JP2817992B2 - 振動波モータの起動方法 - Google Patents

振動波モータの起動方法

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JP2817992B2 JP2047009A JP4700990A JP2817992B2 JP 2817992 B2 JP2817992 B2 JP 2817992B2 JP 2047009 A JP2047009 A JP 2047009A JP 4700990 A JP4700990 A JP 4700990A JP 2817992 B2 JP2817992 B2 JP 2817992B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧電体等を振動させてステータを回転させ
る振動波モータの起動方法に関する。
(従来の技術) 振動波モータは、弾性体と圧電体からなるステータ
と、その表面に圧接させられているロータから構成され
ている。
そして前記圧電体に設けられた電極に振動電圧を印加
して進行波振動を発生させ、ロータを回転駆動するもの
である。
第4図は、振動波モータの動作原理を説明するための
略図であって、同図(A)には円環状のステータ6とロ
ータ7を展開的に示してある。
振動波(進行波)によりステータ6の表面の質点は、
長軸2w,短軸2uの楕円運動をし(第4図B参照)、進行
波は図中左右向に移動する。
一般に進行波は振幅をξとすれば、 ξ=ξ・cos(ωt−kx) ただし ξ1:波の大きさの瞬時値 k:波数(2π/λ) λ:波長 x:位置 ロータ6とステータ7間に滑りがなければ、振動波の
進行方向とは逆方向にv=ω×uの速度で運動する。
速度vは、曲げ振動のステータ6の曲げ振動の瞬時値
ξに比例し、曲げ振動の瞬時値ξはステータ6に流
れる電流値に比例する。そのため、小さな電圧で大きな
電流が得られるステータの共振周波数で駆動すれば、大
きな速度が得られる。そこで、特開昭63−117672号に係
る発明は、振動波モータ(または超音波モータ)におい
て、弾性体と圧電体からなる駆動体(ステータ)に交流
電圧印加することにより弾性進行波を励振し、上記駆動
体上に接触して設置された移動体(ロータ)を移動させ
る超音波モータの駆動法において、起動時に周波数の変
化する交流電圧を印加することにより常に最適周波数で
駆動することを特徴とする駆動法を提案している。
(発明が解決しようとする課題) 本件発明者は前述のような超音波モータについて異な
る周波数で回転させる場合について種々検討を行った。
第3図は振動波モータの動作特性を説明するためのグ
ラフであって、周波数可変駆動回路の駆動周波数fに対
するステータの振幅を示している。
図に示されているように、共振周波数はfrであって、
振動波はモータの動作領域〔fw〕を共振周波数より高い
周波数領域に設定しこの範囲内の任意の周波数でステー
タを励振し対応する回転数で動作させるものとする。
周波数fl,f0,fhはそれぞれ前記動作領域〔fw〕に含ま
れ、それらの間には fl<f0<fhの関係がある。
そして、周波数f0は最も早い立ち上がり特性を与える
周波数である。前記動作領域〔fw〕に含まれ前記周波数
fl,f0,fhに、回転数、nl,n0,nhがそれぞれ対応し、それ
等の間には,nl>n0>nhの関係が成立している。
なおここで、低い周波数に対応する回転数の方が大き
いことに注意されたい。
本発明の目的は、前記動作領域〔fw〕内の任意の回転
数で振動波モータを動作させるときにそれぞれの定常回
転数に最も適合する振動波モータの起動方法を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による振動波モータ
の起動方法は、 周波数可変駆動回路の出力によりステータの共振周波
数よりも高い動作周波数範囲内で与えられた負荷に対し
て最も早い立ち上がり速度を与える前記出力の周波数を
(f0)とし、前記周波数(f0)に対応する定常回転数が
(n0)である振動波モータの起動方法であって、 求められる定常回転数nがn>n0のときは,起動時は
前記f0の周波数の電圧で駆動し略回転数n0に達した後
は,定常回転数nに対応する周波数fの電圧で駆動し、
または、 求められる定常回転数がnかn<n0のときは、起動時
は前記f0の周波数の電圧で駆動し略回転数nに達した後
は,定常回転数nに対応する周波数fの電圧で駆動する
ように構成されている。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。
第1図は,本発明による振動波モータの起動方法で使
用する周波数可変駆動回路の実施例を示すブロック図で
ある。
周波数可変駆動回路は、周波数可変発振器1,前記周波
数可変発振器1の周波数を後述するように制御する周波
数制御器2,周波数可変発振器1の主力を90゜遅らせる90
゜位相器3,前記周波数可変発振器1の出力と90゜位相器
3の出力をそれぞれ電力増幅して振動波モータのステー
タ6の電極に印加する電力増幅器4から構成されてい
る。
円環状のステータ6の表裏の面には電極6a,6bおよび6
cが設けられている。電極6a,6bには良く知らされている
ように90゜位相のずれた電圧が印加されて、先に第4図
を参照して説明した進行波が発生させられる。
第2図は本発明による振動波モータの動作を説明する
ための動作特性図である。
振動波モータをある一定の負荷状態で、定常時に回転
数nl,n0,nh(nl>n0>nh)で回転するそれぞれの場合に
ついて説明する。
本発明方法の実施例を説明する前に当初から最後ま
で、希望する定常回転数に対応する周波数で動作させる
場合について説明する(第2図A)。
n0の定常回転数を得たいときに前述したn0の定常回転
数を与えるf0で起動すると、t2の時点に回転数n0に達す
る。
nhの定常回転数を得たいときに前述したnhの定常回転
数を与えるflで起動すると、t3の時点に回転数nhに達す
る。
nlの定常回転数を得たいときに前述したnlの定常回転
数を与えるfhで起動すると、t5の時点に回転数nlに達す
る。
これに対して、本発明方法(第2図B)では、n0の定
常回転数を得たいときに最も速く定常回転数に達するの
は定常回転数を与えるf0で起動する場合に当たるので、
前記と同じである。
求められる定常回転数nがn>n0のとき、すなわち前
述したnlに当たる定常回転数で動作させたいときは、起
動時は前記f0の周波数の電圧で駆動し略回転数n0に達し
た後は,求める定常回転数nlに対応する周波数flの電圧
で駆動する。この切換は前述した周波数制御器2により
行われ、t4の時点に定常回転数nlに達し、以後は、定常
回転をする。
このt4はt5に比較してはるかに短くなっている。
求められる定常回転数nがn<n0のとき、すなわち前
述したnhに当たる定常回転数で動作させたいときは、 起動時は前記f0の周波数の電圧で駆動し略回転数nhに
達した時(t1)からは定常回転数nhに対応する周波数fh
の電圧で駆動する。
この切換は前述した周波数制御器2により行われる。
このt1は前述したt3に比較してはるかに短くなってい
る。
次にfh,f0,flが51KHZ,50KHZ,49KHZで対応する定常回
転数nh,n0,nlが200,300,400rpmの場合を例にして説明す
る。
400rpmの定常回転をさせたいときは、 400rpmの回転数近辺(t2)まで50KHZで駆動しその後
に49KHZで駆動する。
200rpmの定常回転させたいときは、 200rpmの回転数近辺(t1)まで50KHZで駆動しその後
に51KHZで駆動する。
(発明の効果) 以上、詳しく説明したように本発明による振動波モー
タの起動方法は、求められる定常回転数nがn>n0のと
きは,起動時は前記f0の周波数(最高の立ち上がり速度
を与える周波数)の電圧で駆動し、略回転数n0に達した
後は,定常回転数nに対応する周波数fの電圧で駆動す
るかまたは,求められる定常回転数nがn<n0のとき
は,起動時は前記f0の周波数の電圧で駆動し、略回転数
nに達した後は,通常回転数nに対応する周波数fの電
圧で駆動するように構成されている。したがって、起動
時に一度駆動周波数を変えるだけで最も速い速度で希望
する定常回転に達することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明による振動波モータの起動方法で使用
する周波数可変駆動回路の実施例を示すブロック図であ
る。 第2図は,本発明による振動波モータの動作を説明する
ための動作特性図である。 第3図は,振動波モータの動作特性を説明するためのグ
ラフである。 第4図は,振動波モータの駆動原理を説明するための略
図である。 1……周波数可変発振器 2……周波数制御器 3……90゜位相器 4……電力増幅器 6……ステータ 6a,6b,6c……ステータの電極 7……ロータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数可変駆動回路の出力によりステータ
    の共振周波数よりも高い動作周波数範囲内で与えられた
    負荷に対して最も速い立ち上がり速度を与える前記出力
    の周波数を(f0)とし、前記周波数(f0)に対応する定
    常回転数が(n0)である振動波モータの起動方法であっ
    て、 求められる定常回転数nがn>n0のときは,起動時は前
    記f0の周波数の電圧で駆動し略回転数n0に達した後は,
    定常回転数nに対応する周波数fの電圧で駆動し、また
    は、 求められる定常回転数nがn<n0のときは、起動時は前
    記f0の周波数の電圧で駆動し略回転数nに達した後は,
    定常回転数nに対応する周波数fの電圧で駆動するよう
    に構成した振動波モータの駆動方法。
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