JPH07144844A - エレベータの保守運転装置 - Google Patents
エレベータの保守運転装置Info
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- JPH07144844A JPH07144844A JP29321993A JP29321993A JPH07144844A JP H07144844 A JPH07144844 A JP H07144844A JP 29321993 A JP29321993 A JP 29321993A JP 29321993 A JP29321993 A JP 29321993A JP H07144844 A JPH07144844 A JP H07144844A
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗場から乗かご上部まで続くケーブルを要す
ることなく、乗場から乗かごの保守運転を行うことので
きるエレベータの保守運転装置の提供。 【構成】 乗場に設置され、乗場保守運転指令を出力す
る乗場保守運転スイッチ14と、乗場保守運転リレー2
0と、電源P−常開接点20a1−常開接点21a1−
常閉接点19b1−上昇保守運転リレー18、および電
源P−常開接点20a2−常開接点22a1−常閉接点
18b1−下降保守運転リレー19の回路とを設けてい
る。 【効果】 保守作業の効率を大幅に向上させることがで
きる。
ることなく、乗場から乗かごの保守運転を行うことので
きるエレベータの保守運転装置の提供。 【構成】 乗場に設置され、乗場保守運転指令を出力す
る乗場保守運転スイッチ14と、乗場保守運転リレー2
0と、電源P−常開接点20a1−常開接点21a1−
常閉接点19b1−上昇保守運転リレー18、および電
源P−常開接点20a2−常開接点22a1−常閉接点
18b1−下降保守運転リレー19の回路とを設けてい
る。 【効果】 保守作業の効率を大幅に向上させることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保守運転スイッチの投
入により、乗かごを低速にて上昇あるいは下降運転させ
るエレベータの保守運転装置に関する。
入により、乗かごを低速にて上昇あるいは下降運転させ
るエレベータの保守運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータは、各設備機器が正常
に作動することを確認するため保守員により定期的な点
検作業が行われている。そして、このような点検作業を
経費の削減のために1人作業とする傾向がある。このよ
うな点検作業の中にはかご扉の点検も含まれているが、
この点検は乗場から行う必要があり、したがって、1人
作業の場合、前記保守員は前記乗場から乗かごを保守運
転することが要される。このため、実開昭63−168
9号公報に記載されるように、一端が乗かご上部に接続
されるとともに、ケーブルを介して乗場にて乗かごを操
作可能な可搬式の乗かご操作装置が提案されている。す
なわち、前記保守員は乗場にて前記乗かご操作装置の一
端を乗かごの上部に接続し、次いで、前記乗かご操作装
置を操作してかご扉が点検可能な位置まで乗かごを移動
させるようになっていた。
に作動することを確認するため保守員により定期的な点
検作業が行われている。そして、このような点検作業を
経費の削減のために1人作業とする傾向がある。このよ
うな点検作業の中にはかご扉の点検も含まれているが、
この点検は乗場から行う必要があり、したがって、1人
作業の場合、前記保守員は前記乗場から乗かごを保守運
転することが要される。このため、実開昭63−168
9号公報に記載されるように、一端が乗かご上部に接続
されるとともに、ケーブルを介して乗場にて乗かごを操
作可能な可搬式の乗かご操作装置が提案されている。す
なわち、前記保守員は乗場にて前記乗かご操作装置の一
端を乗かごの上部に接続し、次いで、前記乗かご操作装
置を操作してかご扉が点検可能な位置まで乗かごを移動
させるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の乗かご操作装置にあっては、乗場から乗かご上部に
まで続くケーブルを有しているため、保守員がかご扉を
開閉して点検する際に、前記ケーブルをかご扉により挟
めて損傷させるという問題があった。
来の乗かご操作装置にあっては、乗場から乗かご上部に
まで続くケーブルを有しているため、保守員がかご扉を
開閉して点検する際に、前記ケーブルをかご扉により挟
めて損傷させるという問題があった。
【0004】本発明は上述した問題に鑑みてなされたも
ので、その目的は、乗場から乗かご上部まで続くケーブ
ルを要することなく、乗場から乗かごの保守運転を行う
ことのできるエレベータの保守運転装置を提供すること
にある。
ので、その目的は、乗場から乗かご上部まで続くケーブ
ルを要することなく、乗場から乗かごの保守運転を行う
ことのできるエレベータの保守運転装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、各階床の乗場に乗場呼び指令を出力する上
昇乗場釦および下降乗場釦を設置したエレベータに備え
られるとともに、乗かごの上部に保守運転指令を出力す
る保守運転スイッチを有するエレベータの保守運転装置
において、前記乗場に設置され、乗場保守運転指令を出
力する乗場保守運転スイッチと、前記保守運転スイッチ
および乗場保守運転スイッチのそれぞれの投入時に、前
記上昇乗場釦および下降乗場釦が操作されたとき、前記
乗かごを低速で上昇あるいは下降運転させる乗場保守運
転手段を設けた構成にしてある。
に本発明は、各階床の乗場に乗場呼び指令を出力する上
昇乗場釦および下降乗場釦を設置したエレベータに備え
られるとともに、乗かごの上部に保守運転指令を出力す
る保守運転スイッチを有するエレベータの保守運転装置
において、前記乗場に設置され、乗場保守運転指令を出
力する乗場保守運転スイッチと、前記保守運転スイッチ
および乗場保守運転スイッチのそれぞれの投入時に、前
記上昇乗場釦および下降乗場釦が操作されたとき、前記
乗かごを低速で上昇あるいは下降運転させる乗場保守運
転手段を設けた構成にしてある。
【0006】
【作用】本発明は前記のように構成したので、保守点検
にてかご扉の点検を行う場合、保守員は乗かごの上部の
保守運転スイッチを操作し、保守運転指令を出力させる
とともに、乗場に設置される乗場保守運転スイッチを操
作して乗場保守運転指令を出力させる。そして、このよ
うにそれぞれのスイッチを投入させた状態にて、前記乗
場の上昇乗場釦および下降乗場釦を操作することによ
り、乗場保守運転手段は乗かごを低速で上昇あるいは下
降運転させる。このように、上昇および下降乗場釦の操
作により乗かごの保守運転を可能にすることによって、
乗場から乗かご上部まで続くケーブルを要することな
く、乗場から乗かごの保守運転を行うことができる。
にてかご扉の点検を行う場合、保守員は乗かごの上部の
保守運転スイッチを操作し、保守運転指令を出力させる
とともに、乗場に設置される乗場保守運転スイッチを操
作して乗場保守運転指令を出力させる。そして、このよ
うにそれぞれのスイッチを投入させた状態にて、前記乗
場の上昇乗場釦および下降乗場釦を操作することによ
り、乗場保守運転手段は乗かごを低速で上昇あるいは下
降運転させる。このように、上昇および下降乗場釦の操
作により乗かごの保守運転を可能にすることによって、
乗場から乗かご上部まで続くケーブルを要することな
く、乗場から乗かごの保守運転を行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のエレベータの保守運転装置の
実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明のエレベ
ータの保守運転装置の一実施例を示す電気回路図、図2
は図1の保守運転装置が備えられるエレベータの概略
図、図3はエレベータの乗場に備えられる操作盤であ
る。
実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明のエレベ
ータの保守運転装置の一実施例を示す電気回路図、図2
は図1の保守運転装置が備えられるエレベータの概略
図、図3はエレベータの乗場に備えられる操作盤であ
る。
【0008】一般にエレベータは、図2に示すように、
建物1の上下方向に延設される昇降路2と、この昇降路
2内を昇降する乗かご3と、この乗かご3とロープ4を
介して接続されるつり合いおもり5と、前記のロープ4
が巻きかけられ、回転駆動するシーブ6と、乗かご3内
に備えられ、かご指令を登録する運転操作盤7と、乗か
ご3の上部に備えられ、後述する保守運転指令を出力す
る保守運転スイッチを有する保守運転操作盤8と、エレ
ベータの制御を行う制御装置9と、図3にも示すように
乗場10に設置され、乗場呼びを登録する上昇乗場釦1
1および下降乗場釦12と、これらの乗場釦11、12
と前記の制御装置9とを接続する接続線13とを有して
いる。
建物1の上下方向に延設される昇降路2と、この昇降路
2内を昇降する乗かご3と、この乗かご3とロープ4を
介して接続されるつり合いおもり5と、前記のロープ4
が巻きかけられ、回転駆動するシーブ6と、乗かご3内
に備えられ、かご指令を登録する運転操作盤7と、乗か
ご3の上部に備えられ、後述する保守運転指令を出力す
る保守運転スイッチを有する保守運転操作盤8と、エレ
ベータの制御を行う制御装置9と、図3にも示すように
乗場10に設置され、乗場呼びを登録する上昇乗場釦1
1および下降乗場釦12と、これらの乗場釦11、12
と前記の制御装置9とを接続する接続線13とを有して
いる。
【0009】そして、本実施例のエレベータの保守運転
装置は、図3に示すように、特定の乗場10に、乗場保
守運転指令を出力する乗場保守運転スイッチ14を備え
ている。
装置は、図3に示すように、特定の乗場10に、乗場保
守運転指令を出力する乗場保守運転スイッチ14を備え
ている。
【0010】また、図1に示すように、一端が電源Pに
接続される前述した保守運転スイッチ15と、一端が保
守運転スイッチ15の一方の端子、他端が電源Nに接続
され、高速運転指令を出力する高速運転リレー16と、
一端が保守運転スイッチ15の他方の端子、他端が電源
Nに接続され、低速運転指令を出力する低速運転リレー
17と、一端が電源Pに接続さる低速運転リレー17の
常開接点17a1と、一端が常開接点17a1に接続さ
れ、乗かご3の上部に備えられる上昇保守運転釦UP
と、一端が上昇運転釦UPに接続される後述する下降保
守運転リレー19の常閉接点19b1と、一端が常閉接
点19b1、他端が電源Nに接続され、上昇保守運転指
令を出力する上昇保守運転リレー18と、一端が常開接
点17a1に接続される後述する乗場保守運転リレー2
0の常開接点20a1と、一端が常開接点20a1、一
端が常閉接点19b1に接続される後述する上昇乗場釦
リレー21の常開接点21a1と、一端が常開接点17
a1に接続され、乗かご3の上部に備えられる下降運転
釦DNと、一端が下降乗場釦DNに接続される上昇保守
運転リレー18の常閉接点18b1と、一端が常閉接点
18b1、他端が電源Nに接続され下降保守運転指令を
出力する下降保守運転リレー19と、一端が常開接点1
7a1に接続される後述する乗場保守運転リレー20の
常開接点20a2と、一端が常開接点20a2、他端が
常閉接点18b1に接続される後述する下降乗場釦リレ
ー22の常開接点22a1と、一端が電源Pに接続され
る低速運転リレー17の常開接点17a2と、一端が常
開接点17a2に接続される前述の乗場保守運転スイッ
チ14と、一端が乗場保守運転スイッチ14、他端が電
源Nに接続される乗場保守運転リレー20と、一端が電
源Pに接続される前記の上昇乗場釦11と、一端が上昇
乗場釦11、他端が電源Nに接続される上昇乗場釦リレ
ー21と、一端が電源Pに接続される前記の下降乗場釦
12と、一端が下降乗場釦12、他端が電源Nに接続さ
れる下降乗場釦リレー22と、一端が電源Pに接続され
る高速運転リレー16の常開接点16a1と、一端が常
開接点16a1、他端が電源Nに接続される乗場呼び回
路23とを有する電気回路を備えている。
接続される前述した保守運転スイッチ15と、一端が保
守運転スイッチ15の一方の端子、他端が電源Nに接続
され、高速運転指令を出力する高速運転リレー16と、
一端が保守運転スイッチ15の他方の端子、他端が電源
Nに接続され、低速運転指令を出力する低速運転リレー
17と、一端が電源Pに接続さる低速運転リレー17の
常開接点17a1と、一端が常開接点17a1に接続さ
れ、乗かご3の上部に備えられる上昇保守運転釦UP
と、一端が上昇運転釦UPに接続される後述する下降保
守運転リレー19の常閉接点19b1と、一端が常閉接
点19b1、他端が電源Nに接続され、上昇保守運転指
令を出力する上昇保守運転リレー18と、一端が常開接
点17a1に接続される後述する乗場保守運転リレー2
0の常開接点20a1と、一端が常開接点20a1、一
端が常閉接点19b1に接続される後述する上昇乗場釦
リレー21の常開接点21a1と、一端が常開接点17
a1に接続され、乗かご3の上部に備えられる下降運転
釦DNと、一端が下降乗場釦DNに接続される上昇保守
運転リレー18の常閉接点18b1と、一端が常閉接点
18b1、他端が電源Nに接続され下降保守運転指令を
出力する下降保守運転リレー19と、一端が常開接点1
7a1に接続される後述する乗場保守運転リレー20の
常開接点20a2と、一端が常開接点20a2、他端が
常閉接点18b1に接続される後述する下降乗場釦リレ
ー22の常開接点22a1と、一端が電源Pに接続され
る低速運転リレー17の常開接点17a2と、一端が常
開接点17a2に接続される前述の乗場保守運転スイッ
チ14と、一端が乗場保守運転スイッチ14、他端が電
源Nに接続される乗場保守運転リレー20と、一端が電
源Pに接続される前記の上昇乗場釦11と、一端が上昇
乗場釦11、他端が電源Nに接続される上昇乗場釦リレ
ー21と、一端が電源Pに接続される前記の下降乗場釦
12と、一端が下降乗場釦12、他端が電源Nに接続さ
れる下降乗場釦リレー22と、一端が電源Pに接続され
る高速運転リレー16の常開接点16a1と、一端が常
開接点16a1、他端が電源Nに接続される乗場呼び回
路23とを有する電気回路を備えている。
【0011】なお、保守運転スイッチ15および乗場保
守運転スイッチ14のそれぞれの投入時に、上昇乗場釦
11および下降乗場釦12が操作されたとき、乗かご3
を低速で上昇あるいは下降運転させる乗場保守運転手段
は、例えば前述した乗場保守運転リレー20、および、
電源P−常開接点20a1−常開接点21a1−常閉接
点19b1−上昇保守運転リレー18、電源P−常開接
点20a2−常開接点22a1−常閉接点18b1−下
降保守運転リレー19の回路とから成っている。
守運転スイッチ14のそれぞれの投入時に、上昇乗場釦
11および下降乗場釦12が操作されたとき、乗かご3
を低速で上昇あるいは下降運転させる乗場保守運転手段
は、例えば前述した乗場保守運転リレー20、および、
電源P−常開接点20a1−常開接点21a1−常閉接
点19b1−上昇保守運転リレー18、電源P−常開接
点20a2−常開接点22a1−常閉接点18b1−下
降保守運転リレー19の回路とから成っている。
【0012】この実施例にあっては、通常の高速運転を
行う場合、保守運転スイッチ15を高速側に切り替え、
高速運転リレー16に接続する。これにより、電源P−
保守運転スイッチ15−高速運転リレー16−電源Nの
回路が構成され、高速運転リレー16が付勢する。この
付勢に伴い常開接点16a1が閉成し、電源P−常開接
点16a1−乗場呼び回路23−電源Nの回路が構成さ
れ、乗場呼び回路23が有効となる。したがって、例え
ば特定階10の上昇乗場釦11が操作されると、電源P
−上昇乗場釦11−上昇乗場釦リレー21−電源Nの回
路が構成され、上昇乗場釦リレー21が付勢し、この付
勢に応じて前記の有効となった乗場呼び回路23により
乗かご3は特定階10に向かって走行を開始するように
なっている。
行う場合、保守運転スイッチ15を高速側に切り替え、
高速運転リレー16に接続する。これにより、電源P−
保守運転スイッチ15−高速運転リレー16−電源Nの
回路が構成され、高速運転リレー16が付勢する。この
付勢に伴い常開接点16a1が閉成し、電源P−常開接
点16a1−乗場呼び回路23−電源Nの回路が構成さ
れ、乗場呼び回路23が有効となる。したがって、例え
ば特定階10の上昇乗場釦11が操作されると、電源P
−上昇乗場釦11−上昇乗場釦リレー21−電源Nの回
路が構成され、上昇乗場釦リレー21が付勢し、この付
勢に応じて前記の有効となった乗場呼び回路23により
乗かご3は特定階10に向かって走行を開始するように
なっている。
【0013】次いで、保守運転を行う場合、すなわち乗
かご3を低速にて運転する場合、保守員は乗かご3の上
部に乗り込み、保守運転スイッチ15を低速側に切り替
え、低速運転リレー17に接続する。これにより、電源
P−保守運転スイッチ15−低速運転リレー17−電源
Nの回路が構成され、低速運転リレー17が付勢すると
ともに、高速運転リレー16は消勢する。したがって、
常開接点16a1は開路して乗場呼び回路23は無効と
なり、乗場釦11、12を操作しても、乗かご3は走行
することがない。
かご3を低速にて運転する場合、保守員は乗かご3の上
部に乗り込み、保守運転スイッチ15を低速側に切り替
え、低速運転リレー17に接続する。これにより、電源
P−保守運転スイッチ15−低速運転リレー17−電源
Nの回路が構成され、低速運転リレー17が付勢すると
ともに、高速運転リレー16は消勢する。したがって、
常開接点16a1は開路して乗場呼び回路23は無効と
なり、乗場釦11、12を操作しても、乗かご3は走行
することがない。
【0014】乗かご3上での保守運転を行う場合、前記
の状態で、保守員は例えば上昇保守運転釦UPを操作す
る。これにより、前記低速運転リレー17の付勢により
常開接点17a1が閉成しているため、電源P−上昇保
守運転釦UP−常閉接点19b1−上昇保守運転リレー
18−電源Nの回路が構成され、上昇保守運転リレー1
8が付勢する。これに応じて図示しない保守運転回路に
より乗かご3を低速にて上昇運転させるようになってい
る。
の状態で、保守員は例えば上昇保守運転釦UPを操作す
る。これにより、前記低速運転リレー17の付勢により
常開接点17a1が閉成しているため、電源P−上昇保
守運転釦UP−常閉接点19b1−上昇保守運転リレー
18−電源Nの回路が構成され、上昇保守運転リレー1
8が付勢する。これに応じて図示しない保守運転回路に
より乗かご3を低速にて上昇運転させるようになってい
る。
【0015】一方、乗かご3の図示しないかごドアの点
検を行う場合、すなわち、乗場10から乗かご3の保守
運転を行う場合、保守員は乗かご3上の保守運転スイッ
チ15を低速側へ切り替えた状態で、乗場10の乗場保
守運転スイッチ14を操作する。これにより、前記低速
運転リレー17の付勢により常開接点17a2が閉成し
ているため、電源P−乗場保守運転スイッチ14−乗場
保守運転リレー20−電源Nの回路が構成され、乗場保
守運転リレー20が付勢し、常開接点20a1、20a
2がそれぞれ閉成する。ここで保守員が乗かご3を上昇
させようとする場合、上昇乗場釦11を操作する。この
操作に応じて電源P−上昇乗場釦11−上昇乗場釦リレ
ー21−電源Nの回路が構成され、上昇乗場釦リレー2
1が付勢し、常開接点21a1が閉成する。これに伴い
電源P−常開接点17a1−常開接点20a1−常開接
点21a1−常閉接点19b1−上昇保守運転リレー1
8−電源Nの回路が構成され、上昇保守運転リレー18
が付勢する。これに応じて図示しない保守運転回路によ
り乗かご3を低速にて上昇運転させる。この後、乗かご
3が所定位置に移動したときに保守員は上昇乗場釦11
の操作をやめ、上昇乗場釦リレー21、および上昇保守
運転リレー18を消勢させ、乗かご3を停止させるよう
になっている。
検を行う場合、すなわち、乗場10から乗かご3の保守
運転を行う場合、保守員は乗かご3上の保守運転スイッ
チ15を低速側へ切り替えた状態で、乗場10の乗場保
守運転スイッチ14を操作する。これにより、前記低速
運転リレー17の付勢により常開接点17a2が閉成し
ているため、電源P−乗場保守運転スイッチ14−乗場
保守運転リレー20−電源Nの回路が構成され、乗場保
守運転リレー20が付勢し、常開接点20a1、20a
2がそれぞれ閉成する。ここで保守員が乗かご3を上昇
させようとする場合、上昇乗場釦11を操作する。この
操作に応じて電源P−上昇乗場釦11−上昇乗場釦リレ
ー21−電源Nの回路が構成され、上昇乗場釦リレー2
1が付勢し、常開接点21a1が閉成する。これに伴い
電源P−常開接点17a1−常開接点20a1−常開接
点21a1−常閉接点19b1−上昇保守運転リレー1
8−電源Nの回路が構成され、上昇保守運転リレー18
が付勢する。これに応じて図示しない保守運転回路によ
り乗かご3を低速にて上昇運転させる。この後、乗かご
3が所定位置に移動したときに保守員は上昇乗場釦11
の操作をやめ、上昇乗場釦リレー21、および上昇保守
運転リレー18を消勢させ、乗かご3を停止させるよう
になっている。
【0016】このように構成した実施例では、上昇乗場
釦11および下降乗場釦12の操作により乗かご3の保
守運転を可能にすることによって、乗場10から乗かご
3上部まで続くケーブルを要することなく、乗場10か
ら乗かご3の保守運転を行うことのできる。
釦11および下降乗場釦12の操作により乗かご3の保
守運転を可能にすることによって、乗場10から乗かご
3上部まで続くケーブルを要することなく、乗場10か
ら乗かご3の保守運転を行うことのできる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、乗
場から乗かご上部まで続くケーブルを要することなく、
乗場から乗かごの保守運転を行うことのでき、これによ
り、前記ケーブルを損傷して作業に支障をきたすことを
なくすことができるとともに、可搬式の乗かご操作装置
の取付け等の特別な準備を要することがないため、保守
作業の効率を大幅に向上させることができるという効果
がある。
場から乗かご上部まで続くケーブルを要することなく、
乗場から乗かごの保守運転を行うことのでき、これによ
り、前記ケーブルを損傷して作業に支障をきたすことを
なくすことができるとともに、可搬式の乗かご操作装置
の取付け等の特別な準備を要することがないため、保守
作業の効率を大幅に向上させることができるという効果
がある。
【図1】本発明のエレベータの保守運転装置の一実施例
を示す電気回路図である。
を示す電気回路図である。
【図2】図1の保守運転装置が備えられるエレベータの
概略図である。
概略図である。
【図3】エレベータの乗場に備えられる操作盤である。
3 乗かご 8 保守運転操作盤 10 乗場 11 上昇乗場釦 12 下降乗場釦 14 乗場保守運転スイッチ 15 保守運転スイッチ 18 上昇保守運転リレー 19 下降保守運転リレー 20 乗場保守運転リレー 21 上昇乗場釦リレー 22 下降乗場釦リレー UP 上昇保守運転釦 DN 下降保守運転釦
Claims (2)
- 【請求項1】 各階床の乗場に乗場呼び指令を出力する
上昇乗場釦および下降乗場釦を設置したエレベータに備
えられるとともに、乗かごの上部に保守運転指令を出力
する保守運転スイッチを有するエレベータの保守運転装
置において、前記乗場に設置され、乗場保守運転指令を
出力する乗場保守運転スイッチと、前記保守運転スイッ
チおよび乗場保守運転スイッチのそれぞれの投入時に、
前記上昇乗場釦および下降乗場釦が操作されたとき、前
記乗かごを低速で上昇あるいは下降運転させる乗場保守
運転手段を設けたことを特徴とするエレベータの保守運
転装置。 - 【請求項2】 前述した乗場保守運転スイッチを特定階
に設置するとともに、この特定階の上昇乗場釦および下
降乗場釦が操作されたとき、前記乗場保守運転手段は前
記乗かごを低速で上昇あるいは下降運転させることを特
徴とする請求項1記載のエレベータの保守運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29321993A JPH07144844A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | エレベータの保守運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29321993A JPH07144844A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | エレベータの保守運転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07144844A true JPH07144844A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=17791970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29321993A Pending JPH07144844A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | エレベータの保守運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07144844A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006199463A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの制御装置及びその制御方法並びにエレベータのメンテナンス用端末装置 |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP29321993A patent/JPH07144844A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006199463A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの制御装置及びその制御方法並びにエレベータのメンテナンス用端末装置 |
JP4585322B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2010-11-24 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベータの制御装置 |
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