JPH07153696A - 成膜方法 - Google Patents

成膜方法

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JPH07153696A
JPH07153696A JP29704293A JP29704293A JPH07153696A JP H07153696 A JPH07153696 A JP H07153696A JP 29704293 A JP29704293 A JP 29704293A JP 29704293 A JP29704293 A JP 29704293A JP H07153696 A JPH07153696 A JP H07153696A
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義人 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有機金属化学気相成長法(MOCVD法)によ
りボロン含有絶縁膜(BSG膜,BPSG膜)を形成す
る成膜方法に関し、形成される膜中にボロンが均一に含
有され、かつパウダー等の発生の少ないボロン含有絶縁
膜の形成方法を提供する。 【構成】所定の温度に設定された容器4b,4c内の1
又は2以上の不純物ソースからキャリアガスを介して不
純物ソースガスを供給し、成膜中に1又は2以上の不純
物を添加する成膜方法において、特定の前記不純物ソー
スの設定温度を下げ、かつ該不純物ソースに供給するキ
ャリアガスの流量を増すことによって前記絶縁膜中の不
純物含有量のばらつきを少なくすることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術 ・発明が解決しようとする課題(図8) ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1)本発明の実施例に係る成膜方法に用いられるMO
CVD装置の反応ガス供給装置及び成膜部の構成(図
1) (2)本発明の実施例に係るBPSG膜の成膜方法(図
2,図3) (3)本発明の実施例に係る成膜方法により作成された
BPSG膜の特性(図4〜図7) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、成膜方法に関し、より
詳しくは、有機金属化学気相成長法(MOCVD法)に
よりボロン含有絶縁膜(BSG膜,BPSG膜)を形成
する成膜方法に関する。
【0003】
【従来の技術】半導体装置の高密度化に伴い、ボロンリ
ンガラス膜(BPSG膜:Borophosphosilicateglass
膜)は半導体基板の平坦化を図る上で有用な絶縁膜であ
る。平坦化を図る場合、BPSG膜を溶融し、流動させ
るが、他の工程や使用材料を温度的に制限しないように
するため、溶融温度はできるだけ低いほうがよい。BP
SG膜の溶融温度を下げるためにはボロンやリンの添加
量を多くすればよいが、吸湿性が増し、かつボロンやリ
ンの析出が生ずるため、実用上、ボロンやリンの添加量
を適量に調整して用いている。
【0004】従来、MOCVD法により、ボロン含有絶
縁膜、例えばBPSG膜やボロンガラス膜(BSG膜:B
orosilicateglass膜)を形成する方法においては、ボロ
ンを供給するソースガスとして、TMB(Trimethylbor
ate:B(OCH3)3)ソースガスを用いる場合とTEB(Trie
thylborate:B(OC2H5)3)ソースガスを用いる場合があ
る。
【0005】BPSG膜を形成するためにTMBソース
ガスを用いる方法においては、TEOS(Tetraethylor
thosilicate:Si(OC2H5)4),TMOP(Trimethylphosp
hate:PO(OCH3)3)及びTMBの各ソースガスとオゾン
(O3 )を含有する酸素(O2)ガスとの混合ガスが反
応ガスとして用いられる。以下、オゾンを含有する酸素
ガスを単にオゾン含有ガスと称する。
【0006】TEOSソースガスはTEOSを含ませた
窒素ガスであり、TEOSソースを温度65℃に加熱し
た状態で、流量約3SLMの窒素ガス(ソースキャリア
ガス)によりバブリングして作成される。また、TMO
PソースガスはTMOPを含ませた窒素ガスであり、T
MOPソースを温度60℃に加熱した状態で、流量約1.
0 〜2.5 SLMの窒素ガスによりバブリングして作成さ
れる。
【0007】更に、TMBソースガスはTMBを含ませ
た窒素ガスであり、TMBソースを温度24℃に保持し
た状態で、流量0.02〜0.1 SLMの窒素ガスによりバブ
リングして作成される。ここで、TMBの蒸気圧が高い
ために、TMBを含ませた窒素ガスは他のソースを含ま
せた窒素ガスよりも流量を少なくしてボロンの添加量の
調整を行っている。
【0008】このようにして作成された反応ガスを加熱
された被堆積基板表面に導き、被堆積基板表面で反応さ
せることにより被堆積基板上にBPSG膜を堆積させ
る。また、BPSG膜を形成するためにTEBソースガ
スを用いる方法においては、TEOS,TMOP及びT
EBの各ソースガスとオゾン含有ガスとの混合ガスが反
応ガスとして用いられる。
【0009】TEOSソースガス及びTMOPソースガ
スの作成方法は前記と同様であるが、TEBソースガス
はTEBを含ませた窒素ガスであり、TEBソースを冷
却し、温度約10℃に保持した状態で、流量約1.5 SL
Mの窒素ガスによりバブリングして作成される。このよ
うにして作成された反応ガスを加熱された被堆積基板表
面に導き、被堆積基板表面で反応させることにより被堆
積基板上にBPSG膜を堆積させる。
【0010】
【解決しようとする課題】しかし、上記のTMBソース
ガスを用いる方法では、形成されたBPSG膜に開口を
形成するため、ウエットエッチングやドライエッチング
によりBPSG膜をエッチングすると、図8に示すよう
に、被堆積基板表面近くの下部領域でオーバエッチング
が生じるという問題がある。
【0011】また、TEBソースガスを用いる方法で
は、TEBの反応性が強いため、成膜チャンバ内で多く
のパウダーが発生し、パーティクルの原因となったり、
被堆積基板への均一なボロンの供給が妨げられて、BP
SG膜中のボロン濃度のばらつきを招いたりする。この
ため、成膜チャンバを頻繁にクリーニングする必要があ
り、CVD装置の清浄性の維持に手間がかかるという問
題がある。
【0012】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、形成される膜中にボロンが均一に含有さ
れ、かつパウダー等の発生の少ないボロン含有絶縁膜の
形成方法を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、所
定の温度に設定された容器内の1又は2以上の不純物ソ
ースからキャリアガスを介して不純物ソースガスを供給
し、成膜中に1又は2以上の不純物を添加する成膜方法
において、特定の前記不純物ソースの設定温度を下げ、
かつ該不純物ソースに供給するキャリアガスの流量を増
すことによって前記絶縁膜中の不純物含有量のばらつき
を少なくすることを特徴とする成膜方法によって達成さ
れ、第2に、前記特定の不純物ソースに供給するキャリ
アガスの流量は、常温時の流量の5倍以上としたことを
特徴とする第1の発明に記載の成膜方法によって達成さ
れ、第3に、前記特定の不純物ソースは、常温よりも低
い温度に保持されたトリメチルボレート(TMB)であ
ることを特徴とする第1又は第2の発明に記載の成膜方
法によって達成され、第4に、前記成膜方法では、他の
前記不純物ソースとしてトリメチルフォスフェイト(T
MOP)を用い、ほかにソースとしてテトラエチルオル
ソシリケート(TEOS)を用い、ボロンリンガラス膜
(BPSG膜)を形成することを特徴とする第3の発明
に記載の成膜方法によって達成され、第5に、前記成膜
方法では、ほかにソースとしてTEOSを用い、ボロン
ガラス膜(BSG膜)を形成することを特徴とする第3
の発明に記載の成膜方法によって達成される。
【0014】
【作用】本願発明者の調査によれば、従来例のTMBを
用いた方法で形成されたBPSG膜中のボロンの濃度分
布をSIMS法により調査したところ、図3(b)に示
すように、被堆積基板表面から400Å前後の下部領域
でボロン濃度が低下していることが分かった。従って、
このようなボロン濃度の低い箇所はエッチングレートが
高いため、BPSG膜の下部領域でオーバエッチングが
生じたものと考えられる。
【0015】ボロン濃度が低下する理由として次のよう
なことが考えられる。即ち、TMBソースガスでは他の
ソースガスと比べてバブリング用のキャリアガスの流量
が少ないため、キャリアガスの流量の僅かな変動でもT
MBの供給量が不安定になりやすいし、成膜初期の段階
でチャンバ内に十分に行き渡りにくい。このため、堆積
開始直後からキャリアガス流量が安定するまでのある期
間、BPSG膜中に取り込まれるボロン量は変動しやす
く、また、形成されたBPSG膜は被堆積基板表面から
300〜500Åの下部領域でボロン濃度が低下する場
合がある。
【0016】本発明の成膜方法によれば、成膜に使用す
る複数のソースのうち、特定の不純物ソースの温度を下
げ、かつその不純物ソースのキャリアガスの流量を増し
ている。特に、TMBソースの場合、蒸気圧が高いの
で、TMBソース温度を常温よりも低い適当な温度とす
ることにより、蒸気圧を適当に下げることができる。こ
のため、形成される膜中に添加されるボロン量を保持し
たまま、キャリアガスの流量を増やすことができる。
【0017】従って、ボロンの供給の不安定性が解消さ
れるとともに、成膜初期の段階でチャンバ内に十分にボ
ロンが行き渡る。これにより、形成される絶縁膜中に取
り込まれるボロン量はキャリアガスの変動に対してあま
り変動しなくなり、調整が容易になる。また、膜形成初
期のボロン濃度低下を防止することができる。例えば、
目安としてTEOSやTMOPのソースキャリアガスの
流量とあまり異ならないような流量とすることが必要で
ある。調査の結果より、TMBソースをバブリングする
ソースキャリアガスの流量は、常温時の流量の5倍以上
が望ましい。この場合、形成される膜中への必要なボロ
ン添加量に基づいて、ソースガス流量が上記条件を満た
すように、ソース温度を調整することが必要になる。
【0018】また、TMBソースガスを用いているの
で、TEBソースガスの場合ほどパウダが生じないとい
う利点もある。このため、成膜部のクリーニングもTE
Bの場合ほど頻繁に行わなくても、ボロン濃度のばらつ
きやパーティクルの発生を抑制することが可能になる。
従って、装置のスループットが向上する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (1)本発明の実施例に係る成膜方法に用いられるMO
CVD装置の反応ガス供給装置及び成膜部の構成につい
ての説明 図1は、MOCVD装置の反応ガス供給装置の構成図で
ある。同図において、2aは反応ガスをガス分散具26
に送るガス配管で、オゾンを含有する酸素ガス(オゾン
含有ガス)、TEOSソースを含む窒素ガス(TEOS
ソースガス)、TMOPソースを含む窒素ガス(TMO
Pソースガス)及びTMBソースを含む窒素ガス(TM
Bソースガス)を流すガス配管2b,2c,2e,2g
がそれぞれ接続され、かつガス分散具26と接続されて
いるガス配管2iが接続されている。
【0020】ガス配管2bはオゾン発生装置3により形
成されたオゾン含有ガスを流す。ガス配管2cはTEO
Sソースガスを流す。ガス配管2eはTMOPソースガ
スを流す。ガス配管2gはTMBソースガスを流す。そ
れぞれのガス配管2b,2c,2e,2gには、通流/
停止を調整するバルブ5a〜5c,5e,5gが設けら
れている。
【0021】また、2d,2f及び2hはそれぞれソー
スキャリアガスとしての窒素ガス(キャリアガス)をT
EOSソース,TMOPソース及びTMBソースの収納
された容器7a〜7cに送るガス配管で、TEOSソー
ス,TMOPソース及びTMBソース中に浸漬され、窒
素ガスのバブリングによりTEOS,TMOP及びTM
Bを含むソースガスを形成する。更に、それぞれのガス
配管2d,2f,2hには通流/停止を調整するバルブ
5d,5f,5hが設けられている。
【0022】更に、2iはガス配管2aから分岐し、ガ
ス分散具26と接続しているガス配管で、通流/停止を
調整するバルブ5iが設けられている。また、3はガス
配管2bと接続されているオゾン発生装置、4a〜4c
はそれぞれTEOSソース,TMOPソース及びTMB
ソースを収納する容器で、密封されている。7a,7b
はそれぞれTEOS容器4a,TMOP容器4bの周辺
部に設けられ、TEOSソース及びTMOPソースを加
熱し、保温するヒータ、8はTMB容器4cの周辺部に
設けられ、TMBソースを冷却し、保温する冷却器、6
a〜6dはオゾン発生装置3に送る酸素ガスやキャリア
ガスとしての窒素ガスの流量を調整するマスフローコン
トローラである。
【0023】また、9は配管2aの最も上流に設けら
れ、オゾン含有ガス,TEOSソースガス,TMOPソ
ースガス及びTMBソースガスを混合した反応ガスをガ
ス分散具26まで導く搬送ガスを導入する搬送ガス導入
口で、大きい流量、例えば18SLMの窒素ガスを流
す。BSG膜(ボロンガラス膜)を形成する際にはTM
Bソースガスが用いられ、更にBPSG膜(ボロンリン
ガラス膜)を形成する際にはTMOPソースガス及びT
MBソースガスの両方が用いられる。なお、PSG膜
(リンガラス膜)を形成する際にはTMOPソースガス
が用いられる。
【0024】なお、ガス配管2a,2c,2e,2g,
2iは、通常、通流中のソースガスが液化してガス配管
2a,2c,2e,2g,2iの内壁に付着しないよう
に、不図示のヒータ等によりソース温度以上の温度に保
たれる。以上が反応ガス供給装置を構成する。上記の反
応ガス供給装置から供給された反応ガスは成膜部に送ら
れる。
【0025】次に、成膜部について説明する。図1中、
符号21はチャンバ、22はチャンバ21内から使用済
みのガスや不要なガスを排出する排気口で、排気管23
によりチャンバ21外に送られる。24は真空チャック
等によりウエハ載置面にウエハを載置し、固定するウエ
ハ保持具、25はウエハ保持具24と分離して設けら
れ、ウエハ保持具24を介してウエハ27を間接的に加
熱するヒータ、26はウエハ保持具24のウエハ載置面
に対向するように設けられ、反応ガスをウエハ載置面の
ウエハ27表面に放出するガス分散具である。 (2)本発明の実施例に係る成膜方法の説明 (A)成膜条件を変化させた場合のBPSG膜中のボロ
ン濃度とリン濃度との関係についての説明 図2はBPSG膜を作成する方法において用いられる各
ソースの温度と対応するソースガスの蒸気圧との関係を
示す特性図である。縦軸は対数目盛で表した各ソースガ
スの蒸気圧(mmHg)を示し、横軸は比例目盛で表し
たソース温度(℃)を示す。なお、比較のため、TEB
についても示す。
【0026】図に示すように、TMBの蒸気圧は他のソ
ースと比べて相当高いことがわかる。この場合、ソース
温度を常温よりも低い適当な温度にして蒸気圧を下げる
ことにより、ボロンの供給量を一定量に保持したまま、
キャリアガスの流量を増やすことができる。これによ
り、ボロンの供給の不安定性が解消されるとともに、成
膜初期の段階でチャンバ内に十分にボロンが行き渡りや
すくなる。従って、キャリアガスの流量の変動に対して
BPSG膜中に取り込まれるボロン量の変動を小さく抑
えることができるとともに、初期濃度低下を防止するこ
とができる。特に、調査結果より、TMBソースガスの
流量は常温時の流量の5倍以上の流量が好ましい。な
お、BPSG膜中のボロン添加量はソース温度と流量に
より調整可能である。
【0027】図3は、TMBソースガスの流量及びTM
OPソースガスの流量を変化させた場合のBPSG膜中
のリン濃度とボロン濃度との関係を示す特性図である。
縦軸は比例目盛で示したリン濃度(wt%)を表し、横
軸は比例目盛で示したボロン濃度(wt%)を表す。以
下、成膜条件について示す。TMBソースガスの流量及
びTMOPソースガスの流量については調査範囲を示
す。
【0028】TEOSソースガス流量:3SLM TEOSソース温度:65℃ TMOPソースガス流量:1.0 〜2.5 SLM TMOPソース温度:60℃ TMBソースガス流量:0.5 〜2.0 SLM TMBソース温度:−23℃ オゾン含有ガス流量:7.5 SLM(O3 濃度=4%) 搬送ガス:窒素ガス 搬送ガス流量:18SLM デポ温度:400℃ 膜厚:5000Å 図3によれば、TMOPソースガスの流量を一定にして
おいてTMBソースガスの流量を増すと、リン濃度が低
下するとともにボロン濃度が増す。一方、TMBソース
ガスの流量を一定にしておいてTMOPソースガスの流
量を増すと、リン濃度は増すが、ボロン濃度は低下する
場合も増える場合もあり、全体としてあまり変化しな
い。上記のTMBソースガスの流量及びTMOPソース
ガスの流量の範囲において、リン濃度を2.5 〜7.2 wt%
の範囲で,ボロン濃度を2.4 〜5.5wt%の範囲でそれぞ
れ調整することができる。
【0029】なお、上記のリン濃度及びボロン濃度の範
囲は一例を示したものであり、上記のソース温度条件以
外でも本発明に適用することができる。その場合、形成
される膜中への必要なボロン添加量に基づいて、TMB
ソースガス流量が上記条件を満たすようにソース温度を
調整することが必要になる。以上より、上記の成膜条件
を適切に調整することにより、リン濃度及びボロン濃度
が所定の範囲に入るようにしつつ、かつ濃度のばらつき
が極力小さくなるようにすることができる。
【0030】(B)成膜方法の説明 次に、図1に示す反応ガス供給装置を用いて成膜部のウ
エハ27上にBPSG膜を形成する方法について、図1
を参照しながら説明する。まず、図1に示すような反応
ガス供給装置において、ヒータ7a,7bによりTEO
Sソース及びTMOPソースを加熱し、ソース温度をそ
れぞれ65℃,60℃に保持する。また、冷却器8によ
りTMBソースを冷却し、温度−23〜−27℃に保持
する。
【0031】このような状態で、ウエハ保持具24のウ
エハ載置面にウエハ27を接触させるとともに、真空チ
ャックによりウエハ27をウエハ載置面に固定する。こ
のとき、ヒータ25に電力を供給し、ウエハ保持具24
のウエハ載置面の温度を約400 ℃に保持する。次に、ウ
エハ27の温度が約400 ℃に達した後、反応ガス供給装
置のバルブ5bを開けて流量7.5 SLMの酸素ガスをオ
ゾン発生装置3に導入してオゾン濃度4%のオゾン含有
ガスを形成するとともに、バルブ5aを開けてこのオゾ
ン含有ガスをガス配管2aに送る。
【0032】また、バルブ5dを開けて流量約3SLM
の窒素ガスをTEOS容器4aに送り込み、バブリング
するとともに、バルブ5cを開けてTEOSを含む窒素
ガスをガス配管2aに送る。更に、バルブ5fを開けて
流量約1.3 SLMの窒素ガスをTMOP容器4bに送り
込み、バブリングするとともに、バルブ5eを開けてT
MOPを含む窒素ガスをガス配管2aに送る。
【0033】また、バルブ5hを開けて流量約1.3 SL
Mの窒素ガスをTMB容器4cに送り込み、バブリング
するとともに、バルブ5gを開けてTMBを含む窒素ガ
スをガス配管2aに送る。これにより、反応ガスとして
TEOS,TMOP,TMB及びオゾン含有ガスの混合
ガスがガス配管2a及び2iを流通して、ガス分散具2
6に送られ、ウエハ27上に放出される。この時、ガス
配管2c,2a,2i等をソース加熱の温度よりも高い
65℃以上の温度に保持しているので、流通する反応ガ
スの蒸気圧はガス配管2c,2a,2i等中での飽和蒸
気圧以下となり、ガス配管2c,2a,2i等の内壁で
液化が生じない。このため、反応ガスの組成の変動も生
じない。
【0034】この状態を所定の時間保持することによ
り、所定の膜厚のBPSG膜がウエハ27上に形成され
る。このとき、TMBソースを冷却することによりTM
Bの蒸気圧を下げ、TMBソースガスの流量を増やして
いるので、ボロン供給量の初期の変動を抑え、かつソー
スキャリアガスの流量の変動に対するボロン供給量の変
動を抑えることができる。従って、BPSG膜中にはボ
ロンが均一に添加される。
【0035】また、ソース温度と流量を適当に調整する
ことにより所望の不純物濃度が得られる。調査によれ
ば、形成されたBPSG膜中のリン濃度は4.0 〜4.1 wt
%であり、ボロン濃度は3.4 〜3.7 wt%であった。更
に、TMBソースを用いているので、TEBソースを用
いた場合に比べて、チャンバ内でパウダーの発生が大幅
に減少した。従って、ボロン濃度のばらつきを抑制する
ために、TEBソースを用いた場合ほどチャンバを頻繁
にクリーニングする必要はなくなった。 (3)上記の成膜方法により形成されたBPSG膜の特
性についての説明 (A)BPSG膜中のボロン濃度分布の調査結果につい
ての説明 図4(a)にBPSG膜中のボロン濃度分布について、
SIMS法により調査した結果について示す。縦軸はB
PSG膜中のSi,P及びB各粒子の検出強度(cp
s)を表し、横軸はBPSG膜の表面からの深さ(n
m)を表す。なお、比較のため、図4(b)に従来のT
MBを用いた成膜方法により作成されたBPSG膜につ
いて同様な調査をした結果について示す。
【0036】調査に用いた試料は、上記の成膜方法によ
り作成されたものであり、シリコンからなる下地基板上
に形成されたBPSG膜の膜厚は約200nm程度であ
る。なお、図4(b)の従来の場合、BPSG膜の膜厚
は約270nm程度である。その結果によれば、図4
(a)に示すように、下地基板の近くまでBPSG膜中
のリン濃度及びボロン濃度ともに大きな変動はなく、均
一な濃度分布が得られていることを示す。一方、従来の
場合、図4(b)に示すように、下地基板に近いBPS
G膜中のボロン濃度分布は界面から約380Åのところ
から界面にかけて急激に減少していることがわかる。
【0037】以上のように、BPSG膜中のボロン濃度
分布に大きな変動はなく、膜全体にわたって均一なボロ
ン濃度分布が得られるので、従来例のようなボロン濃度
の低下に起因する異常エッチングを防止することができ
る。 (B)BPSG膜中のボロン濃度分布の均一性の調査に
ついての説明 図5にBPSG膜中のボロン濃度のウエハ面内のばらつ
きについて調査した結果について示す。縦軸はボロン濃
度のばらつきを表し、下の式で表す。 ΔN=1/2×(Nmax −Nmin )/Nave 但し、Nmax :ボロン濃度分布のウエハ面内での最大値 Nmin :ボロン濃度分布のウエハ面内での最少値 Nave :ボロン濃度分布のウエハ面内での平均値 また、横軸はウエハの処理枚数を表す。
【0038】なお、比較のため、TEBソースガスを用
いた方法によりBPSG膜を形成する場合についても同
様な調査を行った。また、本発明の実施例の場合、処理
枚数300枚の調査範囲内ではチャンバ内をクリーニン
グしていないが、TEBソースガスを用いた方法の場
合、処理枚数100枚毎にチャンバ内をクリーニングし
ている。
【0039】実施例の試料は、上記(2)の(B)で説
明した成膜方法及び条件により作成された。但し、成膜
時間を実施例よりも長くし、膜厚5000Åとしている。一
方、TEBを用いた方法の場合の条件を以下に示す。 TEOSソースガス流量:3SLM TEOSソース温度:65℃ TMOPソースガス流量:1.5 SLM TMOPソース温度:60℃ TEBソースガス流量:1.5 SLM TEBソース温度:10℃ O3 /O2 流量:7.5 SLM(O3 濃度=4%) デポ温度:400℃ また、TEBを用いた方法により形成されたBPSG膜
の特性を以下に示す。
【0040】膜厚:5000Å リン濃度:4.0 〜4.3 wt% ボロン濃度:3.4 〜3.7 wt% 結果によれば、本発明の実施例の場合、処理枚数300
枚の調査範囲内ではチャンバ内をクリーニングしていな
いにもかかわらず、ボロン濃度のばらつきが±3%以内
に入っている。一方、TEBソースガスを用いた方法の
場合、処理枚数がほぼ100枚に達する毎にボロン濃度
のばらつきが±3%を越えた。これは、パウダーがチャ
ンバ内壁等に付着して余分なボロンの供給源となり、B
PSG膜中のボロン濃度のばらつきに影響を与えたもの
と考えられる。
【0041】従って、ボロン濃度のばらつきが±3%を
越える時点でチャンバ内をクリーニングするようにした
場合、実施例のTMBソースガスを用いた場合では、処
理枚数300枚(累積の堆積膜厚約150μmに相当す
る。)以上のサイクルでクリーニングすればよいが、T
EBソースガスを用いた場合、処理枚数ほぼ100枚
(累積の堆積膜厚30〜50μmに相当する。)毎にク
リーニングする必要がある。このため、装置のメンテナ
ンス性が向上する。
【0042】(C)排気管中のパウダー中のボロン量及
びリン量の調査についての説明 図6はチャンバ内及び排気管中に堆積したパウダー中の
ボロン量及びリン量の調査結果について示す特性図であ
る。縦軸はパウダー中のボロン量及びリン量(wt%)
を表し、横軸はウエハからの距離を示す。これは、ボロ
ン量及びリン量がBPSG膜中に有効に取り込まれてい
るか否かの判断の目安となる。
【0043】また、図7は、図6についてリン量に対す
るボロン量の比に書き直した場合の特性図である。縦軸
はパウダー中のリン量に対するボロン量の比を表し、横
軸はウエハからの距離を示す。これは、ボロン量及びリ
ン量がBPSG膜中に有効に取り込まれているか否かの
判断の目安となる。なお、ウエハからの距離が約17c
m以下の場合チャンバ内で採取されたパウダを示し、約
17cm以上の場合配管内で採取されたパウダを示す。
【0044】比較のため、TEBを用いた方法による場
合の調査結果についても上記と同様に図6及び図7に示
す。TMBを用いた方法による場合は、上記(2)の
(B)の実施例の成膜方法及び条件を用い、TEBを用
いた方法による場合、上記(3)の(B)に示す成膜条
件を用いた。
【0045】図6に示す結果によれば、TMBソースガ
スを用いた場合と比較して、TEBソースガスを用いた
場合には、パウダ中の残留ボロン濃度が高い。特に、中
心から13cmのチャンバ内と、30cmの排気管内で
残留ボロン濃度が非常に高い。これは、反応ガス中のボ
ロンが有効に消費されずに排気される割合が高いことを
示している。従って、TMBソースガスを用いた方法の
方が反応効率が高いといえる。
【0046】また、図7の結果によれば、TMBソース
ガスを用いた場合は、反応が起こるウエハの近くで、B
PSG膜中に取り込まれるリン量とボロン量が1に近く
なっている。このことはTMBソースガスとTMOPソ
ースガスの流量が整合された状態でリン量とボロン量が
BPSG膜により均等に取り込まれることを示してお
り、ボロン濃度のばらつきを減少させる要因になる。
【0047】以上のように、本発明の実施例のボロン含
有絶縁膜の成膜方法によれば、ボロンソースとしてTM
Bソースを用い、かつソース温度を常温より低い適当な
温度に保持して、ソースガスの流量を増し、かつ他のソ
ースガスの流量と整合をとっている。また、TMBソー
スを用いているので、パウダーの発生が少なく、チャン
バが汚染されにくい。
【0048】以上により、ボロン含有絶縁膜中のボロン
濃度のばらつきを抑制し、選択エッチングの際の異常エ
ッチングを防止することができる。また、パウダーの発
生が少ないため、TEBソースガスを用いた場合に比べ
て、クリーニングの回数を減らすことができる。これに
より、装置のメンテナンス性を向上することができる。
【0049】なお、上記の実施例では、ボロン含有絶縁
膜としてBPSG膜に本発明を適用しているが、BSG
膜に対しても本発明を適用可能である。また、TMBソ
ースに本発明を適用しているが、他のソースに適用可能
である。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の成膜方法によれ
ば、ソース温度を下げ、かつソースキャリアガスの流量
を増して形成される膜中の不純物含有量をばらつきを抑
制している。また、ボロンソースとしてTMBソースを
用いているので、パウダーの発生が少なく、チャンバが
汚染されにくい。従って、ボロン含有絶縁膜中のボロン
濃度のばらつきを抑制することができる。
【0051】これにより、ボロン含有絶縁膜の選択エッ
チングの際の異常エッチングを防止することができる。
更に、パウダーの発生が少ないため、装置の清浄性を維
持するためのクリーニングの回数を減らすことができ
る。これにより、装置のメンテナンス性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るMOCVD装置の反応ガ
ス供給装置及び成膜部の構成について示す側面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る成膜方法に用いられるソ
ースガスの蒸気圧とソース温度の関係について示す特性
図である。
【図3】本発明の実施例に係るTMBソースガス流量及
びTMOPソースガス流量を変化させて得られたBPS
G膜中のボロン濃度とリン濃度の関係について示す特性
図である。
【図4】本発明の実施例に係る成膜方法により作成され
たBPSG膜中のボロン濃度分布について示す特性図で
ある。
【図5】本発明の実施例に係る成膜方法により作成され
たBPSG膜中のボロン濃度のばらつき(ΔN)の累積
処理枚数依存性について示す特性図である。
【図6】本発明の実施例に係るMOCVD装置内に残留
するパウダ中のボロン残留量の測定位置依存性について
示す特性図である。
【図7】本発明の実施例に係るMOCVD装置内に残留
するパウダ中のボロン残留量/リン残留量比の測定位置
依存性について示す特性図である。
【図8】従来例に係る成膜方法の問題点について示す断
面図である。
【符号の説明】
2a〜2i ガス配管、 3 オゾン発生装置、 4a〜4c 容器、 5a〜5i バルブ、 6a〜6d マスフローコントローラ、 7a,7b,25 ヒータ、 8 冷却器、 9 搬送ガス導入口、 21 チャンバ、 22 排気口、 23 排気管、 24 ウエハ保持具、 26 ガス分散具、 27 ウエハ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の温度に設定された容器内の1又は
    2以上の不純物ソースからキャリアガスを介して不純物
    ソースガスを供給し、成膜中に1又は2以上の不純物を
    添加する成膜方法において、 特定の前記不純物ソースの設定温度を下げ、かつ該不純
    物ソースに供給するキャリアガスの流量を増すことによ
    って形成される膜中の不純物含有量のばらつきを少なく
    することを特徴とする成膜方法。
  2. 【請求項2】 前記特定の不純物ソースに供給するキャ
    リアガスの流量は、常温時の流量の5倍以上としたこと
    を特徴とする請求項1記載の成膜方法。
  3. 【請求項3】 前記特定の不純物ソースは、常温よりも
    低い温度に保持されたトリメチルボレート(TMB)で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の成膜
    方法。
  4. 【請求項4】 前記成膜方法では、他の前記不純物ソー
    スとしてトリメチルフォスフェイト(TMOP)を用
    い、ほかにソースとしてテトラエチルオルソシリケート
    (TEOS)を用い、ボロンリンガラス膜(BPSG
    膜)を形成することを特徴とする請求項3記載の成膜方
    法。
  5. 【請求項5】 前記成膜方法では、ほかにソースとして
    TEOSを用い、ボロンガラス膜(BSG膜)を形成す
    ることを特徴とする請求項3記載の成膜方法。
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