JP2599739Y2 - 揺動アクチュエータに用いる配線板 - Google Patents

揺動アクチュエータに用いる配線板

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JP2599739Y2
JP2599739Y2 JP1993075149U JP7514993U JP2599739Y2 JP 2599739 Y2 JP2599739 Y2 JP 2599739Y2 JP 1993075149 U JP1993075149 U JP 1993075149U JP 7514993 U JP7514993 U JP 7514993U JP 2599739 Y2 JP2599739 Y2 JP 2599739Y2
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Inventor
和彦 吉岡
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太陽鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、揺動アクチュエータに
用いる配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロボットの手首の関節部又は
自動化機械のマニピュレータなどに、揺動駆動を行うた
めの揺動アクチュエータがしばしば用いられる。
【0003】このような揺動アクチュエータ、及びその
揺動アクチュエータの先端側に取り付けられる機器など
には、電磁弁、センサー、その他の電気部品が装着され
るので、本体側からそれらの電気部品に対して電気配線
を行う必要がある。
【0004】従来において、そのような配線は、可動部
分に取り付けられたフレキシブルチューブ内にビニル電
線を挿通することにより、又はフラットケーブルを掛け
渡すことにより行われていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の配線で
は、可動部分の実際の変位量に対してかなりの余裕を見
ておく必要があるため、フレキシブルチューブ又はフラ
ットケーブルが必要以上に長くなり勝ちであり、他の機
器と干渉しないためには広いスペースを必要とするとと
もに、外観体裁が悪いという問題があった。
【0006】さらに、それらのフレキシブルチューブ及
びフラットケーブルは重量が大きいこともあって、可動
部分の重量が大きくなり、駆動のために余計な動力を必
要とするという問題もあった。
【0007】本考案は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、コネクタの接続が容易であり、揺動アクチュエー
タに用いた場合にスペースを多く必要とせず、重量も軽
く、外観体裁も良好な配線板を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案に係る
線板は、上述の課題を解決するため、揺動軸を有したア
クチュエータ本体と、前記揺動軸に取り付けられた揺動
板とを有した揺動アクチュエータにおいて、前記アクチ
ュエータ本体に設けられた回路と前記揺動板に設けられ
た回路とを接続するための可撓性のある配線板であっ
て、ほぼ半円の円弧状に形成された円弧状部、前記円弧
状部に連続する直線連結部、及び前記直線連結部に対し
て直角方向の外方に連続する直線接続部を有し、前記円
弧状部が、その中心点の一致する状態で折り目を付ける
ことなく2つ折りに折り返されて構成される。
【0009】
【0010】
【作用】図1〜図3を参照して揺動アクチュエータ1の
動作例を説明する。揺動アクチュエータ1の動作によっ
て揺動板13が回動すると、揺動板13に取り付けられ
たコネクタ45及び配線板14の端部55が移動する
が、そのときに折り返し点FDが端部55の2分の1の
速度で移動する。これによって、揺動板13の回動動作
が何らの支障もなく円滑に行われる。配線板14は薄い
シート状であり、外形もほぼアクチュエータ本体11及
び揺動板13の外形に沿った形状となっているので、配
線板14の専有するスペースは少なくて済み、重量も軽
く、外観体裁も良好である。
【0011】
【実施例】図1は本考案に係る揺動アクチュエータ1の
正面図、図2は本考案の揺動アクチュエータ1に用いら
れている配線板14の斜視図、図3は本考案に係る配線
板14の展開図である。
【0012】揺動アクチュエータ1は、水平面内で90
度往復回転する揺動軸12を有したアクチュエータ本体
11、前記揺動軸12に取り付けられた揺動板13、ア
クチュエータ本体11に設けられた電気回路EC1と揺
動板13に設けられた電気回路EC2とを接続するため
の可撓性のある配線板14とを有している。なお、揺動
アクチュエータ1は、シャフト3によって図示しないロ
ボットに取り付けられている。
【0013】アクチュエータ本体11には、当該アクチ
ュエータ本体11に圧流体を供給するための電磁弁2
1、揺動による角度位置を検出するための位置検出セン
サー22,23が取り付けられている。これらの電気部
品を含んだ電気回路EC1に対して、外部の電線41が
コネクタ42を介して接続されており、さらに、電気回
路EC1はコネクタ44を介して上述の配線板14に接
続されている。
【0014】揺動板13には、垂直面内で90度往復回
転するタレット装置15が取り付けられており、タレッ
ト装置15には、電磁弁31、位置検出センサー32,
33などが取り付けられている。さらに、タレット装置
15には図示しないチャック装置が取り付けられてい
る。これらの電気部品を含んだ電気回路EC2に対し
て、コネクタ45を介して上述の配線板14が接続され
ている。したがって、電気回路EC1と電気回路EC2
とは配線板14によって互いに接続されている。
【0015】図3を参照して、配線板14は、複数の導
体が同一平面上に配列されてなるフレキシブルプリント
配線板からなり、その自由状態においては、端部51、
ほぼ半円の円弧状に形成された円弧状部52、円弧状部
52に連続する直線連結部53、直線連結部53と直角
方向に連続する直線接続部54、及び端部55を有した
形状である。直線連結部53は、円弧状部52と直線接
続部54とを円滑に接続するためのものである。なお、
フレキシブルプリント配線板自体は、従来より公知の材
料により公知の方法で製造されるものである。
【0016】図2を参照して、配線板14は、円弧状部
52が、その中心点Oの一致する状態で、折り目を付け
ることなく折り返し点FDにおいて上下に2つ折りに折
り返されており、端部51,端部55が上述したコネク
タ44,45に挟み込まれて接続されている。
【0017】したがって、揺動アクチュエータ1の動作
によって揺動板13が回動すると、揺動板13に取り付
けられたコネクタ45が移動し、これによって配線板1
4の端部55が移動するが、そのときに折り返し点FD
が端部55の2分の1の速度で移動する。これによっ
て、揺動板13の回動動作が何らの支障もなく円滑に行
われる。配線板14は薄いシート状であり、外形もほぼ
アクチュエータ本体11及び揺動板13の外形に沿った
形状となっているので、配線板14の専有するスペース
は少なくて済み、したがってスペースを多く必要とせ
ず、重量も軽く、外観体裁も良好である。配線板14
は、コネクタ44,45によって取り付けられているの
で、着脱が容易であり、メンテナンスが容易である。な
お、図に示す配線板14は、回転可能な角度Aが約90
度となっている。
【0018】上述の実施例においては、揺動アクチュエ
ータ1としてそれ自体で駆動力を発生するものについて
説明したが、他からの駆動力を受けて揺動軸12を回動
させるものであってもよい。角度Aの範囲、円弧状部5
2の長さ、配線板14における導体の本数、導体を形成
する方法、導体及び絶縁体の材料、寸法、揺動アクチュ
エータ1の構成などは、本考案の主旨に沿って種々変更
することができる。
【0019】
【考案の効果】本考案によると、円弧状部に連続する直
線連結部、及び前記直線連結部に対して直角方向の外方
に連続する直線接続部を有することによって、コネクタ
の接続が容易である。したがって、揺動アクチュエータ
に用いた場合に、スペースを多く必要とせず、重量も軽
く、外観体裁も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る揺動アクチュエータの正面図であ
る。
【図2】本考案の揺動アクチュエータに用いられている
配線板の斜視図である。
【図3】本考案に係る配線板の展開図である。
【符号の説明】
1 揺動アクチュエータ 11 アクチュエータ本体 12 揺動軸 13 揺動板 14 配線板 51 端部 52 円弧状部 53 直線連結部 54 直線接続部 55 端部 EC1,EC2 電気回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動軸を有したアクチュエータ本体と、前
    記揺動軸に取り付けられた揺動板とを有した揺動アクチ
    ュエータにおいて、前記アクチュエータ本体に設けられ
    た回路と前記揺動板に設けられた回路とを接続するため
    の可撓性のある配線板であって、 ほぼ半円の円弧状に形成された円弧状部、前記円弧状部
    に連続する直線連結部、及び前記直線連結部に対して
    角方向の外方に連続する直線接続部を有し、 前記円弧状部が、その中心点の一致する状態で折り目を
    付けることなく2つ折りに折り返されてなることを特徴
    とする揺動アクチュエータに用いる配線板。
JP1993075149U 1993-12-29 1993-12-29 揺動アクチュエータに用いる配線板 Expired - Fee Related JP2599739Y2 (ja)

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