JPH0714710Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

Info

Publication number
JPH0714710Y2
JPH0714710Y2 JP1989044997U JP4499789U JPH0714710Y2 JP H0714710 Y2 JPH0714710 Y2 JP H0714710Y2 JP 1989044997 U JP1989044997 U JP 1989044997U JP 4499789 U JP4499789 U JP 4499789U JP H0714710 Y2 JPH0714710 Y2 JP H0714710Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
side chamber
pressure
chamber
outflow side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989044997U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02135775U (ja
Inventor
昌一 松永
Original Assignee
昌一 松永
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昌一 松永 filed Critical 昌一 松永
Priority to JP1989044997U priority Critical patent/JPH0714710Y2/ja
Publication of JPH02135775U publication Critical patent/JPH02135775U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714710Y2 publication Critical patent/JPH0714710Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サイホン現象等によって負圧が発生した場合
でも逆流を確実に防止することができる弁装置に関す
る。
[従来の技術] 一般に水道設備においては、配管の一部にバキュームブ
レーカを設け、万一この配管内に負圧が発生した場合に
は、このバキュームブレーカから空気を吸入してこの配
管内の負圧を解消し、サイホン現象が発生してこの配管
内で逆流が生じるのを防止するように構成されている。
しかし、最近では高層建築等、大きい高低差にわたって
水道管が配管され、また水道配管の末端に直接接続され
る洗濯機等の機器が多くなっている。このため、この水
道配管内で逆流を生じる可能性が高くなっている。
このような逆流を確実に防止するためには、水道配管の
各所にバキュームブレーカを設けるとともに、この水道
配管の途中に逆止弁を設ける必要がある。この逆止弁は
高い信頼性を必要とするために、2つの逆止弁体を直列
に設けたいわゆるダブルチャッキと称される構造にする
必要がある。
しかし、このダブルチャッキ形の逆止弁は高価であり、
水道配管設備のコストの上昇を招く。また、既存の配管
の途中にこのような逆止弁を追加するためには、配管の
切断等、配管工事が面倒となり、大幅なコストの上昇を
招く。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、流路を開閉する弁装置に逆止弁機構を追加
し、この弁装置に上記のダブルチャッキ形の逆止弁と同
等の信頼性を有する逆止弁としての機能を兼用させ、逆
流を確実に防止するとともに、コストを低減することが
できる弁装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、流出側室側から着座して弁口を開閉する弁体
を備えた弁装置に、この流出側室に流入側室から流出側
室に向かう流れのみを許容する逆止弁機構を設け、また
この流出側室の上記逆止弁機構と上記弁体との間の部分
に連通するバキュームブレーカを設けたものである。
[作用] この弁装置は、通常の場合は開閉弁等の通常の弁装置と
して作用する。そして、万一この弁装置の流入側室に接
続されている配管内に負圧が作用した場合には、上記の
逆止弁機構が閉弁するとともに、上記の流出側室側から
着座する弁体も閉弁して逆止弁として作用する。したが
って、この弁装置は2つの逆止弁体を直列に配置したダ
ブルチャッキ形の逆止弁と同等の構成になる。また、弁
装置の中には、流出側室の圧力を受圧体等に作用させて
弁体を開閉するサーボ形弁等、内部の流路が複雑なもの
があり、万一内部の漏洩が生じると、弁体の下流側すな
わち流出側室に配管内の負圧が作用し、この弁体が開弁
する可能性がある。しかし、この弁体と上記逆止弁機構
との間の部分にはバキュームブレーカが連通されている
ので、このような場合にはこのバキュームブレーカが開
弁して大気を導入するので、この弁体が下流側が負圧に
なるのを確実に防止でき、この弁体が不所望に開弁する
ことがない。したがって、この弁装置は、ダブルチャッ
キ形の逆止弁と同等の信頼性を有し、この弁装置をこの
ようなダブルチャッキ形の逆止弁として兼用させること
ができ、逆流を確実に防止するとともに、コストを低減
することができるものである。
[実施例] 以下、図を参照して本考案の実施例を説明する。第1図
および第2図には、本考案の第1の実施例を示す。この
第1の実施例は、小型の副弁の開閉に対応して水圧によ
って開閉するいわゆるサーボ形の開閉装置に本考案を適
用した場合のものである。図中の1は弁箱であって、こ
の弁箱1内には高圧側である流入側室2および低圧側で
ある流出側室3が形成されている。そして、これら流入
側室2および流出側室3は弁口4を介して連通してい
る。また、この弁口4には、上記の流出側室3側から弁
体5が着座し、この弁口4を開閉するように構成されて
いる。また、この弁箱1には圧力室6が形成されてお
り、この圧力室6内には受圧体8が液密を保って移動自
在に収容されている。そして、この受圧体8は上記の弁
体5に弁軸10を介して連結されている。また、この受圧
体8に背面側はダンパ室7に形成され、このダンパ室7
は流量制御弁9を介して上記の流出側室3に連通してい
る。この流量制御弁9は、流出側室3からダンパ室7に
向かう流れを許容するが、このダンパ室7か流出側室3
に向かう流れは所定の小さな流量に制限するものであ
る。なお、13はストッパであって、このストッパ13を螺
進せることにより、この受圧体8のストロークを調整で
きるように構成されている。
そして、上記の圧力室6と上記の流入側室2とを連通す
る導圧通路11が形成されている。この導圧通路11の途中
には、この圧力室8に向かう方向の流れのみを許容する
逆止弁12が設けられている。また、この圧力室6には放
圧通路14が形成されており、この放圧通路14は放圧管15
等を介して小型の開閉弁である副弁(図示せず)に接続
されている。したがって、この副弁を閉することによ
り、導圧通路11を介して圧力室11内に導入された圧力が
この圧力室内に蓄積され、この圧力によって受圧体8が
下降し、弁体5が閉する。また、この副弁が開弁するこ
とにより、この圧力室6内の圧力が放圧され、この圧力
室内の圧力が低下し、弁体5の下面に作用する流入側室
2内の圧力によってこの弁体が開弁する。したがって、
この開閉弁装置はこの副弁の開閉に対応して開閉するよ
うに構成されている。
そして、この開閉弁装置の流入側室2および流出側室3
内には、それぞれ逆止弁機構20,30が設けられている。
これらの逆止弁機構20,30は、それぞれ弁座21,31、弁体
22,32を備え、これらの弁体22,23はそれぞれスプリング
23,33によって上記弁座21,31に着座するように付勢され
ている。そして、これらの逆止弁機構20,30によって、
流入側室2から流出側室3に向かう方向の流れのみが許
容され、逆方向の流れは阻止されるように構成されてい
る。また、上記の流出側室5の上記逆止弁機構30と弁体
5との間の部分と大気とを連通する大気連通通路16が形
成されており、この大気連通通路16にはバキュームブレ
ーカ17が設けられている。このバキュームブレーカ17は
従来のものと略同様な構成であり、第2図に示すよう
に、弁座を兼用したケース40と、このケース40内に設け
られた弁体41と、この弁体41を弁座に着座するように付
勢するスプリング42とから構成されている。
このような開閉弁装置は、これに接続されている配管内
に負圧が生じたような場合には、上記の逆止弁機構20,3
0が閉弁して逆流を防止し、サイホン現象の発生を防止
する。この実施例のような副弁の開閉に対応して開閉す
る弁装置の場合、内部の構造が複雑であり、内部で漏洩
が生じる可能性があり、この負圧が弁体5の下流側に作
用してこの弁体5が開弁する可能性がある。しかし、こ
の開閉弁装置にはバキュームブレーカ17が設けられてい
るので、万一この流出側室3内に負圧が作用しても、こ
のバキュームブレーカによってこの負圧が解消されるの
で、この弁体5の不所望な開弁が確実に防止される。
また、この実施例では、流入側室2にも逆止弁機構20が
設けられているので、副弁、放圧管15等を介して逆流が
生じた場合でも、この逆流を防止することができる。ま
た、第3図には、本考案の第2の実施例を示す。この実
施例のものは、手動で開閉される開閉弁装置に本考案を
適用したものである。すなわち、図中の15は弁箱であ
り、この弁箱51内には流入側室52および流出側室53が設
けられ、これらは弁口54を介して連通されている。そし
て、この弁口54には流出側室53側から弁体55が着座し、
この弁口を開閉するように構成されている。また、この
弁体55には弁軸56が取付けられ、この弁軸56は弁蓋58を
貫通して上方に突出している。なお、59はグランドパッ
キンである。また、この弁軸56には螺子部57が形成さ
れ、この螺子部は弁蓋に形成された雌螺子部に螺合して
いる。また、この弁軸56の上端部には、ハンドル60が取
付けられている。
そして、この開閉弁装置の流出側室53には逆止弁機構70
が設けられている。この逆止弁機構70は、この弁箱51と
一体に形成された弁座72、弁体71、およびこの弁体を付
勢するスプリング73とを備えている。また、この弁箱51
にはバキュームブレーカ取付け部61が一体に形成され、
この取付け部61内は連通口62を介して上記の流出側室53
の上記逆止弁機構70と弁体55との間の部分に連通してい
る。そて、この取付け部61内には、バキュームブレーカ
17が収容され、固定蓋63によって固定されている。な
お、このバキュームブレーカ17は、前述した第1の実施
例のバキュームブレーカと同様の構成である。
この第2の実施例のものは、その作用、効果は上記の第
1の実施例のものと同様である。なお、この第2の実施
例のものは、内部の構造が簡単で内部の別通路を介して
逆流が生じることはないので、逆止弁機構70は流出側室
53に1個だけでよい。
なお、本考案の上記の各実施例にも限定されない。例え
ば、開閉弁装置の形式、構造は上記のものには限定され
ない。さらに、本考案は開閉弁装置には限定されず、そ
の他の弁装置にも適用できる。
[考案の効果] 上述の如く本考案は、開閉弁等の通常の弁装置にダブル
チャッキ形の逆止弁と同等の信頼性を有する逆止弁機能
を兼用させることができる。したがって、このダブルチ
ャッキ形の逆止弁を追加したと同様の逆流防止の効果を
発揮でき、しかもコストを低減できる。また、既存の配
管においては、この配管の途中に設けられている開閉弁
等の弁装置を本考案の弁装置と交換するだけでよく、配
管工事が簡単となる等、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の縦断面図、第2図はバ
キュームブレーカの縦断面図、第3図は第2の実施例の
縦断面図である。 1…弁箱、2…流入側室、3…流出側室、5…弁体、17
…バキュームブレーカ、30…逆止弁機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱と、この弁箱内に形成された流入側質
    および流出側室と、これらの流入側室と流出側室とを連
    通する弁口と、この弁口に上記流出室側から着座してこ
    れを開閉する弁体と、上記流出側室に設けられ上記流入
    側室から流出側室への流れのみを許容する逆止弁機構
    と、上記の流出側室の上記逆止弁機構と上記弁体との間
    の部分に連通したバキュームブレーカとを具備したこと
    を特徴とする弁装置。
JP1989044997U 1989-04-19 1989-04-19 弁装置 Expired - Lifetime JPH0714710Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044997U JPH0714710Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044997U JPH0714710Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02135775U JPH02135775U (ja) 1990-11-13
JPH0714710Y2 true JPH0714710Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31558792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989044997U Expired - Lifetime JPH0714710Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714710Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123571U (ja) * 1984-07-18 1986-02-12 株式会社 電業社機械製作所 締切り逆止弁
JPS6130767U (ja) * 1984-07-30 1986-02-24 フシマン株式会社 バキユ−ムブレ−カ
JPS62151677A (ja) * 1985-12-25 1987-07-06 Takao Kojima 逆止弁付きボ−ルバルブ
JPS63151574U (ja) * 1987-03-25 1988-10-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02135775U (ja) 1990-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5114280A (en) Vacuum type sewage collecting system and vacuum valve controller for the same
US5363875A (en) Hydraulic disconnector
JPS60156119A (ja) 変調圧力作動パイロツト調圧弁
US5533546A (en) Assembly for prevention of backflow in valves
JPH0714710Y2 (ja) 弁装置
US4881571A (en) Modulating pressure operated pilot relief valve
JPH0932942A (ja) 逆止弁装置
JP4387718B2 (ja) フロート式ドレントラップ
EP0062715B1 (en) Improved fluid flow control valve
JPH0447553Y2 (ja)
JPH0330886Y2 (ja)
EP0474437A2 (en) Fluid pressure relay valve
JPH0342293Y2 (ja)
JP2520484Y2 (ja) 自動風呂釜の逆流防止装置
IL23112A (en) Toilet flush valve
JP2512800Y2 (ja) 寒冷地用減圧弁
JPS5845346Y2 (ja) 寒冷地用減圧弁
JPH02300600A (ja) パイロット式スチームトラップ
GB2197433A (en) Fluid control valves
RU2007650C1 (ru) Самозакрывающийся клапан
KR0113826Y1 (ko) 에어 탱크의 공기압 조절장치
JPH024241Y2 (ja)
JP2513891Y2 (ja) 逆流防止型減圧弁
KR200262876Y1 (ko) 감압밸브가 구비된 앵글밸브
JPH0821546A (ja) 逆止弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term