JPH0213147Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0213147Y2
JPH0213147Y2 JP17418485U JP17418485U JPH0213147Y2 JP H0213147 Y2 JPH0213147 Y2 JP H0213147Y2 JP 17418485 U JP17418485 U JP 17418485U JP 17418485 U JP17418485 U JP 17418485U JP H0213147 Y2 JPH0213147 Y2 JP H0213147Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock plate
safety door
movable
actuator
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17418485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6283614U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17418485U priority Critical patent/JPH0213147Y2/ja
Publication of JPS6283614U publication Critical patent/JPS6283614U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213147Y2 publication Critical patent/JPH0213147Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は、射出成形機の機械式安全装置、すな
わち安全ドアが開放された場合には金型を閉じる
動作を機械的に阻止する装置、に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術 従来の射出成形機の機械式安全装置として、実
開昭60−83716号公報に示されるものがある。こ
の射出成形機の機械式安全装置は、可動盤に固定
され略のこ刃状に複数の歯みぞが設けられた歯み
ぞ付き軸と、固定盤に取り付けられ歯みぞ付き軸
の軸方向に直交する方向に移動可能なロツクプレ
ートと、ロツクプレートを作動させるように安全
ドアに取り付けられるカムと、を有している。安
全ドアが閉じられた状態ではカムはロツクプレー
トを歯みぞから開放した状態に保持しており、安
全ドアが開放されるとカムはロツクプレートを歯
みぞにかみ合せる。こうすることによつて可動盤
と固定盤とが機械的に拘束されることになり、可
動盤の前進が阻止される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の射出成形機の機械
式安全装置には、半自動運転、すなわち成形品取
出し等のために1成形サイクルごとに安全ドアを
開閉させる運転を行つた場合には、大きな騒音を
発生すると共に機械式安全装置の耐久性が低下す
るという問題点があつた。すなわち、成形品の取
出しに要する時間を短縮したり、成形品損傷防止
のため突き出し前に成形品を取出したりするため
に半自動運転が行われ、この場合には機械式安全
装置とは別個に設けられている電気式安全装置又
は油圧式安全装置の作動を停止させ、型開き開始
前又は型開き途中に安全ドアを開くことがある。
このような作業を行うと、安全ドアが開放された
状態で型開きすることになるので、型開きの際に
ロツクプレートが歯みぞ付き軸の歯みぞに沿つて
上下運動をし、ロツクプレートが歯みぞに衝突す
る。このため、打撃音が発生する。衝突は1成形
サイクルごとに歯みぞの数だけ発生し、大きな騒
音となる。また、ロツクプレート及び歯みぞに衝
撃力が作用するため、これらの部品の耐久性も低
下する。本考案はこのような問題点を解決するこ
とを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、必要に応じて安全ドアの開閉状態と
は無関係にロツクプレートを非かみ合い位置に移
動可能とすることにより、上記問題点を解決す
る。すなわち、本考案は、射出成形機の可動盤及
び固定盤のいずれか一方に固定され軸方向に直列
に配置された複数の歯みぞを有する歯みぞ付き軸
と、可動盤及び固定盤のいずれか他方に取り付け
られ歯みぞ付き軸の歯みぞとのかみ合い位置と非
かみ合い位置との間を移動可能なロツクプレート
と、安全ドアに設けられ安全ドアが開位置にある
ときにはロツクプレートをかみ合い位置に移動さ
せると共に安全ドアが閉位置にあるときにはロツ
クプレートを非かみ合い位置に移動させることが
可能なカムと、を有する射出成形機の機械式安全
装置に適用されるものであり、カムの位置に無関
係にロツクプレートを移動可能なアクチユエータ
が設けられており、アクチユエータは、作動時に
ロツクプレートを非かみ合い位置に移動させて拘
束し、非作動時にはロツクプレートを非拘束状態
とするようにロツクプレートと連結されている。
(ホ) 作用 アクチユエータが非作動時には、アクチユエー
タがロツクプレートを拘束しないため、ロツクプ
レートは安全ドアのカムの位置に応じて移動し、
従来と同様の機械式安全装置として機能する。ア
クチユエータが作動状態になると、ロツクプレー
トを強制的に非かみ合い位置に移動させるので、
ロツクプレートが歯みぞとかみ合うことはなくな
る。従つて、例えば型開き開始前から型開き完了
までの間のみアクチユエータを作動させると、安
全ドアを開放した状態で型開きを行わせてもロツ
クプレートと歯みぞとの衝突は発生せず、騒音発
生及び耐久性低下の問題は解消される。また、型
閉じ時には安全装置としての作用が得られる。
(ヘ) 実施例 (第1実施例) 第1及び2図に示すように対向して配置された
固定盤10及び可動盤12にそれぞれ固定型14
及び可動型16が取り付けられている。可動盤1
2はタイバー18によつて案内されており、図示
してない型締シリンダによつて水平方向に移動可
能である。可動盤12には歯みぞ付き軸20が取
り付けられている。歯みぞ付き軸20の上面には
略のこ刃状に複数の歯みぞ22が設けられてい
る。歯みぞ22の一方の壁は垂直面としてあり、
他方の壁は傾斜面としてある。固定盤10には受
け金24が取り付けられており、この受け金24
には歯みぞ付き軸20の通過を許す貫通穴26が
設けられている。受け金24には貫通穴26と同
心に保護管28が取り付けてあり、可動盤12が
前進した場合(可動盤12が固定盤10に近接し
た場合)にも歯みぞ付き軸20が露出しないよう
にしてある。受け金24に一体に取り付けられた
ブラケツト30に設けられたピン32によつてロ
ツクプレート34が回転可能に支持されている。
ロツクプレート34の両側面は受け金24に設け
られた案内みぞ36によつて案内されている。ロ
ツクプレート34の一方の端部にはローラ38が
取り付けられている。固定盤10及び可動盤12
に隣接して安全ドア40が設けられている。安全
ドア40の中央部は、金型開閉部を監視すること
ができるように透明板としてある。安全ドア40
はタイバー18と平行方向に移動可能である。安
全ドア40を閉じた状態(第1図に示す状態)で
は、安全ドア40は固定盤10と可動盤12との
間の側部に位置し、作業者は固定盤10と可動盤
12との間に近接することができない。安全ドア
40にはカム42が取り付けられている。すなわ
ち、カム42はブラケツト44に一体に固着され
ており、ブラケツト44が段付ボルト46及び固
定用ピン50によつて安全ドア40に取り付けら
れている。カム42は、安全ドア40が閉じられ
たときロツクプレート34のローラ38と接触
し、ローラ38を下方に押し下げるように取り付
けられている。従つて、安全ドア40が開位置に
ある場合にはカム42はローラ38と接触してい
ない。受け金24に一体に取り付けられたブラケ
ツト30には第3図に示すように、空気圧シリン
ダ60(アクチユエータ)が取り付けられてい
る。空気圧シリンダ60はピストンロツド62を
非作動側に押圧するスプリング64を内蔵した単
動押出形のものである。ピストンロツド62の先
端には緩衝ゴム66が取り付けられている。緩衝
ゴム66は第3図に示すように押し出されたとき
にロツクプレート34の第3図中でピン32より
も右側の部分に押圧力を作用する位置に配置され
ている。ロツクプレート34のかみ合い部の下面
にはゴムストツパ59が取り付けてある。空気圧
シリンダ60は電磁切換弁68を介して空気圧源
70及びサイレンサー72に接続されている。電
磁切換弁68は制御装置74からの電気信号によ
つて切換えられる。
次にこの実施例の作用について説明する。
まず、空気圧シリンダ60が非作動状態の場
合、すなわち空気圧シリンダ60に空気圧が供給
されていない場合の作用について説明する。空気
圧シリンダ60に空気圧が供給されていない場合
には、第4図に示すようにピストンロツド62は
スプリング64によつて上方に押し上げられてい
るため、緩衝ゴム66はロツクプレート34の作
動に全く影響を与えることはない。この状態で安
全ドア40が閉じられると、カム42によつてロ
ツクプレート34のローラ38が押し下げられ、
ロツクプレート34は第4図に仮想線によつて示
す状態となる。すなわち、ロツクプレート34は
刃みぞ付き軸20の刃みぞ22とかみ合つていな
い。従つて、可動盤12は通常どおり型閉動作及
び型開動作を行うことができる。次に、安全ドア
40を第1図中で左方向へ移動させて開いた場合
には、カム42とローラ38との接触状態が解除
され、ロツクプレート34は自重によつてピン3
2を支点として回動し、第4図に実線によつて示
す状態となる。すなわち、ロツクプレート34は
刃みぞ付き軸20の刃みぞ22にかみ合い、刃み
ぞ付き軸20の移動を機械的に阻止する。このた
め、可動盤12は固定盤10側へ前進することが
できない。これにより安全が確保される。
次に半自動運転時の作用について説明する。半
自動運転時には、型開き開始から型開き完了まで
の間、制御装置74が電磁切換弁68を切換え、
空気圧シリンダ60に空気圧を供給する。このた
め、ピストンロツド62が押し出され、緩衝ゴム
66を介してロツクプレート34のピン32に関
して第3図中で右側の部分を押し下げる。このた
め、ロツクプレート34は第3図に示すような状
態となり、刃みぞ付き軸20とのかみ合いが解除
される。従つて、型開き動作によつて刃みぞ付き
軸20が移動してもロツクプレート34と衝突す
ることはなく、騒音・衝撃などを発生することな
く円滑に型開きが行われる。型開きが完了する
と、制御装置74からの信号によつて電磁切換弁
68が切換られ、空気圧シリンダ60の空気圧は
サイレンサー72を通して放出され、ピストンロ
ツド62及び緩衝ゴム66は引き上げられ、前述
と同様の非作動状態となる。従つて、安全ドア4
0を開いた状態で型開き動作だけを行わせること
ができ、それ以外の場合は通常と同様の機械式安
全装置の機能が確保される。なお、ロツクプレー
ト34に設けたゴムストツパ59によつて、ロツ
クプレート34のかみ合い位置復帰時の衝撃が緩
和される。
(第2実施例) 第5及び6図に本考案の第2実施例を示す。こ
の第2実施例は第1実施例の単動押出形の空気圧
シリンダ60の代わりに単動引戻し形の空気圧シ
リンダ60′を取り付け、ピストンロツド62′の
先端に取り付けた鎖67の下端を、ロツクプレー
ト34のピン32よりも第5図中で左側の位置と
結合したものである。その他の構成は上述の第1
実施例と同様である。この第2実施例においても
空気圧シリンダ60′に空気圧を供給するとロツ
クプレート34が強制的に非かみ合い位置に移動
され(第5図)、また空気圧シリンダ60′が作動
してない状態では鎖67が緩んでロツクプレート
34が非拘束状態となる(第6図)ので、上述の
第1実施例と同様の作用を得ることができる。
(第3実施例) 第7図に本考案の第3実施例を示す。この第3
実施例は、第2実施例における鎖67を、ピスト
ンロツド62′に取り付けたフツクピン90及び
ロツクプレート34に取り付けた長穴式のつり金
具92により構成されるスライド式結合機構に換
えたものである。その他の構成は第2実施例と同
様である。この第3実施例においても上述の実施
例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、上述の実施例ではアクチユエータとして
空気圧シリンダ60及び60′を用いたが、これ
はその他の流体圧シリンダ又はモータ、ソレノイ
ドなどの電気的アクチユエータを用いることもで
きる。また、スプリング64及び64′は圧縮形
のものをシリンダ内部に取り付けたが、シリンダ
の外部に設けてもよく、また引張形のものとする
こともできる。また、第2実施例の鎖67はゴム
などの弾性体とすることもできる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ア
クチユエータを作動させることによりロツクプレ
ートを非かみ合い位置に移動させるようにしたの
で、安全ドア開放状態での型開き動作の際の騒音
発生及び耐久性の低下を防止することができ、し
かもこれ以外の場合には通常の機械式安全装置と
しての機能を得ることができる。また、アクチユ
エータが作動時にロツクプレートを非かみ合い位
置に移動させるようにしてあるため、アクチユエ
ータ又はこれの制御装置の故障などによつてアク
チユエータが非作動状態になつた場合には必ずロ
ツクプレートの拘束状態が解除され、騒音は発生
するものの安全装置としての機能は確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による射出成形機の機械式安全
装置の正面図、第2図は本考案による射出成形機
の機械式安全装置の平面図、第3図は第1図の
−線に沿う断面図(空気圧シリンダの作動状
態)、第4図は第3図の空気圧シリンダが非作動
状態となつた状態を示す図、第5図及び第6図は
本考案の第2実施例を示す図、第7図は本考案の
第3実施例を示す図でる。 20……刃みぞ付き軸、22……刃みぞ、34
……ロツクプレート、40……安全ドア、42…
…カム、60,60′……空気圧シリンダ(アク
チユエータ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 射出成形機の可動盤及び固定盤のいずれか一方
    に固定され軸方向に直列に配置された複数の歯み
    ぞを有する歯みぞ付き軸と、可動盤及び固定盤の
    いずれか他方に取り付けられ歯みぞ付き軸の歯み
    ぞとのかみ合い位置と非かみ合い位置との間を移
    動可能なロツクプレートと、安全ドアに設けられ
    安全ドアが開位置にあるときにはロツクプレート
    をかみ合い位置に移動させると共に安全ドアが閉
    位置にあるときにはロツクプレートを非かみ合い
    位置に移動させることが可能なカムと、を有する
    射出成形機の機械式安全装置において、 カムの位置に無関係にロツクプレートを移動可
    能なアクチユエータが設けられており、アクチユ
    エータは、作動時にロツクプレートを非かみ合い
    位置に移動させて拘束し、非作動時にはロツクプ
    レートを非拘束状態とするようにロツクプレート
    と連結されることを特徴とする射出成形機の機械
    式安全装置。
JP17418485U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0213147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17418485U JPH0213147Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17418485U JPH0213147Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6283614U JPS6283614U (ja) 1987-05-28
JPH0213147Y2 true JPH0213147Y2 (ja) 1990-04-12

Family

ID=31112339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17418485U Expired JPH0213147Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0213147Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5210065B2 (ja) * 2008-07-10 2013-06-12 東洋機械金属株式会社 射出成形機の扉安全装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6283614U (ja) 1987-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5295802A (en) Demolding apparatus
EP0596271B1 (en) Locally pressurized type injection molding machine
JPS60132708A (ja) 成形機の型締装置
US5834036A (en) Safety device for use in clamping unit of molding machine
JPH0213147Y2 (ja)
US6811394B2 (en) Clamping linkage apparatus in a mold clamp apparatus
CA2231678A1 (en) Injection molding machine
JPH085089B2 (ja) 交互式射出成形機
JP3623768B2 (ja) 成形機の安全装置
KR100622599B1 (ko) 사출성형기의 기계식 안전장치
JPH0736736Y2 (ja) 射出成形機の型締安全装置
JPH11129303A (ja) 複合直圧式型締装置のタイバーロック方法およびその装置
JP2787257B2 (ja) 射出成形機のエジェクト構造
US6575088B2 (en) Press lock
US5553659A (en) Die casting machine with safety bar
JPH06106584A (ja) 射出成形用金型装置
JP2876961B2 (ja) 射出成形機の金型装置
JP4121891B2 (ja) 型締装置
JP2002307515A (ja) 竪型射出成形機の安全装置
JP2010052322A (ja) 射出成形機
JPH087972Y2 (ja) 型締装置における安全フック装置
JP2016155289A (ja) 成形機の安全装置
JPH0129064Y2 (ja)
JPH0630418Y2 (ja) 射出成形機における金型スライド装置
SU719799A1 (ru) Машина дл лить под давлением