JPH07150452A - 糸の張力検出装置 - Google Patents

糸の張力検出装置

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Publication number
JPH07150452A
JPH07150452A JP34111493A JP34111493A JPH07150452A JP H07150452 A JPH07150452 A JP H07150452A JP 34111493 A JP34111493 A JP 34111493A JP 34111493 A JP34111493 A JP 34111493A JP H07150452 A JPH07150452 A JP H07150452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
tension
magnet
leaf spring
magnets
Prior art date
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Pending
Application number
JP34111493A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Hotta
輝行 堀田
Yoshinori Koreki
義則 是木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TERUMITSUKU KK
Gunze Ltd
Gunze Sangyo KK
Original Assignee
TERUMITSUKU KK
Gunze Ltd
Gunze Sangyo KK
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Publication date
Application filed by TERUMITSUKU KK, Gunze Ltd, Gunze Sangyo KK filed Critical TERUMITSUKU KK
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Publication of JPH07150452A publication Critical patent/JPH07150452A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、走行する糸の張力変化を的確に検
出し、糸切れが生じる以前に編機を停止するように構成
した糸の張力検出装置を提供することにある。 【構成】 機台に設置された最終糸ガイド12の手前側
に片持式の板バネ材20を設け該板バネ材の自由端部に
は機台に供給される糸Yを前記最終糸ガイド12に案内
する糸ガイド21と磁石Aが設けられており、更にこの
磁石Aと適宜な間隔を在して互いに反発するように同極
部分が向かい合うように固定配置された磁石Bを設ける
と共に、これら磁石A、Bの近傍位置には、両磁石の磁
束の方向の変化を検出する磁気抵抗変換器22を設けて
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、編機等の編立工程にお
いて、走行する糸の異常張力を的確に検出することので
きる糸の張力検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】編機等の編立工程において、該編機に供
給される糸はしばしば糸切れを発生する。その最たる原
因としては、走行する糸に風綿やほこりが附着して、そ
れが糸ガイドの孔につまって(目づまり状態)糸切れを
生じる。そしてこの糸ガイドの目づまりは編機の最終糸
ガド付近で最もよく発生する。
【0003】通常、編機に供給される糸は、そのボビン
から最終の編立部に至るまで幾多の糸ガイドを通して案
内されることになる。そしてこれらの糸ガイドの多くは
その孔径を大きく(直径2〜3mm)して糸切れ等のト
ラブルを少なくしているのであるが、編針手前の最終糸
ガイドについては、編成の安定性のために孔径をあまり
大きくできず(直径1mm程度)そのためこの最終糸ガ
イド付近で目づまりによる糸切れが多発しているのが現
状である。
【0004】従来、この種の糸切れ検知装置としては、
糸の張力の消失を検出する装置、あるいは糸の走行をプ
ーリ等に伝えて、該プーリの停止を検出する装置等々が
提案され、実用に供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置はいずれも糸切れの結果によって起こる事象を
とらえて編機を停止するように構成されたものであっ
て、走行する糸の張力の増減を検出して糸切れの発生前
にその異常を知らせて編機を停止せしめるような機能は
全くない。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、走行する糸の糸切れ発生前に必ず生じる糸の
張力変化(異常張力)を的確に検出し、糸切れが生じる
前において編機を停止するように構成した糸の張力検出
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、機台に設置された最終糸ガイドの手前側
に片持式の板バネ材を設け、該板バネ材の自由端部には
機台に供給される糸を前記最終糸ガイドに案内する糸ガ
イドと磁石Aが設けられており、更にこの磁石Aと適宣
な間隔を在して互いに反撥するように同極部分が向かい
合うように固定配置された磁石Bを設けると共に、これ
ら磁石A、Bの近傍位置には、両磁石の磁束の方向の変
化を検出する磁気抵抗変換器を設けて構成したものであ
る。
【0008】
【実地例】以下、本発明の実地例を図面に基ずいて説明
する。
【0009】図1は本発明に係る糸の張力検出装置の要
部の構成を示す構成図であり、この図に示すように、本
実地例の張力検出装置10は編機(図示せず)の最終糸
ガイド12と次位の糸ガイド13との間に設けられてい
る。
【0010】図1において、20は一端を固着した片持
式の板バネ材であって自由端部には前記糸ガイド13を
通って最終糸ガイド12に至る糸Yを案内するための糸
ガイド21と磁石Aが設けられている。そして本実地例
においては、編機側の糸ガイド12、13の孔径を少な
く(直径1mm程度)形成し、一方板バネ材20側の糸
ガイド21の孔径は大きく(直径2〜3mm)形成した
構成としている。
【0011】Bは前記磁石Aと互いに反撥するように同
極部分(図ではN極)を適宣な間隔Sを在して対峠せし
めた磁石であって、該磁石Bは編機上の適宣位置に固定
配置されている。これら磁石A、Bの近傍位置には、該
磁石A、Bの磁束の方向を検出する磁気抵抗変換器22
が配置されている。
【0012】上記磁気抵抗変換器(例えば、ソニー
(株)のDM−106B)は互いに直角に感度を有する
磁気一抵抗変換部を有し、変換器に印加される磁界(磁
束)の方向を検出し、その検出に応じて電気信号を出力
することができるものである。
【0013】つぎに、上述の構成からなる本実地例の作
用について説明する。
【0014】図1において、編機が稼動(編成)状態に
入ると、ボビンから繰り出された糸Yは、図示しない幾
つかの糸ガイドを経て最終的に糸ガイド13、21、1
2を通して編機の編成部に供給される。そして、この供
給される糸Yは正常な編成状態時には3〜5g程度の張
力でもって走行されることになる。
【0015】このようにして、走行する糸Yはその走行
途上でホコリや風綿等が附着し、それがそのまま糸ガイ
ド13及び12に溜り、その結果として該糸ガイド1
3、12は目づまりを生じる。
【0016】糸ガイド13の目づまりは、該糸ガイド1
3での糸Yの走行抵抗が増し、これにより糸ガイド21
を通過する糸Yの張力が増大し、結果、板バネ材20に
作用する力(荷重)も増大する。そして、この力の増大
を一対の磁石A、B及び磁気抵抗変換器22によって検
出するようにする。即ち、糸Yの張力が増加すると、板
バネ材20の自由端部は下方に押し下げられ、結果、磁
石A、Bの磁極間の間隔Sは狭くなって該磁石A、Bの
反撥力は増大する。この現象により、磁石A、B間の周
辺では磁束密度が高まり、また磁束の方向も変化する。
そして、磁束の方向の変化を前記磁気抵抗変換器で検出
し、それを電気信号に変換して出力することによって、
糸切れ発生前に編機を停止せしめるようにするものであ
る。
【0017】上記磁石A、Bの磁束の変化の状態を図2
乃至図4に示す。
【0018】図2は板バネ材20が無荷重の状態、即ち
編機が停止して糸Yが走行していない張力0の状態を示
しており、一方、図3は板バネ材20に適正な荷重が加
えられた状熊、即ち編機が稼働して糸Yが正常な張力3
〜5gで走行している状態を示しており、他方、図4は
板バネ材20に大きな荷重が加えられた状態、即ち糸ガ
イド13に目づまりが生じ、走行する糸Yに異常張力
(5g以上)が発生した状態を示している。
【0019】そしてこれらの図に示した点Cの磁界の変
化を見ると、無荷重状態の図2では磁束密度は当然荷重
が加えられた図3、図4に比して小さく、その方向も横
方向に近い。一方、図3では糸の張力3〜5gの荷重が
板バネ材20の自由端部に加えられ、これにより、磁石
A、Bの磁極間は図2より若干狭まり、同様に磁束密度
も若干高くなり、結果磁束の方向はやや押し下げられ
る。また、異常張力が発生して板バネ材20に大きな荷
重が加えられた図4では、磁石A、Bの磁極の間隔は更
に狭まり、この結果磁束密度は相当高く、磁束の方向も
大きく下方に押し下げられた状態となる。
【0020】上記のように、磁束密度と方向の図2から
図3及び図4への変化は、板バネ材20に加わる荷重と
一定の相関関係を有し、この変化する磁束密度または磁
束の方向を磁気抵抗変換器22で検出し、その検出を電
気信号に変換して出力することによって、糸切れ発生前
に編機を停止するようにしたものである。
【0021】上述したように、本実施例においては、編
機が稼働された後においては図3の状態が続くかぎり、
走行する糸Yの張力は正常(3〜5g)であり、編機は
稼働し続けることになる。そして糸ガイド13に目づま
りが生じて糸Yの張力が増大し、図4の状態になったと
きに異常張力(5g以上)が検出されて、糸切れ前に編
機は停止される。また最終糸ガイド12に目づまりが生
じると、走行する糸Yの張力が逆に減少(3g以下)
し、結果、図2の状熊に近づくことによって前述と同様
に磁気抵抗変換器22で検出され、編機は停止されるも
のである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の糸の張力検
出装置は、磁石の周囲の磁場における磁束密度または磁
束の方向の変化を磁気抵抗変換器によって検出するよう
に構成したことにより、比較的微小張力変動の検出も可
能となり、結果、走行する糸の張力の微増、微減を検出
して糸切れの発生前に編機を停止せしめるという従来に
はない編機を有するものである。従って従前のような糸
切れの発生を検出して編機を停止させていた場合に比べ
て編成不良(いわゆる丸落ち)もなくなり、次の糸継ぎ
作業も解消されるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸の張力検出装置の要部の構成を
示す構成図。
【図2】糸の張力が0の状態における磁束密度と磁束の
方向を示した概略側面図。
【図3】走行する糸の張力が正常の場合における磁束密
度と磁束の方向を示した概略側面図。
【図4】走行する糸に過大張力が加わった場合における
磁束密度と磁束の方向を示した概略側面図。
【符号の説明】
10 糸の張力検出装置 12、13 孔径の小さい糸ガイド 20 板バネ材 21 孔径の大きい糸ガイド 22 磁気抵抗変換器 A、B 磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に設置された最終糸ガイドの手前側
    に片持式の板バネ材を設け、該板バネ材の自由端部には
    機台に供給される糸を前記最終糸ガイドに案内する糸ガ
    イドと磁石Aが設けられており、更にこの磁石Aと適宣
    な間隔を在して互いに反撥するように同極部分が向かい
    合うように固定配置された磁石Bを設けると共に、これ
    ら磁石A、Bの近傍位置には、両磁石の磁束の方向の変
    化を検出する磁気抵抗変換器を設けたことを特徴とする
    糸の張力検出装置。
JP34111493A 1993-11-30 1993-11-30 糸の張力検出装置 Pending JPH07150452A (ja)

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JP34111493A JPH07150452A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 糸の張力検出装置

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JP (1) JPH07150452A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200476409Y1 (ko) * 2012-07-27 2015-02-27 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 편사의 장력검출장치
CN109112716A (zh) * 2018-09-17 2019-01-01 长兴鸿运织造有限公司 一种编织机断线停车装置

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KR200476409Y1 (ko) * 2012-07-27 2015-02-27 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 편사의 장력검출장치
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