JPH0714645Y2 - 角材用取付金具 - Google Patents

角材用取付金具

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JPH0714645Y2
JPH0714645Y2 JP1086390U JP1086390U JPH0714645Y2 JP H0714645 Y2 JPH0714645 Y2 JP H0714645Y2 JP 1086390 U JP1086390 U JP 1086390U JP 1086390 U JP1086390 U JP 1086390U JP H0714645 Y2 JPH0714645 Y2 JP H0714645Y2
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JP
Japan
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metal fitting
piece
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square bar
assembly
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JP1086390U
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JPH03102605U (ja
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征二 加藤
高之 藤原
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大トー株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は断面四角形とした角材に取付ける取付金具に関
する。
(従来技術) 一般にこの種の取付金具にあっては、例えば第8図に概
略的に示すごとく、角材(A)が嵌合可能な凹溝(B)
を備えた正面視逆U字状の金具本体(C)と、該金具本
体(C)における前記凹溝(B)の下端開口を閉じる当
て板(D)とから成り、前記当て板(D)の両端部を、
前記金具本体(C)の下端部に一体形成してなる連結片
(E)にボルト(F)止めして、前記金具本体(C)の
前記凹溝(B)内に前記角材(A)を固定するようにし
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで以上の構造の取付金具を前記角材(A)に組付
けるには、例えばレンチなどの工具を用いて、まず前記
ボルト(F)を一度暖めて、前記当て板(D)を前記連
結片(E)から取り外した上で、前記金具本体(C)の
凹溝(B)内に前記角材(A)を嵌合し、しかる後、再
度前記ボルト(F)を介して、前記当て板(D)を前記
金具本体(C)に組付けて、該金具本体(C)と前記当
て板(D)とで前記角材(A)を挾持しなければなら
ず、特に電柱などのように足場の悪い高所ではかかる組
付作業が非常に行い難いものであり、また前記金具本体
(C)の製造誤差などにより、前記角材(A)と前記凹
溝(B)との間に隙間が生じると、該角材(A)に対し
て確実に固定することが出来ず、取付金具が前記角材
(A)に対してガタつく虞も考えられる。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目
的とするところは、レンチなどの工具を用いずとも角材
に簡単且つ確実に組付けることの出来る取付金具を提供
するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、交差する第1、第2側面(11)(1
2)と、前記第2側面(12)に対し交差して前記第1側
面(11)と対向する第3側面(13)と、前記第1側面
(11)に対し交差して前記第2側面(12)と対向する第
4側面(14)とを備えた角材(1)に取付ける角材用取
付金具であって、前記第1、第2側面にそれぞれ沿う第
1、第2金具片(21)(22)を備えたL字形の金具本体
(2)と、前記第3、第4側面にそれぞれ沿う第3、第
4金具片(31)(32)を備えたL字形の組付体(3)と
から成り、前記第4金具片(32)の遊端部に、前記第1
金具片(21)の遊端部に引っ掛ける引っ掛け部(8)を
設けると共に、前記第3金具片(31)の遊端部に、前記
第2金具片(22)の遊端部に係止する係止部(9)を設
ける一方、前記金具本体(2)と前記組付体(3)の少
なくとも一方に、前記角材(1)を前記組付体(3)ま
たは金具本体(2)側に弾性的に押圧する押圧手段
(4)を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、前記組付体(3)の引っ掛け部(8)
を前記第1金具片(21)に引っ掛けると共に、前記金具
本体(2)を角材(1)の側面に当てがった上で、前記
係止部(9)を前記第2金具片(22)に係止するだけ
で、前記組付体(3)を介して前記金具本体(2)を前
記角材(1)に組付けることが出来るのであって、しか
も前記押圧手段(4)により前記金具本体(2)及び組
付体(3)が前記角材(1)に対してガタつく虞がな
い。
(実施例) 以下、本考案にかかる取付金具の一実施例を図面に従っ
て説明する。
第1図から第7図に示す実施例は、電柱の上端部に組付
けられる腕金(1)に固定して、鳥類が電柱に止まるの
を防止する避鳥具を組付ける取付金具に本考案を適用し
たものである。
しかして前記腕金(1)は、その外周に交差する第1、
第2側面(11)(12)と、前記第2側面(12)に対し交
差して前記第1側面(11)と対向する第3側面(13)
と、前記第1側面(11)に対し交差して前記第2側面
(12)と対向する第4側面(14)とを備えた断面四角形
の角筒から成る。
第1図から第7図に示す取付金具は、基本的には、前記
腕金(1)の第1側面(11)に沿う第1金具片(21)及
び第2側面(12)に沿う第2金具片(22)を備えたL字
状の金具本体(2)と、前記第3側面(13)に沿う第3
金具片(31)及び第4側面(14)に沿う第4金具片(3
2)を備えたL字状の組付体(3)と、この組付体
(3)の第3金具片(31)に組付けられて、前記腕金
(1)を前記金具本体(2)の第1金具片(21)側に弾
性的に押圧する押圧手段としての板ばね(4)とから成
る。
前記金具本体(2)は細幅の鉄板をL字状に屈曲して、
前記第1、第2金具片(21)(22)を形成したものであ
って、前記第1金具片(21)の遊端部に、該金具片(2
1)の幅寸法(1)よりも幅狭とした掛け止め片
(5)を一体形成して、該掛け止め片(5)の遊端部を
上方に屈曲すると共に、該屈曲端部に該掛け止め片
(5)の幅寸法(l2)よりも広幅とした抜け止め手段
(51)を設けている。
また前記第2金具片(22)の遊端部には、幅広部(61)
と該幅広部(61)の下部に連続する幅狭部(62)とから
成る係止孔(6)を形成すると共に、該第2金具片(2
2)の外側面に短冊状のロックプレート(23)を揺動可
能に枢着して、該ロックプレート(23)の遊端を前記係
合孔(6)に臨ませるようにしている。
また前記第1金具片(21)の上面には、円筒状した一対
の保持筒(24)を溶接で固着して、該保持筒(24)に、
ロッド状をした避鳥具(7)の長さ方向一端側を挿嵌固
定している。
尚、図中(71)は前記避鳥具(7)が前記保持筒(24)
から抜け外れるのを防止する抜け止めピンである。
一方、前記組付体(3)は前記金具本体(2)と同様、
細幅の鉄板をL字状に屈曲して、前記第3、第4金具片
(31)(32)を形成したものであって、前記第4金具片
(32)の遊端部に、前記第1金具片(21)の掛け止め片
(5)に引っ掛け可能な引っ掛け孔から成る引っ掛け部
(8)を形成すると共に、前記第3金具片(31)の遊端
部には、前記第2金具片(22)の係合孔(6)に係止可
能な係止片から成る係止部(9)とを形成している。
図に示す前記引っ掛け部(8)は、前記抜け止め部(5
1)の幅(l3)よりもやや幅広として該抜け止め部(5
1)の通過を許す幅広孔部(81)と、前記掛け止め片
(5)の幅(l2)よりも広くて前記抜け止め部(51)の
幅(l3)よりも狭くした幅狭孔部(82)とを備える一
方、前記係止部(9)は、前記係止孔(6)の幅広部
(61)の幅(l4)よりも狭くて前記幅狭部(62)の幅
(l5)よりも広く形成されているのであって、前記係合
孔(6)の幅狭部(62)の幅(l5)よりも更に狭い支持
片(91)を前記第3金具片(31)の遊端に穿設して、該
支持片(91)の先端にかかる係止部(9)を一体に設け
ている。
また前記板ばね(4)は湾曲状に形成され、その長さ方
向一端部を、前記第3金具片(31)における前記腕金
(1)の第3側面(13)と対向する対向面に固定してい
る。
以上の構成からなる取付金具を電柱の腕金(1)に組付
けるには、まず前記第1金具片(21)の抜け止め部(5
1)に前記引っ掛け部(8)の幅広孔部(81)を通し
て、該引っ掛け部(8)の幅狭孔部(82)を前記第1金
具片(21)の掛け止め片(5)に引っ掛け、前記組付体
(3)を前記金具本体(2)に連結する。
そして前記金具本体(2)の第1金具片(21)を前記腕
金(1)の第1側面(11)上に載せて、第2金具片(2
2)を前記第2側面(12)に沿わせた上で、前記組付体
(3)の前記係止部(9)側を前記第2金具片(22)方
向に揺動させて、該係止部(9)の先端を前記第2金具
片(22)に当接させるのである。
かかる状態では前記係止部(9)の先端は、該係止部
(9)の幅よりも狭い前記係合孔(6)の幅狭部(62)
に対向するため、該係止部(9)を前記係合孔(6)に
係合させることが出来ないので、前記組付体(3)を前
記板ばね(4)に抗して前記避鳥具(7)方向に持ち上
げて、前記係止部(9)を、前記係合孔(6)の幅広部
(61)に合わせて該幅広部(61)を通過させるのであ
る。そして前記係止部(9)が前記幅広部(61)を通過
したならば、前記組付体(3)を前記避鳥具(7)方向
に持ち上げるのを解除するのであって、これにより前記
支持片(91)が前記係合孔(6)の幅狭部(62)に嵌合
して、前記係止部(9)が前記第2金具片(22)の遊端
部に係止されるのである。
そして、前記ロックプレート(23)を揺動して、第6図
に示すようにその先端を前記係止部(9)の上面に当接
させれば、前記係止部(9)と前記第2金具片(22)と
の係止が不用意に外れることがないのであって、斯くし
て前記金具本体(2)と組付体(3)とが前記腕金
(1)に組付けられ、しかも前記板ばね(4)のばね反
力により、前記金具本体(2)及び組付体(3)が前記
腕金(1)に対してガタ付くことはないのである。
以上の実施例では、前記腕金(1)を前記金具本体
(2)の第1金具片(21)側に弾性的に押圧する押圧手
段としての板ばね(4)を用いたが、これに限定される
ものではなく、コイルスプリングなどを用いてもよい。
また以上の実施例では、前記板ばね(4)を前記第3金
具片(31)に組付けたが、前記第1金具片(21)に組付
けてもよい。
また以上の実施例では本考案にかかる取付金具片を、鳥
類が止まるのを防止するための避鳥具を電柱の腕金に組
付けるのに用いたが、これに限定されるものではなく、
例えば碍子等を前記腕金に組付けるのに用いてもよい。
また以上の実施例では、本考案にかかる取付金具を電柱
の腕金(1)に組付けるようにしたが、かかる腕金
(1)に限定されるものではなく、例えば家屋その他の
構造物を構成する角材への取付金具に適用することが出
来る。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、交差する第1、第2側面(11)
(12)と、前記第2側面(12)に対し交差して前記第1
側面(11)と対向する第3側面(13)と、前記第1側面
(11)に対し交差して前記第2側面(12)と対向する第
4側面(14)とを備えた角材(1)に取付ける角材用取
付金具において、前記第1、第2側面にそれぞれ沿う第
1、第2金具片(21)(22)を備えたL字形の金具本体
(2)と、前記第3、第4側面にそれぞれ沿う第3、第
4金具片(31)(32)を備えたL字形の組付体(3)と
から成り、前記第4金具片(32)の遊端部に、前記第1
金具片(21)の遊端部に引っ掛ける引っ掛け部(8)を
設けると共に、前記第3金具片(31)の遊端部に、前記
第2金具片(22)の遊端部に係止する係止部(9)を設
ける一方、前記金具本体(2)と前記組付体(3)の少
なくとも一方に、前記角材(1)を前記組付体(3)ま
たは金具本体(2)側に弾性的に押圧する押圧手段
(4)を設けたことにより、前記組付体(3)の引っ掛
け部(8)を前記第1金具片(21)に引っ掛けると共
に、前記金具本体(2)を角材(1)の側面に当てがっ
た上で、前記係止部(9)を前記第2金具片(22)に係
止するだけで、レンチなどの工具を用いずとも前記組付
体(3)を介して前記金具本体(2)を前記角材(1)
に組付けることが出来、しかも前記押圧手段(4)によ
り前記金具本体(2)及び組付体(3)が前記角材
(1)に対してガタつくことが防止されるので、従って
取付金具の角材への組付けが、高所であっても簡単且つ
確実に行えるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる取付金具の一実施例を分解して
示す正面図、第2図は組付体の平面図、第3図は第1金
具片の要部の平面図、第4図は第2金具片の要部の側面
図、第5図は前記取付金具を腕金に組付けた状態を示す
断面図、第6図は同左側面図、第7図は同右側面図、第
8図は従来の取付金具の一例を示す正面図である。 (1)……腕金(角材) (11)……第1側面 (12)……第2側面 (13)……第3側面 (14)……第4側面 (2)……金具本体 (21)……第1金具片 (22)……第2金具片 (3)……組付体 (31)……第3金具片 (32)……第4金具片 (4)……板ばね(押圧手段) (8)……引っ掛け部 (9)……係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交差する第1、第2側面(11)(12)と、
    前記第2側面(12)に対し交差して前記第1側面(11)
    と対向する第3側面(13)と、前記第1側面(11)に対
    し交差して前記第2側面(12)と対向する第4側面(1
    4)とを備えた角材(1)に取付ける角材用取付金具で
    あって、前記第1、第2側面にそれぞれ沿う第1、第2
    金具片(21)(22)を備えたL字形の金具本体(2)
    と、前記第3、第4側面にそれぞれ沿う第3、第4金具
    片(31)(32)を備えたL字形の組付体(3)とから成
    り、前記第4金具片(32)の遊端部に、前記第1金具片
    (21)の遊端部に引っ掛ける引っ掛け部(8)を設ける
    と共に、前記第3金具片(31)の遊端部に、前記第2金
    具片(22)の遊端部に係止する係止部(9)を設ける一
    方、前記金具本体(2)と前記組付体(3)の少なくと
    も一方に、前記角材(1)を前記組付体(3)または金
    具本体(2)側に弾性的に押圧する押圧手段(4)を設
    けたことを特徴とする角材用取付金具。
JP1086390U 1990-02-06 1990-02-06 角材用取付金具 Expired - Lifetime JPH0714645Y2 (ja)

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JPH03102605U JPH03102605U (ja) 1991-10-25
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JPH03102605U (ja) 1991-10-25

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