JP3224226U - 省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】市販の空調機の吸い込み口に取り付けると共に、吸い込み口を吹き出し口から遠ざけて、室内に冷暖気を十分に行き渡らせることにより、省エネルギーを達成し、かつ迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備を提供する。【解決手段】室内空間の一側面に設置される空調機の吸い込み口に連結される省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備であって、当該空調機の吸い込み口を覆うように該空調機に連結される連結部10と、前記吸い込み口から離れる方向に向かって延伸するように、前記連結部と接続される、少なくとも一つの風導管20と、を備え、前記少なくとも一つの風導管における、前記連結部に接続される一端の相対する他端に遠端開口21が設けられる。【選択図】図1
Description
本考案は、風導管に関し、特にエアコンの吸い込み口に取り付けられるダクト設備に関するものである。
従来技術の空調機は、吹き出し口及び吸い込み口を備え、室内の空気を、該吸い込み口から該空調機内へ吸い込み、該空調機内の熱交換器(例えば、冷媒蒸発器など)により熱交換を行った後、冷たい又は暖かい空気を、該吹き出し口から放出する構成である。尚、ここでいう空調機は、冷房機または冷暖房機であっても構わない。
しかしながら、従来技術の空調機は、分離式エアコンの室内機(図6を参照)や、窓据付型エアコンにおける、左右に吹き出し口を有する空調機(図7を参照)、又は窓据付型エアコンにおける、単一吹き出し口の空調機(図8を参照)であるか否かにかかわらず、吹き出し口91と吸い込み口92との距離はかなり近いので、吹き出し口から放出された直後の冷気や暖気が、再び吸い込み口へ吸い込まれてしまう(ショートサーキット現象という)ことで、室内に冷暖気が十分に行き渡らなくなるので、冷暖房の性能を十分に発揮できなくなると共に、電力消費量も増加するという問題点があった。
故に、従来技術の空調機を改善する必要があった。
本考案は、前記の従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、市販の空調機の吸い込み口に取り付けると共に、吸い込み口を吹き出し口から遠ざけて、室内に冷暖気を十分に行き渡らせることにより、省エネルギーを達成し、かつ迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本考案は、室内空間の一側面に設置される空調機の吸い込み口に連結される装置であって、当該空調機の吸い込み口を覆うように該空調機に連結される連結部と、前記吸い込み口から離れる方向に向かって延伸するように、前記連結部と接続される、少なくとも一つの風導管と、を備え、前記少なくとも一つの風導管における、前記連結部に接続される一端の相対する他端に遠端開口が設けられる。
前記少なくとも一つの風導管の遠端開口の面積が、当該空調機の吸い込み口の面積より大きい。
前記少なくとも一つの風導管の数が二つであり、該両風導管の遠端開口の合計面積が、当該空調機の吸い込み口の面積より大きい。
前記少なくとも一つの風導管が、当該室内空間における、空調機が設置される側面の対向する側面に向かって延伸する。
前記少なくとも一つの風導管の数が二つであり、該両風導管の遠端開口がそれぞれ、当該室内空間における、空調機が設置されていない、対向する両側面に向かって延伸する。
本考案の構成によれば、該空調機から離れた場所に、空調機の吸い込み口に接続される遠端開口を形成することにより、吹き出し口から放出された直後の冷気や暖気が、再び吸い込み口へ吸い込まれてしまうことを防ぎ、また、吹き出し口から放出された冷気や暖気を、遠端開口へ送ることで、冷暖気を室内に十分に循環流通させるので、室内温度を迅速かつ均一に調節できると共に、電力消費量の節約にもなる。
以下、図面及び本考案の好ましい実施形態と合わせて、本考案が所期の目的を達成するために採用する技術手段について更に述べる。
図1及び図2に示すように、本考案に係る、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備を、分離型エアコンの室内機Aに取り付けた実施例においては、該室内機Aが、室内空間の側面に設置されると共に、吸い込み口A1(図2を参照)及び吹き出し口A2を有し、該吸い込み口A1は、該室内機Aの頂面に設けられる。尚、本考案はダクト設備であって、連結部10と二つの風導管20を備え、前記空調機は、冷房機または冷暖房機であっても構わない。
前記連結部10は、前記室内機Aの吸い込み口A1を覆うように、該室内機Aに連結されることで、空気が該連結部10を通って、該吸い込み口A1に入ることしかできず、該連結部A以外の外部通路から該吸い込み口A1に入ることができないので、前記吹き出し口A2から放出された直後の冷気や暖気が、すぐに吸い込み口A1に吸い込まれてしまうことを防ぐことができる。外観から見ると、該吸い込み口A1が、前記連結部10により密閉されている。尚、本実施例においては、前記連結部10の外形が箱体を呈し、この箱体の底部は、該空調機Aの吸い込み口A1に被せられ、また、この箱体の底部には、該吸い込み口A1と連通する開口部を有するが、該連結部10の具体的な外形は、それに限定されるものではなく、該連結部10が、該吸い込み口A1に被さるように、該吸い込み口A1と連通できればよい。
前記二つの風導管20はそれぞれ、前記吸い込み口A1から離間する方向に向かって延伸するように、前記連結部10の相対する両側に接続され、該両風導管20における、連結部10に接続される一端と相対する他端に遠端開口21が形成され、前記吹き出し口A2から放出された冷暖気は、該遠端開口21に向かって行き渡り、該風導管20を通って該吸い込み口A1に吸い込まれ、前記室内機A内で再び熱交換を行う。このような循環方式により、冷暖気を室内で十分に循環流通させることができるので、室内温度を迅速かつ均一に調節でき、且つ、電力消費量を節約することもできる。尚、前記風導管20の数は、これに限定されるものではなく、一つまたは複数の風導管20を設けてもよい。
本実施例においては、前記両遠端開口21の合計面積を、前記室内機Aの吸い込み口A1の面積より大きく設定して、本考案によって生じた余計な空気の流路抵抗を減らすことにより、該室内機Aに十分な空気を吸い込むことができる。
図3及び図4に示すように、本考案の第2実施例において、空調機Bは、窓据付型エアコンにおける左右吹き出し口を有する空調機であって、吸い込み口B1と二つの吹き出し口B2を有する。この第2実施例は、第1実施例とほぼ同一であるが、両風導管20Aがそれぞれ、空調機Bが取り付けられていない、対向する両垂直側面V(図3を参照)に沿って、空調機Bが設置される側面の対向する側面P(図3を参照)まで延伸する点において異なる。このような構成により、該両吹き出し口B2から放出された冷暖気は、該遠端開口21A(図3を参照)に向かって行き渡り、該両風導管20Aを通って該室内機Bに戻ることで、この室内空間で、互いに対称的な2つの循環経路が形成される。
図5に示すように、本考案の第3実施例において、空調機Cは、窓据付型エアコンにおける単一吹き出し口の空調機であって、吸い込み口C1と吹き出し口C2を有する。この第3実施例は、第1実施例とほぼ同一であるが、該空調機Cが、室内空間の隅に設置されている点において異なる。このように、本実施例での風導管20Bの数は、一つのみである。尚、前記風導管20Bの遠端開口21Bが該空調機Cの対角位置に設けられていることにより、この室内空間の対角線に沿う冷暖気の循環経路が形成され、それにより、ショートサーキットの問題が改善されると共に、室内温度を迅速に均一化する効果をもたらす。
前記技術特徴について、本考案に係る省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備は、市販の空調機の吸い込み口に取り付けられると共に、該空調機から離間する場所に遠端開口が形成されることにより、吹き出し口から放出された直後の冷気や暖気を、遠端開口へ行き届かせることから、冷暖気を室内で十分に循環流通させて、室内温度を迅速かつ均一に調節でき、また電力消費量を節約することもできる。
以上の説明は、本考案の好ましい実施形態に過ぎず、本考案に対して何ら限定を行うものではない。本考案について、比較的好ましい実施形態をもって上記のとおり開示したが、これは本考案を限定するものではなく、すべての当業者が、本考案の技術構想を逸脱しない範囲において、本考案の技術の本質に基づいて上記の実施形態に対して行ういかなる簡単な修正、変更及び修飾も、依然としてすべて本考案の技術構想の範囲内にある。
10、10A 連結部
20、20A、20B 風導管
21、21A、21B 遠端開口
A 室内機
A1、B1、C1、92 吸い込み口
A2、B2、C2、91 吹き出し口
B、C 空調機
P 対向する側面
V 垂直側面
20、20A、20B 風導管
21、21A、21B 遠端開口
A 室内機
A1、B1、C1、92 吸い込み口
A2、B2、C2、91 吹き出し口
B、C 空調機
P 対向する側面
V 垂直側面
Claims (5)
- 室内空間の一側面に設置される空調機の吸い込み口に連結される、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備であって、
当該空調機の吸い込み口を覆うように該空調機に連結される連結部と、
前記吸い込み口から離れる方向に向かって延伸するように、前記連結部と接続される、少なくとも一つの風導管と、を備え、
前記少なくとも一つの風導管における、前記連結部に接続される一端の相対する他端に遠端開口が設けられることを特徴とする、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備。 - 前記少なくとも一つの風導管の遠端開口の面積が、当該空調機の吸い込み口の面積より大きいことを特徴とする請求項1に記載の、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備。
- 前記少なくとも一つの風導管の数が二つであり、該両風導管の遠端開口の合計面積が、当該空調機の吸い込み口の面積より大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備。
- 前記少なくとも一つの風導管が、当該室内空間における、空調機が設置される側面の対向する側面に向かって延伸することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備。
- 前記少なくとも一つの風導管の数が二つであり、該両風導管の遠端開口がそれぞれ、当該室内空間における、空調機が設置されていない、対向する両側面に向かって延伸することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の、省エネルギー型であり、迅速に室内温度の均一化を図る空調ダクト設備。
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