JPH0714487B2 - 脱硝触媒の再生処理装置 - Google Patents
脱硝触媒の再生処理装置Info
- Publication number
- JPH0714487B2 JPH0714487B2 JP61296455A JP29645586A JPH0714487B2 JP H0714487 B2 JPH0714487 B2 JP H0714487B2 JP 61296455 A JP61296455 A JP 61296455A JP 29645586 A JP29645586 A JP 29645586A JP H0714487 B2 JPH0714487 B2 JP H0714487B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- regeneration treatment
- denitration catalyst
- treatment tank
- catalyst
- header
- Prior art date
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は脱硝触媒の再生処理装置に関するものである。
［従来の技術］ 油焚、石炭焚ボイラ、工業炉、ゴミ焼却炉等の排ガス中
に含まれる窒素酸化物を除去するには触媒を用いたアン
モニア接触還元法による脱硝装置が広く採用されてい
る。
に含まれる窒素酸化物を除去するには触媒を用いたアン
モニア接触還元法による脱硝装置が広く採用されてい
る。
これに用いられる脱硝触媒は、TiO2、Al2O3等を担体と
してV2O5、WO3、M0O3等で活性成分として作られてお
り、触媒とガスとの接触面積を増大させかつ排ガス中の
ダストによる閉塞を防止するため、多くは第２図で示す
ようにハニカム状１（四角目格子状あるいは六角目）に
或いは第３図で示すようにコルゲート状２等に成形され
ている。
してV2O5、WO3、M0O3等で活性成分として作られてお
り、触媒とガスとの接触面積を増大させかつ排ガス中の
ダストによる閉塞を防止するため、多くは第２図で示す
ようにハニカム状１（四角目格子状あるいは六角目）に
或いは第３図で示すようにコルゲート状２等に成形され
ている。
排ガス中にはアルカリ金属、アルカリ土類金属、SOx、
シリカ等の被毒物質が含まれており、脱硝触媒は長期間
使用するうちに排ガス中の被毒物質が付着して、活性が
低下する。そのため従来は脱硝触媒の活性が低下すると
新品に交換していたが、脱硝触媒は高価なため、脱硝触
媒を再生処理して使用することが望まれている。
シリカ等の被毒物質が含まれており、脱硝触媒は長期間
使用するうちに排ガス中の被毒物質が付着して、活性が
低下する。そのため従来は脱硝触媒の活性が低下すると
新品に交換していたが、脱硝触媒は高価なため、脱硝触
媒を再生処理して使用することが望まれている。
そこで斯かる問題点を解決するために、近年、脱硝触媒
を再生処理する方法として、水或いは多種の酸を用いて
脱硝触媒を洗い被毒物質を取除く洗浄再生法及び、磨耗
性を有する粉体で脱硝触媒の表面を磨いて被毒物質を取
除く強制磨耗再生法が提案されている。
を再生処理する方法として、水或いは多種の酸を用いて
脱硝触媒を洗い被毒物質を取除く洗浄再生法及び、磨耗
性を有する粉体で脱硝触媒の表面を磨いて被毒物質を取
除く強制磨耗再生法が提案されている。
［発明が解決しようとする課題点］ しかしながら上記の洗浄再生法では、洗浄効果が充分得
られず、脱硝触媒の再使用が可能な程度に洗浄するため
には長時間の洗浄作業が必要であった。
られず、脱硝触媒の再使用が可能な程度に洗浄するため
には長時間の洗浄作業が必要であった。
又、強制磨耗再生法では、脱硝触媒のハニカム状に成形
されたガス流路内面を均一に磨耗させるためには研磨工
程が複雑になってしまう。
されたガス流路内面を均一に磨耗させるためには研磨工
程が複雑になってしまう。
本発明は上述の実情に鑑み、短時間且つ簡単に脱硝触媒
の効果的な再生処理を行うことができるようにした脱硝
触媒の再生処理装置を提供することを目的とするもので
ある。
の効果的な再生処理を行うことができるようにした脱硝
触媒の再生処理装置を提供することを目的とするもので
ある。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は、ボイラ等の排ガス中に含まれる窒素酸化物を
アンモニアの存在下で還元させる反応に用いられ且つ該
反応の過程で排ガス中の被毒物質によって活性が低下し
た脱硝触媒を収容可能な再生処理槽を設け、再生処理槽
に水或いは酸などの洗浄液を供給可能な注入管を設け、
脱硝触媒の両端面に形成されたガス通路孔に対向する、
再生処理槽の両側面に、均一な強制水流を形成可能な出
側ヘッダー及び入側ヘッダーを取付け、出側ヘッダーと
入側ヘッダーとの間に循環ポンプを備えた循環流路を接
続し、循環流路の入側ヘッダーの手前の位置に磨耗粉体
を注入可能な磨耗材注入管を接続したものである。
アンモニアの存在下で還元させる反応に用いられ且つ該
反応の過程で排ガス中の被毒物質によって活性が低下し
た脱硝触媒を収容可能な再生処理槽を設け、再生処理槽
に水或いは酸などの洗浄液を供給可能な注入管を設け、
脱硝触媒の両端面に形成されたガス通路孔に対向する、
再生処理槽の両側面に、均一な強制水流を形成可能な出
側ヘッダー及び入側ヘッダーを取付け、出側ヘッダーと
入側ヘッダーとの間に循環ポンプを備えた循環流路を接
続し、循環流路の入側ヘッダーの手前の位置に磨耗粉体
を注入可能な磨耗材注入管を接続したものである。
［作用］ 従って本発明では、脱硝触媒に対して、磨耗粉体を混合
した洗浄液で、洗浄と研磨を同時に行うため、脱硝触媒
の効果的な再生が行われ脱硝触媒の再生処理工程が簡略
化すると共に処理時間が短縮する。
した洗浄液で、洗浄と研磨を同時に行うため、脱硝触媒
の効果的な再生が行われ脱硝触媒の再生処理工程が簡略
化すると共に処理時間が短縮する。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の説明図である。
所要容積の再生処理槽３に外部から水或いは酸等の洗浄
液４を供給する注入管５を設ける。再生処理槽３の一方
の側と、該一方の側に対向する他方の側を循環流路６で
接続し、循環流路６の中途部に循環ポンプ７を設ける。
再生処理槽３と循環流路６との二箇所の接続面に、再生
処理槽３内部の洗浄液４の流れを均一にするために再生
処理槽３の接続面全体に広がる入側ヘッダー８及び出側
ヘッダー９を設ける。循環流路６の循環ポンプ７と入側
ヘッダー８の中間に、中途部に弁10を有する洗浄液交換
用の排液管11及び、研砂等の磨耗粉体を注入する磨耗材
注入管12を接続する。
液４を供給する注入管５を設ける。再生処理槽３の一方
の側と、該一方の側に対向する他方の側を循環流路６で
接続し、循環流路６の中途部に循環ポンプ７を設ける。
再生処理槽３と循環流路６との二箇所の接続面に、再生
処理槽３内部の洗浄液４の流れを均一にするために再生
処理槽３の接続面全体に広がる入側ヘッダー８及び出側
ヘッダー９を設ける。循環流路６の循環ポンプ７と入側
ヘッダー８の中間に、中途部に弁10を有する洗浄液交換
用の排液管11及び、研砂等の磨耗粉体を注入する磨耗材
注入管12を接続する。
13は脱硝触媒14を保持する触媒バスケット、15は触媒バ
スケット13を移動するクレーン等のフックである。
スケット13を移動するクレーン等のフックである。
長期間使用して活性の低下した脱硝触媒14が詰まった触
媒バスケット13を、クレーン等のフック15に引掛け、ク
レーンを移動させて触媒バスケット13を再生処理槽３中
に入れる。このとき脱硝触媒14のガス流路は洗浄液４の
流れる方向に合わせておく。弁10を閉じて注入管５から
洗浄液４を脱硝触媒14上面が隠れるまで再生処理槽４内
部に注入する。
媒バスケット13を、クレーン等のフック15に引掛け、ク
レーンを移動させて触媒バスケット13を再生処理槽３中
に入れる。このとき脱硝触媒14のガス流路は洗浄液４の
流れる方向に合わせておく。弁10を閉じて注入管５から
洗浄液４を脱硝触媒14上面が隠れるまで再生処理槽４内
部に注入する。
次に循環ポンプ７を作動し、磨耗粉体を磨耗材注入管12
から循環流路６内に注入して、脱硝触媒14の再生処理を
開始する。磨耗粉体の混合した洗浄液４は循環ポンプ７
の作動により、循環流路６を通って入側ヘッダー８から
再生処理槽３に送られ、再生処理槽３内を対向側に向っ
て均一に流れ出側ヘッダー９から再び循環流路６に戻
り、以後繰返し循環して再生処理槽３内の脱硝触媒14を
均一に洗浄する。
から循環流路６内に注入して、脱硝触媒14の再生処理を
開始する。磨耗粉体の混合した洗浄液４は循環ポンプ７
の作動により、循環流路６を通って入側ヘッダー８から
再生処理槽３に送られ、再生処理槽３内を対向側に向っ
て均一に流れ出側ヘッダー９から再び循環流路６に戻
り、以後繰返し循環して再生処理槽３内の脱硝触媒14を
均一に洗浄する。
磨耗粉体を混合させた洗浄液により脱硝触媒14の洗浄及
び研磨を同時に行うため、脱硝触媒14の洗浄効果が高ま
ると共に、脱硝触媒14の均一な研磨が簡単な工程で行わ
れ、従って短時間で脱硝触媒14の再生処理ができる。
び研磨を同時に行うため、脱硝触媒14の洗浄効果が高ま
ると共に、脱硝触媒14の均一な研磨が簡単な工程で行わ
れ、従って短時間で脱硝触媒14の再生処理ができる。
以上の再生処理後、必要に応じてさらに水洗を行って触
媒バスケット13を再生処理槽３から取出す。
媒バスケット13を再生処理槽３から取出す。
尚、本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
と等は勿論である。
発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
と等は勿論である。
［発明の効果］ 上記したように、本発明の脱硝触媒の再生処理装置によ
れば、入側ヘッダーと出側ヘッダーとの間に形成され
る、磨耗粉体を含んだ洗浄液の均一な強制水流を用い
て、脱硝触媒の洗浄と研磨を同時に行うことにより、脱
硝触媒は効果的に再生され、更に処理工程の簡略化及び
処理時間の短縮が図れる等の種々の優れた効果を奏し得
る。
れば、入側ヘッダーと出側ヘッダーとの間に形成され
る、磨耗粉体を含んだ洗浄液の均一な強制水流を用い
て、脱硝触媒の洗浄と研磨を同時に行うことにより、脱
硝触媒は効果的に再生され、更に処理工程の簡略化及び
処理時間の短縮が図れる等の種々の優れた効果を奏し得
る。
第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図はハニカム
状の脱硝触媒の説明図、第３図はコルゲート状の脱硝触
媒の説明図である。 図中４は洗浄液、14は脱硝触媒を示す。
状の脱硝触媒の説明図、第３図はコルゲート状の脱硝触
媒の説明図である。 図中４は洗浄液、14は脱硝触媒を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 53/96 Ｂ０１Ｊ 23/92 ＺＡＢ Ａ 8017−4Ｇ 38/60 ＺＡＢ 8017−4Ｇ
Claims (1)
- 【請求項１】ボイラ等の排ガス中に含まれる窒素酸化物
をアンモニアの存在下で還元させる反応に用いられ且つ
該反応の過程で排ガス中の被毒物質によって活性が低下
した脱硝触媒を収容可能な再生処理槽を設け、再生処理
槽に水或いは酸などの洗浄液を供給可能な注入管を設
け、脱硝触媒の両端面に形成されたガス通路孔に対向す
る、再生処理槽の両側面に、均一な強制水流を形成可能
な出側ヘッダー及び入側ヘッダーを取付け、出側ヘッダ
ーと入側ヘッダーとの間に循環ポンプを備えた循環流路
を接続し、循環流路の入側ヘッダーの手前の位置に磨耗
粉体を注入可能な磨耗材注入管を接続したことを特徴と
する脱硝触媒の再生処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61296455A JPH0714487B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 脱硝触媒の再生処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61296455A JPH0714487B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 脱硝触媒の再生処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63147555A JPS63147555A (ja) | 1988-06-20 |
| JPH0714487B2 true JPH0714487B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=17833770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61296455A Expired - Lifetime JPH0714487B2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 | 脱硝触媒の再生処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714487B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19628212B4 (de) * | 1996-07-12 | 2008-06-05 | Enbw Energy Solutions Gmbh | Verfahren zum Reinigen und/oder Regenerieren von ganz oder teilweise desaktivierten Katalysatoren zur Entstickung von Rauchgasen |
| KR20040042667A (ko) * | 2002-11-15 | 2004-05-20 | 유정근 | 폐탈질 촉매의 재생방법 |
| JP5349359B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2013-11-20 | 中国電力株式会社 | 脱硝触媒の再生方法 |
| JP2017018919A (ja) * | 2015-07-14 | 2017-01-26 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 使用済み脱硝触媒の再生方法 |
| KR20190082259A (ko) * | 2016-12-15 | 2019-07-09 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 사용이 끝난 탈질 촉매의 재생 방법 |
| TWI667070B (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-01 | 日商三菱日立電力系統股份有限公司 | 使用過之脫硝觸媒之再生方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5227091A (en) * | 1975-08-27 | 1977-03-01 | Kobe Steel Ltd | Reproduction process of catalyst for removing nitrogen oxides in waste gas |
| JPS5478393A (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-22 | Ebara Corp | Method and apparatus for regenerating catalyst |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP61296455A patent/JPH0714487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63147555A (ja) | 1988-06-20 |
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