JPH07144690A - 水中走行具 - Google Patents

水中走行具

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JPH07144690A
JPH07144690A JP31582493A JP31582493A JPH07144690A JP H07144690 A JPH07144690 A JP H07144690A JP 31582493 A JP31582493 A JP 31582493A JP 31582493 A JP31582493 A JP 31582493A JP H07144690 A JPH07144690 A JP H07144690A
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JP
Japan
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air
air pipe
float
pipe
engine
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Application number
JP31582493A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyonobu Kobayashi
清伸 小林
Yasunari Okamoto
康成 岡本
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 深く潜り過ぎたときに水が空気管に入るのを
防ぐ。 【構成】 上部空気管43の上端を閉塞させると共にそ
の上端近傍に側方へ向けて開口する空気穴46を穿設す
る。この上部空気管43に、浮子47を有するフロート
バルブ44を上下移動自在に嵌合させた。深く潜り過ぎ
たときには浮子47に作用する浮力によってフロートバ
ルブ44が上部空気管43に対して上昇し、空気穴46
が閉塞される。したがって、水が上部空気管43に入る
のを確実に防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜水者を牽引する水中
走行具に関し、特に空気を水面上から吸い込んで動力源
のエンジンに導く空気管に水が入るのを防ぐ構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、潜水者が水面直下を泳ぐのを助成
する水中走行具としては、潜水者が把持するハンドルと
エンジン式推進装置とを備えて潜水者を牽引するものが
ある。この種の水中走行具に用いられるエンジン式推進
装置は、エンジンによってプロペラを駆動して推力を得
る構造になっており、エンジンの吸気系は空気タンクお
よびこの空気タンクから上方へ延設されて水面上に突出
する空気管を介して大気に連通されていた。
【0003】すなわち、エンジンが吸い込む空気は、水
面上に開口する空気管から空気タンクに導入され、この
空気タンクからエンジンに導かれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成された従来の水中走行具では、深く潜り過ぎる
と水が空気管の上部開口から侵入してしまい、エンジン
に吸い込まれてしまうという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、深く潜り過ぎたときに水が空気管に
入るのを防ぐことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る水中走行具
は、空気管の上端を閉塞させると共にその上端近傍に側
方へ向けて開口する空気穴を穿設し、この空気管に、浮
子を有する外側管体を上下移動自在に嵌合させたもので
ある。
【0007】
【作用】深く潜り過ぎたときには浮子に作用する浮力に
よって外側管体が空気管に対して上昇し、空気管の空気
穴が外側管体によって覆われて閉塞される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図7に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る水中走行具
の側面図、図2は水中走行具の本体部分の縦断面図で、
同図は左右方向中央で破断した状態を示している。図3
は水中走行具の本体部分の平面図、図4は同じく正面
図、図5は後面図、図6は図1におけるVI−VI線断面
図、図7は図1におけるVII−VII線断面図である。
【0009】これらの図において、1は本発明に係る水
中走行具で、この水中走行具1は、2サイクル単気筒型
エンジン2を内蔵した推進装置3と、この推進装置3の
上部に固定された空気タンク4と、前記推進装置3およ
び空気タンク4の前部に取付けられたハンドル5と、前
記空気タンク4から上方に延びる空気管部材6等から構
成されている。前記推進装置3は、図2に示すように前
後に分割形成されてエンジン2のクランクケースやシリ
ンダボディを構成する前部ケーシング7、後部ケーシン
グ8と、前部ケーシング7の前部に取付けられた前部カ
バー9と、同じく前部ケーシング7の前側上部に取付け
られた排気通路形成用カバー10等を外殻として形成さ
れている。そして、シリンダボディ部分の上部に固定さ
れたシリンダヘッド部材11および後部ケーシング8の
上部に設けられた吸気通路形成部12とがバンド式緊縛
部材13を介して空気タンク4に接続されている。な
お、上述したケース類どうしの接続部および空気タンク
4との接続部は、水が内部に侵入しないように気密を保
つ構造になっている。
【0010】14は前後のケーシング7,8に回転自在
に支持されたクランク軸、15はコンロッド、16はピ
ストン、17は気化器、18は点火プラグである。前記
クランク軸14はこの推進装置3の前後方向に沿って延
設され、その後側端部は、後部ケーシング8によって形
成されたプロペラ室21内で後方へ延びるボス部8bを
貫通し、後端にプロペラ22が固着されている。なお、
ボス部8bにおけるクランク軸貫通部分は水の侵入を防
ぐシール構造になっている。
【0011】前記プロペラ室21の前側部分はエンジン
2の左右両側に位置する開口21a(図1)を介して推
進装置側方の水中に連通され、後側部分は後部ケーシン
グ8の後端部に取付けられた水流噴出用カバー23を介
して推進装置後方の水中に連通されている。この推進装
置3では、クランク軸14と共にプロペラ22が回転し
たときに水を図2において左側から右側へ送るように構
成されている。すなわち、推進装置3は、前記開口21
aから水をプロペラ室21に吸い込み、水流噴出用カバ
ー23から噴き出して推力を得る構造になっている。
【0012】クランク軸14の前側端部は前部ケーシン
グ7内に延設され、前端部にフライホイールマグネトウ
24が固着されている。また、このフライホイールマグ
ネトウ24には一方向クラッチ25および歯車式減速機
構26を介してスタータモータ27が連結されている。
一方向クラッチ25はスタータモータ27側からのみフ
ライホイールマグネトウ24へ動力を伝える構造になっ
ている。前記スタータモータ27は、その軸線方向が前
後方向に向けられており、前部ケーシング7の前部に固
定された仕切板28に支持固定され、この仕切板28と
前記前部カバー9とによって囲まれてなる電装品室に収
容されている。
【0013】そして、スタータモータ27の出力軸は仕
切板28を貫通して後方に延ばされ、軸端のピニオン2
7aが歯車式減速機構26に歯合されている。図2にお
いてスタータモータ27の下方に位置する符号29,3
0で示すものはイグニッションコイルとCDI点火ユニ
ットである。これらは前部カバー9に不図示のブラケッ
トを介して支持固定され、スタータモータ27と同様に
電装品室に収容されている。また、前部カバー9の前部
には前記イグニッションコイル29,CDI点火ユニッ
ト30の他にエンジン2を始動させるための始動スイッ
チ31と、エンジン2を停止させるための停止スイッチ
32とが取付けられている。これらのスイッチ31,3
2は、前部カバー9より前方に突出された操作子を後方
へ押すことによりON,OFFが切り替えられる構造に
なっている。なお、図2においてこれらのスイッチ3
1,32の操作子の近傍に位置する符号33で示すもの
はスロットルレバーである。
【0014】このスロットルレバー33は、図4に示す
ように正面視略Ω字状に形成され、上側に延在する部分
が前記スイッチ31,32の上方を通るように左右に延
設されており、図3および図4に示すように左右両端部
がハンドル5に回動自在に枢支されている。そして、揺
動端部となる上側延在部が連結ロッド33aおよび接続
ケーブル33b(図2)を介して気化器17に連結され
ている。なお、このスロットルレバー33の上方延在部
を前側へ倒すようにすることによって気化器17のスロ
ットル弁が開いてエンジン回転数が上昇し、前に倒した
状態から手を離すことによって不図示のスプリングによ
り初期位置に復帰されてエンジンがアイドリング状態に
なるように構成されている。
【0015】スロットルレバー33が取付けられるハン
ドル5は、左右方向に延びて空気タンク4の前側下部に
固着された前部5aと、この前部5aの左右両端から後
下がりに延びる左右の把持部5bと、これらの把持部5
bの後側部分どうしに左右方向に沿って架け渡されて前
部ケーシング7の底面に固定された後部5cとから形成
されている。すなわち、このハンドル5は潜水者が両手
で把持部5b,5bを掴むことができるように構成され
ている。そして、左右の把持部5bどうしの間となる部
位に前記スイッチ31,32およびスロットルレバー3
3が配設されている。このように構成すると、潜水者が
ハンドル5から手を離すことなくエンジン始動、停止お
よび速度調整を行うことができる。
【0016】すなわち、潜水者が両手でハンドル5の左
右の把持部5b,5bを握って潜水しているときに、把
持部5bを握った状態で人差し指によってスイッチ3
1,32をそれぞれ操作することができ、しかも、親指
でスロットルレバー33を操作することができる。例え
ば、右手の人差し指でスイッチ31を操作し、左手の人
差し指でスイッチ32を操作する。スロットルレバー3
3は左手あるいは右手何れの親指でも操作可能である。
【0017】次に、この推進装置3の吸排気系の構造に
ついて説明する。エンジン2のシリンダボディは、吸気
ポート2aが後方を向くように開口され、後部に吸気通
路形成部材34を介して気化器17が取付けられてい
る。この気化器17は後部ケーシング8の吸気通路形成
部12内に配置され、この吸気通路形成部12を介して
空気タンク4内の空気を吸入するように構成されてい
る。
【0018】空気タンク4は、推進装置3を上方から覆
うように形成され、前側上部に前記空気管部材6が取付
けられると共に、後部に燃料タンク35が一体的に設け
られており、タンク底面と一連に形成された筒状部4
a,4bが推進装置3のシリンダヘッド部材11および
吸気通路形成部12にそれぞれ連結されている。すなわ
ち、シリンダヘッド部材11に螺着された点火プラグ1
8は空気タンク4内に露出することになり、吸気通路形
成部12内は空気タンク4内に連通されることになる。
また、シリンダヘッド部材11に連通された筒状部4a
はその上部開口が空気タンク4の底部より上方に位置づ
けられているため、水が空気タンク4に侵入したとして
も点火プラグ18は濡れ難い。さらに、吸気通路形成部
12に連通された筒状部4bは、上部開口が空気タンク
4内の比較的高い位置に位置づけられているため、前記
同様に水が空気タンク4内に侵入したとしてもエンジン
2の吸気系に入り難くなる。
【0019】また、この空気タンク4の上面におけるエ
ンジン2の上方となる部分にはメンテナンス口36が開
口されている。37はメンテナンス口36を塞ぐねじ式
蓋体である。さらに、図2、図3および図6において空
気タンク4内に符号38で示すものはバッテリーで、こ
のバッテリー38は空気タンク4の内側底部における左
側となる部分に載置固定されている。なお、前記メンテ
ナンス口36はこのバッテリー38を出し入れできるよ
うな開口径をもって開口されている。
【0020】加えて、空気タンク4の前側底部には、こ
の空気タンク4内に侵入した水を排出するための配水管
39が接続されている。この配水管39は、空気タンク
4の右側であって最も低くなる部分から推進装置3の後
部へ向けて延設され、水流噴出用カバー23の右側面に
取付けられた排水用一方向弁装置40に延設端が接続さ
れている。排水用一方向弁装置40は、排水口40aが
水流噴出用カバー23の内方の水室(プロペラ室21の
後側)に開口され、この水室に水の噴流が生じたときに
排水口40aに吸引力が作用することを利用して弁体
(図示せず)が開いて配水管39内を負圧にするように
構成されている。なお、前記弁体は、不図示の復帰ばね
によって閉側に付勢され、前記吸引力が復帰ばねのばね
力より小さいときには水通路を閉じて空気タンク4内へ
水が逆流することがない構造になっている。すなわち、
空気タンク4内に侵入して底部に溜まった水は、エンジ
ン2が運転されて前記水室に水の噴流が生じることによ
って、配水管39および排水用一方向弁装置40を介し
てタンク外に排出されることになる。
【0021】前記空気管部材6は、断面円形の管体を複
数組合わせると共に後述する浮子を取付けて図1および
図7に示すように空気タンク4から上方へ一直線状に延
びるように形成されている。なお、図7は一点鎖線で示
す中心線より左側にフロートバルブが上昇した状態を示
し、右側にフロートバルブが下降した状態を示す。この
空気管部材6は、空気タンク4にねじ式連結具41によ
って固定された下部空気管42と、この下部空気管42
の上端部内側に嵌合固着された上部空気管43と、この
上部空気管43の外周部に上下方向および周方向に摺動
自在に嵌合された本発明に係る外側管体としてのフロー
トバルブ44等によって形成されている。
【0022】前記上部空気管43は上端に盲栓45が嵌
合固着されると共に、上端近傍に側方へ向けて開口する
空気穴46が穿設されている。盲栓45は、その上部に
形成されたフランジ45aを上部空気管43の上端面に
密着させると共に下部を空気管43に嵌入させることに
よって上部空気管43の上端開口を閉塞する構造になっ
ている。なお、前記フランジ45aは上部空気管43よ
り径方向外側へ突出している。また、空気穴46は本実
施例では上部空気管43の丁度同じ高さとなる部位に周
方向に等間隔おいて4箇所形成されている。
【0023】前記フロートバルブ44は、上部空気管4
3に摺動自在に嵌合された浮力体からなる浮子47と、
この浮子47の上端部から上方に延設された連結管48
と、この連結管48の上端部に固着されかつ上部空気管
43に摺動自在に嵌合された管体製弁体49とから形成
されている。そして、このフロートバルブ44の全長
は、前記下部空気管42の上端から盲栓45のフランジ
45aの下面までの長さより短い寸法に設定されてい
る。この寸法差は、前記空気穴46の上下方向の開口径
よりは長くなるようになっている。
【0024】すなわち、このフロートバルブ44は、浮
子47が水面より上方にある時には、図7の右側に示す
ように浮子47が下部空気管42の上端面に当接する位
置に保持され、空気穴46が弁体49の上方で露出する
ことになる。また、浮子47が水面下に潜ったときは、
浮子47に作用する浮力によってフロートバルブ44の
全体が上部空気管43に対して上方へ、弁体49の上端
が盲栓45のフランジ45aに当接するまで移動し、弁
体49によって空気穴46が閉塞されることになる。
【0025】一方、エンジン2の排気通路は、図2およ
び図6に示すように、シリンダボディに前方を向くよう
に開口された排気ポート2bに連通された排気膨張室5
1と、この排気膨張室51から図6に示すようにシリン
ダボディおよびクランクケースの左側部に沿ってエンジ
ン下部に延びる排気導出路52とから構成され、この排
気導出路52の下部に設けられた排気用弁装置53を介
して水中に連通されている。なお、図6において2cは
掃気ポートである。前記排気膨張室51は前部ケーシン
グ7と排気通路形成用カバー10等によって形成され、
このカバー10の外側に水が触れることに起因して排気
ガスが過度に冷却されるのを防ぐために保温カバー54
によって保温されている。この保温カバー54は、前記
カバー10との間に空気層が形成されるようにカバー1
0を上方から覆う構造になっている。
【0026】前記排気導出路52は、前部ケーシング7
の膨出部55(図1,図6)に後部ケーシング8の膨出
部56(図1)を重ね合わせることによって形成されて
いる。このように排気ガスをエンジン2の側部に沿わせ
て流すように構成すると、排気ガスの熱をエンジン2に
伝えることができるから、水没することに起因してエン
ジン2が過冷却になるのを防ぐことができる。
【0027】また、前記排気用弁装置53は、排気導出
路52の下部開口52aをばね付勢式弁体53aによっ
て開閉する構造になっており、エンジン2が停止してい
るときには弁体53aによって下部開口52aが閉じら
れ、排気ガスの圧力が高まったときにその圧力で弁体5
3aが押し下げられて排気ガスが水中に放出されるよう
に構成されている。なお、排気ガスの放出方向は後方に
向けられている。
【0028】上述したように構成された水中走行具1で
は、潜水者が両手でハンドル5を掴んだ状態でエンジン
2を始動させることによって航走される。このとき、フ
ロートバルブ44の浮子47が水面より上方に位置して
いれば、エンジン2の吸気負圧が気化器17から空気タ
ンク4内および吸気管部材6に伝わり、大気が空気穴4
6から上部空気管43,下部空気管42を通って空気タ
ンク4に流入する。
【0029】また、航走中に潜り過ぎて浮子47が水面
下に没すると、浮子47に作用する浮力によってフロー
トバルブ44が上昇し、弁体49によって空気穴46が
閉塞される。これによって空気穴46から水が上部空気
管43に流入することを防ぐことができる。このときに
は、エンジン2が吸入し得る空気は空気タンク4内の空
気のみとなり、前記状態が継続されるとエンジン2はそ
の回転が次第に減少し、空気タンク4内の空気が全て消
費されたときに停止する。
【0030】ところが、上述したようにエンジン2の回
転が下がると、航走速度が低下すると共に、潜水者に伝
わるエンジン音、プロペラ音あるいはハンドル5から伝
わる振動等が弱まるので、潜水者は深く潜り過ぎている
ことを認識してエンジン2が停止する以前に浮子47が
浮上するように浮上動作をとる。このようにすることに
よってフロートバルブ44が上部空気管43に対して下
降して空気穴46が開口され、通常航走状態に戻ること
ができる。
【0031】なお、通常航走状態であっても、波が高か
ったりフロートバルブ44が上昇しない程度に傾斜させ
て航走したりすると、空気穴46から水が侵入するが、
空気タンク4内に溜まった水はエンジン運転中であれば
配水管39および排水用一方向弁装置40を介してタン
ク外に排出される。エンジン停止中に空気タンク4内に
侵入した水もエンジン始動と共に排出されることはいう
までもない。
【0032】したがって、深く潜り過ぎたとしても浮子
47に作用する浮力によってフロートバルブ44が上部
空気管43に対して上昇し、空気穴46がフロートバル
ブ44の弁体49によって覆われて閉塞されるから、空
気タンク4内に水が入るのを確実に防ぐことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る水中走
行具は、空気管の上端を閉塞させると共にその上端近傍
に側方へ向けて開口する空気穴を穿設し、この空気管
に、浮子を有する外側管体を上下移動自在に嵌合させた
ため、深く潜り過ぎたときには浮子に作用する浮力によ
って外側管体が空気管に対して上昇し、空気管の空気穴
が外側管体によって覆われて閉塞される。
【0034】したがって、深く潜り過ぎたときに水が空
気管に入るのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中走行具の側面図である。
【図2】水中走行具の本体部分の縦断面図で、同図は左
右方向中央で破断した状態を示している。
【図3】水中走行具の本体部分の平面図である。
【図4】水中走行具の本体部分の正面図である。
【図5】水中走行具の本体部分の後面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図1におけるVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
1 水中走行具 2 エンジン 3 推進装置 4 空気タンク 5 ハンドル 6 空気管部材 42 下部空気管 43 上部空気管 44 フロートバルブ 45 盲栓 46 空気穴 47 浮子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルと、プロペラをエンジンによっ
    て駆動する推進装置と、前記エンジンに吸い込まれる空
    気通路とを備え、この空気タンクに空気吸込用空気管が
    上方へ延設された水中走行具において、前記空気管を略
    一直線状に形成してその上端を閉塞させると共に上端近
    傍に側方へ向けて開口する空気穴を穿設し、この空気管
    に、浮子を有する外側管体を上下移動自在に嵌合させた
    ことを特徴とする水中走行具。
JP31582493A 1993-11-24 1993-11-24 水中走行具 Pending JPH07144690A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31582493A JPH07144690A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 水中走行具
US08/342,346 US5577456A (en) 1993-11-24 1994-11-18 Submersible propulsion unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31582493A JPH07144690A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 水中走行具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07144690A true JPH07144690A (ja) 1995-06-06

Family

ID=18070008

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31582493A Pending JPH07144690A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 水中走行具

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JP (1) JPH07144690A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007168534A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Honda Motor Co Ltd 水中スクータ
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