JPH07150499A - 画像記録シート包装用当て紙 - Google Patents
画像記録シート包装用当て紙Info
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- JPH07150499A JPH07150499A JP29660293A JP29660293A JPH07150499A JP H07150499 A JPH07150499 A JP H07150499A JP 29660293 A JP29660293 A JP 29660293A JP 29660293 A JP29660293 A JP 29660293A JP H07150499 A JPH07150499 A JP H07150499A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像記録シートを長期間保存した際に発生す
るカールを防止すること。 【構成】 縦及び横方向のＪＩＳ−Ｐ−８１２５で規定
される曲げモーメントの値が、いずれも３０ｇｆ・ｃｍ
以上である画像記録シート包装用当て紙。
るカールを防止すること。 【構成】 縦及び横方向のＪＩＳ−Ｐ−８１２５で規定
される曲げモーメントの値が、いずれも３０ｇｆ・ｃｍ
以上である画像記録シート包装用当て紙。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、写真印画紙、インクジ
ェット記録シート、感熱記録シート、熱転写記録シー
ト、電子写真記録シート等の画像記録シートの包装に使
用する画像記録シート包装用当て紙に関するものであ
り、更に詳しくは、長期保存による画像記録シートのカ
ールを防止するための画像記録シート包装用当て紙に関
する。
ェット記録シート、感熱記録シート、熱転写記録シー
ト、電子写真記録シート等の画像記録シートの包装に使
用する画像記録シート包装用当て紙に関するものであ
り、更に詳しくは、長期保存による画像記録シートのカ
ールを防止するための画像記録シート包装用当て紙に関
する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ビジネスあるいはパーソナル用途
で画像出力のニーズが高まってきている。このため、銀
塩記録方式、インクジェット記録方式、感熱記録方式、
熱転写記録方式、電子写真記録方式等の原理を利用した
様々な出力装置が開発され、各分野で利用されている。
で画像出力のニーズが高まってきている。このため、銀
塩記録方式、インクジェット記録方式、感熱記録方式、
熱転写記録方式、電子写真記録方式等の原理を利用した
様々な出力装置が開発され、各分野で利用されている。
【０００３】これらの画像記録方法では、それぞれの出
力装置に対応した機能を有する画像記録シートが使用さ
れている。
力装置に対応した機能を有する画像記録シートが使用さ
れている。
【０００４】例えば、銀塩記録方式では、樹脂被覆紙、
フィルム等の支持体上に感光性を有するハロゲン化銀を
含む乳剤層が設けられた写真印画紙、インクジェット記
録方式では、紙、フィルム、樹脂被覆紙、合成紙等の支
持体上にインク吸収性を有する無機顔料や水溶性樹脂を
含むインク受理層が設けられたインクジェット記録シー
ト、感熱記録方式では、紙、フィルム、合成紙等の支持
体上に熱発色性を有する染料や顕色剤を含む感熱発色層
を設けた感熱記録シート、熱転写記録方式では、紙、フ
ィルム、樹脂被覆紙、合成紙等の支持体上に熱溶融又は
熱移行性インクに対する受理性を有する顔料や樹脂を含
むインク受理層を設けた熱転写記録シート、電子写真記
録方式では、紙、フィルム、合成紙等の支持体上にトナ
ー定着性を有する顔料や樹脂を含む受像層を設けた電子
写真記録シート等が使用されている。
フィルム等の支持体上に感光性を有するハロゲン化銀を
含む乳剤層が設けられた写真印画紙、インクジェット記
録方式では、紙、フィルム、樹脂被覆紙、合成紙等の支
持体上にインク吸収性を有する無機顔料や水溶性樹脂を
含むインク受理層が設けられたインクジェット記録シー
ト、感熱記録方式では、紙、フィルム、合成紙等の支持
体上に熱発色性を有する染料や顕色剤を含む感熱発色層
を設けた感熱記録シート、熱転写記録方式では、紙、フ
ィルム、樹脂被覆紙、合成紙等の支持体上に熱溶融又は
熱移行性インクに対する受理性を有する顔料や樹脂を含
むインク受理層を設けた熱転写記録シート、電子写真記
録方式では、紙、フィルム、合成紙等の支持体上にトナ
ー定着性を有する顔料や樹脂を含む受像層を設けた電子
写真記録シート等が使用されている。
【０００５】しかし、これらの画像記録シートは、製造
後長期間保存しておくと、温度や湿度に対する表裏差、
残留歪の緩和、組成物の劣化等によるカールが発生し、
出力装置の搬送系における詰まりや画像の歪を引き起こ
し、使用できなくなる問題があった。
後長期間保存しておくと、温度や湿度に対する表裏差、
残留歪の緩和、組成物の劣化等によるカールが発生し、
出力装置の搬送系における詰まりや画像の歪を引き起こ
し、使用できなくなる問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
では実現できなかった、画像記録シートを長期間保存し
た際に発生するカールを防止するための技術を提供する
ことを目的としている。
では実現できなかった、画像記録シートを長期間保存し
た際に発生するカールを防止するための技術を提供する
ことを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、画像記録シ
ートの片面又は両面に剛直度の高い当て紙を当てて包装
することにより、温度や湿度に対する表裏差、残留歪の
緩和、組成物の劣化等によるカールが防止できることを
見い出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明の
画像記録シート包装用当て紙は、画像記録シートの片面
又は両面に当て紙を当てて包装する画像記録シート包装
用当て紙において、該当て紙の縦及び横方向のＪＩＳ−
Ｐ−８１２５で規定される曲げモーメントの値が、いず
れも３０ｇｆ・ｃｍ以上であることを特徴とするもので
ある。
的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、画像記録シ
ートの片面又は両面に剛直度の高い当て紙を当てて包装
することにより、温度や湿度に対する表裏差、残留歪の
緩和、組成物の劣化等によるカールが防止できることを
見い出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明の
画像記録シート包装用当て紙は、画像記録シートの片面
又は両面に当て紙を当てて包装する画像記録シート包装
用当て紙において、該当て紙の縦及び横方向のＪＩＳ−
Ｐ−８１２５で規定される曲げモーメントの値が、いず
れも３０ｇｆ・ｃｍ以上であることを特徴とするもので
ある。
【０００８】本発明において、画像記録シートを保存す
る際の当て紙としては、紙、塗工紙、樹脂被覆紙、合成
紙、フィルム、金属板及びこれらの複合体を用いること
ができるが、中でも低コストで裁断加工等が容易なた
め、板紙の使用が好ましい。
る際の当て紙としては、紙、塗工紙、樹脂被覆紙、合成
紙、フィルム、金属板及びこれらの複合体を用いること
ができるが、中でも低コストで裁断加工等が容易なた
め、板紙の使用が好ましい。
【０００９】本発明において、当て紙の縦及び横方向の
ＪＩＳ−Ｐ−８１２５で規定される曲げモーメントの値
はいずれも３０ｇｆ・ｃｍ以上であることが好ましい。
当て紙の縦又は横方向の曲げモーメントの値が３０ｇｆ
・ｃｍ未満の場合には、剛直度が低過ぎて画像記録シー
トの温度や湿度に対する表裏差、残留歪の緩和、組成物
の劣化等によるカールを抑えることができない。
ＪＩＳ−Ｐ−８１２５で規定される曲げモーメントの値
はいずれも３０ｇｆ・ｃｍ以上であることが好ましい。
当て紙の縦又は横方向の曲げモーメントの値が３０ｇｆ
・ｃｍ未満の場合には、剛直度が低過ぎて画像記録シー
トの温度や湿度に対する表裏差、残留歪の緩和、組成物
の劣化等によるカールを抑えることができない。
【００１０】この様な縦及び横方向の曲げモーメントの
値が３０ｇｆ・ｃｍ以上の当て紙を製造するには、当て
紙の厚さを厚くする、無機顔料、硬質樹脂等の高弾性率
素材を当て紙中に添加する、架橋剤の添加や樹脂の含浸
等により当て紙の弾性率を向上させる等の方法が挙げら
れる。
値が３０ｇｆ・ｃｍ以上の当て紙を製造するには、当て
紙の厚さを厚くする、無機顔料、硬質樹脂等の高弾性率
素材を当て紙中に添加する、架橋剤の添加や樹脂の含浸
等により当て紙の弾性率を向上させる等の方法が挙げら
れる。
【００１１】
【作用】本発明において、画像記録シートを保存する際
に、剛直度の高い当て紙を画像記録シートの片面又は両
面に当てて包装することにより、画像記録シートの温度
や湿度に対する表裏差、残留歪の緩和、組成物の劣化等
によるカールが防止できる。
に、剛直度の高い当て紙を画像記録シートの片面又は両
面に当てて包装することにより、画像記録シートの温度
や湿度に対する表裏差、残留歪の緩和、組成物の劣化等
によるカールが防止できる。
【００１２】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
以下の実施例及び比較例に記載されている「部」は全て
重量換算値である。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
以下の実施例及び比較例に記載されている「部」は全て
重量換算値である。
【００１３】実施例１ 丸網抄紙機を使用して下記配合の坪量２３０ｇ／ｍ2 の
原紙を作製し、これを当て紙とした。そして、ＪＩＳ−
Ｐ−８１２５に従い、熊谷理機工業製テーバーこわさ試
験器を用いてこの当て紙の曲げモーメントを測定したと
ころ、縦方向が５７ｇｆ・ｃｍ、横方向が３２ｇｆ・ｃ
ｍであった。 ＜原紙配合＞ ＮＢＫＰ ３０部 ＬＢＫＰ ７０部 タルク １０部 カチオン化澱粉 １５部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．５部 アルキルケテンダイマー ０．５部
原紙を作製し、これを当て紙とした。そして、ＪＩＳ−
Ｐ−８１２５に従い、熊谷理機工業製テーバーこわさ試
験器を用いてこの当て紙の曲げモーメントを測定したと
ころ、縦方向が５７ｇｆ・ｃｍ、横方向が３２ｇｆ・ｃ
ｍであった。 ＜原紙配合＞ ＮＢＫＰ ３０部 ＬＢＫＰ ７０部 タルク １０部 カチオン化澱粉 １５部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．５部 アルキルケテンダイマー ０．５部
【００１４】実施例２ 実施例１の原紙の両面に、下記配合の塗工液を乾燥塗布
量がそれぞれ１５ｇ／ｍ2 になるように塗布して塗工紙
を作製し、これを当て紙とした。実施例１と同様にして
この当て紙の曲げモーメントを測定したところ、縦方向
が９４ｇｆ・ｃｍ、横方向が５３ｇｆ・ｃｍであった。 ＜塗工液配合＞ カオリン １００部 酸化澱粉 ５部 ＳＢＲラテックス １０部 メラミン樹脂初期縮合物 １部
量がそれぞれ１５ｇ／ｍ2 になるように塗布して塗工紙
を作製し、これを当て紙とした。実施例１と同様にして
この当て紙の曲げモーメントを測定したところ、縦方向
が９４ｇｆ・ｃｍ、横方向が５３ｇｆ・ｃｍであった。 ＜塗工液配合＞ カオリン １００部 酸化澱粉 ５部 ＳＢＲラテックス １０部 メラミン樹脂初期縮合物 １部
【００１５】実施例３ 実施例１の原紙の両面にコロナ放電処理を行ったのち、
溶融押出法により下記配合の樹脂被覆層を厚さがそれぞ
れ２５μｍになるように塗布して樹脂被覆紙を作製し、
これを当て紙とした。実施例１と同様にしてこの当て紙
の曲げモーメントを測定したところ、縦方向が１９３ｇ
ｆ・ｃｍ、横方向が１２８ｇｆ・ｃｍであった。 ＜樹脂被覆層配合＞ 低密度ポリエチレン樹脂 ７０部 高密度ポリエチレン樹脂 ３０部 カーボンブラック １０部
溶融押出法により下記配合の樹脂被覆層を厚さがそれぞ
れ２５μｍになるように塗布して樹脂被覆紙を作製し、
これを当て紙とした。実施例１と同様にしてこの当て紙
の曲げモーメントを測定したところ、縦方向が１９３ｇ
ｆ・ｃｍ、横方向が１２８ｇｆ・ｃｍであった。 ＜樹脂被覆層配合＞ 低密度ポリエチレン樹脂 ７０部 高密度ポリエチレン樹脂 ３０部 カーボンブラック １０部
【００１６】実施例４ 実施例１の原紙の両面に、ポリウレタン樹脂エマルジョ
ンからなる接着剤を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるよう
に塗布し、厚さ２５μｍのポリエステルフィルムと貼合
せてフィルムラミネート紙を作製し、これを当て紙とし
た実施例１と同様に曲げモーメントを測定したところ、
縦方向が２３１ｇｆ・ｃｍ、横方向が１４０ｇｆ・ｃｍ
であった。
ンからなる接着剤を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるよう
に塗布し、厚さ２５μｍのポリエステルフィルムと貼合
せてフィルムラミネート紙を作製し、これを当て紙とし
た実施例１と同様に曲げモーメントを測定したところ、
縦方向が２３１ｇｆ・ｃｍ、横方向が１４０ｇｆ・ｃｍ
であった。
【００１７】比較例１ 実施例１において原紙坪量を１２０ｇ／ｍ2 にした以外
は実施例１と全く同様にして原紙を作製し、これを当て
紙とした。実施例１と同様にしてこの当て紙の曲げモー
メントを測定したところ、縦方向が２８ｇｆ・ｃｍ、横
方向が１４ｇｆ・ｃｍであった。
は実施例１と全く同様にして原紙を作製し、これを当て
紙とした。実施例１と同様にしてこの当て紙の曲げモー
メントを測定したところ、縦方向が２８ｇｆ・ｃｍ、横
方向が１４ｇｆ・ｃｍであった。
【００１８】比較例２ 実施例１において原紙坪量を２００ｇ／ｍ2 にした以外
は実施例１と全く同様にして原紙を作製し、これを当て
紙とした。実施例１と同様にしてこの当て紙の曲げモー
メントを測定したところ、縦方向が５１ｇｆ・ｃｍ、横
方向が２７ｇｆ・ｃｍであった。
は実施例１と全く同様にして原紙を作製し、これを当て
紙とした。実施例１と同様にしてこの当て紙の曲げモー
メントを測定したところ、縦方向が５１ｇｆ・ｃｍ、横
方向が２７ｇｆ・ｃｍであった。
【００１９】一方、当て紙による画像記録シートのカー
ル抑制効果を調査するために、下記要領にて写真印画
紙、インクジェット記録シート、感熱記録シート、熱転
写記録シート、電子写真記録シートを作製した。
ル抑制効果を調査するために、下記要領にて写真印画
紙、インクジェット記録シート、感熱記録シート、熱転
写記録シート、電子写真記録シートを作製した。
【００２０】（写真印画紙の製造）長網抄紙機を使用し
て下記配合の坪量１８０ｇ／ｍ2 の写真印画紙用原紙を
作製した。 ＜写真印画紙用原紙配合＞ ＬＢＫＰ １００部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．２部 アルキルケテンダイマー ０．５部 ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂 ０．５部
て下記配合の坪量１８０ｇ／ｍ2 の写真印画紙用原紙を
作製した。 ＜写真印画紙用原紙配合＞ ＬＢＫＰ １００部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．２部 アルキルケテンダイマー ０．５部 ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂 ０．５部
【００２１】次に、サイズプレス装置を使用して、上記
写真印画紙用原紙に下記配合の写真印画紙用含浸液を乾
燥重量が２．０ｇ／ｍ2 になるように含浸させた。 ＜写真印画紙用含浸液配合＞ ポリビニルアルコール ２部 蛍光染料 ０．２部 導電剤 １部
写真印画紙用原紙に下記配合の写真印画紙用含浸液を乾
燥重量が２．０ｇ／ｍ2 になるように含浸させた。 ＜写真印画紙用含浸液配合＞ ポリビニルアルコール ２部 蛍光染料 ０．２部 導電剤 １部
【００２２】そして、上記含浸紙の裏面にコロナ放電処
理を行ったのち、溶融押出法により厚さが２０μｍにな
るように下記配合の写真印画紙用裏面樹脂被覆層を設け
た。 ＜写真印画紙用裏面樹脂被覆層配合＞ 低密度ポリエチレン ３０部 高密度ポリエチレン ７０部
理を行ったのち、溶融押出法により厚さが２０μｍにな
るように下記配合の写真印画紙用裏面樹脂被覆層を設け
た。 ＜写真印画紙用裏面樹脂被覆層配合＞ 低密度ポリエチレン ３０部 高密度ポリエチレン ７０部
【００２３】又、上記含浸紙の表面にコロナ放電処理を
行ったのち、溶融押出法により厚さが２０μｍになるよ
うに下記配合の写真印画紙用表面樹脂被覆層を設け、支
持体を作製した。 ＜写真印画紙用表面樹脂被覆層配合＞ 低密度ポリエチレン ７４部 高密度ポリエチレン １５部 アナターゼ型二酸化チタン １０部 ステアリン酸亜鉛 １部
行ったのち、溶融押出法により厚さが２０μｍになるよ
うに下記配合の写真印画紙用表面樹脂被覆層を設け、支
持体を作製した。 ＜写真印画紙用表面樹脂被覆層配合＞ 低密度ポリエチレン ７４部 高密度ポリエチレン １５部 アナターゼ型二酸化チタン １０部 ステアリン酸亜鉛 １部
【００２４】更に、支持体の裏面にコロナ放電処理を行
ったのち、エアーナイフコーターを使用して乾燥塗布量
が１ｇ／ｍ2 になるように下記配合の写真印画紙用裏塗
層塗液を塗布した。 ＜写真印画紙用裏塗層塗液配合＞ ゼラチン １００部 シリカ ５０部 ムコクロル酸 ５部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム ３部
ったのち、エアーナイフコーターを使用して乾燥塗布量
が１ｇ／ｍ2 になるように下記配合の写真印画紙用裏塗
層塗液を塗布した。 ＜写真印画紙用裏塗層塗液配合＞ ゼラチン １００部 シリカ ５０部 ムコクロル酸 ５部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム ３部
【００２５】最後に、上記支持体の表面にコロナ放電処
理を行ったのち、スライドホッパーを使用して、乾燥塗
布量が１０ｇ／ｍ2 になるように下記配合の写真印画紙
用乳剤層塗液を塗布し、写真印画紙を作製した。 ＜写真印画紙用乳剤層塗液配合＞ ゼラチン ４７０部 塩化ナトリウム ５０部 硫酸 ５部 塩化ロジウム ０．００１部 硝酸銀 １００部 ヨウ化カリウム ４０部 メルカプトベンゾチアゾール ０．０３部 ムコクロル酸 １０部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム ５部
理を行ったのち、スライドホッパーを使用して、乾燥塗
布量が１０ｇ／ｍ2 になるように下記配合の写真印画紙
用乳剤層塗液を塗布し、写真印画紙を作製した。 ＜写真印画紙用乳剤層塗液配合＞ ゼラチン ４７０部 塩化ナトリウム ５０部 硫酸 ５部 塩化ロジウム ０．００１部 硝酸銀 １００部 ヨウ化カリウム ４０部 メルカプトベンゾチアゾール ０．０３部 ムコクロル酸 １０部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム ５部
【００２６】（インクジェット記録シートの製造）長網
抄紙機を使用して下記配合の坪量６０ｇ／ｍ2 のインク
ジェット記録シート用原紙を作製した。 ＜インクジェット記録シート用原紙配合＞ ＮＢＫＰ ２０部 ＬＢＫＰ ８０部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．１部 アルキルケテンダイマー ０．１部
抄紙機を使用して下記配合の坪量６０ｇ／ｍ2 のインク
ジェット記録シート用原紙を作製した。 ＜インクジェット記録シート用原紙配合＞ ＮＢＫＰ ２０部 ＬＢＫＰ ８０部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．１部 アルキルケテンダイマー ０．１部
【００２７】次に、インクジェット記録シート用原紙の
裏面に、エアーナイフコーターを使用して下記配合のイ
ンクジェット記録シート用裏面層塗液を乾燥塗布量が５
ｇ／ｍ2 になるように塗布した。 ＜インクジェット記録シート用裏塗層塗液配合＞ カオリン １００部 酸化澱粉 １０部 ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン １０部 ポリアミド樹脂 ０．５部
裏面に、エアーナイフコーターを使用して下記配合のイ
ンクジェット記録シート用裏面層塗液を乾燥塗布量が５
ｇ／ｍ2 になるように塗布した。 ＜インクジェット記録シート用裏塗層塗液配合＞ カオリン １００部 酸化澱粉 １０部 ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン １０部 ポリアミド樹脂 ０．５部
【００２８】そして、インクジェット記録シート用原紙
の表面に、エアーナイフコーターを使用して下記配合の
インクジェット記録シート用インク受理層塗液を乾燥塗
布量が１０ｇ／ｍ2 になるように塗布し、インクジェッ
ト記録シートを作製した。 ＜インクジェット記録シート用インク受理層塗液配合＞ シリカ ７０部 コロイダルシリカ ３０部 ポリビニルアルコール ４０部 ポリアクリル酸エステル樹脂 ５部 ポリアミド樹脂 ２部
の表面に、エアーナイフコーターを使用して下記配合の
インクジェット記録シート用インク受理層塗液を乾燥塗
布量が１０ｇ／ｍ2 になるように塗布し、インクジェッ
ト記録シートを作製した。 ＜インクジェット記録シート用インク受理層塗液配合＞ シリカ ７０部 コロイダルシリカ ３０部 ポリビニルアルコール ４０部 ポリアクリル酸エステル樹脂 ５部 ポリアミド樹脂 ２部
【００２９】（感熱記録シートの製造）長網抄紙機を使
用して下記配合の坪量６０ｇ／ｍ2 の感熱記録シート用
原紙を作製した。 ＜感熱記録シート用原紙配合＞ ＮＢＫＰ ２５部 ＬＢＫＰ ７５部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．１部 アルキルケテンダイマー ０．２部
用して下記配合の坪量６０ｇ／ｍ2 の感熱記録シート用
原紙を作製した。 ＜感熱記録シート用原紙配合＞ ＮＢＫＰ ２５部 ＬＢＫＰ ７５部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．１部 アルキルケテンダイマー ０．２部
【００３０】次に、感熱記録シート用原紙の表面に、ブ
レードコーターを使用して下記配合の感熱記録シート用
中間層塗液を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるように塗布
した。 ＜感熱記録シート用中間層塗液配合＞ 焼成カオリン １００部 酸化澱粉 １５部 ＳＢＲラテックス １０部 ポリアミド樹脂 ２部
レードコーターを使用して下記配合の感熱記録シート用
中間層塗液を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるように塗布
した。 ＜感熱記録シート用中間層塗液配合＞ 焼成カオリン １００部 酸化澱粉 １５部 ＳＢＲラテックス １０部 ポリアミド樹脂 ２部
【００３１】そして、感熱記録シート用原紙の裏面に、
ブレードコーターを使用して下記配合の感熱記録シート
用裏塗層塗液を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるように塗
布した。 ＜感熱記録シート用裏塗層塗液配合＞ カオリン １００部 酸化澱粉 ２０部 ＳＢＲラテックス １０部 ポリアミド樹脂 １部
ブレードコーターを使用して下記配合の感熱記録シート
用裏塗層塗液を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるように塗
布した。 ＜感熱記録シート用裏塗層塗液配合＞ カオリン １００部 酸化澱粉 ２０部 ＳＢＲラテックス １０部 ポリアミド樹脂 １部
【００３２】更に、中間層上にエアーナイフコーターを
使用して下記配合の感熱記録シート用感熱発色層塗液を
乾燥塗布量が６ｇ／ｍ2 になるように塗布し、感熱記録
シートを作製した。 ＜感熱記録シート用感熱発色層塗液配合＞ 炭酸カルシウム ８部 ３−ジブチルアミノ−６−メチル−アニリノフルオラン ２部 ４，４’−イソプロピリデンジフェノール １２部 ｐ−ベンジルビフェニル １２部 ステアリン酸亜鉛 ６部 ポリビニルアルコール ６部
使用して下記配合の感熱記録シート用感熱発色層塗液を
乾燥塗布量が６ｇ／ｍ2 になるように塗布し、感熱記録
シートを作製した。 ＜感熱記録シート用感熱発色層塗液配合＞ 炭酸カルシウム ８部 ３−ジブチルアミノ−６−メチル−アニリノフルオラン ２部 ４，４’−イソプロピリデンジフェノール １２部 ｐ−ベンジルビフェニル １２部 ステアリン酸亜鉛 ６部 ポリビニルアルコール ６部
【００３３】（熱転写記録シートの製造）長網抄紙機を
使用して下記配合の坪量１４０ｇ／ｍ2 の熱転写記録シ
ート用原紙を作製した。 ＜熱転写記録シート用原紙配合＞ ＮＢＫＰ １０部 ＬＢＫＰ ９０部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．２部 アルキルケテンダイマー ０．３部
使用して下記配合の坪量１４０ｇ／ｍ2 の熱転写記録シ
ート用原紙を作製した。 ＜熱転写記録シート用原紙配合＞ ＮＢＫＰ １０部 ＬＢＫＰ ９０部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．２部 アルキルケテンダイマー ０．３部
【００３４】次に、熱転写記録シート用原紙の裏面に、
エアーナイフコーターを使用して下記配合の熱転写記録
シート用裏面層塗液を乾燥塗布量が１５ｇ／ｍ2 になる
ように塗布した。 ＜熱転写記録シート用裏塗層塗液配合＞ シリカ １００部 ポリビニルアルコール ３０部 グリオキザール ２部 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム ５部
エアーナイフコーターを使用して下記配合の熱転写記録
シート用裏面層塗液を乾燥塗布量が１５ｇ／ｍ2 になる
ように塗布した。 ＜熱転写記録シート用裏塗層塗液配合＞ シリカ １００部 ポリビニルアルコール ３０部 グリオキザール ２部 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム ５部
【００３５】そして、熱転写記録シート用原紙の表面
に、ブレードコーターを使用して下記配合の熱転写記録
シート用中間層塗液を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるよ
うに塗布した。 ＜熱転写記録シート用中間層塗液配合＞ ポリスチレン樹脂中空顔料 １００部 ポリアクリル酸エステル樹脂エマルジョン １００部
に、ブレードコーターを使用して下記配合の熱転写記録
シート用中間層塗液を乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるよ
うに塗布した。 ＜熱転写記録シート用中間層塗液配合＞ ポリスチレン樹脂中空顔料 １００部 ポリアクリル酸エステル樹脂エマルジョン １００部
【００３６】更に、中間層上にグラビアコーターを使用
して下記配合の熱転写記録シート用インク受理層塗液を
乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるように塗布し、熱転写記
録シートを作製した。 ＜熱転写記録シート用インク受理層塗液配合＞ ポリエステル樹脂エマルジョン ６０部 ポリエチレン樹脂エマルジョン １０部 コロイダルシリカ ２０部 アミノ変性シリコーン樹脂エマルジョン ５部 ポリウレタン樹脂エマルジョン ５部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム １部
して下記配合の熱転写記録シート用インク受理層塗液を
乾燥塗布量が５ｇ／ｍ2 になるように塗布し、熱転写記
録シートを作製した。 ＜熱転写記録シート用インク受理層塗液配合＞ ポリエステル樹脂エマルジョン ６０部 ポリエチレン樹脂エマルジョン １０部 コロイダルシリカ ２０部 アミノ変性シリコーン樹脂エマルジョン ５部 ポリウレタン樹脂エマルジョン ５部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム １部
【００３７】（電子写真記録シートの製造）長網抄紙機
を使用して下記配合の坪量８０ｇ／ｍ2 の電子写真記録
シート用原紙を作製した。 ＜電子写真記録シート用原紙配合＞ ＬＢＫＰ １００部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．１部 中性ロジンサイズ剤 ０．５部
を使用して下記配合の坪量８０ｇ／ｍ2 の電子写真記録
シート用原紙を作製した。 ＜電子写真記録シート用原紙配合＞ ＬＢＫＰ １００部 カチオン化澱粉 １０部 ポリアクリルアミド樹脂 ０．１部 中性ロジンサイズ剤 ０．５部
【００３８】次に、電子写真記録シート用原紙の両面
に、サイズプレス装置を使用して下記配合の電子写真記
録シート用受像層塗液を乾燥塗布量が２ｇ／ｍ2 になる
ように塗布し、電子写真記録シートを作製した。 ＜電子写真記録シート用受像層塗液配合＞ 炭酸カルシウム １００部 酸化澱粉 ４０部 ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン １０部 塩化ナトリウム ３部 ポリアミド樹脂 ２部
に、サイズプレス装置を使用して下記配合の電子写真記
録シート用受像層塗液を乾燥塗布量が２ｇ／ｍ2 になる
ように塗布し、電子写真記録シートを作製した。 ＜電子写真記録シート用受像層塗液配合＞ 炭酸カルシウム １００部 酸化澱粉 ４０部 ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン １０部 塩化ナトリウム ３部 ポリアミド樹脂 ２部
【００３９】上記のようにして得られた実施例１〜４及
び比較例１〜２の当て紙と画像記録シートをそれぞれＡ
４サイズに裁断した。次に、各画像記録シートを２００
枚重ねたのち、各当て紙をその両面に当て、縦及び横方
向に輪ゴムを掛けて固定し、画像記録シートの束を作製
した。そして、画像記録シートの束の側面が下になるよ
うにして机の上に置き、４０℃、３０％の条件で１か月
間放置したのち、画像記録シートのカールを測定した。
カールの大きさは、当て紙と接触していた２枚のＡ４サ
イズの画像記録シートを平坦な机の上に置き、それぞれ
の４隅の持ち上がり高さを目視により評価した。評価基
準は、◎：カールがほとんど無い、○：若干カールして
いる、△：カールしているが使用可能、×：カールが著
しく、使用不能の４段階とした。
び比較例１〜２の当て紙と画像記録シートをそれぞれＡ
４サイズに裁断した。次に、各画像記録シートを２００
枚重ねたのち、各当て紙をその両面に当て、縦及び横方
向に輪ゴムを掛けて固定し、画像記録シートの束を作製
した。そして、画像記録シートの束の側面が下になるよ
うにして机の上に置き、４０℃、３０％の条件で１か月
間放置したのち、画像記録シートのカールを測定した。
カールの大きさは、当て紙と接触していた２枚のＡ４サ
イズの画像記録シートを平坦な机の上に置き、それぞれ
の４隅の持ち上がり高さを目視により評価した。評価基
準は、◎：カールがほとんど無い、○：若干カールして
いる、△：カールしているが使用可能、×：カールが著
しく、使用不能の４段階とした。
【００４０】これらの評価結果をまとめて表１に示す。
【００４１】
【表１】
【００４２】表１の結果から明らかなように、本発明に
よる実施例１〜４の画像記録シート包装用当て紙を使用
した場合には、画像記録シートを長期間保存しても温度
や湿度に対する表裏差、残留歪の緩和、組成物の劣化等
によるカールが発生しなかった。しかし、比較例１の画
像記録シート包装用当て紙を使用した場合には、当て紙
の縦及び横方向の剛直度が低過ぎたため、画像記録シー
トのカールが著しく、使用に耐えなかった。又、比較例
２の画像記録シート包装用当て紙を使用した場合には、
当て紙の横方向の剛直度が低過ぎたため、画像記録シー
トの横方向のカールが大きくなった。
よる実施例１〜４の画像記録シート包装用当て紙を使用
した場合には、画像記録シートを長期間保存しても温度
や湿度に対する表裏差、残留歪の緩和、組成物の劣化等
によるカールが発生しなかった。しかし、比較例１の画
像記録シート包装用当て紙を使用した場合には、当て紙
の縦及び横方向の剛直度が低過ぎたため、画像記録シー
トのカールが著しく、使用に耐えなかった。又、比較例
２の画像記録シート包装用当て紙を使用した場合には、
当て紙の横方向の剛直度が低過ぎたため、画像記録シー
トの横方向のカールが大きくなった。
【００４３】
【発明の効果】本発明によれば、画像記録シートを長期
間保存しても温度や湿度に対する表裏差、残留歪の緩
和、組成物の劣化等によるカールの発生を抑えることが
できる。
間保存しても温度や湿度に対する表裏差、残留歪の緩
和、組成物の劣化等によるカールの発生を抑えることが
できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 画像記録シートの片面又は両面に当て紙
を当てて包装する画像記録シート包装用当て紙におい
て、該当て紙の縦及び横方向のＪＩＳ−Ｐ−８１２５で
規定される曲げモーメントの値が、いずれも３０ｇｆ・
ｃｍ以上であることを特徴とする画像記録シート包装用
当て紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29660293A JPH07150499A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 画像記録シート包装用当て紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29660293A JPH07150499A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 画像記録シート包装用当て紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07150499A true JPH07150499A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17835679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29660293A Pending JPH07150499A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 画像記録シート包装用当て紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07150499A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059669A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-26 | Kodak Polychrome Graphics Japan Ltd | 感光性平版印刷版用合紙 |
| JP2011005873A (ja) * | 2010-09-08 | 2011-01-13 | Kodak Japan Ltd | 感光性平版印刷版用合紙 |
| JP2018021203A (ja) * | 2015-04-10 | 2018-02-08 | 株式会社寺岡製作所 | 接着シート |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP29660293A patent/JPH07150499A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059669A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-02-26 | Kodak Polychrome Graphics Japan Ltd | 感光性平版印刷版用合紙 |
| JP2011005873A (ja) * | 2010-09-08 | 2011-01-13 | Kodak Japan Ltd | 感光性平版印刷版用合紙 |
| JP2018021203A (ja) * | 2015-04-10 | 2018-02-08 | 株式会社寺岡製作所 | 接着シート |
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