JPH0715193Y2 - 端部電線保護具 - Google Patents

端部電線保護具

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JPH0715193Y2
JPH0715193Y2 JP1621790U JP1621790U JPH0715193Y2 JP H0715193 Y2 JPH0715193 Y2 JP H0715193Y2 JP 1621790 U JP1621790 U JP 1621790U JP 1621790 U JP1621790 U JP 1621790U JP H0715193 Y2 JPH0715193 Y2 JP H0715193Y2
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JP1621790U
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JPH03109386U (ja
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利信 中村
Original Assignee
品川商工株式会社
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この特定考案乃至第三考案は、各種の電気或いは電子機
器において、シャーシーその他の板隔壁Aを切欠いて配
線するときに、その切欠部aに覆部材を被覆せしめて、
その切欠部aを通過する電線の被覆部材が損傷しないよ
うにする端部電線保護具に関するものである。
(従来の技術) 斯種物品においては、一つには第1図(1)乃至第1図
(3)に示すような、長手状のU型部材Bをシャーシー
等の板隔壁Aの切欠部aの所要長さに切断して嵌着片
b、b′、b″を形成し、その嵌着片b、b′、b″を
前記切欠部a内側壁に嵌着せしめる切断挿着方式があ
る。
また他に第2図(1)及び第2図(2)に示すような、
シャーシー等の板隔壁Aの切欠部aに沿った形状のU型
枠体Cを一体的に形成し、そのU型枠体Cに切欠部aの
端面に挿着する断面U型の溝条cを形成し、かつその切
欠部aの開口端側に設けた内側突設切欠a′に挿着する
係止突起c′を設けた引掛挿着方式のものもある。
(考案が解決しようとする問題点) 前記公知の切断挿着方式にあっては、長手状のU型部材
Bを挿着しようとする切欠部aの所要長さに切断して嵌
着片b、b′、b″を形成する作業を要するは勿論、U
型部材が振動その他の衝撃によって脱離することが間々
あり、電線の保護目的を達し得ないことが多い。
また前記公知の引掛挿着方式にあっては、前記切断挿着
方式のようなU型部材Bを嵌着片b、b′、b″に切断
する作業を必要とせず、切欠部a内側壁及び内側突設突
起a′に溝条c及び係止突起c′を挿着するのみで切欠
部aにU型枠体Cを取付けることのできる利点はある
が、切欠部aの板厚が薄いときには内側突設突起a′と
係止突起c′との挿着が不完全となり、また板厚が厚過
ぎると内側突設突起a′へ係止突起c′を挿着する作業
は困難でありまたその係止構造が挿着方式をとっている
ために特に板厚の薄い内側突設突起a′の場合には前記
切断挿着方式と同様に振動その他の衝撃によってU型枠
体Cが離脱し、電線の保護目的を達し得ない。
本特定考案乃至第三考案の第一目的は、振動その他の衝
撃を受けても収束電線作業時等においても濫りにシャー
シーその他の板隔壁Aの切欠部aより脱離できないよう
な端部電線保護具を提供せんとするにある。同第二の目
的は着脱方式の作業性の簡単なもので前記第一目的を達
成せんとするにある。次に本第二考案の第三の目的は、
端部電線保護具内に電線を確実に収束し、かつまた取
出、挿入が容易にできるものを提供せんとするにある。
更に本第三考案の第三の目的は相対する枠部材を一対と
して切欠部aへの取付時の選択作業性を高揚せんとする
にある。
(問題点を解決するための手段) 本特定発明は、シャーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部
aの表、裏面に当設する適度の弾性と硬性とを有する枠
部材1、2を設け、その枠部材1又は2の一方に前記板
隔壁Aを貫通する一以上の嵌合子3を設け、かつその枠
部材2又は1の他方にその嵌合子3と相対して係合する
係合子4を設け、かつ前記切欠部a内周縁の覆部材5を
有することによって前記第一目的及び第二目的を達成せ
しめんとするものである。
本第二考案は、シャーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部
aの表、裏面に当設する適度の弾性と硬性とを有する枠
部材1、2を設け、その枠部材1又は2の一方に前記板
隔壁Aを貫通する一以上の嵌合子3を設け、かつその枠
部材2又は1の他方にその嵌合子3と相対して係合する
係合子4を設け、かつ前記切欠部a内周縁の覆部材5を
有すると共に、前記枠部材1又は2の開放端縁側に電線
Rをその枠部材1、2内に嵌入せしめて保持できる阻止
子6を設けたことによって前記第一目的乃至第三目的を
達成せしめんとするものである。
本第三考案は、シャーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部
aの表、裏面に当設する適度の弾性と硬性とを有する枠
部材1、2を設け、その枠部材1又は2の一方に前記板
隔壁aを貫通する一以上の嵌合子3を設け、かつその枠
部材2又は1の他方にその嵌合子3と相対する係合子4
を設け、かつ前記切欠部の内周縁の覆部材5を有すると
共に、前記枠部材1、2の開放端縁を折曲可能な連結子
7により接合せしめたことによって前記第一目的乃至第
三目的を達成せしめんとするものである。
(作用) 本特定考案乃至本第三考案においては、前述のように構
成したから、例えば第5図及び第11図に示すようなシャ
ーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部aの表面と裏面に第
3図及び第4図、第7図及び第8図又は第9図及び第10
図に示すような適度の弾性と硬性とを有する枠部材1と
2とを相対して当設せしめ、第13図に示すようなその枠
部材1、2の一方に設けた一以上の嵌合子3を前記板隔
壁Aを通過せしめて相対する一以上の係合子4に係合せ
しめる。かくするとき枠部材1、2は前記板隔壁Aを貫
通して切欠部a内周側の当該位置に設置され、切欠部a
の内周縁の切断面を覆部材5で被覆する。そして、第6
図及び第12図に示すような切欠部aに設置された枠部材
1、2内に電線Rを集束跨行せしめて使用するものであ
る。
本第二考案では、前記に更に枠部材1及び又は2の開放
端縁側に阻止子6を設けたので、枠部材1、2内に電線
Rを嵌入するときには阻止子6に抗して電線Rを嵌入せ
しめて電線Rを第6図及び第12図に示す状態で保持で
き、枠部材1、2内より電線Rを取出すときは阻止子6
を内側へ又は外側へ阻止状態を開放して枠部材1、2内
より電線Rを離脱させることができるものである。
本第三考案では、前記に更に枠部材1、2の開放端縁を
折曲可能な連結子7により接合したので、枠部材1、2
を一組として保管運搬送に供し得るは勿論、切欠部aに
枠部材1、2を設置せしめるときには連続子7を切欠部
a開放側に位置せしめて枠部材1、2の一方に設けた一
以上の嵌合子3を板隔壁Aを貫通せしめた後係合子4を
その嵌合子3に嵌合せしめる簡単な作業で設置すること
もできる。
(実施例) 第3図乃至第13図は本特定考案乃至本第三考案の夫々の
3実施例を示し、第3図乃至第6図、第7図及び第8
図、第9図乃至第12図を夫々同一実施例を示し、第13図
は第3図乃至第8図の二実施例の嵌合子と係合子の係合
拡大断面図を示すものである。図中、板隔壁A、切欠部
a、電線Rは第1図(1)乃至第2図(2)の公知例と
同一符号で表記している。
1、2は枠部材で、これら実施例ではコ型形状のものを
相対させたものを示したが、一側が開放されておれば良
く、その形状はこれら実施例に限定されるものではな
い。
3は嵌合子、4は嵌合子3と相対して係合する係合子
で、第3図乃至第5図実施例では枠部材1、2の上方中
央位置に設けた一組のものを示し、第7図乃至第12図実
施例では枠部材1、2の両肩に二組設けたものを示した
が、本特定考案乃至本第三考案では板隔壁Aの厚、切欠
部aの大小による枠部材1、2の大小、重量によって選
択できるものであって、一以上であれば良く、この実施
例に限定されるものではない。また嵌合子3は頭部に段
部を切欠いた引掛顎を係合子4の段部に係合させるもの
を示し、その係合構造を第4図乃至第8図実施例では枠
部材1、2の上下方向に第9図及び第10図実施例では枠
部材1、2の対角線方向で係合させるものを示し、更に
嵌合子3の板隔壁Aへの貫通構造を第5図実施例では孔
8aを第11図実施例では切欠部aの両肩の切欠8b、8bによ
るものを示したが、本特定考案乃至本第三考案では嵌合
子3が板隔壁Aを貫通して係合子4に係合できれば良
く、この実施例に限定されるものではない。
5は切欠部a内周壁を被覆する覆部材で、この実施例で
は何れも枠部材2の内周側に囲成立設せしめたものを示
したが、本特定考案乃至第3考案では電線Rを保護でき
る覆部材5を有すれば良く、例えば枠部材1に設置され
ていても、また枠部材1、2の双方に設置されていても
良く、この実施例に限定されるものではない。
6は阻止子で、この実施例では枠部材2の開口側にハ字
状に形成したものを示したが、枠部材1、2内に嵌入す
る電線Rの大きさ並びに重量によって選択しなければな
らないので、本第二考案では電線Rの阻止子6を有する
ことが条件でありこの実施例に限定されるものではな
い。
7は枠部材1、2の開放端縁を接合せしめた折曲可能な
連結子で、この実施例では枠部材1、2の内側縁側に設
けて阻止子6の曲高さと同程度になるようにしたものを
示したが、本第三考案においては枠部材1、2が一組と
して接合されており、適度の曲弾性を有するものであれ
ば良く、この実施例に限定されるものではない。
(効果) 本特定考案乃至本第三考案では、嵌合子3を板隔壁Aに
貫通せしめて係合子4と係合せしめ、板隔壁Aの切欠部
aに枠部材1、2を位置せしめることができるので、板
隔壁Aの薄厚に限らず確実に切欠部aに枠部材1、2を
装着させ、かつ枠部材1、2が板隔壁Aの切欠部aより
振動その他の例えば配線作業時の電線取扱中の衝撃等に
よっても離脱することのないものを提供することができ
ると共に、覆部材5によって切欠部aの内周縁を被覆す
るので切欠部aの内周縁切断面が枠部材1、2内を収納
跨行した電線Rの被覆面を振動その他の衝撃によって損
傷するのを防止することができる。
そしてまた、枠部材1、2は板隔壁Aの切欠部aの表、
裏面に位置せしめて嵌合子3を係合子4に係合する作業
で切欠部aに枠部材を設置できるのでその作業は極めて
簡単にかつ能率的に行なうことができる。
また本第二考案では前記に更に枠部材1、2の開放端縁
側に阻止子6を設けたので、一旦枠部材1、2内に電線
Rを嵌入跨行せしめるとその阻止子6によりその集束さ
れた電線Rは収納跨行状態を安定して保持することがで
きる。
また本第三考案では、枠部材1、2を連結子7で接合せ
しめて枠部材1、2を予め一対として保管しておくこと
ができるので、板隔壁Aへの設置に際し更めて枠部材
1、2を取揃える必要もなく迅速に極めて能率的に板隔
壁Aの設置作業を行うことができるのは勿論、特に連結
子7に折曲可能な適度の弾性を保持せしめたので、枠部
材1、2に伝導される振動その他の衝撃を緩衝してかつ
また係合した嵌合子3と係合子4との離脱を阻止せしめ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面中、第1図(1)、第1図(2)及び第1図
(3)、第2図(1)及び第2図(2)は夫々同一公知
技術を示すもので、第1図(1)はU型部材の斜視図、
第1図(2)は切欠部の第1図(3)は切欠部に嵌着片
を挿着した平面図、第2図(1)は切欠部とU型枠体と
の分解平面図、第2図(2)は第2図(1)のU型枠体
の側面図、第3図乃至第6図、第7図及び第8図、第9
図乃至第12図は本特定考案乃至第三考案の三つの実施例
を示し、第3図、第7図及び第9図は平面図、第4図は
第3図のZ−Z線の第8図は第7図のY−Y線の第10図
は第9図のX−X線の夫々断面図、第5図及び第12図は
板隔壁の第6図及び第13図は板隔壁に枠部材を設置した
使用状態の夫々斜視図、第13図は第3図乃至第8図の嵌
合子を係合子に係合させた拡大断面図である。 図中、1、2は枠部材、3は嵌合子、4は係合子、5は
覆部材、6は阻止子、7は連結子、Aはシャーシー等の
板隔壁、aは切欠部である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部a
    の表、裏面に当設する適度の弾性と硬性とを有する枠部
    材1、2を設け、その枠部材1又は2の一方に前記板隔
    壁Aを貫通する一以上の嵌合子3を設け、かつその枠部
    材2又は1の他方にその嵌合子3と相対して係合する係
    合子4を設け、かつ前記切欠部a内周縁の覆部材5を有
    する端部電線保護具
  2. 【請求項2】シャーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部a
    の表、裏面に当設する適度の弾性と硬性とを有する枠部
    材1、2を設け、その枠部材1又は2の一方に前記板隔
    壁Aを貫通する一以上の嵌合子3を設け、かつその枠部
    材2又は1の他方にその嵌合子3と相対して係合する係
    合子4を設け、かつ前記切欠部a内周縁の覆部材5を有
    すると共に、前記枠部材1及び又は2の開放端縁側に電
    線Rをその枠部材1、2内に嵌入せしめ保持できる阻止
    子6を設けた端部電線保護具
  3. 【請求項3】シャーシー等の板隔壁Aに設けた切欠部a
    の表、裏面に当設する適度の弾性と硬性とを有する枠部
    材1、2を設け、その枠部材1又は2の一方に前記板隔
    壁Aを貫通する一以上の嵌合子3を設け、かつその枠部
    材2又は1の他方にその嵌合子3と相対して係合する係
    合子4を設け、かつ前記切欠部a内周縁の覆部材5を有
    すると共に、前記枠部材1、2の開放端縁を折曲可能な
    連結子7により接合せしめた端部電線保護具
JP1621790U 1990-02-22 1990-02-22 端部電線保護具 Expired - Lifetime JPH0715193Y2 (ja)

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