JPH07149438A - プリンタ給排紙システム - Google Patents

プリンタ給排紙システム

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JPH07149438A
JPH07149438A JP29953493A JP29953493A JPH07149438A JP H07149438 A JPH07149438 A JP H07149438A JP 29953493 A JP29953493 A JP 29953493A JP 29953493 A JP29953493 A JP 29953493A JP H07149438 A JPH07149438 A JP H07149438A
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Japan
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paper
printer
case
discharging
feeding
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JP29953493A
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English (en)
Inventor
Tatsunari Sato
達成 佐藤
Mitsuyoshi Sato
光由 佐藤
Noriaki Hagiwara
憲明 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速プリンタの給排紙作業を省力化する給排
紙システムを提供する。 【構成】 専用の給排紙ケース1と給排紙ケース1を納
める用紙棚3と給排紙ケース1を運搬する用紙搬送車2
と、二つ以上の給紙ケースと二つ以上の排紙ケースをセ
ットできるプリンタ5と搬送車2と交信する手段を備え
た給排紙コントローラ4を有するシステムで、プリンタ
5の給排紙作業要求信号によって用紙搬送車2を運行す
ることにより達成される。 【効果】 プリンタへの頻繁な給排紙作業を自動化でき
るので、印刷のノンストップ運転が可能であり、作業者
の負担が軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ給排紙システム
に係り、特に頻繁に給紙排紙を繰り返す高速プリンタに
対応できるプリンタ給排紙システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高速プリンタが小規模中規模の印刷業
務、例えば銀行証券会社が顧客に出す案内書などの印刷
を行うようになってきており、大量に用紙を補給排紙す
る作業が増えてきた。高速プリンタにおいては、これま
で用紙トラブルの少ない連続紙が主に使われているが、
最近では、切断行程がいらず、不要なトラクタ孔のない
カット紙が要求されている。カット紙は、500から1
000枚ぐらいの単位で包装紙に包まれて搬入され、台
車あるいは自走搬送車でプリンタ近くに持ってきて積ん
で置く。そして、人が包装紙を破いては、プリンタ給紙
部にセットする。プリンタ給紙部にセットできる用紙量
は2000から3000枚と限られ、3個から6個の用
紙ブロックの包装紙を破いては、プリンタ給紙部にセッ
トする。用紙がなくなると、プリンタパネルに用紙切れ
を表示し、オペレータが補給をする。排紙は、プリンタ
排紙部に用紙が満杯になると、プリンタパネルに排紙が
満杯であることを表示し、オペレータが排紙作業を行
う。
【0003】上記のような自走搬送車を用いるシステム
として、文献「無人化技術:1992年4月号:最新オ
フィスユースAGVシステムとそのシステム事例」の中
の帳票搬送管理ハイキャリーシステムが挙げられる。こ
れは、ハイキャリーという自走搬送車が自動帳票保管庫
から帳票ケースを受け取って、これをプリンタの近くに
配送するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、プリ
ンタへの用紙補給、排紙を人手によって行っており、作
業が頻繁で大変な作業となり、人がいない場合は、プリ
ンタの印刷動作もストップしてしまう。また、オペレー
タが、絶えずプリンタパネルを監視する必要があり、計
画的な作業ができない。
【0005】本発明は、プリンタへの給排紙作業を自動
化して、オペレータの負担を軽減し、給排紙作業の省力
化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、給排紙ケー
スと、給排紙ケースを納める用紙棚と、搬送車と通信を
行う手段を備えた給排紙コントローラと、自動給排紙に
適した構造を持つプリンタと、給排紙ケースを搬送する
用紙搬送車で少なくとも構成されるシステムにより達成
される。なお、本発明において給排紙を自動制御する給
排紙コントローラは、ホストコンピュータ内にあっても
外にあってもよい。給排紙コントローラを持たない場合
は、プリンタに用紙搬送車と通信する手段を備え、プリ
ンタからの給排紙作業要求信号を受け付けて用紙搬送車
が用紙棚とプリンタ間を移動して、プリンタへの給排紙
ケースの搬入搬出作業を行う。
【0007】給排紙ケースは、2重底になっていて用紙
を載せる用紙台がケースと分離している。また、側面に
縦穴が開いている。給排紙ケースの底は、用紙搬送車が
用紙棚やプリンタから取り出しやすいように用紙搬送車
のフォークが入るスペースを持つ。すなわち、ケースの
底が一部浮いている構造としてある。用紙棚は、給紙棚
と排紙棚からなり、給紙棚は、用紙種類ごとに列を変え
る。給排紙ケースが互いに積み重ねられるよう凸部分と
凹部分を持ち、かつ互いにロックできる機構を持てば、
これらの給排紙ケースを積み重ねることにより用紙棚を
構成してもよい。
【0008】給排紙コントローラは、ホストコンピュー
タと通信するホスト通信手段と作業者(オペレータ)に
作業内容、作業時間等を知らせる通知手段と搬送車と通
信する搬送車通信手段を備える。ホストコンピュータと
通信する代わりにプリンタと通信する手段を備えてもよ
い。また、ホストコンピュータとプリンタの両方と通信
する手段を備えてもよい。また、給排紙コントローラ
は、ホストコンピュータからの用紙切り替えコマンドと
プリンタからの給排紙作業要求コマンドを受け付け、用
紙搬送車に給排紙作業を指示する。また、用紙搬送車か
ら用紙棚の状況を聞き、用紙棚の準備を必要とするとき
は、作業者に作業を通知する。
【0009】プリンタは、給紙ケースの用紙がなくなっ
たことを知らせる空検出手段、排紙ケースが満杯である
ことを知らせる満杯検出手段、ホストコンピュータと通
信するプリンタコントローラ、給紙ケースを2つ以上セ
ットして給紙する機構、給紙ケースを切り替える給紙ケ
ース切り替え手段、排紙ケースを2つ以上セットして排
紙を受ける機構、排紙ケースを切り替える排紙ケース切
り替え手段、用紙搬送車に充電する手段、用紙搬送車が
給排紙ケースを搬入搬出するときに位置合わせを行うた
めの位置決めマークなどのうち、いくつかまたはすべて
を備える。給排紙機構は、給排紙ケースの用紙台を昇降
させる機構と給排紙ケースをロックする機構を備える。
【0010】用紙搬送車は、搬送路を移動する移動手段
と、給排紙ケースを乗せるフォークと、フォークを昇降
させる昇降機構と、給排紙コントローラあるいはホスト
コンピュータあるいはプリンタと通信する手段と、バッ
テリなどのエネルギー蓄積手段と、障害物を検知する障
害物検出手段と、給排紙ケースを用紙棚やプリンタ給排
紙口に搬入搬出するための位置決めマークを検出するマ
ーク検出手段と、いざというときにリモコン操作ができ
るリモコン受信手段とのうち、いくつかを備える。
【0011】
【作用】上記構成のプリンタ給排紙システムにおいて、
給排紙コントローラは、用紙切り替え情報と、プリンタ
の給排紙状況を基に用紙搬送車に作業を指示する。ま
た、用紙棚の在庫情報を基に作業者へ作業を通知する。
なお、これまでの作業状況とプリンタの給排紙状況から
いつ給排紙作業を行うか、あるいはいつ用紙切り替えが
あるかが前もって分かる場合もあるので、その場合は用
紙搬送車を給排紙作業を行うプリンタの近くにスタンバ
イさせることができる。
【0012】通知は、専用の通知手段かホストコンピュ
ータの端末あるいはプリンタパネルあるいは給排紙コン
トローラパネルを用い、音声と表示により行う。あと何
分後に作業するかを知らせてもよい。給排紙コントロー
ラが休止状態から立ち上がった場合、用紙棚の現状況を
把握できないが、このときは前までの用紙棚の状況を記
憶しておきそれを読み出して用紙棚の初期値とするかあ
るいは作業者から在庫状況を知らせてもらう。用紙搬送
車が動きだせば、用紙棚の状況も確認できる。用紙搬送
車は、給排紙ケースを運搬するとともに用紙棚の在庫状
況を調べる機能を持つ。
【0013】用紙棚は、用紙の種類により列を変えてお
く。ケースを積んだ状態で用紙棚を構成してもよい。用
紙搬送車は用紙の種類をプリンタから指示されて用紙棚
の指示された用紙の種類が置かれている列へ行く。そし
て、最上段の給紙ケースを取り出す。最上段かどうか
は、用紙搬送車に備わる超音波センサなどを用い、ケー
スの有無を用紙棚の下から調べ、何段目が空かを知っ
て、その下のケースが最上段のケースであることを確認
する。用紙搬送車は、これによりその列の在庫状況も知
る。排紙ケースは順に置いていってもよいし、列ごとに
用紙種類を変えて置いてもよい。用紙搬送車は、給排紙
コントローラの指示された列に行き、排紙ケースを下か
ら順に置いていく。何段目が空かは、用紙搬送車に備わ
るケースの有無を検出する手段が用紙棚の下から調べて
確認する。
【0014】用紙搬送車が用紙棚やプリンタから給排紙
ケースを取り出したり給排紙ケースを格納したりする搬
入搬出作業は、数ミリの位置決めを要する。そこで、ラ
インセンサやエリアセンサを用いた高精度位置決め機構
を搬送車に持たせ、停止した状態で前後左右の位置を決
め、用紙搬送車の昇降機構の上下で給排紙ケースに付け
た位置決めマークあるいはプリンタの給紙口、排紙口に
付けた位置決めマークを搬送車に備わる検出手段で検出
し、ケースの搬入搬出を行う。簡単な反射型フォトセン
サを用いる場合は、位置決めマークを用紙搬送車に備わ
る検出手段で検出し用紙搬送車に備わるフォークをコン
トロールして位置合わせを行うようにする。
【0015】プリンタの給排紙動作は、搬送車が給紙ケ
ースをプリンタ給紙口に搬入すると、プリンタフォーク
に沿って給紙ケースがプリンタ内に挿入され、ロック機
構によって給紙ケースがロックされる。プリンタには給
紙ケース内の用紙台を昇降させるリフト機構があり、こ
のリフト機構により給紙ケースの用紙台を上昇させ、用
紙を給紙ローラに圧接させる。給紙は、用紙台を上昇さ
せておき、排紙量に従って用紙台を下降させる。プリン
タには、給紙ケース空検出センサと排紙ケース満杯セン
サを持つ。これらにより給紙ケースの空と排紙ケースの
満杯を知る。
【0016】用紙搬送車の給排紙作業として、給紙作業
のみ、排紙作業のみ、排紙作業と給紙作業を続けて行う
作業がある。給排紙コントローラは、プリンタからの要
求に従って作業を用紙搬送車に指示する。先に排紙作業
をし、続けて給紙作業を行う場合、プリンタへ移動、プ
リンタから排紙ケース取り出し、用紙棚まで移動、用紙
棚に排紙ケース格納、用紙棚から給紙ケース取り出し、
プリンタへの移動、プリンタ給排紙機構外に仮置き、給
排紙コントローラの指示でプリンタから給紙ケース取り
出し、この給紙ケースを排紙機構にセット、仮置きした
給紙ケースを給紙機構にセットの手順で用紙搬送車は運
行される。
【0017】給紙ケース取り出し作業を先にする場合、
プリンタへ移動、プリンタから給紙ケース取り出し、こ
の給紙ケースを排紙機構にセット、給排紙コントローラ
からの指示でプリンタから排紙ケース取り出し、用紙棚
まで移動、用紙棚に排紙ケース格納、用紙棚から給紙ケ
ース取り出し、プリンタまで移動、プリンタ給紙機構に
セットの手順で用紙搬送車は運行される。給紙ケースが
空になるのと排紙ケースが満杯になる時期は、ほぼ同じ
くらいなので、給紙ケースを取り出す作業を先にした方
が効率がよい。また、複数の用紙棚と複数のプリンタと
複数の用紙搬送車がある場合、互いに用紙搬送車が行き
交えるよう搬送路を共有化する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は、本発明のシステムの全体の概略構成を示す見取り
図である。本発明の給排紙システムは、給排紙の両方に
使える給排紙ケース1と、給排紙ケース1を搬送する用
紙搬送車2と、給排紙ケース1を納める用紙棚3と、用
紙搬送車2に給排紙作業を指示する給紙コントローラ4
と、自動給排紙に適した構造を持つプリンタ5とから少
なくとも構成される。なお、給排紙コントローラ4は、
ホストコンピュータ6内にあっても外にあってもよい。
搬送路7は、用紙棚3への引き込み搬送路7aと運搬路
7bと給紙路7c、排紙路7dから成る。なお、用紙搬
送車2が自立できれば、搬送路7はいらない。
【0019】プリンタ5が複数台あり、給排紙が1台の
用紙搬送車2でまかなえない場合、複数の用紙搬送車2
を用意する。この場合、行きと帰り2つの運搬路7bが
あればすれ違うことができる。引き込み搬送路7aや給
紙路7c、排紙路7dなどに待機する時間があれば運搬
路7bは1つでもよい。給排紙の時間を稼ぐために用紙
棚3を複数用意する場合、それぞれの搬送路7を連結
し、用紙搬送車2を共有化する。
【0020】本発明では、すべてを自動化して、プリン
ト作業を無人化する訳ではなく、作業者(オペレータ)
が頻繁に行っていた給排紙作業を軽減する目的のシステ
ムである。作業者は、包装紙を破いて給紙ケース1aに
入れ、用紙棚3に納める作業を行う。また、用紙棚3に
排紙ケース1bを置くスペースがない場合に排紙ケース
1bを他の場所に取り除く作業を行う。いわゆる配送作
業である。その他を給排紙システムに行わせるものであ
る。なお、緊急を要する作業がある場合は、その作業を
行う。
【0021】給排紙コントローラ4は、ホストコンピュ
ータ6からプリント情報を、プリンタ5から給排紙状況
を、用紙搬送車2から用紙搬送車2の状況と用紙棚3の
在庫状況を教えてもらい、用紙搬送車2への運行指示と
作業者への作業通知を行う。用紙棚3の在庫状況は、作
業者によって給排紙コントローラ4に知らされてもよ
い。また、作業者が用紙棚3の状況を見て用紙棚3の準
備をしてもよい。
【0022】通信の形態としては、以下の3つがある。 プリンタ5とホストコンピュータ6、給排紙コント
ローラ4と用紙搬送車2、ホストコンピュータ6と給排
紙コントローラ4間で通信する。この場合、プリンタ5
の給排紙状況をホストコンピュータ6を経由して得る。 プリンタ5とホストコンピュータ6、給排紙コント
ローラ4と用紙搬送車2、プリンタ5と給排紙コントロ
ーラ4間で通信する。この場合、プリント情報をプリン
タ5を経由して得る。給排紙コントローラ4が1つのプ
リンタ5に搭載されていてもよい。 プリンタ5とホストコンピュータ6、給排紙コント
ローラ4と用紙搬送車2、ホストコンピュータ6と給排
紙コントローラ4、プリンタ5と給排紙コントローラ4
間で通信する。この場合、すべての情報が給排紙コント
ローラ4に直接入る。
【0023】1つのコンピュータと複数のプリンタの場
合、給排紙コントローラ4は、ホストコンピュータ6と
通信する方が効率的である。ホストコンピュータ6と接
続しにくい場合は、それぞれのプリンタ5と通信する。
上記3つのタイプはコストがかかるが、プリンタ5とホ
ストコンピュータ6の通信を邪魔することなく給排紙シ
ステムを組める。ホストコンピュータ6が用紙搬送車2
と通信する手段を持つ場合は、ホストコンピュータ6
が、プリンタ5の給排紙状況と用紙棚3の状況を知っ
て、用紙搬送車2を運行する。
【0024】図1は、上記のタイプで、給排紙コント
ローラ4は、ホストコンピュータ6からの印刷用紙切り
替えコマンド、あるいはプリンタ5からの給排紙作業要
求コマンドをホストコンピュータ6経由で受けて用紙搬
送車2に指示を出す。また、用紙搬送車2からの用紙棚
3の在庫状況に関する情報を受けて、作業者に給排紙ケ
ース1の準備を通知する。これまでの作業状況とプリン
タ5の給排紙状況からいつ給排紙作業を行うか、あるい
はいつ用紙切り替えがあるかが前もって分かる場合もあ
るので、その場合は用紙搬送車2を給排紙作業を行うプ
リンタ5の近くにスタンバイさせることができる。用紙
搬送車2は、給排紙コントローラ4と通信し、搬送路7
に沿って用紙棚3とプリンタ5間を移動する。用紙棚3
は、給紙棚3aと排紙棚3bに分けておく、給紙棚3a
は、用紙の種類ごとに列を変えておく。これにより、給
排紙コントローラ4は、列を指定するだけで用紙搬送車
2がその列の最上段の給紙ケース1aを持って来ること
ができる。
【0025】図2に、給排紙コントローラ4の構成ブロ
ック図を示す。給排紙コントローラ4は、プログラム処
理手段8と記憶手段9とホストコンピュータ6と通信す
るホスト通信手段10と作業者に作業内容、作業時間等
を知らせる作業通知手段11と用紙搬送車2と通信する
搬送車通信手段12を備える。ホスト通信手段10は、
ホストコンピュータ6から印刷用紙切り替えコマンドと
プリンタ5からの給排紙作業要求コマンドを受け付ける
ことと、ホストコンピュータ6に給排紙システムの状況
を報告することを行う。搬送車通信手段12は、用紙搬
送車2から用紙搬送車2の位置情報と、用紙棚3の在庫
情報を受け付けることと、用紙搬送車2へ給排紙作業を
指示することを行う。作業通知手段11は、具体的には
ブザーあるいはスピーカーであり、作業者に作業時間で
あることを音あるいは音声で知らせる。また、作業者が
聞きのがすこともあるので、電光掲示板で指示内容を表
示する。なお、ホストコンピュータ端末やプリンタ5や
用紙搬送車2を使って通知することもできるので、その
場合は、作業通知手段11はいらない。通知されても作
業者が用紙準備ができない状況の時は、プリンタ5への
給排紙ができなくなるので、プリンタ5は待機状態とな
る。ホストコンピュータ6は、記憶装置にプリントデー
タを蓄えることになる。
【0026】図3に、給排紙ケース1の概略構造を示
す。給紙ケース1a、排紙ケース1bは、規格を同じと
し両方に使えるようになっている。給排紙ケース1は、
2重底になっていて、用紙15を載せる用紙台13がケ
ースから分離している。押さえ板14は用紙15が乱れ
ないように押さえる役目を持つ。押さえ板14は2つあ
り、前後、左右を押さえる。サイズにより押さえ板14
を差し替えるか移動する。用紙棚3に給排紙ケース1を
納めた状態で、用紙搬送車2のフォークが入る隙間が必
要なので、給排紙ケース底を一部底上げした構造とす
る。図3では、中央を底上げした物を示しているが、両
端を底上げしてもよい。また、図4に示すように、ケー
ス側面に縦穴16が開いている。これは、プリンタ5に
おいて給排紙ケース1の中の用紙台13を持ち上げるた
めである。
【0027】図5に、給排紙ケース1を積み上げて用紙
棚3を構成する場合の給排紙ケース1の形態を示す。給
排紙ケース1には蓋が付いており、蓋に給紙ローラが一
部入る給紙ローラ窓17がある。また、給紙するための
給紙窓18がケース前面にある。給排紙ケース2は2重
底になっていて、用紙15を載せる用紙台13がケース
から分離している。押さえ板14は、蓋に付いていても
よいし、ケース底に付けてもよい。ここでは、蓋に付
け、スライドできる構造となっている。
【0028】図6は、ケースの側面を示す図である。用
紙を入れるときは、側板を倒して横から入れる。蓋を空
けて上から入れる構造でもよい。給排紙ケース1は互い
に積み重ねられるよう凸部分と凹部分を持ち、かつ互い
にロックできる機構を持つ。すなわち前後左右に落ちな
いようになっている。図7も、ケースの側面を示す図で
ある。図6では、給排紙ケース1は上に凸となっている
が、逆に、図7に示すように、下に凸となっている構造
でもよい。図8に、給排紙ケース重ねた状態を示す。用
紙棚3は、これらの給排紙ケース1を積み重ねることに
より構成される。重ねた状態で用紙搬送車のフォークが
入る隙間を持つ。図7に示す給排紙ケースを積み重ねる
場合は台座を下に置く。給排紙ケース1には、用紙搬送
車2が用紙棚3やプリンタ5に、給排紙ケース1を搬入
搬出するときに位置合わせを行うための位置決めマーク
19を持つ。
【0029】図9に、プリンタ5の構成を示す。プリン
タ5は、印刷部20とプリンタ5の給排紙状況を把握し
たり、ホストコンピュータ6と通信するプリンタコント
ローラ21と給紙ケース1aを2つセットして給紙する
給紙機構22と、用紙15をパックアップして給紙する
給紙ローラ23と、給紙ケース1aを切り替える給紙ケ
ース切り替え手段24と、排紙ケース1bを2つセット
して排紙を受ける排紙機構25と、排紙ケース1bに用
紙15を吐き出す排紙ローラ26と、排紙ケース1bを
切り替える排紙ケース切り替え手段27と、給排紙ケー
ス1を一時的に置く仮置き場28と、給紙ケース1aの
用紙が空になったかどうかを調べる空検出センサ29と
排紙ケース1bの排紙が満杯になったかどうかを調べる
満杯検出センサ30を備える。
【0030】また、図10に示すように、プリンタの外
側には、用紙搬送車2に充電する充電コンセント31
と、用紙搬送車2が給紙ケース1aを給紙口32に搬入
搬出する時に位置合わせを行うための位置決めマーク3
3と、用紙搬送車2が排紙ケース1bを排紙口34に搬
入搬出する時に位置合わせを行うための位置決めマーク
35を備える。プリンタコントローラ21は、空検出セ
ンサ29と満杯検出センサ30からの信号を受けてホス
トコンピュータ6に給紙排紙状況を知らせる。また、給
排紙ケース1のセット、リセットをホストコンピュータ
6に知らせる。その他に通常のプリンタと同様に制御デ
ータと印刷データを受けて印刷を制御し、エラーがあれ
ばホストコンピュータ6にそのエラーコードを返す。
【0031】給紙排紙ケース1を2つづつセットするの
は、どちらかが使えない場合に片方が可動することによ
り、プリンタ5を止めることなく、給紙排紙ケース1を
取り替える作業を行えるようにするためである。給紙口
33、排紙口35は、給排紙ケース1の搬入搬出作業を
安全に行うために滑り機構を持つ。給排紙ケース1が当
たっても給排紙ケース1が給紙機構22、排紙機構25
に滑らかに導かれるようになっている。仮置き場28
は、プリンタ5の横でもよいが、ここでは、排紙口35
の上に位置し、用紙搬送車2が排紙作業と同じ位置で排
紙ケース1bの仮置きをできるようにしている。
【0032】図11は、給紙機構22を説明する図であ
る。給紙機構22は、給紙ケース1aの中の用紙台13
の下に挿入する給紙フォーク36とこの給紙フォーク3
6を昇降させる給紙ケースリフト機構37と給紙ケース
1aをロックする給紙ケースロック機構38とを備え
る。用紙搬送車2が給紙ケース1aを給紙口33に搬入
すると給紙フォーク36に沿って給紙ケース1aがプリ
ンタ内に挿入され、給紙ケースロック機構38により給
紙ケース1aがロックされる。給紙ケースリフト機構3
7と給紙フォーク36が給紙ケース1aの用紙台13を
上昇させ、用紙15を給紙ローラ23に圧接させる。給
紙ケース1aを取り出すときは、用紙台13を下降さ
せ、ロックを外す。用紙搬送車2は、給紙ケース1aを
プリンタ5の外に搬出する。
【0033】図12は、排紙機構25を説明する図であ
る。排紙機構25は、排紙ケース1bの中の用紙台13
の下に挿入する排紙フォーク39と、この排紙フォーク
39を昇降させる排紙ケースリフト機構40と、排紙ケ
ース1bをロックする排紙ケースロック1bをロックす
る排紙ケースロック機構41とを備える。用紙搬送車2
が排紙ケース1bをプリンタ排紙口35に搬入すると、
排紙フォーク39に沿って排紙ケース1bがプリンタ内
に挿入され、排紙ケースロック機構41により排紙ケー
ス1bがロックされる。排紙ケースリフト機構39と排
紙フォーク39が排紙ケース1bの用紙台13を上昇さ
せ、プリンタ5から排紙した用紙を整然と受け止める。
そして徐々に用紙台13を下げる。用紙台13が下まで
降り排紙ケース1bが満杯になり、排紙ケース1bを取
り出すときは、ロックを外し、用紙搬送車2は、排紙ケ
ース1bをプリンタ5の外に搬出する。
【0034】プリンタ5に備わる空検出手段29は、給
紙ケース1aの用紙15がなくなったかどうかを検出し
プリンタコントローラ21に知らせる。空検出手段29
は、給紙フォーク36がある一定の高さまで上昇したと
きにリミッタが働くようにしてもよいし、フォトセンサ
で用紙無しを検出してもよい。また、プリンタに備わる
満杯検出手段30は、排紙ケース1bの用紙15が満杯
であることを検出してプリンタコントローラ21に知ら
せる。満杯検出手段30は、排紙カウンタで枚数を数え
るか、フォトセンサで積み重なる用紙のレベルを見る。
【0035】プリンタ5は、用紙搬送車2がプリンタ5
の側で待機しているときに用紙搬送車2のバッテリ46
を充電する。排紙路7d、給紙路7cで止まっていると
き、用紙搬送車2の充電プラグ47がプリンタ5の充電
コンセント31に接触し充電を行う。プリンタが設置さ
れていることろには、電気がきているので充電する場所
としては最適であるが、プリンタ外の用紙棚の近くやそ
の他の場所でもよい。または、非接触充電としてマイク
ロ波を用いて用紙搬送車にエネルギーを供給してもよ
い。
【0036】図13に、用紙搬送車2の構成を示す。用
紙搬送車2は、搬送路7を移動する移動手段42と、給
排紙ケース1を乗せるフォーク43と、フォーク43を
昇降させる昇降機構44と、給排紙コントローラ4と通
信する通信手段45と、バッテリ46と、充電プラグ4
7と、障害物を検知する障害物検出手段48と、給排紙
ケース1を用紙棚3やプリンタ5の給紙口33、排紙口
35に搬入搬出するための位置決めマーク32、34を
検出するマーク検出手段49と、いざという時にリモコ
ン操作ができるリモコン受信手段50とを備えている。
用紙棚3とプリンタ5が同じフロアで間に障害となるも
のがなければ、有線を使って給排紙コントローラ4と通
信してもよい。また、有線を使って電気を供給してもよ
い。フォーク43は、給排紙ケース1が前に落ちないよ
うに水平より若干角度をもって昇降機構44に取り付け
られている。
【0037】また、図14は、用紙搬送車2を正面から
見た図であり、給排紙ケース1はフォーク43にまたが
った状態である。従って、給排紙ケース1は、フォーク
43の上で若干回動できるようになっている。これによ
り、用紙搬送車2がプリンタ5や用紙棚3に対して若干
斜めに停止してもスムースに給排紙ケース1を搬入搬出
できる。障害物検出手段48は、主に人とぶつからない
ようにするためであるが、その他に用紙棚3から給排紙
ケース1を出し入れするときに給排紙ケース1の有無を
調べるのにも使う。障害物を検出するセンサは、通常超
音波センサを用いる。
【0038】搬送路7を移動する移動手段42は、搬送
路7に貼ってある反射テープを反射型フォトセンサを用
いて検出し、搬送路7に沿うよう用紙搬送車2のタイヤ
を動かして移動する。反射テープを使う代わりに磁気誘
導式のマグネットテープを搬送路7に沿って敷き、これ
を磁気センサで検出しながら移動してもよい。さらに、
反射型フォトセンサの代わりにラインセンサやエリアセ
ンサを用いれば、停止精度を高めることができる。
【0039】用紙搬送車2は、給排紙ケース1やプリン
タの給排紙口33、35にある位置決めマーク19、3
2、34を検出して、搬入搬出作業を行う。この位置決
めマーク19、32、34を検出できない場合は、用紙
搬送車2は、自立的に位置決めマーク19、32、34
を検出するように用紙搬送車2を動かすか、搬入搬出が
不可能であることを給排紙コントローラ4に知らせる。
ラインセンサやエリアセンサを用いると停止精度が高い
ので、ずれる心配はそれほどない。ずれてどうしても搬
入搬出作業ができない場合は、給排紙コントローラ4に
知らせて作業者にその旨を知らせ、作業者はリモコン操
作で用紙搬送車2の位置決めを行う。
【0040】自立的に位置合わせを行う場合は、用紙搬
送車2のフォーク43が左右に動くか、用紙搬送車自身
が左右に動ける機構を持つ必要がある。フォーク43を
左右に動かす機構としては、ワイヤを用いるもの、ラッ
クオピニオンを用いるものなどがある。位置合わせは、
フォーク43の先に設けられたマーク検出手段49が、
位置決めマーク19、32、34の中心を検出するよう
に用紙搬送車2のフォーク43を左右上下に動かして行
う。
【0041】図15に、昇降機構44を構成するスライ
ド機構51の構成図を示す。用紙搬送車2は、給排紙ケ
ース1を用紙棚3の高い所へ出し入れするため、長いリ
フト機構を持つ必要がある。しかし、小形搬送車で長い
リフト機構を持つと安定性に欠けるので、アンテナのよ
うなスライド機構がよい。このスライド機構51は、お
互いに噛んだ複数のスライダ52と、スライダ52を上
に持ち上げるワイヤ53と、ワイヤ53を固定するワイ
ヤ固定部材54と、スライダ52の先端に付けた滑車5
5と、それぞれのワイヤ53を巻き取る巻き取りローラ
56と、ローラを駆動するモータ57と、個別のローラ
を駆動するためのクラッチ58と、スライダ52をロッ
クするロック機構59とを備えている。スライダ52に
は、ワイヤ53が通る通し穴62が空いている。なお、
個別のローラを回すためにそれぞれにモータが付いてい
てもよい。
【0042】次いで、スライド機構51の伸縮動作を説
明する。スライド機構51を伸ばすときは、最も上部に
行くスライダ52aからワイヤ53aを巻いて上昇させ
る。スライダ52aが上昇し、ロック機構59aにはま
るとリミッタ60aが働いてクラッチ58aが切れ、上
昇が停止されロックされる。そして次のスライダ52b
を上昇させるためにクラッチ58aが入り、ワイヤ53
bを巻く。スライダ52bが上昇してロック機構59b
にはまるとリミッタ60bが働いてクラッチ58bが切
れ上昇が停止されロックされる。これでスライド機構5
1が最も伸びた状態となる。スライド機構51を縮める
ときは、スライダ52bの方から、ロック取り外し機構
61によりロックを外し、巻き取りローラ56を回して
ワイヤ53bを緩める。スライダ52bが降り切るとリ
ミッタ60bが働き、クラッチ58bが切れスライダ5
2bが停止する。次のスライダ52aを下降させるため
にロックを外し、クラッチ58aを入れて巻き取りロー
ラ56aを回しワイヤ53aを緩める。スライダ52a
が降り切るとリミッタ60aが働き、クラッチ56aが
切れスライダ52aが停止する。このスライド機構51
を用紙搬送車2に2つ付け、スライド機構51の上部に
フォーク43を付けて用紙15を搬送する。
【0043】次に、図16に示すフローチャートに従っ
て、給排紙システムの動作を説明する。作業者は、用紙
棚3の準備をして、給排紙コントローラ4と用紙搬送車
2のスイッチを入れる(ステップ100)。給排紙コン
トローラ4は、初期確認として、用紙搬送車2と交信し
て、用紙搬送車2が準備できているかどうかを確認する
(ステップ101)。給排紙コントローラ4は、プリン
タ5からの給排紙作業要求コマンドまたはホストコンピ
ュータからの用紙切り替えコマンドを受け付けると(ス
テップ102)、給排紙コントローラ4は、各用紙搬送
車2と交信し作業中でない用紙搬送車2を探索し、その
位置情報を獲得する(ステップ103)。そして、作業
を要求したプリンタ5に近い用紙搬送車2にそのプリン
タまで移動することを指示する(ステップ104)。プ
リンタは、給排紙作業準備を行い、ホストコンピュータ
経由で給排紙コントローラに準備完了を知らせる(ステ
ップ105)。給排紙コントローラは、用紙搬送車に給
排紙ケースの搬入搬出を指示する(ステップ106)。
用紙搬送車2は、給排紙作業を終了すると、給排紙作業
終了を給排紙コントローラ4に知らせる(ステップ10
7)。そして、ホストコンピュータに給排紙作業が終了
したことを知らせる(ステップ108)。給排紙コント
ローラ4は、用紙搬送車2より用紙棚3の在庫情報を獲
得し(ステップ109)、用紙棚準備作業が必要であれ
ば、作業者に準備を通知する(ステップ110)。ホス
トコンピュータ6から給排紙作業停止指示がなければ、
ステップ103へ行く(ステップ111)。停止指示が
あれば、用紙搬送車2を所定の位置まで移動させる(ス
テップ112)。そして、作業者が用紙搬送車2と給排
紙コントローラ4のスイッチを切る(ステップ11
3)。このとき、プリンタ5は、給排紙ケース1がセッ
トされたことをホストコンピュータ6に知らせる。そし
て、給排紙コントローラ4は、ホストコンピュータ6か
ら対象とするプリンタ5の給排紙ケース1が確実にセッ
トされたことを通知されて1つの給排紙作業を完了す
る。
【0044】図17は、給紙作業のフローチャートであ
る。用紙搬送車2の給排紙作業を図17に従って説明す
る。給排紙コントローラ4から給紙作業を要求したプリ
ンタ5とその給紙位置と用紙種類情報とともに給紙作業
指示がくると(ステップ200)、用紙搬送車2は、指
定されたプリンタ5の給紙路7cに移動する(ステップ
201)。プリンタ5の給紙ケースリフト機構37が下
降し、給紙ケース1aのロックが解除されたことを給排
紙コントローラ4から通知された後(ステップ20
2)、給紙ケース1aを取り出す(ステップ203)。
その給紙ケース1aを持ってプリンタ排紙路7dへ移動
する(ステップ204)、そして、仮置き場28に空の
給紙ケース1を仮置きし(ステップ205)、次に、給
紙棚3へ移動する(ステップ206)。用紙搬送車2は
指示された用紙の種類が置かれている列へ行く。そし
て、最上段の給紙ケース1を取り出す(ステップ20
7)。最上部かどうかは、用紙搬送車2に備わる障害物
検出手段48が給排紙ケース1の有無を用紙棚3の下か
ら調べ、何段目が空かを知って、その下の給排紙ケース
1が最上段のケースであることを確認する。なお、フォ
ーク43に付けた障害物検出手段48では給排紙ケース
1の有無を確認してから最上段のケースを搬入搬出する
ためにフォーク43を下げなければいけない。これをし
ないためには、1段上のケースの有無を調べるように障
害物検出手段をもう1つ付加すればよい。用紙搬送車2
は、これによりその列の在庫状況も知る。用紙搬送車2
は、給紙ケース1aを持って対象とするプリンタの給紙
路7cへ移動し(ステップ208)、給紙ケース1を給
紙口33に搬入する(ステップ209)。そして、給排
紙コントローラに給紙作業が終了したことを知らせ(ス
テップ210)、その後、次の給排紙作業の指示待ちと
なる(ステップ211)。
【0045】用紙棚3において、用紙15の種類ごとに
給排紙ケース1の色などを変えておけば、種類により列
を替えなくともよい。この場合、用紙搬送車2にカラー
センサなどを付けて、用紙15の種類を判断し、何列何
段目にどの給排紙ケース1があるかを給排紙コントロー
ラ4に知らせる。これを基に必要な用紙15をプリンタ
5に供給する。給排紙ケース1の色を変える代わりにバ
ーコードや磁気コードなどの用紙種類マークを給排紙ケ
ース1に付けて、これを用紙搬送車2に備えた用紙種類
マーク検出手段で検出してもよい。
【0046】図18は、排紙作業のフローチャートであ
る。給排紙コントローラ4から排紙作業を要求したプリ
ンタ5とその排紙位置情報とともに排紙作業指示がくる
と(ステップ300)、用紙搬送車2は、指定されたプ
リンタ5の排紙路7dに移動する(ステップ301)。
排紙ケースリフト機構40により排紙フォーク39が下
降し、排紙ケース1bのロックが解除されたことを給排
紙コントローラ4から通知された(ステップ302)
後、排紙ケース1bを取り出し(ステップ303)、そ
の排紙ケース1bを持って用紙搬送車2は排紙棚3へ移
動する(ステップ304)。そして、用紙搬送車2は指
示された列に行き、排紙ケース1bを下から順に置いて
いく(ステップ305)。排紙棚3bのどの列に行くか
は、給排紙コントローラがこれまでの排紙状況から判断
して決める。また、用紙搬送車2は、列ごとの排紙ケー
ス1bの有無を障害物検出手段48で調べ、給排紙コン
トローラ4に知らせる。排紙ケース1bの格納が終わっ
たら、プリンタ排紙路7dへ移動し(ステップ30
6)、仮置きした空の給紙ケース1を排紙口35に搬入
セットする(ステップ307)。プリンタ5は給排紙コ
ントローラ4に排紙作業が終了したことを知らせる(ス
テップ308)。その後、次の給排紙作業の指示待ちと
なる(ステップ309)。
【0047】図19は、給紙と排紙を続けて行う給排紙
作業のフローチャートである。まず、給排紙コントロー
ラ4から給排紙作業指示がくると(ステップ400)、
用紙搬送車2は、指定されたプリンタ5の給紙路7cへ
移動する(ステップ401)。次いで、プリンタ5の給
紙ケースリフト機構37が下降し、給紙ケース1aのロ
ックが解除されたことを給排紙コントローラ4から通知
された後(ステップ402)、給紙ケース1aを取り出
す(ステップ403)。その給紙ケース1aを持ってプ
リンタ5の排紙路7dへ移動し(ステップ404)、仮
置き場28に空の給紙ケース1を仮り置きする(ステッ
プ405)。プリンタ5が排紙ケース1のロックを解除
したことを知って、給排紙コントローラ4から排紙作業
が指示されると(ステップ406)、用紙搬送車2は、
排紙ケース1bを取り出し(ステップ407)、排紙棚
3へ移動する(ステップ408)。排紙ケース1bを格
納した後(ステップ409)、所定の用紙15がある給
紙棚3の列へ移動し(ステップ410)、給紙ケース1
aを取り出す(ステップ411)。この給紙ケース1a
を持って、対象とするプリンタ5の給紙路7cへ移動し
(ステップ412)、給紙ケース1aを給紙口33に搬
入セットする(ステップ413)。次に、プリンタ5の
排紙路7dへ移動し(ステップ414)、仮置き場28
の空の給紙ケース1を排紙口35に搬入する(ステップ
415)。そして、給排紙コントローラ4に給紙作業が
終了したことを知らせ(ステップ416)、その後、次
の給排紙作業の指示待ちとなる(ステップ417)。
【0048】上記に給紙作業を先に行う動作を説明した
が、排紙作業を先に行う場合も考えられる。用紙搬送車
2は、指定されたプリンタ5の排給紙路7dへ移動す
る。プリンタ5の排紙ケースリフト機構40が下降し、
排紙ケース1bのロックが解除されたことを給排紙コン
トローラ4から通知された後、排紙ケース1bを取り出
す。その排紙ケース1bを持って用紙棚3へ移動する。
排紙棚3bにその排紙ケース1bを格納し、給紙棚3a
へ移動する。給紙棚3aから給紙ケース1aを取り出
し、プリンタ5の排紙路7dへ移動し、仮置き場28に
給紙ケース1aを仮置きする。プリンタ5の給紙路7c
へ移動し、給排紙コントローラ4からの給紙作業指示を
待って、空の給紙ケース1aを取り出し、排紙路7dへ
移動する。空の給紙ケース1を排紙口35に搬入し、用
紙棚3から持ってきた給紙ケースを仮置き場28から取
り出し、給紙路7cへ移動する。給紙ケース1aを給紙
口33に搬入する。そして、給排紙コントローラ4に給
排紙作業が終了したことを知らせる。その後、次の給排
紙作業の指示待ちとなる。
【0049】仮置き場28がない場合、用紙搬送車2
は、プリンタ5から給紙ケース1aを取り出して、用紙
棚3に格納する。そして、新たな給紙ケース1aを持っ
てきてプリンタ5の給紙口33に搬入する。次に、排紙
ケース1bをプリンタ5から取り出して、用紙棚3に格
納する。そして、空の給排紙ケース1を持ってきてプリ
ンタ5の排紙口35に搬入する。
【0050】一方、図20および図21のフローチャー
トにより、プリンタコントローラ21の動作を説明す
る。図20は、給紙ケースの搬出搬入の動作を説明する
フローチャートである。プリンタ5では、給紙ケース1
aの用紙切れを空検出手段9で検出すると(ステップ5
00)、給紙搬送路切り替え手段24で用紙搬送路を切
り替える(ステップ501)。そして、給紙作業を給排
紙コントローラ4に要求する(ステップ502)。その
後、プリンタ5は用紙搬送車2の給紙作業に備えて準備
をする。準備をしてから給排紙作業を要求してもよい。
準備としては、給紙ケースリフト機構37により給紙フ
ォーク36を下降させ、搬出する給紙ケース1aのロッ
クを外す(ステップ503)。そして、準備完了を給排
紙コントローラ4に報告する(ステップ504)。プリ
ンタコントローラ21は、用紙搬送車2がプリンタ5に
給紙ケース1を搬入したことを給排紙コントローラ4か
ら通知されると(ステップ505)、給紙ケース1aを
ロックし(ステップ506)、給紙フォーク36を上昇
させ、用紙15を給紙ローラ23に圧接する(ステップ
507)。そして、給紙準備ができたことをホストコン
ピュータ6に通知する(ステップ508)。
【0051】図21は、排紙ケースの搬出搬入の動作を
説明するフローチャートである。プリンタ5では、排紙
ケース1bが満杯であることを満杯検出手段30で検出
すると(ステップ600)、排紙搬送路切り替え手段2
7で用紙搬送路を切り替える(ステップ601)。そし
て、排紙作業を給排紙コントローラ4に要求する(ステ
ップ602)。その後、用紙搬送車2の給紙作業に備え
て準備をする。また、準備をしてから給排紙作業を要求
してもよい。準備としては、排紙ケースリフト機構40
により排紙フォーク39を下降させ、搬出する排紙ケー
ス1bのロックを外す(ステップ603)。そして、準
備完了を給排紙コントローラ4に報告する(ステップ6
04)。プリンタコントローラ21は、排紙ケース1b
が搬入されたことを給排紙コントローラ4から通知され
ると(ステップ605)、プリンタコントローラ21
は、排紙ケース1bをロックし(ステップ606)、排
紙フォーク39を上昇させる(ステップ607)。そし
て、排紙準備ができたことをホストコンピュータ6に通
知する(ステップ608)。本実施例によれば、プリン
タへの給排紙作業を自動化できるので、作業者の負担を
軽減するとともにプリンタの印刷動作をストップさせる
ことがない。
【0052】図22に、本発明の他の実施例を示す。本
実施例では、プリンタ5は、排紙ケース1bを3つセッ
トできる機構を持ち、そのうちの1つが空けてある。図
23のフローチャートに従って、図22の実施例におけ
る用紙搬送車2の運行シーケンスを説明する。給排紙コ
ントローラ4からの給排紙の作業指示がくると(ステッ
プ700)、用紙搬送車2は、指定されたプリンタ5の
給紙路7cへ移動する(ステップ701)。プリンタ5
の給紙ケースリフト機構37が下降し、給紙ケース1a
のロックが解除されたことを給排紙コントローラ4から
通知された後(ステップ702)、給紙ケース1aを取
り出す(ステップ703)。用紙搬送車2は、その給紙
ケース1aを持ってプリンタ5の排紙路7dへ移動し
(ステップ704)、空の給紙ケース1を空いている排
紙口35に搬入する(ステップ705)。プリンタ5が
排紙ケース1のロックを解除したことを知って、給排紙
コントローラ4から排紙作業が指示されると(ステップ
706)、用紙搬送車2は、排紙ケース1bを取り出し
(ステップ707)、排紙棚3へ移動する(ステップ7
08)。排紙ケース1bを格納した後(ステップ70
9)、所定の用紙15がある給紙棚3の列へ移動し(ス
テップ710)、給紙ケース1aを取り出す(ステップ
711)。この給紙ケース1aを持って、対象とするプ
リンタ5の給紙路7cへ移動し(ステップ712)、給
紙ケース1aを給紙口33に搬入する(ステップ71
3)。そして、給排紙コントローラ4に給紙作業が終了
したことを知らせる(ステップ714)。その後、次の
給排紙作業の指示待ちとなる(ステップ715)。本実
施例によれば、仮置き場を必要とせず、給排紙作業時間
を短縮できる。
【0053】図24に示すフローチャートは、図22に
示した排紙ケース1bを3つセットできる機構を持つプ
リンタで、用紙切り替えを行うときの用紙搬送車2の作
業シーケンスを示す。ホストコンピュータ6から用紙切
り替えの指示がくると、給排紙コントローラ4は、排紙
ケース1bの押さえ板14を移動して、新たな用紙に対
応する排紙ケース1bを2つ排紙機構25にセットする
よう作業者に通知する。もう1つの旧排紙ケースは排紙
中である。作業者が排紙ケース1をセットしたことを給
排紙コントローラ4に知らせると、給排紙コントローラ
4は、用紙搬送車2に給排紙作業を指示する。用紙搬送
車2が給排紙作業を終了したら、ホストコンピュータ6
に用紙15を入れ替えたことを知らせる。
【0054】図24において、用紙搬送車2は、給排紙
コントローラ4からの用紙切り替え指示を受けて(ステ
ップ800)、対象とするプリンタ5の給紙路7cへ移
動する(ステップ801)。プリンタ5の給紙ケースリ
フト機構37が下降し、給紙ケース1aのロックが解除
されたことを給排紙コントローラ4から通知された後
(ステップ802)、旧給紙ケース1aを取り出し(ス
テップ803)、給紙棚3aへ移動し(ステップ80
4)、旧給紙ケースを格納する(ステップ805)。新
たな給紙ケース1aを取り出し(ステップ806)、対
象とするプリンタ5の給紙路7cへ移動し(ステップ8
07)、先ほど給紙ケース1aを取り出した給紙機構2
2に新たな給紙ケース1aをセットする(ステップ80
8)。そして、給紙ケース1aをセットしたことを給排
紙コントローラ4に知らせる(ステップ809)。
【0055】プリンタ5は、新たな給紙ケース1aをロ
ックし、新たな用紙の給排紙が可能であることをホスト
コンピュータ6に知らせる。ホストコンピュータ6から
の切り替えコマンドにより、プリンタ5は給紙搬送路と
排紙搬送路を切り替える。そして、新たな切り替え用紙
の給排紙を行う。さらに残りの旧給紙ケース1aを取り
出す。プリンタ5の給紙ケースリフト機構37が下降
し、給紙ケース1aのロックが解除されたことを給排紙
コントローラ4から通知された後(ステップ810)、
残りの旧給紙ケース1aを取り出す(ステップ81
1)。次いで、用紙搬送車2は給紙棚3aへ移動し(ス
テップ812)、この旧給紙ケース1aを給紙棚3aに
格納する(ステップ813)。新たな給紙ケース1aを
取り出し(ステップ814)、対象とするプリンタ5の
給紙路7cへ移動し(ステップ815)、先ほど給紙ケ
ース1aを取り出した給紙機構22に新たな給紙ケース
1aをセットする(ステップ816)。次に、排紙路7
dへ移動し(ステップ817)、プリンタ5の排紙ケー
スリフト機構40が下降し、給紙ケース1aのロックが
解除されたことを給排紙コントローラ4から通知された
後(ステップ818)、旧排紙ケース1bを取り出して
(ステップ819)、排紙棚3bへ移動し(ステップ8
20)、旧排紙ケース1bを格納する(ステップ82
1)。そして、給排紙作業が終了したことを給排紙コン
トローラ4に知らせ(ステップ822)、次の給排紙作
業の指示待ちとなる(ステップ823)。本実施例によ
れば、用紙切り替えの指示がきてもすばやく対応するこ
とができる。
【0056】その他の実施例として、プリンタ5と用紙
搬送車2がそれぞれ通信手段を持ち、プリンタ5の給排
紙作業要求コマンドや用紙切り替えコマンドに従って用
紙搬送車2が作業を行うシステムを説明する。用紙搬送
車2は、作業中であるかどうかを示す作業フラグと、搬
送路7のどの位置にいるかを示す搬送路位置フラグを備
える。1つのプリンタ5が給排紙作業を要求すると、作
業中でなく、要求先のプリンタ5に最も近い用紙搬送車
2が、その要求を受け付ける。用紙搬送車2は、移動を
開始するときに、他の用紙搬送車2がどの位置にいるか
を搬送路位置フラグを見て確認し、用紙棚3の引き込み
搬送路7aやプリンタの給紙路7c、排紙路7dに他の
用紙搬送車2がいる場合は、そこを回避するか、空くま
で他の搬送路7で待つ。運搬路7bに他の用紙搬送車2
がいて自分の方に向かっている場合は、運搬路以外で待
機する。用紙棚3の準備は、人が見て用紙準備を行う
か、用紙搬送車2が用紙棚3の状況を調べてプリンタ5
に知らせ、作業者に通知する。本実施例によれば、給排
紙コントローラを必要とせず、集中管理をする必要がな
い。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、専用の給排紙ケース
と、給排紙ケースを搬入搬出しやすいプリンタ給排紙機
構と、位置合わせ機能を持つ用紙搬送車を組み合わせる
ことにより、プリンタへの給排紙作業を自動化できるの
で、ノンストップ運転が可能であり、作業者の作業負担
も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給排紙システムの一実施例を示す図で
ある。
【図2】給排紙コントローラの構成を示す。
【図3】給排紙ケースの構成を示す。
【図4】給排紙ケースの側面を示す。
【図5】重ね用給排紙ケースの構成を示す。
【図6】重ね用給排紙ケースの側面を示す。
【図7】他の給排紙ケースの構成を示す。
【図8】給排紙ケースを積み上げて構成した用紙棚を示
す。
【図9】プリンタの構成を示す。
【図10】プリンタの外観を示す。
【図11】プリンタの給紙機構を示す。
【図12】プリンタの排紙機構を示す。
【図13】用紙搬送車の構成を示す。
【図14】用紙搬送車の正面図である。
【図15】用紙搬送車の昇降機構を説明する図である。
【図16】給排システムの動作を示すフローチャートで
ある。
【図17】用紙搬送車の給紙作業シーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図18】用紙搬送車の排紙作業シーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図19】用紙搬送車の給排紙作業シーケンスを示すフ
ローチャートである。
【図20】プリンタコントローラの給紙動作を示すフロ
ーチャートである。
【図21】プリンタコントローラの排紙動作を示すフロ
ーチャートである。
【図22】3つの排紙機構を持つプリンタの構成を示
す。
【図23】このプリンタに対する用紙搬送車の給排紙作
業シーケンスを示すフローチャートである。
【図24】用紙を切り替える時の用紙搬送車の給排紙作
業シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給排紙ケース 2 用紙搬送車 3 用紙棚 4 給排紙コントローラ 5 プリンタ 6 ホストコンピュータ 7 搬送路 8 プログラム処理手段 9 記憶手段 10 ホスト通信手段 11 作業通知手段 12 搬送車通信手段 13 用紙台 14 押さえ板 15 用紙 16 縦穴 17 給紙ローラ窓 18 給紙窓 19 位置決めマーク 20 印刷部 21 プリンタコントローラ 22 給紙機構 23 給紙ローラ 24 給紙ケース切り替え手段 25 排紙機構 26 排紙ローラ 27 排紙ケース切り替え手段 28 仮置き場 29 空検出センサ 30 満杯検出センサ 31 充電コンセント 32 給紙位置決めマーク 33 給紙口 34 排紙位置決めマーク 35 排紙口 36 給紙フォーク 37 給紙ケースリフト機構 38 給紙ケースロック機構 39 排紙フォーク 40 排紙ケースリフト機構 41 排紙ケースロック機構 42 移動手段 43 フォーク 44 昇降機構 45 通信手段 46 バッテリ 47 充電プラグ 48 障害物検出手段 49 マーク検出手段 50 リモコン受信手段 51 スライド機構 52 スライダ 53 ワイヤ 54 ワイヤ固定部材 55 滑車 56 巻き取りローラ 57 モータ 58 クラッチ 59 スライダロック機構 60 リミッタ 61 ロック取り外し機構 62 通し穴

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を補
    給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出した
    りするプリンタ給排紙システムにおいて、前記プリンタ
    は、給紙ケースを上下方向に2つ以上セットして切り替
    えて給紙する機構と、排紙ケースを上下方向に2つ以上
    セットして切り替えて排紙する機構とを備え、前記用紙
    搬送車は、給排紙ケースを載せて昇降する昇降機構と、
    該給排紙ケースを前記プリンタ内に搬入搬出する機構と
    を備え、前記用紙搬送車が前記昇降機構を上下して位置
    決めし、前記プリンタの給紙および排紙機構へ前記給排
    紙ケースを搬入搬出するようにしたことを特徴とするプ
    リンタ給排紙システム。
  2. 【請求項2】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を補
    給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出した
    りするプリンタ給排紙システムにおいて、前記用紙を収
    容する給排紙ケースは、給紙ケースおよび排紙ケースの
    両方に使用可能で、かつ、前記用紙を載せる台がケース
    から分離している2重底で構成され、前記給排紙ケース
    を前記用紙搬送車が前記プリンタにセットすると、前記
    プリンタに備わる昇降機構が前記用紙を載せる台を上昇
    させて用紙を給紙ローラに圧接して給紙を準備し、また
    は、前記用紙を載せる台を排紙を受ける高さまで上昇さ
    せて排紙を準備し、前記給排紙ケースを取り出すとき
    は、前記プリンタに備わる昇降機構によって前記用紙を
    載せる台が下降し、前記用紙搬送車により前記給排紙ケ
    ースを取り出せるようにしたことを特徴とするプリンタ
    給排紙システム。
  3. 【請求項3】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を補
    給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出した
    りするプリンタ給排紙システムにおいて、前記プリンタ
    は、給紙ケースを2つ以上セットして給紙する機構と、
    排紙ケースを2つ以上セットして排紙する機構と、ホス
    トコンピュータと通信する手段とを備え、前記用紙搬送
    車は、前記プリンタおよび給排紙ケースを格納する用紙
    棚へ、該給排紙ケースを搬入搬出する手段と、前記ホス
    トコンピュータと通信する手段とを備え、前記ホストコ
    ンピュータが、前記用紙の切り替えや、前記プリンタか
    らの給排紙作業の要求に従って、前記用紙搬送車に給排
    紙作業を指示することにより、該用紙搬送車が前記プリ
    ンタへの給排紙ケースの搬入搬出を自動的に行うように
    したことを特徴とするプリンタ給排紙システム。
  4. 【請求項4】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を補
    給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出した
    りするプリンタ給排紙システムにおいて、前記プリンタ
    は、給紙ケースを2つ以上セットして給紙する機構と、
    排紙ケースを2つ以上セットして排紙する機構とを備
    え、前記用紙搬送車は、前記プリンタおよび給排紙ケー
    スを格納する用紙棚へ、該給排紙ケースを搬入搬出する
    手段を備え、前記用紙搬送車との通信手段を備えた給排
    紙コントローラが、ホストコンピュータからの用紙切り
    替え要求とプリンタからの給排紙作業要求に従って、前
    記用紙搬送車に給排紙作業を指示し、該用紙搬送車が前
    記プリンタへの前記給排紙ケースの搬入搬出を自動的に
    行うようにしたことを特徴とするプリンタ給排紙システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記用紙搬送車は、昇降機構に用紙棚に
    おける給排紙ケースの有無を検出する手段を備え、在庫
    情報をホストコンピュータあるいは給排紙コントローラ
    に知らせるようにしたことを特徴とする請求項1ないし
    4のうちいずれかに記載のプリンタ給排紙システム。
  6. 【請求項6】 前記ホストコンピュータあるいは前記給
    排紙コントローラは、給紙ケースへの用紙詰め作業を必
    要とする場合に、作業者に用紙棚準備作業を通知する手
    段を有することを特徴とする請求項5記載のプリンタ給
    排紙システム。
  7. 【請求項7】 前記用紙搬送車に、前記プリンタへの給
    紙作業路、排紙作業路、用紙棚への搬入搬出作業路、運
    搬路のうちのどこにいるかを示す搬送路位置フラグを設
    け、移動しようとする用紙搬送車がその他の用紙搬送車
    の搬送路位置フラグを見て、占有されている搬送路があ
    れば、該搬送路を回避しまたは異なる搬送路で待機し、
    他の用紙搬送車と運搬路において合い対する場合は、作
    業路で待機するようにしたことを特徴とする請求項1な
    いし4のうちいずれかに記載のプリンタ給排紙システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記用紙搬送車に、作業中であることを
    示す作業中フラグと、搬送路における位置を示す搬送路
    位置フラグとを設け、各用紙搬送車の作業中フラグと搬
    送路位置フラグとを給排紙コントローラが見て、作業中
    でない用紙搬送車のうち、作業を要求したプリンタにも
    っとも近い用紙搬送車に給排紙作業を指示するようにし
    たことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれかに
    記載のプリンタ給排紙システム。
  9. 【請求項9】 前記用紙の種類ごとに給紙棚の列を変え
    て給排紙ケースを格納し、前記給排紙ケースの載置台と
    それを昇降させる機構と該載置台に前記給排紙ケースの
    有無を検出する手段とを備えた用紙搬送車が、指定され
    た列へ行き、前記給排紙ケースの載置台を上昇させて最
    上段の給排紙ケースを確認し、これを取り出すようにし
    たことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれかに
    記載のプリンタ給排紙システム。
  10. 【請求項10】 前記給排紙ケースと前記プリンタの給
    排紙口とに位置合わせマークを設け、該マークを前記用
    紙搬送車の用紙を載せる台に設けたマーク検出手段で検
    出することによって搬入搬出の位置が合うように、前記
    マークの位置と前記マーク検出手段の取り付け位置とを
    設定したことを特徴とする請求項1ないし4のうちいず
    れかに記載のプリンタ給排紙システム。
  11. 【請求項11】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を
    補給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出し
    たりするプリンタ給排紙システムにおいて、前記用紙搬
    送車は、給排紙ケースを載せて昇降する昇降機構と、該
    給排紙ケースを前記プリンタ内に搬入搬出する機構とを
    備え、前記プリンタは、給紙ケースを上下方向に2つ以
    上セットして切り替えて給紙する機構と、排紙ケースを
    上下方向に2つ以上セットして切り替えて排紙する機構
    とを備え、前記用紙搬送車が、前記プリンタから空の給
    紙ケースを取り出して、該プリンタの排紙機構上部に設
    けた仮置き場に置き、該プリンタから排紙ケースを取り
    出して用紙棚へ排紙ケースを格納した後、該用紙棚から
    給紙ケースを前記プリンタの給紙機構に搬入し、前記仮
    置き場の空の給紙ケースを前記排紙機構に搬入するよう
    にしたことを特徴とするプリンタ給排紙システム。
  12. 【請求項12】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を
    補給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出し
    たりするプリンタ給排紙システムにおいて、前記用紙搬
    送車は、給排紙ケースを載せて昇降する昇降機構と、該
    給排紙ケースを前記プリンタ内に搬入搬出する機構とを
    備え、前記プリンタは、給紙ケースを2つセットして給
    紙する機構と、排紙ケースを3つセット可能な排紙機構
    とを備え、前記排紙機構に2つの排紙ケースをセットし
    て1つを空けて置き、前記用紙搬送車が、前記プリンタ
    から空の給紙ケースを取り出して、該プリンタの空いて
    いる排紙機構に搬入し、該プリンタから満杯あるいは所
    定の量を排紙された排紙ケースを取り出して用紙棚に格
    納した後、該用紙棚から給紙ケースを前記プリンタの給
    紙機構に搬入するようにしたことを特徴とするプリンタ
    給排紙システム。
  13. 【請求項13】 用紙搬送車を用いてプリンタへ用紙を
    補給したり、排紙された用紙をプリンタの外へ取り出し
    たりするプリンタ給排紙システムにおいて、前記用紙搬
    送車は、給排紙ケースを載せて昇降する昇降機構と、該
    給排紙ケースを前記プリンタ内に搬入搬出する機構とを
    備え、前記プリンタは、給紙ケースを2つセットして給
    紙する機構と、排紙ケースを3つセット可能な排紙機構
    とを備え、前記用紙搬送車に新たな用紙サイズの用紙切
    り替え指示がくると、該用紙搬送車は、排紙中を除いた
    他の2つを新たな用紙サイズ用の排紙ケースにし、前記
    プリンタから給紙ケースを取り出して用紙棚に格納し、
    新たな用紙サイズ用の給紙ケースを前記プリンタの給紙
    機構に搬入し、新たな用紙に切り替わった後に、旧用紙
    サイズ用の残りの給紙ケースと排紙ケースとを前記プリ
    ンタから搬出するようにしたことを特徴とするプリンタ
    給排紙システム。
  14. 【請求項14】 前記給排紙ケースは、互いに積み重な
    り、かつロックできる凸部分と凹部分とが形成され、互
    いに重ねられたケースとケースとの間に、前記用紙搬送
    車がケース搬入搬出作業を行う隙間を有することを特徴
    とする請求項1ないし4または11ないし13のうちい
    ずれかに記載のプリンタ給排紙システム。
JP29953493A 1993-11-30 1993-11-30 プリンタ給排紙システム Pending JPH07149438A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230777A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Canon Inc 印刷システム、印刷装置及び台車の指定方法
JP2020147420A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社リコー シート材搬入システム、印刷システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230777A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Canon Inc 印刷システム、印刷装置及び台車の指定方法
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