JPH07143776A - 超音波モーターの駆動回路 - Google Patents

超音波モーターの駆動回路

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JPH07143776A
JPH07143776A JP6132898A JP13289894A JPH07143776A JP H07143776 A JPH07143776 A JP H07143776A JP 6132898 A JP6132898 A JP 6132898A JP 13289894 A JP13289894 A JP 13289894A JP H07143776 A JPH07143776 A JP H07143776A
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frequency voltage
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忠雄 ▲高▼木
Tadao Takagi
Shigemasa Sato
重正 佐藤
Kazuo Hakamata
和男 袴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】超音波モータを駆動する周波電圧の周波数を任
意に設定できる超音波モータの駆動回路を提供する。 【構成】圧電体に周波電圧を印加し弾性体を励振させる
ことで、移動体を駆動する超音波モータ6の駆動回路に
おいて、前記圧電体の前記周波電圧が印加されていない
部分から、前記弾性体の振動状態に応じて電圧を発生す
る電圧発生手段6d、と電圧発生手段6dから得られる
電圧と周波電圧との位相差を算出する位相差算出手段9
と、位相差算出手段9の出力に基づいて周波電圧の周波
数を制御する制御手段13とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波モーターの駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電体は、機械的共振周波数で励振した
時最も効率よく動作し、共振周波数から外れるとその効
率は低下する。このため圧電体を発振させる周波電圧の
周波数は圧電体の共振周波数に正確に一致させることが
好ましいとされているが、圧電体の共振周波数は、負荷
の変化や環境条件によって変動する。
【0003】そこで、周波電圧の周波数を自動的に共振
周波数に追尾させる振動帰還タイプの駆動回路が発明さ
れている。これは、圧電体を一定の周波電圧で駆動し、
圧電体の振動振幅に比例するような出力電圧を適当な方
法で取り出して増幅器の入力端に帰還させることによ
り、圧電体の共振周波数が変動しても常に共振周波数に
追尾するようにしている(超音波技術便覧 昭和53年
7月20日発行565 頁〜566 頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超音波
モータの駆動は必ずしも共振周波数で行うことがよいと
は限らないため、このタイプの駆動回路を超音波モータ
に応用したとしても上述したように共振周波数のみしか
追尾することができず、周波電圧を任意の周波数に設定
できないという問題点を含んでいた。
【0005】そこで本発明は、超音波モータを駆動する
周波電圧の周波数を共振周波数のみに限定されることな
く、任意に設定することができる超音波モータの駆動回
路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、圧電体に周波電圧を印
加し弾性体を励振させることで、移動体を駆動する超音
波モータの駆動回路において、前記圧電体の前記周波電
圧が印加されていない部分から、前記弾性体の振動状態
に応じて電圧を発生する電圧発生手段(6d)と、電圧
発生手段(6d)から得られる電圧と前記周波電圧との
位相差を算出する位相差算出手段(9)と、前記位相差
算出手段(9)の出力に基づいて前記周波電圧の周波数
を制御する制御手段(13)とを有している。
【0007】
【作用】本発明は、位相差算出手段(9)が電圧発生手
段(6d)から得られる電圧と周波電圧との位相差を算
出し、制御手段(13)がこの算出結果に基づいて周波
電圧の周波数を制御している。これにより、共振周波数
に限らず任意の周波数で超音波モータを駆動することが
できる
【0008】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例であり、図1
は超音波モーターの駆動回路図を示し、図2は前記駆動
回路の特性図を示す。図1において、発振器1は周波数
fのパルスを波形整形器2に出力し、この波形整形器2
は入力されたパルスを波形整形して正弦波にし、増幅器
4及び移相器3に出力する。移相器3は入力された正弦
波の位相をπ/2移相して出力し、増幅器5に入力す
る。増幅器4,5はそれぞれ入力された正弦波を増幅し
て出力する。そして、増幅された正弦波は、超音波モー
ターのステータ6(圧電体及び弾性体から成る)の圧電
体表面に形成された電極6a,6bに入力される。ステ
ータ6の電極は、6a〜6dの4領域に分割されてい
て、電極6a,6bには前述のように位相の異なる正弦
波が入力され、電極6cにはグランドが接続されいる。
また、電極6dは入力電圧が印加されていない部分であ
る。電極6a・6c間及び電極6b・6c間には整合用
インダクタンス7及び8がそれぞれ並列に接続されてい
る。
【0009】位相差算出回路9は、電極6aへの入力電
圧と、入力電圧の印加されていない電極6dが励振によ
って生じる電圧(以後、モニター電圧と呼ぶ)とを検知
して、その位相差θを算出する。位相差算出回路9はこ
の検知した位相差θを比較器10に入力する。比較器1
0は、位相差算出回路9からの出力θと、リファレンサ
ー11から出力される予め設定された最適位相差θopt
とを比較してそのズレ量Δθを出力する。この最適位相
差θopt は、電極6c下の圧電体部分の分極方向やステ
ータの減衰やステータに駆動されるロータの圧接力等に
より固有に決定される値(即ち個々の超音波モーター固
有の値)であり、実験的に求められ、初期段階でリファ
レンサー11に設定しておき安定的に使用できる。な
お、実験的に求められる最適位相差θopt は、超音波モ
ータの最大回転数となる位相差であってもよく、また、
超音波モータが所望の速度となる位相差であってもよ
い。θf換算器12は、位相差のズレ量Δθを入力し
て、入力周波数fを最適値にする為に該入力周波数fの
変位方向と変位量をこのズレ量Δθから換算して求め、
発振器1を制御する。本実施例では本発明の周波数制御
回路13は比較器10,リファレンサー11,θf換算
器12から構成される。
【0010】次に、図2を用いて超音波モータの最大回
転数となる最適位相差θopt を選択した場合の実施例の
動作を説明する。図2は横軸に周波数fを、縦軸に超音
波モーターの回転数N及び位相差算出回路9から出力さ
れる位相差θをそれぞれ取ってある。今、超音波モータ
ーの特性は超音波モーターの回転数Nの周波数特性とし
て曲線NA で示され且つ位相差算出回路9から出力され
る位相差θの周波数特性として曲線θA で示されるもの
とする。この時すなわち時刻Aにおいて、位相差算出回
路9から出力された位相差θと最適位相差θopt とを比
較器10により比較し、その出力を受けてθf換算器1
2は発振器1を最適周波数を出力するように制御する。
その時、曲線θA において、最適位相差θopt に対応す
る周波数が最適入力周波数となる。この入力周波数の最
適値は周波数fA で示される。
【0011】そして、その後、時刻Bにおいて、各種条
件の変化(超音波モーターの駆動による変化及び表面波
モーターに加わる外的条件の変化)等により、回転数N
の周波数特性が曲線NB のように移り変わるとする。し
かし、入力周波数はfA であるために、回転数はN1
(N1<Nmax )に落ちてしまう。このとき、位相差θ
の周波数特性は、回転数の周波数特性のシフトに従って
シフトするので、位相差θの周波数特性は曲線θB のよ
うになる。その結果、時刻Bでは前述した如く入力周波
数はfA であるので、位相差算出回路9は時刻Bでの位
相差θ1 を比較器10に出力する。比較器10では、入
力された位相差θ1 と最適位相差θopt とを比較して、
そのズレ量Δθをθf換算器12に出力する。θf換算
器12では、ズレ量Δθを周波数のズレ量Δfに換算し
て発振器1にフィードバックする。そうすると、発振器
1はズレ量Δfに基づき入力周波数fB を出力する。す
なわち、位相差算出回路9から出力される位相差θが最
適周波数θopt にいつでも一致するように制御すること
により、超音波モーターの駆動効率を高効率に維持して
いる。次の時刻でも同様に位相差θと最適位相差θopt
とを比較してズレ量Δθを求めて発振器1にフィードバ
ックして最適入力周波数を出力させると言う動作を繰り
返す。
【0012】尚、曲線θA , θB は増加あるいは減少を
示す曲線であるので、このズレ量Δθを求めると、ズレ
量Δfに基づく入力周波数fの変位方向及び大きさが決
定されることになる。従って、ズレ量Δθに基づき入力
周波数fをどちら方向にどの程度変化させればよいか知
ることができる。従って、ズレ量Δθを求めることによ
り、周波数のズレ量Δfを求め発振器1にフィードバッ
クして最大回転数を与える入力周波数を決定できるよう
になっているので、超音波モーターは常に最大回転数で
回転でき高効率な駆動ができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本発明
は、位相差算出手段が電圧発生手段から得られる電圧と
周波電圧との位相差を算出し、制御手段がこの算出結果
に基づいて周波電圧の周波数を制御している。このた
め、共振周波数に限らず任意の周波数で超音波モータを
駆動することができるので、超音波モータを高効率で駆
動したり、希望の速度で駆動することができるまた、超
音波モータを駆動する周波電圧を希望の周波数帯域に限
定したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による超音波モーターの駆動回路
の実施例の回路図である。
【図2】図2は前記駆動回路の回転数の周波数特性及び
位相差の周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
1・・・発振器 6・・・超音波モーターのステータ 9・・・位相差算出回路 11・・リファレンサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電体に周波電圧を印加し弾性体を励振さ
    せることで、移動体を駆動する超音波モーターの駆動回
    路において、 前記圧電体の前記周波電圧が印加されていない部分か
    ら、前記弾性体の振動状態に応じて電圧を発生する電圧
    発生手段と、 前記電圧発生手段から得られる電圧と前記周波電圧との
    位相差を算出する位相差算出手段と、 前記位相差算出手段の出力に基づいて前記周波電圧の周
    波数を制御する制御手段とを有することを特徴とする超
    音波モーターの駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008043016A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Olympus Corp 超音波モータ
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