JPH07153260A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07153260A
JPH07153260A JP6206716A JP20671694A JPH07153260A JP H07153260 A JPH07153260 A JP H07153260A JP 6206716 A JP6206716 A JP 6206716A JP 20671694 A JP20671694 A JP 20671694A JP H07153260 A JPH07153260 A JP H07153260A
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秀人 日高
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一康 藤島
Yoshio Matsuda
吉雄 松田
Mikio Asakura
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  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャッシュヒット率を向上させた簡易キャッ
シュシステムを有する半導体記憶装置を得る。 【構成】 メモリセルアレイ5をブロックB1〜B4と
4分割し、センスアンプ6,I/Oスイッチ9間にブロ
ックB1〜B4に対応して、トランスファゲート31
(31a〜31d)と、データレジスタ32(32a〜
32d)とを挿入する。トランスファゲート31及びデ
ータレジスタ32は、ブロック単位に、メモリセルアレ
イ5の各ブロックにおける列数と同数個設けられ、トラ
ンスファゲート31は、ブロックデコーダ34により制
御線L1を介して各々が制御されるため、その導通・非
導通により、メモリセルアレイ5のデータをブロック単
位で、センスアンプ6を介して対応のデータレジスタ3
2へ転送するか否かが決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主としてキャッシュ
メモリを内部に有する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムのコストパ
フォーマンスを向上させるため、低速だが低コストで大
容量なダイナミックRAM(DRAM)をメインメモリ
に使用し、このメインメモリとCPU間に高速なバッフ
ァとして、小容量の高速メモリを設けることが、よく行
われていた。上記した高速バッファはキャッシュメモリ
と呼ばれ、CPUが必要としそうなデータのブロックを
メインメモリからコピーし、保持している。CPUがア
クセスするアドレスのデータがキャッシュメモリ内に存
在する時(キャッシュヒット)、CPUは必要とするデ
ータをキュッシュメモリより取り込む。一方、CPUが
アクセスするアドレスのデータがキャッシュメモリ内に
存在しない時(キャッシュミス)、CPUは低速なメイ
ンメモリ(DRAM)より、必要とするデータを取込
む。
【0003】上記したキャッシュメモリシステムをメモ
リシステムに組み込むには、高価な高速メモリを必要と
するのでコストを重視する小型のコンピュータシステム
では使用することができなかった。そこで、DRAMの
有しているページモード,スタティックコラムモード等
の高速アクセス機能を利用し、簡易なキャッシュシステ
ムを構成していた。
【0004】以下、図6の波形図を参照して、ページモ
ード,スタティックコラムモードの説明を行う。同図に
おいて(a) は通常のDRAMのサイクル、(b)はページ
モードサイクル、(c) はスタティックコラムモードサイ
クルである。
【0005】同図(a) に示すように、通常サイクルで
は、信号バーRAS(Row Address Strobe)の降下エッジ
でマルチプレクスアドレス信号MAより行アドレス (R
ow Address) RAをDRAM内に取込み、信号バーCA
S (Columm Address Strobe)の降下エッジでマルチプレ
クスアドレス信号MAより列アドレス(Columm Address)
CAをDRAM内に取り込む。そして、行アドレスR
A,列アドレスCAにより選択されたメモリセルのデー
タをデータ出力Dout として得る。通常サイクルは上記
したサイクルでデータを読み出すため、アクセス時間と
しては信号バーRASの降下エッジ時からデータ出力D
out が有効になるまでの時間tRAC (RASアクセスタ
イム)を要する。このアクセス時間tRAC は、通常10
0ns程度である。なお、tRPは信号バーRASのプリ
チャージ時間、tC はサイクル時間であり、通常tC
200ns程度である。
【0006】同図(b) に示すように、ページモードサイ
クルでは同一行アドレスRA上で複数の列アドレスCA
でデータの読出しが行える。従って、アクセス時間は信
号バーCASの降下エッジ時からデータ出力Dout が有
効になるまでの時間tCAC (CASアクセスタイム)と
なり、通常サイクルでのアクセス時間tRAC の半分程度
の時間となり、通常50ns程度である。なお、tCP
信号バーCASのプリチャージ時間、tPCはサイクル時
間である。
【0007】同図(c) に示すように、スタティックコラ
ムモードではページモードの信号バーCASの立下りエ
ッジを不要にし、列アドレスCAをあたかもスタティッ
クRAMのように動作させている。従ってアクセス時間
はマルチプレクスアドレスMA変化時からデータ出力D
out が有効になるまでの時間 tAA(アドレスアクセス
タイム)となり、tCAC 同様通常サイクルでのアクセス
時間tRAC の半分程度となり、通常50ns程度であ
る。
【0008】図7は、ページモードあるいはスタティッ
クコラムモードが可能な従来のDRAM素子の基本構成
を示す構成ブロック図である。
【0009】同図に示すように、行アドレスバッファ
1,列アドレスバッファ2がマルチプレクスアドレス信
号MAより各々行アドレスRA,列アドレスCAを取込
んでいる。そして信号バーRASの降下エッジが行アド
レスバッファ1に入力されると、行アドレスRAが行デ
コーダ3へ送られ、次段のワードドライバ4を駆動する
ことで、行アドレスRAにより選択されたメモリセルア
レイ5内の1本のワード線(図示せず)を活性化する。
【0010】そして、活性化されたワード線に接続され
た全メモリセルのデータが、メモリセルアレイ5内の全
ビット線(図示せず)を介してセンスアンプ6へ送られ
る。センスアンプ6は得られたデータを検知し、増幅す
る。したがって、この時点で指定された行アドレスRA
一行分のデータがセンスアンプ6にラッチされている。
以降、行アドレスRAが同一のデータをアクセスする場
合は、前述したページモード,スタティックコラムモー
ドが利用できる。
【0011】つまり、ページモードでは、信号バーCA
Sの降下エッジが列アドレスバッファ2に入力される
と、列アドレスCAが列デコーダ7に送られ、センスア
ンプ6に格納されているデータ群のいずれかを有効にす
ることで、出力バッファ8を介してデータ出力Dout
得る。スタティックコラムモードの場合も起動をマルチ
プレクスアドレスMAの変化による点を除き同様の動作
を行う。なお、9はデータの入出力を制御するI/Oス
イッチ、10は入力バッファ、Dinはデータ入力であ
る。
【0012】図8はページモード(あるいはスタティッ
クコラムモード)を利用した簡易キャッシュシステムを
有する従来のメモリシステムのブロック構成図である。
同図に示すように、このメモリシステムは8個の1M×
1構成のDRAM素子11〜18を使用し構成した1M
バイトのメモリシステムである。従ってアドレス線は2
0本(220=1048576=1M)必要とするが、実
際上はアドレスマルチプレクサ21より行アドレスRA
(10ビット),列アドレスCA(10ビット)に分け
たマルチプレクスアドレス信号MAが送られる10本の
アドレス線が各々のDRAM素子11〜18に接続され
ている。
【0013】図9は、図8で示したメモリシステムのキ
ャッシュ動作を示した波形図である。以下、図9および
図7を参照しつつ図8のメモリシステムの動作を説明す
る。なお、ラッチ22には、既に直前にアクセスされた
行アドレスRA1がラッチされており、センスアンプ6
内には行アドレスRA1の全データが既にラッチされて
いるとする。
【0014】このような状態で、図示しないCPUが必
要とするデータの20ビットのアドレス信号Ad をアド
レスジェネレータ23より発生する。このアドレス信号
dから行アドレスRA2がコンパレータ24に入力さ
れ、コンパレータ24はこの行アドレスRA2とラッチ
22に格納されている行アドレスRA1との比較を行
い、RA1=RA2であれば、センスアンプ6に保持し
ているデータ群にアクセスされた(キャッシュヒット)
ことになり、コンパレータ24は活性化した(“H”レ
ベル)キャッシュヒット信号CH(Cache Hit) をステー
トマシン25に送る。活性化した信号CHを受けたステ
ートマシン25は信号バーRASを“L”レベルに保っ
たまま、信号バーCASをトグルする(立ち上げた後に
立ち下げる)ページモード制御を行い、アドレスマルチ
プレクサ21はDRAM素子11〜18にマルチプレク
スアドレスMAとして、列アドレスCAを供給し、各D
RAM素子11〜18のセンスアンプ6に格納されたデ
ータ群より、列デコーダ7により選択されたデータを取
り出す。このようにキャッシュヒットした場合、DRA
M素子11〜18から高速なアクセス時間tCAC で、出
力データDout が得られる。
【0015】一方、コンパレータ24において、RA1
≠RA2が判定されると、センスアンプ6に保持してい
るデータ群以外にアクセスされた(キャッシュミス)こ
とになり、コンパレータ24はステートマシン25に非
活性(“L”レベル)の信号CHを発生する。この時、
ステートマシン25は信号バーRAS,バーCASの順
にトグルする通常サイクルのDRAM素子11〜18の
制御を行い、アドレスマルチプレクサ21は行アドレス
RA2,列アドレスCAの順にマルチプレクスアドレス
MAをDRAM素子11〜18に供給する。このように
キャッシュミスした場合、信号バーRASを図9に示す
ようにプリチャージし、さらにDRAM素子11〜18
から低速なアクセス時間tRAC で出力データDout が得
られることになる。このため、ステートマシン25はウ
ェイト信号Wait を発生し、CPUに待機をかける。ま
た、ラッチ22はコンパレータ24より活性化されない
キャッシュヒット信号CHを受けると新しい行アドレス
RA2を保持する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の簡易キャッシュ
システムは以上のようにセンスアンプ6によりラッチす
る形式で構成されているので、エントリー数は1であ
る。従って、同じ行アドレスRAに連続してアクセスす
る場合のみにキャッシュヒットとなるため、例えば連続
する2つの行アドレスにまたがったプログラムルーチン
が繰り返し実行される場合などには、必ずキャッシュミ
スが生じてしまうことになり、キャッシュヒット率が低
いという問題点があった。
【0017】この発明は、上記した問題点を解決するた
めになされたもので、キャッシュヒット率を向上させた
簡易キャッシュシステムを有する半導体記憶装置を得る
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の半導体記憶装置は、複数行及び複数列に配列さ
れ、各々が1つのトランジスタ素子と1つのキャパシタ
素子とによって構成され、情報を記憶する複数のメモリ
セルと、複数行に配置され、それぞれが対応した行に配
置された複数のメモリセルが接続される複数のワード線
と、複数列に配置され、それぞれが対応した列に配置さ
れた複数のメモリセルが接続される、並行に配置された
複数のビット線対と、複数列に配置され、対応した列の
ビット線対に接続され、対応した列のビット線対に現れ
た電位差を感知・増幅する複数のセンスアンプとを有
し、複数列単位の複数のブロックに分割されたメインメ
モリと、データを出力するためのデータ出力線と、それ
ぞれが、前記メインメモリの各ブロックに対応して設け
られ、前記メインメモリの対応したブロックから読み出
された情報を前記データ出力線に出力するか否かを行う
複数の回路と、これら複数の回路の隣接した回路間に位
置する境界領域に配置され、前記回路と接続される配線
とを備えて構成される。
【0019】また、請求項2記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記複数の回路のそれぞれは、キャッシュメモリ
の各ブロックと、このキャッシュメモリの各ブロックに
対応して設けられた転送手段の各転送部とを有し、前記
キャッシュメモリの各ブロックは、前記メインメモリの
各ブロックにおける複数列と同数の複数列に配置された
記憶素子を有し、前記メインメモリからブロック単位で
読み出された情報をブロック単位で記憶し、前記キャッ
シュメモリの各転送部は、前記メインメモリの各ブロッ
クと前記キャッシュメモリの各ブロックとの間に配置さ
れ、前記メインメモリからブロック単位で読み出された
情報をブロック単位で前記キャッシュメモリの複数の記
憶素子に転送するための複数のトランスファーゲートを
有して構成してもよい。
【0020】さらに、請求項3記載の半導体記憶装置の
ように、前記複数のトランスファーゲートは、読み出さ
れたデータを選択的に出力するためのデータ出力線とキ
ャッシュメモリの列を選択するためのキャッシュメモリ
用列デコーダとの間に配置されたブロックデコーダによ
って導通・非導通状態を制御されるようにしてもよい。
【0021】また、請求項4記載の半導体記憶装置の前
記回路に接続される配線は、ブロックデコーダから前記
複数のトランスファーゲートを制御するための制御線で
ある。
【0022】また、請求項5記載の半導体記憶装置の前
記複数の回路のそれぞれは、前記メインメモリの対応し
たブロックの複数のビット線対に現れたデータを選択的
にデータ出力線に転送するための回路である。
【0023】
【作用】この発明における請求項1記載の半導体記憶装
置の複数の回路は、それぞれが、メインメモリの各ブロ
ックに対応して設けられ、メインメモリの対応したブロ
ックから読み出された情報をデータ出力線に出力するか
否かを行うため、各ブロックからの情報を選択的にデー
タ出力線に出力することができる。
【0024】また、請求項2記載の半導体記憶装置の複
数の回路は、それぞれキャッシュメモリの各ブロック
と、このキャッシュメモリの各ブロックに対応して設け
られた転送手段の各転送部とを有しているため、メイン
メモリの情報をブロック単位にキャッシュメモリに独立
して格納することができる。
【0025】また、請求項3記載の半導体記憶装置は、
データ出力線とキャッシュメモリ用列デコーダとの間に
配置されたブロックデコーダにより、複数のトランスフ
ァゲートの導通・非導通状態を制御することにより、メ
インメモリとキャッシュメモリとのブロック単位の転送
を制御することができる。
【0026】さらに、請求項4記載の半導体記憶装置
は、上記回路に接続される配線は、ブロックデコーダか
ら複数のトランスファーゲートを制御するための制御線
として用いられる。
【0027】したがって、上記制御線は複数の回路の隣
接した回路間に位置する境界領域に配置されるため、制
御線形成領域を必要最小限に抑えることができる。
【0028】また、請求項5記載の半導体記憶装置の複
数の回路はそれぞれ、メインメモリの対応したブロック
の複数のビット線対に現れたデータを選択的にデータ出
力線に転送するための回路であるため、各ブロックの複
数のビット線対に現れたデータを選択的にデータ出力線
に出力することができる。
【0029】
【実施例】DRAMの外部制御信号バーRAS(行アド
レスストローブ)は立下りエッジで、通常のDRAM読
出し及び書込みのスタート信号としての役割をしてい
る。しかしながら、図6(b),(c) に示したようにページ
モードサイクル,スタティックコラムサイクルでは何の
役割も行っておらず、信号バーRASはこの間必ずしも
“L”レベルを維持し続ける必要はない。
【0030】そこで信号バーRASをページモードサイ
クル及びスタティックコラムサイクルでは以下のように
定義する。
【0031】 信号バーRAS“H”レベル=キャッシュヒット 信号バーRAS“L”レベル=キャッシュミス 図1はこの発明の一実施例であるキャッシュ機能を有す
るメモリシステムのDRAM素子の基本構成を示すブロ
ック構成図である。同図において1〜4,8〜10及び
バーCAS,MA,RA,CAは従来と同じであるので
説明は省略し、以下従来と異なる点について述べる。
【0032】同図に示すようにメモリセルアレイ5をブ
ロックB1〜B4と4分割して使用するため、センスア
ンプ6,I/Oスイッチ9間にブロックB1〜B4に対
応して、転送手段であるトランスファゲート31(31
a〜31d)と、キャッシュメモリであるデータレジス
タ32(32a〜32d)とを挿入している。
【0033】トランスファゲート31及びデータレジス
タ32は、ブロック(B1〜B4)単位に、メモリセル
アレイ5の各ブロックにおける列数と同数個設けられ、
データレジスタ32は、インバータG3をループ接続す
ることにより、スタティック記憶素子を構成する。
【0034】トランスファゲート31は、図2の詳細ブ
ロック構成図に示すように、ブロックデコーダ34によ
り制御線L1を介して各々が制御されるため、その導通
・非導通により、メモリセルアレイ5のデータをブロッ
ク(B1〜B4)単位で、センスアンプ6を介して対応
のデータレジスタ32a〜32dへ転送が可能となる。
【0035】制御線L1は、ブロックデコーダ34から
ブロック単位に各ブロックの境界の領域上に配置され、
対応のブロックのトランスファゲート31に接続され
る。
【0036】ブロックデコーダ34a〜34dは、各々
列アドレスCAの上位2ビットと信号バーRASの反転
信号を入力信号とするアンドゲートG1によりその活性
化が制御される。つまり、信号バーRASが“L”レベ
ルで、列アドレスCAの上位2ビットで選択されたブロ
ックデコーダ34a〜34dのいずれかが活性化し、信
号バーRASが“H”レベルでは、どのブロックデコー
ダ34a〜34dも活性化しない。またブロックデコー
ダ34a〜34dのいずれかが活性化すると対応するト
ランスファゲート31a〜31dが導通する。
【0037】一方、列デコーダ7は列アドレスCAを入
力信号とし、I/Oスイッチ9のいずれか1つを有効に
して、データ入出力線であるI/OバスI/Oとデ―タ
レジスタ32とを選択的に接続する。つまり、列デコー
タ7はデ―タレジスタ32の列を選択するキャッシュメ
モリ用列デコーダを兼ねている。
【0038】図3はこの発明の一実施例であるキャッシ
ュ機能を有するメモリシステムを示したブロック構成図
である。同図に示すように、従来と異なり、4つのラッ
チ22a〜22dを設けている。また、これらのラッチ
22a〜22dの選択手段としてセレクタ36が設けら
れており、セレクタ36はアドレス信号Ad より行アド
レスRAの全ビットと列アドレスCAの上位2ビットを
入力信号とし、列アドレスCAの上位2ビットに基づき
コンパレータ24と比較すべきラッチ22a〜22dの
いずれかを選択し、コンパレータ24の出力であるキャ
ッシュヒット信号CHが非活性であるキャッシュミス時
には、行アドレスRAの値を選択されたラッチ22a〜
22dのいずれかに保持させる働きを有している。
【0039】以下、図4のキャッシュヒット,キャッシ
ュミス時の波形図を参照しつつ、図1,図2で示したこ
の発明の一実施例であるメモリシステムの動作を説明す
る。なお、ラッチ22a〜22dには、既に各ブロック
B1〜B4において直前にアクセスされた行アドレスR
A1a〜RA1dが各々ラッチされており、データレジ
スタ32a〜32dにはその時のブロックB1〜B4ご
との全データが既にラッチされているとする。
【0040】このような状態で、図示しないCPUが必
要とする20ビットのアドレス信号Ad をアドレスジェ
ネレータ23より発生する。このアドレス信号Ad から
行アドレスRA2がコンパレータ24に入力される。一
方、アドレス信号Ad の列アドレスCAの上位2ビット
がセレクタ36に入力されると、セレクタ36は選択さ
れたブロックB1〜B4に該当するラッチ22a〜22
dのいずれかのみを有効にする。ここで、説明の都合上
ブロックB2、つまりラッチ22bが選択されたとする
と、コンパレータ24は入力された行アドレスRA2と
ラッチ22bに格納されている行アドレスRA1bとの
比較を行い、RA1b=RA2であれば、キャッシュヒ
ットとみなし、活性化した(“H”レベルの)キャッシ
ュヒット信号CHをステートマシン25に送る。そし
て、活性化したキャッシュヒット信号CHを受けたステ
ートマシン25は“H”レベルの信号バーRASを各D
RAM素子11〜18に送る。
【0041】この時、信号バーRASは“H”レベルと
なるため、全てのブロックデコーダ34は活性化せず、
全トランスファゲート31は導通せず、全データレジス
タ32とセンスアンプ6間は電気的に遮断されている。
【0042】一方、ステートマシン25は信号バーRA
Sを“H”レベルに保ったまま、信号バーCASをトグ
ルするページモード制御を行ない、アドレスマルチプレ
クサ21はDRAM素子11〜18にマルチプレクスア
ドレスMAとして列アドレスCAを供給し、各DRAM
素子11〜18のデータレジスタ32bに格納されたデ
ータ群より列デコーダ7により選択されたデータをI/
Oスイッチ9を介して取り出す。このようにしてキャッ
シュヒットした場合、DRAM素子11〜18から高速
なアクセス時間tCAC で出力データDout が得られる。
【0043】また、コンパレータ24においてRA1≠
RA2が判定されると、キャッシュミスとみなし、非活
性(“L”レベル)のキャッシュヒット信号CHをステ
ートマシン25及びセレクタ36に送る。そして、非活
性のキャッシュヒット信号CHを受けたステートマシン
25は“L”レベルの信号バーRASを各DRAM素子
11〜18に送る。
【0044】この時、信号バーRASは“L”レベルと
なるため、ブロックデコーダ34bのみ活性化され、ト
ランスファゲート31bは導通し、データレジスタ32
bとセンスアンプ6間は電気的に接続される。なお、他
のデータレジスタ32a,32c,32dとセンスアン
プ6間は電気的に遮断されたままである。
【0045】一方、信号バーRASを送ったステートマ
シン25は、次に信号バーCASを立下げるサイクルで
DRAM素子11〜18の制御を行い、アドレスマルチ
プレクサ21は行アドレスRA2,列アドレスCAの順
にマルチプレクスアドレスMAをDRAM素子11〜1
8に供給する。そして、メモリセルアレイ5よりセンス
アンプ6,トランスファゲート31b及びデータレジス
タ32b,I/Oスイッチ9及び出力バッファ8を介し
て、列デコーダ7より選択されたデータを出力データD
out として読み出す。このようにキャッシュミス時に
は、DRAM素子11〜18から低速なアクセス時間t
RAC で出力データDout が得られることになる。このた
め、ステートマシン25はウェイト信号Wait を発生
し、CPUに待機をかける。また、セレクタ36により
選択されたラッチ22bには、新しい行アドレスRA2
が保持される。(他のラッチ22a,22c,22d内
の値は変化しない。)このように、キャッシュヒット,
キャッシュミス時におけるDRAM素子11〜18のメ
モリ管理をブロックB1〜B4単位で行えるようにした
ため、各ブロックB1〜B4各々が独立して行アドレス
に対するデータ群をデータレジスタ32に格納すること
ができるので、エントリー数は4である。すなわち、メ
モリセルアレイ5の各ブロックに対応して、キャッシュ
メモリとなるデ―タレジスタ32、トランスファゲ―ト
31とを設け、トランスファゲ―ト31の導通・非導通
をブロックデコ―ダ34を用いて行うことにより、メイ
ンメモリの情報をブロック単位にキャッシュメモリに独
立して格納することができる。
【0046】その結果、連続する2つの行アドレスにま
たがったプログラムルーチンが繰り返し実行される場合
などにも対応することができ、キャッシュヒット率は向
上する。
【0047】また、ブロックデコ―ダ34により、メイ
ンメモリの対応したブロックから読み出された情報をI
/OバスI/Oに出力するか否かを行うため、各ブロッ
クからの情報を選択的にI/OバスI/Oに出力するこ
とができる。
【0048】その結果、I/OバスI/Oをメインメモ
リの各ブロックで共有できるため、データ出力線の有効
利用を図ることができる。
【0049】また、制御線L1はI/Oスイッチ9及び
デ―タレジスタ32のブロック間の境界領域に配置され
るため、制御線L1の形成領域を必要最小限に抑えるこ
とができるため、制御線L1を設けることにより半導体
記憶装置の集積度が損なわれることはない。
【0050】さらに、通常のDRAM素子には必ず接続
される信号バーRASをキャッシュヒット,キャッシュ
ミスの判定に用いることで、別の外部制御信号を特に増
設する必要もなく、外部端子数が増加することはない。
【0051】なお、図1で示した実施例ではメモリの読
出し,書込みに関係なく、信号バーRASに従いキャッ
シュ制御を行っていたが、図5に示すように信号バーR
ASと書込み信号バーWEの反転信号を入力信号とした
オアゲートG2の出力の反転信号をアンドゲートG1に
入力するように設定することで、書込み時(バーWE=
“L”)は、信号バーRASの“H”,“L”にかかわ
らず、全ブロックデコーダ34を活性化しない、つまり
全トランスファゲート31を非導通とするような切り換
えを実現することもできる。勿論他の組合せも同様に実
現可能である。
【0052】また、この実施例ではメモリセルアレイ5
を4ブロックB1〜B4構成(エントリー数4)とした
が、ブロックの分割数は適当に増減することは勿論可能
である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の半導体記憶装置の複数の回路は、それぞ
れが、メインメモリの各ブロックに対応して設けられ、
メインメモリの対応したブロックから読み出された情報
をデータ出力線に出力するか否かを行うため、各ブロッ
クからの情報を選択的にデータ出力線に出力することが
できる。 その結果、データ出力線をメインメモリの各
ブロックで共有できるため、データ出力線の有効利用を
図ることができる。加えて、複数の回路それぞれにメイ
ンメモリの各ブロックの情報の保持するキャッシュ機能
を持たせることにより、キャシュヒット率の高いキャッ
シュシステムを有する半導体記憶装置を実現することが
できる。
【0054】また、請求項2記載の半導体記憶装置の複
数の回路は、それぞれキャッシュメモリの各ブロック
と、このキャッシュメモリの各ブロックに対応して設け
られた転送手段の各転送部とを有しているため、メイン
メモリの情報をブロック単位にキャッシュメモリに独立
して格納することができる。
【0055】その結果、エントリー数をブロック数とし
たキャッシュ動作を行うことができるため、キャッシュ
ヒット率を向上させることができる。
【0056】また、請求項3記載の半導体記憶装置は、
データ出力線とキャッシュメモリ用列デコーダとの間に
配置されたブロックデコーダにより、複数のトランスフ
ァゲートの導通・非導通状態を制御することにより、メ
インメモリとキャッシュメモリとのブロック単位の転送
を制御することができる。
【0057】さらに、請求項4記載の半導体記憶装置
は、上記回路に接続される配線は、ブロックデコーダか
ら複数のトランスファーゲートを制御するための制御線
として用いられる。
【0058】したがって、上記制御線は複数の回路の隣
接した回路間に位置する境界領域に配置されるため、制
御線形成領域を必要最小限に抑えることができ、その結
果、制御線生成により半導体記憶装置の集積度が損なわ
れることはない。
【0059】また、請求項5記載の半導体記憶装置の複
数の回路はそれぞれ、メインメモリの対応したブロック
の複数のビット線対に現れたデータを選択的にデータ出
力線に転送するための回路であるため、各ブロックの複
数のビット線対に現れたデータを選択的にデータ出力線
に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例であるキャッシュ機能を
有するメモリシステムにおけるDRAM素子の構成説明
図である。
【図2】 図1のDRAM素子の詳細な構成説明図であ
る。
【図3】 この発明の一実施例であるキャッシュ機能を
有するメモリシステムのブロック構成図である。
【図4】 この発明の一実施例のキャッシュ動作を示す
波形図である。
【図5】 この発明の他の実施例であるキャッシュ機能
を有するメモリシステムにおけるDRAM素子の構成説
明図である。
【図6】 DRAMにおける高速アクセス機能を示した
波形図である。
【図7】 従来のキャッシュ機能を有するメモリシステ
ムにおけるDRAM素子の構成説明図である。
【図8】 従来のキャッシュ機能を有するメモリシステ
ムのブロック構成図である。
【図9】 従来のキャッシュ動作を示す波形図である。
【符号の説明】
5 メモリセルアレイ、6 センスアンプ、22a〜2
2d ラッチ、24コンパレータ、31a〜31d ト
ランスファゲート、32a〜32d データレジスタ、
34a〜34d ブロックデコーダ、36 セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 幹雄 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式会 社エル・エス・アイ研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数行及び複数列に配列され、各々が1
    つのトランジスタ素子と1つのキャパシタ素子とによっ
    て構成され、情報を記憶する複数のメモリセルと、複数
    行に配置され、それぞれが対応した行に配置された複数
    のメモリセルが接続される複数のワード線と、複数列に
    配置され、それぞれが対応した列に配置された複数のメ
    モリセルが接続される、並行に配置された複数のビット
    線対と、複数列に配置され、対応した列のビット線対に
    接続され、対応した列のビット線対に現れた電位差を感
    知・増幅する複数のセンスアンプとを有し、複数列単位
    の複数のブロックに分割されたメインメモリと、 データを出力するためのデータ出力線と、 それぞれが、前記メインメモリの各ブロックに対応して
    設けられ、前記メインメモリの対応したブロックから読
    み出された情報を前記データ出力線に出力するか否かを
    行う複数の回路と、 これら複数の回路の隣接した回路間に位置する境界領域
    に配置され、前記回路と接続される配線とを備えた半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の回路のそれぞれは、キャッシ
    ュメモリの各ブロックと、このキャッシュメモリの各ブ
    ロックに対応して設けられた転送手段の各転送部とを有
    し、 前記キャッシュメモリの各ブロックは、前記メインメモ
    リの各ブロックにおける複数列と同数の複数列に配置さ
    れた記憶素子を有し、前記メインメモリからブロック単
    位で読み出された情報をブロック単位で記憶し、 前記キャッシュメモリの各転送部は、前記メインメモリ
    の各ブロックと前記キャッシュメモリの各ブロックとの
    間に配置され、前記メインメモリからブロック単位で読
    み出された情報をブロック単位で前記キャッシュメモリ
    の複数の記憶素子に転送するための複数のトランスファ
    ーゲートを有している請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のトランスファーゲートは、読
    み出されたデータを選択的に出力するためのデータ出力
    線とキャッシュメモリの列を選択するためのキャッシュ
    メモリ用列デコーダとの間に配置されたブロックデコー
    ダによって導通・非導通状態を制御される請求項2記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記回路に接続される配線は、ブロック
    デコーダから前記複数のトランスファーゲートを制御す
    るための制御線である請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の回路のそれぞれは、前記メイ
    ンメモリの対応したブロックの複数のビット線対に現れ
    たデータを選択的にデータ出力線に転送するための回路
    である請求項1記載の半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5677968A (en) * 1979-11-26 1981-06-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Hierarchy memory element

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