JPH0714710U - アンテナ指向装置 - Google Patents

アンテナ指向装置

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JPH0714710U
JPH0714710U JP4167093U JP4167093U JPH0714710U JP H0714710 U JPH0714710 U JP H0714710U JP 4167093 U JP4167093 U JP 4167093U JP 4167093 U JP4167093 U JP 4167093U JP H0714710 U JPH0714710 U JP H0714710U
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JP
Japan
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antenna
azimuth
signal
angle
moving body
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Application number
JP4167093U
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English (en)
Inventor
明彦 伊藤
誠治 吉田
Original Assignee
株式会社トキメック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナの方位軸回りの制御を行う装置にお
いて移動体のローリングの影響を低減することができる
アンテナ指向装置とする。 【構成】 移動体のロール角を出力する垂直ジャイロ
(ロール角検出部)7と、各信号及びアンテナの指令方
位角であるアンテナコマンド方位角信号φE を処理して
アンテナ方位角制御信号φA を出力する信号処理部2
と、アンテナ3と、信号処理部2からの出力に基づきア
ンテナの方位角を制御するべくアンテナを回動させるア
ンテナ駆動部4とを備える。信号処理部2においてロー
ル角信号からアンテナコマンド方位角φE の補正を行
い、アンテナ方位角制御信号φA を出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヘリコプター、車両又は人間等の移動体に保持され、アンテナを固 定局である受信局又は送信局に指向させるアンテナ指向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のアンテナ指向装置としては、例えば、実開昭60−124120号に記 載したものがある。この中でアンテナ指向装置はジャイロを備え、方位を検出し 、常に、初期のアンテナの方向を中継用アンテナが向くようにアンテナの方位軸 を回転駆動することで、アンテナを受信局に指向させる技術を開示する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においてアンテナ指向装置を保持する移動体がロー リングを行う場合は、アンテナのとる方位に誤差が出るという問題がある。 他方、アンテナの方位軸回りと俯仰軸回りの2軸制御をすることができるアン テナ指向装置であれば、移動体のローリング分に応じてアンテナの俯仰角を制御 することによって影響を受けないようにすることができるが、その分装置が大型 化し、高価になるという問題もある。
【0004】 本考案は、かかる問題点に鑑みなされたもので、アンテナの方位軸回りの制御 を行う装置において移動体のローリングの影響を低減することができるアンテナ 指向装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、移動体に保持されるアンテナ指向装置 であって、アンテナの指令方位角であるアンテナコマンド方位角信号を処理して アンテナ方位角制御信号を出力する信号処理部と、アンテナと、信号処理部から の出力に基づきアンテナの方位角を制御するべくアンテナを回動させるアンテナ 駆動部とを備え、アンテナを指向させるアンテナ指向装置において、移動体のロ ール角を出力するロール角検出部を備え、信号処理部においてロール角信号から アンテナ方位角の補正を行いアンテナ方位角制御信号を出力する。
【0006】
【作用】
移動体がローリングを起こすと、そのロール角に応じて水平面における方位角 にずれがでる。従って、そのずれを補うべく信号処理部でロール角検出部からの ロール角信号に基づいてアンテナの方位角の補正を行いアンテナの方位角制御信 号を出力する。
【0007】 従って、アンテナの方位角の制御を行う装置において移動体のローリングの影 響を低減することができ、より正確にアンテナを相手局の方へ指向させることが できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本考案によるアン テナ指向装置のブロック図である。 アンテナ指向装置はヘリコプター、車両、人間等の移動体に対して保持され、 方位検出部1、信号処理部2、アンテナ3、アンテナの方位角を制御すべくアン テナ3を回転させるモータ4、モータ4によるアンテナ3の回転角度を検出する ロータリエンコーダ5、信号処理部2からの出力を増幅してモータ4に送る増幅 部6、及び移動体のロール角を検出して出力するロール角検出部である垂直ジャ イロ7を有する。
【0009】 方位検出部1は、磁気方位センサ及び/又は方位ジャイロ等からなり、移動体 の機首方向の方位を求め方位信号φD を信号処理部2に出力する。 垂直ジャイロ7は、移動体のロール角θR を検出して信号処理部2に出力する 。 信号処理部2には、方位検出部1及び垂直ジャイロ7からの各信号の他、相手 局に対する方位であるコマンド方位角φC が入力される。コマンド方位角は、移 動体に別に備えたアンテナを用いて相手局から送信されるコマンド方位角を受信 することにより得ることができる。また、別の方法として、移動体の位置に応じ て予め相手局への方位が分かっている場合にはテーブルにして備えておき、移動 体の位置からテーブルのデータをコマンド方位角として用いることもできる。
【0010】 信号処理部2は、ロール角補正信号演算部21、減算部22、23を有し、方 位検出部1、垂直ジャイロ7からの信号とコマンド方位角信号を処理してアンテ ナ方位角制御信号を出力する。 信号処理部2から出力されるアンテナ方位角制御信号は、増幅部6を介して増 幅され、モータ4を駆動してアンテナ3を回動させてアンテナ3の方位角を変化 させる。アンテナ3の回転角度はロータリエンコーダ5によって検出され、再び 信号処理部2へと送られ、アンテナ方位角制御信号との減算が行われるサーボル ープを形成する。
【0011】 次に、図2を参照しながら本実施例の作用を説明する。図において、100は 移動体、102は相手局である。 X軸を移動体の機首方向、即ち移動体のロール軸とし、Y軸を移動体水平時の ピッチ軸、Z軸を移動体水平時の方位軸とする。図2(a)(b)は移動体が水 平面上(X−Y平面上)にあり、X軸が北に一致する(φD =0)ときのX−Y 平面、Y−Z平面を示す。rは、アンテナ設定ベクトルを表し、そのX軸成分を x、Y軸成分をyとし、コマンド方位角φC とすると、 tan φC =y/x (1) が成立する。次に、移動体がX軸回りにθR だけローリングしたものとし、Y軸 がY’軸に、Z軸がZ’軸になるとすると、X−Y’平面が移動体の水平面とな り、このとき、アンテナ設定ベクトルrのY軸成分は、ycos θR になる。従っ て、X−Y軸平面におけるアンテナ設定ベクトルの射影ベクトルr’がなす方位 角φは、 tan φ =ycos θR /x (2) となり、(1)式に比べるとcos θR がかかる分小さくなる。
【0012】 従って、このローリングによる変化分をロール角補正信号演算部21で補正を 行う。ロール角補正信号演算部21による補正後の方位角をφA とすると、図3 (c)、(1)、(2)式から、 φA =tan -1(y/xcos θR ) =tan -1(tan φC /cos θR ) (3) となる。
【0013】 一般的には、移動体の機首方向が北を向いていないため、方位検出部からの方 位信号φD とコマンド方位角φC との減算を減算部22で行い、アンテナコマン ド方位角φE として、 φE =φC −φD (4) とする。そして、ロール角補正信号演算部21で、アンテナ方位角制御信号とな るφA を、 φA =tan -1(tan φE /cos θR ) (5) の演算によって求める。さらに信号処理部2はロータリエンコーダ5から検出さ れたアンテナの回転角信号φR を取り込み、減算部23で差を求めてアンテナ駆 動のためのアンテナ方位駆動信号φA −φR を出力し、増幅部6を介してモータ 4を駆動してアンテナ3を相手局102へ指向させる。
【0014】 このように、移動体のローリングによる方位角のずれを補正することにより、 アンテナの方位軸回りの制御を行う装置において、より正確にアンテナを相手局 の方へ指向させることができる。 尚、本実施例では、ロール角検出部として垂直ジャイロを使用した例について 説明したが、これに限られるものではなくレートジャイロ、加速度計で置き換え ることも可能である。
【0015】 また、本実施例では、方位検出部を使用して(4)式に示したように方位信号 φD とコマンド方位角φC との減算を行ってアンテナコマンド方位角φE とした が、これに限られるものではなく、直接手動によってアンテナコマンド方位角φ E を設定入力してロール角の補正を行うように構成することも可能であり、本願 考案の範囲に包含される。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、移動体のロール角を出力するロール角 検出部を備え、信号処理部においてロール信号からアンテナ方位角の補正を行い アンテナ方位角制御信号を出力することとしたので、アンテナの方位軸回りの制 御を行う装置において移動体のローリングの影響を低減することができ、より正 確にアンテナを相手局の方へ指向させることができる。
【提出日】平成5年8月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、移動体のロール角を出力するロール角 検出部を備え、信号処理部においてロール信号からアンテナコマンド方位角の補 正を行いアンテナ方位角制御信号を出力することとしたので、アンテナの方位軸 回りの制御を行う装置において移動体のローリングの影響を低減することができ 、より正確にアンテナを相手局の方へ指向させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるアンテナ指向装置のブロック図
である。
【図2】本考案にかかるアンテナ指向装置の説明図であ
り、移動体が水平面上にあるときの状態を示し、(a)
はX−Y平面、(b)はY−Z平面を示す。
【図3】本考案にかかるアンテナ指向装置の説明図であ
り、移動体がローリングを起こしたときの状態を示し、
(a)はX−Y’平面、(b)はY−Z平面、(c)は
X−Y平面を示す。
【符号の説明】
1 方位検出部 2 信号処理部 3 アンテナ 4 モータ(アンテナ駆動部) 7 垂直ジャイロ(ロール角検出部) 21 ロール角補正信号演算部 22、23 減算部 100 移動体 102 固定局
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に保持されるアンテナ指向装置で
    あって、アンテナの指令方位角であるアンテナコマンド
    方位角信号を処理してアンテナ方位角制御信号を出力す
    る信号処理部と、アンテナと、信号処理部からの出力に
    基づきアンテナの方位角を制御するべくアンテナを回動
    させるアンテナ駆動部とを備え、アンテナを指向させる
    アンテナ指向装置において、 移動体のロール角を出力するロール角検出部を備え、信
    号処理部においてロール角信号からアンテナコマンド方
    位角の補正を行いコマンド方位角制御信号を出力するこ
    とを特徴とするアンテナ指向装置。
JP4167093U 1993-07-29 1993-07-29 アンテナ指向装置 Pending JPH0714710U (ja)

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JP4167093U JPH0714710U (ja) 1993-07-29 1993-07-29 アンテナ指向装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019150848A1 (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 古野電気株式会社 レーダアンテナ装置及び方位測定方法
JP2021139805A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 日本電業工作株式会社 電波探知装置

Cited By (3)

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WO2019150848A1 (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 古野電気株式会社 レーダアンテナ装置及び方位測定方法
CN111344590A (zh) * 2018-01-30 2020-06-26 古野电气株式会社 雷达天线装置以及方位测定方法
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