JP6182064B2 - ロボット - Google Patents
ロボット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6182064B2 JP6182064B2 JP2013269121A JP2013269121A JP6182064B2 JP 6182064 B2 JP6182064 B2 JP 6182064B2 JP 2013269121 A JP2013269121 A JP 2013269121A JP 2013269121 A JP2013269121 A JP 2013269121A JP 6182064 B2 JP6182064 B2 JP 6182064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- robot
- actuator
- rotation axis
- arm
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
かかるロボットにおいては、アームの長さを大きく設定することで、ロボットの手先の可動範囲をより遠くに設定することができる。その一方、アームを折り畳んで基台の近辺域にロボットの手先を位置させる場合、自身のアームとの干渉を回避する必要があるため、基台の近傍はロボットの手先の可動範囲から外れることとなる。
この問題を解決するための技術として、特許文献1には、アームの半ばからアームの回転軸をオフセットさせる構成が開示されている。特許文献1の技術によれば、アームを折り畳んだ状態などでも自身のアーム同士の干渉を回避しながらも広い可動領域を確保することができる。
しかしながら、特許文献1の技術のごとくアームの回転軸をオフセットさせる構成では、アームの関節部を可動させてアームを直線状としてもオフセットした分だけアームが張り出すこととなるため、ロボットの省スペース性能の向上に限界がある。
(全体構成)
以下、第1実施形態について図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかるロボットシステム100は、7軸垂直多関節型のロボット1と、ロボットコントローラ2と、ロボット1とロボットコントローラ2とを連結するケーブル3とからなっている。
ロボットコントローラ2は、記憶装置,電子演算器及び入力装置(いずれも図示省略)を有するコンピュータにより構成されており、ロボット1の後述するアクチュエータとケーブル3により接続されている。ケーブル3は、ロボットコントローラ2とアクチュエータとの信号通信ラインと図示しない電源から各アクチュエータに電力を供給する給電ラインとが束ねられ被覆されている。
アーム構造材12とアーム構造材13とは、第3アクチュエータ(第3関節)13Aを介して連結されており、第3アクチュエータ13Aの駆動により、アーム構造材13が回転するようになっている。アーム構造材13とアーム構造材14とは、第4アクチュエータ(第4関節)14Aを介して連結されており、第4アクチュエータ14Aの駆動により、アーム構造材14が旋回するようになっている。
アーム構造材16とフランジ17とは、第7アクチュエータ(第7関節)17Aを介して連結されており、第7アクチュエータ17Aの駆動により、フランジ17及びフランジ17に取り付けられるハンド等のエンドエフェクタ(図示しない)が旋回するようになっている。
また、アーム構造材14は、第4アクチュエータ14Aを収納する収納部21Aと、収納部21Aから図中向かって左斜め上方に延びる連通部21Bと、第5アクチュエータ15Aを収納する収納部21Cとからなり、収納部21A,収納部21C及び連通部(オフセット箇所)21Bはそれぞれ連続した内部空間を形成している。
なお、第1〜7アクチュエータ11A〜17Aはそれぞれケーブル3を挿通可能な中空部を有する減速機一体型のサーボモータによって構成されており、それぞれケーブル3を介してロボットコントローラ2に接続されている。
第1アクチュエータ11Aの回転軸A1と第3アクチュエータ13Aの回転軸A3とは略同一となるようになっている。また、回転軸A1及び回転軸A3は第2アクチュエータ12Aの回転軸A2と直交するように配設されている。
また、回転軸A4と第5アクチュエータ15Aの回転軸A5とは交わることがなく、設置面101と水平な方向(回転軸A4を基準にすると図中左方向)に長さd2だけオフセットしている。
したがって、回転軸A3と回転軸A5とは設置面101と水平な方向(回転軸A3を基準にすると図中右方向)に長さ|d1−d2|だけオフセットすることとなる。
なお、本実施形態では長さd1は長さd2よりも大きく(即ち、d1>d2)設定されている。また、アーム構造材13の幅寸法はアーム構造材15の幅寸法よりも大きくなっている。
次に、第2実施形態について説明する。図3に示すように、本実施形態にかかるロボットシステム200は、第7アクチュエータ27A及びフランジ27の取り付け方向のみが第1実施形態のものを異なっている。従って、以下では、説明の便宜上、重複説明を適宜省略し、同様のものについては同符号を用いて説明する。
本実施形態では、アーム構造材16とフランジ27とは、第7アクチュエータ(第7関節)27Aを介して連結されており、第7アクチュエータ17Aの駆動により、フランジ27及びフランジ27に取り付けられるハンド等のエンドエフェクタ(図示しない)が回転するようになっている。
次に、第3実施形態について説明する。図4及び図5に示すように、第1実施形態で説明したロボット1を共通の基台となる胴体に一対(2個)取り付けて構成されている点が第1実施形態のものを異なっている。従って、以下では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略し、同様のものについては同符号を用いて説明する。
本実施形態にかかるロボットシステム300は、設置面101に固定された胴体301に、ロボット1が2本取り付けられて構成されている。
胴体301は、設置面101に固設されたベース部301Aとアクチュエータ301Cを介してベース部301Aに対して旋回する旋回胴部(胴体本体)301Bとを有して構成されている。
アクチュエータ301Cの回転軸Abとロボット1の回転軸A1とは、設置面101と水平な方向(回転軸Abを基準にすると図5中右方向)に長さd3だけオフセットしている。
また、旋回胴部301Bが斜め上方に延び一対のロボット1が取り付けられているので、回転軸Abと回転軸A1とがオフセットしている分、アクチュエータ301Cを回転させることによって、各ロボット1のフランジ17をより遠くまで到達させることができる。
また、ベース部301Aの近傍で旋回胴部301Bの下部に生じるスペースにまで、各ロボット1の手先を到達させることができるので、旋回胴部301Bの下部のスペースを利用して作業を行なうことができ、より省スペース化を図ることができる。
例えば、第3実施形態では、胴体に第1実施形態にかかるロボットを取り付けた例について説明したが、胴体に取り付けるロボットは第2実施形態のものとしてもよい。
また、上述の実施形態では、いずれも関節を7個有するロボットを例に説明したがロボットが備える関節は3個でもよい。例えば、第1実施形態の第3〜5アクチュエータ及び13〜15以外の構成を省略してロボットを構成してもよい。
2,302 ロボットコントローラ
3,303 ケーブル
10 基台
11〜16 アーム構造材
11A〜17A,27A アクチュエータ(第1〜7アクチュエータ)
17,27 フランジ
20A,20C,21A,21C 収納部
20B,21B 連結部
100,200,300 ロボットシステム
101 設置面
301 胴体
301A ベース部
301B 旋回胴部
301C アクチュエータ
A1〜A7,Ab 回転軸
Claims (3)
- 設置面に設けられ、中途までは前記接地面から離れる第1の延伸向きへ延伸するとともに、前記中途よりも先端側は第2の延伸向きへ延伸するように屈曲された胴体と、
前記胴体の前記先端側に該先端側の対称面について対称に設けられ、複数の関節によって連結される複数の構造材をそれぞれ有する一対のアームと
を備え、
前記一対のアームの各々は、
基端の前記関節における回転軸同士が先側に向けて平行よりも開くように前記胴体に配置されるとともに、前記胴体を屈曲させたことによって前記胴体における前記先端側の下方に生じるスペースに前記アームの手先を到達させて作業を行うこと
を特徴とするロボット。 - 前記一対のアームの少なくともいずれかは、
ある関節の回転軸と次の関節の回転軸との位置が所定方向にオフセットされるとともに、前記次の関節の回転軸と次々の関節の回転軸との位置が前記所定方向とは反対方向にオフセットされること
を特徴とする請求項1に記載のロボット。 - 前記関節が、
第1関節から第7関節までの7つを少なくとも含むとともに、
前記構造材が、
第1構造材から第7構造材までの7つを少なくとも含むこと
を特徴とする請求項1または2に記載のロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013269121A JP6182064B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013269121A JP6182064B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | ロボット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009257212A Division JP5499647B2 (ja) | 2009-11-10 | 2009-11-10 | ロボット及びロボットシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014054727A JP2014054727A (ja) | 2014-03-27 |
JP6182064B2 true JP6182064B2 (ja) | 2017-08-16 |
Family
ID=50612494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013269121A Active JP6182064B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6182064B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6407736B2 (ja) * | 2015-01-14 | 2018-10-17 | ファナック株式会社 | 産業用ロボットに実装される複合ケーブル |
JP2019063877A (ja) | 2017-09-28 | 2019-04-25 | ファナック株式会社 | ロボット |
JP6886060B2 (ja) * | 2020-04-03 | 2021-06-16 | ファナック株式会社 | ロボット |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016378A (ja) * | 1983-06-13 | 1985-01-28 | 日本リモテツク株式会社 | 遠隔マニピユレ−タ |
JP2685602B2 (ja) * | 1988-10-19 | 1997-12-03 | 株式会社日立製作所 | マスタースレーブマニピュレータシステム |
JP2648199B2 (ja) * | 1989-01-25 | 1997-08-27 | ファナック株式会社 | 産業用ロボットの胴体構造 |
JPH02237782A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複腕ロボット |
JP2585425B2 (ja) * | 1989-05-10 | 1997-02-26 | 株式会社日立製作所 | 垂直多関節形ロボット |
JP2002059387A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Thk Co Ltd | 軌跡補間装置 |
JP4541091B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2010-09-08 | 本田技研工業株式会社 | 加工搬送装置 |
JP4756053B2 (ja) * | 2008-03-10 | 2011-08-24 | 本田技研工業株式会社 | ナットランナ支持具 |
-
2013
- 2013-12-26 JP JP2013269121A patent/JP6182064B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014054727A (ja) | 2014-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5499647B2 (ja) | ロボット及びロボットシステム | |
JP4822061B2 (ja) | 双腕ロボット | |
JP5418704B1 (ja) | ロボット | |
JP5834473B2 (ja) | ロボット | |
EP3459697B1 (en) | Robot and robot system | |
JP6443875B2 (ja) | ロボットアーム機構 | |
WO2007037131A1 (ja) | 多関節マニピュレータ | |
JP6351244B2 (ja) | アーム機構 | |
WO2016104290A1 (ja) | ロボットシステム及びロボット装置 | |
JP6182064B2 (ja) | ロボット | |
US20160031094A1 (en) | Robot | |
JP5423910B1 (ja) | ロボット | |
JP7219534B2 (ja) | 塗装用ロボット装置 | |
JP2012240180A (ja) | 双腕ロボット | |
JP2009072895A (ja) | スカラロボット | |
JP5545263B2 (ja) | ロボットシステム及び被作業物の製造方法 | |
JP2013086200A (ja) | 双腕ロボット | |
JP5080357B2 (ja) | ロボット | |
WO2020209204A1 (ja) | ロボット装置 | |
JP5348298B2 (ja) | ロボット | |
WO2014207872A1 (ja) | ロボット | |
KR101201760B1 (ko) | 매니퓰레이터 | |
JP2012228760A (ja) | ロボット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150901 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160401 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20160411 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20160513 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6182064 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |