JPH07150571A - 建築基礎構造 - Google Patents

建築基礎構造

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JPH07150571A
JPH07150571A JP29654393A JP29654393A JPH07150571A JP H07150571 A JPH07150571 A JP H07150571A JP 29654393 A JP29654393 A JP 29654393A JP 29654393 A JP29654393 A JP 29654393A JP H07150571 A JPH07150571 A JP H07150571A
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JP
Japan
Prior art keywords
foundation
precast concrete
panel
foundations
dirt
Prior art date
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Pending
Application number
JP29654393A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shimamura
淳 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH07150571A publication Critical patent/JPH07150571A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基礎の立上り壁に囲まれる部分にコンクリー
ト土間を形成する場合にも、基礎の全施工時間を短縮で
きる。 【構成】 建築基礎構造において、プレキャストコンク
リート基礎31の立上り壁34に、パネル受け35を設
け、このパネル受け35に土間パネル32が支持されて
なるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築基礎構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ユニット建物等の工業生産住宅の
発展によって建物本体の施工時間が短縮化するに伴い、
基礎の施工時間をも短縮化すべく、実公平1-141843号公
報に記載の如く、プレキャストコンクリート基礎を設置
してなる基礎構造が採用されている。
【0003】この従来の基礎構造は、捨コンクリート上
に妻基礎、桁基礎、中仕切り基礎等の予め工場生産され
たプレキャストコンクリート基礎を設置して、各基礎を
ボルト等で連結固定している。
【0004】更に、従来の基礎構造において、プレキャ
ストコンクリート基礎の立上り壁に囲まれる部分にコン
クリート土間(べた基礎)を設ける場合には、その部分
に敷栗、配筋を行なった後、コンクリートを打設するこ
とにてコンクリート土間(べた基礎)を形成することと
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
において、プレキャストコンクリート基礎の立上り壁に
囲まれる部分にコンクリート土間を設ける場合には、前
述の如く、敷栗、配筋、コンクリート打設等の多数の現
場施工が必要となり、結果として、基礎の施工時間の短
縮を実現できない。
【0006】本発明は、基礎の立上り壁に囲まれる部分
にコンクリート土間を形成する場合にも、基礎の全施工
時間を短縮可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、プレキャストコンクリート基礎を設置してなる建築
基礎構造において、プレキャストコンクリート基礎の立
上り壁面に、パネル受けを設け、このパネル受けに土間
パネルが支持されてなるようにしたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、箱状構造体か
らなる建物ユニットのために用いられる請求項1記載の
建築基礎構造において、プレキャストコンクリート基礎
が建物ユニットと同一モジュールに設定されてなるよう
にしたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 土間パネルは、プレキャストコンクリート基礎と同様
に予め工場で生産できる。基礎の立上り壁に囲まれる部
分にコンクリート土間を形成する場合には、捨コンクリ
ート上に妻基礎、桁基礎、中仕切り基礎等のプレキャス
トコンクリート基礎を設置して各基礎をボルト等で連結
固定した後、プレキャストコンクリート基礎のパネル受
けに土間パネルをボルト等で固定支持することにより、
基礎の全施工時間を短縮できる。
【0010】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 プレキャストコンクリート基礎が建物ユニットと同一
モジュールに設定されることにより、建物ユニットの構
造体(柱、床梁、壁パネル、床パネル等)をプレキャス
トコンクリート基礎の立上り壁により確実に支持でき
る。
【0011】
【実施例】図1は基礎の構成部材を示す模式図、図2は
捨コンクリートの打設状態を示す模式図、図3はプレキ
ャストコンクリート基礎の設置状態を示す模式図、図4
は土間パネルの設置状態を示す模式図、図5は床下設備
の設置状態を示す模式図、図6は建物ユニットの据付状
態を示す模式図、図7は図4の要部断面図、図8は床下
収納装置を示す模式図、図9は建物ユニットを示す模式
図、図10はスライドレールを示す模式図である。
【0012】本発明をユニット建物10(図6)に適用
した例について説明する。ユニット建物10は、複数の
建物ユニット11を工場生産し、これらの建物ユニット
11を建築現場に輸送し、予め建築現場に設けた基礎1
2の上に据付け、複数の建物ユニット11を水平、鉛直
方向にて接合することにより構築される。
【0013】建物ユニット11は、例えば図9に示す如
く、 4本の角鋼管製柱21、 4本の型鋼製床梁22、 4
本の型鋼製天井梁23を接合した箱形鉄骨構造体であ
る。尚24は床小梁、25は床根太、26は天井根太で
ある。
【0014】尚、建物ユニット11は、上述の如くの鉄
骨構造体に限らず、壁パネル、床パネル、屋根パネルを
接合した箱形木質構造体であっても良い。
【0015】基礎12は、図1に示す如くにパーツ化し
たコ形妻基礎31A、桁基礎31B、H形中仕切り基礎
31C等のプレキャストコンクリート基礎31、及びコ
ンクリート製土間パネル32を接合して、以下の如くに
設置される。
【0016】尚、これらの各種プレキャストコンクリー
ト基礎31、土間パネル32は、建物ユニット11と同
一モジュールにて設定されている。
【0017】(1) 工場生産された上記各種プレキャスト
コンクリート基礎31、土間パネル32を現場に輸送す
る。
【0018】(2) プレキャストコンクリート基礎31を
設置する地盤を掘り起こし、捨コンクリート33を打設
する(図2)。
【0019】(3) 捨コンクリート33が固まった後、プ
レキャストコンクリート基礎31を設置し、各プレキャ
ストコンクリート基礎31をボルトで接合固定する(図
3)。
【0020】(4) ユニット建物10の外郭相当部に位置
するプレキャストコンクリート基礎31の立上り壁34
回りを埋め戻し、各プレキャストコンクリート基礎31
に土間パネル32をボルトにて固定支持する(図4)。
【0021】このとき、各プレキャストコンクリート基
礎31の立上り壁34の側面下部にはパネル受け35が
設けられ、土間パネル32はその端部をパネル受け35
に載せて、ボルト36にてパネル受け35に固定される
(図7)。これにより、土間パネル32は各プレキャス
トコンクリート基礎31の立上がり壁34に囲まれる部
分にコンクリート土間を形成するものとなる。尚、隣り
合う土間パネル32、32は、それらの接合部となる傾
斜状の合口端面32A、32Aを重ね合わされ、かつそ
れらの合口端面32A、32Aの間にパッキン32Bを
挟着されることにて、密封接合される(図7(A))。
【0022】(5) 上記(1) 〜(4) によりコンクリート土
間を備えて設置された基礎12は、前述の如く、各種プ
レキャストコンクリート基礎31、土間パネル32を建
物ユニット11と同一モジュールに設定されているか
ら、建物ユニット11はそれらの柱21の下端部、床梁
22の下面を各プレキャストコンクリート基礎31の立
上り壁34上面に載せて確実に据付け支持され得るもの
となる(図6)。
【0023】然るに、ユニット建物10にあっては、建
物ユニット11の床下空間で、基礎12における各プレ
キャストコンクリート基礎31の立上り壁34が囲み、
土間パネル32によってコンクリート土間を形成された
部分を、(a) 床下用設備機器の設置空間、(b) 床下収納
装置の設置空間として用いることができる(図5、図
6)。
【0024】床下用設備機器は、例えば空調室外機3
8、配管等であり、土間パネル32の上に固定設置され
る。このとき、基礎12における各プレキャストコンク
リート基礎31の立上り壁34間に設けられる開口部3
9Aには、防虫網製ルーバー39Bが設けられる(図
5)。
【0025】床下収納装置装置40は、図6、図8に示
す如く、収納容器41を基礎12における各プレキャス
トコンクリート基礎31の立上り壁34間に設けられる
開口部42から床下空間に出入自在としている。
【0026】このとき、収納容器41は、図8(B)に
示す如く、引出し枠43に容器本体44を落とし込み、
容器本体44の開口フランジを引出し枠43に係止する
とともに、前面カバー45を引出し枠43の前枠材に固
定することにて構成されている。尚、収納容器41は、
容器本体44に開閉自在な蓋46を備えるものであって
もよい。
【0027】他方、収納容器41が格納される床下空間
の上部に据え付けられる建物ユニット11の床梁22、
もしくは床小梁24の下部には、収納容器41の引出し
枠43を摺動自在に支持する一対のスライドレール47
が固定される。スライドレール47は、床梁22の下面
の適宜位置に予め工場にて施された取付ねじ孔に現場施
工で取付けられる、あるいは床梁22の下面の適宜位置
に予め工場にて取付け済とされるのいずれであってもよ
い。これにより、収納容器41は、スライドレール47
に吊下げられる如くにスライド自在に支持され、重いも
のでも軽く引き出すことができる。
【0028】尚、スライドレール47は、図10に示す
如く、支持メンバー47Aと引出しメンバー47Bとリ
テーナ47Cとボールベアリング47Dからなるものに
て構成され、支持メンバー47Aを床梁22の側に取付
け、引出しメンバー47Aを引出し枠43の側に取付け
るものであっても良い。
【0029】基礎12における各プレキャストコンクリ
ート基礎31の立上り壁34間に設けられる開口部42
が、収納容器41の全幅より大である場合には、開口部
42の残余の部分を閉鎖する目隠しカバー48が用いら
れる。目隠しカバー48はプレキャストコンクリート基
礎31、建物ユニット11の床梁22に固定される。目
隠しカバー48は収納容器41の引出し枠43に設けた
張り出し枠材に固定されてもよい。このとき、目隠しカ
バー48は収納容器41の引出し時に前面カバー45と
ともに移動して床下空間を開放する。
【0030】ここで、床下収納装置40にあっては、格
納位置にある収納容器41の前面カバー45、目隠しカ
バー48を、基礎12を構成している各プレキャストコ
ンクリート基礎31の立上り壁34の外面と同一面に設
定し、かつ前面カバ−45、目隠しカバー48の表面が
立上り壁34の外面と視角的に略同一性状をなすように
加工されている。この加工は、カバー45、48の材
料、塗装等の表面仕上げの選択にてなされる。
【0031】尚、前述の図5に示した防虫網付きルーバ
ー39Bが、図8に示す如くのルーバー付きカバー49
にて変わる場合には、このカバー49のルーバー49A
回り部分の表面も、上述カバー45、48と同様に、立
上り壁34の外面と視角的に略同一性状をなすように加
工される。
【0032】以下、本実施例の作用について説明する。 土間パネル32は、プレキャストコンクリート基礎3
1と同様に予め工場で生産できる。基礎12の立上り壁
34に囲まれる部分にコンクリート土間を形成する場合
には、捨コンクリート33上に妻基礎31A、桁基礎3
1B、中仕切り基礎31C等のプレキャストコンクリー
ト基礎31を設置して各基礎31をボルト等で連結固定
した後、プレキャストコンクリート基礎31のパネル受
け35に土間パネル32をボルト36にて固定支持する
ことにより、基礎12の全施工時間を短縮できる。
【0033】プレキャストコンクリート基礎31が建
物ユニット11と同一モジュールに設定されることによ
り、建物ユニット11の構造体(柱21、床梁22、壁
パネル、床パネル等)をプレキャストコンクリート基礎
31の立上り壁34により確実に支持できる。
【0034】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、基礎12の
基礎高は 700mm程度が床下空間を収納装置の設置スペー
スとして利用する点で好適であるが、これに限定されな
い。また、本発明はユニット建物に限らず広く一般建物
に適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基礎の立
上り壁に囲まれる部分にコンクリート土間を形成する場
合にも、基礎の全施工時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は基礎の構成部材を示す模式図である。
【図2】図2は捨コンクリートの打設状態を示す模式図
である。
【図3】図3はプレキャストコンクリート基礎の設置状
態を示す模式図である。
【図4】図4は土間パネルの設置状態を示す模式図であ
る。
【図5】図5は床下設備の設置状態を示す模式図であ
る。
【図6】図6は建物ユニットの据付状態を示す模式図で
ある。
【図7】図7は図4の要部断面図である。
【図8】図8は床下収納装置を示す模式図である。
【図9】図9は建物ユニットを示す模式図である。
【図10】図10はスライドレールを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 ユニット建物 11 建物ユニット 12 基礎 31 プレキャストコンクリート基礎 32 土間パネル 35 パネル受け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート基礎を設置し
    てなる建築基礎構造において、 プレキャストコンクリート基礎の立上り壁面に、パネル
    受けを設け、このパネル受けに土間パネルが支持されて
    なることを特徴とする建築基礎構造。
  2. 【請求項2】 箱状構造体からなる建物ユニットのため
    に用いられる請求項1記載の建築基礎構造において、 プレキャストコンクリート基礎が建物ユニットと同一モ
    ジュールに設定されてなる建築基礎構造。
JP29654393A 1993-11-26 1993-11-26 建築基礎構造 Pending JPH07150571A (ja)

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JP29654393A JPH07150571A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 建築基礎構造

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