JPH07150506A - 道路継目伸縮装置 - Google Patents

道路継目伸縮装置

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JPH07150506A
JPH07150506A JP29974193A JP29974193A JPH07150506A JP H07150506 A JPH07150506 A JP H07150506A JP 29974193 A JP29974193 A JP 29974193A JP 29974193 A JP29974193 A JP 29974193A JP H07150506 A JPH07150506 A JP H07150506A
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JP
Japan
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road
rubber seal
plate
joint
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP29974193A
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English (en)
Inventor
Motonosuke Arai
元之助 新井
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】道路橋の継目遊間を存して相対する道路端部の
各々に鉄製の支持プレート5が固定され、該両支持プレ
ート5,5に上記継目遊間を覆うゴム製シール部材8の
両側部が接着されている道路継目伸縮装置において、上
記支持プレート5に錆を生ずることを防止するととも
に、シール板8の剥離を防止する。 【構成】上記支持プレート5の表面には亜鉛皮膜15が
形成されていて、該亜鉛皮膜15の上に上記シール板8
が接着剤16を介して接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路継目伸縮装置におけ
るシール板の取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路橋の継目部に構築される道路継目伸
縮装置として、ジグザグに曲折して継目長手方向に延び
る一対の波形の鋼製竪板を互いの凹部と凸部とが対向す
るように立設することによって、ジグザグに曲折して継
目長手方向に延びる波形の遊間を形成し、この両竪板の
背部にコンクリートを打設してなるものが知られている
(特公昭57−24441号公報参照)。この伸縮装置
では、上記波形遊間のシールは上記両波形竪板に取り付
けられたゴム製のシール部材が担っている。
【0003】上記シール部材の上記両波形竪板への取付
にあたっては、工場において未加硫のゴム材を両竪板に
型を用いて加熱加圧することによって該ゴム材を予定の
形状に成形しながら上記両竪板に焼付接着する、という
方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如き伸
縮装置にあっては、長年の使用によって鋼製の竪板に錆
を生じ、ゴム製のシール部材が剥離して雨水が道路橋下
に洩れるおそれがある。また、この錆は雨水と共に路面
に流れ出て該路面を汚す。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では道路橋の継目遊間を存して相対する道路
端部の各々に固定される上述の竪板のような鉄製の支持
プレートの表面に亜鉛皮膜を形成するものである。
【0006】すなわち、上記課題を解決する請求項1に
係る発明は、道路橋の継目遊間を存して相対する道路端
部の各々に鉄製の支持プレートが固定され、該両支持プ
レートに上記継目遊間を覆うゴム製シール部材の両側部
が接着されている道路継目伸縮装置において、上記支持
プレートの表面には亜鉛皮膜が形成されていて、該亜鉛
皮膜の上に上記シール部材が接着剤を介して接着されて
いることを特徴とする道路継目伸縮装置である。
【0007】ここに、上記亜鉛皮膜は、上記支持プレー
トに亜鉛鍍金を施すことによって形成することができ、
あるいは亜鉛粉末を溶射することによって形成すること
ができる。また、上記接着剤としては、ゴムと金属との
接着に適したものが好適であり、例えば常温接着及び焼
付接着の双方に使用することができるクロロプレン系接
着剤が好適である。
【0008】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に記載の道路継目伸縮装置において、上記支持プレー
トが継目長手方向に延びる竪板であって、この一対の竪
板がジョイント遊間を存して対峙するよう相対する道路
端部の各々に固定され、該両竪板の対向する内面にゴム
製のシール部材が接着されていることを特徴とする道路
継目伸縮装置である。
【0009】
【作用】請求項1及び請求項2の各発明においては、支
持プレートないしは竪板が表面に亜鉛皮膜を有するため
錆を生じ難くなり、従って、ゴム製シール部材の剥離も
防止されて、シール性が向上する。また、亜鉛皮膜の上
へのゴム製シール部材の接着剤による常温接着や焼付接
着は困難であったが、適切な接着剤の選択により。かか
る常温接着は可能であり、その場合、シール部材の支持
プレートへの接着が簡易になるとともに、製造コストの
低減が図れ、また、亜鉛皮膜は焼付接着の場合のような
高熱にさらされることがないから、耐久性の面でも有利
になる。もちろん焼付接着も可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】<実施例1> −全体構成− 図1において、1は道路橋の継目部に構築された伸縮装
置部、2はコンクリート床版、3は床版上面に施された
アスファルト舗装である。上記床版2には、床版遊間4
に臨む端部の上部がL字状に切欠かれて、床版上面より
も低い段下げ部2aが形成されている。
【0012】上記道路橋の伸縮装置部1において、5,
5は遊間6を存して橋長方向に対峙する一対の支持プレ
ート(竪板)、7,7は竪板5,5の背部に打設された
裏込めコンクリート、8は上記遊間6に介装されたゴム
製シール板である。シール板8は、上方に開口した溝を
有するU字状のものであって、その両側部が支持プレー
ト5,5の対向する内面に接着されており、その溝には
充填材(砂等)9が充填されている。
【0013】上記支持プレート5,5は、図2に示すよ
うにジグザグに曲折して継目長手方向に延びる波形板に
よって構成されており、互いの凹部と凸部とが上記遊間
6を存して噛み合っている。従って、当該遊間6及びシ
ール板8もジグザグに曲折して継目長手方向に延びたも
のになっている。
【0014】また、各支持プレート5の背面より突設さ
れたアンカー11,12が裏込めコンクリート7に埋設
されていて、該アンカー11,12によって支持プレー
ト5は裏込めコンクリート7に固定されている。上記裏
込めコンクリート7は路面高さに打設されていて、該裏
込めコンクリート7によって支持プレート5の背部が舗
装されている。また、支持プレート5の下端部には裏込
めコンクリート打設時の床版遊間4へのコンクリート洩
れを防止する底板13と堰板14とが設けられている。
【0015】−支持プレート及びシール板について− 図3に示すように、上記支持プレート5の表面には、亜
鉛鍍金によって亜鉛皮膜15が形成されており、上記シ
ール板8は支持プレート5の亜鉛皮膜15の上に接着剤
16によって接着されている。この接着剤16はクロロ
プレン系のものである。
【0016】シール板8は上記ジグザグ形状に成形して
おく方が支持プレート5になじみ易く好適であり、本例
では予め型によって成形したシール板8を支持プレート
5に接着している。シール板8の接着にあたっては、支
持プレート5,5の対向する内面に接着剤を塗布し、上
記シール板8を波形遊間6に挿入し、その両側部を支持
プレート5,5に貼付けることになる。この場合、シー
ル板8の接着すべき両側面にも接着剤を塗布しておく方
が良い。
【0017】接着にあたっては、シール板8の両側部を
支持プレート5,5の内面に軽く当てて接着させ、その
状態で該シール板8の溝の内側から上記両側部の各々を
指によって、あるいは必要に応じて道具(こて等)を用
いて上記支持プレート5に押し付ける。これにより、上
記シール板8はその両側部が相対する支持プレート5,
5に完全に接着することになる。
【0018】<実施例2>本例は図4及び図5に示され
ており、鋼製支持プレート21及びゴム製シール板22
の構成が実施例1と異なる例である。すなわち、支持プ
レート21は竪板部の上端に遊間側へ突出した路面部を
有する逆L字状のものであって、実施例1と同様に表面
に亜鉛皮膜が形成されており、路面部の突出端面はジグ
ザグに曲折して継目長手方向に延びる波形21aに形成
されている。シール板22は断面逆U字状に形成されて
いて、その両側部が上記支持プレート21,21の竪板
部の対向する内面の亜鉛皮膜の上に接着剤によって接着
されている。また、支持プレート21,21の路面部と
シール板22とで囲まれた部位には充填材23が充填さ
れている。
【0019】
【発明の効果】従って、請求項1及び請求項2の各発明
によれば、道路橋の継目遊間を存して相対する道路端部
の各々に固定された鉄製の支持プレートないしは竪板の
表面に亜鉛皮膜が形成され、該亜鉛皮膜の上に上記継目
遊間を覆うゴム製シール部材の両側部が接着剤を介して
接着されているから、支持プレートないしは竪板の錆発
生が防止されるとともに、ゴム製シール部材の剥離が防
止され、伸縮装置の耐久性の向上ないしはシール性の向
上が図れる。
【0020】また、請求項2に係る発明によれば、継目
長手方向に連続して延びるシール板を該継目長手方向に
相隣る竪板に跨がって貼付けるようにしたから、竪板同
士の継目においてもシールを確実なものにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の道路橋の継目部を示す断面図
【図2】同例のジョイント部材の平面図
【図3】支持プレートとシール板との接着部を示す断面
【図4】実施例2の道路橋の継目部を示す断面図
【図5】同例のジョイント部材の平面図
【符号の説明】
1 道路橋の伸縮装置部 2 床版 5,21 支持プレート 6 波形遊間 8,22 シール板 15 亜鉛皮膜 16 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路橋の継目遊間を存して相対する道路
    端部の各々に鉄製の支持プレートが固定され、該両支持
    プレートに上記継目遊間を覆うゴム製シール部材の両側
    部が接着されている道路継目伸縮装置において、 上記支持プレートの表面には亜鉛皮膜が形成されてい
    て、該亜鉛皮膜の上に上記シール部材が接着剤を介して
    接着されていることを特徴とする道路継目伸縮装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の道路継目伸縮装置にお
    いて、 上記支持プレートが継目長手方向に延びる竪板であっ
    て、この一対の竪板がジョイント遊間を存して対峙する
    よう相対する道路端部の各々に固定され、該両竪板の対
    向する内面にゴム製のシール部材が接着されていること
    を特徴とする道路継目伸縮装置。
JP29974193A 1993-11-30 1993-11-30 道路継目伸縮装置 Pending JPH07150506A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014034867A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Nitta Ind Corp 道路橋伸縮装置用止水材の施工方法および道路橋伸縮装置
JP2014043727A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 System Giken:Kk 道路用伸縮装置、及び、道路用伸縮装置の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6251324A (ja) * 1985-08-30 1987-03-06 Nec Corp 回線識別回路

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960130