JPH07148309A - アレンジボール機のベース振り分け装置 - Google Patents

アレンジボール機のベース振り分け装置

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JPH07148309A
JPH07148309A JP32138893A JP32138893A JPH07148309A JP H07148309 A JPH07148309 A JP H07148309A JP 32138893 A JP32138893 A JP 32138893A JP 32138893 A JP32138893 A JP 32138893A JP H07148309 A JPH07148309 A JP H07148309A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲーム構成の際に、ベース問題も考慮して容
易に機械上のバランス設計をすることができるアレンジ
ボール機のベース振り分け装置を提供する。 【構成】 このアレンジボール機は、遊技盤の下部に、
多数の入賞口35を横一列状に配列した下部入賞口装置34
を設け、この下部入賞口装置34の上方近傍に障害釘群59
を設け、遊技盤24上に発射された所定数の遊技球が下部
入賞口装置34の隣合う複数個の入賞口35に入球して所定
の入賞役が成立した時に、規定数の遊技球を払い出すよ
うにする。そして、遊技盤の障害釘群59よりも上方に複
数個の遊技部品を配置し、その特定の遊技部品に、下部
入賞口装置34の1個又は複数個の特定の入賞口35に対応
する入球スイッチを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アレンジボール機のベ
ース振り分け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アレンジボール機は、遊技盤の下部に、
例えば16個の入賞口を横一列状に配置した下部入賞口
装置を設け、この下部入賞口装置の上方近傍に多数の障
害釘群を設け、遊技盤上に発射された所定数の遊技球が
下部入賞口装置の隣合う4個の入賞口に入球して所定の
入賞役が成立した時に、その成立の難易度に応じて得点
を計上すると共に、得点に応じて規定数の遊技球を賞球
として遊技者に払い出すようにしている。
【0003】従来のアレンジボール機は、図8に示すよ
うに、遊技盤1 の下部に、16個の入賞口2 を有する下
部入賞口装置3 を配置すると共に、この下部入賞口装置
3 を前面側から覆う16連カバー4 を設け、この16連
カバー4 に、下部入賞口装置3 の16個の入賞口2 に対
応する入賞図柄表示部5 を横一列状に配置して成る入賞
図柄表示装置6 を設けている。入賞図柄表示装置6 、各
入賞図柄表示部5 はそれに対応する入賞口2 に遊技球が
入球した時に点灯して、1〜16の数字を表示するよう
になっている。
【0004】遊技盤1 には、その中央部に入球口、中央
入賞装置、下部入賞装置、変動図柄表示装置、通過口等
の各種遊技部品7 を障害釘と共に配置し、またこれらの
遊技部品7 と下部入賞口装置3 との間に障害釘群8 を設
けている。
【0005】障害釘8 の障害釘は、各入賞口2 に対して
遊技球が全て等確率で入球するようには配列していな
い。例えば、障害釘群8 の上部には、障害釘を山形状に
配列した山形配列部9 を横方向に等間隔を置いて複数組
配置し、その各山形配列部9 の両端下方で隣合う入賞口
2 間の上側に2本の障害釘10を上下に配置し、更に各山
形配列部9 の中央下方で隣合う入賞口2 間、及び下部入
賞口装置3 の両端に1本の障害釘11を配置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アレンジボール機は、
パチンコ機に比較して、遊技者に遊技球を払い出すベー
スの振り分けを如何にするか、そのバランス設計が非常
に困難である。即ち、下部入賞口装置3 の隣合う4個の
入賞口2 に遊技球が入球すれば入賞役が成立し、その成
立の難易度に応じて所定の得点が計上されて遊技球が払
い出される。
【0007】しかし、例えば1番(左側から1番目の意
味であり、以下同様である。)から4番までの入賞役の
場合、1番及び4番の入賞口2 には比較的容易に遊技球
が入球するものの、2番及び3番の入賞口2 の上方には
障害釘の山形配列部9 があるので、この2番及び3番の
入賞口2 に遊技球が入球する確率は非常に低い。このた
め、ゲーム中に、1番から4番までの入賞口2 に遊技球
が入球して入賞役が成立する確率は極めて低いものとな
る。
【0008】そこで、山形配列部9 の両端の障害釘とそ
の下側の2本の障害釘10との間の間隔調整を予め考慮し
て機械上のベースのバランス設計をしなければならな
い。従って、入球口、中央入賞装置、下部入賞装置、変
動図柄表示装置等の持つ遊技機能を付加して、ひとつの
アレンジボール機としてのゲーム構成をする場合には、
非常に不確定な要素を考慮してゲーム構成を検討する必
要があり、その機械上での合理的なバランス設計が困難
である。
【0009】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、ゲー
ム構成の際に、ベース問題も考慮して容易に機械上のバ
ランス設計をすることができるアレンジボール機のベー
ス振り分け装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤24の下部に、多数の入賞口35を横一列状に配
列した下部入賞口装置34を設け、この下部入賞口装置34
の上方近傍に障害釘群59を設け、遊技盤24上に発射され
た所定数の遊技球が下部入賞口装置34の隣合う複数個の
入賞口35に入球して所定の入賞役が成立した時に、規定
数の遊技球を払い出すようにしたアレンジボール機にお
いて、遊技球が遊技盤24上の特定部位を通った時に、下
部入賞口装置34の特定の入賞口35を含む入賞役が成立し
易くなるようにしたものである。
【0011】また請求項2に記載の本発明は、請求項1
に記載の発明において、遊技盤24の障害釘群59よりも上
方に複数個の遊技部品を配置し、その特定の遊技部品
に、下部入賞口装置34の1個又は複数個の特定の入賞口
35に対応する入球スイッチを設けたものである。
【0012】更に、請求項3に記載の本発明は、請求項
1又は2に記載の発明において、遊技盤24に通過口62と
入球口63とを上下に近接して設け、この入球口63の下方
の入賞口35を含む入賞役の内、遊技球が入球し難い入賞
口35に対応する入球スイッチ67を入球口63に設けたもの
である。
【0013】
【作用】ゲームに際しては、遊技盤24上に所定数の遊技
球を発射すると、その遊技球は、上入球口26等に入球す
るか、又は下部入賞口装置34に横一列に多数配置された
入賞口35の何れかに入球する。そして、遊技球が下部入
賞口装置34の隣合う複数個の入賞口35に入球して所定の
入賞役が成立すれば、規定数の遊技球を賞球として払い
出す。
【0014】発射された遊技球が、遊技盤24の障害釘群
59よりも上方に配置された各遊技部品の内、その特定部
位の遊技部品、例えば、遊技盤24に上下に近接して設け
られた通過口62と入球口63と通った時に、その入球口63
の入球スイッチが働く。この入球スイッチは、下部入賞
口装置34の1個又は複数個の特定の入賞口35に対応して
いるので、その特定の入賞口35に直接遊技球が入球しな
くても、特定の入賞口35を含む入賞役が成立し易くな
る。
【0015】また入球スイッチ67は、その下方の特定の
入賞口35を含む入賞役の内、遊技球が入球し難い入賞口
35に対応させておけば、特定の入賞口35を含む入賞役が
更に成立し易くなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図3は本発明の第1実施例を例示する。
図1において、20は機枠、21は機枠20の前面に開閉自在
に枢着された前面枠である。前面枠21にはガラス扉枠22
及び前面板23が装着され、その後側に遊技盤24が着脱自
在に装着されている。
【0017】遊技盤24の前面には、発射された遊技球を
案内するガイドレール25が設けられると共に、このガイ
ドレール25によって取り囲まれた中央部に上入球口26、
下入球口27、通過口28,29 、中央入賞装置30、変動図柄
表示装置31、得点増加用の右役物作動装置32、下部役物
作動装置33等の各種遊技部品が配置されている。
【0018】また遊技盤24の下部には、図2に示すよう
に、下部入賞口装置34が配置され、この下部入賞口装置
34と各種遊技部品との間に障害釘群59が設けられてい
る。下部入賞口装置34は、16個の入賞口35を横一列状
に備えると共に、前面側から16連カバー36により覆わ
れ、この16連カバー36に入賞図柄表示装置36が設けら
れている。入賞図柄表示装置36は下部入賞口装置34の1
6個の入賞口35に対応する入賞図柄表示部37を横一列状
に配置して成り、発射された遊技球が何れかの入賞口35
に入った時に、それに対応する入賞図柄表示部37が点灯
して1〜16までの数字を表示するようになっている。
【0019】前面板23には上皿38が装着され、また前面
枠21の下部には下皿39と発射装置40用の操作ハンドル41
が設けられ、操作ハンドル41を操作すれば、上皿38から
16個の遊技球が発射部に供給され、それを1個ずつ打
撃してガイドレール25へと発射するようになっている。
42は入賞得点を表示する得点表示部である。
【0020】遊技盤24上には、図2に示すように、その
中央に上入球口26と中央入賞装置30と通過口29とが上下
方向に配置され、これらの左側に変動図柄表示装置31と
下入球口27とが上下に、また右側に右役物作動装置32と
通過口28と下部役物作動装置33とが上下方向に夫々配置
されている。
【0021】変動図柄表示装置31は、図1に示すように
3個の図柄表示部を有し、各図柄表示部は10種類の異
なる図柄、例えば0〜9までの数字図柄をセグメント表
示するようになっている。
【0022】上入球口26は下部入賞口装置34の2番の入
賞口35に対応する入球スイッチ43を、下入球口27は下部
入賞口装置34の6番の入賞口35に対応する入球スイッチ
44を夫々有し、これらの入球口26,27 に遊技球が入球し
た時に各入球スイッチ43,44が働いて、入賞図柄表示装
置36の2番及び6番の各入賞図柄表示部37が点灯するよ
うになっている。
【0023】中央入賞装置30は上部に設けられた入球口
45と、内部に設けられた左右2個の入球スイッチ46,47
及び1個の通過口48とを有する。入球口45は遊技球が通
過した時に変動図柄表示装置31を作動させるためのもの
である。
【0024】入球スイッチ46は下部入賞口装置34の6番
の入賞口35に、入球スイッチ47は下部入賞口装置34の9
番の入賞口35に夫々対応し、入球口45から中央入賞装置
30に入球した遊技球が入球スイッチ46又は47に入った時
に、入賞図柄表示装置36の6番又は9番の入賞図柄表示
部37が点灯するようになっている。なお、入球スイッチ
46,47 に入った遊技球は遊技盤24の裏側に回収され、ま
た通過口48に入った遊技球は遊技盤24の前面で下方に落
下するようになっている。
【0025】下部役物作動装置33は開閉板49と誘導増加
動作用の作動領域50と入球スイッチ51とを有し、変動図
柄表示装置31の各図柄表示部の停止図柄が例えば7・7
・7となった時に、開閉板49が開放すると共に、この開
放板49の開放時に遊技球が作動領域50を通過すれば誘導
増加動作を開始するように構成されている。
【0026】また下部役物作動装置33の入球スイッチ51
は、下部入賞口装置34の12番、13番、15番及び1
6番の入賞口35に対応しており、開閉板49の開放時に遊
技球が入球すれば、入球スイッチ51が働いて入賞図柄表
示装置36の12番、13番、15番及び16番の入賞図
柄表示部37を点灯させるようになっている。
【0027】通過口28,29 は遊技球が下部役物作動装置
33の作動領域50を通過して誘導増加動作を開始した時
に、遊技球の通過を検出して右役物作動装置32を作動さ
せるためのものである。右役物作動装置32は遊技球が入
球した時に得点増加動作を開始する他に、下部入賞口装
置34の11番、12番、13番及び15番の入賞口35に
対応する入球スイッチ52を有し、この入球スイッチ52が
遊技球を検出した時に、入賞図柄表示装置36の11番、
12番、13番及び15番の入賞図柄表示部37を点灯さ
せるようになっている。
【0028】障害釘群59は、図3に示すように構成され
ている。即ち、下部入賞口装置34の4番と5番の入賞口
35、9番と10番の入賞口35、及び12番と13番の入
賞口35の各上方に5本の障害釘を山形状に配列した山形
配列部53が夫々設けられると共に、7番の入賞口35の上
方に3本の障害釘を山形状に配列した山形配列部54が設
けられている。
【0029】また3番、15番の入賞口35の上方には2
本の障害釘55が斜めに配列され、更に各山形配列部53の
両端下方には各入賞口35間の近傍に2本の障害釘56が斜
めに配列されている。なお、2番の入賞口35の上方には
1本の障害釘57が配置され、またその他の入賞口35間の
近傍には1本の障害釘58が夫々配置されている。
【0030】なお、各入球スイッチは下部入賞口装置34
のスイッチユニットの対応する各スイッチと並列に接続
しても良いし、遊技盤24の裏側に装着された制御基板側
における信号処理時に並列的に処理しても良い。
【0031】次に、上記構成のアレンジボール機におけ
る動作を説明する。ゲームの開始に際しては、上皿20に
遊技球を入れておき、発射用の操作ハンドル23を廻す
と、発射装置40が作動し、上皿38から供給される遊技球
を打撃槌により打撃して、遊技球をガイドレール25に沿
って遊技盤24上に発射する。なお、1ゲームに使用する
遊技球は16個である。
【0032】遊技盤24上に発射された遊技球は、上入球
口26等に入球するか、又は下部入賞口装置34に横一列に
配置された16個の入賞口35の何れかに入球する。そし
て、例えば入賞口35に遊技球が入球すれば、スイッチユ
ニットが入球を検出し、入賞図柄表示装置36の入賞図柄
表示部37の内、遊技球が入った入賞口35に対応する入賞
図柄表示部37が点灯して入賞図柄を表示する。
【0033】この時、点灯状態の入賞図柄が4個連続す
る入賞役ができれば、その入賞役の成立難易度に応じて
入賞得点が計上されて得点表示部42に表示される。そし
て、入賞得点1点につき16個の遊技球を賞球として獲
得でき、1回のゲームにつき最高10点で、160個ま
での賞球が得られる。この賞球は、ゲーム中に入賞があ
れば、その都度、図外の賞球払い出し装置が働いて遊技
球を払い出して行く。
【0034】中央入賞装置30の入球口に遊技球が入球す
ると、変動図柄表示装置31が作動してその各図柄表示部
の表示図柄が一定時間変動する。そして、停止後の各図
柄表示部の停止図柄が例えば7・7・7であれば、下部
役物作動装置33の開閉板49が一定時間開放する。
【0035】この時、遊技球が作動領域50を通過する
と、誘導増加動作を開始する。なお、誘導増加動作が開
始後、再度、遊技球が作動領域50を通過すれば、誘導増
加動作を終了する。誘導増加動作の開始後、通過口28,2
9 が有効となり、何れかの通過口28,29 を遊技球が通過
すると、右役物作動装置32が一定時間開放する。そし
て、この右役物作動装置32に遊技球が入球すると、得点
増加機能が働き、入賞得点を2倍に増加させる。なお、
得点増加機能は、右役物作動装置32に遊技球が入球した
時のゲームに限り有効である。
【0036】このゲーム中において、中央入賞装置30の
入球口45に遊技球が入球すると、その遊技球は中央入賞
装置30内の入球スイッチ46又は47、通過口48の何れかを
通ることになる。仮に、遊技球が2個の入球スイッチ4
6,47 に入球したものとすると、これらの入球スイッチ4
6,47 は下部入賞口装置34の7番及び9番との入賞口35
に対応しているので、入賞図柄表示装置36の7番及び9
番の入賞図柄表示部37が点灯し、7番及び9番の入賞口
35に遊技球が入球した時と同様に表示される。
【0037】そこで、下部入賞口装置34の6番と8番の
入賞口35に遊技球が入球した場合には、6番、7番、8
番、及び9番と連続する入賞役が成立し、この入賞役に
応じた得点が計上される。従って、下部入賞口装置34の
7番及び9番の入賞口35の上方には山形配列部53,54 が
あり、共に入賞口35には遊技球が入り難くなっている
が、この入賞口35に対応する入球スイッチ46,47 を中央
入賞装置30に設けることにより、山形配列部53,54 と障
害釘58との間の間隔を調整しなくても、6番から9番へ
と続く入賞役が成立する確率を上げることができる。
【0038】入球口27に遊技球が入球すれば、入賞図柄
表示装置36の2番及び6番の入賞図柄表示部37が点灯
し、また右役物作動装置32に遊技球が入れば、入賞図柄
表示装置36の11番、12番、13番及び15番の入賞
図柄表示部37が点灯し、更に、下部役物作動装置33に遊
技球が入れば、入賞図柄表示装置36の12番、13番、
15番及び16番の入賞図柄表示部37が点灯する。これ
によって、これらに対応する入賞口35に直接遊技球が入
らなくても、これらを含む入賞役がそれだけ成立し易く
なる。
【0039】特に下部入賞口装置34の各入賞口35の内で
も、その上方に山形配列部53,54 等があって、遊技球が
入球し難い入賞口35に各入球スイッチ43,44,46,47,51,5
2 を対応させることによって、その入球し難い入賞口35
を含む入賞役が成立する確率が著しく大になる。
【0040】このように遊技球が遊技盤24上の上入球口
26、下入球口27、中央入賞装置30、右役物作動装置32及
び下部役物作動装置33等の特定部位を通った時に、下部
入賞口装置34のそれに対応する特定の入賞口35に遊技球
が入球したのと同等に取り扱うことにより、この特定の
入賞口35を含む入賞役が成立し易くなる。
【0041】従って、遊技盤24の上入球口26、下入球口
27、通過口28,29 、中央入賞装置30、変動図柄表示装置
31、得点増加用の右役物作動装置32、下部役物作動装置
33等の組み合わせを考慮したアレンジボール機全体のゲ
ーム構成を検討する場合にも、そのゲーム構成の中にベ
ース問題を含めて機械上のバランス設計が可能になるの
で、従来に比べて機械上でのベースのバランス設計が非
常に容易になる。
【0042】図4乃至図5は本発明の第2実施例を例示
する。図4において、遊技盤24には、中央部に上入球口
26と変動図柄表示装置31と下部役物作動装置33と下入球
口60とが上下方向に配置され、その左側に上入球口61と
通過口62と下入球口63とが上下方向に、また右側に右役
物作動装置32と通過口64と下入球口65とが上下方向に夫
々配置されている。
【0043】左右の通過口62,64 と下入球口63,65 は共
に同一高さの位置にあり、夫々上下に相対応して配置さ
れている。上入球口61及び下入球口62は、下部入賞口装
置34の2番の入賞口35に対応する入球スイッチ43,66,67
を、下入球口60は7番の入賞口35に対応する入球スイッ
チ68を、下入球口65は14番の入賞口35に対応する入球
スイッチ69を夫々有する。右役物作動装置32は下部入賞
口装置34の5番、6番、8番及び9番の入賞口35に対応
する入球スイッチ52を、下部役物作動装置33は下部入賞
口装置34の4番、5番、8番及び9番の入賞口35に対応
する入球スイッチ51を夫々有する。
【0044】障害釘群59は、図5に示すように構成され
ている。即ち、下部入賞口装置34の2番及び15番の入
賞口35の上方に3本の障害釘を山形状に配列した山形配
列部70が設けられ、また4番と5番、12番と13番の
上方に5本の障害釘をへの字状の山形に配列した山形配
列部71が内方に変位して設けられている。8番及び9番
の入賞口35の上方には、2本の障害釘72が下入球口60の
下方近傍に配置されている。
【0045】下部入賞口装置34の1番乃至4番の入賞口
35間、13番乃至16番の入賞口35間の近傍には、2本
の障害釘73が上下に並べて配置され、また下部入賞口装
置34の両端及びその他の各入賞口35間の近傍には1本の
障害釘74が配置されている。各山形配列部70,71 間に
は、これらと略同程度の高さ位置に1本乃至2本の障害
釘75が設けられている。左右の下入球口63,65 の両側に
は、3本の障害釘76がノの字状に配置されている。
【0046】この障害釘群59の構成からすれば、遊技球
は下部入賞口装置34の2番、5番、8番、9番、12番
及び15番の入賞口35に対しては入球し難くなってい
る。そこで、通過口62、下入球口63の下方の3番及び4
番の入賞口35を含む入賞役、即ち1番から4番の入賞役
の内、2番の入賞口35が入球し難いので、この2番の入
賞口35に対応する入球スイッチ43,66,67を上入球口26,6
1 及び下入球口63に設けることにより、1番から4番ま
での入賞役が成立し易くなっている。
【0047】また下部入賞口装置34の5番、8番及び9
番の入賞口35も入球し難いので、これらに対応する入球
スイッチ51,52 を右役物作動装置32及び下部役物作動装
置33に設けることにより、これらを含む入賞役が成立し
易くなっている。なお、4番、6番及び14番の入賞口
35は比較的入賞し易いが、これらに対応する入球スイッ
チ51,52,69を右役物作動装置32、下部役物作動装置33、
下入球口63に設けることにより、これらを含む入賞役が
更に成立し易くなっている。
【0048】この実施例のアレンジボール機において
は、下入球口63に遊技球が入球すると、変動図柄表示装
置31が作動する。そして、停止図柄が例えば7・7・7
になれば、下部役物作動装置33の開閉板49が一定時間開
放し、遊技球が作動領域50を通過した時に、誘導増加機
能が働き始める。これと同時に下入球口60,65 が有効と
なるので、この下入球口60,65 の何れかに遊技球が入球
すると、右役物作動装置32が開放する。そして、右役物
作動装置32に遊技球が入球すれば、得点増加機能が働
き、入賞得点を2倍に計上する。
【0049】このゲーム中に、入球口26,61,63の何れか
に遊技球が入球すると、入賞図柄表示装置36の2番の入
賞図柄表示部37が点灯するため、下部入賞口装置34の1
番、3番及び4番の入賞口35に遊技球が入球すれば、入
球し難い2番の入賞口35に直接遊技球が入球しなくて
も、これによって1番から4番までの入賞役が成立す
る。
【0050】また他の下入球口60,65 、右役物作動装置
32、下部役物作動装置33に遊技球が入球した時にも同様
である。従って、この実施例でも、遊技盤24の上入球口
26,61 、下入球口60,63,65、変動図柄表示装置31、右役
物作動装置32、下部役物作動装置33等の組み合わせを考
慮したアレンジボール機全体のゲーム構成を検討する場
合、そのゲーム構成の中にベース問題を含めて機械上の
バランス設計が可能になるので、従来に比べて機械上で
のベースのバランス設計が非常に容易になる。
【0051】図6乃至図7は本発明の第3実施例を例示
する。図6において、遊技盤24には、入賞装置77付きの
変動図柄表示装置31と、これを作動させるための始動口
78とが中央の上下に配置され、その左側に上入球口79と
下入球口80とが、また右側に右役物作動装置32と下入球
口81とが夫々上下に配置されている。
【0052】上入球口79は、下部入賞口装置34の2番の
入賞口35に対応する入球スイッチ82を、下入球口27は4
番の入賞口35に対応する入球スイッチ83を、下入球口27
は15番の入賞口35に入球スイッチ84を夫々有する。
【0053】障害釘群59は、図7に示すように構成され
ている。即ち、下部入賞口装置34の2番と15番、12
番と13番の入賞口35の上方に5本の障害釘を山形状に
配列した山形配列部85が設けられ、また7番と10番上
方に3本の障害釘を山形状に配列した山形配列部86が設
けられている。下部入賞口装置34の1番、2番、2番と
3番との間、14番と15番との間、15番の各上方に
は、1本の障害釘86が上下に高さを変えて配置され、ま
た8番と9番との間の上方には2本の障害釘87が上下に
並べて配置されている。山形配列部85の両端下方には、
下部入賞口装置34の入賞口35の近傍に上下2本の障害釘
88が設けられ、その他の各入賞口間の近傍には1本の障
害釘89が設けられている。
【0054】この場合にも、下部入賞口装置34の2番、
4番、15番の各入賞口35には、遊技球が入球し難いの
で、これらに対応する入球スイッチ82,83,84を入球口7
9,80,81を設けることにより、これらを含む入賞役の成
立を容易にできる。
【0055】なお、各実施例では、入球口、右役物作動
装置32、下部役物作動装置33等の入賞装置と障害釘とを
組み合わせた場合について例示したが、この実施例のみ
に限定されるものではなく、また入賞装置との係わりを
なくし、障害釘の配列のみによって同様に構成すること
も可能である。また入賞役は連続する3個又は5個の入
賞口に入球した時に成立するようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
盤24の下部に、多数の入賞口35を横一列状に配列した下
部入賞口装置34を設け、この下部入賞口装置34の上方近
傍に障害釘群59を設け、遊技盤24上に発射された所定数
の遊技球が下部入賞口装置34の隣合う複数個の入賞口35
に入球して所定の入賞役が成立した時に、規定数の遊技
球を払い出すようにしたアレンジボール機において、遊
技球が遊技盤24上の特定部位を通った時に、下部入賞口
装置34の特定の入賞口35を含む入賞役が成立し易くなる
ようにしているので、ゲーム構成の際に、ベース問題も
考慮して容易に機械上のバランス設計をすることができ
る。
【0057】また請求項2に記載の本発明では、請求項
1に記載の発明において、遊技盤24の障害釘群59よりも
上方に複数個の遊技部品を配置し、その特定の遊技部品
に、下部入賞口装置34の1個又は複数個の特定の入賞口
35に対応する入球スイッチを設けているため、複数個の
遊技部品の機能を加味してアレンジボール機全体のゲー
ム構成を検討する際にも、ベース問題も考慮して容易に
機械上のバランス設計をすることができる。
【0058】しかも請求項3に記載の本発明によれば、
請求項1又は2に記載の発明において、遊技盤24に通過
口62と入球口63とを上下に近接して設け、この入球口63
の下方の入賞口35を含む入賞役の内、遊技球が入球し難
い入賞口35に対応する入球スイッチ67を入球口63に設け
ているので、遊技球の入球し難い入賞口35を含む入賞役
の確率も判り、機械上のバランス設計が更に容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すアレンジボール機の
正面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す遊技盤下部の拡大図
である。
【図4】本発明の第2実施例を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す遊技盤下部の拡大図
である。
【図6】本発明の第3実施例を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示す遊技盤下部の拡大図
である。
【図8】従来例を示す遊技盤下部の拡大図である。
【符合の説明】
24 遊技盤 26,61 上入球口 27,36,65 下入球口 30 中央入賞装置 31 右役物作動装置 32 下部役物作動装置 34 下部入賞口装置 35 入賞口 36 入賞図柄表示装置 43,44,46,47,51,52,66,67,69 入球スイッチ 59 障害釘群 62 通過口 63 入球口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(24)の下部に、多数の入賞口(35)
    を横一列状に配列した下部入賞口装置(34)を設け、この
    下部入賞口装置(34)の上方近傍に障害釘群(59)を設け、
    遊技盤(24)上に発射された所定数の遊技球が下部入賞口
    装置(34)の隣合う複数個の入賞口(35)に入球して所定の
    入賞役が成立した時に、規定数の遊技球を払い出すよう
    にしたアレンジボール機において、遊技球が遊技盤(24)
    上の特定部位を通った時に、下部入賞口装置(34)の特定
    の入賞口(35)を含む入賞役が成立し易くなるようにした
    ことを特徴とするアレンジボール機のベース振り分け装
    置。
  2. 【請求項2】 遊技盤(24)の障害釘群(59)よりも上方に
    複数個の遊技部品を配置し、その特定の遊技部品に、下
    部入賞口装置(34)の1個又は複数個の特定の入賞口(35)
    に対応する入球スイッチを設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のアレンジボール機のベース振り分け装置。
  3. 【請求項3】 遊技盤(24)に通過口(62)と入球口(63)と
    を上下に近接して設け、この入球口(63)の下方の入賞口
    (35)を含む入賞役の内、遊技球が入球し難い入賞口(35)
    に対応する入球スイッチ(67)を入球口(63)に設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のアレンジボール機
    のベース振り分け装置。
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