JPH07151129A - ナット及び緩み止めねじ締め金具 - Google Patents

ナット及び緩み止めねじ締め金具

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JPH07151129A
JPH07151129A JP32321393A JP32321393A JPH07151129A JP H07151129 A JPH07151129 A JP H07151129A JP 32321393 A JP32321393 A JP 32321393A JP 32321393 A JP32321393 A JP 32321393A JP H07151129 A JPH07151129 A JP H07151129A
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JP
Japan
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nut
shaped nut
sleeve
diameter
bolt
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Application number
JP32321393A
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English (en)
Inventor
Yuji Fukushima
雄治 福嶋
Kaisuke Shiroyama
魁助 城山
Shiro Goto
志郎 後藤
Shinichi Aida
信一 相田
Takeshi Yamashita
武 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ボルトに対する緩み防止の力を、緩みをより
十分に防止することができる緩み止めねじ金具とナット
を提供する。 【構成】 鍔状ナット部10と、この鍔状ナット部の一
端へ相互の雌ねじが連続するように設けられたスリーブ
状ナット部11からなり、このスリーブ状ナット部は、
前記鍔状ナット部側に位置する大径部から先端方向へ徐
々に小径になる状態のテーパー部14を外周部に有し、
軸方向に沿った適数のスリット13を有するナット1
と、被締結部材に貫通されるボルト6と、内径が前記テ
ーパー部先端の外径より大きく、かつ前記大径部より小
径な孔を有する板状の締め付け部材3と、前記スリーブ
状ナット部の大径端部より大径な孔を有し、かつ前記ボ
ルトの軸方向に作用する弾性金属からなるばね4とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には緩み止め
ねじ締め金具及びこの金具に用いられるナットに関する
ものである。さらに具体的には、例えば高圧電力幹線の
配線工事などにおいて、電力幹線接続部で使用するのに
適するナット及び緩み止めねじ締め金具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9を参照しながら、従来の緩み
止めねじ締め金具について説明する。図7は一般的な電
力幹線接続部の緩み止めねじ締め構造である。通電バー
(銅バー)からなる被締結部材7,70の端部を重ねた
重ね部には、ばね座金71を介してボルト6が貫通して
おり、被締結部材7,70から突き出したボルト6の軸
60には、平座金72を介してナット73をねじ締め、
ばね座金71の弾力により緩みを防止している。このよ
うに、ボルト6,ナット73及びばね座金71からなる
ねじ締め金具を使用した場合は、外部振動や、被締結部
材7,70の膨張係数の差による熱応力の発生などによ
り、接続部に緩みが生じてその接続部の接触電気抵抗が
増大し、発熱によって焼損事故が発生し易い。したがっ
て、配線工事が終了した後、配線系に使用電力量相当の
試験通電を行い、電気接続部に通電による発熱を経験さ
せ、熱膨張に起因する部材のヘタリ(主として、接続部
における部材表面の微小な凹凸のつぶれによる寸法の減
少を言う。)による緩みを予め生じさせ、その後に再度
各接続部の増締めを行って、前術の発熱による焼損を防
止している。あるいはまた、接続部に加熱によって変色
する塗料を塗ったサーモラベルを貼っておき、定期的保
守作業のときにそのサーモラベルが変色している部分の
接続部を増締めを行っている。
【0003】図8は特開昭63−57910号公報に記
載されているロックナットである。このロックナット
は、ナット8の上部に座ぐり部80を形成し、この座ぐ
り部80へ、120℃程度で母相に変態する形状記憶合
金からなる小ナット81を脱出しないように設置し、ナ
ット8をボルト6へ限界までねじ締めた後、前記小ナッ
ト81を前記変態温度に加熱縮小させ、ボルト6を小ナ
ット81で周方向から加圧して緩みを防止する構造であ
る。
【0004】図9は特開平1−93611号公報に記載
されている緩み止めナットである。このナットは、ナッ
ト9の下部に座ぐり部90を形成するとともに、座ぐり
部90に連続して面取り状の収容部92を形成し、前記
座ぐり部90内に、当該座ぐり部90の容積よりもやや
大きく、かつNi−Ti系の超弾性合金からなる小ナッ
ト91を挿入している。そして、被締結部材7に貫通し
たボルト6にナット9をねじ締め、小ナット91を圧縮
させることにより変形させ、小ナット91の上部を前記
収容部92内に膨出させることにより、ボルト6を周方
向から加圧して緩みを防止する構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に形状記憶合金
は、当該部分の温度が母相への変態温度から相当程度降
下するとマルテンサイト変態して柔らかくなるので、図
8の緩み止めねじ締め具は、常温になると小ナット81
のロックが効かなくなる。また、一般にNi−Ti系の
超弾性合金の弾性係数は、縦弾性で7000kgf/mm2
度である。したがって、図9の緩み止めねじ締め具は、
小ナット91を前述のように圧縮変形させるために、ナ
ット9を介した非常に強い締め付け力を必要とするの
で、実用化がほとんど不可能である。さらに、図8及び
図9の緩み止め構造における前述の問題を克服したとし
ても、緩み止めの力はボルトに対する周方向からの加圧
のみであるから、緩みを十分に防止することはできな
い。
【0006】この発明の目的は、前述のような課題を解
決し、ボルトに対する緩み防止の力を、周方向と軸方向
とに同時に作用させることにより、緩みをより十分に防
止することができる緩み止めねじ金具と、その緩み止め
ねじ金具に使用するのに適したナットを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるナット
は、鍔状ナット部と、この鍔状ナット部の一端へ相互の
雌ねじが連続するように設けられたスリーブ状ナット部
からなり、このスリーブ状ナット部は、前記鍔状ナット
部側に位置する大径部から先端方向へ徐々に小径になる
状態のテーパー部を外周部に有し、軸方向に沿った適数
のスリットを有することを特徴としている。前記ナット
のスリーブ状ナット部は、前記テーパー部の大径部とほ
ぼ同径で当該大径端部と連続する大径筒部を一体に有
し、この大径筒部にも前記スリットが連続しているのが
好ましい。スリーブ状ナット部のスリットは、そのスリ
ーブ状ナット部の全長にわたって形成されていても、あ
るいは、スリーブ状ナット部の先端部分を除く部分へ形
成されていてもよい。後者の場合、スリットは軸方向に
沿う長孔状になる。
【0008】この発明による緩み止めねじ締め金具は、
前述の目的を達成するため、前記のように構成されたナ
ットと、被締結部材に貫通されるボルトと、内径が前記
テーパー部先端の外径より大きく、かつ前記大径部より
小径な孔を有する板状の締め付け部材と、前記スリーブ
状ナット部の大径端部より大径な孔を有し、かつ前記ボ
ルトの軸方向に作用する弾性金属からなるばねとを備え
ており、前記スリーブ状ナット部が前記締め付け部材の
孔と前記ばねの孔へ案内され、かつ、前記締め付け部材
の孔の内周部が前記テーパー部へ接触する状態で、前記
スリーブ状ナット部側から前記ナットを前記ボルトにね
じ締めるように構成している。
【0009】前記ばねの材質としては、弾性域歪み量の
大きい焼き入れ調質鋼,硬質ステンレス鋼,ベリリウム
銅合金などが適するが、Ni−Ti系の超弾性合金を使
用し、かつ皿形状であるのがより好ましい。すなわち、
超弾性合金は、見掛け上の降伏変形域を伴う弾性回復歪
が鋼材などの約10倍であって、皿状に加工した場合小
型でたわみ量が大きく、同一荷重を負担する場合にばね
定数を低くとることができるため、緩みによるばねたわ
み量の減少による荷重減少をより小さく抑制でき、より
高い荷重保持機能がえられるからである。
【0010】前記締め付け部材が前記鍔状ナット部側に
位置させ、ねじ締め状態において当該締め付け部材の前
記鍔状ナット部と接触する面には、当該締め付け金具の
孔の周囲に座ぐり部が形成されているのが好ましい。締
め付け部材に座ぐり部を形成するのに代えて、締め付け
部材と前記鍔状ナット部との間にスペーサリングを介在
させ、当該スペーサリングの内径をスリーブ状ナット部
の大径部よりやや大きくして、締め付け状態において、
スペーサリングとスリーブ状ナット部との間に隙間が形
成されるように構成してもよい。また、前記被締結部材
から突出したボルトの軸部側には、前記被締結部材と接
触する座金を設けるのが好ましい。
【0011】
【作用】この発明によるナットは前述のように構成され
ているので、ボルトへの締め付けながら、スリーブ状ナ
ット部のテーパー部へ軸方向の力を加えると、その力は
軸心方向に働き、スリーブ状ナット部全体又はテーパー
部を有する部分が周方向からボルトを押して締め付け
る。
【0012】この発明による緩み止めねじ締め金具は、
前述のように構成されているので、ボルトにナットをね
じ締めると、締め付け部材の孔の内周がスリーブ状ナッ
ト部のテーパー部に接触し、ねじ締め完了のとき、この
スリーブ状ナット部が周方向からボルトを押圧した状態
になり、この押圧状態が維持される。同時に、ナットと
ボルトは前記ばねの弾性により軸方向に突っ張られた状
態になり、この状態が維持される。そして、このように
ボルトをナットの一部によって周方向から押圧すると同
時に、ナットにねじ込み方向の逆方向へばね圧力を継続
的に作用させることにより、より効果的かつ継続的に緩
みを防止することができる。
【0013】
【実施例】図1〜図6を参照しながら、この発明による
ナット及び緩み止めねじ締め金具の好ましい実施例を説
明する。図1はこの発明によるナットを含む緩み止めね
じ締め金具の一例を示す分解断面図、図2は図1の金具
により被締結部材を締め付けた状態の断面図、図3は締
め付け状態におけるナットの部分的な変形状態を示す半
裁拡大断面図、図4は他の実施例の金具の締め付け状態
における半裁拡大断面図、図5はナットの他の例を示す
斜視図、図6はばねの変形例を示す拡大断面図である。
【0014】ナット1は材質が炭素鋼(S45C)であ
り、上部の鍔状ナット部10と、その下端へ相互の雌ね
じ12が連続するように一体に形成されたスリーブ状ナ
ット部11から構成されている。スリーブ状ナット部1
1には、ほぼ90°間隔に先端から基端へ連続する軸方
向のスリット13が形成されており、その外周には、鍔
状ナット部10側の大径部から先端方向へ徐々に小径に
なるようにテーパー部14が形成されている。
【0015】この実施例では、後述のような他の部材と
のセットを容易にするため、スリーブ状ナット部は、テ
ーパー部14の大径部と同径で当該大径部と連続する大
径円筒部15と、テーパー部14の先端と同径でその先
端と連続する小径円筒部16が形成されている。
【0016】2はナット1と同じ材質のスペーサリング
であり、その内径R3は前記スリーブ状ナット部11の
大径部の外径R1よりやや大きくしてある。3はナット
1と同じ材質でリング板状の締め付け部材であり、その
中央の孔30の径R4は、前記シリーブ状ナット部11
におけるテーパー部14の先端部外径R2よりも大き
く、かつ、テーパー部14の大径部の外径R1よりも小
さく設定されている。
【0017】4は弾性金属からなるばねであり、中央に
前記テーパー部14の大径部の外径R1よりも大径の孔
40が形成されている。この実施例のばね4は、Ni5
0.9at%残部Tiの合金を冷間加工した板をリング状
に切り抜き、300℃,1時間の条件で熱処理すること
により、皿状に超弾性を付与したものである。
【0018】5はナット1と同じ材質の平座金であり、
後述のように被締結部材7,70の締結部分に、ばね
4,締め付け部材3,スペーサリング2などをセットす
る場合の便宜のため、外周には立ち壁50が形成してあ
る。
【0019】この実施例においては、スリーブ状ナット
部14の高さが7mm、大径円筒部15の高さが2.5m
m、テーパー部14の高さが1.5mm、小径円筒部16
の高さが3mm、テーパー部分大径部の外径R1が12.
0mm、同小径部の外径R2が11.2mm、スペーサリン
グ2は肉厚が1.0mm,同内径R3が12.5mm、締め
付け部材3は肉厚が1.5mm,同孔径R4が11.7m
m、ばね4は肉厚が2.3mm,同自由高さhが1.2mm
にそれぞれ設定されている。
【0020】前述の実施例の金具を使用して、銅バーか
らなる厚み6mm,幅25mmの被締結部材7,70を以下
の要領で接続した。図1のように、被締結部材7,70
の重ね部へ、頭部61側に座金62を介して軸60の長
さ60mm,ねじピッチ1.5mmのボルト6を貫通させ、
軸60が突出した側の面に、平座金5、ばね4、締め付
け部材3、スペーサリング2を順にセットする。次い
で、ボルト6の軸60へスリーブ状ナット部11の側か
ら、ナット10を、図2のように皿状のばね4が平たく
変形し、スペーサリング2が鍔状ナット部10の下面に
圧接して回らなくなるまで(限界まで)ねじ締めた。
【0021】前述のようにナット1をボルト6にねじ締
める過程において、締め付け部材3の内周がスリーブ状
ナット部11のテーパー部14に接触し、スリーブ状ナ
ット部14が徐々にボルト6の軸60へ押圧される。そ
して、図2のねじ締め完了状態では、スリーブ状ナット
部11がボルト6の軸60へ強く押圧された状態になる
とともに、ばね4の弾力がナット1に対して軸方向(ね
じ込み方向の逆方向)へ強く作用し、ナット1が突っ張
られた状態になり、これらの状態が持続される。テーパ
ー部14と締め付け部材3の内周との強い摩擦によって
発生した金属粉は、図3のスペーサリング2の内周とス
リーブ状ナット部11の外周との隙間aに溜まり、それ
らの金属粉は他の部分に緩衝しない。前述のように、ス
リーブ状ナット部11はボルト6の回転を強く抑制し、
ばね4は初期通電時の部材7,70のへたりによる初期
緩みや振動による緩みを吸収するとともに、ボルト6の
回転を抑制するので、緩み止めの力が効率的かつ持続的
に作用する。
【0022】前述の締め付け時の締め付けトルクは50
0kgf*cmであり、ねじ締め完了後のボルト軸力は750
kgf であった。そして、前記接続部分に対して、MIL
規格の振動試験法201Aに準拠して振動を加えた後、
ボルト軸力を測定したところ、710kgf の軸力が残留
していた。また、予めナット1とボルトの軸60にマー
キングしておき、ナットのねじ回転緩みを調べたが、回
転緩みは認められなかった。この実施例の金具におい
て、前記軸力減少は、被締結部材の振動に起因するへた
りによる初期緩みの影響であろうと思われるが、初期緩
みを吸収してなお初期軸力のほぼ94%の軸力を残留さ
せることができた。
【0023】前記実施例では、前述のような各部品のセ
ットをし易くするため、ナット1のスリーブ状ナット部
11は、中央のテーパー部14とその両端に連続する大
径円筒部15及び小径円筒部16とで構成したが、機能
的には、その高さを適切に選べば全長をテーパー部14
のみで構成されていても差し支えない。また、テーパー
部14は、前述のようにスリーブ状ナット部11のスリ
ット13を除く全周に連続して形成するのに代えて、例
えば図5のように、各スリット13相互の間の一部へ形
成されていても機能上差し支えない。
【0024】前記実施例の平座金5は省略しても実施す
ることができる。また、図4のようにスペーサリング2
を省略するか、あるいは、スペーサリング2と締め付け
部材3とを一体化した構成を採用することもできる。こ
の場合には、締め付け部材3の上面に座ぐり部31を形
成し、図4のような締め付け状態において、前記座ぐり
部31の部分が隙間aとなるように構成し、スリーブ状
ナット部11のテーパー部14と締め付け部材3の内周
面との摩擦によって発生する金属粉を、この隙間aに閉
じ込めるようにするのが望ましい。
【0025】ばね4は図6のように台形形状に構成する
ことができるほか、例えば通常のばね座金を使用しても
実施することができる。
【0026】
【発明の効果】この発明によるナットは、スリットとテ
ーパー部とを有するスリーブ状ナット部によって、緩み
止めねじ締め金具へ使用するのに適している。また、こ
の発明による緩み止めねじ締め金具は、スリーブ状ナッ
ト部によるボルトに対する周方向から締め付け力と、ば
ねによる軸力とによって、ねじの緩みをより効果的かつ
持続的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるナットを含む緩み止めねじ締め
金具の一例を示す分解断面図である。
【図2】図1の金具により被締結部材を締め付けた状態
の断面図である。
【図3】図1の金具の締め付け状態におけるナットの部
分的な変形状態を示す半裁拡大断面図である。
【図4】他の実施例の金具の締め付け状態における半裁
拡大断面図である。
【図5】ナットの他の例を示す斜視図である。
【図6】ばねの変形例を示す拡大断面図である。
【図7】一般的な電力幹線接続部の緩み止めねじ締め構
造である。
【図8】特開昭63−57910号公報に記載されてい
るロックナットである。
【図9】特開平1−93611号公報に記載されている
緩み止めナットである。
【符号の説明】
a 隙間 1,73 ナット 10 鍔状ナット部 11 スリーブ状ナット部 12 雌ねじ 13 スリット 14 テーパー部 15 大径円筒部 16 小径円筒部 2 スペーサリング 3 締め付け部材 30 孔 4 ばね 40 ばねの孔 5 平座金 50 立ち壁 6 ボルト 60 軸 61 頭部 62 座金 7,70 被締結部材 71 ばね座金 72 平座金 73 ナット 8,9 ナット 80,90 座ぐり部 81,91 小ナット 92 収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 志郎 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 相田 信一 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 山下 武 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍔状ナット部と、この鍔状ナット部の一
    端へ相互の雌ねじが連続するように設けられたスリーブ
    状ナット部からなり、このスリーブ状ナット部は、前記
    鍔状ナット部側に位置する大径部から先端方向へ徐々に
    小径になる状態のテーパー部を外周部に有し、軸方向に
    沿った適数のスリットを有することを特徴とするナッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記スリーブ状ナット部は、前記テーパ
    ー部の大径部とほぼ同径で当該大径端部と連続する大径
    筒部を一体に有し、この大径筒部にも前記スリットが連
    続していることを特徴とする、請求項1に記載のナッ
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のナットと、 被締結部材に貫通されるボルトと、 内径が前記テーパー部先端の外径より大きく、かつ前記
    大径部より小径な孔を有する板状の締め付け部材と、 前記スリーブ状ナット部の大径端部より大径な孔を有
    し、かつ前記ボルトの軸方向に作用する弾性金属からな
    るばねとを備え、 前記スリーブ状ナット部が前記締め付け部材の孔と前記
    ばねの孔へ案内され、かつ、前記締め付け部材の孔の内
    周部が前記テーパー部へ接触する状態で、前記スリーブ
    状ナット部側から前記ナットを前記ボルトにねじ締める
    ことを特徴とする、緩み止めねじ締め金具。
  4. 【請求項4】 前記ばねは皿状ばねであり、Ni−Ti
    系の超弾性合金からなることを特徴とする、請求項3に
    記載の緩み止めねじ締め金具。
  5. 【請求項5】 前記締め付け部材が前記鍔状ナット部側
    に位置し、前記ねじ締め状態において当該締め付け部材
    の前記鍔状ナット部と接触する面には、当該締め付け金
    具の孔の周囲に座ぐり部が形成されている、請求項3又
    は4に記載の緩み止めねじ締め金具。
  6. 【請求項6】 前記締め付け部材が前記鍔状ナット部側
    に位置し、当該締め付け部材と前記鍔状ナット部との間
    にはスペーサリングが介在し、当該スペーサリングの内
    径は、前記締め付け状態において当該スペーサリングと
    前記スリーブ状ナット部との間に隙間が形成される程度
    に大径である、請求項3又は4に記載の緩み止めねじ締
    め金具。
  7. 【請求項7】 前記被締結部材から突出したボルトの軸
    部側には、前記被締結部材と接触する座金が設けられて
    いる、請求項3〜6のいずれかに記載の緩み止めねじ締
    め構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013138533A1 (en) * 2012-03-14 2013-09-19 Allied Industrial Corporation Fastener and fastener assembly having improved vibrational and tightening characteristics
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CN111173830A (zh) * 2020-02-28 2020-05-19 扬州工业职业技术学院 一种复合型防松螺母

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