JPH0715194Y2 - 筐体構造 - Google Patents

筐体構造

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JPH0715194Y2
JPH0715194Y2 JP15281289U JP15281289U JPH0715194Y2 JP H0715194 Y2 JPH0715194 Y2 JP H0715194Y2 JP 15281289 U JP15281289 U JP 15281289U JP 15281289 U JP15281289 U JP 15281289U JP H0715194 Y2 JPH0715194 Y2 JP H0715194Y2
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JP
Japan
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boss
axis
housing
shaft
insertion hole
Prior art date
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Application number
JP15281289U
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English (en)
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JPH0390487U (ja
Inventor
浩男 細野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、筺体構造、詳しくは、成形加工により製作さ
れる筺体の支持すべきメンバ取付用のボスおよび支持す
べきメンバ位置決めガイド部の構造に関する。
[従来の技術] 合成樹脂,焼結金属,セラミックスあるいは金属等の成
形加工で作製されるものであって、プリント基板や電気
制御部材あるいは機構部材などのメンバ(以下部材と称
す)を支持する筺体において、成形加工の型の抜き方向
と部材の支持するネジ穴等の軸状体挿通穴(以下取付穴
と称す)の軸方向が同一方向でない場合、上記取付穴が
設けられるボス本体の形状、更にはボス端部に設けられ
部材を位置決めするガイド部の形状が問題になる。第4
図は、そのような場合の従来例の筺体構造の縦断面図を
示す。これは筺体10の型抜き方向の第1の方向と部材取
付面cとは垂直でない場合であって、上記部材取付面c
に対して、通常、直角に設けられる取付穴10c,10dの軸
心の第2の方向と上記第1の方向とは所定の鋭角θだけ
傾斜する。上記取付穴10c,10dが設けられるボス本体部
(以下ボスと称す)10a,10bの外形は、上記取付穴が特
にセルフタップねじの下穴である場合、所定の肉厚を必
要とする。そして、その肉厚を均一とするために、従来
においては、上記ボス部10a,10b外形を取付穴10c,10dの
軸の第2の方向に合致した方向に成形型を抜いて形成し
ていた。従って、第5図に示されるように、例えば、支
持されるメンバであるプリント基板2はボス10aに設け
られる突起状の部材位置決めガイド10hに嵌合され、ネ
ジ部3aを持つセルフタップねじ3で螺着されて取付けら
れる。図に示されるようにボス10aと取付穴10cはそれぞ
れ同一軸心eを有し、従って、位置決めのガイド10hも
同軸心上に設けることができるので偏肉のないガイドと
することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述の従来例によると、ボス10aの肉厚も均
等で、更に部材の位置決めガイド10hもボス10aに同軸心
に設けられ、部材の取付けも精度よく行うことができる
のであるが、上述の如く、成形の型抜き方向とボス10a
外形の成形加工の型の抜き方向とが異なるため、成形金
型に組合せ型、あるいは、スライド型のものを用いる必
要が生じ、当然金型の製作や管理上あるいは部品精度上
不利となり、部品コスト的にも高価なものになってしま
うという不具合があった。
一方、ボス本体を型抜き方向に沿うように形成し、且つ
このボス内のネジ穴(軸状体挿通穴)はボス(ネジ)に
より支持すべきメンバの取付面に垂直となるようにする
と、この穴により削られて、ボス端部に形成すべき位置
決めガイド(段状凸部)は、位置規制作用をなすべき方
向(上下,左右等)によって肉厚に偏りを生じてしまう
ことになる。
本考案の目的は、上述の不具合を解消するため、成形加
工される筺体において、支持すべきメンバの取付面が型
抜き方向に垂直でなかった場合、メンバを支持するボス
本体を型抜き方向で成形するとともに、ボスに設けるメ
ンバの位置決めガイドを偏肉のないものとすることによ
って、それによる位置規制方向の全てについて十分な強
度を確保できるようにするとともに、その筺体の製作を
容易にしたこの種の筺体構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本考案の筺体構造は、自己の外形の仮想的中心軸である
第1の軸が成形加工時の型抜き方向に沿う第1の方向と
なるように設けられたボス本体部に、軸状体挿通穴をそ
の仮想的中心軸である第2の軸が上記第1の方向とは所
定の鋭角をなす第2の方向となるようにして上記ボス本
体部の端面側より形成するとともに、上記ボス本体部端
面の上記軸状体挿通穴の開口周縁部に臨んで、該ボスに
より支持すべきメンバを位置決めするための凸状ガイド
部を、その中心部が上記第1の軸よりも上記第2の軸に
近接するか乃至は上記第2の軸上に位置するように設け
てなることを特徴とする。
[実施例] 以下、図示の実施例によって本考案を説明する。
第3図は、本考案の一実施例を示す筺体構造を適用した
制御ボックスの外観図である。筺体1は据付面に対し傾
斜した面を有するパネル部であって、操作スイッチ,LE
D,表示装置用の開口部1e,1f,1hが配設され、筺体5は筺
体1に接合して組立てられ、各制御要素を内蔵する。
第1図は、上記第3図のD−D断面を示し、筺体1の成
形加工の型抜き方向は第1の方向であって、筺体5との
接合部1gの面方向は第1の方向と一致させ、そして、接
合する筺体5の嵌合面の方向とも一致させる。
ボス1a,1bの外形(直径d0)の仮想的中心軸である第1
の軸aは上記第1の方向と一致させる。従って、筺体の
上記型抜き方向でボス1a,1bの外形も成形することがで
きる。また、筺体の前面と平行である部材2の支持面c
は第1の方向に対して傾斜しており、その面に直交して
設けられる取付穴1cの仮想的中心軸である第2の軸bの
方向の第2の方向は第1の方向と所定の鋭角θをなして
いる。第2図のボス1a部の拡大断面図に示されるよう
に、ボス1aの肉厚に取付穴1cの傾斜方向に偏肉部分が生
じる。その肉厚の最小厚を上下均等に確保するために取
付穴1cの第2の軸bの端部で位置O1はボス1aの第1の軸
aに対して偏位位置δだけずれている。一方、図に示さ
れるようにボス1aの端面の取付穴1cの開口周縁部に臨ん
でボス1aにより支持すべき部材の位置決め用凸状ガイド
部1h(直径d1)が設けられている。その凸状ガイド部1h
の中心点O1はボス1aの第1の軸aから偏位して設けら
れ、上記第2の軸b上、あるいは、それに近接して位置
するように設定される。
以上のような構造を有する本実施例の筺体1への部材の
固定について説明すると、第1図のc面に支持すべき部
材、例えばプリント基板2をボス1aに設けられるガイド
1hにて位置した状態で取付け、セルフタップねじ3によ
って螺着される。また、上記筺体1の成形加工は筺体1
の接合部1g側の端面をパーティングラインとし、結合部
1g,ボス1a,1b外形,ガイド部1h,素子用の穴1f,1e等は第
1の方向の型抜き方向に沿って成形加工し、取付穴1c,1
dのみスライド型を用い、第2の方向に抜いて成形加工
することになる。勿論,取付穴1c,1d加工は機械加工で
もよい。従って、上記ガイド部1hは取付穴の軸心bと同
心にすることができるため、周縁上均肉のガイド部を設
けることができ、位置決めの精度及び機械的強度も向上
する。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案の筺体構造は、支持すべきメ
ンバの取付面が型抜き方向と垂直でないようなものにお
いて、成形加工時の型抜き方向に従って、メンバを支持
するボスの外形を成形加工し、そのボス本体部にその型
抜き方向と鋭角をなす方向の軸状体挿通穴を設け、更
に、ボス端部に設けられる上記メンバの支持位置決め用
ガイドの中心位置を挿通穴軸上あるいはその軸の近傍に
設定した構造であって、本考案によてば、挿通穴以外の
部分は型抜き方向に沿って成形加工することが可能とな
るので、成形金型等も安価に製作することができると共
に、成形精度も向上し、部品コストも低減される。また
特に、支持すべきメンバに対する位置規制方向によって
位置決め用ガイド自体の肉厚に偏りが生じないため、位
置規制する全方向に対し充分な強度を確保できるなど顕
著な特徴を有する筺体構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第3図のD−D断面図であって、本考案の一
実施例を示す筺体構造を有する筺体の縦断面図、 第2図は、上記第1図の筺体の要部拡大断面図、 第3図は、上記第1図の筺体構造を適用した制御ボック
スの斜視図、 第4図は、従来例の筺体構造を有する筺体の縦断面図、 第5図は、上記第4図の筺体の要部拡大断面図である。 1……筺体 1a……ボス(ボス本体部) 1c……取付穴(軸状体挿通穴) 1h……凸状ガイド 2……部材であるプイント基板(支持すべきメンバ) a……第1の軸 b……第2の軸 θ……所定の鋭角

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己の外形の仮想的中心軸である第1の軸
    が成形加工時の型抜き方向に沿う第1の方向となるよう
    に設けられたボス本体部に、軸状体挿通穴をその仮想的
    中心軸である第2の軸が上記第1の方向とは所定の鋭角
    をなす第2の方向となるようにして上記ボス本体部の端
    面側より形成するとともに、上記ボス本体部端面の上記
    軸状体挿通穴の開口周縁部に臨んで、該ボスにより支持
    すべきメンバを位置決めするための凸状ガイド部を、そ
    の中心部が上記第1の軸よりも上記第2の軸に近接する
    か乃至は上記第2の軸上に位置するように設けてなるこ
    とを特徴とする筐体構造。
JP15281289U 1989-12-28 1989-12-28 筐体構造 Expired - Lifetime JPH0715194Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15281289U JPH0715194Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 筐体構造

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JP15281289U JPH0715194Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 筐体構造

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Publication Number Publication Date
JPH0390487U JPH0390487U (ja) 1991-09-13
JPH0715194Y2 true JPH0715194Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31699053

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JP15281289U Expired - Lifetime JPH0715194Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28 筐体構造

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