JP3403359B2 - 気密容器の扉装置 - Google Patents

気密容器の扉装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷熱衝撃装置、恒
温装置、環境試験装置などの気密容器の扉装置に関し、
特に、扉体が密閉容器の開口に向けて押圧されると気密
状態で開口を閉鎖し、扉体が開口から退避する方向にス
ライド移動すると開口が開くタイプの扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このタイプの扉装置として、特開平5−
72845号公報に開示されるものが知られている。こ
の公報に開示の扉装置は、扉体の両側端に設けたローラ
が一対のガイドレールで案内され、扉体が密閉容器の開
口に対面する上側位置と開口から退避する下側位置との
間で上下動可能であるとともに、扉体を上下させる駆動
手段が連結される構成を有し、これにより扉体が自動的
に上下に開閉自在に作動する。
【0003】また、この扉装置は、扉体の前記ローラが
入る凹陥部を前記ガイドレールに設けることにより、上
側位置にある扉体が開口に向かって移動できる構成、及
び扉体を開口に向けて押圧する押圧手段を設ける構成を
有し、これにより扉体が開口に向かって押圧自在に作動
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示の扉装
置は、扉体の四隅に油圧シリンダ(押圧手段)を配置
し、これら油圧シリンダを均等に作動させ、扉体を開口
に向かって均一に押圧する構成を採用している。そのた
め、一つの油圧シリンダが破損しても、扉体の開口に対
する気密性が損なわれるという問題点がある。
【0005】また、前記公報に開示の扉装置は、上側位
置にある扉体の前記ローラがガイドレールの前記凹陥部
を経て開口に向かって移動して押圧する構成であるた
め、扉体が下側位置に向かう際に凹陥部からローラが外
れてガイドレールに乗り移れるような引出し手段を設け
る必要がある。そのため、扉体を手動又は自動により下
げるときに、前記引出し手段が十分に作動せず、前記ロ
ーラが前記凹陥部に引っ掛かって扉体が下に移動しなく
なる恐れがあるという問題点がある。また、前記凹陥部
において前記ローラが引っ掛からない様にすれば、結果
的に扉体のシール部を前記開口に対して摺動させること
になって、前記シール部の損傷の原因となる。
【0006】本発明は、前述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、扉体の気密性が
確保されるとともに、扉体の開閉動作が簡単且つ確実に
行われる気密容器の扉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に係る発明は、密閉容器の開口に向けて押圧される
と前記開口を気密状態にして閉鎖する扉体と、前記開口
に対面する第1位置と前記開口から退避する第2位置と
の間で前記扉体をスライド可能に案内する枠体と、前記
枠体の前記第2位置の側に設けられ、前記枠体を前記開
口に対して揺動自在とする支持手段と、前記枠体の前記
第1位置の側と前記密閉容器との間に設けられ、前記枠
体を揺動させ、前記扉体を前記開口に向けて押圧するか
又は前記開口から離れさせる進退手段と、を備えてなる
気密容器の扉装置である。
【0008】請求項2に係る発明は、密閉容器の開口に
向けて押圧されると前記開口を気密状態にして閉鎖する
扉体と、前記開口に対面する第1位置と前記開口の下側
に退避する第2位置との間で前記扉体を上下にスライド
可能に案内する案内手段が設けられた枠体と、前記枠体
の下方に設けられ、前記枠体を前記開口に対して揺動自
在とする支持手段と、前記枠体の上方と前記密閉容器と
の間に設けられ、前記枠体を揺動させ、前記扉体を前記
開口に向けて押圧するか又は前記開口から離れさせる進
退手段と、を備えてなる気密容器の扉装置である。
【0009】請求項1,2において、開口に対して気密
状態で閉鎖されている扉体を開く場合、進退手段を作動
させ、前記支持手段を支点とする前記枠体を前記開口か
ら離れる方向に揺動させると、扉体のシール部が開口か
ら離れる。つぎに、手動又は自動により、扉体を前記案
内手段に沿ってスライドさせると、前記開口から退避す
る第2位置になって、扉体が開いた状態になる。開口に
対して扉体を気密状態で閉鎖する場合、手動又は自動に
より、扉体を前記案内手段に沿ってスライドさせると、
前記開口に対面する第1位置になる。つぎに、進退手段
を作動させ、前記支持手段を支点とする前記枠体を前記
開口に向けて揺動させると、扉体のシール部が開口に押
圧され、扉体が気密状態で閉鎖される。
【0010】請求項3に係る発明は、前記進退手段は空
圧シリンダであり、前記扉体に手動操作のための把手が
設けられ、この把手に前記空圧シリンダを作動させるス
イッチ手段が設けられた請求項1記載の気密容器の扉装
置である。
【0011】請求項3において、開口に対して気密状態
で閉鎖されている扉体を開く場合、扉体の把手を持って
スイッチ手段を操作すると空圧シリンダが作動し、前記
支持手段を支点とする前記枠体が前記開口から離れる方
向に揺動し、前記扉体がアンロック状態になる。その
後、扉体の把手を持って手動で扉体を前記案内手段に沿
ってスライドさせると、前記開口から退避する第2位置
になって、扉体が開いた状態になる。このとき、揺動す
る枠体は空圧シリンダのストロークエンドで止まるから
格別のストッパーを必要としない。開口に対して扉体を
気密状態で閉鎖する場合、把手を持って扉体を前記案内
手段に沿ってスライドさせると、前記開口に対面する第
1位置になる。その後、前記把手のスイッチ手段を操作
すると空圧シリンダが作動し、前記支持手段を支点とす
る前記枠体が前記開口に向けて揺動し、扉体のシール部
が開口に押圧され、扉体が気密状態で閉鎖されるロック
状態になる。このとき、揺動する枠体が空圧シリンダの
ストロークの余裕分だけ揺動して扉体を押圧し続ける。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示例とと
もに説明する。図1は、本発明の扉装置の全体を示す斜
視図である。
【0013】図1において、扉装置1は、ユニット構造
になっており、密閉容器2の側面のうち開口3を有する
側面にボルト締めなどで固定される。
【0014】この扉装置1は、扉体11と、扉体11を
上下にスライド自在に保持する枠体12と、枠体12を
その下方を支点として揺動させる支持手段13と、枠体
12の上方に設けられ、開口3に向かう方向の進退手段
14と、を主要部分として備えてなる。
【0015】扉体11は、開口3を覆うことができる大
きさの箱体であり、この箱体の両側面にスライドレール
15のスライド体15aが取り付けられ、前記箱体の前
面に把手16が取り付けられ、前記箱体の裏面の周囲に
シール部材17(図2参照)が取り付けられて構成され
る。スライドレール15は扉体11の側のスライド体1
5aと枠体12の側のレール体15bからなり、これら
が枠体12に設けられた案内手段を構成する。なお、案
内手段を、枠体12の側の棒体と、扉体11の側のブッ
シュとで構成することもできる。把手16は、両手で把
持して操作できる形式のものである。この把手16の中
央に左右いずれかの親指で操作できるスイッチ手段18
が取り付けられている。図2に示すように、扉体11の
箱体の内部には断熱材11a,11b,11cが充填さ
れている。また、箱体の両側面のスライド体15aはブ
ラケット19を介して取り付けられている。なお、符号
20で示される部分は扉体11の両側部分を覆う化粧板
である。符号21で示される部分は枠体12の部分を覆
うための密閉容器2の側の化粧板である。
【0016】図1に戻り、枠体12は、上枠22と、両
側の側枠23,24をボルトや溶接等で一体にしたもの
である。側枠23,24の下端にヒンジ25の一方側2
5aがボルト等で固定されている。このヒンジ25の他
方側25bは密閉容器2の下端にボルト等で固定されて
いる。このヒンジ25は枠体12を揺動自在に支持する
支持手段13を構成している。支持手段13はヒンジ2
5に限らず、揺動支点を形成するものであれば何でもよ
い。
【0017】上枠12の左右均等位置に一対の空圧シリ
ンダ26,27の本体が取り付けられている。空圧シリ
ンダ26,27のロッド側はブラケット28を介して密
閉容器2の開口3の上側に取り付けられている。枠体1
2の上方と密閉容器2の間の空圧シリンダ26,27
は、進退手段14を構成している。空圧シリンダ26,
27は好ましい進退手段14であるが、モータとスクリ
ューネジとナットの組み合わせ構成を採用してもよい。
また、上枠22の中央に一つの空圧シリンダを取り付け
る構成の進退手段14を採用することもできる。
【0018】側枠23,24の内側に、スライドレール
15のスライド体15aが取り付けられている。扉体1
1は、このスライドレール15に沿って上下にスライド
可能であって、実線で示されるような、開口3に対面す
る第1位置Aと、二点鎖線で示されるような、開口3の
下方に退避する第2位置Bとをとりうる。
【0019】側枠23,24の外側に、扉体11の重量
に対抗するバランス手段30が設けられ、扉体11は手
動により上下スライド可能である。このバランス手段3
0は、一端が扉体11の両側部に取り付けられ、他端が
バランスウェイト31に取り付けられた一対の歯付ベル
ト32と、歯付ベルト32が掛けられる一対の歯付プー
リ33と、上枠22の上部に回転自在に支持され、上枠
22から突出する軸部34aに歯付プーリ33が嵌入さ
れた連結軸34と、からなる。
【0020】このような構造のバランス手段30によ
り、上下スライド時の扉体11の左右の同期的な動きが
確保され、扉体11は手動でスムーズに上下にスライド
移動する。また、バランス手段30が枠体11に設けら
れているため、枠体11が揺動してもバランス手段30
の作動に支障が生じない。
【0021】バランス手段30は、扉体11を手動でス
ライドさせるための機構であるが、自動で扉体11をス
ライドさせることもできる。例えば、油圧シリンダのシ
リンダ本体側を密閉容器2の下端に揺動自在に取り付
け、油圧シリンダのロッド側を扉体11の下側に取り付
ける構成にすると、油圧シリンダを遠隔操作で伸縮さ
せ、扉体11を自動で上下にスライド移動させることが
できる。
【0022】図4は、進退手段13の一形態である空圧
シリンダ26,27の空圧回路を示す。この空圧回路
は、空気源40と、空気源40と空圧シリンダ26,2
7の間の電磁切換弁41と、スイッチ手段18に接続さ
れ、電磁切換弁41の位置を切り換えるアンプ42とを
備えて成る。電磁切換弁41は、中立位置41aと、第
1切換位置41bと、第2切換位置41cとの3位置を
有する。中立位置41aは停電時に切り換わる。この中
立位置41aでは、空圧シリンダ26,27のロッド側
室とシリンダ側室を共に密閉状態に保ち、扉体11が開
かないようになっている。第1切換位置41bはスイッ
チ手段18の押し動作で切り換わる。この第1位置41
bでは、空圧シリンダ26,27のロッド側室に圧縮空
気が供給され、扉体11が開口3に向かって押圧される
ロック状態になる。第2切換位置41cはスイッチ手段
18の更なる押し動作で切り換わる。この第2位置41
cでは、空圧シリンダ26,27のシリンダ側室に圧縮
空気が供給され、扉体11が開口3から離れてアンロッ
ク状態になる。なお、スイッチ手段18はスライド移動
する扉体11の側に設けられ、アンプ42は図示されな
い枠体の側に設けられている。そのため、図3のような
ケーブルベア43が扉体11の側面と枠体の間に設けら
れている。
【0023】図4に戻り、スイッチ手段18が扉体11
の把手16に設けられているため、扉体11を手動で上
下スライドさせた後に、スイッチ手段18を操作するこ
とができ、扉体11の上下スライド動作と、扉体11の
ロック動作とアンロック動作が引き続いて行われ、扉体
11の操作性が良くなる。また、空圧シリンダ26,2
7のシリンダ側室のストロークに余裕を設けることによ
り、扉体11のシール部材17(図2参照)がへたって
も空圧シリンダ26,27のロッドが追従して移動する
ため、押圧力が変わらず、開口3に対する扉体11の気
密性を確保できる。また、空圧シリンダ26,27のロ
ッド側室のストロークエンドで枠体12の揺動が止まる
ため、空圧シリンダ26,27はストッパーの役割も果
たす。
【0024】図1の扉装置1は、空圧シリンダ26,2
7の本体シリンダ側が枠体12に取り付けられ、図4の
空圧回路も枠体11の側に設けられる構造であるため、
図1の如きユニットになる。そのため、扉装置1を気密
容器2とは別に生産し、扉装置1のヒンジ25と空圧シ
リンダ26,27を気密容器2の側にボルトなどで固定
し、必要な電気線と空圧ホースを接続すると、扉装置1
の気密容器2への組付けが完了する。
【0025】さらに、上述した構造の扉装置1の作動を
図1及び図3により説明する。まず、開口3に対して気
密状態で閉鎖されている扉体11を開く場合を説明す
る。
【0026】図1において、扉体11の把手16を持っ
てスイッチ手段18を押すと空圧シリンダ26,27の
ロッドが伸長し、ヒンジ25を支点とする枠体12が開
口3から離れる方向に揺動して扉体11がアンロック状
態になる。このとき、空圧シリンダ26,27のロッド
はストロークエンドまで伸長しており、空圧シリンダ2
6,27は枠体11の揺動限度を決めるストッパーの機
能を果たす。このアンロック状態が図3(a)に示され
る。アンロック状態では、扉体11のシール部材17は
開口3から完全に離れている。これにより、扉体11を
下に向けてスライド移動させることができる。
【0027】図1に戻り、扉体11の把手16を持って
手動で扉体11をスライドレール15に沿って下側にス
ライドさせると、扉体11は開口3の下側に退避する第
2位置Bになって、開口3及び扉体11が開いた状態に
なる。
【0028】つぎに、開口3に対して扉体11を気密状
態で閉鎖する場合を説明する。把手16を持って扉体1
1をスライドレール15に沿って上側にスライドさせる
と、扉体11は開口3に対面する第1位置Aになる。つ
ぎに、把手16のスイッチ手段18を押すと空圧シリン
ダ26,27のロッドが短縮し、ヒンジ25を支点とす
る枠体12が開口3に向かって揺動し、扉体11が開口
3に押圧され、扉体11がロック状態になる。このロッ
ク状態が図3(b)に示される。ロック状態では、扉体
11のシール部材17は開口3に押圧され、扉体11は
気密状態を保って開口3を閉鎖する。このロック状態で
は、空圧シリンダ26,27のロッドの短縮方向のスト
ロークに余裕がある。そのため、シール部材17がへた
っても、空圧シリンダ26,27のロッドが更に短縮
し、扉体11の押圧状態を保持し続ける。
【0029】以上説明したように、扉体11を枠体12
に上下スライド自在に保持し、枠体12を開口に向かっ
て揺動自在に支持し、枠体12を空圧シリンダ26,2
7等の進退手段14で揺動させ、扉体11を開口3に対
してロック又はアンロックするため、扉体11の上下ス
ライド動作と、扉体11のロック又はアンロック動作と
が完全に切り離される。その結果、扉体11を開口3に
向かって押圧することによる気密性の確保と、扉体11
の自動又は手動によるスムーズな上下スライド動作の両
立を達成することが可能になる。特に、扉体11の上下
スライド動作を手動により行う場合、扉体11の把手1
6に進退手段14のスイッチ手段18を設けると、扉体
11の上下スライド動作のあとに、扉体11のロック又
はアンロック動作を引き続いて行わせることができる。
このとき、進退手段14に空圧シリンダ27を使用する
と、扉体11を開口3の対面位置にしたあと、扉体11
のロック又はアンロック動作は空気を利用してスムーズ
に行われる。
【0030】なお、前述した実施の形態では、第1位置
Aの下側に第2位置Bが配設され、扉体11が上から下
へとスライド移動して開く場合を説明したが、第1位置
Aと第2位置Bとの上下関係が逆転し、第1位置Aの上
側に第2位置Bが配設され、扉体11が下から上へとス
ライド移動して開く実施形態であってもよい。この場
合、枠体12は例えば四角枠に形成され、支持手段13
は枠体12の上方に設けられ、進退手段14は枠体12
の下方に設けられる。ただし、バランス手段30の上下
関係は不変である。
【0031】また、扉体の第1位置と退避位置の関係を
上下ではなく左右にし、扉体が左右にスライドする実施
形態であってもよい。この場合、枠体12は例えば横向
き姿勢の四角枠に形成され、支持手段は、枠体の左右方
向のうち、扉体が退避する第2位置の側に設けられ、進
退手段は、枠体の左右方向のうち、扉体が開口と対面す
る第1位置の側に設けられる。このように扉体を左右に
スライドさせると、扉体の重量に逆らうような移動が無
くなるため、図1に示されるようなバランス手段が不用
になるという利点がある。
【0032】
【発明の効果】請求項1又は2に係る発明によると、進
退手段により枠体を開口に向かって揺動させ、枠体に保
持された扉体を開口に向けて押圧するため、枠体の剛性
を上げることなどにより、扉体の開口に対する気密性を
均一にすることができる。また、揺動する枠体を介して
扉体を開口に向けて押圧するため、押圧のための進退手
段の個数は1又は2という最小限の数で済み、構造が簡
単になる。また、扉体をスライド自在に案内する枠体を
開口に向けて揺動して扉体を開口に向けて押圧するた
め、押圧のために扉体を枠体のスライドレールから外し
たりそらしたりする必要がなく、扉体のスライド移動を
手動又は自動によりスムーズ且つ確実に行うことができ
る。
【0033】請求項3に係る発明によると、手動により
扉体をスライドさせる場合、扉体を手動でスライドさせ
るための把手にスイッチ手段を設け、空圧シリンダによ
って扉体のロックとアンロックを行うと、扉体のスライ
ド動作に引き続く扉体のロック又はアンロック動作を空
気を利用してスムーズな動きとすることができ、扉の開
閉の操作性が良くなる。また、押圧側の空圧シリンダの
ストロークに余裕を設けることにより、扉体のシール部
材がへたっても空圧シリンダが追従し、開口に対する気
密性を確保できる。さらに、反押圧側の空圧シリンダの
ストロークエンドで枠体の揺動が止まり、ストッパー兼
用になるため、格別のストッパーを設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉装置の全体を示す斜視図である。
【図2】図1の扉装置のX−X線の縦断面図である。
【図3】図1の扉装置のロック状態及びアンロック状態
を示す要部側面図である。
【図4】本発明の扉装置の空圧回路図である。
【符号の説明】
1 扉装置 2 密閉容器 3 開口 11 扉体 12 枠体 13 支持手段 14 進退手段 15 スライドレール(案内手段) 16 把手 17 シール部材 18 スイッチ手段 25 ヒンジ(支持手段の一種) 26,27 空圧シリンダ(進退手段の一種)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−232532(JP,A) 実開 昭56−1084(JP,U) 特公 昭45−37234(JP,B1) 特公 平5−72845(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/16 - 7/24 F25D 23/02 301 F25D 23/02 305

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器の開口に向けて押圧されると前
    記開口を気密状態にして閉鎖する扉体と、 前記開口に対面する第1位置と前記開口から退避する第
    2位置との間で前記扉体をスライド可能に案内する枠体
    と、 前記枠体の前記第2位置の側に設けられ、前記枠体を前
    記開口に対して揺動自在とする支持手段と、 前記枠体の前記第1位置の側と前記密閉容器との間に設
    けられ、前記枠体を揺動させ、前記扉体を前記開口に向
    けて押圧するか又は前記開口から離れさせる進退手段
    と、を備えてなる気密容器の扉装置。
  2. 【請求項2】 密閉容器の開口に向けて押圧されると前
    記開口を気密状態にして閉鎖する扉体と、 前記開口に対面する第1位置と前記開口の下側に退避す
    る第2位置との間で前記扉体を上下にスライド可能に案
    内する案内手段が設けられた枠体と、 前記枠体の下方に設けられ、前記枠体を前記開口に対し
    て揺動自在とする支持手段と、 前記枠体の上方と前記密閉容器との間に設けられ、前記
    枠体を揺動させ、前記扉体を前記開口に向けて押圧する
    か又は前記開口から離れさせる進退手段と、を備えてな
    る気密容器の扉装置。
  3. 【請求項3】 前記進退手段は空圧シリンダであり、前
    記扉体に手動操作のための把手が設けられ、この把手に
    前記空圧シリンダを作動させるスイッチ手段が設けられ
    た請求項1又は2記載の気密容器の扉装置。
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