JPH07146316A - 電圧・変位検出プローブ及びこれを用いた電圧・変位測定装置 - Google Patents

電圧・変位検出プローブ及びこれを用いた電圧・変位測定装置

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JPH07146316A
JPH07146316A JP5292036A JP29203693A JPH07146316A JP H07146316 A JPH07146316 A JP H07146316A JP 5292036 A JP5292036 A JP 5292036A JP 29203693 A JP29203693 A JP 29203693A JP H07146316 A JPH07146316 A JP H07146316A
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Soichi Hama
壮一 浜
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一幸 尾崎
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善朗 後藤
Yasutoshi Umehara
康敏 梅原
Yoshiaki Ogiso
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試料上のボンディングワイヤ等と干渉すること
なく測定することができ、かつ、該装置の構成及び操作
を簡単化する。 【構成】電気光学結晶32aと、電気光学結晶32aの
一対の対向面に被着された透明導電膜32b及び32c
と、フレーム33aと、周部がフレーム33aに固定さ
れた透明弾性薄膜33bと、弾性薄膜33b上中央部に
反射面である底面が接着された導電性探針34と、電気
光学結晶32a及びフレーム33aを同心にした状態で
保持するホルダ31と、接地用リード32dと、透明導
電膜32cと弾性薄膜33bとを導通させる導電膜32
e及び33cとを有し、入射光が電気光学結晶32aを
通り反射面34aで反射されて逆行する光路の長さの変
化に基づいて探針34の変位を検出し、かつ、該光路を
通ることによる直線偏光成分間の位相差に基づいて探針
接触点の電圧を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体チップ上の配線
の位置及び電圧を測定する装置に用いられる電圧・変位
検出プローブ及びこれを用いた電圧・変位測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路上の微細配線の電圧測定
には、電子ビームテスタや光ビームテスタが用いられて
いる。電子ビームテスタは、測定しようとする微細配線
(測定点)に電子ビームを照射し、その測定点から放出
される2次電子量を検出し、これに基づいて電圧を測定
する。
【0003】一方、光ビームテスタは、結晶の電気光学
効果を利用したものであり、測定点の近傍に配置した電
気光学結晶に光ビームを当てながらその結晶を透過し又
は結晶から反射された光ビームの偏光量を検出し、これ
に基づいて電圧を測定する。立ち上がり又は立ち下がり
の時間が例えば1ns以下のように短い電圧パルスの該
立ち上がり又は立ち下がりの波形を電子ビームテスタ又
は光ビームテスタで測定する場合、パルス化したビーム
を用い、各ビーム照射時点での電圧をサンプリングする
方法が用いられている。
【0004】電子ビームテスタでは、一方では、測定点
の配線幅に合わせて電子ビームを細く絞ることにより空
間分解能を高くする必要があり、他方では、測定波形の
急峻な変化に合わせて電子ビームのパルス幅を狭くする
ことにより時間分解能を高くする必要がある。このた
め、パルスビーム中の電子数が減少し、これに応じてビ
ーム照射点からの2次電子数も減少するので、SN比が
悪化(電圧分解能が低下)する。そこで、測定対象の半
導体集積回路に周期的なテスト信号を供給し、各周期の
同一位相でパルスビームを照射し、検出信号を平均値を
用いて、SN比を向上させている。しかし、測定に要す
る時間が長くなる。
【0005】電子ビームのパルス幅を狭くすることによ
りSN比が低下することと、各2次電子の走行時間に差
があることにより、2次電子検出信号が時間方向に広が
るという現象とから、現在では5ps程度が時間分解能
の上限であり、これよりも高い時間分解能の実現は、原
理上困難である。一方、光ビームテスタでは、例えば
0.5psを越える極めて高い時間分解能が実現されて
おり、また、SN比に相当する電圧分解能も電子ビーム
テスタに比し優れている。しかし、空間分解能が光の波
長で決まるために、微細配線の電圧測定が困難である。
具体的には、現在では、幅が1μm程度までの配線に対
して電圧測定が可能であるが、それ以下の配線に対して
は電圧測定が困難である。
【0006】このように、電子ビームテスタでは空間分
解能が良いものの測定時間や時間分解能の点で不充分で
あり、光ビームテスタでは逆に、測定時間や時間分解能
の点で優れているものの、空間分解能の点で不充分であ
り、両者は相反する利点および欠点を有する。さらに、
光ビームテスタでは、光の波長に比し狭いサブミクロン
オーダーの配線をプロービングする場合、配線への電気
的な接触が不充分となる。
【0007】上述の問題点に対し、空間分解能と時間分
解能を共に高めた電圧測定を実現することが可能な電圧
・変位測定装置として、 図19に概略構成が示される
構成が考えられる。試料としての半導体チップ10は、
その表面上のパッドと不図示のインナリードとの間がボ
ンディングワイヤ11、12で接続されている。
【0008】プローブ20は、基板21の下端にカンチ
レバー(片持ち梁)22の上端が固定され、カンチレバ
ー22の下端に導電性の探針23が接着されている。カ
ンチレバー22及び探針23は、原子間力顕微鏡(AF
M)に用いられるものであり、カンチレバー22はばね
定数が1〜100N/m程度と非常に柔らかく、また、
探針23の先端直径は50nm以下と非常に小さい。探
針23を半導体チップ10上にナノメータオーダで近接
させ又は接触させたとき、カンチレバー22に変位が生
じる。探針23の高さ方向変位は、カンチレバー22の
下端上面にレーザ24からレーザビームを照射し、その
反射光をPSD25で検出することにより測定される。
この変位を測定しながら、探針23を半導体チップ10
に対して、例えば圧電素子を用いてX−Y走査を行う。
カンチレバー22の変位が一定になるようにX−Y走査
を行うと、圧電素子の変位量に基づいて試料上の凹凸像
を得ることができる。このような凹凸像はナノメータオ
ーダの空間分解能で観察することが可能であり、この凹
凸像を基に探針23を測定したい配線上へナノメータオ
ーダの精度で位置決めできる。
【0009】一方、この測定点の電位を検出するため
に、基板21上に電気光学結晶26が接着されている。
電気光学結晶26の下面は導電膜を介し探針23と電気
的に接続され、電気光学結晶26の上面に被着された透
明導電膜は接地されている。探針23を配線上の測定点
に接触させ又はナノメータオーダーで近接させると、配
線電圧による電界が電気光学結晶26に印加される。ミ
ラー27で反射されたレーザ28からのレーザビーム
は、この電気光学結晶26に入射され、電気光学結晶2
6からの反射光が不図示の偏光ビームスプリッタを介し
て光検出器で検出され、これに基づいて測定点の電位が
測定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、探針23の先
端を半導体チップ10上に接触させ又は近接させなけれ
ばならないので、半導体チップ10に対する基板21の
傾斜角には限度があり、このため、ボンディングワイヤ
11及び12が基板21と干渉しないように探針23を
半導体チップ10上で走査させることを考えると、図1
9中に示す範囲Rで探針23を走査させることができ
ず、測定不可能な領域が生ずることになる。
【0011】また、プローブ20が試料上のボンディン
グワイヤ等と干渉しないようにプローブ20又は試料
を、プローブ20の試料上の位置に応じて回転させる機
構が必要であるので、構成及びその操作が複雑になる。
さらに、互いに独立な変位測定用光学系と電圧測定用光
学系とを必要とするため、構成及びその調整が複雑とな
る。
【0012】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、電圧・変位測定装置に用いた場合に、試料上のボン
ディングワイヤ等と干渉することなく測定することがで
き、かつ、該装置の構成及び操作を簡単化することが可
能な電圧・変位検出プローブ及びこれを用いた電圧・変
位測定装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る電圧・変位検出プローブ及びこれを用いた電圧・変位
測定装置を、実施例図中の対応する構成要素の符号を引
用して説明する。第1発明に係る電圧・変位検出プロー
ブは、例えば図1に示す如く、対向する第1面及び第2
面を有し、該第1面に光が入射され、該光に応答して、
与えられた基準電位に対する該第1面の電圧情報を光又
は電気信号の形で出力する電圧情報発生素子32と、該
第2面と導通された導電性探針34と、探針34の底面
が中央部に直接又は間接的に取り付けられた、導電性
の、連続又は不連続の回転対称形である面状又は線状の
弾性部材33bと、弾性部材33bの外端が固着され、
電圧情報発生素子32を探針34の上方に配置し、該第
1面を該第2面の上方にして、電圧情報発生素子32と
探針34とを同心に保持するホルダ31と、を有する。
【0014】ここに、連続回転対称形とは、軸線の回り
に連続回転させて得られる通常の回転対称形であり、不
連続回転対称形とは、例えば図9(C)に示す如く、帯
状部811と、帯状部811を軸線の回りに90゜、1
80゜及び270゜回転して得られる帯状部812、8
13及び814とからなる面対称形81である。本第1
発明によれば、探針34を試料に対し相対的に近接又は
接触させることによって弾性部材33bを介し生ずる探
針34のホルダ31に対する変位を測定可能であり、電
圧情報発生素子32の出力に基づいて探針34の基準電
位に対する電圧を測定可能である。
【0015】また、例えば図3に示す如く、プローブの
軸線上に探針が位置し、プローブの軸線を試料面に垂直
にすることができるので、プローブが試料上のボンディ
ングワイヤ等と干渉することなく測定することができ
る。さらに、図19に示すカンチレバー型のプローブの
場合にはプローブが試料上のボンディングワイヤ等と干
渉しないようにプローブ又は試料を回転させる機構が必
要であるが、本第1発明ではこのような機構が不要とな
るので、このプローブを用いた電圧・変位測定装置の構
成及びその操作を簡単にすることができる。
【0016】第1発明の第1態様では、例えば図1に示
す如く、電圧情報発生素子32は、平行に対向する上記
第1面及び上記第2面を有し該第1面と該第2面との間
に印加された電圧に応じて、該第1面に入射する光の電
気ベクトル振動方向が互いに直角な直線偏光成分間に位
相差を与える電気光学結晶32aと、該第1面上に接着
された第1電極32bと、該第2面上に接着された透明
膜の第2電極32cと、を有する電圧/位相差変換素子
32であり、さらに、第2電極32b側に配置され、電
気光学結晶32aを通った該光を反射させて逆進させる
反射面34aと、第1電極32bへ基準電位を伝達する
ための第1リード32dとを有する。
【0017】この第1態様によれば、入射光が電気光学
結晶32a内を通り該反射面で反射されて電気光学結晶
32a内を往復することによる該位相差に基づいて、第
1電極32bと第2電極32cとの間の電圧が検出可能
である。第1発明の第2態様では、上記第1態様におい
て、例えば図1に示す如く、第2電極32cは透明膜で
あり、弾性部材33bは透明の弾性膜であり、探針34
はその底面が弾性部材33b上中央部に取り付けられ、
反射面34aは、探針34の底面又は弾性膜33bの探
針底面に対応した部分に形成され、電圧/位相差変換素
子32はホルダ31に固定され、さらに、第2電極32
cと弾性膜33とを導通させる第2リード32e、33
aを有し、該電圧/位相差変換素子は前記変位検出手段
を兼ねている。
【0018】この第2態様によれば、反射面34aを光
が固定点から電圧/位相差変換素子32を通って該反射
面で反射され電圧/位相差変換素子32を再度通り該固
定点に至る光路の長さの変化に基づいて、探針34の変
位が検出可能である。したがって、変位測定と電圧測定
の光学系を共通にすることが可能となり、これにより、
構成が簡単になり、かつ、調整が簡単になる。なお、後
述のように、歪みゲージを使いその抵抗値変化を利用し
て変位を検出したり、容量を検出することによって変位
を検出したりすることによっても、光学系を1つ省略す
ることが可能となり、調整が簡単になる。
【0019】また、プローブ30の概略位置決めのため
に、試料からの反射光を、透明の弾性膜33bを通して
光学顕微鏡で試料を観察可能である。第1発明の第3態
様では、上記第1態様において、例えば図4に示す如
く、弾性部材33bは透明の弾性膜であり、電気光学結
晶32aの第1面が弾性膜33bの中央部に固着され、
第1電極は弾性膜33bであり、探針34はその底面3
4aが電気光学結晶32aの第2面に取り付けられ、反
射面34aは、探針34の底面又は電気光学結晶32a
の第2面に形成され、前記電圧/位相差変換素子は前記
変位検出手段を兼ねている。
【0020】この第3態様によっても、第2態様と同じ
効果が得られる。第1発明の第4態様では、上記第1態
様において、例えば図9に示す如く、第2電極32fは
反射膜であり、上記反射面は反射膜32fの面であり、
探針34Aはその底面が反射膜32fに取り付けられ、
弾性部材81は、中央部に、孔81a又は透明部材であ
る光透過部が形成され、該中央部から外側へ放射状に延
びた不連続回転対称形の弾性膜であり、第1リード80
bは、第1電極32bと弾性膜81とを導通させる部分
を有し、さらに、上端部が弾性膜81の中央部に固着さ
れて垂下され、探針34Aの先端を下方に向けた状態で
下端部に電圧/位相差変換素子32Aが固定された、中
空又は中実透明のロッド80と、を有する。
【0021】この第4態様では、光が固定点からロッド
80及び電圧/位相差変換素子32Aを通って反射面3
2fで反射され再度電圧/位相差変換素子32A及びロ
ッド80を通って該固定点へ戻るまでの光路の長さの変
化に基づいて、探針34Aの変位を検出可能である。こ
の第4態様によっても、第2態様と同じ効果が得られ
る。弾性膜81は、例えば不透明膜であってもよく、プ
ローブ30の概略位置決めのために、試料からの反射光
を、弾性膜81の隣合う放射状部間を通して光学顕微鏡
で試料を観察可能である。
【0022】第1発明の第5態様では、上記第4態様に
おいて、例えば図10に示す如く、上記変位検出手段
は、弾性膜81の放射状外端部とホルダ82との間を連
結する歪みゲージ831〜834である。この第4態様
では、歪みゲージ831〜834の抵抗値の変化に基づ
いて、探針34の変位を検出可能である。
【0023】第1発明の第6態様では、上記第1態様に
おいて、例えば図17に示す如く、第2電極は反射膜で
あり、上記反射面は該反射膜の面であり、探針34はそ
の底面が該反射膜に取り付けられ、弾性部材は、中央部
に、孔又は透明部材である光透過部が形成され、該中央
部から外側へ放射状に延びた不連続回転対称形の第1弾
性膜81Aと、第1弾性膜81Aの下方に配置され、中
央部に孔が形成され、該中央部から外側へ放射状に延び
た不連続回転対称形の第2弾性膜81Bとを有し、第1
リードは、第1電極と第1又は第2の弾性膜81A、8
1Bとを導通させる部分を有し、さらに、該第1弾性膜
81Aの該中央部と該第2弾性膜81Bの内端に固着さ
れて支持され、探針34の先端を下方に向けた状態で下
端部に電圧/位相差変換素子が固定された、中空又は中
実透明のロッド80Aを有し、上記変位検出手段は、第
1弾性膜81Aと第2弾性膜81Bとの間に配置され、
内端がロッド80Aの外周部に固着され外端が自由端に
された第1導電性板97と、第1弾性膜81Aと第2弾
性膜81Bとの間に配置され、外端がホルダ82Aに固
着され、内端が自由端にされた第2導電性板98、99
と、を有する。
【0024】この第6態様によれば、第1導電性板97
と第2導電性板98、99との間に生じる容量の変化に
基づいて探針34の変位を検出可能である。第1発明の
第7態様では、例えば図16に示す如く、電圧情報発生
素子32は、探針34と導通した光導電性膜111と、
光導電性膜111に接合された第3電極32cと、一端
部が第3電極32cに接続され、他端部に基準電位が印
加される第3リード85と、を有する光導電ゲートであ
る。
【0025】この第7態様によれば、探針34を試料上
の測定点に近接又は接触させ、かつ、該光導性膜に光を
照射したときに第3リード85に流れる電流に基づいて
該測定点の電圧を検出可能である。第1発明の第8態様
では、上記第7態様において、例えば図16に示す如
く、光導電ゲートは、さらに透明基板110を有し、第
3電極32cは、透明基板110の下面に被着された透
明導電膜であり、光導電性膜111は該透明導電膜上に
被着され、探針34は、その底面が光導電性膜111上
に取り付けられている。
【0026】第1発明の第9態様では、上記第8態様に
おいて、例えば図10及び図16に示す如く、弾性部材
81は、中央部に、孔81a又は透明部材である光透過
部が形成され、該中央部から外側へ放射状に延びた不連
続回転対称形の弾性膜であり、変位検出手段は、弾性膜
81の放射状外端部とホルダ82との間を連結する歪み
ゲージ831〜834であり、さらに、上端部が弾性膜
81の該中央部に固着されて垂下され、探針の先端を下
方に向けた状態で下端部に上記光導電ゲートが固定され
た、中空又は中実透明のロッド80Bを有する。
【0027】この第9態様によれば、歪みゲージ831
〜834の抵抗値の変化に基づいて、探針34の変位を
検出可能である。第1発明の第10態様では、上記第8
態様において、例えば図17に示す如く、弾性部材33
bは、中央部に、孔又は透明部材である光透過部が形成
され、該中央部から外側へ放射状に延びた不連続回転対
称形の第1弾性膜81Aと、第1弾性膜81Aの下方に
配置され、中央部に孔が形成され、該中央部から外側へ
放射状に延びた不連続回転対称形の第2弾性膜81Bと
を有し、さらに、第1弾性膜81Aの中央部と第2弾性
膜81Bの内端に固着されて支持され、探針34先端を
下方に向けた状態で下端部に上記光導電ゲートが固定さ
れた、中空又は中実透明のロッド80Aを有し、変位検
出手段は、第1弾性膜81Aと第2弾性膜81Bとの間
に配置され、内端がロッド80Aの外周部に固着され外
端が自由端にされた第1導電性板97と、第1弾性膜8
1Aと第2弾性膜81Bとの間に配置され、外端がホル
ダ82Aに固着され、内端が自由端にされた第2導電性
板98、99と、を有する。
【0028】この第10態様によれば、第1導電性板9
7と第2導電性板98、98との間に生じる容量の変化
に基づいて探針34の変位が検出される。第1発明の第
11態様では、例えば図16に示す如く、探針34Bの
取り付け位置の周囲部に第1磁性体86が固定されてお
り、探針34は、少なくとも底部が第2磁性体87であ
り、第1磁性体86を磁化させることにより第2磁性体
87を吸引して探針34Bの底面を該探針取り付け位置
に磁着させ、第1磁性体86の残留磁化により探針34
Bの磁着を維持させ、かつ、第1磁性体86を消磁する
ことにより探針34Bを落下させることを可能にしてい
る。
【0029】この第11態様によれば、第1磁性体の残
留磁化による探針の保持と、第1磁性体の消磁による探
針の落下が可能となるので、探針の先端が消耗した場合
に、プローブ全体を交換する必要がなく、該探針のみを
新しいものに交換すればよいので、ランニングコストを
低減できるという効果を奏する。また、探針交換の自動
化が可能となるので、微細な探針の取扱が容易となる。
【0030】第2発明の電圧・変位測定装置では、上記
いずれか1つの電圧・変位検出プローブと、上記探針を
試料に対し相対的に近接又は接触させることによって生
ずる該探針の上記ホルダに対する変位を測定する変位測
定手段と、上記電圧情報発生素子の出力に基づいて該探
針の基準電位に対する電圧を測定する電圧測定手段と、
を有する。
【0031】本第2発明によれば、上記第1発明のプロ
ーブを用いているので、上記効果が得られる。第2発明
の第1態様では、電圧測定手段は、入射光が上記電気光
学結晶内を通り上記反射面で反射されて該電気光学結晶
内を往復することによる上記位相差に基づいて、上記第
1電極と上記第2電極との間の電圧を測定する。
【0032】第2発明の第2態様では、電圧測定手段
は、上記探針を試料上の測定点に近接又は接触させ、か
つ、上記光導性膜に光を照射したときに上記第3リード
に流れる電流に基づいて該測定点の電圧を測定する。第
2発明の第3態様では、変位測定手段は、光が固定点か
ら上記電圧/位相差変換素子(32)を通って上記反射
面で反射され該電圧/位相差変換素子を再度通り該固定
点に至る光路の長さの変化に基づいて、該探針の変位を
測定する。
【0033】第2発明の第4態様では、変位測定手段
は、上記歪みゲージの抵抗値の変化に基づいて、上記探
針の変位を測定する。第2発明の第5態様では、変位測
定手段は、上記第1導電性板と上記第2導電性板との間
に生じる容量の変化に基づいて上記探針の変位を測定す
る。第2発明の第6態様では、例えば図6に示す如く、
レーザ28と、レーザ28からの光が入射され、該光を
透過光と反射光とに分割し、該透過光と該反射光のうち
一方を該プローブに入射させるビームスプリッタ51
と、該透過光と該反射光のうち他方を反射して逆行さ
せ、ビームスプリッタ51に入射させる反射器53と、
反射器53からビームスプリッタ51へ入射した光のう
ちビームスプリッタ51を透過し又はビームスプリッタ
51で反射した光と、該プローブからビームスプリッタ
51へ入射した光のうちビームスプリッタ51で反射さ
れ又はビームスプリッタ51を透過した光との干渉光が
入射される偏光ビームスプリッタ62と、偏光ビームス
プリッタ62からの透過光を検出する第1光検出器54
Aと、偏光ビームスプリッタ62からの反射光を検出す
る第2光検出器54Bと、第1光検出器54Aからの第
1出力信号と第2光検出器54Bからの第2出力信号と
の和に基づいて、探針34の変位を検出し、かつ、該第
1出力信号と該第2出力信号の差に基づいて、上記基準
電位に対する探針34の試料上の測定点の電圧を検出す
る信号処理装置70と、を有する。
【0034】第2発明の第7態様では、例えば図14に
示す如く、電圧・変位検出プローブ30Dの下端部が挿
脱されるコイル91と、コイル91の下方に配置された
移動ステージ92と、移動ステージ92に搭載され、探
針34Bが挿入され探針34Bを略垂直に保持するため
の孔が複数形成されたトレイ93と、探針34Bを交換
する場合に、トレイ93上の空いた孔がコイル91と同
心になるように移動ステージ92を駆動させ、該プロー
ブの下端部がコイル91に挿入された状態で、コイル9
1に電流を供給して第1磁性体を消磁することにより、
探針34Bを該プローブから落下させ、トレイ93上の
探針34Bがコイル91と同心になるように移動ステー
ジ92を駆動させ、コイル91に電流を供給して第1磁
性体を励磁させることにより、探針34Bを該プローブ
に磁着させる制御回路75Bと、を有する。
【0035】この第7態様によれば、消耗品である探針
を新しいものと取り換えることが自動的にでき、微細な
探針の取扱いが容易となる。
【0036】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。 [第1実施例]図1は、第1実施例の電圧・変位検出プ
ローブ30の軸線を通る断面を示す。この電圧・変位検
出プローブ30は、軸線を中心として回転対称形であ
る。
【0037】ホルダ31は、下端から上端へ向けて直径
が大きくなっている筒31aと、筒31aの上端から半
径方向外側へ突出しているフランジ31bとからなる。
ホルダ31内には、電圧/位相差変換素子32が嵌合さ
れている。電圧/位相差変換素子32は、上面及び下面
が互いに平行な電気光学結晶32aと、この上面に被着
された透明導電膜32bと、この下面に被着された透明
導電膜32cとからなる。電気光学結晶32aは、その
上面に垂直入射する光の電気ベクトル振動方向が互いに
直角な直線偏光成分間に、透明導電膜32bと透明導電
膜32cとの間の電圧に応じた位相差を与える。電気光
学結晶32aのサイズは、例えば、直径1mm、高さ1
mmである。
【0038】透明導電膜32bに基準電位としてのグラ
ンド電位を外部から与えるために、ホルダ31の内面に
透明導電膜32dが被着され、透明導電膜32dの下端
が透明導電膜32bの周端と連続している。透明導電膜
32b及び32dは、ホルダ31内に電気光学結晶32
aを嵌合させた状態で例えばITOをスパッタリングで
蒸着させることにより形成される。
【0039】ホルダ31の下端内部には、探針サポータ
33が嵌合されている。探針サポータ33は、フレーム
33aと、緊張した状態で周端がフレーム33aに固定
された透明導電膜33bと、透明導電膜33bと連続し
た透明導電膜33cとからなる。透明導電膜33bのサ
イズは、例えば、直径1mm、厚さ0.5μmである。
【0040】透明導電膜33cを透明導電膜32cと導
通させるために、ホルダ31の下端内面に透明導電膜3
2eが被着され、透明導電膜32eの上端が透明導電膜
32cの周端と連続している。透明導電膜32c及び3
2eは、ホルダ31内に電気光学結晶32aを嵌合させ
た状態で例えばITOをスパッタリングで蒸着させるこ
とにより形成される。
【0041】探針サポータ33の制作工程の一例を図2
(A)〜(C)に示す。最初、図2(A)に示す如く、
基板40上に透明導電膜41をスパッタリングで被着さ
せる。次に、図2(B)に示す如く、ホトエッチング技
術により開口42を形成する。次に、図2(C)に示す
如く、フレーム33a及び透明導電膜41に対し、透明
導電膜41と反対側からITOをスパッタリングで被着
させる。
【0042】図1において、透明導電膜33bの下面中
央部には、探針34の底面が接着されている。探針34
のサイズは、例えば、底面直径10μm、高さ10μm
である。探針34は、透明導電膜33b、33c及び透
明導電膜32eを通って透明導電膜32cと導通されて
いる。したがって、探針34の先端を試料上に接触又は
近接させると、その先端の電位が透明導電膜32cに印
加される。この電位は、探針34の先端を試料表面に近
接させた場合、試料−探針間に生じる容量と測定点の電
位とに応じた値になる。
【0043】探針34の底面は反射面34aとなってお
り、電圧・変位検出プローブ30の軸線に沿って透過光
ビームL1を入射させると、電圧/位相差変換素子32
及び透明導電膜33bを通って反射面34aで反射さ
れ、再度透明導電膜33b及び電圧/位相差変換素子3
2を通って戻される。この光路の長さの変化を検出する
ことにより、ホルダ31に対する探針34の変位、すな
わち基準位置からの試料上接触点の高さを検出すること
ができる。
【0044】電圧・変位検出プローブ30を用いた変位
測定原理を図4に示す。図4では、探針34の先端が半
導体チップ10上の配線13に接触している状態を示し
ている。マイケルソン干渉計50は、直線偏光ビームL
を透過光ビームL1と反射光ビームL2とに分割するビ
ームスプリッタ51と、透過光ビームL1を探針34の
底面に集光させるための集光レンズ52と、反射光ビー
ムL2を反射させて逆行させるためのミラー53と、光
検出器54とからなり、光検出器54は、ミラー53か
らの反射光のうちビームスプリッタ51を透過したもの
と、探針34からの反射光のうちビームスプリッタ51
で反射されたものとの干渉光ビームL3を検出する。光
検出器54の出力をオシロスコープ55に供給すると、
電圧・変位検出プローブ30を下降させて探針34を配
線13に接触又は近接させる過程では、図示のようなサ
インカーブがオシロスコープ55の表示画面に得られ
る。このサインカーブの波数を計数することにより、探
針34の変位を半波長程度の精度で検出することがで
き、さらに、波形の位相を検出することにより該変位を
より高精度で検出することができる。
【0045】一方、図1において、透過光ビームL1が
電気光学結晶32aを2回通過することにより、電気ベ
クトル振動方向が互いに直角な直線偏向成分間に生じた
位相差を検出することで、探針34の先端の電圧を測定
することができる。この測定原理を図5に示す。位相差
検出装置60は、直線偏光ビームLを円偏光ビームL0
に変換する1/4波長板61と、円偏光ビームL0が入
射されるビームスプリッタ51と、ビームスプリッタ5
1からの透過光ビームL1を探針34の底面に集光させ
るための集光レンズ52と、探針34からの反射光がビ
ームスプリッタ51で反射された光ビームL4が入射さ
れる偏光ビームスプリッタ62と、偏光ビームスプリッ
タ62で2分割された透過光ビームL5及び反射光ビー
ムL6をそれぞれ検出する光検出器54A及び54B
と、光検出器54Aの出力と光検出器54Bの出力との
差を増幅する差動増幅器63とからなる。探針34が接
触した配線13に交流電圧源64の出力を印加し、交流
電圧源64及び差動増幅器63の出力をオシロスコープ
55に供給すると、オシロスコープ55の表示画面には
図示のような交流電圧源64及び差動増幅器63の電圧
出力波形が得られる。両波形の関係から、配線13の電
圧を測定することができる。
【0046】図1において、電圧・変位検出プローブ3
0を光学顕微鏡の対物レンズの試料側に配置し、電圧/
位相差変換素子32及び透明導電膜33bを通して半導
体チップ10上を光学顕微鏡で観察することにより、半
導体チップ10上の配線の概略位置を知ることができ
る。電圧・変位検出プローブ30並びに図4及び図5に
示す測定原理を用いた装置を、光学顕微鏡に組み込んだ
構成を、図6に示す。
【0047】半導体チップ10は、パッケージ14を介
してテスト用プリント基板15に装着されている。半導
体チップ10には、信号処理装置70からプリント基板
15及びパッケージ14を介してテスト信号が供給され
る。電圧・変位検出プローブ30は、その光軸が対物レ
ンズ52Aの光軸と一致するようにプローブホルダ71
に保持され、プローブホルダ71は、顕微鏡筒に固定さ
れている。顕微鏡筒は、微動X−Y−Zステージ72を
介して粗動X−Y−Zステージ73に支持されている。
微動X−Y−Zステージ72は、圧電素子で構成されて
おり、1/100〜1/1000の精度で位置決め可能
であり、かつ、一方向へ数十μmの範囲で走査可能であ
るので、微動X−Yステージ72c及び微動Zステージ
72dのみで半導体チップ10上の幅及び厚さが共に1
μm程度の配線パターンを細かく且つ充分な範囲で走査
することができる。微動X−Y−Zステージ72で電圧
・変位検出プローブ30Cを微小範囲内で走査中には、
粗動X−Y−Zステージ73を停止させておく。
【0048】ミラー53は、その反射光ビームL2の方
向の位置を微調整可能な微動Xステージ74の一端に固
着され、微動Xステージ74の他端は、顕微鏡筒と一体
になった面に固定されている。微動X−Y−Zステージ
72、粗動X−Y−Zステージ73及び微動Xステージ
74の位置信号は、信号処理装置70に供給される。コ
ントローラ75は、これらの位置信号をフィードバック
信号として、微動X−Y−Zステージ72、粗動X−Y
−Zステージ73及び微動Xステージ74を駆動する。
【0049】対物レンズ52Aで結像された像は、撮像
レンズ76でCCD撮像素子77上に結像され、その画
像がモニタTV78に表示される。対物レンズ52A
は、図4及び図5の集光レンズ52の機能も果たしてい
る。レーザ28から射出された直線偏光は、コリメート
レンズ79で平行化され、ミラー27で反射され、1/
4波長板61に入射される。1/4波長板61、ビーム
スプリッタ51、偏光ビームスプリッタ62、光検出器
54A及び54Bは、図5に示すものと同一であり、ま
た、ミラー53は、図4に示すものと同一である。
【0050】高さ方向の変位の測定に関しては、図4の
構成と比較すれば明らかなように、光検出器54Aの出
力SAと光検出器54Bの出力SBとの和SPが図4の
光検出器54の出力に対応しいる。信号処理装置70
は、この和SPに基づいて、探針34の高さ方向の変位
を測定する。微動X−Y−Zステージ72及び粗動X−
Y−Zステージ73からの位置信号と、和SPに基づい
て得られた探針34の変位とから、半導体チップ10上
の凹凸パターンの詳細を知得することができる。
【0051】電圧測定に関しては、干渉光ビームL4A
にミラー53からの反射光が含まれる点で、図5の場合
と異なる。しかし、ミラー53からの反射光は円偏向で
あり、これを偏光ビームスプリッタ62で2分割する
と、両分割光の強度は互いに等しくなるので、光検出器
54Aの出力SAと光検出器54Bの出力SBとの差S
Mには影響がない。信号処理装置70は、この差SMに
基づいて、探針34の先端の電圧を検出する。
【0052】微動X−Y−Zステージ72を駆動して電
圧・変位測定プローブ30を、半導体チップ10上の電
位測定対象である配線の上方から下降させ、和SPの変
化を検出した後、すなわち、探針34が半導体チップ1
0上の配線に接触し又は非常に近接した後、和SPが例
えば10サイクル変化した時点で、微動X−Y−Zステ
ージ72の下降駆動を停止する。これにより、半導体チ
ップ10に対する探針34の接触が確実となる。次に、
微動Xステージ74を駆動し、和SPの出力値が最大値
と最小値の中間値になる時点で、微動Xステージ74の
駆動を停止する。これにより、電圧検出感度が最大とな
る。
【0053】なお、電圧・変位検出プローブ30をX−
Y面内で走査させることにより探針34が半導体チップ
10上を傷付けるのを防止するために、次のようにして
もよい。すなわち、探針34の先端の高さを検出し、電
圧・変位検出プローブ30を、+Z方向へ一定距離dだ
け駆動し、次にX−Y面内で駆動し、次に−Z方向へ一
定距離dだけ駆動するという一連の動作を、繰り返し行
うことにより、半導体チップ10上を走査してもよい。
【0054】上記走査により、テスト対象の配線位置を
正確に知得することができ、この位置で、テスト信号を
半導体チップ10に供給して電圧測定を行う。上記の如
く構成された電圧・変位測定装置によれば、1つのレー
ザ28を用いた1組の光学系で、電圧及び変位を測定す
ることができ、構成及びその調整が従来よりも簡単とな
る。
【0055】図3は、半導体チップ10に対する電圧・
変位検出プローブ30の使用状態を示す。この図から明
らかなように、本第1実施例の電圧・変位検出プローブ
30によれば、ボンディングワイヤ11及び12との干
渉を避けて半導体チップ10上を走査することができ
る。図7は、他の構成の光学顕微鏡に組み込まれた電圧
・変位測定装置を示す。この装置では、光学顕微鏡を移
動させる代わりに、半導体チップ10を移動させる構成
となっている。すなわち、粗動X−Y−Zステージ73
上に微動X−Y−Zステージ72Aを介してプリント基
板15が搭載されている。他の点は、図6の場合と同一
である。
【0056】この構成によれば、光学顕微鏡に比し慣性
が小さい試料を高速駆動することができるので、測定に
要する時間を短縮することができる。 [第2実施例]図8は、第2実施例の電圧・変位検出プ
ローブ30Aの軸線を通る断面を示す。この電圧・変位
検出プローブ30Aは、軸線を中心として回転対称形で
ある。
【0057】電気光学結晶32aは、その上面がフレー
ム33aの透明導電膜33bの下面中央部に接着され、
下面に、探針34の底面が接着されている。電気光学結
晶32aのサイズは、探針34のサイズとの関係で、例
えば、直径10μm、高さ10μmである。透明導電膜
33b及び探針34の底面が電気光学結晶32aに対す
る一対の電極を兼ねており、また、ホルダ31Aを導電
性材料で構成し、かつ、透明導電膜33bとホルダ31
Aとを導通させているので、電圧・変位検出プローブ3
0Aは、図1に示す電圧・変位検出プローブ30よりも
構成が簡単となっている。
【0058】他の点は上記第1実施例と同一である。 [第3実施例]図9は、第3実施例の電圧・変位検出プ
ローブ30Bの軸線を通る一部破断面を示す。この電圧
・変位検出プローブ30Bは、十字形梁81を除き、軸
線を中心として回転対称形である。十字形梁81、この
軸線を通る対称面を有する。
【0059】ロッド80は、中実透明のガラス棒80a
の側面及び底面にそれぞれ透明導電膜80b及び透明導
電膜32bが被着されている。ロッド80の上面には、
反射防止膜80cが被着されている。ロッド80のサイ
ズは、例えば、直径0.4mm、長さ5mmである。ロ
ッド80の下面には、電気光学結晶32aの上面が接着
されている。電気光学結晶32aの下面には、反射膜3
2fが被着され、さらに探針34Aの底面が接着されて
いる。
【0060】ロッド80の上端は、十字形梁81の中央
部810に接着されている。この中央部810には、ロ
ッド80と同心の孔81aが形成されている。十字形梁
81は、中央部810から四方へ放射状に帯状部811
〜814が延びており、帯状部811〜814の先端が
ホルダ82の底面に接着されている。光学顕微鏡による
観察は、ホルダ82の内側の帯状部811〜814の間
を通って行われる。
【0061】十字形梁81は、導電性及び弾性を有し、
例えば、アルミニウムで形成され、そのサイズは厚さ2
0μm、直径方向の長さ3mm、各帯状部811〜81
4の幅0.4mmである。探針34Aは、例えば、上部
直径50μm、高さ400μmである。透明導電膜32
bは、透明導電膜80b及び導電性の十字形梁81を介
して導電性のホルダ82に導通されている。
【0062】ロッド80の上端中央部に垂直に入射した
光ビームL1は、ロッド80及び電気光学結晶32aを
通って反射膜32fで反射され、逆行する。他の点は上
記第1実施例と同一である。 [第4実施例]図10は、第4実施例の電圧・変位検出
プローブ30Cの軸線を通る一部破断面を示す。この電
圧・変位検出プローブ30Cは、十字形梁81及び歪み
ゲージ831〜824を除き、軸線を中心として回転対
称形である。十字形梁81及び歪みゲージ831〜82
4は、この軸線を通る対称面を有する。
【0063】ロッド80Aは、中空である。また、十字
形梁81の帯状部811〜814の先端は、歪みゲージ
831〜824を介してホルダ82の底面に接着されて
いる。透明導電膜32bは、導電性のロッド80A及び
十字形梁81を通ってホルダ82に導通されている。図
11は、周知の歪み/電圧変換回路(ホイーストンブリ
ッジ回路)の原理構成を示しており、この回路は、歪み
ゲージ831の歪みによる抵抗の変化を不平衡電圧ΔV
に変換し、差動アンプ84でこれを増幅する。
【0064】十字形梁81が上記具体例の場合、その中
央部810が高さ方向へ10nm変位すると、歪みゲー
ジ831〜834の位置での歪みは約0.2×10-6
なる。一方、半導体歪みゲージはゲージ率が約100で
あり、ブリッジ印加電圧を10Vとすると、不平衡電圧
の変化は0.1mVとなる。電圧は10μV程度の分解
能で測定できるので、充分な精度で探針34Aの高さ変
位を測定することができる。
【0065】図10に示す電圧・変位検出プローブ30
C、並びに、図5及び図11に示す測定原理を用いた装
置を光学顕微鏡に組み込んだ構成を、図12に示す。図
6及び図7に示すミラー53及び微動Xステージ74を
用いておらず、その代わりに、歪み/電圧変換回路を信
号処理装置70Aに内蔵して、探針34Aの先端の高さ
方向変位を測定している。
【0066】また、プローブホルダ71Bは、光学顕微
鏡と独立に微動可能となっている。すなわち、顕微鏡筒
は、微動X−Yステージ72a及び微動Zステージ72
bを介して粗動X−Y−Zステージ73に取り付けら
れ、同様に、プローブホルダ71Bは、微動X−Yステ
ージ72c及び微動Zステージ72dを介して粗動X−
Y−Zステージ73に取り付けられている。
【0067】プローブホルダ71Bと電圧・変位検出プ
ローブ30Cとの合計質量は、光学顕微鏡の質量に比し
充分小さいので、試料を高速駆動することができ、これ
により、測定に要する時間を短縮することができる。他
の点は、上記第1実施例と同一である。 [第5実施例]図13は、第5実施例の電圧・変位検出
プローブ30Dの軸線を通る下部断面を示す。この下部
は、リード線85を除き軸線を中心として回転対称形で
ある。
【0068】ロッド80Bは、その下端部が磁性筒86
となっており、この磁性筒86内に電気光学結晶32a
が嵌合されている。磁性筒86は、例えば、フェライト
で形成され、そのサイズは、外径1.5mm、内径1m
m、高さ1.5mmである。ロッド80Bは、絶縁性で
あり、その内壁にリード線85が形成され、リード線8
5は、透明導電膜32bと図10に示す十字形梁81と
の間を導通させている。
【0069】電気光学結晶32aの底面中央部には反射
膜32gが被着され、反射膜32gは、探針34Bと別
体となっている。探針34Bは、その底面に磁性膜8
7、例えばフェライト膜が被着されている。電圧・変位
検出プローブ30Dの他の構成は、図10と同一であ
る。電圧・変位検出プローブ30Dを用いた電圧・変位
測定装置の構成を図14に示す。
【0070】電圧・変位検出プローブ30Dは、プロー
ブホルダ71Cに装着され、図12と同様に微動X−Y
ステージ72c及び微動Zステージ72dを介して粗動
X−Y−Zステージ73に支持されている。一方、電圧
・変位検出プローブ30Dに対し光路の外側に、探針交
換装置90が配置されている。探針交換装置90は、コ
イル91がその軸線を垂直にして配置されている。コイ
ル91の直径は、ロッド80Bの直径より大きい。コイ
ル91の下方には移動ステージ92が配置され、移動ス
テージ92上にトレイ93が載置されている。トレイ9
3には垂直方向に孔が複数個形成され、これらの孔に探
針34Bの先端部が挿入されて、探針34Bが保持され
ている。トレイ93とコイル91との間には、探針34
Bの落下及び磁着を検出するための投光器94及び受光
器95が対向して配置されている。コイル91は、コン
トローラ75Bによりドライバ96を介してオン/オフ
され、移動ステージ92は、コントローラ75Bにより
駆動され、受光器95の検出信号は、コントローラ75
Bへ供給される。
【0071】次に、探針34Bの交換手順を、図15に
基づいて説明する。以下、括弧内の数値は図15中のス
テップ識別番号を表す。 (100)粗動X−Y−Zステージ73を駆動して、電
圧・変位検出プローブ30Dの光軸をコイル91の軸線
に一致させ、次いで電圧・変位検出プローブ30Dの下
端部をコイル91内に挿入させる。
【0072】(101)移動ステージ92を駆動して、
トレイ93上の空孔をコイル91の軸線上の位置に一致
させる。 (102)コイル91に電流を流して磁性筒86を消磁
させ、受光器95で探針34Bの落下を検出する。この
落下により、探針34Bがトレイ93の空孔に保持され
る。
【0073】(103)トレイ93上の、交換用の探針
34Bが入っている孔の位置を、コイル91の軸線上に
一致させる。 (104)コイル91に電流を流して磁性筒86を磁化
させ、探針34Bの磁性膜87を反射膜32gに接着さ
せ、これを受光器95で検出した後、コイル91への電
流をオフにする。このオフによっても、磁性筒86の残
留磁化により、探針34Bは反射膜32gに接着された
ままとなる。
【0074】(105)粗動X−Y−Zステージ73を
駆動して電圧・変位検出プローブ30Dを元の位置へ移
動させる。以上のようにして、探針34Bの交換を自動
的に行うことができる。操作者は、使用済みの探針34
Bの先端部形状を観察し、この形状を使用の程度と関係
付ける。
【0075】なお、反射膜32gに磁性膜を被着しても
よい。また、探針34Bは、上記第3実施例(図9
(B))で述べた程度のサイズであってもよい。 [第6実施例]図16は、第6実施例の電圧・変位検出
プローブ30Eの軸線を通る下部断面を示す。この下部
は、光導電ゲートを用いており、また、リード線85を
除き軸線を中心として回転対称形である。
【0076】透明基板110の下面に透明導電膜32c
を介して光導電性膜111が被着され、透明基板110
が、磁性筒86内に嵌合されている。透明導電膜32c
は、ロッド80Bの内壁に沿ったリード線85、図10
の十字形梁81、ホルダ82及び図16の電流検出回路
112を介して接地されている。電流検出回路112
は、リード線85に流れる電流を検出し、これを電圧に
変換し、増幅して出力する。
【0077】上記構成において、光ビームL1をロッド
80B内に入射させると、透明基板110及び透明導電
膜32cを通って光導電性膜111に照射され、照射点
の抵抗率が低下し、探針34Bと透明導電膜32cとの
間の電圧に応じた電流がリード線85に流れ、これが電
流検出回路112で検出される。本第6実施例では、図
5の装置の代わりに電流検出回路112が用いられ、光
学系は、レーザとレーザビームを反射してロッド80B
内に入射させるミラーのみでよく、光学系が特に簡単と
なる。他は、上記第5実施例と同様である。
【0078】[第7実施例]図17は、第7実施例の電
圧・変位検出プローブ30Fの軸線を通る部分断面を示
す。この電圧・変位検出プローブ30Fは、十字形梁8
1A、81B及び導電板97〜99を除き、軸線を中心
として回転対称形である。十字形梁81A、81B及び
導電板97〜99は、この軸線を通る対称面を有する。
【0079】ロッド80B及びその下端に取り付けられ
た部分は、図10と同一構成である。ホルダ82Aは、
図10のホルダ82に対応しており、その内周面の上部
及び下部にそれぞれ図10の十字形梁81と同一形状の
十字形梁81A及び81Bの外端が固着され、十字形梁
81A及び81Bの内端がロッド80Aの外周面に固着
されている。十字形梁81Aと十字形梁81Bとの間に
は、ロッド80Aの軸方向変位を静電容量の変化として
検出するために、ロッド80Aの外周面に垂直に導電板
97の内端が固着され、導電板97と離間して導電板9
7を上下から挟むように導電板98及び99の外端がホ
ルダ82Aの内周面に垂直に固着されている。光学顕微
鏡で十字形梁81Aの内側を通して試料を覗くことがで
きるようにするため、導電板97、98及び99は、例
えば十字形梁81A及び81Bと類似の十字形である。
導電板97、98及び99に不図示のリード線を介して
接続される静電容量検出回路は、周知のホイーストンブ
リッジ回路を用いることができる。
【0080】他の点は上記第4実施例と同一である。 [第8実施例]図18は、第8実施例の電圧・変位検出
プローブ30Gの軸線を通る下部断面を示す。この下部
は、図17のロッド80A及びその下端に取り付けられ
たものの代わりに用いられ、リード線85を除き軸線を
中心として回転対称形である。
【0081】ロッド80の下端には、図16と類似の構
成の光導電ゲートが取り付けられている。すなわち、ロ
ッド80の下端に透明基板110、透明導電膜32c及
び光導電性膜111を介して探針34が固着されてい
る。透明導電膜32cは、透明基板110及びロッド8
0の外周面上に軸方向へ延びたリード線85の下端に接
続されている。
【0082】
【発明の効果】以上説明した如く、第1発明に係る電圧
・変位検出プローブ(請求項1)によれば、プローブの
軸線上に探針が位置し、プローブの軸線を試料面に垂直
にすることができるので、プローブが試料上のボンディ
ングワイヤ等と干渉することなく測定することができ、
また、プローブが試料上のボンディングワイヤ等と干渉
しないようにプローブ又は試料を回転させる機構が不要
となるので、第1発明のプローブを用いた電圧・変位測
定装置の構成及びその操作を簡単にすることができると
いう優れた効果を奏する。
【0083】第1発明において、電圧情報発生素子とし
て電圧/位相差変換素子を用いれば、変位測定と電圧測
定の光学系を共通にすることが可能となり、これによ
り、構成が簡単になり、かつ、調整が簡単になるという
効果を奏する(請求項2〜5)。第1発明において、弾
性部材の外端とホルダとの間に歪みゲージを介装し、そ
の抵抗値変化に基づき探針の変位を検出したり(請求項
6、10)、ロッドとホルダに互いに対向する導電板を
固着し、導電板間の容量変化に基づいて探針の変位を検
出することによっても(請求項7、11)、光学系を1
つにすることが可能となり、その調整が簡単になるとい
う効果を奏する。
【0084】第1発明において、電圧情報発生素子とし
て光導電ゲートを用いれば、光が光導電膜に当たった時
に生じた電流に基づいて電圧測定が可能となるため、光
学系がレーザとミラーのみでよく、構成を簡単化できる
という効果を奏する(請求項8〜10)。第1発明にお
いて、第1磁性体の残留磁化により探針をその取り付け
位置に保持し、第1磁性体の消磁により探針を該取り付
け位置から落下させるようにすれば、探針の先端が消耗
した場合に、プローブ全体を交換する必要がなく、探針
のみを新しいものに交換すればよいので、ランニングコ
ストを低減できるという効果を奏する(請求項12)。
【0085】第2発明に係る電圧・変位測定装置(請求
項13)及びその各種実施態様(請求項14〜19)に
よれば、電圧・変位検出プローブを用いているので、上
記効果が得られる。第2発明において、請求項20の構
成によれば、探針交換を自動化できるため、微細な探針
の取扱が容易となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電圧・変位検出プローブ
の縦断面図である。
【図2】(A)〜(C)は図1に示す探針サポータの制
作工程図である。
【図3】図1の電圧・変位検出プローブの使用状態を示
す図である。
【図4】図1の電圧・変位検出プローブを用いた変位測
定原理を示す図である。
【図5】図1の電圧・変位検出プローブを用いた電圧測
定原理を示す図である。
【図6】光学顕微鏡に組み込まれた電圧・変位測定装置
を示す図である。
【図7】他の光学顕微鏡に組み込まれた電圧・変位測定
装置を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例の電圧・変位検出プローブ
を示す縦断面図である。
【図9】(A)は第3実施例の電圧・変位検出プローブ
の一部破断図であり、(B)は(A)の下部縦断面拡大
図であり、(C)は(A)の十字形梁81及びロッド8
0の上部の斜視図である。
【図10】(A)は第4実施例の電圧・変位検出プロー
ブの一部破断図であり、(B)は(A)の下部縦断面拡
大図であり、(C)は(A)の十字形梁81及びロッド
80の上部の斜視図である。
【図11】歪み/電圧変換回路図である。
【図12】本発明の第4実施例の、光学顕微鏡に組み込
まれた電圧・変位測定装置を示す図である。
【図13】本発明の第5実施例の電圧・変位検出プロー
ブの要部縦断面図である。
【図14】図13のプローブを用いた電圧・変位測定装
置を示す図である。
【図15】探針交換手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第6実施例の電圧・変位検出プロー
ブの要部縦断面図である。
【図17】本発明の第7実施例の電圧・変位検出プロー
ブの部分縦断面図である。
【図18】本発明の第8実施例の電圧・変位検出プロー
ブの要部縦断面図である。
【図19】本発明と対比して考えられる電圧・変位測定
装置を示す概略図である。
【符号の説明】
10 半導体チップ 28 レーザ 30、30A〜30G 電圧・変位検出プローブ 31、82、82A ホルダ 32a 電気光学結晶 32b〜32e、33b、33c、41、43、80b
透明導電膜 32f、32g 反射膜 33a フレーム 34、34A、34B 探針 34a 反射面 50 マイケルソン干渉計 51 ビームスプリッタ 52A 対物レンズ 54、54A、54B 光検出器 60 位相差検出装置 61 1/4波長板 62 偏光ビームスプリッタ 71、71A、71B、71C プローブホルダ 72、72A 微動X−Y−Zステージ 72a、72c 微動X−Yステージ 72b、72d 微動Zステージ 73、73A 粗動X−Y−Zステージ 74 微動Xステージ 76 撮像レンズ 79 コリメートレンズ 80、80A、80B ロッド 81、81A、81B 十字形梁 831〜833 歪みゲージ 85 リード線 86 磁性筒 87 磁性膜 90 探針交換装置 91 コイル 92 移動ステージ 93 トレイ 94 投光器 95 受光器 97〜99 導電板 110 透明基板 111 光導電性膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 31/302 H01L 21/66 B 7630−4M (72)発明者 浜 壮一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 尾崎 一幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 後藤 善朗 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 梅原 康敏 北海道小樽市星野町250番地1 株式会社 アドバンテスト研究所内 (72)発明者 小木曽 祥明 北海道小樽市星野町250番地1 株式会社 アドバンテスト研究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する第1面及び第2面を有し、該第
    1面に光が入射され、該光に応答して、与えられた基準
    電位に対する該第1面の電圧情報を光又は電気信号の形
    で出力する電圧情報発生素子(32)と、 該第2面と導通された導電性探針(34)と、 該探針の底面が中央部に直接又は間接的に取り付けられ
    た、導電性の、連続又は不連続の回転対称形である面状
    又は線状の弾性部材(33b)と、 該弾性部材の外端が固着され、該電圧情報発生素子を該
    探針の上方に配置し、該第1面を該第2面の上方にし
    て、該電圧情報発生素子と該探針とを同心に保持するホ
    ルダ(31)と、 該探針の該ホルダに対する変位を検出する変位検出手段
    (32)と、 を有することを特徴とする電圧・変位検出プローブ。
  2. 【請求項2】 前記電圧情報発生素子(32)は、 平行に対向する前記第1面及び前記第2面を有し該第1
    面と該第2面との間に印加された電圧に応じて、該第1
    面に入射する光の電気ベクトル振動方向が互いに直角な
    直線偏光成分間に位相差を与える電気光学結晶(32
    a)と、 該第1面上に接着された第1電極(32b)と、 該第2面上に接着された透明膜の第2電極(32c)
    と、 を有する電圧/位相差変換素子(32)であり、 さらに、 該第2電極側に配置され、該電気光学結晶を通った該光
    を反射させて逆進させる反射面(34a)と、 該第1電極へ基準電位を伝達するための第1リード(3
    2d)を有し、 該入射光が該電気光学結晶内を通り該反射面で反射され
    て該電気光学結晶内を往復することによる該位相差に基
    づいて、該第1電極と該第2電極との間の電圧が検出さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電圧・変位検出プ
    ローブ。
  3. 【請求項3】 前記第2電極(32c)は透明膜であ
    り、 前記弾性部材(33b)は透明の弾性膜であり、 前記探針(34)はその底面が該弾性部材上中央部に取
    り付けられ、 前記反射面は、該探針の底面又は該弾性膜の該探針底面
    に対応した部分に形成され、 前記電圧/位相差変換素子は前記ホルダ(31)に固定
    され、 さらに、該第2電極と該弾性膜とを導通させる第2リー
    ド(32e、33a)を有し、 該電圧/位相差変換素子は前記変位検出手段を兼ねてお
    り、光が固定点から該電圧/位相差変換素子を通って該
    反射面で反射され該電圧/位相差変換素子を再度通り該
    固定点に至る光路の長さの変化に基づいて、該探針の変
    位が検出されることを特徴とする請求項2記載の電圧・
    変位検出プローブ。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材(33b)は透明の弾性膜
    であり、 前記電気光学結晶(32a)の前記第1面が該弾性膜の
    中央部に固着され、 前記第1電極は該弾性膜であり、 前記探針(34)はその底面が該電気光学結晶の前記第
    2面に取り付けられ、 前記反射面(34a)は、該探針の底面又は該電気光学
    結晶の該第2面に形成され、 前記電圧/位相差変換素子は前記変位検出手段を兼ねて
    おり、光が固定点から前記電圧/位相差変換素子を通っ
    て該反射面で反射され該電圧/位相差変換素子を再度通
    り該固定点に至る光路の長さの変化に基づいて、該探針
    の変位が検出されることを特徴とする請求項2記載の電
    圧・変位検出プローブ。
  5. 【請求項5】 前記第2電極(32f)は反射膜であ
    り、 前記反射面は該反射膜の面であり、 前記探針(34A)はその底面が該反射膜に取り付けら
    れ、 前記弾性部材(81)は、中央部に、孔(81a)又は
    透明部材である光透過部が形成され、該中央部から外側
    へ放射状に延びた不連続回転対称形の弾性膜であり、 前記第1リード(80b)は、前記第1電極(32b)
    と該弾性膜とを導通させる部分を有し、 さらに、 上端部が該弾性膜の該中央部に固着されて垂下され、該
    探針先端を下方に向けた状態で下端部に前記電圧/位相
    差変換素子(32A)が固定された、中空又は中実透明
    のロッド(80)と、 を有することを特徴とする請求項2記載の電圧・変位検
    出プローブ。
  6. 【請求項6】 前記変位検出手段は、前記弾性膜(8
    1)の放射状外端部と前記ホルダ(82)との間を連結
    する歪みゲージ(831〜834)であり、 該歪みゲージの抵抗値の変化に基づいて、該探針(34
    A)の変位が検出されることを特徴とする請求項5記載
    の電圧・変位検出プローブ。
  7. 【請求項7】 前記第2電極(32f)は反射膜であ
    り、 前記反射面は該反射膜の面であり、 前記探針(34)はその底面が該反射膜に取り付けら
    れ、 前記弾性部材は、中央部に、孔又は透明部材である光透
    過部が形成され、該中央部から外側へ放射状に延びた不
    連続回転対称形の第1弾性膜(81A)と、第1弾性膜
    の下方に配置され、中央部に、孔が形成され、該中央部
    から外側へ放射状に延びた不連続回転対称形の第2弾性
    膜(81B)とを有し、 前記第1リードは、前記第1電極と該第1又は第2の弾
    性膜とを導通させる部分を有し、 さらに、該第1弾性膜の該中央部と該第2弾性膜の内端
    に固着されて支持され、該探針先端を下方に向けた状態
    で下端部に前記電圧/位相差変換素子が固定された、中
    空又は中実透明のロッド(80A)を有し、 前記変位検出手段は、 該第1弾性膜と該第2弾性膜との間に配置され、内端が
    該ロッドの外周部に固着され外端が自由端にされた第1
    導電性板(97)と、 該第1弾性膜と該第2弾性膜との間に配置され、外端が
    前記ホルダ(82A)に固着され、内端が自由端にされ
    た第2導電性板(98、99)と、 を有し、該第1導電性板と該第2導電性板との間に生じ
    る容量の変化に基づいて該探針の変位が検出されること
    を特徴とする請求項2記載の電圧・変位検出プローブ。
  8. 【請求項8】 前記電圧情報発生素子は、 前記探針(34B)と導通した光導電性膜(111)
    と、 該光導電性膜に接合された第3電極(32c)と、 一端部が該第3電極に接続され、他端部に基準電位が印
    加される第3リード(85)と、 を有する光導電ゲートであり、 該探針を試料上の測定点に近接又は接触させ、かつ、該
    光導性膜に光を照射したときに該第3リードに流れる電
    流に基づいて該測定点の電圧が検出されることを特徴と
    する請求項1記載の電圧・変位検出プローブ。
  9. 【請求項9】 前記光導電ゲートは、さらに透明基板
    (110)を有し、前記第3電極(32c)は、該透明
    基板の下面に被着された透明導電膜であり、前記光導電
    性膜(111)は該透明導電膜上に被着され、 前記探針(34)は、その底面が該光導電性膜上に取り
    付けられている、 ことを特徴とする請求項8記載の電圧・変位検出プロー
    ブ。
  10. 【請求項10】 前記弾性部材(81)は、中央部に、
    孔(81a)又は透明部材である光透過部が形成され、
    該中央部から外側へ放射状に延びた不連続回転対称形の
    弾性膜であり、 前記変位検出手段は、前記弾性膜(81)の放射状外端
    部と前記ホルダ(82)との間を連結する歪みゲージ
    (831〜834)であり、 さらに、上端部が該弾性膜の該中央部に固着されて垂下
    され、前記探針先端を下方に向けた状態で下端部に前記
    光導電ゲートが固定された、中空又は中実透明のロッド
    (80A)を有し、 歪みゲージの抵抗値の変化に基づいて、該探針の変位が
    検出されることを特徴とする請求項9記載の電圧・変位
    検出プローブ。
  11. 【請求項11】 前記弾性部材は、中央部に、孔又は透
    明部材である光透過部が形成され、該中央部から外側へ
    放射状に延びた不連続回転対称形の第1弾性膜(81
    A)と、第1弾性膜の下方に配置され、中央部に、孔が
    形成され、該中央部から外側へ放射状に延びた不連続回
    転対称形の第2弾性膜(81B)とを有し、 さらに、該第1弾性膜の該中央部と該第2弾性膜の内端
    に固着されて支持され、該探針(34)先端を下方に向
    けた状態で下端部に前記光導電ゲートが固定された、中
    空又は中実透明のロッド(80A)を有し、 前記変位検出手段は、 該第1弾性膜と該第2弾性膜との間に配置され、内端が
    該ロッドの外周部に固着され外端が自由端にされた第1
    導電性板(97)と、 該第1弾性膜と該第2弾性膜との間に配置され、外端が
    前記ホルダ(82A)に固着され、内端が自由端にされ
    た第2導電性板(98、99)と、 を有し、該第1導電性板と該第2導電性板との間に生じ
    る容量の変化に基づいて該探針の変位が検出されること
    を特徴とする請求項9記載の電圧・変位検出プローブ。
  12. 【請求項12】 前記探針(34B)の取り付け位置の
    周囲部に第1磁性体(34B)が固定されており、 前記探針は、少なくとも底部が第2磁性体(87)であ
    り、 該第1磁性体を磁化させることにより該第2磁性体を吸
    引して該探針の底面を該探針取り付け位置に磁着させ、
    該第1磁性体の残留磁化により該探針の磁着を維持さ
    せ、かつ、該第1磁性体を消磁することにより該探針を
    落下させることを可能にすることを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか1つに記載の電圧・変位検出プロー
    ブ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1つに記載
    の電圧・変位検出プローブと、 前記探針(34)を試料に対し相対的に近接又は接触さ
    せることによって生ずる前記探針の前記ホルダ(31)
    に対する変位を測定する変位測定手段と、 前記電圧情報発生素子(32)の出力に基づいて該探針
    の基準電位に対する電圧を測定する電圧測定手段と、 を有することを特徴とする電圧・変位検出装置。
  14. 【請求項14】 前記電圧測定手段は、前記入射光が前
    記電気光学結晶(32a)内を通り前記反射面で反射さ
    れて該電気光学結晶内を往復することによる前記位相差
    に基づいて、前記第1電極(32b)と前記第2電極
    (32c)との間の電圧を測定することを特徴とする請
    求項13記載の電圧・変位測定装置。
  15. 【請求項15】 前記電圧測定手段は、前記探針を試料
    上の測定点に近接又は接触させ、かつ、前記光導性膜に
    光を照射したときに前記第3リード(85)に流れる電
    流に基づいて該測定点の電圧を測定することを特徴とす
    る請求項13記載の電圧・変位測定装置。
  16. 【請求項16】 前記変位測定手段は、光が固定点から
    前記電圧/位相差変換素子(32)を通って前記反射面
    で反射され該電圧/位相差変換素子を再度通り該固定点
    に至る光路の長さの変化に基づいて、前記探針(34)
    の変位を測定することを特徴とする請求項13記載の電
    圧・変位測定装置。
  17. 【請求項17】 前記変位測定手段は、前記歪みゲージ
    (831〜834)の抵抗値の変化に基づいて、前記探
    針(34A)の変位を測定することを特徴とする請求項
    13記載の電圧・変位測定装置。
  18. 【請求項18】 前記変位測定手段は、前記第1導電性
    板(97)と前記第2導電性板(98、99)との間に
    生じる容量の変化に基づいて前記探針(34)の変位を
    測定することを特徴とする請求項13記載の電圧・変位
    測定装置。
  19. 【請求項19】 レーザ(28)と、 該レーザからの光が入射され、該光を透過光と反射光と
    に分割し、該透過光と該反射光のうち一方を該プローブ
    に入射させるビームスプリッタ(51)と、 該透過光と該反射光のうち他方を反射して逆行させ、該
    ビームスプリッタに入射させる反射器(53)と、 該反射器から該ビームスプリッタへ入射した光のうち該
    ビームスプリッタを透過し又は該ビームスプリッタで反
    射した光と、該プローブから該ビームスプリッタへ入射
    した光のうち該ビームスプリッタで反射され又は該ビー
    ムスプリッタを透過した光との干渉光が入射される偏光
    ビームスプリッタ(62)と、 該偏光ビームスプリッタからの透過光を検出する第1光
    検出器(54A)と、 該偏光ビームスプリッタからの反射光を検出する第2光
    検出器(54B)と、 該第1光検出器からの第1出力信号と該第2光検出器か
    らの第2出力信号との和に基づいて、該探針(34)の
    変位を検出し、かつ、該第1出力信号と該第2出力信号
    の差に基づいて、前記基準電位に対する該探針の試料上
    の測定点の電圧を検出する信号処理装置(70)と、 を有することを特徴とする請求項13記載の電圧・変位
    検出装置。
  20. 【請求項20】 前記電圧・変位検出プローブ(30
    D)の下端部が挿脱されるコイル(91)と、 該コイルの下方に配置された移動ステージ(92)と、 該移動ステージに搭載され、前記探針(34)が挿入さ
    れ該探針を略垂直に保持するための孔(81a)が複数
    形成されたトレイ(93)と、 該探針を交換する場合に、該トレイ上の空いた該孔が該
    コイルと同心になるように該移動ステージを駆動させ、
    該プローブの下端部が該コイルに挿入された状態で、該
    コイルに電流を供給して前記第1磁性体(86)を消磁
    することにより、該探針を該プローブから落下させ、該
    トレイ上の該探針が該コイルと同心になるように該移動
    ステージを駆動させ、該コイルに電流を供給して該第1
    磁性体を励磁させることにより、該探針を該プローブに
    磁着させる制御回路(75B)と、 を有することを特徴とする請求項13乃至19のいずれ
    か1つに記載の電圧・変位測定装置。
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