JPH07146616A - 画像転写ブランケット - Google Patents
画像転写ブランケットInfo
- Publication number
- JPH07146616A JPH07146616A JP29632693A JP29632693A JPH07146616A JP H07146616 A JPH07146616 A JP H07146616A JP 29632693 A JP29632693 A JP 29632693A JP 29632693 A JP29632693 A JP 29632693A JP H07146616 A JPH07146616 A JP H07146616A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blanket
- drum
- intermediate transfer
- photoconductive
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷
法等において形成される静電荷像の中間転写で用いる中
間転写媒体用ブランケットに関する。 【構成】画像担持体上のトナー像を中間転写媒体に転写
し、さらに中間転写媒体から被転写体に転写する画像転
写方法で使用する媒体が、光導電性ブランケットである
ことを特徴とする。
法等において形成される静電荷像の中間転写で用いる中
間転写媒体用ブランケットに関する。 【構成】画像担持体上のトナー像を中間転写媒体に転写
し、さらに中間転写媒体から被転写体に転写する画像転
写方法で使用する媒体が、光導電性ブランケットである
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法、静電印刷法等において形成されるトナー像の中間転
写で用いる中間転写媒体用ブランケットに関する。
法、静電印刷法等において形成されるトナー像の中間転
写で用いる中間転写媒体用ブランケットに関する。
【0002】
【従来技術】画像担持体上のトナー像を、最終被転写体
に転写する方法として、画像担持体から、直接被転写体
上に転写を行なう方法と、一旦、中間体表面に転写した
後、再度転写して最終画像とする方法がある。最終的に
得られる画像の品質から言えば、中間転写体を経て転写
を行なう法が、一般的に良好である。しかし、機械が大
きくなる点、故障率、コスト、保守性の問題等からし
て、中間転写体の使用は、一部の乾式複写機を除いてあ
まり実用化されていない。しかし、画質を重要視する用
途や、特に液体現像法で画像を作成する場合には、中間
転写体の活用は、必要性の高いものとなる。
に転写する方法として、画像担持体から、直接被転写体
上に転写を行なう方法と、一旦、中間体表面に転写した
後、再度転写して最終画像とする方法がある。最終的に
得られる画像の品質から言えば、中間転写体を経て転写
を行なう法が、一般的に良好である。しかし、機械が大
きくなる点、故障率、コスト、保守性の問題等からし
て、中間転写体の使用は、一部の乾式複写機を除いてあ
まり実用化されていない。しかし、画質を重要視する用
途や、特に液体現像法で画像を作成する場合には、中間
転写体の活用は、必要性の高いものとなる。
【0003】感光体表面上のトナーを、先ず、中間転写
体表面に転写する方法としては、中間転写体自身の粘着
性を利用したり、又は、同時に静電電場を作用させて転
写を行なうことで、ほとんどのトナー像を転写し、次い
で、中間転写体表面上のトナーを、被転写体表面上に転
写する場合には、加熱により、トナーを溶解あるいは軟
化させた上で被転写体と接触させる方法により、トナー
を中間転写体表面から剥離させて、転写を行なう方法が
取られる。中間転写体としては、被転写体への転写時の
加熱に耐えるように、カプトン(デュポン社商標名)の
ような耐熱性のポリアミドイミド樹脂フィルムを支持体
として、この上に、シリコーンゴムまたはシリコーン樹
脂層を設ける。
体表面に転写する方法としては、中間転写体自身の粘着
性を利用したり、又は、同時に静電電場を作用させて転
写を行なうことで、ほとんどのトナー像を転写し、次い
で、中間転写体表面上のトナーを、被転写体表面上に転
写する場合には、加熱により、トナーを溶解あるいは軟
化させた上で被転写体と接触させる方法により、トナー
を中間転写体表面から剥離させて、転写を行なう方法が
取られる。中間転写体としては、被転写体への転写時の
加熱に耐えるように、カプトン(デュポン社商標名)の
ような耐熱性のポリアミドイミド樹脂フィルムを支持体
として、この上に、シリコーンゴムまたはシリコーン樹
脂層を設ける。
【0004】感光体上のトナー像を転写する際の、静電
転写を考えるとこの支持体フィルム背面から電場を印加
するか、又は、シリコーンゴム層と支持体との間に導電
層を設けて電場を作り、静電転写を行なうのであるが、
いずれも中間転写体自身に電場を印加する方法である。
この方法は、最終被転写体にトナー像を再転写する際に
も静電場がかかり、負の転写効果を与えてしまい、完全
転写を妨げることになり問題である。
転写を考えるとこの支持体フィルム背面から電場を印加
するか、又は、シリコーンゴム層と支持体との間に導電
層を設けて電場を作り、静電転写を行なうのであるが、
いずれも中間転写体自身に電場を印加する方法である。
この方法は、最終被転写体にトナー像を再転写する際に
も静電場がかかり、負の転写効果を与えてしまい、完全
転写を妨げることになり問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
のような中間転写を行なう電子写真法における課題であ
る、中間転写体から被転写体に転写する際の、転写性の
向上を得るために中間転写媒体の一部分のみを帯電・除
電させることのできる光導電性ブランケットを提供す
る。
のような中間転写を行なう電子写真法における課題であ
る、中間転写体から被転写体に転写する際の、転写性の
向上を得るために中間転写媒体の一部分のみを帯電・除
電させることのできる光導電性ブランケットを提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、 画像担持体
上のトナー像を中間転写媒体に転写し、さらに中間転写
媒体から被転写体に転写する方法に使用される中間転写
媒体が光導電性ブランケットであることを特徴とする画
像転写ブランケット。さらには、光導電性を示す電荷発
生材料を含むシリコーンゴムまたはシリコーン樹脂を表
面に持つ画像転写ブランケットである。すなわち、画像
担持体表面に作られたトナー画像を、中間転写媒体表面
に帯電させた静電荷の力により転写させ、転写後その電
荷を除去して、最終被転写媒体に転写することを可能に
する光導電性ブランケットに関する。
上のトナー像を中間転写媒体に転写し、さらに中間転写
媒体から被転写体に転写する方法に使用される中間転写
媒体が光導電性ブランケットであることを特徴とする画
像転写ブランケット。さらには、光導電性を示す電荷発
生材料を含むシリコーンゴムまたはシリコーン樹脂を表
面に持つ画像転写ブランケットである。すなわち、画像
担持体表面に作られたトナー画像を、中間転写媒体表面
に帯電させた静電荷の力により転写させ、転写後その電
荷を除去して、最終被転写媒体に転写することを可能に
する光導電性ブランケットに関する。
【0007】光導電性ブランケットは、たとえば、導電
性カーボンフィラーをニトリル系ゴムに均一練肉し、膜
化する。その上に光導電性組成物を均一に分散させた透
明なシリコーンゴムまたはシリコーン樹脂を膜化して作
製する。なお、光導電性組成物を均一に分散させた層と
しては、通常、光導電性化合物を15〜35重量%分散
させた層が好ましく、さらには20重量%以上が望まし
い。光導電性ブランケットは暗所での帯電電荷を保持
し、光照射によりその電荷を除去することができる。 実施例1 以下、図面を参照して本発明を説明する。
性カーボンフィラーをニトリル系ゴムに均一練肉し、膜
化する。その上に光導電性組成物を均一に分散させた透
明なシリコーンゴムまたはシリコーン樹脂を膜化して作
製する。なお、光導電性組成物を均一に分散させた層と
しては、通常、光導電性化合物を15〜35重量%分散
させた層が好ましく、さらには20重量%以上が望まし
い。光導電性ブランケットは暗所での帯電電荷を保持
し、光照射によりその電荷を除去することができる。 実施例1 以下、図面を参照して本発明を説明する。
【0008】図1は光導電性ブランケットの構成図の一
例である拡大断面図である。図1において、1は電荷発
生剤2である銅フタロシアニン光導電性組成物を均一に
分散させたシリコーンゴム層である。この層は銅フタロ
シアニン光導電性組成物(銅フタロシアニンおよびテト
ラニトロ銅フタロシアニンの組成物を98%硫酸でアシ
ッドペースティングし、洗浄した組成物)20部に対
し、シリコーンゴム(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン(株)製室温硬化型シリコーンゴム、SE5060)
80部を混練分散機で均一に分散させたものを塗布して
作る。3は導電性に優れたカーボン粉末系フィラー4
(三菱化成工業(株)製導電性カーボンブラック、#3
950)をニトリルブタジエンゴムに均一に練り込んだ
導電ゴム層である。5はアルミニウム製中間転写ドラム
である。
例である拡大断面図である。図1において、1は電荷発
生剤2である銅フタロシアニン光導電性組成物を均一に
分散させたシリコーンゴム層である。この層は銅フタロ
シアニン光導電性組成物(銅フタロシアニンおよびテト
ラニトロ銅フタロシアニンの組成物を98%硫酸でアシ
ッドペースティングし、洗浄した組成物)20部に対
し、シリコーンゴム(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン(株)製室温硬化型シリコーンゴム、SE5060)
80部を混練分散機で均一に分散させたものを塗布して
作る。3は導電性に優れたカーボン粉末系フィラー4
(三菱化成工業(株)製導電性カーボンブラック、#3
950)をニトリルブタジエンゴムに均一に練り込んだ
導電ゴム層である。5はアルミニウム製中間転写ドラム
である。
【0009】図2において、6は電子写真プリンターに
おける、赤外線感度を有する有機光導電体からなる感光
体ドラムで、矢印の方向に回転すると共にコロナ帯電器
7により、その表面は負に帯電される。8は赤外線レー
ザー書き込み光であって、画像上に走査露光して静電潜
像を作成する。9は液体現像器で、ここで潜像はトナー
の付着によって可視化される。11は中間転写体ドラム
で、12が光導電性ブランケットである。コロナ帯電器
13により光導電性ブランケット上で表面が正に帯電さ
れたまま感光体と接触し、トナーはその静電荷の力によ
り光導電性ブランケット上に転写する。転写後、圧胴ド
ラム15と接触する前に、ハロゲンランプ14により転
写ドラム表面上の帯電電荷を除電する。その後、静電気
引力を失ったトナーは熱により軟化させられたまま紙面
に定着される。光導電性ブランケット上のトナー残りは
減り、転写の安定性が増した。20,000回繰り返し
の連続転写実験においてもトナー残りは確認できなかっ
た。
おける、赤外線感度を有する有機光導電体からなる感光
体ドラムで、矢印の方向に回転すると共にコロナ帯電器
7により、その表面は負に帯電される。8は赤外線レー
ザー書き込み光であって、画像上に走査露光して静電潜
像を作成する。9は液体現像器で、ここで潜像はトナー
の付着によって可視化される。11は中間転写体ドラム
で、12が光導電性ブランケットである。コロナ帯電器
13により光導電性ブランケット上で表面が正に帯電さ
れたまま感光体と接触し、トナーはその静電荷の力によ
り光導電性ブランケット上に転写する。転写後、圧胴ド
ラム15と接触する前に、ハロゲンランプ14により転
写ドラム表面上の帯電電荷を除電する。その後、静電気
引力を失ったトナーは熱により軟化させられたまま紙面
に定着される。光導電性ブランケット上のトナー残りは
減り、転写の安定性が増した。20,000回繰り返し
の連続転写実験においてもトナー残りは確認できなかっ
た。
【0010】
【発明の効果】本発明の中間転写体の画像転写方法によ
れば、静電荷の力が最終被転写体への転写に影響しない
ため最終転写効率が向上し、それにともなう、中間転写
シート(光導電性ブランケット)上のトナー残りが減
り、中間転写シートの寿命を長くすることができた。
れば、静電荷の力が最終被転写体への転写に影響しない
ため最終転写効率が向上し、それにともなう、中間転写
シート(光導電性ブランケット)上のトナー残りが減
り、中間転写シートの寿命を長くすることができた。
【0011】
【図1】は光導電性ブランケットの構成の一例を示す説
明図(拡大断面図)である。
明図(拡大断面図)である。
【0012】
【図2】は湿式レーザープリンターの構成における本発
明の実施例を示す説明図(概略断面図)である。 (符号の説明) 1.シリコーンゴム層 2.電荷発生剤 3.導電ゴム層 4.カーボン粉末フィラー 5.中間転写ローラー 6.感光体ドラム 7.コロナ帯電器 8.レーザー書き込み光 9.液体現像器 10.塗膜調整ローラー 11.中間転写ドラム 12.光導電性ブランケット 13.コロナ帯電器 14.ハロゲンランプ 15.圧胴ローラー
明の実施例を示す説明図(概略断面図)である。 (符号の説明) 1.シリコーンゴム層 2.電荷発生剤 3.導電ゴム層 4.カーボン粉末フィラー 5.中間転写ローラー 6.感光体ドラム 7.コロナ帯電器 8.レーザー書き込み光 9.液体現像器 10.塗膜調整ローラー 11.中間転写ドラム 12.光導電性ブランケット 13.コロナ帯電器 14.ハロゲンランプ 15.圧胴ローラー
Claims (2)
- 【請求項1】画像担持体上のトナー像を中間転写媒体に
転写し、さらに中間転写媒体から被転写体に転写する方
法に使用される当該中間転写媒体が光導電性ブランケッ
トであることを特徴とする画像転写ブランケット。 - 【請求項2】光導電性を示す電荷発生材料を含むシリコ
ーンゴムまたはシリコーン樹脂を表面に持つことを特徴
とする請求項1記載の画像転写ブランケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29632693A JPH07146616A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 画像転写ブランケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29632693A JPH07146616A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 画像転写ブランケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07146616A true JPH07146616A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17832093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29632693A Pending JPH07146616A (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 画像転写ブランケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07146616A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6212350B1 (en) | 1998-04-17 | 2001-04-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Formation method, image formation system, and intermediate transfer body having a photoconductive resistivity change layer |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP29632693A patent/JPH07146616A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6212350B1 (en) | 1998-04-17 | 2001-04-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Formation method, image formation system, and intermediate transfer body having a photoconductive resistivity change layer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020702 |