JP2513891Y2 - 逆流防止型減圧弁 - Google Patents

逆流防止型減圧弁

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JP2513891Y2
JP2513891Y2 JP1987031724U JP3172487U JP2513891Y2 JP 2513891 Y2 JP2513891 Y2 JP 2513891Y2 JP 1987031724 U JP1987031724 U JP 1987031724U JP 3172487 U JP3172487 U JP 3172487U JP 2513891 Y2 JP2513891 Y2 JP 2513891Y2
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valve
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紀生 小泉
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株式会社 光合金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型で安価な、逆流防止弁を有する減圧弁に
関する。
従来の逆流防止弁付減圧弁は、例えば実公昭61-37048
号公報のようにダイヤフラムを装着した減圧機能を有す
る調圧弁体と、逆流防止機能を有するチャッキ弁体をそ
れぞれ別体に形成しており、そのためどうしても弁箱が
大型化する上、部品点数が多くなり、構造が複雑になっ
てコスト高になるという欠陥があった。
そのため本考案は、より構造が単純で小型化した、コ
ストの安い、しかも逆止機能の優れた逆流防止型減圧弁
を提供すべくなされたものであり、調圧弁体自身に逆流
防止機能を有せしめてチャッキ弁体を省略すべく、引用
例では接続、固定されている弁桿と調圧弁体を分離し、
調圧弁体を弁桿に対して摺動自在に装着するようにした
ものであり、さらに、ダイヤフラムを省略し、調圧弁体
にもうけた陥凹部に減圧ばねを収容することにより弁箱
を小型化するとともに、弁箱に調圧弁体のガイド壁をも
うけることにより逆止機能を向上させるようにしたもの
である。
以下、本考案を図面に掲げる実施例に即して説明す
る。
図は、通常は地中に埋設される水道用メーターに接続
され、止水機能を有する減圧弁に本考案を適用した実施
例を示している。
弁箱1は側方に流入口2、流出口3を開口し、内部に
は流入口2から流出口3に至る流路の中間部に弁口4、
および弁口4を囲繞する上向きの弁座5を、流入口2の
下方にシリンダ壁6を、弁座5の上方にガイド壁7を、
それぞれ流入口2、流出口3と直角方向で同一軸心状に
形成する。弁箱1は上端にボンネット8を、下端にキャ
ップ9を接続、固定する。弁箱1内には上記シリンダ壁
6を摺動する環状パッキン10を装着したピストン11を収
容する。ピストン11は上方部を弁口4に突出する細径部
12とし、上記細径部12に小径環状パッキン13を装着す
る。下端に陥凹部14を形成し、陥凹部14に減圧ばね15を
収容し、キャップ9に係止されてピストン11に上向きの
押圧力を与えている。細径部12には、上記小径環状パッ
キン13を介して上記細径部12外周、および上記ガイド壁
7に沿って自由に上下動するよう、逆止弁体16を装着す
る。逆止弁体16はボンネット8に係止される逆止ばね17
により常に下方への押圧力を受けており、逆止弁体16の
下端にもうけた逆止パッキン18が弁座5に密着して弁口
4を閉塞するようにしている。19はボンネット8に螺合
された止水用のスピンドルであり、20はピストン11から
逆止弁体16が離脱しないようにする割りリング状の抜止
め部材である。
次に本考案の作動態様について説明する。
図は配管末端の蛇口が開かれ、流入口2から流出口3
側へ水が流れている流水状態を示しているが、流入口2
側の高圧の一次水は弁口4を通過して低圧の二次水とな
り、蛇口に至っている。蛇口をさらに開くと二次圧が低
下するため、逆止弁体16に働く下向きの水圧力が減少
し、減圧ばね15に押圧されてピストン11および逆止弁体
16が上昇し、流量が増大する。蛇口を閉じていくと二次
圧が増大するため、逆止弁体16に働く下向きの下降力が
増大し、逆止弁体16およびピストン11が下降して流量を
減少させる。蛇口を閉じきったとき二次圧が最大にな
り、逆止パッキン18が弁座5に密着し、流入口2からの
一次水を遮断する。逆止パッキン18が当接する弁座5と
シリンダ6を同径に構成しておけば、一次圧が変動して
も逆止弁体16に作用する上向きの水圧力とピストン11に
作用する下向きの水圧力が等しいため、二次圧が変動せ
ず、より望ましい減圧弁となる。上記上下方向に作用す
る一次側の水圧力により、蛇口から水が流れている流水
状態、および蛇口を閉じた停水状態の、いわゆる常態に
おいては図のように逆止弁体16の上端が抜止め部材20に
当接した状態のまま、すなわちピストン11と逆止弁体16
は一体となって作動しているので、ピストン11自体に働
く水圧力としては、逆止弁体16に作用する、弁座5の面
積に二次圧を乗じた下向きの水圧力だけとなり、これと
逆止ばね17の下降力との和が減圧ばね15による上向きの
力と釣り合っていることになり、減圧ばね15の調整で二
次圧が決定されることになる。減圧ばね15を強くすれば
二次圧が高くなり、反対に弱くすれば二次圧が低くな
る。
次に流水常態で本館側に負圧が生じた場合、通常の減
圧弁では、下向きの水圧力がなくなるためばねに押圧さ
れてピストンが最大限上昇し、流出口側の二次水が本館
側に流れる、いわゆる逆流が生じてしまう。しかし本考
案においては、ピストン11と逆止弁体16を分離している
ので、ピストン11は減圧ばね15に押圧されて上昇する
が、逆止弁体16は逆止ばね17に押圧されて直ちに下降
し、逆止パッキン18が弁座5に密着して二次水の本管側
への逆流を完全に防止する。そのため、本管側への汚水
の吸引、あるいは熱湯の逆流によるメーター等のプラス
チック部品の熱変形、といった事故は起こらない。逆止
弁体16はガイド壁7を案内として上下同するため、ピス
トン11に多少の偏心があっても影響されることはなく、
常に弁座5に正しい位置で当接し、逆止弁として十分な
性能が保証されることになる。当然のことではあるが、
逆止ばね17は小径環状パッキン13の摩擦力に打ち勝って
逆止弁体16を下降させる程度の強さは必要となる。
さらに実施例の減圧弁には止水機能も具備されてお
り、例えば蛇口等の交換時に止水したいような場合に
は、スピンドル19を回すとボンネット8に螺合されたス
ピンドル19が下降し、その下端が逆止弁体16に当接して
逆止弁体16を下降させ、逆止パッキン18が弁座5を閉塞
して一次水を遮断する。すなわち止水状態となる。ま
た、スピンドル19を下降していくと流量が減少するた
め、流量調整弁として使用することもできる。スピンド
ル19と逆止弁体16とは分離しており、連結機構を必要と
しないので、それだけ構造が単純になる。
以上のように本考案においては、ダイヤフラムを使用
しないで減圧弁を構成したことと、ピストン11の下端部
を抉って陥凹部14をもうけ、その中に減圧ばね15を収容
したことにより、弁箱を著しく小型化できたこと、減圧
用弁を逆流防止用弁として使用したのでそれだけ構造が
単純で部品点数が少なくなったこと、逆止弁体をガイド
壁に沿って上下動させているのでピストンの偏心等の影
響を受けず、確実に逆止弁体としての性能が保証される
こと等、優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 1……弁箱、2……流入口、3……流出口、4……弁
口、5……弁座、6……シリンダ壁、7……ガイド壁、
10……環状パッキン、11……ピストン、12……細径部、
13……小径環状パッキン、14……陥凹部、15……減圧ば
ね、16……逆止弁体、17……逆止ばね、18……逆止パッ
キン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口2から流出口3に至る流路の中間部
    に弁口4および弁口4を囲繞する上向きの弁座5を、流
    入口2の下方部にシリンダ壁6を、弁座5の上方部にガ
    イド壁7を、それぞれ流入口2、流出口3に対して直角
    方向で同一軸心上にもうける弁箱1と、シリンダ壁6を
    摺動する環状パッキン10を装着し、上端に弁口4内方に
    突出する細径部12を、下端に陥凹部14を形成するピスト
    ン11と、細径部12に、間に小径環状パッキン13を介して
    摺動自在に装着され、弁座5に密着して弁口4を閉塞す
    る逆止パッキン18を有し、ガイド壁7に沿って弁箱1内
    を上下動する逆止弁体16と、逆止弁体16を下向きに押圧
    する逆止ばね17と、陥凹部14内に収容され、ピストン11
    を上向きに押圧する減圧ばね15とを備えた逆流防止型減
    圧弁。
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JPS63139610U JPS63139610U (ja) 1988-09-14
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