JPH0714660A - 電線挿入用ハンド装置 - Google Patents

電線挿入用ハンド装置

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JPH0714660A
JPH0714660A JP15386893A JP15386893A JPH0714660A JP H0714660 A JPH0714660 A JP H0714660A JP 15386893 A JP15386893 A JP 15386893A JP 15386893 A JP15386893 A JP 15386893A JP H0714660 A JPH0714660 A JP H0714660A
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JP
Japan
Prior art keywords
chuck
electric wire
terminal block
movable base
force
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15386893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Goi
正治 五井
Kazuhiko Kinutani
和彦 絹谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0714660A publication Critical patent/JPH0714660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端子台に設けた電線挿入口に電線を挿入する際
に、電線の挿入量を略一定にし、結線の品質向上を図っ
た電線挿入用ハンド装置を提供する。 【構成】電線11を把持するチャック2は移動基台1に
対して支軸5を中心にして回動自在に設けられる。チャ
ック2と移動基台3との間に移動基台1に対するチャッ
ク2の移動に伴って伸縮するバネ3を備える。また、移
動基台1に対するチャック2の移動量は近接センサ4に
より検出される。移動基台1の移動に伴って電線11が
端子台10の電線挿入口10aに挿入されると、端子台
10から受ける挿入力によってチャック2が移動基台1
に対して回転する。このとき、チャック2が近接センサ
4に所定距離まで近づくと、近接センサ4は挿入完了信
号を発生し、移動基台1が停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速結端子を内蔵した端
子台の電線挿入口に電線を挿入することにより電線を自
動結線する電線挿入用ハンド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電線11を自動結線する図7
に示すような電線挿入用ハンド装置が知られている。こ
の電線挿入用ハンド装置は、電線11を把持するチャッ
ク2を備え、チャック2で把持した電線11が端子台1
0に設けた電線挿入口10aに挿入されるようにチャッ
ク2を移動させる。チャック2の移動にはロボット等が
用いられ、制御装置のプログラムで規定された2位置の
間で端子台10に開口する電線挿入口10aの開口面に
略直交する方向に沿ってチャック2が移動するようにな
っている。したがって、上記2位置の一方では電線11
をチャック2で把持し、他方に向かってチャック2を移
動させると電線11が電線挿入口10aに挿入されるの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電線挿入用
ハンド装置では、電線11を把持するときのチャック2
の位置およびその位置からのチャック2の移動距離が固
定的に設定されているものであるから、電線11の挿入
方向における端子台10の位置が定位置からずれている
場合や、チャック2による電線11の把持位置が定位置
からずれている場合には、電線11の端子台10への挿
入量に過不足が生じるという問題が生じる。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて発明したもの
であり、端子台に設けた電線挿入口に電線を自動的に挿
入するにあたって、端子台への電線の挿入量を略一定に
し、自動配線における品質向上を図った電線挿入用ハン
ド装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、端子台に開口する電線挿入口に
電線を挿入することにより電線を端子に自動結線する電
線挿入用ハンド装置であって、端子台に対して電線挿入
口の開口面と略直交する方向における距離を小さくする
ように移動する移動基台と、移動基台に取り付けられ電
線を把持するチャックと、チャックで把持した電線を移
動基台の移動に伴って端子台の電線挿入口に挿入する際
に電線が端子台から受ける挿入力を検出しこの挿入力が
所定の力に達したとき検出信号を発生する挿入力検出装
置と、挿入力検出装置から検出信号が発生したとき移動
基台を停止させる停止装置とを備えて成ることを特徴と
する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、チャックは移動基台に対して移動可能に取り付けら
れ、挿入力検出装置は、チャックと移動基台との間に配
設され移動基台に対するチャックの移動量に応じたバネ
力を発生するバネと、移動基台に対するチャックの移動
量を検出しこの移動量が所定値に達したとき検出信号を
発生する近接センサとから成ることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の構成によれば、電線を端子台の
電線挿入口に挿入する際に電線が端子台から受ける挿入
力を検出しこの挿入力が所定の力に達したとき検出信号
を発生する挿入力検出装置と、挿入力検出装置から検出
信号が発生したときに電線を把持しているチャックを移
動させている移動基台を停止させる停止装置とを備えて
いるので、電線の挿入方向における端子台の位置やチャ
ックによる電線の把持位置にかかわりなく、電線の端子
台への挿入力を略一定にすることによって、電線の端子
台への挿入量を略一定にすることができ、自動配線にお
ける品質向上を図ることができる。
【0008】請求項2記載の構成によれば、チャックが
移動基台に対して移動可能に取り付けられていることに
よって、電線を端子台に挿入する際に作用する挿入力を
受けてチャックが移動するのであり、この挿入力に応じ
てバネ力が作用することになる。したがって、移動基台
に対するチャックの移動量は挿入力に対応するのであっ
て近接センサでこの移動量を検出することによって挿入
力を検出することができる。
【0009】
【実施例】(実施例1)本実施例に示す電線挿入用ハン
ド装置は、図2に示すようなロボットコントローラ6に
よって制御される2台の多関節ロボット7(以下、ロボ
ットと略称する)である。ロボット7は安全柵21に包
囲されている。また、ロボット7は、ロボットコントロ
ーラ6に制御される図1に示すような移動基台1を備え
ている。この移動基台1は、図1の左右に移動し、移動
基台1の移動方向と略直交する支軸5を備え、この支軸
5を中心にチャック2が回動自在に設けられる。各ロボ
ット7に設けたチャック2は、図2に示すように、架台
23の上に設けられた供給台25に電線供給ドラム22
から供給されて略一定長に切断された電線11の両端部
を把持し、この状態で架台23の上面に載置された器具
本体24の側に移動する。さらに、両チャック2は、図
3に示すように互いにが遠ざかる向き(図3のD,E)
に移動し、電線11の両端部を器具本体24に設けられ
た端子台10の電線挿入口10aに挿入する。
【0010】チャック2の上端部と電線11の挿入方向
側の移動基台1の内面との間にはバネ3が設けられてい
る。チャック2に外力が作用しない状態では、チャック
2は長手方向が図1の上下になる中立位置に保持され
る。また、移動基台1の電線11の挿入方向側の内面に
は、チャック2の移動基台1に対する移動量を検出する
近接センサ4を備えている。この近接センサ4は、移動
基台1に対するチャック2の移動量が所定値になるとオ
ンし、検出信号である挿入完了信号を発信する。ここ
で、移動基台1に対するチャック2の移動量は、近接セ
ンサ4とチャック2との距離に対応しており、バネ3に
よるバネ力は移動基台1に対するチャック2の移動量に
対応しているから、挿入完了信号が出力された時点で電
線11の挿入力が所定の力に達したことがわかる。ロボ
ットコントローラ6は、図4に示すように、挿入完了信
号を受信すると移動基台1に停止信号を発信し移動基台
1の移動を停止させる。すなわち、ロボットコントロー
ラ6は停止装置として機能する。
【0011】次にこの電線挿入用ハンド装置の動作につ
いて説明する。チャック2は、電線11の電線挿入口1
0aへの挿入前には電線11の長手方向が略水平方向に
なるように電線11を把持し、移動基台1は電線11を
電線挿入口10aに挿入する向き(図1(a)のA)に
移動する。電線11の先端部が電線挿入口10aに挿入
され、電線11の端部の絶縁被覆が剥がされた導線部1
1aが端子台10に内蔵された速結端子(図示せず)に
結合され、絶縁被覆が電線挿入口10aの孔底(図7に
おける電線挿入口10aの小径部)に達すると、チャッ
ク2の移動が阻止され、チャック2は支軸5を中心に移
動基台1に対して図1における矢印B,Cの向きに相対
的に回転することになる。このとき、チャック2の上部
が近接センサ4に近づき、チャック2と近接センサ4と
の距離が所定値になったとき、近接センサ4は挿入完了
信号を発信する。この挿入完了信号をロボットコントロ
ーラ6が受信すると、ロボットコントローラ6は移動基
台1に停止信号を発信し、移動基台1の移動を停止させ
る。
【0012】電線11の挿入方向における端子台10の
位置や、チャック2による電線11の把持位置にかかわ
りなく、電線11の電線挿入口10aへの挿入力を検出
することによって挿入力を略一定にするから、電線11
の電線挿入口10aへの挿入量を略一定にすることがで
き、自動配線における結線の品質向上を図ることができ
る。
【0013】すなわち、電線11の電線挿入口10aへ
の挿入量が所定量に達したことを判定するので、電線1
1が電線挿入口10aに正確に挿入されたか否かを判定
することができ、別途に検査装置を設ける必要がないの
である。また、上記構成によって、電線11を電線挿入
口10aへ挿入した後、電線11を引張ってバネ3の伸
縮を検出すれば電線11と端子台10との結合強度の確
認をすることも可能である。
【0014】上記実施例ではバネ3としてコイルバネを
用いたがバネ3の種類や数や取付位置は、チャック2を
中立位置に保持させることができればどのようなもので
もよい。また、バネ3以外でもチャック2の移動量に対
応する負荷が保証できれば、他の構成(エアを用いるも
の)でもよい。さらに、上述したチャック2は、支軸5
を中心に回動自在に設けられていたが、移動基台1に対
してスライドさせてもよい。また、近接センサ4の種類
や数や取付位置は、移動基台1に対するチャック2の移
動量を判定できるものであればよい。 (実施例2)上記構成では、バネ3は、チャック2の上
部と電線11の挿入方向側の移動基台1の内面との間に
設けていたが、図5に示すように移動基台1の内面の左
右両側に支持体3aを設けている。この支持体3aは、
移動基台1の側壁に穿孔された孔を通して図5の左右方
向に移動自在となるように設けられる。この支持体3a
は圧縮バネであるバネ3に挿通されている。各支持体3
aはバネ3によって上記側壁から内側に突出し、両支持
体3aの端部がチャック2の上部両側面に当接すること
によって、チャック2は中立位置に保持される。 (実施例3)本実施例では、バネ3として所定値以上の
力がかかったときに始めて変位するバネ特性を有する図
6に示すようなバネを用いている。図6のバネによるチ
ャックの抵抗力はバネ3にかかる力を示し、チャックの
変位はバネの長さの変位を示す。このような特性を有す
るバネ3を用いれば、衝撃や振動があってもチャック2
は中立位置に保持される。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、チャッ
クで把持した電線を移動基台の移動に伴って端子台の電
線挿入口に挿入する際に電線が端子台から受ける挿入力
を検出しこの挿入力が所定の力に達したとき検出信号を
発生する挿入力検出装置と、挿入力検出装置から検出信
号が発生したときに電線を把持しているチャックを移動
させている移動基台を停止させる停止装置とを備えてい
るので、電線の挿入方向における端子台の位置やチャッ
クによる電線の把持位置にかかわりなく、電線の端子台
への挿入力を略一定にすることによって、電線の端子台
への挿入量を略一定にすることができ、自動配線におけ
る品質向上を図ることができるという効果がある。
【0016】請求項2の発明は上述のように、チャック
が移動基台に対して移動可能に取り付けられ、挿入力検
出装置が、チャックと移動基台との間に配設され移動基
台に対するチャックの移動量に応じたバネ力を発生する
バネと、移動基台に対するチャックの移動量を検出しこ
の移動量が所定値に達したとき検出信号を発生する近接
センサとにより構成されているので、電線を端子台に挿
入する際に作用する挿入力を受けてチャックが移動し、
この挿入力に応じてバネ力が作用することになる。した
がって、移動基台に対するチャックの移動量は挿入力に
対応するのであって近接センサでこの移動量を検出する
ことによって挿入力を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例1の電線を端子台に挿入する前
の状態を示す断面図である。(b)は実施例1の電線を
端子台に挿入した後の状態を示す断面図である。
【図2】実施例1のシステム全体の構成を示す斜視図で
ある。
【図3】実施例1の要部を示す斜視図である。
【図4】実施例1のシステムを示すブロック図である。
【図5】実施例2を示す要部断面図である。
【図6】実施例3のバネのバネ特性を示す図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 移動基台 2 チャック 3 バネ 4 近接センサ 10端子台 10a電線挿入口 11電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子台に開口する電線挿入口に電線を挿
    入することにより電線を端子に自動結線する電線挿入用
    ハンド装置であって、端子台に対して電線挿入口の開口
    面と略直交する方向における距離を小さくするように移
    動する移動基台と、移動基台に取り付けられ電線を把持
    するチャックと、チャックで把持した電線を移動基台の
    移動に伴って端子台の電線挿入口に挿入する際に電線が
    端子台から受ける挿入力を検出しこの挿入力が所定の力
    に達したとき検出信号を発生する挿入力検出装置と、挿
    入力検出装置から検出信号が発生したとき移動基台を停
    止させる停止装置とを備えて成ることを特徴とする電線
    挿入用ハンド装置。
  2. 【請求項2】 チャックは移動基台に対して移動可能に
    取り付けられ、挿入力検出装置は、チャックと移動基台
    との間に配設され移動基台に対するチャックの移動量に
    応じたバネ力を発生するバネと、移動基台に対するチャ
    ックの移動量を検出しこの移動量が所定値に達したとき
    検出信号を発生する近接センサとから成ることを特徴と
    する請求項1記載の電線挿入用ハンド装置。
JP15386893A 1993-06-24 1993-06-24 電線挿入用ハンド装置 Withdrawn JPH0714660A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8814277B2 (en) 2008-05-19 2014-08-26 Honda Motor Co., Ltd. Rustproof cover for automobile disk brake

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US8814277B2 (en) 2008-05-19 2014-08-26 Honda Motor Co., Ltd. Rustproof cover for automobile disk brake

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Effective date: 20000905