある。
【0012】この竪型型締め装置1は、可動プラテン4
と機枠2間がエアストッパー23で結合されており(図
1)、エアストッパー23はゲート6の開閉に連動して
作動する。各ゲート6の下部で機枠2にはマイクロスイ
ッチ24がそれぞれ配置されていて、ゲート6が確実に
閉じられた時にオン作動する配置とされている。すなわ
ち、マイクロスイッチ24はゲート6の“開”、“閉”
検出手段である。ただし、各マイクロスイッチ24は、
電源とエアストッパー23間に直列に結線されていて、
全てのゲート6が正確に閉じられたときでないと、エア
ストッパー23に対しオン信号とはならない。この検出
手段と前記のエアストッパー23とで竪型型締め装置1
の安全装置が構成されている。
【0013】エアストッパー23(図3)は、ロッド2
5を備えたピストン26とシリンダー27および、ピス
トン26とシリンダー27間のエア圧縮空間28に連通
した開閉弁29を備えている。開閉弁29はスプリング
オフセット型電磁方式の構成を備え、マイクロスイッチ
24のオン・オフ作動と連動する。すなわち、一つのゲ
ート6が“開”状態にあり、このためマイクロスイッチ
24がオフであると、開閉弁29の電磁コイル30は消
勢されて、図のようにポートAが閉塞される。この結
果、エア圧縮空間28のエアは密閉されてピストン26
は上下のいずれの方向にも移動することができない。す
なわち、可動プラテン4の移動は阻止される。
【0014】四側面すべてのゲート6が閉じられている
と、電磁コイル30は付勢されてスプリングによるオフ
セットを戻し、ポートAとBを接続し、ポートCに連通
させる。ポートCは消音器31を介して大気に連通して
いるので、ピストン26、すなわち、可動プラン4は、
エアを吸・排気して自由に上下移動することが出来る。
【0015】射出成形機12において、各ゲート6が閉
じられていることは、射出成形作動を開始あるいは継続
する上で満足されるべき条件の一つとされている。この
条件が満たされる時、マイクロスイッチ24からの信号
がすべてオンなので、エアストッパー23において電磁
コイル30が付勢されて開閉弁29を開いているので、
可動プラテン4は自由に上下移動することが出来、従来
の型開閉作動が支障なく行われる。
【0016】いずれかのゲート6が一つでも開いている
と、射出成形作動は行われない。また、この場合、エア
ストッパー23の電磁コイル30は消勢されてエア圧縮
空間28の出口であるポートAが閉塞されるので、可動
プラテン4は上下のいずれにも移動できない。また、射
出成形作動中にゲート6の一つでも開けられると、エア
ストッパー23に対するそれまでのオン状態はオフとな
り、電磁コイル30が消勢され、スプリングによって開
閉弁29がシフトされ、エア圧縮空間28が一瞬にして
閉塞される。このため、ピストン26、ロッド25を介
して、可動プラテン4の移動が緊急に停止される。同時
に、射出成形作動も緊急に停止される。これにより、作
業者に対する事故が防止される。
【0017】この場合、エアストッパー23による可動
プラテン4の停止はやはり唐突に発生するが、エア圧縮
空間28に閉じ込められたエアの弾性が利用されるの
で、竪型型締め装置1の全体におよぶ機械的ショックは
きわめて小さい。特に、可動プラテン4が下降中に緊急
停止された場合のショックの大きさは、従来のラチェッ
ト式に比較して極めて小さい。
【0018】以上は、実施例であって、本願の発明は図
示された具体的な構成に限定されない。マイクロスイッ
チ24は、近接スイッチなど他の検出手段であっても良
い。さらに、開閉弁29を用いたエアストッパー23の
構成は、ゲート6の開閉状態と連動し、ゲート6の一つ
が“開”の時は、可動プラテン4の移動を停止し、すべ
てのゲート6が“閉”のときに可動プラテン4の移動を
自由にするものであれば良い。また、竪型型締め装置1
を中心に説明したが、本願の発明は横型の型締め装置に
採用することもでき、前記のプレス型機構の一般に採用
することが出来る。
【0019】
【発明の効果】可動プラテンの緊急停止を、機械的ショ
ックをきわめて小さく行うことができ、プレス型機構の
各部における変形やズレ、あるいはこれにともなう原点
位置のズレを防止することができる。これにより、装置
の耐久性が向上する。可動プラテンの停止には、きわめ
て短い時間であるが、エアクッションによる緩衝の時間
があるので、プレス作動中のモーターの負荷も緩衝さ
れ、モーターが保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略で示す正面図(一部断面)。
【図2】概略で示す平面図(一部断面)。
【図3】安全装置の作動の状態を説明するための機構
図。
【図4】概略で示す従来例の正面図(一部断面)。
【図5】従来例の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 竪型型締め装置 2 機枠 3 固定プラテン 4 可動プラテン 5 型締め空間 6 ゲート 23 エアストッパー 24 マイクロスイッチ 25 ロッド 26 ピストン 27 シリンダー 28 エア圧縮空間 29 開閉弁 30 電磁コイル 31 消音器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に固定された固定プラテンに対して
    遠近移動する可動プラテンを備え、固定プラテンと可動
    プラテン間の加工空間周囲が開閉可能なゲートで遮蔽さ
    れるプレス型機構において、可動プラテンと機枠間がエ
    アストッパーで結合されており、エアストッパーはロッ
    ドを備えたピストンとシリンダーおよびピストンとシリ
    ンダー間のエア圧縮空間に連通した開閉弁を備え、開閉
    弁はゲートの開閉に連動し、ゲートが“開”のとき閉じ
    られて、可動プラテンの移動を阻止するものであること
    を特徴としたプレス型機構の安全装置。
  2. 【請求項2】 可動プラテンの固定プラテンに対する遠
    近移動方向が上下方向とされた竪型のプレス型機構にお
    けるものであることを特徴とした請求項1に記載のプレ
    ス型機構の安全装置。
JP17095693A 1993-06-18 1993-06-18 プレス型機構の安全装置 Pending JPH071536A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17095693A JPH071536A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 プレス型機構の安全装置

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JP17095693A JPH071536A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 プレス型機構の安全装置

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JPH071536A true JPH071536A (ja) 1995-01-06

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ID=15914500

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JP17095693A Pending JPH071536A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 プレス型機構の安全装置

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JP (1) JPH071536A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109747205A (zh) * 2017-11-07 2019-05-14 儒拉玛特自动化技术(苏州)有限公司 一种合模机构
JP2020029055A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 東芝機械株式会社 射出成形機
CN112238584A (zh) * 2019-07-17 2021-01-19 发那科株式会社 安全装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN109747205B (zh) * 2017-11-07 2023-12-01 儒拉玛特自动化技术(苏州)有限公司 一种合模机构
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