JPH07145580A - パルパー制御装置 - Google Patents
パルパー制御装置Info
- Publication number
- JPH07145580A JPH07145580A JP29098093A JP29098093A JPH07145580A JP H07145580 A JPH07145580 A JP H07145580A JP 29098093 A JP29098093 A JP 29098093A JP 29098093 A JP29098093 A JP 29098093A JP H07145580 A JPH07145580 A JP H07145580A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulper
- conveyor
- unit
- white water
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原料パルプと水とを混合する製紙用パルパー
において、原料の投入重量を直接測定するために必要な
重量検出器を不要とし、またコンベヤ速度を連続的かつ
円滑に制御する。 【構成】 コンベヤ２で投入される紙原料に白水を注入
して離解、撹拌するパルパー制御装置において、パルパ
ー１内のレベルを検出する手段１３と、離解された紙料
の濃度を検出する手段１７と、前記パルパー内に流入さ
れる白水の流量を検出する手段１１を備え、これらのパ
ルパー内のレベル、紙料の濃度及び白水の流量より原料
の投入量指令値を算出する手段７と、コンベヤ２を駆動
する電動機３の負荷の大きさから投入重量を推定する手
段２３と、推定された投入重量と前記投入量指令値との
差に応じてコンベヤ速度を決定する手段２１とを具備し
たパルパー制御装置。
において、原料の投入重量を直接測定するために必要な
重量検出器を不要とし、またコンベヤ速度を連続的かつ
円滑に制御する。 【構成】 コンベヤ２で投入される紙原料に白水を注入
して離解、撹拌するパルパー制御装置において、パルパ
ー１内のレベルを検出する手段１３と、離解された紙料
の濃度を検出する手段１７と、前記パルパー内に流入さ
れる白水の流量を検出する手段１１を備え、これらのパ
ルパー内のレベル、紙料の濃度及び白水の流量より原料
の投入量指令値を算出する手段７と、コンベヤ２を駆動
する電動機３の負荷の大きさから投入重量を推定する手
段２３と、推定された投入重量と前記投入量指令値との
差に応じてコンベヤ速度を決定する手段２１とを具備し
たパルパー制御装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原料パルプと水とを混
合する製紙用パルパーにおいて、投入される原料パルプ
の重量を一定に制御する制御装置に関する。
合する製紙用パルパーにおいて、投入される原料パルプ
の重量を一定に制御する制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のパルパー制御方法として、特開平
５−１０６１８１号公報に開示されたものがある。これ
は、図２に示すように、原料はコンベヤ２でパルパー１
内に投入される。同時にパルパー１には原料を離解する
ために白水管９より白水が注入される。離解される紙料
の濃度は濃度設定器８によって決定され、濃度検出器１
７の信号を用い濃度調節計１８で制御される。離解液の
レベルはレベル計１３とレベル調節計１４で制御され、
その出力はカスケードに白水流量調節計１２の指令とな
り白水流量計１１をフィードバックとして白水調節バル
ブ１０を制御する。コンベヤ投入量演算器７は濃度設定
器８の出力と白水流量計１１の出力信号の積で決まる投
入量に濃度調節計１８の補正信号を加味したコンベヤ投
入量をコンベヤ投入制御器６に出力する。コンベヤ投入
制御器６はこの指令と重量検出器５で計測される原料の
コンベヤ搭載重量からコンベヤを駆動する時間を決定
し、コンベヤ起動スイッチ４をオン・オフし、コンベヤ
用電動機３を起動し原料１９を投入する。図２中、１Ａ
はパルパー１内の原料を撹拌する回流機、１Ｂはパルパ
ー用電動機、１５は排出管、１６は排出ポンプである。
５−１０６１８１号公報に開示されたものがある。これ
は、図２に示すように、原料はコンベヤ２でパルパー１
内に投入される。同時にパルパー１には原料を離解する
ために白水管９より白水が注入される。離解される紙料
の濃度は濃度設定器８によって決定され、濃度検出器１
７の信号を用い濃度調節計１８で制御される。離解液の
レベルはレベル計１３とレベル調節計１４で制御され、
その出力はカスケードに白水流量調節計１２の指令とな
り白水流量計１１をフィードバックとして白水調節バル
ブ１０を制御する。コンベヤ投入量演算器７は濃度設定
器８の出力と白水流量計１１の出力信号の積で決まる投
入量に濃度調節計１８の補正信号を加味したコンベヤ投
入量をコンベヤ投入制御器６に出力する。コンベヤ投入
制御器６はこの指令と重量検出器５で計測される原料の
コンベヤ搭載重量からコンベヤを駆動する時間を決定
し、コンベヤ起動スイッチ４をオン・オフし、コンベヤ
用電動機３を起動し原料１９を投入する。図２中、１Ａ
はパルパー１内の原料を撹拌する回流機、１Ｂはパルパ
ー用電動機、１５は排出管、１６は排出ポンプである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御方法ではコ
ンベヤ２に搭載されている原料１９の重量をロードセル
等の重量検出器５で直接計測しており、そのための機械
設備が必要であり、また上述のような電動機のオン・オ
フ制御では、離解された紙料の濃度が大きく変動し、抄
紙機工程での品質安定の妨げとコンベヤ用電動機の起動
電流が大きく、エネルギーの無駄が発生していた。本発
明が解決すべき課題は、原料の投入重量を直接測定する
ために必要な重量検出器を不要とし、またコンベヤ速度
を連続的かつ円滑に制御することにある。
ンベヤ２に搭載されている原料１９の重量をロードセル
等の重量検出器５で直接計測しており、そのための機械
設備が必要であり、また上述のような電動機のオン・オ
フ制御では、離解された紙料の濃度が大きく変動し、抄
紙機工程での品質安定の妨げとコンベヤ用電動機の起動
電流が大きく、エネルギーの無駄が発生していた。本発
明が解決すべき課題は、原料の投入重量を直接測定する
ために必要な重量検出器を不要とし、またコンベヤ速度
を連続的かつ円滑に制御することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のパルパー制御装置は、コンベヤで投入され
る紙原料に白水を注入して離解、撹拌するパルパー制御
装置において、パルパー内のレベルを検出する手段と、
離解された紙料の濃度を検出する手段と、前記パルパー
内に流入される白水の流量を検出する手段を備え、これ
らのパルパー内のレベル、紙料の濃度及び白水の流量よ
り原料の投入量指令値を算出する手段と、コンベヤを駆
動する電動機の負荷の大きさから投入重量を推定する手
段と、推定された投入重量と前記投入量指令値との差に
応じてコンベヤ速度を決定する手段とを具備したもので
ある。
め、本発明のパルパー制御装置は、コンベヤで投入され
る紙原料に白水を注入して離解、撹拌するパルパー制御
装置において、パルパー内のレベルを検出する手段と、
離解された紙料の濃度を検出する手段と、前記パルパー
内に流入される白水の流量を検出する手段を備え、これ
らのパルパー内のレベル、紙料の濃度及び白水の流量よ
り原料の投入量指令値を算出する手段と、コンベヤを駆
動する電動機の負荷の大きさから投入重量を推定する手
段と、推定された投入重量と前記投入量指令値との差に
応じてコンベヤ速度を決定する手段とを具備したもので
ある。
【０００５】
【作用】本発明では、コンベヤで搬送されパルパーに投
入される原料の重量は、原理的には、コンベヤの負荷Ｗ
0 〔Ｋｇ〕とコンベヤの速度ｖ〔ｍ／ｓｅｃ〕の積、す
なわちＷ0 ｖ〔Ｋｇ・ｍ／ｓｅｃ＝Ｗａｔｔ〕であるこ
とに着目し、コンベヤを駆動する電動機の投入電力に比
例するこという知見に基づいたものである。そこで、コ
ンベヤ用電動機の負荷より投入重量を間接的に推定し投
入量を一定にするようにコンベヤ速度を速度制御するも
のである。
入される原料の重量は、原理的には、コンベヤの負荷Ｗ
0 〔Ｋｇ〕とコンベヤの速度ｖ〔ｍ／ｓｅｃ〕の積、す
なわちＷ0 ｖ〔Ｋｇ・ｍ／ｓｅｃ＝Ｗａｔｔ〕であるこ
とに着目し、コンベヤを駆動する電動機の投入電力に比
例するこという知見に基づいたものである。そこで、コ
ンベヤ用電動機の負荷より投入重量を間接的に推定し投
入量を一定にするようにコンベヤ速度を速度制御するも
のである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図１は本発明の実施例の構成図である。従来
の図２の構成から重量検出器５を及びコンベヤ用起動ス
イッチ４を削除し、代わりに、コンベヤ用電動機を制御
する装置が追加されている。図２の構成と同じ構成の要
素には、同一の符号を付して説明を省略する。
説明する。図１は本発明の実施例の構成図である。従来
の図２の構成から重量検出器５を及びコンベヤ用起動ス
イッチ４を削除し、代わりに、コンベヤ用電動機を制御
する装置が追加されている。図２の構成と同じ構成の要
素には、同一の符号を付して説明を省略する。
【０００７】本実施例において、コンベヤ投入量制御器
６から投入量の指令値Ｗr が投入量−電力変換器２０に
入力される。投入量−電力変換器２０では投入量とコン
ベヤの水平・垂直方向の長さを使って、必要となる動力
Ｐr を演算し、速度指令器２１に出力する。速度指令器
２１は重量推定器２３の演算結果をもとにコンベヤ速度
ｖr を決定し、速度制御器２４に出力する。同時にその
指令速度は無負荷動力演算器２２に入力され、コンベヤ
２の摩擦等の機械損をあらかじめ計算し、電動機の負荷
指令に加える。速度指令器２１の出力に基づき速度制御
器２４は速度検出器２６の信号をフィードバック信号と
して速度制御を実施し、速度偏差信号に相当する負荷指
令をコンベヤ駆動装置２５に出力する。このときすでに
機械損に見合う負荷指令は上述のように加えられている
ため、この速度偏差信号はコンベヤに搭載されている原
料の重量分の負荷指令と考えてよい。重量推定器２３は
この負荷量が重量に比例しているものとして重量を速度
指令器２１に出力する。なお、コンベヤ用電動機３を制
御する速度制御器２４としてベクトル制御装置を用いれ
ば、トルク指令を装置内部の回路から取り出すことがで
きるので、そのトルク指令値を重量推定器２３への負荷
信号入力として利用することができる。
６から投入量の指令値Ｗr が投入量−電力変換器２０に
入力される。投入量−電力変換器２０では投入量とコン
ベヤの水平・垂直方向の長さを使って、必要となる動力
Ｐr を演算し、速度指令器２１に出力する。速度指令器
２１は重量推定器２３の演算結果をもとにコンベヤ速度
ｖr を決定し、速度制御器２４に出力する。同時にその
指令速度は無負荷動力演算器２２に入力され、コンベヤ
２の摩擦等の機械損をあらかじめ計算し、電動機の負荷
指令に加える。速度指令器２１の出力に基づき速度制御
器２４は速度検出器２６の信号をフィードバック信号と
して速度制御を実施し、速度偏差信号に相当する負荷指
令をコンベヤ駆動装置２５に出力する。このときすでに
機械損に見合う負荷指令は上述のように加えられている
ため、この速度偏差信号はコンベヤに搭載されている原
料の重量分の負荷指令と考えてよい。重量推定器２３は
この負荷量が重量に比例しているものとして重量を速度
指令器２１に出力する。なお、コンベヤ用電動機３を制
御する速度制御器２４としてベクトル制御装置を用いれ
ば、トルク指令を装置内部の回路から取り出すことがで
きるので、そのトルク指令値を重量推定器２３への負荷
信号入力として利用することができる。
【０００８】
【発明の効果】上述したように本発明により特別な機械
機構を設けず、パルパーへの原料の投入量を一定にでき
るばかりでなく、電動機速度を連続的に変化させること
で濃度の均一化、省エネルギーを達成することができ
る。それにより品質の安定した紙の生産に寄与すること
ができる。
機構を設けず、パルパーへの原料の投入量を一定にでき
るばかりでなく、電動機速度を連続的に変化させること
で濃度の均一化、省エネルギーを達成することができ
る。それにより品質の安定した紙の生産に寄与すること
ができる。
【図１】 本発明の実施例の構成図である。
【図２】 従来例を示す構成図である。
【符号の説明】 １ パルパー、１Ａ 回流機、１Ａ パルパー用電動
機、２ コンベヤ、３ コンベヤ用電動機、４ コンベ
ヤ用起動スイッチ、５ 重量検出器、６ コンベヤ投入
量制御器、７ コンベヤ投入用演算器、８ 濃度設定
器、９ 白水管、１０白水調整バルブ、１１ 白水流量
計、１２ 白水流量調節計、１３ レベル計、１４ レ
ベル調節計、１５ 排出管、１６ 排水ポンプ、１７
濃度計、１８濃度調節計、１９ 原料、２０ 投入量電
力変換器、２１ 速度指令器、２２無負荷動力演算器、
２３ 重量推定器、２４ 速度制御器、２５ コンベヤ
駆動装置、２６ 速度検出器
機、２ コンベヤ、３ コンベヤ用電動機、４ コンベ
ヤ用起動スイッチ、５ 重量検出器、６ コンベヤ投入
量制御器、７ コンベヤ投入用演算器、８ 濃度設定
器、９ 白水管、１０白水調整バルブ、１１ 白水流量
計、１２ 白水流量調節計、１３ レベル計、１４ レ
ベル調節計、１５ 排出管、１６ 排水ポンプ、１７
濃度計、１８濃度調節計、１９ 原料、２０ 投入量電
力変換器、２１ 速度指令器、２２無負荷動力演算器、
２３ 重量推定器、２４ 速度制御器、２５ コンベヤ
駆動装置、２６ 速度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 勇 東京都武蔵野市中町２丁目９番32号 横河 電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 コンベヤで投入される紙原料に白水を注
入して離解、撹拌するパルパー制御装置において、パル
パー内のレベルを検出する手段と、離解された紙料の濃
度を検出する手段と、前記パルパー内に流入される白水
の流量を検出する手段を備え、これらのパルパー内のレ
ベル、紙料の濃度及び白水の流量より原料の投入量指令
値を算出する手段と、コンベヤを駆動する電動機の負荷
の大きさから投入重量を推定する手段と、推定された投
入重量と前記投入量指令値との差に応じてコンベヤ速度
を決定する手段とを具備したことを特徴とするパルパー
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29098093A JPH07145580A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | パルパー制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29098093A JPH07145580A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | パルパー制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07145580A true JPH07145580A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17762911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29098093A Pending JPH07145580A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | パルパー制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07145580A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006249644A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-09-21 | Yaskawa Electric Corp | パルパー制御装置 |
| JP2006328606A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Sandai:Kk | 紙材処理システム並びに紙材処理方法 |
| CN109763368A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-17 | 永发（江苏）模塑包装科技有限公司 | 一种纸浆模塑制浆过程中的碎浆智能化投料联动系统 |
| CN110409206A (zh) * | 2019-08-01 | 2019-11-05 | 浙江华章科技有限公司 | 一种造纸碎浆段的自动控制系统及其运行方法 |
| CN113893733A (zh) * | 2021-09-22 | 2022-01-07 | 浙江哲丰新材料有限公司 | 一种管式分包机 |
| WO2023022165A1 (ja) * | 2021-08-17 | 2023-02-23 | 株式会社アーステクニカ | 生産量検出装置、それを備えた生産量検出システムおよび生産量検出方法 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP29098093A patent/JPH07145580A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006249644A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-09-21 | Yaskawa Electric Corp | パルパー制御装置 |
| JP4682755B2 (ja) * | 2005-02-14 | 2011-05-11 | 株式会社安川電機 | パルパー制御装置 |
| JP2006328606A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Sandai:Kk | 紙材処理システム並びに紙材処理方法 |
| JP4634222B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-02-16 | 株式会社サンダイ | 紙材処理システム並びに紙材処理方法 |
| CN109763368A (zh) * | 2019-01-17 | 2019-05-17 | 永发（江苏）模塑包装科技有限公司 | 一种纸浆模塑制浆过程中的碎浆智能化投料联动系统 |
| CN110409206A (zh) * | 2019-08-01 | 2019-11-05 | 浙江华章科技有限公司 | 一种造纸碎浆段的自动控制系统及其运行方法 |
| WO2023022165A1 (ja) * | 2021-08-17 | 2023-02-23 | 株式会社アーステクニカ | 生産量検出装置、それを備えた生産量検出システムおよび生産量検出方法 |
| CN113893733A (zh) * | 2021-09-22 | 2022-01-07 | 浙江哲丰新材料有限公司 | 一种管式分包机 |
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