JPH07148776A - 型内被覆成形品の製造方法 - Google Patents
型内被覆成形品の製造方法Info
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- JPH07148776A JPH07148776A JP29972993A JP29972993A JPH07148776A JP H07148776 A JPH07148776 A JP H07148776A JP 29972993 A JP29972993 A JP 29972993A JP 29972993 A JP29972993 A JP 29972993A JP H07148776 A JPH07148776 A JP H07148776A
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- Japan
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- molding
- mold
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 側壁から鍔部を介して該鍔部の端縁から立ち
下がり部が設けられた構造を有する成形品を、型内被覆
成形方法により得るにあたり、目的とする立ち下がり部
の被覆性が良好な成形品を得ることを可能とする方法を
提供する。 【構成】 少なくとも1組の相対する第1,第2の側壁
A,Bを有し、側壁Aの上端から外側方に鍔部が延設さ
れており、鍔部22の端縁Cから立ち下がり部24が垂
下されており、第2の側壁Bの上端から外側方に第2の
鍔部23が延設されており、鍔部23の端縁Dから被覆
性がさほど重要でない立ち下がり部25が形成されてい
る成形品21を型内被覆成形方法で得るにあたり、成形
型において、上記第1の鍔部の端縁Cと上型を支持して
いる部分の中心線Xとの距離L1 を、第2の鍔部の端縁
Dと中心線Xとの距離L2 の1.5倍以上5倍以下とな
るように、上型及び下型を配置して被覆成形を行う型内
被覆成形品の製造方法。
下がり部が設けられた構造を有する成形品を、型内被覆
成形方法により得るにあたり、目的とする立ち下がり部
の被覆性が良好な成形品を得ることを可能とする方法を
提供する。 【構成】 少なくとも1組の相対する第1,第2の側壁
A,Bを有し、側壁Aの上端から外側方に鍔部が延設さ
れており、鍔部22の端縁Cから立ち下がり部24が垂
下されており、第2の側壁Bの上端から外側方に第2の
鍔部23が延設されており、鍔部23の端縁Dから被覆
性がさほど重要でない立ち下がり部25が形成されてい
る成形品21を型内被覆成形方法で得るにあたり、成形
型において、上記第1の鍔部の端縁Cと上型を支持して
いる部分の中心線Xとの距離L1 を、第2の鍔部の端縁
Dと中心線Xとの距離L2 の1.5倍以上5倍以下とな
るように、上型及び下型を配置して被覆成形を行う型内
被覆成形品の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型内において成形
材料上に被覆層を形成する型内被覆成形方法に関し、特
に、複数の側壁を有し、かつ少なくとも1の側壁の上端
に鍔部が設けられた形状を有する成形品を得る型内被覆
成形品の製造方法に関する。
材料上に被覆層を形成する型内被覆成形方法に関し、特
に、複数の側壁を有し、かつ少なくとも1の側壁の上端
に鍔部が設けられた形状を有する成形品を得る型内被覆
成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱硬化性成形材料よりなる成形品
が、金属部品等の代替部材として工業部品等に非常に広
く用いられている。中でも、シート・モールディング・
コンパウンド(以下、SMCと略す。)又はバルク・モ
ールディング・コンパウンド(以下、BMCと略す)が
熱硬化性成形材料として上記方法に汎用されている。
が、金属部品等の代替部材として工業部品等に非常に広
く用いられている。中でも、シート・モールディング・
コンパウンド(以下、SMCと略す。)又はバルク・モ
ールディング・コンパウンド(以下、BMCと略す)が
熱硬化性成形材料として上記方法に汎用されている。
【0003】しかしながら、SMC又はBMCを成形型
内で加熱・加圧により成形して得られた成形品では、表
面に、気孔、微小亀裂、ひけまたは起伏などの表面欠陥
が発生しがちであった。このような表面欠陥が存在して
いる場合、成形品に通常の方法により塗装を行っても、
十分な塗膜を形成することは難しい。
内で加熱・加圧により成形して得られた成形品では、表
面に、気孔、微小亀裂、ひけまたは起伏などの表面欠陥
が発生しがちであった。このような表面欠陥が存在して
いる場合、成形品に通常の方法により塗装を行っても、
十分な塗膜を形成することは難しい。
【0004】従って、上記表面欠陥を隠ぺいするための
方法として、いわゆる型内被覆成形方法が提案されてい
る。例えば、特公平4−33252号公報には、金型に
注入機を取り付け、この注入機の先端の注入口から、圧
縮成形中に成形圧力を越える注入圧で被覆材料を注入
し、該被覆材料を硬化させることにより、成形品表面に
被覆層を形成する方法が開示されている。
方法として、いわゆる型内被覆成形方法が提案されてい
る。例えば、特公平4−33252号公報には、金型に
注入機を取り付け、この注入機の先端の注入口から、圧
縮成形中に成形圧力を越える注入圧で被覆材料を注入
し、該被覆材料を硬化させることにより、成形品表面に
被覆層を形成する方法が開示されている。
【0005】なお、上記型内被覆成形方法を含め、SM
CまたいはBMCを成形する成形方法では、上型を成形
機駆動部に連結し、該成形機駆動部の上型を支持してい
る部分の中心線と下型の中心線とが合致するように成形
型が配置されていた。
CまたいはBMCを成形する成形方法では、上型を成形
機駆動部に連結し、該成形機駆動部の上型を支持してい
る部分の中心線と下型の中心線とが合致するように成形
型が配置されていた。
【0006】図2は、上記のような従来の型内被覆成形
方法を説明するための成形型の模式的側面断面図であ
る。図2を参照して、成形型1は、上型2及び下型3と
を有する。上型2は、スライド4の下面に固定されてお
り、該スライド4は駆動シリンダのシリンダロッド5に
連結されている。
方法を説明するための成形型の模式的側面断面図であ
る。図2を参照して、成形型1は、上型2及び下型3と
を有する。上型2は、スライド4の下面に固定されてお
り、該スライド4は駆動シリンダのシリンダロッド5に
連結されている。
【0007】また、上型2には、熱硬化性被覆材料を型
内に注入するための注入機6が内蔵されている。被覆材
料は、注入機6の下端の注入口6aから型内に注入され
る。
内に注入するための注入機6が内蔵されている。被覆材
料は、注入機6の下端の注入口6aから型内に注入され
る。
【0008】成形型1では、図示のような形状の上型2
及び下型3を用いることにより、底面から斜め上方に連
なる側壁A、Bを有し、かつ側壁A,Bの上端から外側
に、鍔部8,9が形成されており、かつ鍔部8,9の端
縁から下方に延びる立ち下がり部10,11が形成され
た成形品7が得られる。また、SMCまたはBMCが半
硬化段階以降にあるときに、上記注入機6の注入口6a
から被覆材料が注入されて、上記形状の成形品の表面に
熱硬化性材料よりなる被覆層が形成される。
及び下型3を用いることにより、底面から斜め上方に連
なる側壁A、Bを有し、かつ側壁A,Bの上端から外側
に、鍔部8,9が形成されており、かつ鍔部8,9の端
縁から下方に延びる立ち下がり部10,11が形成され
た成形品7が得られる。また、SMCまたはBMCが半
硬化段階以降にあるときに、上記注入機6の注入口6a
から被覆材料が注入されて、上記形状の成形品の表面に
熱硬化性材料よりなる被覆層が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記型
内被覆成形方法を用いた場合、例えば図2に断面で示さ
れている成形品を成形した場合、被覆層の被覆性が悪
く、特に、立ち下がり部10,11において被覆層の膜
厚が薄くなりがちであった。従って、被覆層が良好に形
成されず、外観性に優れた成形品を提供することが困難
であった。
内被覆成形方法を用いた場合、例えば図2に断面で示さ
れている成形品を成形した場合、被覆層の被覆性が悪
く、特に、立ち下がり部10,11において被覆層の膜
厚が薄くなりがちであった。従って、被覆層が良好に形
成されず、外観性に優れた成形品を提供することが困難
であった。
【0010】本発明の目的は、従来の型内被覆成形方法
の欠点を解消し、側壁の上端から鍔部を介して立ち下が
り部が設けられた成形品を成形するに際し、立ち下がり
部の被覆性を改善し得る成形品の製造方法を提供するこ
とにある。
の欠点を解消し、側壁の上端から鍔部を介して立ち下が
り部が設けられた成形品を成形するに際し、立ち下がり
部の被覆性を改善し得る成形品の製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、成形
機駆動部に連結されかつ支持された上型と、前記上型に
対向配置された下型とを有する成形型内に成形材料を投
入し、該成形材料が半硬化以降の状態にあるときに被覆
材料を成形型内に注入して成形材料表面に被覆層を形成
した型内被覆成形品の製造方法であって、目的とする成
形品が、少なくとも1組の相対する第1,第2の側壁を
有し、第1の側壁の上端から外側方に第1の鍔部が延設
されており、かつ第1の鍔部の端縁から第1の立ち下が
り部が形成されており、第2の側壁の上端から外側方に
第2の鍔部が延設されており、かつ該第2の鍔部の端縁
からは立ち下がり部が設けられていないか、または被覆
層の被覆性が問題とならない第2の立ち下がり部が形成
されているものであって、前記成形品の少なくとも一対
の相対する第1,第2の側壁に当接される成形型におい
て、前記第1の鍔部の端縁と成形機駆動部の前記上型を
支持している部分の中心線との距離が、前記の第2の鍔
部の端縁と、前記成形機駆動部の上型を支持している部
分の中心線との間の距離の1.5倍以上、5倍以下とな
るように、かつ前記中心線をはさんで第1,第2の側壁
が相対するようにして被覆成形を行うことを特徴とする
型内被覆成形品の製造方法である。
機駆動部に連結されかつ支持された上型と、前記上型に
対向配置された下型とを有する成形型内に成形材料を投
入し、該成形材料が半硬化以降の状態にあるときに被覆
材料を成形型内に注入して成形材料表面に被覆層を形成
した型内被覆成形品の製造方法であって、目的とする成
形品が、少なくとも1組の相対する第1,第2の側壁を
有し、第1の側壁の上端から外側方に第1の鍔部が延設
されており、かつ第1の鍔部の端縁から第1の立ち下が
り部が形成されており、第2の側壁の上端から外側方に
第2の鍔部が延設されており、かつ該第2の鍔部の端縁
からは立ち下がり部が設けられていないか、または被覆
層の被覆性が問題とならない第2の立ち下がり部が形成
されているものであって、前記成形品の少なくとも一対
の相対する第1,第2の側壁に当接される成形型におい
て、前記第1の鍔部の端縁と成形機駆動部の前記上型を
支持している部分の中心線との距離が、前記の第2の鍔
部の端縁と、前記成形機駆動部の上型を支持している部
分の中心線との間の距離の1.5倍以上、5倍以下とな
るように、かつ前記中心線をはさんで第1,第2の側壁
が相対するようにして被覆成形を行うことを特徴とする
型内被覆成形品の製造方法である。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、成形機駆
動部に連結されかつ支持された上型と、前記上型に対向
配置された下型とを有する成形型内に成形材料を投入
し、該成形材料が半硬化以降の状態にあるときに被覆材
料を成形型内に注入して成形材料表面に被覆層を形成し
た型内被覆成形品の製造方法であって、目的とする成形
品が、少なくとも1組の相対する第1,第2の側壁を有
し、第1の側壁の上端から外側方に第1の鍔部が延設さ
れており、かつ第1の鍔部の端縁から第1の立ち下がり
部が形成されており、他方、第2の側壁の上端から外側
方には鍔部が延設されていない形状を有する成形品であ
って、前記成形品の少なくとも一対の相対する第1,第
2の側壁に当接される成形型において、前記第1の鍔部
の端縁と成形機駆動部の上型を支持している部分の中心
線との距離が、前記第2の側壁の上端と前記成形機駆動
部の上型を支持している部分の中心線との間の距離の
1.8倍以上、6倍以下となるように、かつ前記中心線
をはさんで第1,第2の側壁が相対するようにして被覆
成形を行うことを特徴とする型内被覆成形品の製造方法
である。
動部に連結されかつ支持された上型と、前記上型に対向
配置された下型とを有する成形型内に成形材料を投入
し、該成形材料が半硬化以降の状態にあるときに被覆材
料を成形型内に注入して成形材料表面に被覆層を形成し
た型内被覆成形品の製造方法であって、目的とする成形
品が、少なくとも1組の相対する第1,第2の側壁を有
し、第1の側壁の上端から外側方に第1の鍔部が延設さ
れており、かつ第1の鍔部の端縁から第1の立ち下がり
部が形成されており、他方、第2の側壁の上端から外側
方には鍔部が延設されていない形状を有する成形品であ
って、前記成形品の少なくとも一対の相対する第1,第
2の側壁に当接される成形型において、前記第1の鍔部
の端縁と成形機駆動部の上型を支持している部分の中心
線との距離が、前記第2の側壁の上端と前記成形機駆動
部の上型を支持している部分の中心線との間の距離の
1.8倍以上、6倍以下となるように、かつ前記中心線
をはさんで第1,第2の側壁が相対するようにして被覆
成形を行うことを特徴とする型内被覆成形品の製造方法
である。
【0013】請求項1,2に記載の発明は、いずれも、
成形機駆動部の上型を支持している部分の中心線と、側
壁に設けられた鍔部の端縁との間の距離を上記特定の範
囲とすることにより、立ち下がり部の被覆性を高めるこ
とにおいて共通するものである。
成形機駆動部の上型を支持している部分の中心線と、側
壁に設けられた鍔部の端縁との間の距離を上記特定の範
囲とすることにより、立ち下がり部の被覆性を高めるこ
とにおいて共通するものである。
【0014】以下、請求項1,2に記載の発明の詳細を
説明する。請求項1,2に記載の発明に用いられる成形
機としては、型内被覆成形方法に用いられている従来よ
り公知の射出成形機やプレス成形機等を使用することが
できる。
説明する。請求項1,2に記載の発明に用いられる成形
機としては、型内被覆成形方法に用いられている従来よ
り公知の射出成形機やプレス成形機等を使用することが
できる。
【0015】上記成形型としては、上型及び下型を有
し、かつ従来より公知のプレス成形用金型や射出成形用
金型に、注入機を取り付けたものが用いられる。注入機
としては、例えば特公平4−33252号公報に開示さ
れているモレル社製インジェクタMRF600−625
−250等を利用することができる。これらの注入機
は、成形型の上型に加工された孔に挿入されて取り付け
られ、注入機の先端の注入口が成形材料表面に合致する
ように取付け位置が調整される。
し、かつ従来より公知のプレス成形用金型や射出成形用
金型に、注入機を取り付けたものが用いられる。注入機
としては、例えば特公平4−33252号公報に開示さ
れているモレル社製インジェクタMRF600−625
−250等を利用することができる。これらの注入機
は、成形型の上型に加工された孔に挿入されて取り付け
られ、注入機の先端の注入口が成形材料表面に合致する
ように取付け位置が調整される。
【0016】なお、上記成形型においては、一般的に
は、上型に注入機が取付けられ、該上型に駆動部が連結
されるが、これは成形型に対して注入機を取付けたり、
注入機をメンテナンスする際の作業が容易であるという
理由に基づく。従って、生産工程の都合により、下型に
注入機を取付ける方が好ましい場合には、注入機は下型
に取付けられる。
は、上型に注入機が取付けられ、該上型に駆動部が連結
されるが、これは成形型に対して注入機を取付けたり、
注入機をメンテナンスする際の作業が容易であるという
理由に基づく。従って、生産工程の都合により、下型に
注入機を取付ける方が好ましい場合には、注入機は下型
に取付けられる。
【0017】上記注入機の注入口の位置は、可能なら
ば、成形品の中央近辺に位置されることが好ましく、そ
の場合に最も本発明による効果が大きい。しかしなが
ら、現実には成形品表面に注入孔の後が残るおそれがあ
るため、例えば、バスタブを成形する場合には排水孔が
設けられる位置や自動車外板を成形する場合には鍵孔の
設けられる位置のように、成形後には除去される部分に
注入機が取付けられることも多い。あるいは、成形品の
外周に、成形後には除去されるタブを設け、このタブの
部分に注入孔の注入孔が臨むように設計してもよく、こ
れらの何れの場合においても、本発明を適用することが
できる。
ば、成形品の中央近辺に位置されることが好ましく、そ
の場合に最も本発明による効果が大きい。しかしなが
ら、現実には成形品表面に注入孔の後が残るおそれがあ
るため、例えば、バスタブを成形する場合には排水孔が
設けられる位置や自動車外板を成形する場合には鍵孔の
設けられる位置のように、成形後には除去される部分に
注入機が取付けられることも多い。あるいは、成形品の
外周に、成形後には除去されるタブを設け、このタブの
部分に注入孔の注入孔が臨むように設計してもよく、こ
れらの何れの場合においても、本発明を適用することが
できる。
【0018】注入機の取付け角度は特に限定されるもの
ではないが、上型と下型とを結ぶ方向に、あるいは該方
向に対して0〜60度の角度を持たせて取付けるのが好
ましい。上記角度が60度を超えると、被覆材料に対し
て非常に大きな圧力をかけなければ、被覆材料が型内に
円滑に流れていかない。従って、このような角度で注入
機を取付けることは少ない。しかしながら、このような
取付け角度であっても、本発明を適用することができ
る。
ではないが、上型と下型とを結ぶ方向に、あるいは該方
向に対して0〜60度の角度を持たせて取付けるのが好
ましい。上記角度が60度を超えると、被覆材料に対し
て非常に大きな圧力をかけなければ、被覆材料が型内に
円滑に流れていかない。従って、このような角度で注入
機を取付けることは少ない。しかしながら、このような
取付け角度であっても、本発明を適用することができ
る。
【0019】本発明において、成形型に成形圧を加える
ための駆動部とは、成形型を型閉めし、圧力を加えるた
めの加圧装置をいい、一般的にはシリンダにより構成さ
れる。また、シリンダのシリンダロッドには、一般には
平板状スライドが固定されており、該スライドを介して
上型が連結されることが多い。
ための駆動部とは、成形型を型閉めし、圧力を加えるた
めの加圧装置をいい、一般的にはシリンダにより構成さ
れる。また、シリンダのシリンダロッドには、一般には
平板状スライドが固定されており、該スライドを介して
上型が連結されることが多い。
【0020】また、本発明においては、上型が成形機駆
動部に連結されているが、上型は成形機駆動部によって
支持されている。本発明において、上型を支持している
部分の中心線とは、上型を上下方向に移動する際に成形
機駆動部の支持している部分、例えばシリンダロッドの
中心線を指す。
動部に連結されているが、上型は成形機駆動部によって
支持されている。本発明において、上型を支持している
部分の中心線とは、上型を上下方向に移動する際に成形
機駆動部の支持している部分、例えばシリンダロッドの
中心線を指す。
【0021】請求項1,2に記載の発明では、上記のよ
うな特定形状の型内被覆成形品が得られる。もっとも、
請求項1,2に記載の発明が適用される相対する1組の
側壁を2組以上有する場合には、そのうち、重要な可視
面となる立ち下がり面を持つ組の側壁に対し、請求項
1,2に記載の発明を適用することが好ましく、重要な
可視面となる立ち下がり面を持つ組が複数ある場合に
は、それらの全ての組について請求項1,2に記載の発
明を適用することが好ましい。逆に、例えばバスタブの
ように、施工後の使用状態において重要な可視面となる
立ち下がり面を有しない組の相対する側壁が有る場合に
は、その組の側壁に対しては本発明を適用する必要性は
少ない。
うな特定形状の型内被覆成形品が得られる。もっとも、
請求項1,2に記載の発明が適用される相対する1組の
側壁を2組以上有する場合には、そのうち、重要な可視
面となる立ち下がり面を持つ組の側壁に対し、請求項
1,2に記載の発明を適用することが好ましく、重要な
可視面となる立ち下がり面を持つ組が複数ある場合に
は、それらの全ての組について請求項1,2に記載の発
明を適用することが好ましい。逆に、例えばバスタブの
ように、施工後の使用状態において重要な可視面となる
立ち下がり面を有しない組の相対する側壁が有る場合に
は、その組の側壁に対しては本発明を適用する必要性は
少ない。
【0022】上記成形品形状と上型を支持している部分
の中心線と鍔部の端縁との間の上記位置関係を、図1を
参照してより具体的に説明する。図1は、一例として、
バスタブのような成形品を得る場合の成形型の側面断面
図である。バスタブのような成形品では、2組の相対す
る側壁の上端から外側方に延びるように鍔部が設けられ
ており、さらに鍔部の端縁から下方に垂下された立ち下
がり面が設けられている。しかしながら、現実には、施
工後には三方が壁に囲まれた形となり、1つの立ち下が
り面のみが可視面となる場合が多い。このような場合に
は、可視面となる立ち下がり面を含む組の側壁に対し、
請求項1,2に記載の発明を適用することが好ましく、
大きな効果を得ることができる。逆に、可視面となる立
ち下がり面を有しない組の側壁については本発明を適用
する意味は少ない。
の中心線と鍔部の端縁との間の上記位置関係を、図1を
参照してより具体的に説明する。図1は、一例として、
バスタブのような成形品を得る場合の成形型の側面断面
図である。バスタブのような成形品では、2組の相対す
る側壁の上端から外側方に延びるように鍔部が設けられ
ており、さらに鍔部の端縁から下方に垂下された立ち下
がり面が設けられている。しかしながら、現実には、施
工後には三方が壁に囲まれた形となり、1つの立ち下が
り面のみが可視面となる場合が多い。このような場合に
は、可視面となる立ち下がり面を含む組の側壁に対し、
請求項1,2に記載の発明を適用することが好ましく、
大きな効果を得ることができる。逆に、可視面となる立
ち下がり面を有しない組の側壁については本発明を適用
する意味は少ない。
【0023】図1において、成形品21を成形するもの
とする。この場合、成形品21の相対する側壁A,Bの
上端にはそれぞれ、外側方に延びる鍔部22,23が設
けられており、各鍔部22,23の端縁C,Dから下方
に垂下するように立ち下がり部24,25が形成されて
いる。ここでは、一方の立ち下がり部24が最終的に可
視面となり、他方の立ち下がり部25は施工後に、壁に
埋め込まれる部分とする。
とする。この場合、成形品21の相対する側壁A,Bの
上端にはそれぞれ、外側方に延びる鍔部22,23が設
けられており、各鍔部22,23の端縁C,Dから下方
に垂下するように立ち下がり部24,25が形成されて
いる。ここでは、一方の立ち下がり部24が最終的に可
視面となり、他方の立ち下がり部25は施工後に、壁に
埋め込まれる部分とする。
【0024】請求項1に記載の発明では、このような成
形品21を得るにあたり、上型2にスライド4を介して
連結されている駆動シリンダロッド5の中心線Xと、第
1の端縁Cとの間の距離L1 が、シリンダロッド5の中
心線Xと端縁Dとの間の距離L2 の1.5倍以上5倍以
下とされるように上型2及び下型3が配置されている。
形品21を得るにあたり、上型2にスライド4を介して
連結されている駆動シリンダロッド5の中心線Xと、第
1の端縁Cとの間の距離L1 が、シリンダロッド5の中
心線Xと端縁Dとの間の距離L2 の1.5倍以上5倍以
下とされるように上型2及び下型3が配置されている。
【0025】請求項1に記載の発明では、上記距離L1
と距離L2 との関係は、L1 がL2の1.5倍以上5倍
以下であることが必要であり、好ましくは2倍以上4倍
以下とされる。端縁Cと、上記中心線Xとの距離L1 が
上記関係よりも短すぎる場合には、端縁Cから下方に垂
下された立ち下がり部24における被覆層の膜厚を充分
に厚くすることができず、逆に距離L1 が上記関係より
も長すぎる場合には、側壁Aにおける被覆層の膜厚が薄
くなり、極端な場合には側壁Aにおいて被覆層の形成さ
れない部分が生じるという欠点がある。
と距離L2 との関係は、L1 がL2の1.5倍以上5倍
以下であることが必要であり、好ましくは2倍以上4倍
以下とされる。端縁Cと、上記中心線Xとの距離L1 が
上記関係よりも短すぎる場合には、端縁Cから下方に垂
下された立ち下がり部24における被覆層の膜厚を充分
に厚くすることができず、逆に距離L1 が上記関係より
も長すぎる場合には、側壁Aにおける被覆層の膜厚が薄
くなり、極端な場合には側壁Aにおいて被覆層の形成さ
れない部分が生じるという欠点がある。
【0026】なお、上記説明では、例えば、バスタブの
ような2組の相対する側壁を有し、かつ何れにも立ち下
がり面が設けられている場合、三方が壁に囲まれた形と
なり、1つの立ち下がり面のみが可視面となる場合を説
明したが、4つの立ち下がり面のうち隣合う2つの立ち
下がり面が可視面となるように施工されることもある。
この場合には、可視面となる立ち下がり面を含む2組の
相対する側壁の双方に対し、本発明を適用することが有
効である。
ような2組の相対する側壁を有し、かつ何れにも立ち下
がり面が設けられている場合、三方が壁に囲まれた形と
なり、1つの立ち下がり面のみが可視面となる場合を説
明したが、4つの立ち下がり面のうち隣合う2つの立ち
下がり面が可視面となるように施工されることもある。
この場合には、可視面となる立ち下がり面を含む2組の
相対する側壁の双方に対し、本発明を適用することが有
効である。
【0027】また、請求項2に記載の発明では、例えば
図1に示した成形品21に対し、第2の側壁B側におい
て、上端から外側方に鍔部が形成されていない。この場
合、第1の側壁の端縁Cと上記中心線Xとの間の距離L
1 が、第2の側壁Bの上端と上記中心線Xとの間の距離
の1.8倍以上6倍以下とされ、好ましくは2.5倍以
上5倍以下とされる。端縁Cと上記中心線Xとの間の距
離L1 が短すぎる場合には、立ち下がり面における被覆
層の膜厚増大効果が充分に得られず、逆に長すぎる場合
には、第1の側壁Aにおける被覆層の膜厚が薄くなると
いう欠点がある。
図1に示した成形品21に対し、第2の側壁B側におい
て、上端から外側方に鍔部が形成されていない。この場
合、第1の側壁の端縁Cと上記中心線Xとの間の距離L
1 が、第2の側壁Bの上端と上記中心線Xとの間の距離
の1.8倍以上6倍以下とされ、好ましくは2.5倍以
上5倍以下とされる。端縁Cと上記中心線Xとの間の距
離L1 が短すぎる場合には、立ち下がり面における被覆
層の膜厚増大効果が充分に得られず、逆に長すぎる場合
には、第1の側壁Aにおける被覆層の膜厚が薄くなると
いう欠点がある。
【0028】本発明の被覆成形品の製造方法における成
形圧力パターンのプロファイルとしては、従来公知の任
意のプロファイルを使用できる。例えば、60〜100
Kg/cm2の高圧で型内に成形材料を充填した後、減
圧して20〜50Kg/cm2に数十秒維持し、さらに
0〜40Kg/cm2に減圧して被覆材料を注入する等
の方法が知られているが、立ち上がりの大きい、いわゆ
る深絞り型の形状のものについては減圧を行わずに、即
ち成形材料を型内に充填した後に、そのまま成形圧力を
変えずに数十秒維持した後に注入を行う方が立ち上がり
面の被覆性が良好な傾向にある。
形圧力パターンのプロファイルとしては、従来公知の任
意のプロファイルを使用できる。例えば、60〜100
Kg/cm2の高圧で型内に成形材料を充填した後、減
圧して20〜50Kg/cm2に数十秒維持し、さらに
0〜40Kg/cm2に減圧して被覆材料を注入する等
の方法が知られているが、立ち上がりの大きい、いわゆ
る深絞り型の形状のものについては減圧を行わずに、即
ち成形材料を型内に充填した後に、そのまま成形圧力を
変えずに数十秒維持した後に注入を行う方が立ち上がり
面の被覆性が良好な傾向にある。
【0029】本発明の被覆成形品の製造方法において、
被覆材料を注入するタイミングとしては、型内において
熱硬化性成形材料が半硬化以降の状態であることが必要
である。即ち、成形材料が半硬化に達していない未硬化
状態のときに、被覆材料を注入してしまうと、未硬化即
ち液体状の成形材料と被覆材料が混ざり合い、成形材料
表面に被膜を上手く形成する事ができない。逆に、成形
材料が半硬化状態になった以降であれば、いつでも被覆
材料を注入し得るが、あまり遅いタイミングで注入する
と、成形サイクル時間が長くなるので、半硬化状態に達
した時点で速やかに注入するのことが好ましい。
被覆材料を注入するタイミングとしては、型内において
熱硬化性成形材料が半硬化以降の状態であることが必要
である。即ち、成形材料が半硬化に達していない未硬化
状態のときに、被覆材料を注入してしまうと、未硬化即
ち液体状の成形材料と被覆材料が混ざり合い、成形材料
表面に被膜を上手く形成する事ができない。逆に、成形
材料が半硬化状態になった以降であれば、いつでも被覆
材料を注入し得るが、あまり遅いタイミングで注入する
と、成形サイクル時間が長くなるので、半硬化状態に達
した時点で速やかに注入するのことが好ましい。
【0030】本発明に成形材料として用いる熱硬化性樹
脂組成物に用いる熱硬化性樹脂としては、熱分解性のラ
ジカル触媒を用いて二重結合を開裂付加反応させ3次元
網目構造を形成することのできる、分子内に反応性二重
結合を持つ不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレ
ート(ビニルエステル)樹脂、ウレタンアクリレート樹
脂などが用いられる。これらの樹脂はそれぞれ単独で用
いても良いし、複数種を混合して用いても構わない。
脂組成物に用いる熱硬化性樹脂としては、熱分解性のラ
ジカル触媒を用いて二重結合を開裂付加反応させ3次元
網目構造を形成することのできる、分子内に反応性二重
結合を持つ不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレ
ート(ビニルエステル)樹脂、ウレタンアクリレート樹
脂などが用いられる。これらの樹脂はそれぞれ単独で用
いても良いし、複数種を混合して用いても構わない。
【0031】また、上記成形材料用の熱硬化性樹脂組成
物には低収縮剤として、ポリ酢酸ビニル、ポリメチル
(メタ)アクリレート、ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、酢酸ビニルースチレン共重合体、ポリ
ブタジエン、飽和ポリエステル類、飽和ポリエーテル類
などのような熱可塑性樹脂を必要に応じて適当量用いる
ことができる。
物には低収縮剤として、ポリ酢酸ビニル、ポリメチル
(メタ)アクリレート、ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、酢酸ビニルースチレン共重合体、ポリ
ブタジエン、飽和ポリエステル類、飽和ポリエーテル類
などのような熱可塑性樹脂を必要に応じて適当量用いる
ことができる。
【0032】さらに上記成形材料用の熱硬化性樹脂組成
物には、目的及び用途に応じて、適当量の無機充填剤、
すなわち、炭酸カルシウム、重晶石(硫酸バリウム)、
石膏(硫酸カルシウム)、雲母、タルク(滑石)、葉ろ
う石、カオリン、石英、長石、酸化チタン、鋼玉(酸化
アルミニウム)、水酸化アルミニウム、(中空)ガラス
球、ガラス粉末などの天然もしくは人工の鉱物またはそ
れを処理、精製あるいは加工したもの、およびそれらの
混合物を用いることができる。
物には、目的及び用途に応じて、適当量の無機充填剤、
すなわち、炭酸カルシウム、重晶石(硫酸バリウム)、
石膏(硫酸カルシウム)、雲母、タルク(滑石)、葉ろ
う石、カオリン、石英、長石、酸化チタン、鋼玉(酸化
アルミニウム)、水酸化アルミニウム、(中空)ガラス
球、ガラス粉末などの天然もしくは人工の鉱物またはそ
れを処理、精製あるいは加工したもの、およびそれらの
混合物を用いることができる。
【0033】また、上記成形材料用の熱硬化性樹脂組成
物には、補強剤として、各種補強繊維、すなわちガラス
繊維や炭素繊維などを必要に応じて適当量加えることが
できる。
物には、補強剤として、各種補強繊維、すなわちガラス
繊維や炭素繊維などを必要に応じて適当量加えることが
できる。
【0034】さらに、上記成形材料用の熱硬化性樹脂組
成物には、必要に応じて、スチレン、アルファメチルス
チレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、ジアリル
フタレート、各種アクリレートモノマー、各種メタクリ
レートモノマーなどの共重合性単量体、ケトンパーオキ
サイド類、ジアシルパーオキサイド類、ハイドロパーオ
キサイド類、ジアルキルパーオキサイド類、アルキルパ
ーエステル類、パーカーボネート類、パーオキシケター
ル類などの公知の開始剤、ジメチルアニリン、ナフテン
酸コバルトなどの公知の硬化促進剤、パラベンゾキノン
などの重合禁止剤、カーボンブラックや酸化チタン、酸
化鉄、シアニン系顔料、アルミフレーク、ニッケル粉、
金粉、銀粉などの顔料、アゾ系染料やアントラキノン
系、インジゴイド系、スチルベン系などの染料、カーボ
ンブラックなどの導電性付与剤、乳化剤、ステアリン酸
亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族燐酸塩、レシチンなどの離
型剤などを用途、目的に応じて適当量加えることができ
る。
成物には、必要に応じて、スチレン、アルファメチルス
チレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、ジアリル
フタレート、各種アクリレートモノマー、各種メタクリ
レートモノマーなどの共重合性単量体、ケトンパーオキ
サイド類、ジアシルパーオキサイド類、ハイドロパーオ
キサイド類、ジアルキルパーオキサイド類、アルキルパ
ーエステル類、パーカーボネート類、パーオキシケター
ル類などの公知の開始剤、ジメチルアニリン、ナフテン
酸コバルトなどの公知の硬化促進剤、パラベンゾキノン
などの重合禁止剤、カーボンブラックや酸化チタン、酸
化鉄、シアニン系顔料、アルミフレーク、ニッケル粉、
金粉、銀粉などの顔料、アゾ系染料やアントラキノン
系、インジゴイド系、スチルベン系などの染料、カーボ
ンブラックなどの導電性付与剤、乳化剤、ステアリン酸
亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族燐酸塩、レシチンなどの離
型剤などを用途、目的に応じて適当量加えることができ
る。
【0035】この様にして得られた熱硬化性樹脂組成物
は、従来公知の方法により、SMC或いはBMCの形態
を持つ成形材料となる。
は、従来公知の方法により、SMC或いはBMCの形態
を持つ成形材料となる。
【0036】また、本発明に用いる被覆材料用の熱硬化
性樹脂組成物としては、成形材料用の熱硬化性樹脂組成
物と同様の各種材料を適宜配合したものが用いられる。
即ち、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエステル樹脂、エ
ポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂な
どが用いられ、必要に応じて、上述した様な各種共重合
性モノマー、低収縮剤、各種充填剤、着色剤、開始剤、
添加剤等を加えることができる。
性樹脂組成物としては、成形材料用の熱硬化性樹脂組成
物と同様の各種材料を適宜配合したものが用いられる。
即ち、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエステル樹脂、エ
ポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂な
どが用いられ、必要に応じて、上述した様な各種共重合
性モノマー、低収縮剤、各種充填剤、着色剤、開始剤、
添加剤等を加えることができる。
【0037】
【作用】請求項1の発明では、上記第1の鍔部の端縁が
他方側の第2の鍔部の端縁に比べて上型を支持している
部分の中心線から遠ざけられるため、成形に際し、上型
が第1の鍔部の端縁側で下がり気味となり、第2の鍔部
の端縁側において上がり気味となる。すなわち、第1の
鍔部の端縁から垂下された立ち上がり部では、本来の上
型と下型との間の位置関係よりも狭められた状態とな
り、この状態で成形材料が成形される。さらに、その状
態のまま、注入機から高圧にて被覆材料が注入される
と、注入圧により、上下の金型の位置関係が開放され
る。すなわち、第1の鍔部の端縁側の立ち下がり部で
は、狭められた状態が開放され、上型が下型に対して略
平行状態に戻ることにより、成形材料表面と上型との間
に新たな隙間が形成され、該隙間に被覆材料が行き渡る
ことになる。従って、第1の鍔部の端縁から垂下された
立ち下がり部において、従来の成形方法に比べてより大
きな膜厚の被覆層を形成することができる。
他方側の第2の鍔部の端縁に比べて上型を支持している
部分の中心線から遠ざけられるため、成形に際し、上型
が第1の鍔部の端縁側で下がり気味となり、第2の鍔部
の端縁側において上がり気味となる。すなわち、第1の
鍔部の端縁から垂下された立ち上がり部では、本来の上
型と下型との間の位置関係よりも狭められた状態とな
り、この状態で成形材料が成形される。さらに、その状
態のまま、注入機から高圧にて被覆材料が注入される
と、注入圧により、上下の金型の位置関係が開放され
る。すなわち、第1の鍔部の端縁側の立ち下がり部で
は、狭められた状態が開放され、上型が下型に対して略
平行状態に戻ることにより、成形材料表面と上型との間
に新たな隙間が形成され、該隙間に被覆材料が行き渡る
ことになる。従って、第1の鍔部の端縁から垂下された
立ち下がり部において、従来の成形方法に比べてより大
きな膜厚の被覆層を形成することができる。
【0038】同様に、請求項2に記載の発明では、第1
の鍔部の端縁が他方側の第2の側壁の上端に比べて上型
を支持している部分の中心から遠ざけられることになる
ため、成形に際し、上型は第1の鍔部の端縁側において
下がり気味とり、第2の側壁の上端側において上がり気
味となる。すなわち、第1の鍔部の端縁から垂下された
立ち上がり部において、本来の上型と下型との間の位置
関係よりも両者の間が狭められた状態となり、この状態
において成形材料が成形される。さらに、上記状態にお
いて、注入機から高圧で被覆材料が注入されると、上型
と下型との上記位置関係が開放される。
の鍔部の端縁が他方側の第2の側壁の上端に比べて上型
を支持している部分の中心から遠ざけられることになる
ため、成形に際し、上型は第1の鍔部の端縁側において
下がり気味とり、第2の側壁の上端側において上がり気
味となる。すなわち、第1の鍔部の端縁から垂下された
立ち上がり部において、本来の上型と下型との間の位置
関係よりも両者の間が狭められた状態となり、この状態
において成形材料が成形される。さらに、上記状態にお
いて、注入機から高圧で被覆材料が注入されると、上型
と下型との上記位置関係が開放される。
【0039】すなわち、第1の鍔部の端縁側の立ち下が
り部では、上記狭められた状態が開放されることにり、
上型が下型に対して略平行状態に戻される。その結果、
成形材料表面と上型との間に新たな隙間が形成され、該
隙間に被覆材料が注入される。従って、第1の鍔部の端
縁からの立ち下がり部において、従来の成形方法に比べ
てより大きな膜厚の被覆層が形成される。
り部では、上記狭められた状態が開放されることにり、
上型が下型に対して略平行状態に戻される。その結果、
成形材料表面と上型との間に新たな隙間が形成され、該
隙間に被覆材料が注入される。従って、第1の鍔部の端
縁からの立ち下がり部において、従来の成形方法に比べ
てより大きな膜厚の被覆層が形成される。
【0040】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げることにより
本発明を明らかにする。なお、以下において、部は特に
断らない限り重量部を意味するものとする。
本発明を明らかにする。なお、以下において、部は特に
断らない限り重量部を意味するものとする。
【0041】1.成形機の準備 成形機として、川崎油工社製、800トンプレス成形機
(スライド寸法:2200mm×1600mm、テーブ
ル寸法、2200×1600mm)を用いた。
(スライド寸法:2200mm×1600mm、テーブ
ル寸法、2200×1600mm)を用いた。
【0042】2.成形材料の調製 (1)不飽和ポリエステル樹脂液(イソフタル酸系の不
飽和ポリエステル樹脂約60重量%をスチレンモノマー
約40重量%に溶解したもの)70部 (2)ポリスチレン系低収縮剤樹脂液(ポリスチレン樹
脂約30重量%をスチレンモノマー約70重量%に溶解
したもの)30部 (3)炭酸カルシウム粉末(NS−100:日東粉化社
製)120部 (4)硬化剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾエ
ート含有率98wt%)1部
飽和ポリエステル樹脂約60重量%をスチレンモノマー
約40重量%に溶解したもの)70部 (2)ポリスチレン系低収縮剤樹脂液(ポリスチレン樹
脂約30重量%をスチレンモノマー約70重量%に溶解
したもの)30部 (3)炭酸カルシウム粉末(NS−100:日東粉化社
製)120部 (4)硬化剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾエ
ート含有率98wt%)1部
【0043】(5)増粘剤(酸化マグネシウム粉末、キ
ョーワマグ150:協和化学社製)1部 (6)内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業社
製)5部 (7)ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製のロービン
グ:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切断し
たもの)60部 上記配合材料のうちガラス繊維以外の材料を混合し、充
分に撹拌した後、SMC製造装置によりガラス繊維に含
浸させ、SMCを得た。
ョーワマグ150:協和化学社製)1部 (6)内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業社
製)5部 (7)ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製のロービン
グ:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切断し
たもの)60部 上記配合材料のうちガラス繊維以外の材料を混合し、充
分に撹拌した後、SMC製造装置によりガラス繊維に含
浸させ、SMCを得た。
【0044】3.型内被覆材料の調製 (1)不飽和ポリエステル樹脂液(上記2.(1)に同
じ) 100部 (2)炭酸カルシウム(NS−100)100部 (3)白色着色顔料(酸化チタン、SR−1、堺化学工
業社製)20部 (4)硬化剤(上記2.(5)に同じ)1部 を混合し、充分に攪拌し、型内被覆材料を得た。
じ) 100部 (2)炭酸カルシウム(NS−100)100部 (3)白色着色顔料(酸化チタン、SR−1、堺化学工
業社製)20部 (4)硬化剤(上記2.(5)に同じ)1部 を混合し、充分に攪拌し、型内被覆材料を得た。
【0045】4.金型31の準備 図4に示す様な側壁A,A’,B,B’を備えた成形品
30を成形することができる金型を作成した。図4
(a)は斜視図であり、図4(b)は展開図である。図
3はこのような金型を示す断面図である。図3に示すよ
うに金型31は上金型32(可動型)及び下金型32か
ら構成されており、上金型32には注入機34が取り付
けられている。注入機34としては、モレル社製インゼ
クターアッセンブリを用い、これにモレル社製高圧注入
装置を接続した。また、注入口34aは、成形品底面中
央部に設けた。
30を成形することができる金型を作成した。図4
(a)は斜視図であり、図4(b)は展開図である。図
3はこのような金型を示す断面図である。図3に示すよ
うに金型31は上金型32(可動型)及び下金型32か
ら構成されており、上金型32には注入機34が取り付
けられている。注入機34としては、モレル社製インゼ
クターアッセンブリを用い、これにモレル社製高圧注入
装置を接続した。また、注入口34aは、成形品底面中
央部に設けた。
【0046】5.金型41の準備 図6に示す様な側壁A,A’,B,B’を備えた成形品
40を成形することができる金型を作成した。図6
(a)は斜視図であり、図6(b)は展開図である。図
5はこのような金型を示す断面図である。図5に示すよ
うに金型41は上金型42(可動型)及び下金型43か
ら構成されており、上金型42には注入機44が取り付
けられている。注入機44としては、モレル社製インゼ
クターアッセンブリを用い、これにモレル社製高圧注入
装置を接続した。また、注入口44aは、成形品底面中
央部に設けた。
40を成形することができる金型を作成した。図6
(a)は斜視図であり、図6(b)は展開図である。図
5はこのような金型を示す断面図である。図5に示すよ
うに金型41は上金型42(可動型)及び下金型43か
ら構成されており、上金型42には注入機44が取り付
けられている。注入機44としては、モレル社製インゼ
クターアッセンブリを用い、これにモレル社製高圧注入
装置を接続した。また、注入口44aは、成形品底面中
央部に設けた。
【0047】6.金型51の準備 図8に示す様な側壁E,E’,F,F’を備えた成形品
50を成形することができる金型を作成した。図8
(a)は斜視図であり、図8(b)は展開図である。図
7はこのような金型を示す断面図である。図5に示すよ
うに金型51は上金型52(可動型)及び下金型53か
ら構成されており、上金型52には注入機44が取り付
けられている。注入機54としては、モレル社製インゼ
クターアッセンブリを用い、これにモレル社製高圧注入
装置を接続した。また、注入口54aは、成形品底面中
央部に設けた。以下に、請求項1の発明について実施例
及び比較例を説明する。
50を成形することができる金型を作成した。図8
(a)は斜視図であり、図8(b)は展開図である。図
7はこのような金型を示す断面図である。図5に示すよ
うに金型51は上金型52(可動型)及び下金型53か
ら構成されており、上金型52には注入機44が取り付
けられている。注入機54としては、モレル社製インゼ
クターアッセンブリを用い、これにモレル社製高圧注入
装置を接続した。また、注入口54aは、成形品底面中
央部に設けた。以下に、請求項1の発明について実施例
及び比較例を説明する。
【0048】実施例1 金型31を、図9に示すようにして成形機のスライドに
取り付けた。図9(a)は平面図であり、図9(b)及
び(c)は側面図であり、金型31の上金型32のみを
図示している。図9に示すように端縁Cから駆動部の中
心線Xまでの距離L1は250mmであり、端縁Dから
駆動部の中心線Xまでの距離L2は100mmであり、
従ってL1/L2=2.50である。また、端縁C’か
ら駆動部の中心線Xまでの距離L’1は400mmであ
り、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2は
200mmであり、従ってL’1/L’2=2.0であ
る。
取り付けた。図9(a)は平面図であり、図9(b)及
び(c)は側面図であり、金型31の上金型32のみを
図示している。図9に示すように端縁Cから駆動部の中
心線Xまでの距離L1は250mmであり、端縁Dから
駆動部の中心線Xまでの距離L2は100mmであり、
従ってL1/L2=2.50である。また、端縁C’か
ら駆動部の中心線Xまでの距離L’1は400mmであ
り、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2は
200mmであり、従ってL’1/L’2=2.0であ
る。
【0049】上金型を150℃、下金型を150℃に加
熱した後、金型内に上記SMCを約3.4Kgチャージ
し(これは底面部約5mm、その他の部分の肉厚約3m
mの厚みに相当する)、70kg/cm2の圧力で12
0秒間加圧成形した後、成形圧力を変えずに注入機から
上記型内被覆材料を100ml注入した。その後成形圧
力を変えずに120秒間加熱・加圧成形することによ
り、被覆成形し、しかる後、型を開いて脱型した。得ら
れた成形品は表面全体が被覆されていた。図4における
CC1面、C’C’1面、A1面、A’1面において被
覆層の膜厚を測定した結果を表1に示す。4面とも充分
な膜厚の被覆層が形成されていた。
熱した後、金型内に上記SMCを約3.4Kgチャージ
し(これは底面部約5mm、その他の部分の肉厚約3m
mの厚みに相当する)、70kg/cm2の圧力で12
0秒間加圧成形した後、成形圧力を変えずに注入機から
上記型内被覆材料を100ml注入した。その後成形圧
力を変えずに120秒間加熱・加圧成形することによ
り、被覆成形し、しかる後、型を開いて脱型した。得ら
れた成形品は表面全体が被覆されていた。図4における
CC1面、C’C’1面、A1面、A’1面において被
覆層の膜厚を測定した結果を表1に示す。4面とも充分
な膜厚の被覆層が形成されていた。
【0050】実施例2 金型31を用い、図10(a)、(b)及び(c)に示
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を280mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を70mmとし(L1/L2=4.0)、また、端
縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を300
mm、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2
を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、その
他の条件は実施例1と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のCC1面、C’C’1面、A1
面、A’1面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。4面とも膜厚良好であった。
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を280mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を70mmとし(L1/L2=4.0)、また、端
縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を300
mm、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2
を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、その
他の条件は実施例1と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のCC1面、C’C’1面、A1
面、A’1面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。4面とも膜厚良好であった。
【0051】比較例1 金型31を用い、図11(a)及び(b)、(c)に示
すように、端縁Cから駆動部の中心線までの距離L1を
175mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離L
2を175mmとし(L1/L2=1.0)、また、端
縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を300
mm、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2
を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、その
他の条件は実施例1と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のCC1面、C’C’1面、A1
面、A’1面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。C1面及びC’1面における膜厚は薄く、不
十分であった。
すように、端縁Cから駆動部の中心線までの距離L1を
175mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離L
2を175mmとし(L1/L2=1.0)、また、端
縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を300
mm、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2
を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、その
他の条件は実施例1と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のCC1面、C’C’1面、A1
面、A’1面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。C1面及びC’1面における膜厚は薄く、不
十分であった。
【0052】比較例2 金型31を用い、図12(a)及び(b)、(c)に示
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を310mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を40mmとし(L1/L2=7.75)、また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を30
0mm、端縁D’1から駆動部の中心線Xまでの距離
L’2を300mmとして(L’1/L’2=1.
0)、その他の条件は実施例1と同様にして型内被覆成
形品を得た。得られた成形品のCC1面、C’C’1
面、A1面、A’1面において被覆層の膜厚を測定した
結果を表1に示す。A1面及びC’C’1面における膜
厚は薄く、不十分であった。
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を310mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を40mmとし(L1/L2=7.75)、また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を30
0mm、端縁D’1から駆動部の中心線Xまでの距離
L’2を300mmとして(L’1/L’2=1.
0)、その他の条件は実施例1と同様にして型内被覆成
形品を得た。得られた成形品のCC1面、C’C’1
面、A1面、A’1面において被覆層の膜厚を測定した
結果を表1に示す。A1面及びC’C’1面における膜
厚は薄く、不十分であった。
【0053】実施例3 金型41を、図13に示すようにして成形機のスライド
に取り付けた。図13(a)は平面図であり、図13
(b)、図13(c)は側面図であり、金型41の上金
型42のみを図示している。図7に示すように端縁Cか
ら駆動部の中心線Xまでの距離L1は270mmであ
り、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離L2は90
mmであり、従ってL1/L2=3.0である。また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1は44
0mmであり、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距
離L’2は110mmであり、従ってL’1/L’2=
4.0である。
に取り付けた。図13(a)は平面図であり、図13
(b)、図13(c)は側面図であり、金型41の上金
型42のみを図示している。図7に示すように端縁Cか
ら駆動部の中心線Xまでの距離L1は270mmであ
り、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離L2は90
mmであり、従ってL1/L2=3.0である。また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1は44
0mmであり、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距
離L’2は110mmであり、従ってL’1/L’2=
4.0である。
【0054】上金型を150℃、下金型を150℃に加
熱した後、金型内に上記SMCを約2.9Kgチャージ
し、(これは底面部約5mm、その他の部分の肉厚約3
mmの厚みに相当する)、図19に示すように、70k
g/cm2の圧力で120秒間加圧成形した後、成形圧
力を変えずに注入機から上記型内被覆材料を80ml注
入した。その後成形圧力を変えずに120秒間加熱・加
圧成形することにより、被覆成形品し、その後型を開い
て脱型した。得られた成形品は表面全体が被覆されてい
た。CC2面、C’C’2面、A2面、A’2面におい
て被覆層の膜厚を測定した結果を表2に示す。4面とも
膜厚は充分であった。
熱した後、金型内に上記SMCを約2.9Kgチャージ
し、(これは底面部約5mm、その他の部分の肉厚約3
mmの厚みに相当する)、図19に示すように、70k
g/cm2の圧力で120秒間加圧成形した後、成形圧
力を変えずに注入機から上記型内被覆材料を80ml注
入した。その後成形圧力を変えずに120秒間加熱・加
圧成形することにより、被覆成形品し、その後型を開い
て脱型した。得られた成形品は表面全体が被覆されてい
た。CC2面、C’C’2面、A2面、A’2面におい
て被覆層の膜厚を測定した結果を表2に示す。4面とも
膜厚は充分であった。
【0055】比較例3 金型41を用い、図14(a)、(b)及び(c)に示
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を180mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を180mmとし(L1/L2=1.0)、また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を27
5mm、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’
2を275mmとして(L’1/L’2=1.0)、そ
の他の条件は実施例3と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のCC2面、C’C’2面、A2
面、A’2面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。CC2面及びC’C’2面における膜厚は薄
く、不十分であった。
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を180mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を180mmとし(L1/L2=1.0)、また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を27
5mm、端縁D’から駆動部の中心線Xまでの距離L’
2を275mmとして(L’1/L’2=1.0)、そ
の他の条件は実施例3と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のCC2面、C’C’2面、A2
面、A’2面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。CC2面及びC’C’2面における膜厚は薄
く、不十分であった。
【0056】比較例4 金型41を用い、図15(a)、(b)及び(c)に示
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を180mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を180mmとし(L1/L2=1.0)、また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を50
0mm、端縁D’1から駆動部の中心線Xまでの距離
L’2を50mmとして(L’1/L’2=10.
0)、その他の条件は実施例3と同様にして型内被覆成
形品を得た。得られた成形品のCC2面、C’C’2
面、A2面、A’2面において被覆層の膜厚を測定した
結果を表1に示す。CC2面及びA’2面の膜厚が薄
く、不十分であった。
すように、端縁Cから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を180mm、端縁Dから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を180mmとし(L1/L2=1.0)、また、
端縁C’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を50
0mm、端縁D’1から駆動部の中心線Xまでの距離
L’2を50mmとして(L’1/L’2=10.
0)、その他の条件は実施例3と同様にして型内被覆成
形品を得た。得られた成形品のCC2面、C’C’2
面、A2面、A’2面において被覆層の膜厚を測定した
結果を表1に示す。CC2面及びA’2面の膜厚が薄
く、不十分であった。
【0057】以上、請求項2の発明について実施例及び
比較例を説明する。実施例4 金型51を、図16に示すようにして成形機のスライド
に取り付けた。図16(a)は平面図であり、図16
(b)、図16(c)は側面図であり、図7に示す金型
51の上金型52のみを図示している。図に示すように
端縁Gから駆動部の中心線Xまでの距離L1は310m
mであり、上端Hから駆動部の中心線Xまでの距離L2
は90mmであり、従ってL1/L2=3.44であ
る。また、端縁G’から駆動部の中心線Xまでの距離
L’1は420mmであり、上端H’から駆動部の中心
線Xまでの距離L’2は180mmであり、従ってL’
1/L’2=2.33である。
比較例を説明する。実施例4 金型51を、図16に示すようにして成形機のスライド
に取り付けた。図16(a)は平面図であり、図16
(b)、図16(c)は側面図であり、図7に示す金型
51の上金型52のみを図示している。図に示すように
端縁Gから駆動部の中心線Xまでの距離L1は310m
mであり、上端Hから駆動部の中心線Xまでの距離L2
は90mmであり、従ってL1/L2=3.44であ
る。また、端縁G’から駆動部の中心線Xまでの距離
L’1は420mmであり、上端H’から駆動部の中心
線Xまでの距離L’2は180mmであり、従ってL’
1/L’2=2.33である。
【0058】上金型を150℃、下金型を150℃に加
熱した後、金型内に上記SMCを約3.9Kgチャージ
し、(これは底面部約5mm、その他の部分の肉厚約3
mmの厚みに相当する)、図19に示すように、70k
g/cm2の圧力で120秒間加圧成形した後、成形圧
力を変えずに注入機から上記型内被覆材料を120ml
注入した。その後成形圧力を変えずに120秒間加熱・
加圧成形することにより、被覆成形し、その後型を開い
て脱型した。得られた成形品は表面全体が被覆されてい
た。GG3面、G’G’3面、E3面、E’3面におい
て被覆層の膜厚を測定した結果を表2に示す。4面とも
膜厚は充分であった。
熱した後、金型内に上記SMCを約3.9Kgチャージ
し、(これは底面部約5mm、その他の部分の肉厚約3
mmの厚みに相当する)、図19に示すように、70k
g/cm2の圧力で120秒間加圧成形した後、成形圧
力を変えずに注入機から上記型内被覆材料を120ml
注入した。その後成形圧力を変えずに120秒間加熱・
加圧成形することにより、被覆成形し、その後型を開い
て脱型した。得られた成形品は表面全体が被覆されてい
た。GG3面、G’G’3面、E3面、E’3面におい
て被覆層の膜厚を測定した結果を表2に示す。4面とも
膜厚は充分であった。
【0059】比較例5 金型51を用い、図17(a)、(b)及び(c)に示
すように、端縁Gから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を200mm、上端Hから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を200mmとし(L1/L2=1.0)、また、
端縁G’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を30
0mm、上端H’から駆動部の中心線Xまでの距離L’
2を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、そ
の他の条件は実施例4と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のGG3面、G’G’3面、E3
面、E’3面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。G3面及びG’G’3面における膜厚は薄
く、不十分であった。
すように、端縁Gから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を200mm、上端Hから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を200mmとし(L1/L2=1.0)、また、
端縁G’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を30
0mm、上端H’から駆動部の中心線Xまでの距離L’
2を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、そ
の他の条件は実施例4と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品のGG3面、G’G’3面、E3
面、E’3面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。G3面及びG’G’3面における膜厚は薄
く、不十分であった。
【0060】比較例6 金型51を用い、図18(a)、(b)及び(c)に示
すように、端縁Gから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を360mm、上端Hから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を40mmとし(L1/L2=9.0)、また、端
縁G’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を300
mm、上端H’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2
を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、その
他の条件は実施例4と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品の、GG3面、G’G’3面、E3
面、E’3面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。G’G’3面、及び、E3面において膜厚が
不十分であった。
すように、端縁Gから駆動部の中心線Xまでの距離L1
を360mm、上端Hから駆動部の中心線Xまでの距離
L2を40mmとし(L1/L2=9.0)、また、端
縁G’から駆動部の中心線Xまでの距離L’1を300
mm、上端H’から駆動部の中心線Xまでの距離L’2
を300mmとして(L’1/L’2=1.0)、その
他の条件は実施例4と同様にして型内被覆成形品を得
た。得られた成形品の、GG3面、G’G’3面、E3
面、E’3面において被覆層の膜厚を測定した結果を表
1に示す。G’G’3面、及び、E3面において膜厚が
不十分であった。
【0061】以上の実施例1〜4及び比較例1〜6につ
いて結果をまとめて表1〜3に示す。
いて結果をまとめて表1〜3に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2に記載の発
明では、成形機駆動部の上型を支持している部分の中心
線から上記第1の鍔部の端縁までの距離を、上記の中心
線から第2の鍔部の端縁までの距離あるいは第2の側壁
の上端までの距離に対して、上記特定の関係を満たすよ
うに長くしているため、第1の側壁側に設けられた立ち
下がり部において、良好な被覆性を有する被覆層を形成
することが可能となる。
明では、成形機駆動部の上型を支持している部分の中心
線から上記第1の鍔部の端縁までの距離を、上記の中心
線から第2の鍔部の端縁までの距離あるいは第2の側壁
の上端までの距離に対して、上記特定の関係を満たすよ
うに長くしているため、第1の側壁側に設けられた立ち
下がり部において、良好な被覆性を有する被覆層を形成
することが可能となる。
【0066】従って、請求項1,2に記載の発明を適用
することにより、良好な被覆性が要求される立ち上がり
部を確実に構成することができるので、外観性に優れた
被覆成形品を提供することが可能となる。
することにより、良好な被覆性が要求される立ち上がり
部を確実に構成することができるので、外観性に優れた
被覆成形品を提供することが可能となる。
【図1】本発明の型内被覆成形品の製造方法を説明する
ための装置の模式的側面断面図。
ための装置の模式的側面断面図。
【図2】従来の型内被覆方法を説明するための装置の模
式的側面断面図。
式的側面断面図。
【図3】本発明の実施例において用いた金型を示す断面
図。
図。
【図4】図3に示す金型によって成形される成形品を示
しており、(a)は斜視図、(b)は展開図。
しており、(a)は斜視図、(b)は展開図。
【図5】本発明の実施例において用いた金型を示す断面
図。
図。
【図6】図5に示す金型によって成形される成形品を示
しており、(a)は斜視図、(b)は展開図。
しており、(a)は斜視図、(b)は展開図。
【図7】本発明の実施例において用いた金型を示す断面
図。
図。
【図8】図7に示す金型によって成形される成形品を示
しており、(a)は斜視図、(b)は展開図。
しており、(a)は斜視図、(b)は展開図。
【図9】実施例1における金型31(具体的には32)
の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、(b)
及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は省略し
ている)。
の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、(b)
及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は省略し
ている)。
【図10】実施例2における金型31(具体的には3
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図11】比較例1における金型31(具体的には3
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図12】比較例2における金型31(具体的には3
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図13】実施例3における金型41(具体的には4
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図14】比較例3における金型41(具体的には4
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図15】比較例4における金型41(具体的には4
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図16】実施例4における金型51(具体的には5
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図17】比較例5における金型51(具体的には5
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
【図18】比較例6における金型51(具体的には5
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2)の取り付け位置を示しており、(a)は平面図、
(b)及び(c)は模式的断面図(ハッチングの記載は
省略している)。
2,12,22,32,42,52…上金型 3,13,23,33,43,53…下金型 4…スライド 5…成形機の駆動シリンダロッド 6,34,44,54…注入機 6a,34a,44a,54a…注入口 X…成形機の駆動部の中心線 A1,A2…側壁Aの立ち上がり面 A’1,A’2…側壁A’の立ち上がり面 AA1,AA2…側壁Aの立ち上がり面の上端から延設
される鍔 A’A’1,A’A’2…側壁A’の立ち上がり面の上
端から延設される鍔 B1,B2…側壁Bの立ち上がり面 B’1,B’2…側壁B’の立ち上がり面 BB1,BB2…側壁Bの上端から延設される鍔 B’B’1,B’B’2…側壁B’の上端から延設され
る鍔 C1,C2…側壁Aの上端からの鍔の端縁 C’1,C’2…側壁A’の上端からの鍔の端縁 CC1,CC2…Cからの立ち下がり面 C’C’1,C’C’2…C’からの立ち下がり面 D1,D2…側壁Bの上端からの鍔の端縁 D’1,D’2…側壁B’の上端からの鍔の端縁 E3…側壁Eの立ち上がり面 E’3…側壁E’の立ち上がり面 EE3…側壁Eの上端から延設される鍔 E’E’3…側壁E’の上端から延設される鍔 F3…側壁Fの立ち上がり面 F’3…側壁F’の立ち上がり面 G3…側壁E上端からの鍔の端縁 G’3…側壁E’上端からの鍔の端縁 GG3…Gからの立ち下がり面 G’G’3…側壁G’からの立ち下がり面 H3…側壁Fの上端 H’3…側壁F’の上端
される鍔 A’A’1,A’A’2…側壁A’の立ち上がり面の上
端から延設される鍔 B1,B2…側壁Bの立ち上がり面 B’1,B’2…側壁B’の立ち上がり面 BB1,BB2…側壁Bの上端から延設される鍔 B’B’1,B’B’2…側壁B’の上端から延設され
る鍔 C1,C2…側壁Aの上端からの鍔の端縁 C’1,C’2…側壁A’の上端からの鍔の端縁 CC1,CC2…Cからの立ち下がり面 C’C’1,C’C’2…C’からの立ち下がり面 D1,D2…側壁Bの上端からの鍔の端縁 D’1,D’2…側壁B’の上端からの鍔の端縁 E3…側壁Eの立ち上がり面 E’3…側壁E’の立ち上がり面 EE3…側壁Eの上端から延設される鍔 E’E’3…側壁E’の上端から延設される鍔 F3…側壁Fの立ち上がり面 F’3…側壁F’の立ち上がり面 G3…側壁E上端からの鍔の端縁 G’3…側壁E’上端からの鍔の端縁 GG3…Gからの立ち下がり面 G’G’3…側壁G’からの立ち下がり面 H3…側壁Fの上端 H’3…側壁F’の上端
Claims (2)
- 【請求項1】 成形機駆動部に連結されかつ支持された
上型と、前記上型に対向配置された下型とを有する成形
型内に成形材料を投入し、該成形材料が半硬化以降の状
態にあるときに被覆材料を成形型内に注入して成形材料
表面に被覆層を形成した型内被覆成形品の製造方法であ
って、 目的とする成形品が、少なくとも1組の相対する第1,
第2の側壁を有し、第1の側壁の上端から外側方に第1
の鍔部が延設されており、かつ第1の鍔部の端縁から第
1の立ち下がり部が形成されており、第2の側壁の上端
から外側方に第2の鍔部が延設されており、かつ該第2
の鍔部の端縁からは立ち下がり部が設けられていない
か、または被覆層の被覆性が問題とならない第2の立ち
下がり部が形成されているものであって、 前記成形品の少なくとも一対の相対する第1,第2の側
壁に当接される成形型において、前記第1の鍔部の端縁
と前記成形機駆動部の上型を支持している部分の中心線
との距離が、前記の第2の鍔部の端縁と、前記成形機駆
動部の上型を支持している部分の中心線との間の距離の
1.5倍以上、5倍以下となるように、かつ前記中心線
をはさんで第1,第2の側壁が相対するようにして被覆
成形を行うことを特徴とする型内被覆成形品の製造方
法。 - 【請求項2】 成形機駆動部に連結されかつ支持された
上型と、前記上型に対向配置された下型とを有する成形
型内に成形材料を投入し、該成形材料が半硬化以降の状
態にあるときに被覆材料を成形型内に注入して成形材料
表面に被覆層を形成した型内被覆成形品の製造方法であ
って、 目的とする成形品が、少なくとも1組の相対する第1,
第2の側壁を有し、第1の側壁の上端から外側方に第1
の鍔部が延設されており、かつ第1の鍔部の端縁から第
1の立ち下がり部が形成されており、他方、第2の側壁
の上端から外側方には鍔部が延設されていない形状を有
し、 前記成形品の少なくとも一対の相対する第1,第2の側
壁に当接される成形型において、前記第1の鍔部の端縁
と成形機駆動部の上型を支持している部分の中心線との
距離が、前記第2の側壁の上端と前記成形機駆動部の上
型を支持している部分の中心線との間の距離の1.8倍
以上6倍以下となるように、かつ前記中心線をはさんで
第1,第2の側壁が相対するようにして被覆成形を行う
ことを特徴とする型内被覆成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29972993A JPH07148776A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 型内被覆成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29972993A JPH07148776A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 型内被覆成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148776A true JPH07148776A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17876261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29972993A Pending JPH07148776A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 型内被覆成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07148776A (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP29972993A patent/JPH07148776A/ja active Pending
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