JPH0715176Y2 - 小型電気機器用ケース - Google Patents

小型電気機器用ケース

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JPH0715176Y2
JPH0715176Y2 JP1990028697U JP2869790U JPH0715176Y2 JP H0715176 Y2 JPH0715176 Y2 JP H0715176Y2 JP 1990028697 U JP1990028697 U JP 1990028697U JP 2869790 U JP2869790 U JP 2869790U JP H0715176 Y2 JPH0715176 Y2 JP H0715176Y2
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JP
Japan
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case
bosses
screw member
cases
screw
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JP1990028697U
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JPH03120077U (ja
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浩 桜井
聡幸 佐藤
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ラジオ受信機やポケットベルなどの小型電
気機器用ケースに関し、特にプラスチックなどから成る
ケースがねじ部材の締め付けすぎにより割れたり、結合
後にがたついたりするのを防止できるようにした小型電
気機器用ケースである。
(従来の技術) 従来の小型電気機器は2つのケースが組み合わされたボ
ックス状に形成され、両ケースの結合はねじ部材により
成されるとともに、ケースとしては一般にプラスチック
などの樹脂製のものが使用されている。
このような小型電気機器用ケースは、例えば第7図、第
8図に示すように構成されているものが一般的である。
すなわち、小型電気機器用ケース101は、結合される結
果ボックスが形成される下ケース103及び上ケース105
と、下ケース103の中間部に立設され内周面にねじ溝107
が形成された円筒状のボス109と、上ケース105にボス10
9と対向して形成され貫通口111を有するガイド用のボス
113と、貫通口111を貫通してボス109のねじ溝107に螺合
されるねじ部材115と、ねじ部材115の頭部115aが埋没す
るよう上ケース105に形成された凹部105aとを備え、ボ
ス109のねじ溝107に螺合されたねじ部材115を締め付け
ることによりねじ部材115の頭部115aが上ケース105の凹
部105aを下方に押し付けることによって上下ケース105,
103が結合されている。
また、上下ケース105,103の外縁部には、両ケース105,1
03を仮止めするための爪部117,119が形成されている。
このように上ケース105の貫通口111を貫通して下ケース
103のねじ溝107にねじ部材115を螺合することにより上
下ケース105,103を結合する構造としては、例えば実開
平1−156583号公報に開示されたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の小型電気機器用ケースにあっ
ては、ねじ部材を締め付けすぎるとねじ部材の頭部が上
ケースの凹部を下方に押し付ける結果、上ケースが変形
するばかりか、さらにねじ部材を締め付けて上ケースの
ボスが下ケースのボスに押し付けられるとボスに亀裂が
生じ、ひいては上下ケースが破断する虞れがあった。
一方、ねじ部材の締め付けが不十分であると、第7図に
示すように上ケースの凹部とねじ部材の頭部との間にΔ
Lの隙間が生じ、両ケースががたつくという問題点があ
った。
本考案は、上記事情に鑑みて成されたものであり、二つ
のケースを突き合わせ二つのボスを係合するだけで、ね
じ部材の締め付けトルクを厳格に管理することなくケー
スの割れやがたつきを迎えることができる小型電気機器
用ケースを提供するものである。
(課題を解決するための手段) この考案は上記課題を達成するため、結合される二つの
ケースと、この両ケースの対向位置にそれぞれ他方のケ
ースに向けて突設された円筒状のボスと、この両ボスに
貫通されるねじ部材とを有する小型電気機器用ケースで
あって、何れか一方のボスにその軸線に沿って端部から
所定の深さ寸法を以て切欠された凹部を形成し、また他
方のボスに前記凹部と対向し且つ係合する係合部を残し
てその軸線に沿って端部から前記凹部の深さ寸法以上の
深さ寸法を以て切欠された凹部を形成するとともに、そ
の両ボスの内周面に前記ねじ部材が螺合されるねじ溝を
それぞれ当該両ボスが係合された際に連続するようなピ
ッチを以て形成したことを特徴とする小型電気機器用ケ
ースを提供するものである。
(作用) 本考案においては、二つのケースを突き合わせ両ケース
に形成されたボスを係合することにより両ボスの内周面
に連続したねじ溝が形成される。そして、このねじ溝に
ねじ部材を螺合することにより上下ケースが結合されて
ボックス状の小型電気機器用ケースが組み立てられる。
なお、二つのケースの結合は上記ねじ溝が一体的に形成
される二つのボスとねじ部材とのねじ対隅に依存される
ため、ねじ部材を締め付けすぎてもケースが変形するこ
とはない。
また、ねじ部材の締め付けが不充分でも両ケースを結合
することができる。
(実施例) 本考案の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。第
1図は本考案に係わる小型電気機器用ケースの要部分解
斜視図、第2図は第1図の結合後の斜視図、第3図は第
2図の縦断面図、第4図は第2図の横断面図が示されて
いる。
本実施例に係わる小型電気機器用ケース1は、結合され
る結果ボックスが形成される下ケース3及び上ケース5
と、下ケース3上に突設された円筒状の下ボス7と、上
ケース5に下ボス7と対向して形成された円筒状の上ボ
ス9とを備えている。
下ボス7は、端部からその軸線(第1図中で上下方向)
に沿った長さLaを有するねじ溝11が形成されているとと
もに、端部から軸線に沿って係合部としての深さ寸法L
を以て切欠された円周方向に二箇所(第4図参照)の凹
部13が形成されてヨーク状を成している。
一方、上ボス9は、端部からその軸線に沿って長さLbを
有する下ボス7のねじ溝11と同ピッチのねじ溝15が形成
されているとともに、下ボス7の凹部13と対向し且つ係
合する係合部(第1図または第3図中に示すL部)を残
して前記凹部13の深さ寸法Lと同じ深さ寸法Lを以て切
欠された円周方向に二箇所(第4図参照)の凹部17が形
成されてヨーク状を成している。
なお、下ケース3又は上ケース5には半導体部品等が搭
載されたプリント基板(図示しない)等が収容されてい
ることはいうまでもない。
上下ボス9,7に形成されたねじ溝15,11は、上下ボス9,7
を嵌合することにより連続するよう形成されており、こ
のねじ溝15,11にねじ部材19を螺合することにより上下
ケース5,3が結合される。
上ケース5には、結合時にねじ部材19の頭部19aが埋没
するような穴21が形成され、またその上部には、ねじ部
材19をガイドするため軸線に沿って長さL3を有する貫通
口23が形成されている。
また、上下ケース5,3の外縁部には、両ケース5,3を仮止
めするための爪部25,27が形成されている。
上記構成において、上下ケース5,3を突き合わせ両ケー
ス5,3に形成された上下ボス9,7の凹部17,13を交互に嵌
合させることにより両ボス9,7の係合部(第1図または
第3図中に示すL部)における内周面に連続したねじ溝
15,11が形成され、このねじ溝15,11にワッシャ(図示し
ない)を介してねじ部材19を螺合することにより両ボス
9,7がねじ部材19から軸線方向に相対移動することはな
く上下ケース5,3が結合されてボックス状の小型電気機
器用ケース1が組み立てられる。
このように上下ケース5,3の結合は上記ねじ溝15,11が一
体的に形成される二つのボス9,7とねじ部材19とのねじ
対隅に依存され、従来のようにねじ部材の頭部により上
ケース5を下ケース3側に押し付けて結合するものでは
ないため、ねじ部材19を締め付けすぎても上ケース5が
変形したり割れたりすることはない。
また、ねじ部材19の締め付けが不十分であって、上ケー
ス5の穴21とねじ部材19の頭部19aとの間に第3図中に
示すΔLの隙間が生じても上下ケース5,3ががたつくこ
とはない。
また、ねじ部材19を締め付ける前に上下ケース5,3は上
下ボス9,7の嵌合により仮止めすることができるという
効果も奏する。
なお、この考案は上記実施例のものに限定されず、上下
ボス9,7に形成された凹部17,13はそれぞれ円周方向に少
なくとも一箇所以上形成されていればよく、例えば第5
図(a),(b)に示すように、三箇所又は四箇所形成
しても同様な効果が得られることは勿論である。
また、第6図(a),(b)に示すように、上下ボス9,
7の一方を先細りの円錐状に形成し、他方をこれと嵌合
するすり鉢状に形成すれば、両ボスの嵌合時に基板のリ
ード線(図示せず)を挟み込むことを迎えることができ
る。
さらに、上下ボス9,7は嵌合するように構成することな
く、上下ボス9,7に形成された凹部17,13の深さ寸法を異
ならせることにより上下ボス9,7間に軸線方向の隙間が
生じたり、或いは組み付け後の凹部17,13間に円周方向
の隙間が生じるよう係合しても同様な効果が得られる。
(考案の効果) 本考案に係わる小型電気機器用ケースは、上下ケースに
形成された上下ボスを係合することにより両ボスの内周
面に連続したねじ溝が形成され、このねじ溝にねじ部材
を螺合することにより上下ケースを結合することができ
るように構成されているため、以下に記載するような効
果を有する。
(A)上下ケースの結合がねじ部材と両ボスとのねじ対
隅に依存され、ねじ部材を締め付けすぎてもケースが変
形したり割れることがなく、ねじ部材の締め付けが不十
分でも上下ケースががたつくことはないという優れた効
果を有する。
(B)従って、ねじ部材の締め付けトルクを厳格に管理
することなくケースの割れやがたつきを迎えることがで
きる小型電気機器用ケースを提供することができるとい
う優れた効果を有する。
(C)また、二つのボスを係合することにより二つのケ
ースを仮止めすることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる小型電気機器用ケースの要部分
解斜視図、 第2図は第1図の結合後の斜視図、 第3図は第2図の縦断面図、 第4図は第2図の横断面図、 第5図(a),(b)は他の実施例の第4図に相当する
横断面図、 第6図(a)は他の実施例の横断面図、 第6図(b)は第6図(a)の縦断面図、 第7図は従来例の断面図、 第8図は第7図の要部斜視図である。 1……小型電気機器用ケース、3……下ケース(一方の
ケース)、5……上ケース(他方のケース)、7……下
ボス、9……上ボス、11……ねじ溝、13……凹部、15…
…ねじ溝、17……凹部、19……ねじ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】結合される二つのケースと、この両ケース
    の対向位置にそれぞれ他方のケースに向けて突設された
    円筒状のボスと、この両ボスに貫通されるねじ部材とを
    有する小型電気機器用ケースであって、何れか一方のボ
    スにその軸線に沿って端部から所定の深さ寸法を以て切
    欠された凹部を形成し、また他方のボスに前記凹部と対
    向し且つ係合する係合部を残してその軸線に沿って端部
    から前記凹部の深さ寸法以上の深さ寸法を以て切欠され
    た凹部を形成するとともに、その両ボスの内周面に前記
    ねじ部材が螺合されるねじ溝をそれぞれ当該両ボスが係
    合された際に連続するようなピッチを以て形成したこと
    を特徴とする小型電気機器用ケース。
JP1990028697U 1990-03-20 1990-03-20 小型電気機器用ケース Expired - Lifetime JPH0715176Y2 (ja)

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JPH03120077U JPH03120077U (ja) 1991-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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