JPH0520896Y2 - - Google Patents

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JPH0520896Y2
JPH0520896Y2 JP7385087U JP7385087U JPH0520896Y2 JP H0520896 Y2 JPH0520896 Y2 JP H0520896Y2 JP 7385087 U JP7385087 U JP 7385087U JP 7385087 U JP7385087 U JP 7385087U JP H0520896 Y2 JPH0520896 Y2 JP H0520896Y2
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JP
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signal
rotating body
control circuit
position sensor
circuit
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、磁気軸受装置に関する。
(考案の概要) 本考案は、回転体の固有回転周波数に基づいて
電磁石により回転体の位置を補償することによる
構造体の振動を防止するとともに、従来より簡単
な制御回路により、応答周波数の位相ずれを補正
してさらに有効に構造体の振動を防止しようとす
るものである。
(従来の技術) 従来の磁気軸受装置としては、たとえば、特開
昭59−212519号公報に係るものがある。この従来
の磁気軸受装置は、回転体の固有回転周波数に基
づいて電磁石により回転体の位置を補償すること
による構造体の振動を防止するとともに、応答周
波数の位相ずれを補正してさらに有効に構造体の
振動を防止するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の磁気軸受装置
にあつては、応答周波数の位相のずれを補正する
ために、センサ出力から所定範囲の周波数を取り
出し、その位相を進相させて伝達する第2演算回
路、ノツチフイルタ等を用いており、非常に制御
回路が複雑でコストも高くなるという問題点があ
つた。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は前記問題点を解決するため、回
転体の半径XY方向のそれぞれの位置を検出する
X方向およびY方向位置センサと、回転体の半径
XY方向のそれぞれの位置を決定するX方向およ
びY方向電磁石と、X方向およびY方向位置セン
サから信号を入力してX方向およびY方向電磁石
に信号を出力するX方向およびY方向制御回路
と、を備えた磁気軸受装置において、制御回路
は、位置センサからの信号と基準値との偏差から
位置補償信号を出力するX方向およびY方向位置
補償回路と、位置補償信号から回転体の固有回転
周波数を含む所定範囲の周波数成分を除去するX
方向およびY方向ノツチフイルタを有し、X方向
あるいはY方向ノツチフイルタの入力には、Y方
向あるいはX方向位置センサからの信号をハイパ
スフイルタを介して重畳する構成としたものであ
る。
(作用) このような構成の磁気軸受装置によれば、X方
向制御回路には、Y方向位置センサからの信号を
も入力させ、Y方向制御回路にはX方向センサか
らの信号をも入力させることにより、応答周波数
の位相のずれを補正するようにしたため、従来の
ように複雑な回路を用いる必要がなくコストも著
しく低減させることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。第1〜3は本考案による磁気軸受装置
の一実施例を示す図である。
第1図において、1は回転体であり、この回転
体1の半径XY方向のそれぞれの近傍には、回転
体1の半径XY方向の位置を決定するよう磁力を
発生して回転体1を磁気的に回転支持する、磁気
軸受としてのX方向電磁石2およびY方向電磁石
3が図外の構造体に固定されて配置されている。
さらに回転体1の半径XY方向のそれぞれの近傍
には、回転体1との間の隙間を検出することによ
り回転体1の半径XY方向のそれぞれの位置を検
出する、X方向位置センサ5およびY方向位置セ
ンサ6が配置されている。
X方向電磁石2およびX方向位置センサ5はX
方向制御回路8に連結しており、このX方向制御
回路8はX方向位置センサ5から信号を入力して
X方向電磁石2に信号を出力することにより回転
体1の半径X方向の位置を適正位置に保つよう制
御するようになつている。また、Y方向電磁石3
およびY方向位置センサ6はY方向制御回路9に
連結しており、このY方向制御回路9はY方向位
置センサ6から信号を入力してY方向電磁石3に
信号を出力することにより回転体1の半径Y方向
の位置を適正に保つよう制御するようになつてい
る。
X方向制御回路8には、回転体1の半径X方向
の適正位置に相当する回転体1とX方向位置セン
サ5との間の隙間をX軸基準値として信号入力
し、さらにX方向位置センサ5が検出した実際の
隙間に相当する検出信号を入力してその差を演算
し、その差に相当する信号に基づいて位置補償回
路11がその差を零にするよう補償して回転体1
のX方向位置を適正にするよう信号を出力する。
この信号はノツチフイルタ12および増幅回路1
3を経て、X方向電磁石2に回転体1のX方向の
位置補償に必要な電流等の信号を出力する。
ところで、回転体1は形状寸法的な軸を中心に
回転するのではなく物理質量的な慣性主軸を中心
に回転するため、両軸が完全に一致している場合
は別として、多くの場合は両軸は多少ずれている
ので、回転体1の回転中はその固有回転周波数で
X方向位置センサ5との間の隙間が変化する。こ
のような性質の隙間の変化は回転体1の回転の安
定のためには何ら支障のないものであり、むしろ
この隙間変化をX方向位置センサ5が検出するこ
とによるX方向制御回路8の制御作用はかえつて
構造体に無用の振動を生じるだけで何の益もな
い。したがつてこの回転体1の固有回転周波数に
対応するX方向位置センサ5との隙間変化はX方
向位置センサ5により検出されない方がよく、検
出されてもX方向制御回路8は無視する方が好ま
しい。このためにX方向制御回路8内にはノツチ
フイルタ12が設けられ、回転体1の固有回転周
波数を含む所定範囲の周波数の入力信号に対して
はX方向電磁石2に対する制御作用を行わないよ
うになつている。
ノツチフイルタ12の具体的なゲイン特性曲線
は第2図に、位相特性曲線は第3図に示すごとく
である。
Y方向制御回路9にもX方向制御回路8と同様
に位置補償回路15、ノツチフイルタ16、増幅
回路17が設けられており、X方向制御回路8と
同様に機能して回転体1の半径Y方向の位置を適
正に補償する。
さらに、X方向制御回路8およびY方向制御回
路9にあつては、その入力信号に対して出力信号
に位相遅れが固有回転周波数の直前で生じるた
め、そのままでは回転体1を起動、停止すると
き、固有回転周波数の直前で磁気軸受が不安定に
なる。そこで本考案はX方向制御回路8にはY方
向位置センサ6からの信号をも入力させて、その
出力信号の位相を90°進ませることにより上記位
相遅れを相殺して上記磁気軸受の不安定性を有効
に防止している。このとき、Y方向位置センサ6
からの信号はハイパスフイルタ20を通過させて
回転体1の固有回転周波数に至る直前の所定周波
数を越えた信号だけ通すようにして回転体1の低
周波での制御特性に支障を来さないようにしてい
る。
他方、Y方向制御回路9にはX方向位置センサ
5からの信号をも入力させて上述と同じ機能を持
たせているが、この場合にはハイパスフイルタ2
1の他に反転回路23を設け、実際には90°遅れ
ている位相を90°進んだ位相としてY方向制御回
路9に入力させている。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、磁気軸受
の回転体位置制御において、回転体の形状寸法的
な幾何学中心と、物理質量的な慣性中心のずれに
起因する位置センサ出力信号の変動に対して、回
転体の固有回転周波数付近での位置制御を敢えて
行わないようにすることにより、磁気軸受を含む
構造体に無用な振動が生じることを避けることが
できるとともに、固有回転周波数より低い周波数
の領域での制御特性に支障を来すことなく回転体
の固有回転周波数付近での振動を防止し、かつ応
答周波数の位相ずれを簡単な回路で補正できるた
め、制御回路を単純化できるとともに、コストも
著しく低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案による磁気軸受装置の一実
施例を示す図であり、第1図はその構成図と制御
ブロツク図、第2図は本考案によるX方向制御回
路8あるいはY方向制御回路9のゲイン特性曲線
図、第3図は同じく位相特性曲線図である。 1……回転体、2……X方向電磁石(磁気軸
受)、3……Y方向電磁石(磁気軸受)、5……X
方向位置センサ、6……Y方向位置センサ、8…
…X方向制御回路、9……Y方向制御回路、1
1,15……位置補償回路、12,16……ノツ
チフイルタ、13,17……増幅回路、20,2
1……ハイパスフイルタ、23……反転回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転体の半径XY方向のそれぞれの位置を検出
    するX方向およびY方向位置センサと、回転体の
    半径XY方向のそれぞれの位置を決定するX方向
    およびY方向電磁石と、前記X方向およびY方向
    位置センサから信号を入力して前記X方向および
    Y方向電磁石に信号を出力するX方向およびY方
    向制御回路と、を備えた磁気軸受装置において、
    前記制御回路は、前記位置センサからの信号と基
    準値との偏差から位置補償信号を出力するX方向
    およびY方向位置補償回路と、前記位置補償信号
    から回転体の固有回転周波数を含む所定範囲の周
    波数成分を除去するX方向およびY方向ノツチフ
    イルタを有し、前記X方向ノツチフイルタの入力
    には前記Y方向位置センサからの信号とX軸基準
    値との偏差信号をハイパスフイルタを介して重畳
    するとともに、前記Y方向ノツチフイルタの入力
    には、前記X方向位置センサからの信号とY軸基
    準値との偏差信号をハイパスフイルタおよび反転
    回路を介して重畳する構成であることを特徴とす
    る磁気軸受装置。
JP7385087U 1987-05-18 1987-05-18 Expired - Lifetime JPH0520896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7385087U JPH0520896Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7385087U JPH0520896Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63182323U JPS63182323U (ja) 1988-11-24
JPH0520896Y2 true JPH0520896Y2 (ja) 1993-05-28

Family

ID=30918543

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7385087U Expired - Lifetime JPH0520896Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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