JPH07149177A - 格納式リヤシートのロック操作装置 - Google Patents

格納式リヤシートのロック操作装置

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JPH07149177A
JPH07149177A JP29772393A JP29772393A JPH07149177A JP H07149177 A JPH07149177 A JP H07149177A JP 29772393 A JP29772393 A JP 29772393A JP 29772393 A JP29772393 A JP 29772393A JP H07149177 A JPH07149177 A JP H07149177A
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seat
knob
seat back
base
rear seat
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JP29772393A
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Koji Hosoda
浩嗣 細田
Akihiro Sakurai
昭弘 櫻井
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格納式リヤシートのロック装置の変形を防止
し、外観を向上させる。 【構成】 シートバック1を前方へ倒してシートクッシ
ョン2に折り重ねるようにした格納式リヤシートにおい
て、前記シートバック1の裏面に皿型のベース15を取
り付け、該ベース15にノブ4をスライド自在に取り付
け、該ノブ4を上記シートバック1のロック機構に連携
させ、該ノブ4の摺動方向に平行な前記ベース15の相
対向する側壁にスリット51を設け、該ノブ4を貫通す
るピン53を前記スリット51に摺動自在に係合させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンやワンボックスカ
ーなどに設置する格納式リアシートのロック操作装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図12に格納式リアシートの一例を示
す。このリアシートaはシートバックbをシートクッシ
ョンcに回動自在に支持するとともに、シートバックb
を所定の角度に起立保持させるロック機構を備えてい
る。格納時には、ロック機構のロックを解除し、シート
バックbを前方へ倒してシートクッションcに折り重ね
るようにしてある。また、シートバックbの側部上端に
は、このロック機構を操作するノブdを設けてある。
【0003】しかし、このリアシートaは、片方の手で
ノブdを持ち上げてロック機構のロックを解除しなが
ら、もう一方の手でシートバックbを倒さなければなら
ず、操作性はあまり良くなかった。また、シートバック
bを前倒位置でもロックするようにしたリアシートもあ
る。このようなシートでは、フロントシートを後方へス
ライドさせた状態でリアシートaの起立を行おうとする
と、シートバックbの先端がフロントシートの背部に当
たる場合がある。そのような場合には、フロントシート
を一旦前方へスライドさせなければ、ロック機構のロッ
ク解除操作ができなくなる。
【0004】本出願人は、先に、このような問題を解決
するものとして特願平5ー198179号を出願した。
先の出願では、図1に示すように、シートバックを前方
へ倒してシートクッションに折り重ねるようにした格納
式リアシートにおいて、上記シートバックの上部裏面に
凹部を形成するとともに、該凹部を覆うようにして皿型
のベースを上記シートバックに取り付け、該ベースにノ
ブを上下方向にスライド自在に取り付け、該ノブを上記
シートバックのロック機構に連係させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
出願では、図13に示すように、ノブ104とベース1
05の間に間隙Dが発生することがあった。この間隙の
発生は、そこへ指を掛けてノブ104を剥離する方向に
引っ張るという誤操作を誘発したり、それが高じてノブ
を破損したりした。または、ノブがベースに対してガタ
つく原因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨は、シートバックを前方へ倒してシート
クッションに折り重ねるようにした格納式リヤシートに
おいて、前記シートバックの裏面に皿型のベースを取り
付け、該ベースにノブをスライド自在に取り付け、該ノ
ブを上記シートバックのロック機構に連携させ、該ノブ
の摺動方向に平行な前記ベースの相対向する側壁にスリ
ットを設け、該ノブを貫通するピンを前記スリットに摺
動自在に係合させた格納式リヤシートのロック操作装置
の構造にある。
【0007】
【実施例】図1に本発明の装置を採用した格納式リアシ
ートを示す。同図において、1はシートバック、2はシ
ートクッションである。シートバック1の上部裏面には
ロック操作装置3が設置してあり、そのロック操作装置
3に設けたノブ4を上方へ持ち上げてシートバック1の
ロック機構(図示せず)を解除し、シートバック1を前
方(図中矢印方向)へ倒してシートクッション2に折り
重ねるようにしてある。
【0008】図10にこのシートのフロアに対する設置
機構を示す。シートバック1は下端にステー5を備えて
おり、該ステー5を、フロア6に設置したブラケット7
にピン8で枢支結合してある。一方、シートクッション
2は側面にブラケット9を備えており、該ブラケット9
をピン10でシートバック1に枢支結合してある。さら
に、シートクッション2は前部にレッグ11を備えてお
り、該レッグ11の両端をそれぞれピン12, 13でシ
ートクッション2と、フロア6に設置したブラケット1
4にそれぞれ枢支結合してある。ところで、上述のロッ
ク機構はシートバック1のピン8に対する回動を規制し
て、シートバック1を起立位置に保持できるようにした
ものである。いま、このロック機構を解除しシートバッ
ク1を前方へ倒すと、レッグ11も前方へ倒れ、シート
バック1がシートクッション2に折り重なる(図11参
照)。なお、シートバック1はこの位置でもロック機構
によって拘束されるようにしてある。
【0009】図2ないし図4にロック操作装置3の詳細
を示す。同図において、15は皿型に成形したベース
で、その開口縁にはフランジ16を周設してある。該ベ
ース15は底壁15aに長方形の切り欠き17を形成す
るとともに、底壁15aの裏面側に一対のガイドレール
18を設け、さらに該レール18と連なるコントロール
ケーブル保持部19を一体成形してある。また、下方側
の周壁15bに切り欠き20を形成するとともに、該切
り欠き20に隣接して左右一対の爪21を設けてある。
さらにまた、底壁15aの表面には、図8に示すように
縦に延びる突起22を切り欠き17の両側に設けてあ
る。
【0010】23はノブ4を上端に一体成形したスライ
ドプレートで、該ノブ4の裏側には凹部24を形成して
ある。該プレート23は裏面中央部にボス25を備え、
該ボス25の両側にガイド26を一体成形してある。さ
らに、プレート23の裏面には、図9に示すように横に
延びる突起27を2列形成するとともに、周縁部23a
をやや隆起させてある。なお、このプレート23は全体
を横方向に緩やかに湾曲させて、表面側を凹に形成して
ある。
【0011】28は断面がコ字状のストッパーで、その
左右の側壁28aには半円形の切り欠き29を形成して
ある。さらに、正面壁28bの裏面側には押圧部50が
設けてあり、該押圧部50に孔30を貫設してある。
【0012】以上は、前述の特願平5ー198179号
と同様な構成であるが、本発明ではさらに以下の構成を
備える。図3乃至図5において、51はベース15の底
面近傍に沿ってその両側壁に形成したスリットであり、
52はノブ4の摘み部の両側壁に形成した貫通孔であ
る。また、スリット51および貫通孔52には両者を同
時に貫通するアルミ製等のピン53を設け、ピン53の
抜け止め用にプッシュナット54を設けている。
【0013】このロック操作装置3の組立は、図4に示
すようにして行う。まず、ベース15の切り欠き20に
スライドプレート23の下端部を通し、該プレート23
のガイド26をベース15の切り欠き17に係合させ
る。つぎに、コントロールケーブル31のケーシング3
1aの端部にある係合部31bをケーブル保持部19の
係止部19aに係合させ(図3及び図6参照)、さらに
ストッパー28の左右の側壁28aをベース15のガイ
ドレール18に係合させてから、ストッパー28の孔3
0とコントロールケーブル31のインナケーブル31c
の孔31dにスクリュー32を通し、該スクリュー32
の先端をスライドプレート23のボス25に係合させ
る。ここで、ノブの貫通孔52はベースのスリット51
に臨んでいるので、ピン53を両者に貫通し、プッシュ
ナット54を差し込むことにより、ロック操作装置のア
ッセンブリが完成する。このアッセンブリをシートバッ
ク1に組み付ける場合には、これをシートバックパネル
33の凹部34に入れ、フランジ16と爪21の間にシ
ートバックパネル33の係止部(図示せず)に係合させ
てから、ベース15の孔35にスクリュー(図示せず)
を通して固定する(図7参照)。このとき、ベース15
のフランジ16がカーペット36をシートバックパネル
33に押し付けることになる。なお、コントロールケー
ブル31の他端は上述のロック機構に連係してある。
【0014】本実施例はこのように構成してあるので、
リアシートの格納にあたっては、ノブ4を親指で押し上
げてロック機構を解除し、そのままシートバック1を前
方へ押せばよい。また、ベース15とスライドプレート
23は突起22を当接させて組み付けてあるので、摩擦
が極めて小さく、スライドプレート23のスライドはス
ムーズに行われる。さらに、ベース15のスリット51
および貫通孔52には両者を同時に貫通するピン53を
設け、ピン53の抜け止め用にプッシュナット54を設
けているので、ベースの底面上にノブが保持される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、シートバックのロック
解除と前倒を片手で行えるようになるばかりでなく、シ
ートバックの先端が格納時にフロントシートに当たって
いても、ロック解除操作に支障を生じなくなる。なお、
シートバックの凹部は皿型のベースで覆ってあるので、
外観上特に問題はない。さらに、ノブとベースの間に間
隙が発生することを防止し、そこへ指を掛けてノブを剥
離する方向に引っ張るという誤操作を誘発することも防
止できる。また、樹脂部品であるベースやノブが経時変
形や熱変形を起こした場合でも、ノブが浮き上がること
を防止できるので、外観が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロック操作装置を採用した格納式リア
シートの斜視図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】同装置の背面図である。
【図4】同装置の分解側面図である。
【図5】図3に示したC−C線による断面図である。
【図6】図2を矢印B方向から見た図である。
【図7】図2に示したA−A線による断面図である。
【図8】ベースの正面図である。
【図9】スライドプレートの背面図である。
【図10】図1に示したシートの側面図である。
【図11】同シートの格納状態を示す図である。
【図12】従来例を示す図である。
【図13】従来の課題を示す図である。
【符号の説明】
1 シートバック 2 シートクッション 3 ロック操作装置 4 ノブ 15 ベース 51 スリット 53 ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックを前方へ倒してシートクッ
    ションに折り重ねるようにした格納式リヤシートにおい
    て、前記シートバックの裏面に皿型のベースを取り付
    け、該ベースにノブをスライド自在に取り付け、該ノブ
    を上記シートバックのロック機構に連携させ、該ノブの
    摺動方向に平行な前記ベースの相対向する側壁にスリッ
    トを設け、該ノブを貫通するピンを前記スリットに摺動
    自在に係合させたことを特徴とする格納式リヤシートの
    ロック操作装置。
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