JPH07149002A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH07149002A
JPH07149002A JP5323091A JP32309193A JPH07149002A JP H07149002 A JPH07149002 A JP H07149002A JP 5323091 A JP5323091 A JP 5323091A JP 32309193 A JP32309193 A JP 32309193A JP H07149002 A JPH07149002 A JP H07149002A
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JP
Japan
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trace
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printing
unit
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JP5323091A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Horii
信宏 堀井
Tadashi Ito
忠 伊藤
Akihito Maemura
昭仁 前村
Akihiro Kobayashi
昭浩 小林
Masao Kono
雅夫 河野
Kiyoshi Fujiwara
清 藤原
Tomozane Andou
朋実 安東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウェア上の問題の発見等を容易、迅速
に行えるプリンタ装置を提供する。 【構成】 ホストインタフェース1等からの印刷データ
に応じて、制御部6がROM7に格納されたプログラム
に基づいて印刷部4による印刷動作を制御するにあた
り、制御部6により実行された処理を構成するタスク
を、データ入力部11から入力されるトレースデータ管
理情報に応じてトレースデータとしてRAM8内のキュ
ーメモリに格納させ、そのトレースデータを所定量集計
した後にPDL変換部10で1ページ分の印刷データに
変換し、この印刷データに変換したトレースデータを印
刷部4で記録紙上に印刷させるようにした。 【効果】 プリンタ装置に接続したホストコンピュータ
のCRT画面上に羅列表示させたトレースデータを目視
しながら机上シミュレーションを行う必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホストコンピュ
ータからの印刷データを入力して記録紙上に印刷を行う
ページプリンタ等のプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプリンタ装置では、ホストコンピ
ュータからの印刷データを入力して、内部のソフトウェ
アでフォントデータを生成すると共に、電子写真式や熱
転写式等の印刷機構部分をハードウェアにより駆動さ
せ、記録紙上への印刷を行っている。
【0003】従って、プリンタ装置で発生する動作エラ
ーとしては、ソフトウェアに起因するもの、ハードウェ
ア(電気)に起因するもの、及び、機構部分に起因する
ものの、3つの要因があり、実際に動作エラーが生じた
際には、一見しただけではその要因がいずれに起因する
ものか分かりにくく、ソフトウェア、ハードウェア、及
び、機構部分の全てについて個々に調べる必要が生じる
場合もある。
【0004】上述した3つの要因のうち、ハードウェア
に起因するものと、機構部分に起因するものは、例えば
駆動電圧(電流)のチェックや、センサ等による機構の
駆動状態のセンシングで、検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソフト
ウェアに起因する動作エラーについては、ソフトウェア
デバッガやICE(In Circuit Emulator )等を用い、
プリンタ内のコントローラに付設されたメモリの記憶内
容や、コントローラで実行されたタスクのトレースデー
タ等を、例えば前記ホストコンピュータのCRT画面上
に羅列して表示させ、これを目視しながら机上シミュレ
ーションを行う必要がある。従ってソフトウェアに起因
する動作エラーの原因追及には、多大の時間と手間がか
かるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解決して、
ソフトウェアに起因する動作エラーの原因追及を容易、
迅速に行うことができると共に、特に、製品出荷前のラ
ンニング評価におけるソフトウェアに起因する動作エラ
ーの原因追及や、パフォーマンス評価におけるソフトウ
ェアの動作が効率良く行われているかどうかの判断や、
ソフトウェア評価におけるバグの原因追及等を容易、迅
速に行えるプリンタ装置を提供することを課題とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、外部からの印刷データを該印刷データに応
じたイメージデータに展開するイメージデータ展開手段
と、前記イメージデータを基に、前記印刷データに応じ
た画像を記録紙上に印刷する印刷手段と、前記イメージ
データ展開手段及び前記印刷手段を、所定のプログラム
に従い種々のタスクを実行しつつ制御する制御手段とを
備えるプリンタ装置において、前記制御手段で実行され
たタスクをトレースするタスクトレース手段と、前記タ
スクトレース手段でトレースされたタスクのトレースデ
ータを所定量集計して記憶する記憶手段と、前記記憶手
段に記憶された前記トレースデータを基に、該トレース
データの印刷用データを生成する印刷データ生成手段と
を備え、前記印刷用データを該印刷用データに応じたイ
メージデータに展開させて、前記印刷用データに応じた
画像を記録紙上に印刷させることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、前記タスクトレース手段が前
記制御手段で実行されたタスクをトレースし、このトレ
ースされたトレースデータを所定量集計して前記記憶手
段が記憶し、この記憶されたトレースデータを基に前記
印刷データ生成手段がその印刷用データを生成し、この
印刷用データを前記イメージデータ展開手段がその印刷
用データに応じたイメージデータに展開して、前記印刷
手段が印刷用データに応じた画像を記録紙上に印刷す
る。
【0009】このため、従来のようにプリンタ装置にホ
ストコンピュータを接続し、そのCRT画面上にトレー
スデータを単に羅列して表示させ、これを目視しながら
机上シミュレーションを行う必要がなくなり、所定量集
計されたトレースデータを紙面上で確認することができ
て、ソフトウェアに起因する動作エラーの原因追及を容
易、迅速に行うことができる。
【0010】従って特に、製品出荷前のランニング評価
におけるソフトウェアに起因する動作エラーの原因追及
や、パフォーマンス評価におけるソフトウェアの動作が
効率良く行われているかどうかの判断や、ソフトウェア
スペック評価におけるバグの原因追及等を容易、迅速に
行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1乃至図13は本発明によるプリンタ装
置の一実施例を示す図であり、図1は本発明の一実施例
に係るページプリンタ装置の概略構成を示すブロック図
である。
【0012】図1に示すように、本実施例に係るページ
プリンタ装置は、ホストコンピュータ(図示せず)が接
続されるホストインタフェース1、ICカード(図示せ
ず)が装填されるICカードインタフェース2、これら
ホストインタフェース1及びICカードインタフェース
2から入力される印刷データを、印刷画像に応じた印刷
イメージパターンに展開するイメージデータ展開部3、
この印刷イメージパターンに応じて印刷部4を駆動する
エンジンコントローラ5を備える。
【0013】また、上記ページプリンタ装置は、全体制
御用の制御部6(制御手段、タスクトレース手段、第2
制御手段に相当)、この制御部6による制御用のプログ
ラムが格納されたROM7、周辺記憶装置として、一時
的に記憶するRAM8(記憶手段に相当)、及び半永久
的に記憶するバッテリーバックアップRAM9、フロン
トパネルに設けられたデータ入力部11、RAM8内の
格納データを印刷データに変換するPDL(Page
Description Language)変換部1
0(印刷データ生成手段に相当)をさらに備える。
【0014】以上の構成による本実施例のページプリン
タ装置では、前記ホストコンピュータから前記ホストイ
ンタフェース1に入力された1ページ分の印刷データ
や、前記ICカードインタフェース2に装填されたIC
カードから読み出された1ページ分の印刷データが、前
記制御部6の制御により、イメージデータ展開部3で前
記印刷イメージパターンに展開される。
【0015】前記印刷イメージパターンのデータはエン
ジンコントローラ5に伝送され、この印刷イメージパタ
ーンに応じてエンジンコントローラ5により印刷部4が
駆動され、この印刷部4により電子写真法による印刷動
作で記録紙(図示せず)上に1ページ分の印刷が行われ
る。
【0016】これらの動作は、前記ROM7に格納され
たプログラムに基づいて前記制御部6が、1又は複数の
タスクからなる種々のファンクション等を実行すること
で行われる。前記制御部6が前記ファンクション等を実
行するに当たっては、図2に示すカーネルが用いられ
る。
【0017】上記カーネルは、OS(オペレーティング
システム)の基本的部分をなすもので、割り込み処理、
タイマ処理、ディスパッチャ処理(マルチタスクで前記
制御部6に割り当てられるタスクの切換)、及びファン
クションコール処理の実行を管理し、また、実行された
処理を構成するタスクを、フロントパネルのデータ入力
部11から入力されるトレースデータ管理情報に応じ
て、トレースデータとしてRAM8内のキューメモリに
格納させる機能を有する。
【0018】前記トレースデータは、1トレースデータ
=1トランザクションの構成で、そのフォーマットは図
3に示すように、トレース種類(割り込み、タイマ、タ
スクからカーネルに対するファンクションコール、カー
ネルからタスクに対するファンクションコール=ディス
パッチャ)、タスク番号(実行されたタスクの識別番
号)、プロセッサステータス、プログラムカウンタ、フ
ァンクション番号(ファンクションの識別番号)、区間
タイム(ファンクション番号の欄で挙げたファンクショ
ンに割り当てられた前記制御部6の割り当て時間)、汎
用レジスタ値からなる。
【0019】また、前記データ入力部11から入力する
トレースデータ管理情報は、前記RAM8内に確保する
トレースデータの記憶領域(キューメモリ)のメモリサ
イズ(mem_size)、トレース開始条件(sta
rt_stat)、トレース終了条件(end_sta
t)である。
【0020】前記キューメモリのメモリサイズは、例え
ばMB(メガバイト)単位で指定され、前記トレース開
始条件は、条件なし(=0)、時間指示(=1)、タス
ク状態指示(=2)のいずれかで指定され、前記トレー
ス終了条件は、前記トレース開始条件の3つの選択肢に
さらにキューメモリfull(=3)を加えた4つのう
ちいずれかで指定される。
【0021】尚、前記トレース開始・終了条件における
時間指示は、例えば、タイマの最小単位である128μ
s×(0〜7FFFFFFFH )後のように指定され、
前記タスク状態指示は、タスク番号nが(1〜3276
7)回目に(active、wait、又はidle)
状態となった場合、の如くに指定される。
【0022】前記データ入力部11の操作で前記トレー
スデータ管理情報の設定メニューを呼び出した後、上述
の設定を済ませると、トレースを実行する旨を示すフラ
グ(trace_flag)と、トレースしたトレース
データの印刷が未完である旨を示すフラグ(print
_flag)がそれぞれ自動的に立てられ、前記設定メ
ニューが自動的に終了し、待機状態に戻る。
【0023】また、上述のトレースデータ管理情報は、
前記ホストコンピュータから前記ホストインタフェース
1を経て入力設定してもよく、その場合、ホストコンピ
ュータから例えば「!R!trace4,0,3;ex
it;」を出力すると、メモリサイズ(=4MB)、開
始条件(=0:なし)、終了条件(=3:メモリful
l)がトレースデータ管理情報として設定される。これ
らの情報は、一時的なデータとしてRAM8上に記憶す
るが、半永久的なデータとしてバッテリーバックアップ
RAM9上に記憶することもできる。
【0024】図4は、タスクがカーネルに対してファン
クションコールを行った際の動作を示すフローチャート
であり、これに示すように、タスク側でファンクション
コールが発生すると(ステップS1)、カーネル側のメ
インルーチンで割り込み動作を禁止し(ステップS
2)、前記データ入力部11から入力設定された前記ト
レースデータ管理情報中にトレース開始条件が設定され
ているか否かを確認する(ステップS3)。
【0025】ステップS3でトレース開始条件が設定さ
れていると確認した場合には、タスクトレースデータを
前記RAM8内のキューメモリに対して格納させるため
のサブルーチンに移行し(ステップS4)、ステップS
3でトレース開始条件が設定されていないと確認した場
合には、前記サブルーチンをジャンプして次のステップ
S5に移行する。
【0026】前記ステップS4のサブルーチンでは図5
に示すように、先に述べたフォーマット内の各トレース
データを集計し易いように編集し(ステップS41)、
これを前記キューメモリのnext_pnt(次に格納
するエリアを表す)が指すアドレスに格納し(ステップ
S42)、次のトレースデータを格納するアドレスを、
今のアドレスの20H後のアドレスに変更し(ステップ
S43)、変更後のアドレスが前記キューメモリの最終
アドレス(end_pnt)に達したか否かを確認する
(ステップS44)。
【0027】ステップS44で最終アドレスに達してい
れば(YES)、次のトレースデータを格納するアドレ
スnext_pntを、前記キューメモリの先頭アドレ
ス(start_pnt)に設定変更し(ステップS4
5)、キューメモリ内が前記トレースデータで満杯(f
ull)となったことを示すフラグ(full_fla
g)を立て(ステップS46)、前記メインルーチンに
戻って前記ステップS5に移行する。
【0028】また、ステップS44で最終アドレスに達
していないと確認されたならば(NO)、このステップ
S44から直接前記メインルーチンに戻って前記ステッ
プS5に移行する。
【0029】ステップS5では、コールされたファンク
ションの種類を確認し、次のステップS6−1乃至S6
−nで、コールされたファンクションの処理を実行し、
実行後に前記タスク側のルーチンに戻る。
【0030】以上のようにして前記RAM8内のキュー
メモリに格納されたトレースデータを印刷する場合に
は、前記データ入力部11からその旨を入力指示する。
すると、先に設定された前記トレースデータ管理情報が
クリアされ、前記ROM7内の格納プログラムに応じて
トレースデータ変換タスクが起動され、前記制御部6の
制御により、キューメモリ内のトレースデータが、前記
PDL変換部10で1ページ分の印刷データに変換さ
れ、その印刷データはあたかもホストコンピュータから
入力したかのように前記ホストインタフェース1に転送
される。
【0031】以後、通常の印刷動作と同じ動作で、前記
トレースデータの集計結果が前記印刷部4により記録紙
上に印刷され、印刷の終了後に、前記トレースを実行す
る旨を示すフラグ(trace_flag)と、トレー
スしたトレースデータの印刷が未完である旨を示すフラ
グ(print_flag)がそれぞれ自動的に降ろさ
れ、その上で、「キューメモリのサイズ>0」であるこ
とが確認されると、前記キューメモリが自動的に解放さ
れる。
【0032】尚、図6乃至図12は、前記記録紙上に印
刷した前記トレースデータの集計結果をそれぞれ示す。
図6は、各タスクが実行された様子を時系列で示すタス
ク変換チャートであり、線は各タスクが連続して動作し
た時間、破線や点は各タスクが断続して動作した時間を
示すものである。図7は、各タスクの実行時間及び前記
制御部6の全動作時間に対する各タスクの実行時間の占
有率、並びに各タスクの実行回数を示す表とグラフであ
る。
【0033】また図8は、各タスクの実行時間及び前記
制御部6の全動作時間に対する各タスクの実行時間の占
有率、並びに各タスクの実行回数を示す表を示し、図9
は、各割り込み処理の実行時間及び前記制御部6の全動
作時間に対する各割り込み処理の実行時間の占有率、並
びに各割り込み処理の実行回数を示す表を示す。
【0034】さらに図10は、各タイマ処理の実行時間
及び前記制御部6の全動作時間に対する各タイマ処理の
実行時間の占有率、並びに各タイマ処理の実行回数を示
す表を示し、図11は、各ファンクションの実行時間及
び前記制御部6の全動作時間に対する各ファンクション
の実行時間の占有率、並びに各ファンクションの実行回
数を示す表を示す。図12は、タスクからカーネルへの
ファンクションコールの回数を示す表を示す。
【0035】次に、ソフトウェアのバグを発見した具体
例について説明する。対象となった機種のページプリン
タ装置において、ICカードから読み出した数ページ分
の印刷データをプリントアウトさせたところ、スループ
ットにおいては他の機種のページプリンタ装置とそれほ
ど差がないにも拘らず、ページ間の印刷間隔が他の機種
のページプリンタ装置よりも異常に長いことが発見され
た。
【0036】そこで、そのページプリンタ装置から前記
タスク変換チャートを印刷出力させたところ、1ページ
目と2ページ目のプリント時間の間隔部分において、ホ
ストインタフェース1の処理を行うバッファ動作(bu
f_move)タスク(タスク番号21番)が異常に多
いことが判明した。
【0037】この結果を基に、前記バッファ動作タスク
がアクティブになる条件を調べたところ、PDL変換部
10の処理を行うprescribe(登録商標)タス
ク(タスク番号12番)にて次ページのデータの有無を
確認するにあたり、ホストコンピュータからのデータの
有無しか確認しておらず、ICカードインタフェース2
からのデータの有無を確認していないことが判明した。
【0038】即ち、前記ページ間の印刷間隔が長いペー
ジプリンタ装置のPDL変換部10のタスク内で、1ペ
ージ分の変換を終えた後の動作を示す図13のフローチ
ャートに示すように、ステップS21でそのページの印
刷データ中に所定のコマンドがあるか否かを確認し、前
記所定のコマンドがあった場合に、次のステップS22
で、次ページのデータの有無を確認するにあたり、IC
カードインタフェース2からのデータの有無を確認せ
ず、ホストコンピュータからのデータの有無しか確認し
ていなかった。
【0039】ここで、ステップS22で前記ICカード
インタフェース2からのデータの有無を確認していれ
ば、データが有るときはそのデータが256バイト以上
あることが確認される。するとステップS23におい
て、エンジンドライバへのカセット切換要求を別のタス
クにまかせるため、処理速度の遅いメカの動作を自タス
クで待たずに次のページのデータ処理を行うことがで
き、印刷間隔を長くする要因は回避できる。
【0040】また、前記ステップS21で前記所定のコ
マンドがない場合には、前記ステップS22において次
ページのデータの有無の確認は行われないので、印刷間
隔が長くなるという現象は当然起こらない。ところで前
記所定のコマンドとしては、リセット、エミュレーショ
ンモードの選定、信号の入出力の速度の設定、感光体ド
ラム上の印字位置の設定等の環境設定等を行うコマンド
がある。
【0041】しかし実際には、前記所定のコマンドは通
常殆ど含まれているため、ICカードインタフェース2
からの印刷データで複数ページ分の印刷を行う場合は、
前記ステップS22で、ホストコンピュータからのデー
タの有無しか確認しない場合は、常にデータが256バ
イト未満となって、次ページのデータがないものと判別
されてしまう。
【0042】その結果、次のステップS24において、
印刷が終了したページの記録紙の排紙後に、前記給紙カ
セットの切換要求が前記自タスクからエンジンドライバ
に出力され、エンジン側のメカの動作の完了を待つ間、
次のページのデータ処理ができなかった。このために、
次ページの印刷データを前記ICカードインタフェース
2から得るのに時間がかかり、印刷間隔が長くなってし
まっていた。
【0043】そこで、印刷間隔が短くなるように、前記
ステップS22のデータ有無確認を、前記ICカードイ
ンタフェース2からのデータの有無を含めて確認するよ
うにロジックの変更を行ったら、データがあるときはエ
ンジンドライバに給紙カセットの切換要求が前記ビデオ
コントローラタスク側から出力され、印刷間隔を長くす
る要因は回避できた。このように、ソフトウェアのバグ
の検出を、前記ページプリンタから印刷出力させたタス
ク変換チャートにより、極めて容易に行うことができ
た。
【0044】以上説明したように、本実施例のページプ
リンタ装置によれば、前記ホストインタフェース1や前
記ICカードインタフェース2からの1ページ分の印刷
データに応じて、前記制御部6が、前記ROM7に格納
されたプログラムに基づいて1又は複数のタスクからな
る種々のファンクション等を実行しつつ、前記印刷部4
による印刷動作を制御するにあたり、前記制御部6によ
り実行された処理を構成するタスクを、フロントパネル
(図示せず)のデータ入力部11から入力されるトレー
スデータ管理情報に応じて、トレースデータとしてRA
M8内のキューメモリに格納させるようにした。
【0045】そして、前記トレースデータを所定量集計
した後に前記PDL変換部10で1ページ分の印刷デー
タに変換し、この印刷データはあたかもホストコンピュ
ータから入力したかのように前記ホストインタフェース
1に入力させて、集計された前記トレースデータをエン
ジンコントローラ5により印刷部4で記録紙上に印刷さ
せる構成とした。
【0046】このため、前記ホストインタフェース1に
接続したホストコンピュータのCRT画面上に、前記制
御部6で実行されたタスクのトレースデータを単に羅列
して表示させ、机上シミュレーションを行う従来に比べ
て、バグ等の検出をより容易、迅速に行うことができ
る。
【0047】従って、特に、製品出荷前のランニング評
価におけるソフトウェアに起因する動作エラーの原因追
及や、パフォーマンス評価におけるソフトウェアの動作
が効率良く行われているかどうかの判断や、ソフトウェ
アスペック評価におけるバグの原因追及等を容易、迅速
に行うことができる。
【0048】尚、本実施例では、ICカードからのデー
タを基に印刷できるページプリンタ装置を例に取って説
明したが、本発明は、実施例で示したようなページプリ
ンタ装置に限らず、外部からの印刷データをこの印刷デ
ータに応じたイメージデータに展開し、そのイメージデ
ータを基に前記印刷データに応じた画像を記録紙上に印
刷するプリンタ装置の全般に広く適用可能であることは
言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記制御手段で実行されたタスクのトレースデータが所定
量集計されて記録紙上に印刷されるため、所定量集計さ
れたトレースデータを紙面上で確認でき、従来のように
プリンタ装置にホストコンピュータを接続し、そのCR
T画面上にトレースデータを単に羅列して表示させ、こ
れを目視しながら机上シミュレーションを行う必要がな
くなる。このため、所定量集計されたトレースデータを
紙面上で確認することができ、ソフトウェアに起因する
動作エラーの原因追及を容易、迅速に行うことができ
る。
【0050】特にプリンタ装置のようなリアルタイム,
マルチタスクで動作するソフトウェアは、動作状態を目
に見える形にすることが試行錯誤を容易にし、開発効率
を向上させることができる。すなわちタスクの優先順位
を変えたり、タスクのウェイト(待ち時間)を変えてよ
り優先順位の高いタスクをアクティブ(動くことが可能
になる)にしたりする上で非常にやり易くなる。
【0051】従って特に、製品出荷前のランニング評価
におけるソフトウェアに起因する動作エラーの原因追及
や、パフォーマンス評価におけるソフトウェアの動作が
効率良く行われているかどうかの判断や、ソフトウェア
スペック評価におけるバグの原因追及等を容易、迅速に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタ装置の一実施例に係るペ
ージプリンタ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の制御部6が各種タスクのファンクション
等を実行するに当たって使用するカーネルの概念図であ
る。
【図3】図1に示すRAM8に格納されるトレースデー
タのフォーマットを示す説明図である。
【図4】図1に示すページプリンタ装置においてタスク
がカーネルに対してファンクションコールを行った際の
動作を示すフローチャートである。
【図5】図4中のサブルーチンの詳細を示すフローチャ
ートである。
【図6】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力され
る各タスクが実行された様子を時系列で示すタスク変換
チャート図である。
【図7】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力され
る各タスクの実行時間及び制御部の全動作時間に対する
各タスクの実行時間の占有率、並びに各タスクの実行回
数を示す表とグラフを示す図である。
【図8】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力され
る各タスクの実行時間及び制御部の全動作時間に対する
各タスクの実行時間の占有率、並びに各タスクの実行回
数を示す表を示す図である。
【図9】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力され
る各割り込み処理の実行時間及び制御部の全動作時間に
対する各割り込み処理の実行時間の占有率、並びに各割
り込み処理の実行回数を示す表を示す図である。
【図10】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力さ
れる各タイマ処理の実行時間及び制御部の全動作時間に
対する各タイマ処理の実行時間の占有率、並びに各タイ
マ処理の実行回数を示す表を示す図である。
【図11】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力さ
れる各ファンクションの実行時間及び制御部の全動作時
間に対する各ファンクションの実行時間の占有率、並び
に各ファンクションの実行回数を示す表を示す図であ
る。
【図12】図1に示すページプリンタ装置で印刷出力さ
れるタスクからカーネルへのファンクションコールの回
数を示す表を示す図である。
【図13】具体例に係るページプリンタ装置の1ページ
分の印刷を終えた後の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ホストインタフェース 2 ICカードインタフェース 3 イメージデータ展開部(イメージデータ展開手段) 4 印刷部(印刷手段) 5 エンジンコントローラ 6 制御部(制御手段、タスクトレース手段、第2制御
手段) 7 ROM 8 RAM(記憶手段) 9 バッテリーバックアップRAM(記憶手段) 10 PDL変換部(印刷データ生成手段) 11 フロントパネル(データ入力部、キー入力とメッ
セージ表示手段) A 1ページ目と2ページ目のプリント間隔部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前村 昭仁 三重県度会郡玉城町野篠又兵衛704−19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック内 (72)発明者 小林 昭浩 三重県度会郡玉城町野篠又兵衛704−19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック内 (72)発明者 河野 雅夫 三重県度会郡玉城町野篠又兵衛704−19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック内 (72)発明者 藤原 清 三重県度会郡玉城町野篠又兵衛704−19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック内 (72)発明者 安東 朋実 三重県度会郡玉城町野篠又兵衛704−19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの印刷データを該印刷データに
    応じたイメージデータに展開するイメージデータ展開手
    段と、 前記イメージデータを基に、前記印刷データに応じた画
    像を記録紙上に印刷する印刷手段と、 前記イメージデータ展開手段及び前記印刷手段を、所定
    のプログラムに従い種々のタスクを実行しつつ制御する
    制御手段とを備えるプリンタ装置において、 前記制御手段で実行されたタスクをトレースするタスク
    トレース手段と、 前記タスクトレース手段でトレースされたタスクのトレ
    ースデータを所定量集計して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記トレースデータを基に、
    該トレースデータの印刷用データを生成する印刷データ
    生成手段と、を備え、 前記印刷用データを該印刷用データに応じたイメージデ
    ータに展開させて、前記印刷用データに応じた画像を記
    録紙上に印刷させることを特徴とするプリンタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980061537A (ko) * 1996-12-31 1998-10-07 김광호 프린팅 방법 개선 장치 및 방법
JP2009301259A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Fujitsu Microelectronics Ltd 情報処理システム、スタックオーバーフローの発生検出方法及びプログラム
JP2019121081A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 富士通株式会社 データ処理プログラム、データ処理方法、及びデータ処理装置

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