JPH10138182A - ロボットの教示装置 - Google Patents

ロボットの教示装置

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JPH10138182A
JPH10138182A JP8295577A JP29557796A JPH10138182A JP H10138182 A JPH10138182 A JP H10138182A JP 8295577 A JP8295577 A JP 8295577A JP 29557796 A JP29557796 A JP 29557796A JP H10138182 A JPH10138182 A JP H10138182A
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teaching
wire
pen
compass
movement
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Application number
JP8295577A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yamamoto
克己 山本
Tadashi Koyama
正 小山
Shinichi Sugita
真一 杉田
Toshiro Itaya
敏郎 板谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/42Recording and playback systems, i.e. in which the programme is recorded from a cycle of operations, e.g. the cycle of operations being manually controlled, after which this record is played back on the same machine
    • G05B19/427Teaching successive positions by tracking the position of a joystick or handle to control the positioning servo of the tool head, master-slave control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミー工具10を作業者がティーチングを行
えるロボットの教示装置において、ダミー工具10に追
従して移動して3次元空間における3次元座標位置を検
出する3次元座標位置検出手段30がティーチングペン
10の動きに正確に追従できるようにする。 【解決手段】ダミー工具10と3次元座標位置検出手段
30を連結する第2運動伝達部材100と、この第2運
動伝達部材100に伸縮可能な伸縮部100aを設け
た。更に、前記第2運動伝達部材100と前記ダミー工
具10および前記第2運動伝達部材100と前記3次元
座標位置検出手段30の各連結部を少なくとも3点で連
結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業者がダミー工
具を把持して工作物上の加工位置を教示するロボットの
教示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロボットの教示装置とし
て、本出願人の出願に係る特願平8−8221号に記載
されているものがある。このものは図7に示すように、
実際の加工に使用する工具と同じ形状のダミー工具Tが
取り付けられたティーチングペン10を作業者が一方の
手で持ち、他方の手でティーチングペンダント81を持
ち、ダミー工具Tを工作物W上の教示したい位置に位置
決めした後、ティーチングペンダント81の教示ボタン
82を押すことにより、ティーチングペン10の3次元
空間における座標位置と姿勢が教示データとして記憶さ
れるようになっている。
【0003】このティーチングペン10の3次元空間に
おける座標位置は、ティーチングペン10とワイヤ60
を介して連結されると共に、ティーチングペン10の3
次元方向の動きに追従して動作するティーチングコンパ
ス30によって検出される。このティーチングコンパス
30は、ワイヤ60の上下,左右方向の位置と、ティー
チングコンパス30に設けられた巻取リールからワイヤ
60が送り出される時の巻取リールの回転量からティー
チングペン10とティーチングコンパス30の間の距離
を検出して、ティーチングペン10の3次元空間におけ
る座標位置を検出するようになっている。
【0004】このワイヤが弛んだ状態ではティーチング
コンパス30にティーチングペン10の移動の動作が伝
わらないため、このワイヤ60には巻取リールの巻き取
り力によって常に張力がかかるようにしてあり、この張
力によってティーチングペン10とティーチングコンパ
ス30を連結するワイヤ60にテンションがかかり、テ
ィーチングペン10の移動に応じてティーチングコンパ
ス30が追従して応動できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のロボットの教示装置においては、ティーチングペン
10とティーチングコンパス30を連結する1本のワイ
ヤ60によって、ティーチングペン10の3次元方向の
移動にティーチングコンパス30を追従させているた
め、ティーチングコンパス30の各回転部を支持するベ
アリングの摩擦等によって、ティーチングコンパス30
がティーチングペン10の移動方向へ完全に追従しない
場合があった。この追従性を良くするためには、巻取リ
ールの巻き取り力を強くする方法があるが、この巻き取
り力を強くすると教示の際にティーチングペン10が傾
いたりするためティーチングに時間がかかるという問題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1のものにおいては、ダミー工具と、このダ
ミー工具の3次元方向の姿勢を検出する姿勢検出手段
と、このダミー工具に一端が取り付けられた運動伝達部
材と、この運動伝達部材の他端が取り付けられ、この運
動伝達部材の動きに追従して動作すると共に3次元方向
の動きを検出してダミー工具の3次元空間における座標
位置を検出する3次元座標位置検出手段からなるロボッ
トの教示装置において、前記ダミー工具と前記3次元座
標位置検出手段を連結する第2運動伝達部材と、この第
2運動伝達部材に伸縮可能な伸縮部を設けたことを特徴
とするものである。
【0007】請求項2のものにおいては、前記第2運動
伝達部材と前記ダミー工具および前記第2運動伝達部材
と前記3次元座標位置検出手段の各連結部を少なくとも
3点で連結したことを特徴とするものである。 (作用)請求項1においては、第2運動伝達部材により
ダミー工具の動きを3次元座標位置検出手段に伝える
が、この際、この第2運動伝達部材に設けた伸縮部がダ
ミー工具と3次元座標位置検出手段との間に常に張力を
生じた状態で連結するので、ダミー工具の動きをより確
実に3次元座標位置検出手段に伝えられる。
【0008】請求項2においては、第2運動伝達部材と
ダミー工具との連結部および第2運動伝達部材と3次元
座標位置検出手段との連結部を少なくとも3点で固定し
て連結するので、ダミー工具の動きに追従して第2運動
伝達部材が動くと、3次元座標位置検出手段の第2運動
伝達部材との連結部3点を均等に引っ張り、3次元座標
位置検出手段がダミー工具の方向に確実に追従して移動
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。図1は本発明の実施の形態におけるロ
ボット教示装置の全体図である。なお、図中の番号で従
来と同じものは同じ番号が付してある。図1において、
10は実際の加工に使用する工具と同じ形状のダミー工
具Tが取り付けられたティーチングペンであり、このテ
ィーチングペン10には、ダミー工具Tの他に、このダ
ミー工具Tの姿勢を検出する後述のセンサが取り付けら
れている。教示する際には、作業者がこのティーチング
ペン10を持ち、ダミー工具Tを工作物Wに当接させて
教示作業を行う。
【0010】30はティーチングペン10の3次元空間
における座標位置の検出を行うティーチングコンパス
で、ティーチングペン10とは距離検出用のワイヤ60
とティーチングペン10の動きをティーチングコンパス
30に伝えるための運動伝達部材100により連結され
ている。このティーチングコンパス30は、例えば、ワ
ークを載置するテーブル付近のベッド上またはロボット
の作業エリア内への作業者の進入を防止する防護柵のロ
ボット上方の位置等に固定される。
【0011】前記運動伝達部材100は、図2に示すよ
うに、伸縮部100aとこの伸縮部100aの両端から
それぞれ分岐した3つの線材からなる三叉線部100
b,100cで構成されている。この伸縮部100aは
ゴム,スプリングなどの弾性体からなり、前記三叉線部
100b,100cはワイヤなどの伸縮しない線材で構
成され、伸縮部100aの両端に設けたジョイントJ
1,J2を介して三叉線部100b,100cを構成す
る各線材111〜113,121〜123の一端が取り
付けられている。また、前記ワイヤ60のティーチング
ペン10側の一端は前記ジョイント部J1に取り付けら
れている。前記三叉線部100b,100cを構成する
各線材111〜113,121〜123の他端である環
状の端部111e〜113e,121e〜123eは、
各端部111e〜113e,121e〜123eの3点
を結んだ時に面S1,S2がそれぞれ形成されるように
それぞれティーチングペン10,ティーチングコンパス
30に取り付けられる。この取り付け位置については後
述する図3〜図6の説明で行う。
【0012】前記ティーチングペン10の詳細を図3に
示す。11は作業者が把持する把持部材であり、この把
持部材11の一端の開口部11aは、旋回支持部材12
と傾斜センサGを内部に保持する傾斜センサ支持部材1
3の接合部に取り付けられたベアリング14により支持
され、また、他端の開口部11bは、この開口部11b
に取り付けられた回転支持部材16を介して、傾斜セン
サ支持部材13に取り付けられたベアリング15により
支持されている。これにより、この把持部材11は回転
軸線S1回りに回転可能に支持されている。この把持部
材11と傾斜センサ支持部材13間の回転軸線S1回り
の相対角度はポテンションメータP1により検出できる
ようになっている。また、前記傾斜センサGはダミー工
具Tの図中L−R方向の傾きを検出できるようになって
いる。
【0013】なお、前記ポテンションメータP1による
角度の検出について、図3のように、使用する工具の回
転軸線と回転軸線S1が一致する場合には、把持部材1
1を回転させても工具の位置が変わらないため角度の検
出は必要がない。しかし、使用する工具の回転軸線と回
転軸線S1が一致しない場合(把持部材11に取り付け
るダミー工具Tの回転軸線と回転軸線S1が一致しない
場合)には、把持部材11を回転させるとダミー工具T
の回転軸線の位置も変わってしまうため、ダミー工具の
位置を把握する必要がある。この位置を把握をするため
に、ポテンションメータP1による角度の検出が必要と
なる。
【0014】前記回転支持部材16の一端には、ダミー
工具Tが着脱可能なチャック17を備えるダミー工具支
持部材18が取り付けられている。前記旋回支持部材1
2上には、延出部Cが形成された円板19がベアリング
20を介して前記回転軸線S1に対して直交する回転軸
線S2回りに回転可能に支持されている。
【0015】この円板19上には運動伝達部材100の
線材111の端部111eが支持ボルトN1を介して取
り付けられ、この円板19上の支持ボルトN1と回転軸
線S2を通って対向する位置に線材112の端部112
eが支持ボルトN2を介して取り付けられている。前記
延出部Cの端部には線材113の端部113eが支持ボ
ルトN3を介して付けられている。なお、これら端部1
11e〜113eは支持ボルトN1〜N3によって完全
に固定されるのではなく、それぞれ支持ボルトN1〜N
3を中心に回転可能に自由度を持たせて取り付けられて
いる。そして、この支持ボルトN1〜N3の各点を結ん
だ図中点線で示す三角形の重心位置C1上に各線材11
1〜113の一端を取り付けるジョイントJ1が位置す
るようになっている。
【0016】例えば図4の点線で示すように把持部材1
1を移動させると、円板19は運動伝達部材100によ
り引っ張られ回転が規制された状態で、把持部材11が
回転軸線S2回りに回転する。この時の把持部材11と
円板19間の回転軸線S2回りに生じる相対角度、すな
わちダミー工具Tの姿勢がポテンションメータP2によ
り検出できるようになっている。
【0017】次に、前記ティーチングコンパス30の詳
細を図5,図6に示す。31はベースで、このベース3
1はワークを載置するテーブル付近または作業エリア内
への進入を防止するために設けられた防護柵のロボット
上方に取り付けられる。この取り付ける位置は通常の作
業に支障のない位置にボルト32a,32bにより固定
される。
【0018】このベース31上にはベアリング33を介
して回転台34が回転軸線S3の回りに回転可能に支持
されている。この回転台34の回転は、図略のボルトに
より回転台34と一体的に取り付けられたギヤー35
と、このギヤー35に平行な軸線回りに回転可能なギヤ
ー36を介してポテンションメータP3に伝えられるよ
うになっている。これによりポテンションメータP3に
より回転台34の回転位置が検出できるようになってい
る。
【0019】前記回転台34上には、この回転台34の
回転軸線S3方向に延びる延出部材37が図略のボルト
により取り付けられている。この延出部材37には旋回
台38がベアリング39を介して前記回転軸線S3に直
交する回転軸線S4回りに回転可能に取り付けられ、こ
の旋回台38の回転は図略のボルトによりこの旋回台3
8と一体的に取り付けられたギヤー40,ギヤー41を
介してポテンションメータP4により検出できるように
なっている。
【0020】この旋回台38上には、前記回転軸線S4
と平行な回転軸線S5と同心となるように、軸部42が
ボルト42aにより固定されている。この軸部42に
は、内部につる巻状のスプリング43を収納するスプリ
ング収納室44を構成する巻取部材45aと蓋部材45
bからなる巻取リール45がベアリング46,ベアリン
グ47により回転軸線S5回りに回転可能に支持されて
いる。このスプリング収納室44に収納されたつる巻状
のスプリング43は、軸部42を取り巻くように設けら
れており、一端は軸部42に取り付けられ、他端は巻取
リール45に取り付けられている。なお、この図5,図
6においては、巻取リール45からワイヤ60が送出開
始される点と旋回台38の回転軸線S5と回転台34の
回転軸線S3がいずれも交わる位置関係に構成してあ
る。この構成により、巻取リール45に巻き付けられた
ワイヤ60が引っ張られると、巻取リール45がスプリ
ング43の力に抗してワイヤ60を送り出す方向に回転
し、巻取リール45からワイヤ60が送出される。ま
た、ワイヤ60を引っ張る力が弱まると、巻取リール4
5がスプリング43の力により巻き取るように作用し、
ワイヤ60が巻取リール45に巻き取られる。
【0021】この巻取リール45の回転量はポテンショ
ンメータP5により検出できるようになっている。この
ポテンションメータP5の出力は巻取リール45から送
り出されるワイヤ60の長さに比例しており、この出力
からワイヤ60の一端が連結されたティーチングペン1
0とティーチングコンパス30間の直線距離を求めるこ
とができる。
【0022】前記旋回台38上にはワイヤ押圧部材50
が設けられている。このワイヤ押圧部材50は、一端が
旋回台38上に突出して設けられた旋回軸48に揺動可
能に取り付けられ、他端には巻取リール45に巻き付け
られたワイヤ60と当接するローラ49が設けられてい
る。また、このワイヤ押圧部材50の押圧力は押圧スプ
リング51により調整できるようになっている。
【0023】更に、前記旋回台38には、ワイヤ60を
上下から挟んで案内する一対の上下案内ローラ53a,
53bが設けられた案内部材54がボルト55,56に
より取り付けられている。この案内部材54によりワイ
ヤ60の送り出し,巻き取りを常に同じ位置で行うよう
にしている。57はバランスウェイトで、旋回台38に
図略のボルトにより取り付けられている。このバランス
ウェイト57により、重心アンバランストルクによるワ
イヤ60の折れ等を防止して測定誤差を無くすと共に、
旋回台38の回転軸線S4回りの回転の追従性を向上さ
せるために設けられている。
【0024】前記旋回台38上には、図5,図6に示す
ように、回転軸線S4と平行な方向に延びるフランジF
1と回転軸線S3と平行な方向に延びるフランジF2の
一端がそれぞれ螺着されており、前記フランジF1の他
端に線材121の端部121eが支持ボルトN4を介し
て取り付けられ、前記フランジF2の他端に線材122
の端部122eが支持ボルトN5を介して取り付けられ
ている。また、前記旋回台38の上部に一端が螺着され
たフランジF3の他端によって一端が支持された線材取
り付用のフランジF4の他端には線材123の端部12
3eが支持ボルトN6を介して取り付けられている。な
お、端部121e〜123eは支持ボルトN4〜N6に
よって完全に固定されるのではなく、それぞれ支持ボル
トN4〜N6を中心に回転可能に自由度を持たせて取り
付けられている。そして、この支持ボルトN4〜N6の
各点を結んだ図中点線で示す三角形の重心位置C2上に
各線材121〜123の一端を取り付けるジョイントJ
2が位置するようになっている。
【0025】以下、再び図1を参照して説明する。70
は、前記ポテンションメータP1〜P5と前記傾斜セン
サGにより検出されたアナログ値をデジタルのデータに
変換するA/D変換器である。このA/D変換器70の
出力は座標変換装置80に入力されるようになってい
る。この座標変換装置80には、ティーチングペンダン
ト81が接続されており、このティーチングペンダント
81上には教示ボタン82が設けられている。この教示
ボタン82が押されると、この動作に同期して、各ポテ
ンションメータP1〜P5と傾斜センサGの出力が座標
変換装置80によりサンプリングされるようになってい
る。
【0026】この教示ボタン82が押されると、座標変
換装置80は、サンプリングされた各ポテンションメー
タP1〜P5と傾斜センサGの出力に基づき、ティーチ
ングコンパス30が設置された位置を基準とするティー
チングコンパス座標系(Xt,Yt,Zt)におけるテ
ィーチングペン10の教示点を求める。次に、この教示
点を、公知のキャリブレーション演算により、ロボット
Rが設置された位置を基準とするロボット座標系(X
r,Yr,Zr)から見たティーチングコンパス座標系
(Xt,Yt,Zt)をベクトル定義することにより、
ティーチングコンパス座標系(Xt,Yt,Zt)に基
づいて作成した教示データをロボット座標系(Xr,Y
r,Zr)における教示点のデータに変換する処理を行
う。
【0027】このようにして全ての教示点についてロボ
ット座標系(Xr,Yr,Zr)に変換する処理が行わ
れた後、座標変換装置80を操作することより、ロボッ
ト制御装置90に転送され、教示データとして記憶され
る。このロボット制御装置90には、制御対象であるロ
ボットRと図略のオペレーティングボックスが接続され
ている。このオペレーティングボックスを操作すること
により、ロボットRを制御するプログラムの入力,プロ
グラムの実行等の指示が行える。
【0028】以上の構成において、バリ取り位置の教示
を行う際のティーチングペン10およびティーチングコ
ンパス30の動作について説明する。作業者がティーチ
ングペン10を把持して移動させと、ティーチングペン
10に取り付けられた3本の線材111〜113が伸縮
部100aにより張力が加わった状態で線材121〜1
23を引っ張る。すると、線材121〜123の端部1
21e〜123eの3点に均等の引っ張る力が働く。こ
の端部121e〜123eの3点に働く均等に引っ張る
力によって、ティーチングコンパス30がティーチング
ペン10の動きに追従して応動する。例えば、凧が糸を
引っ張る方向に向くのと同じように追従する。
【0029】このような構成で、バリ取り位置の教示を
行う際の操作について、図1に基づいて説明する。ま
ず、ロボット制御装置90に接続されたオペレーティン
グボックス81を操作して教示モードに設定する。次
に、作業者によりティーチングペン10にバリ取りを行
う際に使用する工具と同じ形状のダミー工具Tを取り付
ける。
【0030】次に、一方の手でティーチングペン10を
把持し、他方の手でティーチングペンダント81を把持
する。そして、ティーチングペン10を操作してダミー
工具Tをワーク上の教示したいバリ取り位置Bに所望の
姿勢で位置決めした後、教示ボタン82を押すことによ
り、この教示ボタン82を押した時のポテンションメー
タP1〜P5と傾斜センサGの出力がA/D変換器70
を介して座標変換装置80に入力される。この座標変換
装置80では入力されたポテンションメータP1〜P5
と傾斜センサGの出力から、ティーチングコンパス座標
系(Xt,Yt,Zt)の教示データを求め、この教示
データを更にロボット座標系(Xr,Yr,Zr)の教
示データに変換する処理を行う。この処理により変換さ
れたロボット座標系(Xr,Yr,Zr)の教示データ
は座標変換装置80内の図略のメモリに記憶される。
【0031】以上の操作を繰り返すことにより、ロボッ
トRのバリ取り位置Bの教示が行われる。以上のよう
に、ティーチングペン10の動きをティーチングコンパ
ス30に伝えるための運動伝達部材100を設けると共
に、ティーチングペン10に取り付けられた3本の線材
111〜113の端部111e〜113eの3点と、テ
ィーチングコンパス30に取り付けられた線材121〜
123の121e〜123eの3点とを、線材111〜
113,線材121〜123および伸縮部100aによ
り、ティーチングペン10の移動に応じて互いに各3点
を均等に引っ張る(図2に示すように線材111〜11
3,線材121〜123によって面S1,面S2の各3
点を均等に引っ張る)力が働くようにしたので、ティー
チングコンパス30がティーチングペン10の動きに敏
感に追従でき、ティーチングペン10の正確な位置の検
出が行える。
【0032】なお、この実施の形態では、ティーチング
ペン10とティーチングコンパス30とを運動伝達部材
100に設けられた三叉線部100b,100cにより
それぞれ3点で連結したが3点に限られるものではな
く、例えば4点であっても良い、すなわち連結部の点を
結んだ時に面が構成できるものでありれば良い。また、
この実施の形態では、運動伝達部材100にジョイント
J1,J2を介して三叉線部100b,100cを設け
ているが、三叉線部100b,100cを設けなくて
も、ティーチングコンパス10とティーチングコンパス
30の各連結部の点を直接連結するように運動伝達部材
100をそれぞれに設けても良い。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ダミ
ー工具と3次元座標位置検出手段の間に、ダミー工具の
動きを3次元座標位置検出手段に伝達するための伸縮部
が設けられた第2運動伝達部材により連結したので、教
示作業時には、この第2運動伝達部材の伸縮部によりダ
ミー工具と3次元座標位置検出手段の間には常に張力が
かかった状態に維持できるので、ダミー工具の移動に追
従して応動する3次元座標位置検出手段の追従性を向上
できる。
【0034】また、第2運動伝達部材とダミー工具の間
の連結部と、第2運動伝達部材と3次元座標位置検出手
段の間の連結部を少なくとも3点で連結することによ
り、ダミー工具の連結部の3点と3次元座標位置検出手
段の連結部の3点をそれぞれ均等に引っ張ることになる
ので、ダミー工具の動きに対する3次元座標位置検出手
段の追従性を向上できると共に正確な位置の検出ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のロボット教示装置を説明
する全体図である。
【図2】本発明の運動伝達部材を説明するための図であ
る。
【図3】本発明のティーチングペンの詳細を説明する図
である。
【図4】本発明の傾斜センサの検出角を説明する図であ
る。
【図5】本発明のティーチングコンパスの詳細を説明す
る図である。
【図6】図5のティーチングコンパスのA−A断面図で
ある。
【図7】従来のロボット教示装置を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10 ティーチングペン 30 ティーチングコンパス 45 巻取リール 51 スプリング 54 アーム部材 53a,53b 上下案内ローラ 70 A/D変換器 80 座標変換装置 81 ティーチングペンダント 82 教示ボタン 90 ロボット制御装置 100 運動伝達部材 100a 伸縮部 100b,100c 三叉線部 111〜113 線材 111e〜113e 線材の端部 121〜123 線材 121e〜123e 線材の端部 R ロボット T ダミー工具 P1〜P5 ポテンションメータ J1,J2 ジョイント G 傾斜センサ B バリ取り位置 N1〜N6 支持ボルト F1,F2 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板谷 敏郎 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダミー工具と、このダミー工具の3次元
    方向の姿勢を検出する姿勢検出手段と、このダミー工具
    に一端が取り付けられた運動伝達部材と、この運動伝達
    部材の他端が取り付けられ、この運動伝達部材の動きに
    追従して動作すると共に3次元方向の動きを検出してダ
    ミー工具の3次元空間における座標位置を検出する3次
    元座標位置検出手段からなるロボットの教示装置におい
    て、前記ダミー工具と前記3次元座標位置検出手段を連
    結する第2運動伝達部材と、この第2運動伝達部材に伸
    縮可能な伸縮部を設けたことを特徴とするロボットの教
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記第2運動伝達部材と前記ダミー工具
    および前記第2運動伝達部材と前記3次元座標位置検出
    手段の各連結部を少なくとも3点で連結したことを特徴
    とする請求項1に記載のロボットの教示装置。
JP8295577A 1996-11-08 1996-11-08 ロボットの教示装置 Pending JPH10138182A (ja)

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