JPH0714753Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0714753Y2
JPH0714753Y2 JP1990122539U JP12253990U JPH0714753Y2 JP H0714753 Y2 JPH0714753 Y2 JP H0714753Y2 JP 1990122539 U JP1990122539 U JP 1990122539U JP 12253990 U JP12253990 U JP 12253990U JP H0714753 Y2 JPH0714753 Y2 JP H0714753Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
air conditioner
heat
exchanger unit
air
Prior art date
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Application number
JP1990122539U
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JPH0478423U (ja
Inventor
浩幸 山下
克宏 川端
毅 蛭子
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は、空気調和機に関し、さらに詳しくは複数の
熱交換器を空気流通方向に重合させてなる熱交換器ユニ
ットを備えた空気調和機に関するするものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 近年、熱交換器の高性能化を図る目的から、空気調和機
用の熱交換器における伝熱管として細径管が用いられる
ようになってきているが、このような細径管への冷媒分
流は難しくなっている。
例えば、実開平2−44626号公報に開示されているよう
に、天井埋込式空気調和機において、ファンを囲繞する
位置に熱交換器を配設し、該熱交換器に複数パスの冷媒
を流通させる構成とする場合、例えば空気流通方向に冷
媒パスが順次並ぶようにすると、各冷媒パスでの熱負荷
が異なることとなるため、熱交換器出口でき冷媒状態に
差が生じることとなり、熱交換能力の低下を招くおそれ
がある。特に、天井埋込式空気調和機の場合、熱交換器
の有効長さが長く必要なため、冷媒の圧力損失の関係か
ら各冷媒パス毎の熱負荷を均等にする(例えば、風下側
のパスを往復させる)ことが難しく、結果として各冷媒
パス毎の熱負荷が異なることとなる。
上記の不具合を解決するためには、各冷媒パスへの冷媒
分流量を変えてやることが考えられるが、上記した如
く、細径管への冷媒分流の難しさがネックとなって冷媒
分流量を調整することは極めて困難である。
本願考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、各冷媒
パス毎の熱負荷を均等ならしめることにより、熱交換能
力の向上を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項1の考案では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、複数の熱交換器14,14・・を
空気流通方向に重合させてなる熱交換器ユニット6を備
えた空気調和機において、前記熱交換器ユニット6にお
ける各熱交換器14を、風上側から順次風下側に向って重
合位置をずらされた状態で連続する複数の均等部14a,14
b・・により構成している。
請求項2の考案では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項1記載の空気調和
機において、前記熱交換器ユニット6を無端環状に構成
している。
請求項3の考案では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項1あるいは2記載
の空気調和機において、前記各熱交換器14を、多数並設
された伝熱管17,17・・と該伝熱管17,17・・に平行に接
合される多数の網状フィン18,18・・とにより構成して
いる。
(作用) 請求項1および2の考案では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
即ち、熱交換器ユニット6における各熱交換器14を、風
上側から順次風下側に向って重合位置がずらされた状態
で連続する複数の均等部14a,14b・・により構成したこ
とにより、各熱交換器14毎の熱負荷が均等となり、各熱
交換器14毎の出口冷媒状態が同じとなる。
請求項3の考案では、上記手段によって次のらうな作用
が得られる。
即ち、各熱交換器14を、多数並設された伝熱管17,17・
・と該伝熱管17,17・・に平行に接合される多数の網状
フィン18,18・・とにより構成したことにより、空気流
通方向へ屈曲加工性が向上するところから、各熱交換器
14における均等部14a,14b・・の形成が容易となる。
(考案の効果) 請求項1の考案によれば、複数の熱交換器14,14・・を
空気流通方向に重合させてなる熱交換器ユニット6を備
えた空気調和機において、前記熱交換器ユニット6にお
ける各熱交換器14を、風上側から順次風下側に向って重
合位置がずらされた状態で連続する複数の均等部14a,14
b・・により構成して、各熱交換器14毎の熱負荷が均等
となるようにしたので、各熱交換器14毎の出口冷媒状態
が同じとなり、各熱交換器14毎の能力を最大限に発揮さ
せることが可能となって、熱交換能力が大幅に向上する
という実用的な効果がある。また、各熱交換器14への冷
媒分配は、均等でよいこととなるので、冷媒分流が極め
て容易となるという効果もある。
請求項2の考案によれば、請求項1記載の空気調和機に
おいて、熱交換器ユニット6を無端環状に構成したの
で、前記請求項1における効果に加えて、例えば、熱交
換器ユニット6内にファンを配設した構成とした場合
に、流通空気全量を熱交換に寄与せしめることができる
という実用的な効果がある。
請求項3の考案によれば、請求項1あるいは2記載の空
気調和機において、前記各熱交換器14を、多数並設され
た伝熱管17,17・・と該伝熱管17,17・・に平行に接合さ
れる多数の網状フィン18,18・・とにより構成したの
で、空気流通方向へ屈曲加工性が向上するところから、
各熱交換器14における均等部14a,14b・・の形成が容易
となり、前記請求項1および2における効果に加えて、
熱交換器ユニット6の組み立てが容易となるという実用
的な効果がある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本願考案の幾つかの好適
な実施例を説明する。
実施例1 第1図ないし第4図には、本願考案の実施例1にかかる
空気調和機が示されている。本実施例は、請求項1、2
および3の考案に対応するものである。
本実施例の空気調和機は、第2図図示の如く、天井Cに
形成された開口部3の上方に吊り下げ具4,4(梁等から
垂設されている)により吊持された空気調和機本体(以
下、本体という)1と、該本体1の下面に対して税機開
口部3を閉塞すべく結合される化粧パネル2とによって
構成された天井埋込式とされている。
前記本体1内には、ファン5と、該ファン5を囲繞する
環状(本実施例の場合、四角形状)の熱交換器ユニット
6とが配設されている(第1図参照)。また、前記本体
1には、前記ファン5の吸込側において吸込空気通路7
が形成され、前記熱交換器ユニット6の外周側において
四方に吹出空気通路8,8・・が形成されている。符号9
はファンモータ、10はドレンパンである。
一方、前記化粧パネル2には、前記吸込空気通路7に対
応して空気吸込口11が形成され、前記吹出空気通路8,8
・・に対応して空気吹出口12,12・・が形成されてい
る。符号13は吸込グリルである。
上記構成の空気調和機においては、ファン5により空気
吸込口11から吸い込まれた空気Wは、熱交換器ユニット
6を通過する際に冷却あるいは加熱された後、吹出空気
通路8,8・・を経て空気吹出口12,12・・から室内に吹き
出されることとなっている(第2図参照)。
しかして、前記熱交換器ユニット6は、第1図図示の如
く、3個の熱交換器ユニット14,14,14を空気流通方向に
重合させて構成されているが、該各熱交換器14は、風上
側から順次風下側に向って重合位置をずらされた状態で
連続する3個の均等部14a,14b,14cにより構成されてい
る。つまり、本陣事例の場合、各熱交換器14は、風上側
から1列目に位置する第1の均等部14aと、風上側から
2列目に位置する第2の均等部14bと、風上側から3列
目(即ち、風下側)に位置する第3の均等部14cとより
環状体を形成する如く構成されているのである。符号15
は熱交換器14,14,14へ冷媒を分配させるための分流器、
16は熱交換器14,14,14からの冷媒を集合させるためのヘ
ッダーである。
そして、前記各熱交換器14は、第3図および第4図図示
の如く、多数並設された伝熱管17,17・・と該伝熱管17,
17・・に平行に接合される多数の網状フィン18,18・・
とにより構成されている。このように構成された熱交換
器14は、屈曲加工性に優れているため、上記した如く構
造の熱交換器ユニット6を形成する場合における組み立
てが容易となる。
上記の如く構成したことにより、本実施例の空気調和機
においては、熱交換器ユニット6を構成する各熱交換器
14,14,14毎の熱負荷が均等となる。即ち、各熱交換器14
は、風上側から1列目に位置する第1の均等部14aと、
風上側から2列目に位置する第2の均等部14bと、風上
側から3列目(即ち、風下側)に位置する第3の均等部
14cとをそれぞれ有することとなるため、各熱交換器14
と接触する空気流の温度分布が均等となるのである。従
って、各熱交換器14毎の出口冷媒状態が同じとなり、各
熱交換器14毎の能力を最大限に発揮させることが可能と
なって、熱交換能力が大幅に向上することとなる。この
ことにより、空気調和機として最大の能力を発揮させる
ことが可能となるのである。
また、各熱交換器14への冷媒分配は、均等でよいことと
なるので、冷媒分流も極めて容易となる。
さらに、本実施例における如く、熱交換器ユニット6を
無端環状となせば、ファン5からの空気流の全量を熱交
換に寄与せしめることができる。
実施例2 第5図には、本願考案の実施例2にかかる空気調和機が
示されている。本実施例は、請求項1、2および3の考
案に対応するものである。
本実施例の場合、熱交換器ユニット6は、円形環状とさ
れており、半周単位の熱交換器14を3列重合して構成さ
れている。このように構成したことにより、熱交換器の
有効長さをあまり長くすることなく、大型の熱交換器ユ
ニット6を構成することが可能となる。その他の構成お
よび作用効果は、実施例1の場合と同様なので説明を省
略する。
なお、上記各実施例においては、熱交換ユニット6を無
端環状となしているが、請求項1の考案の場合、これに
限定されるものではなく、適宜の形状を選択することが
できる。
また、上記説明では、天井埋込式空気調和機を実施例と
しているが、本願考案は、他の形式の空気調和機にも適
用可能なことは勿論である。
さらに、本願考案は、上記各実施例の構成に限定される
ものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲において適
宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例1にかかる空気調和機の横断
平面図(即ち、第2図I−I断面図)、第2図は第1図
図示の空気調和機の縦断面図、第3図および第4図は本
願考案の実施例1にかかる空気調和機に使用された熱交
換器の部分正面図および部分断面図、第5図は本願考案
の実施例2にかかる空気調和機の第1図相当図である。 5…ファン 6…熱交換器ユニット 14…熱交換器 14a,14b,14c…均等部 17…伝熱管 18…網状フィン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の熱交換器(14),(14)・・を空気
    流通方向に重合させてなる熱交換器ユニット(6)を備
    えた空気調和機であって、前記熱交換器ユニット(6)
    における各熱交換器(14)を、風上側から順次風下側に
    向って重合位置をずらされた状態で連続する複数の均等
    部(14a),(14b)・・により構成したことを特徴とす
    る空気調和機。
  2. 【請求項2】前記熱交換器ユニット(6)を、無端環状
    に構成したことを特徴とする前記請求項1記載の空気調
    和機。
  3. 【請求項3】前記各熱交換器(14)を、多数並設された
    伝熱管(17),(17)・・と該伝熱管(17),(17)・
    ・に平行に接合される多数の網状フィン(18),(18)
    ・・とにより構成したことを特徴とする前記請求項1あ
    るいは2記載の空気調和機。
JP1990122539U 1990-11-22 1990-11-22 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0714753Y2 (ja)

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JPH0478423U JPH0478423U (ja) 1992-07-08
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