JP2720006B2 - アレンジボール機 - Google Patents

アレンジボール機

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JP2720006B2
JP2720006B2 JP5321388A JP32138893A JP2720006B2 JP 2720006 B2 JP2720006 B2 JP 2720006B2 JP 5321388 A JP5321388 A JP 5321388A JP 32138893 A JP32138893 A JP 32138893A JP 2720006 B2 JP2720006 B2 JP 2720006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アレンジボール機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アレンジボール機は、遊技盤の下部に、
例えば16個の入賞口を横一列状に配置した下部入賞口
装置を設け、この下部入賞口装置の上方近傍に多数の障
害釘群を設け、遊技盤上に発射された所定数の遊技球が
下部入賞口装置の隣合う4個の入賞口に入賞して所定の
入賞役が成立した時に、その成立の難易度に応じて得点
を計上すると共に、得点に応じて規定数の遊技球を賞球
として遊技者に払い出して遊技者に利益を還元するよう
にしている。従来のアレンジボール機は、図4に示すよ
うに、遊技盤1 の下部に、16個の入賞口2 を有する下
部入賞口装置3 を配置すると共に、この下部入賞口装置
3 を前面側から覆う16連カバー4 を設け、この16連
カバー4 に、下部入賞口装置3 の16個の入賞口2 に対
応する入賞図柄表示部5 を横一列状に配置して成る入賞
図柄表示装置6 を設けている。入賞図柄表示装置6 、各
入賞図柄表示部5 はそれに対応する入賞口2 に遊技球が
入賞した時に点灯して、1〜16の数字を表示するよう
になっている。遊技盤1 には、その中央部に入球口、中
央入賞装置、下部入賞装置、変動図柄表示装置、通過口
等の各種遊技部品7 を障害釘と共に配置し、またこれら
の遊技部品7 と下部入賞口装置3 との間に障害釘群8 を
設けている。障害釘群8 の障害釘は、各入賞口2 に対し
て遊技球が全て等確率で入賞するようには配列していな
い。例えば、障害釘群8 の上部には、障害釘を山形状に
配列した山形配列部9 を横方向に等間隔を置いて複数組
配置し、その各山形配列部9の両端下方で隣合う入賞口2
間の上側に2本の障害釘10を上下に配置し、更に各山
形配列部9 の中央下方で隣合う入賞口2 間、及び下部入
賞口装置3 の両端に1本の障害釘11を配置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アレンジボール機は、
パチンコ機に比較して、遊技店側の利益と遊技者に遊技
球を払い出して還元する利益とのベースの振り分けを如
何にするか、そのバランス設計が非常に困難である。即
ち、下部入賞口装置3 の隣合う4個の入賞口2 に遊技球
が入賞すれば入賞役が成立し、その成立の難易度に応じ
て所定の得点が計上されて遊技球が払い出される。しか
し、例えば1番(左側から1番目の意味であり、以下同
様である。)から4番までの入賞役の場合、1番及び4
番の入賞口2 には比較的容易に遊技球が入賞するもの
の、2番及び3番の入賞口2 の上方には障害釘の山形配
列部9 があるので、この2番及び3番の入賞口2 に遊技
球が入賞する確率は非常に低い。このため、ゲーム中
に、1番から4番までの入賞口2 に遊技球が入賞して入
賞役が成立する確率は極めて低いものとなる。そこで、
山形配列部9 の両端の障害釘とその下側の2本の障害釘
10との間の間隔調整を予め考慮して機械上のベースのバ
ランス設計をしなければならない。従って、入球口、中
央入賞装置、下部入賞装置、変動図柄表示装置等の持つ
遊技機能を付加して、ひとつのアレンジボール機として
のゲーム構成をする場合には、非常に不確定な要素を考
慮してゲーム構成を検討する必要があり、その機械上で
の遊技店側の利益と遊技者の還元利益との合理的なバラ
ンス設計が非常に困難である。本発明は、かかる従来の
課題に鑑み、ゲーム構成の際に、ベース問題も考慮して
容易に機械上のバランス設計をすることができ、遊技者
に対して一定の利益を容易に還元できるアレンジボール
機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤24の下部に、多数の入賞口35を横一列状に配
列した下部入賞口装置34を設け、この下部入賞口装置34
の上方近傍に障害釘群59を設け、遊技盤24上に発射され
た所定数の遊技球が下部入賞口装置34の隣合う複数個の
入賞口35に入賞して所定の入賞役が成立した時に、規定
数の遊技球を払い出すようにしたアレンジボール機にお
いて、遊技盤24の障害釘群59よりも上方に、前段の条件
に関係なく遊技球が入る入球口45を備えた入賞装置30を
配置し、この入賞装置30の内部に、該入賞装置30内に入
った遊技球が選択的に分配され且つその分配された遊技
球を検出して遊技盤24の裏側に誘導する複数個の遊技球
検出部46,47 を設け、この複数個の遊技球検出部46,47
の内、一部の遊技球検出部47に遊技球が入賞した時に下
部入賞口装置34の入賞し難い入賞口35に遊技球が入賞し
たのと同様になるように、該一部の遊技球検出部47を下
部入賞口装置34の遊技球が入賞し難い入賞口35に対応さ
せ、他の一部の遊技球検出部46に遊技球が入賞した時に
下部入賞口装置34の入賞し難い入賞口35に遊技球が入賞
したのと同様になるように、該他の一部の遊技球検出部
46を下部入賞口装置34の遊技球が入賞し易い入賞口35に
対応させたものである。請求項2に記載の本発明は、請
求項1に記載の発明において、一部の遊技球検出部47を
入賞装置30の下方近傍の入賞し難い入賞口35に対応さ
せ、他の一部の遊技球検出部46を入賞装置30の下方近傍
の入賞し難い入賞口35に対応させたものである。請求項
3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明にお
いて、入賞装置30の内部に、該入賞装置30内に入った遊
技球が選択的に分配され且つその分配された遊技球を遊
技盤24の前側に案内する通過口48を設けたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図3は本発明の一実施例を例示する。図
1において、20は機枠、21は機枠20の前面に開閉自在に
枢着された前面枠である。前面枠21にはガラス扉枠22及
び前面板23が装着され、その後側に遊技盤24が着脱自在
に装着されている。遊技盤24の前面には、発射された遊
技球を案内するガイドレール25が設けられると共に、こ
のガイドレール25によって取り囲まれた中央部に上入球
口26、下入球口27、通過口28,29 、中央入賞装置30、変
動図柄表示装置31、得点増加用の右役物作動装置32、下
部役物作動装置33等の各種遊技部品が配置されている。
また遊技盤24の下部には、図2に示すように、下部入賞
口装置34が配置され、この下部入賞口装置34と各種遊技
部品との間に障害釘群59が設けられている。下部入賞口
装置34は、16個の入賞口35を横一列状に備えると共
に、前面側から16連カバー36a により覆われ、この1
6連カバー36に入賞図柄表示装置36が設けられている。
入賞図柄表示装置36は下部入賞口装置34の16個の入賞
口35に対応する入賞図柄表示部37を横一列状に配置して
成り、発射された遊技球が何れかの入賞口35に入った時
に、それに対応する入賞図柄表示部37が点灯して1〜1
6までの数字を表示するようになっている。
【0006】前面板23には上皿38が装着され、また前面
枠21の下部には下皿39と発射装置40用の操作ハンドル41
が設けられ、操作ハンドル41を操作すれば、上皿38から
16個の遊技球が発射部に供給され、それを1個ずつ打
撃してガイドレール25へと発射するようになっている。
42は入賞得点を表示する得点表示部である。遊技盤24上
には、図2に示すように、その中央に上入球口26と中央
入賞装置30と通過口29とが上下方向に配置され、これら
の左側に変動図柄表示装置31と下入球口27とが上下に、
また右側に右役物作動装置32と通過口28と下部役物作動
装置33とが上下方向に夫々配置されている。変動図柄表
示装置31は、図1に示すように3個の図柄表示部を有
し、各図柄表示部は10種類の異なる図柄、例えば0〜
9までの数字図柄をセグメント表示するようになってい
る。上入球口26は下部入賞口装置34の2番の入賞口35に
対応する入球スイッチ43を、下入球口27は下部入賞口装
置34の6番の入賞口35に対応する入球スイッチ44を夫々
有し、これらの入球口26,27 に遊技球が入球した時に各
入球スイッチ43,44が働いて、入賞図柄表示装置36の2
番及び6番の各入賞図柄表示部37が点灯するようになっ
ている。
【0007】中央入賞装置30は、内部に入った遊技球を
選択的に3つに分配するためのもので、上部側に上向き
に配置され且つ遊技盤24に沿って落下する遊技球が入り
得るように常時開放状態の入球口45と、この入球口45か
ら内部に入った遊技球が選択的に不規則に分配される左
右2個の遊技球検出部46,47 及び1個の通過口48とが設
けられている。入球口45は遊技球が通過した時に変動図
柄表示装置31を作動させる始動用を兼用している。各遊
技球検出部46,47 は開口に入球スイッチを備えてなり、
その各遊技球検出部46,47 に分配された遊技球を検出し
て遊技盤24の裏側に誘導するように構成されている。通
過口48は、分配された遊技球を遊技盤24の前側に案内す
るように構成されている。遊技球検出部46は下部入賞口
装置34の6番の入賞口35に、遊技球検出部47は下部入賞
口装置34の9番の入賞口35に夫々対応し、入球口45から
中央入賞装置30に入った遊技球が遊技球検出部46又は47
に入った時に、入賞図柄表示装置36の6番又は9番の入
賞図柄表示部37が点灯するようになっている。下部入賞
口装置34の6番及び9番の入賞口35は、何れも中央入賞
装置30の下方近傍に位置している。通過口48に入った遊
技球は、遊技盤24の前面で下方に落下して下部入賞口装
置34の何れかの入賞口35に入賞するようになっている。
【0008】下部役物作動装置33は開閉板49と誘導増加
動作用の作動領域50と入球スイッチ51とを有し、変動図
柄表示装置31の各図柄表示部の停止図柄が例えば7・7
・7となった時に、開閉板49が開放すると共に、この開
放板49の開放時に遊技球が作動領域50を通過すれば誘導
増加動作を開始するように構成されている。また下部役
物作動装置33の入球スイッチ51は、下部入賞口装置34の
12番、13番、15番及び16番の入賞口35に対応し
ており、開閉板49の開放時に遊技球が入球すれば、入球
スイッチ51が働いて入賞図柄表示装置36の12番、13
番、15番及び16番の入賞図柄表示部37を点灯させる
ようになっている。通過口28,29 は遊技球が下部役物作
動装置33の作動領域50を通過して誘導増加動作を開始し
た時に、遊技球の通過を検出して右役物作動装置32を作
動させるためのものである。右役物作動装置32は遊技球
が入球した時に得点増加動作を開始する他に、下部入賞
口装置34の11番、12番、13番及び15番の入賞口
35に対応する入球スイッチ52を有し、この入球スイッチ
52が遊技球を検出した時に、入賞図柄表示装置36の11
番、12番、13番及び15番の入賞図柄表示部37を点
灯させるようになっている。
【0009】障害釘群59は、図3に示すように構成され
ている。即ち、下部入賞口装置34の4番と5番の入賞口
35、9番と10番の入賞口35、及び12番と13番の入
賞口35の各上方に5本の障害釘を山形状に配列した山形
配列部53が夫々設けられると共に、7番の入賞口35の上
方に3本の障害釘を山形状に配列した山形配列部54が設
けられている。また3番、15番の入賞口35の上方には
2本の障害釘55が斜めに配列され、更に各山形配列部53
の両端下方には各入賞口35間の近傍に2本の障害釘56が
斜めに配列されている。なお、2番の入賞口35の上方に
は1本の障害釘57が配置され、またその他の入賞口35間
の近傍には1本の障害釘58が夫々配置されている。な
お、各入球スイッチは下部入賞口装置34のスイッチユニ
ットの対応する各スイッチと並列に接続しても良いし、
遊技盤24の裏側に装着された制御基板側における信号処
理時に並列的に処理しても良い。
【0010】次に、上記構成のアレンジボール機におけ
る動作を説明する。ゲームの開始に際しては、上皿38に
遊技球を入れておき、発射用の操作ハンドル41を廻す
と、発射装置40が作動し、上皿38から供給される遊技球
を打撃槌により打撃して、遊技球をガイドレール25に沿
って遊技盤24上に発射する。なお、1ゲームに使用する
遊技球は16個である。遊技盤24上に発射された遊技球
は、上入球口26等に入球するか、又は下部入賞口装置34
に横一列に配置された16個の入賞口35の何れかに入賞
する。そして、例えば入賞口35に遊技球が入賞すれば、
スイッチユニットが入賞を検出し、入賞図柄表示装置36
の入賞図柄表示部37の内、遊技球が入った入賞口35に対
応する入賞図柄表示部37が点灯して入賞図柄を表示す
る。この時、点灯状態の入賞図柄が4個連続する入賞役
ができれば、その入賞役の成立難易度に応じて入賞得点
が計上されて得点表示部42に表示される。そして、入賞
得点1点につき16個の遊技球を賞球として獲得でき、
1回のゲームにつき最高10点で、160個までの賞球
が得られる。この賞球は、ゲーム中に入賞があれば、そ
の都度、図外の賞球払い出し装置が働いて遊技球を払い
出して行く。
【0011】中央入賞装置30の入球口45に遊技球が入る
と、変動図柄表示装置31が作動してその各図柄表示部の
表示図柄が一定時間変動する。そして、停止後の各図柄
表示部の停止図柄が例えば7・7・7であれば、下部役
物作動装置33の開閉板49が一定時間開放する。この時、
遊技球が作動領域50を通過すると、誘導増加動作を開始
する。なお、誘導増加動作が開始後、再度、遊技球が作
動領域50を通過すれば、誘導増加動作を終了する。誘導
増加動作の開始後、通過口28,29 が有効となり、何れか
の通過口28,29 を遊技球が通過すると、右役物作動装置
32が一定時間開放する。そして、この右役物作動装置32
に遊技球が入球すると、得点増加機能が働き、入賞得点
を2倍に増加させる。なお、得点増加機能は、右役物作
動装置32に遊技球が入球した時のゲームに限り有効であ
る。
【0012】このゲーム中において、中央入賞装置30の
入球口45に遊技球が入ると、その遊技球は、中央入賞装
置30の内部に入った時の遊技球の勢い等の諸条件に応じ
て遊技球検出部46又は47、通過口48の何れかに不規則に
分配されて通ることになる。仮に、遊技球が2個の遊技
球検出部46,47 に分配されて入ったものとすると、これ
らの遊技球検出部46,47 は下部入賞口装置34の7番及び
9番との入賞口35に対応しているので、入賞図柄表示装
置36の6番及び9番の入賞図柄表示部37が点灯し、6番
及び9番の入賞口35に遊技球が入賞した時と同様に表示
される。そこで、下部入賞口装置34の7番と8番の入賞
口35に遊技球が入賞した場合には、6番、7番、8番、
及び9番と連続する入賞役が成立し、この入賞役に応じ
た得点が計上される。従って、下部入賞口装置34の9番
の入賞口35の上方には山形配列部53があり、この9番の
入賞口35には遊技球が入り難くなっているが、この9番
の入賞口35に対応する遊技球検出部47を中央入賞装置30
に設けることにより、山形配列部53と障害釘58との間の
間隔を調整しなくても、6番から9番へと続く入賞役が
成立する確率を上げることができる。
【0013】下入球口27に遊技球が入球すれば、入賞図
柄表示装置36の2番及び6番の入賞図柄表示部37が点灯
し、また右役物作動装置32に遊技球が入れば、入賞図柄
表示装置36の11番、12番、13番及び15番の入賞
図柄表示部37が点灯し、更に、下部役物作動装置33に遊
技球が入れば、入賞図柄表示装置36の12番、13番、
15番及び16番の入賞図柄表示部37が点灯する。これ
によって、これらに対応する入賞口35に直接遊技球が入
らなくても、これらを含む入賞役がそれだけ成立し易く
なる。特に下部入賞口装置34の各入賞口35の内でも、そ
の上方に山形配列部53,54 等があって、遊技球が入賞し
難い入賞口35に各入球スイッチ43,44,46,47,51,52 を対
応させることによって、その入賞し難い入賞口35を含む
入賞役が成立する確率が著しく大になる。このように遊
技球が遊技盤24上の上入球口26、下入球口27、中央入賞
装置30、右役物作動装置32及び下部役物作動装置33等の
特定部位を通った時に、下部入賞口装置34のそれに対応
する入賞口35に遊技球が入賞したのと同等に取り扱うこ
とにより、その入賞口35を含む入賞役が成立し易くな
る。
【0014】従って、遊技盤24の上入球口26、下入球口
27、通過口28,29 、中央入賞装置30、変動図柄表示装置
31、得点増加用の右役物作動装置32、下部役物作動装置
33等の組み合わせを考慮したアレンジボール機全体のゲ
ーム構成を検討する場合にも、そのゲーム構成の中にベ
ース問題を含めて機械上のバランス設計が可能になるの
で、従来に比べて機械上でのベースのバランス設計が非
常に容易になる。また中央入賞装置30内には、入賞し難
い入賞口35に対応する遊技球検出部47と入賞し易い入賞
口35に対応する遊技球検出部46があるので、入球口45か
ら中央入賞装置30に遊技球が入れば、必ず入賞し難い入
賞口35に対応する遊技球検出部47を通過する場合に比較
してゲームの偶然性も維持できる。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
盤24の下部に、多数の入賞口35を横一列状に配列した下
部入賞口装置34を設け、この下部入賞口装置34の上方近
傍に障害釘群59を設け、遊技盤24上に発射された所定数
の遊技球が下部入賞口装置34の隣合う複数個の入賞口35
に入賞して所定の入賞役が成立した時に、規定数の遊技
球を払い出すようにしたアレンジボール機において、遊
技盤24の障害釘群59よりも上方に、前段の条件に関係な
く遊技球が入る入球口45を備えた入賞装置30を配置し、
この入賞装置30の内部に、該入賞装置30内に入った遊技
球が選択的に分配され且つその分配された遊技球を検出
して遊技盤24の裏側に誘導する複数個の遊技球検出部4
6,47 を設け、この複数個の遊技球検出部46,47 の内、
一部の遊技球検出部47に遊技球が入賞した時に下部入賞
口装置34の入賞し難い入賞口35に遊技球が入賞したのと
同様になるように、該一部の遊技球検出部47を下部入賞
口装置34の遊技球が入賞し難い入賞口35に対応させ、他
の一部の遊技球検出部46に遊技球が入賞した時に下部入
賞口装置34の入賞し難い入賞口35に遊技球が入賞したの
と同様になるように、該他の一部の遊技球検出部46を下
部入賞口装置34の遊技球が入賞し易い入賞口35に対応さ
せているので、次のような顕著な作用効果を奏する。 前段の条件に関係なく入球口45から入賞装置30に遊
技球が入り、その遊技球が入賞装置30内の複数個の遊技
球検出部46,47 の一部の遊技球検出部47に分配された時
に、これに対応し且つ遊技球が入賞し難い入賞口35に遊
技球が入賞したのと同様になり、この入賞し難い入賞口
35を含む入賞役が成立し易くなるので、ゲーム構成の際
に、ベース問題も考慮して容易に機械上のバランス設計
をすることができ、遊技者に一定の利益を容易に還元で
きる。 入賞装置30内には複数個の遊技球検出部46,47 があ
り、その一部の遊技球検出部47を入賞し難い入賞口35
に、他の一部の遊技球検出部46を入賞し易い入賞口35に
夫々対応させているので、遊技球が入賞装置30に入った
後にも所定の確率での偶然性を持続でき、全ての遊技球
が前記入賞し難い入賞口35に対応する遊技球検出部47に
分配される場合に比較してゲーム自体に変化を持たせる
ことができる。従って、ベース問題も考慮した機械上の
バランス設計が容易であるにも拘わらず、ゲーム性も確
保できる。請求項2に記載の本発明では、一部の遊技球
検出部47を入賞装置30の下方近傍の入賞し難い入賞口35
に対応させ、他の一部の遊技球検出部46を入賞装置30の
下方近傍の入賞し難い入賞口35に対応させているので、
次のような顕著な作用効果を奏する。 各遊技球検出部46,47 に対応する入賞口35が入賞装
置30の下方近傍にあるので、入賞装置30の入球口45側に
遊技球を集中させれば、その入球口45に遊技球が入らな
い場合でも、その下側近傍の入賞口35に入賞する可能性
があり、入賞役の成立が容易にできる。請求項3に記載
の本発明では、入賞装置30の内部に、該入賞装置30内に
入った遊技球が選択的に分配され且つその分配された遊
技球を遊技盤24の前側に案内する通過口48を設けている
ので、次のような顕著な作用効果を奏する。 入賞装置30に入った遊技球が通過口48に分配される
可能性があるので、ゲーム性が更に向上する。 通過口48の遊技球は遊技盤の前側に案内するので、
下部入賞口装置34の入賞口35に入賞する可能性を持たせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアレンジボール機の正
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す遊技盤下部の拡大図で
ある。
【図4】従来例を示す遊技盤下部の拡大図である。
【符合の説明】
24 遊技盤 30 中央入賞装置 34 下部入賞口装置 35 入賞口 45 入球口 46,47 遊技球検出部 48 通過口 59 障害釘群

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(24)の下部に、多数の入賞口(35)
    を横一列状に配列した下部入賞口装置(34)を設け、この
    下部入賞口装置(34)の上方近傍に障害釘群(59)を設け、
    遊技盤(24)上に発射された所定数の遊技球が下部入賞口
    装置(34)の隣合う複数個の入賞口(35)に入賞して所定の
    入賞役が成立した時に、規定数の遊技球を払い出すよう
    にしたアレンジボール機において、遊技盤(24)の障害釘
    群(59)よりも上方に、前段の条件に関係なく遊技球が入
    る入球口(45)を備えた入賞装置(30)を配置し、この入賞
    装置(30)の内部に、該入賞装置(30)内に入った遊技球が
    選択的に分配され且つその分配された遊技球を検出して
    遊技盤(24)の裏側に誘導する複数個の遊技球検出部(46)
    (47)を設け、この複数個の遊技球検出部(46)(47)の内、
    一部の遊技球検出部(47)に遊技球が入賞した時に下部入
    賞口装置(34)の入賞し難い入賞口(35)に遊技球が入賞し
    たのと同様になるように、該一部の遊技球検出部(47)を
    下部入賞口装置(34)の遊技球が入賞し難い入賞口(35)に
    対応させ、他の一部の遊技球検出部(46)に遊技球が入賞
    した時に下部入賞口装置(34)の入賞し難い入賞口(35)に
    遊技球が入賞したのと同様になるように、該他の一部の
    遊技球検出部(46)を下部入賞口装置(34)の遊技球が入賞
    し易い入賞口(35)に対応させたことを特徴とするアレン
    ジボール機。
  2. 【請求項2】 一部の遊技球検出部(47)を入賞装置(30)
    の下方近傍の入賞し難い入賞口(35)に対応させ、他の一
    部の遊技球検出部(46)を入賞装置(30)の下方近傍の入賞
    し難い入賞口(35)に対応させたことを特徴とする請求項
    1に記載のアレンジボール機。
  3. 【請求項3】 入賞装置(30)の内部に、該入賞装置(30)
    内に入った遊技球が選択的に分配され且つその分配され
    た遊技球を遊技盤(24)の前側に案内する通過口(48)を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のアレンジ
    ボール機。
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