JPH0714999Y2 - 2輪車模擬運転装置 - Google Patents

2輪車模擬運転装置

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JPH0714999Y2
JPH0714999Y2 JP6906289U JP6906289U JPH0714999Y2 JP H0714999 Y2 JPH0714999 Y2 JP H0714999Y2 JP 6906289 U JP6906289 U JP 6906289U JP 6906289 U JP6906289 U JP 6906289U JP H0714999 Y2 JPH0714999 Y2 JP H0714999Y2
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JP
Japan
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seat
pair
plate
driver
simulated
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JP6906289U
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博 小澤
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Mitsubishi Precision Co Ltd
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Mitsubishi Precision Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、2輪車を模擬した運転席を用いて実車運転
感覚を向上させるための2輪車模擬運転装置に関するも
のである。
[従来の技術] 第5図,第6図は従来の2輪車模擬運転装置を示し、図
において、運転席(21)は、スプリング一体型ダンパ
(22a),(22b)により、支持軸(23)を中心に揺動自
在に支持されている。ベース(24)はこれらを支持して
いる。
以上の構成により、運転席(21)に乗車している運転者
が左右いずれかの方向に体重を移動すると、移動した側
のスプリング一体型ダンパが縮み、反対側は伸びる。こ
れにより運転席(21)は、体重を移動した方向にある程
度傾斜する。次いで、体重を反対側に移動すると、運転
席は反対方向へ動き、揺動中立位置に復帰する。
[考案が解決しようとする課題] 従来の2輪車運転模擬装置は上記のように構成されてい
るので、実車の動作における停車時の車体不安定状態
と、通常走行時の安定状態の差異が体感できないため、
運転席が停車状況であるにもかかわらず、運転者が足を
つかないことや、低速走行なのに車体が傾斜しにくいな
どの問題点があった。
この考案は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、実車における停車時の不安定動作を模擬でき
るとともに、ある程度、走行速度に対応して車体傾斜反
力を変えることができる2輪車運転模擬装置を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係る2輪車模擬運転装置は、ベースに左右傾
斜可能に支持された模擬運転席の下部とベース間を結合
している左右1対の減衰器と、ベース上に模擬運転席の
左右に立設された1対のフレームに回動自在に支持され
た左右1対のアームと、アームの上端部と模擬運転席の
上部間に設けられた左右1対のロープと、制御ユニット
で制御されるモータと、減速機を介して前記のモータで
駆動されるプレートとアームの下端部間を連結し引張り
バネを伴った左右1対の連結棒と、プレートの回動位置
に対応して動作しプレートの回転を停止させるマイクロ
スイッチとを備えている。
[作用] この考案においては、プレートの一定の位置で模擬運転
席は自立し、1対の引張バネは初張力がかかった状態に
ある。ここから模擬運転席を一方に傾けると、一方のロ
ープはたるみ、他方のロープは引張られ、一方の引張り
バネに反力が発生する。この反力は運転席の傾き方向に
よって変わる。また、左右のロープがゆるんだ状態で模
擬運転席は不安定状態となる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図について説
明する。第1図〜第3図において、模擬運転席(1)の
下部にガス封入型の一対の減衰器(2a),(2b)の片側
が支持されている。支持軸(3)は模擬運転席(1)を
左右傾斜自由に支持している。ベース(4)は、支持軸
(3)を支持するとともに左右のガス封入型減衰器(2
a),(2b)の他端を回転自由に支持している。模擬運
転席(1)の上部には屈曲自在の一対のロープ(5a),
(5b)が結合されている。また、ベース(4)には、モ
ータ(6)が支持金具により固定され、この支持金具に
はモータ(6)に接続された減速機(7)が取付けられ
ている。減速機(7)の出力軸に固定されて中央に位置
するプレート(8)には一対の連結棒(9a),(9b)の
一端が中心対称に、かつ、回転自由に支持されている。
この連結棒(9a),(9b)に一端が支持された引張りバ
ネ(10a),(10b)の他端とロープ(5a),(5b)の片
側を一対のアーム(11a),(11b)が支持している。一
対のブラケット(12a),(12b)はアーム(11a),(1
1b)を回転自由に支持している。ブラケット(12a),
(12b)は左右のフレーム(13a),(13b)にそれぞれ
取付けられている。このフレーム(13a),(13b)には
ストップ(14a),(14b)が取付けられている。モータ
(6)の支持金具には、左右一対のマイクロスイッチ
(15a),(15b)が装着されている。また、ベース
(4)に制御ユニット(16)が固定されている。
次に動作について説明する。第1図、第2図は実車の通
常の走行状況を模擬した作動状態を示し、制御ユニット
(16)からの信号を受けたモータ(6)は、減速機
(7)を介して、プレート(8)を反時計方向に回転さ
せる。このプレート(8)が図の位置まで回転するとマ
イクロスイッチ(15a)が動作し、プレート(8)は停
止する。このときには、アーム(11a),(11b)はスト
ッパ(14a),(14b)に当たり、ロープ(5a),(5b)
は張力がかかった状態になり、模擬運転席は自立する。
さらに引張りバネ(10a),(10b)も初張力が働いた状
況にある。いま、例えば、模擬運転席(1)を図に向っ
て右側に傾斜させると、ロープ(5b)はゆるんでたる
み、逆にロープ(5a)は引張られる。これにより引張り
バネ(10a)はさらに伸ばされて反力を発生させ、模擬
運転席(1)を自立させようとする。模擬運転席(1)
を左側に傾斜させたときはロープ(5a),(5b)は動き
が逆になる。
第4図は、実車の停止状況を模擬した作動状態を示す。
制御ユニット(16)からの信号により、モータ(6)は
減速機(7)を介してプレート(8)を時計方向に回転
させる。このプレート(8)が図の位置まで回転する
と、マイクロスイッチ(15b)が動作し、プレート
(8)は停止する。この状態でロープ(5a),(5b)は
共にゆるんでいるため、模擬運転席(1)が左右どちら
かに少しでも傾くと、減衰器(2a),(2b)に影響され
ながらさらに傾斜してゆく。これは、模擬運転席(1)
が自立できない不安定な状況である。
なお、上記実施例では、弾性部材として引張りバネ(10
a),(10b)を用いたが、ラバーなどの弾性体を使用し
てもよい。また、ロープ(5a),(5b)もリンクで屈曲
自在に構成しても同様である。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、引張りバネを伴った
連結棒を結合したプレートを駆動ユニットおよびモータ
で制御するようにしたので、引張りバネによる反力を変
えて実車感覚の向上が図れるのみではなく、装置が簡単
であり、信頼性の高いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の正面図、第2図は同じく
要部平面図、第3図は同じく駆動部結線図、第4図は同
じく動作説明のための正面図、第5図は従来の2輪車模
擬運転装置の側面図、第6図は第5図のVI-VI線に沿う
平面による断面図である。 (1)……模擬運転席、(2a),(2b)……減衰器、
(4)……ベース、(5a),(5b)……ロープ、(6)
……モータ、(8)……プレート、(9a),(9b)……
連結棒、(10a),(10b)……引張りバネ、(11a),
(11b)……アーム、(13a),(13b)……フレーム、
(15a),(15b)……マイクロスイッチ。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに左右傾斜可能に支持された模擬運
    転席と、この模擬運転席の下部と前記ベース間を結合し
    ている左右1対の減衰機と、前記ベースに前記模擬運転
    席の左右に立設された1対のフレームと、このフレーム
    に回動自在に支持された左右1対のアームと、このアー
    ムの上端部と前記模擬運転席の上部間に設けられた左右
    1対のロープと、前記ベースに固定された制御ユニット
    で制御されるモータと、前記模擬運転席の中心を通る位
    置に配置され減衰機を介して前記モータで駆動されるプ
    レートと、このプレートの軸対称点と前記アームの下端
    部間を連結し引張りバネを伴った左右1対の連結棒と、
    前記プレートの回動位置に対応して動作し、前記模擬運
    転席の中立状態において、前記1対の引張りバネに等し
    い張力が作用する所定位置と前記1対の引張りバネに張
    力が作用しなくなる他の所定位置とで前記プレートの回
    転を停止させるマイクロスイッチとを備えてなる2輪車
    模擬運転装置。
JP6906289U 1989-06-15 1989-06-15 2輪車模擬運転装置 Expired - Lifetime JPH0714999Y2 (ja)

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JPH0311273U JPH0311273U (ja) 1991-02-04
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