JPH07150696A - 屋根部分の漏水防止構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨水等の漏水を確実に防止する。 【構造】 樋方立に支持用方立を固定して押え板でガラ
ス板を押えるようにした方立において、樋方立の全長に
亘ってエンドレスに合成樹脂製の排水樋を取付けた屋根
部分の漏水防止構造。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、屋根部分の漏水防止構
造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】屋根部分は、アルミ部材等で構成した時
には継目が発生し、その継目の雨仕舞方法はシールジョ
イントが用いられていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来の手段にあっ
ては、シールが破損した時には室内側に漏水することを
防止することができないものであった。そこで、本発明
においては、アルミ部材の全面に合成樹脂製の成型材を
通すことにより、雨樋の役目を果させようとするもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は前記課題を解決するために、樋方立に支持用方立を固
定して押え板でガラス板を押えるようにした方立におい
て、樋方立の全長に亘ってエンドレスに合成樹脂製の排
水樋を取付けた屋根部分の漏水防止構造を構成する。

【０００５】

【作用】本発明は前記のように構成したもので、ガラス
板等から侵入した雨水及び結露水は排水樋を通って流下
する。

【０００６】

【実施例】本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。方立Ａは樋方立１と支持用方立２と押え板３とで構
成されている。樋方立１は断面がチャンネル型に形成
し、底部に取付片４，４´を突設し、両側壁５，５´の
内壁中央に取付溝６，６´を設けて合成樹脂で形成した
排水樋７の両端に設けた嵌入部８，８´を嵌入して固定
するようになっている。尚、排水樋７は樋方立１の全長
に亘ってエンドレスになるように溶着で接続する。又、
前記両側壁５，５´の内壁上部には突片９，９´を設け
て支持用方立２の両側に設けた連結用突片１０，１０´
を結合するようになっている。

【０００７】支持用方立２は上端両側に水密材１１を取
付ける水密材取付溝１２，１２´を設け、下端に前記排
水樋７の押える押付片１３，１３´を設け、中央上端に
水平な支持面１４を有する支持片１５を設けている。押
え板３は中央にシール材１６を嵌入するシール溝１７を
設け、水密材１８を介して支持面１４に連結する。両側
は前記両水密材１１，１１上に載置したガラス板１９，
１９の表面をシールする水密材２０，２０を押えるよう
になっている。

【０００８】前記樋方立１は両取付片４，４´は骨組２
１の複数個所に設けた取付部材２２と接続するＴ字形の
連結支持部２３に取付けるようになっている。図中Ｂは
無目である。

【０００９】本実施例は前記のように構成したもので、
樋方立１及び支持用方立２の継ぎ目から侵入した雨水及
び結露水は排水樋７を通って流下するようになってい
る。

【００１０】

【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るもので、エンドレスに形成した排水樋で雨水を受ける
ので、従来のような継ぎ目のシールの劣化を心配する必
要がなく、樋方立、支持用方立の継ぎ目をシールする必
要がなく、漏水事故を防止することができる。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る屋根部分の漏水防止構造の一実施
例の断面図。

【図２】その側面図。

【符号の説明】

Ａ 方立 Ｂ 無目 １ 樋方立 ２ 支持用方立 ３ 押え板 ４ 取付片 ４´ 取付片 ５ 側壁 ５´ 側壁 ６ 取付溝 ６´ 取付溝 ７ 排水樋 ８ 嵌入部 ８´ 嵌入部 ９ 突片 ９´ 突片 １０ 連結用突片 １０´ 連結用突片 １１ 水密材 １２ 水密材取付溝 １２´ 水密材取付溝 １３ 押付片 １３´ 押付片 １４ 支持面 １５ 支持片 １６ シール材 １７ シール溝 １８ 水密材 １９ ガラス板 ２０ 水密材 ２１ 骨組 ２２ 取付部材 ２３ 連結支持部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 樋方立に支持用方立を固定して押え板で
   ガラス板を押えるようにした方立において、樋方立の全
   長に亘ってエンドレスに合成樹脂製の排水樋を取付けた
   ことを特徴とする屋根部分の漏水防止構造。