JPH07143700A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH07143700A JPH07143700A JP28900993A JP28900993A JPH07143700A JP H07143700 A JPH07143700 A JP H07143700A JP 28900993 A JP28900993 A JP 28900993A JP 28900993 A JP28900993 A JP 28900993A JP H07143700 A JPH07143700 A JP H07143700A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- motor
- electric motor
- thickness
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成によりブラケットの剛性を向上す
ることにより、ブラケットの薄板化を可能にし軽量の電
動機を提供する。 【構成】 ブラケットＡ５が径方向横断部の両端を片側
のみブラケットＢ３の一端開口縁に沿って連結した形状
にてブラケットＢ３の一端開口部を覆いブラケットＢ３
の平面部３ｂに固定される構成とした電動機で、ブラケ
ットＡの径方向横断部の両端を片側のみブラケットＢの
一端開口縁に沿って連結した形状としているので、ブラ
ケット剛性を補強でき共振周波数を電動機の使用回転数
領域以上に上げることが可能となる。これによって、鋼
板の薄板化が可能となり軽量の電動機を得ることができ
る。
ることにより、ブラケットの薄板化を可能にし軽量の電
動機を提供する。 【構成】 ブラケットＡ５が径方向横断部の両端を片側
のみブラケットＢ３の一端開口縁に沿って連結した形状
にてブラケットＢ３の一端開口部を覆いブラケットＢ３
の平面部３ｂに固定される構成とした電動機で、ブラケ
ットＡの径方向横断部の両端を片側のみブラケットＢの
一端開口縁に沿って連結した形状としているので、ブラ
ケット剛性を補強でき共振周波数を電動機の使用回転数
領域以上に上げることが可能となる。これによって、鋼
板の薄板化が可能となり軽量の電動機を得ることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電機掃除機などの電気
機器に用いられる電動機に関するものである。
機器に用いられる電動機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の家電製品の軽量化の要望にともな
い、電動機に対しての小型軽量化の要望も高まってきて
いる。
い、電動機に対しての小型軽量化の要望も高まってきて
いる。
【０００３】以下、図面を参照しながら従来の電動機に
ついて説明する。図２，図３は従来の電動機の構成を示
す半断面図と平面図である。図２，図３において、１は
固定子鉄心１ａを有した固定子、２は回転子、３は回転
子２を保持する軸受ハウジングを有する底部３ａと円筒
部の一端開口縁に、この円筒部の外側に張り出す平面部
３ｂを設けて形成されたブラケットＢである。また、４
はブラケットＢ３の一端開口を径方向に横断して、固定
子１が有した一対の固定子巻線間に配設され両端部がブ
ラケットＢ３の平面部３ｂに固定されたブラケットＡで
ある。
ついて説明する。図２，図３は従来の電動機の構成を示
す半断面図と平面図である。図２，図３において、１は
固定子鉄心１ａを有した固定子、２は回転子、３は回転
子２を保持する軸受ハウジングを有する底部３ａと円筒
部の一端開口縁に、この円筒部の外側に張り出す平面部
３ｂを設けて形成されたブラケットＢである。また、４
はブラケットＢ３の一端開口を径方向に横断して、固定
子１が有した一対の固定子巻線間に配設され両端部がブ
ラケットＢ３の平面部３ｂに固定されたブラケットＡで
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機の鋼板ブ
ラケットＡでは、軽量化するための薄板化は図２のよう
に径方向横断部に沿って内曲げリブ４ａを設けて剛性の
向上を図っていたが、薄板化により回転子２の回転によ
る振動や電動機に外部から加わる負荷の変動による振動
がブラケットＡの中央部に設けられた軸受ハウジング４
ｂにかかる応力はブラケットＢ３の平面部３ｂにまで影
響をおよぼすため電動機全体の振動が大きくなり、共振
周波数が電動機の使用回転数領域内に生じるため、ブラ
ケットＡ４の板厚を小さくすることが困難であった。
ラケットＡでは、軽量化するための薄板化は図２のよう
に径方向横断部に沿って内曲げリブ４ａを設けて剛性の
向上を図っていたが、薄板化により回転子２の回転によ
る振動や電動機に外部から加わる負荷の変動による振動
がブラケットＡの中央部に設けられた軸受ハウジング４
ｂにかかる応力はブラケットＢ３の平面部３ｂにまで影
響をおよぼすため電動機全体の振動が大きくなり、共振
周波数が電動機の使用回転数領域内に生じるため、ブラ
ケットＡ４の板厚を小さくすることが困難であった。
【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な構成によりブラケットの剛性を向上すること
により、ブラケットの薄板化を可能にし軽量の電動機を
提供することを目的とする。
で、簡単な構成によりブラケットの剛性を向上すること
により、ブラケットの薄板化を可能にし軽量の電動機を
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の電動機は、ブラケットＡの径方向横断部の
両端を片側のみブラケットＢの一端開口縁に沿って連結
した形状とし、ブラケットＢの一端開口部を覆いブラケ
ットＢの平面部に固定される構造とする。
めに本発明の電動機は、ブラケットＡの径方向横断部の
両端を片側のみブラケットＢの一端開口縁に沿って連結
した形状とし、ブラケットＢの一端開口部を覆いブラケ
ットＢの平面部に固定される構造とする。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、ブラケット材料を増加させ
ることなくブラケット剛性を補強し、共振周波数を電動
機の使用回転数領域以上に上げることで鋼板の薄板化が
可能となり軽量の電動機を提供することができる。
ることなくブラケット剛性を補強し、共振周波数を電動
機の使用回転数領域以上に上げることで鋼板の薄板化が
可能となり軽量の電動機を提供することができる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図１により
説明する。
説明する。
【０００９】図１は本発明の電動機の構成を示す平面図
である。図１において、１は固定子、２は回転子、３は
ブラケットＢである。これらは従来例と同一である。ブ
ラケットＡ５は径方向横断部の両端を片側のみブラケッ
トＢ３の一端開口縁に沿って連結した形状にてブラケッ
トＢ３の一端開口部を覆い、ブラケットＢ３の平面部３
ｂに固定されている。
である。図１において、１は固定子、２は回転子、３は
ブラケットＢである。これらは従来例と同一である。ブ
ラケットＡ５は径方向横断部の両端を片側のみブラケッ
トＢ３の一端開口縁に沿って連結した形状にてブラケッ
トＢ３の一端開口部を覆い、ブラケットＢ３の平面部３
ｂに固定されている。
【００１０】以上のような構成のもとで、ブラケットＡ
５の剛性向上を図ることができるため、共振周波数を電
動機の使用回転数領域以上に上げることで鋼板の薄板化
が可能となり、電動機の軽量化が可能となる。例えば、
板厚が１．２mmの従来のブラケットの固有振動数が９３
０Hzである場合、同一形状のまま板厚を０．８mmとする
と固有振動数が５５０Hzに低下し、電動機の使用回転数
領域内に生じてしまうので鋼板の薄板化が困難であっ
た。しかしながら、本発明の構成によれば板厚が０．８
mmのブラケットでも固有振動数が８５０Hzであり、ブラ
ケットの剛性を向上させることで鋼板の薄板化が可能と
なる。
５の剛性向上を図ることができるため、共振周波数を電
動機の使用回転数領域以上に上げることで鋼板の薄板化
が可能となり、電動機の軽量化が可能となる。例えば、
板厚が１．２mmの従来のブラケットの固有振動数が９３
０Hzである場合、同一形状のまま板厚を０．８mmとする
と固有振動数が５５０Hzに低下し、電動機の使用回転数
領域内に生じてしまうので鋼板の薄板化が困難であっ
た。しかしながら、本発明の構成によれば板厚が０．８
mmのブラケットでも固有振動数が８５０Hzであり、ブラ
ケットの剛性を向上させることで鋼板の薄板化が可能と
なる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ラケットＡの径方向横断部の両端を片側のみブラケット
Ｂの一端開口縁に沿って連結した形状とし、ブラケット
Ｂの一端開口部を覆いブラケットＢの平面部に固定され
る構造となるために、ブラケット材料を増加させること
なくブラケット剛性を補強でき、共振周波数を電動機の
使用回転数領域以上に上げることが可能となる。これに
よって、鋼板の薄板化が可能となり軽量の電動機を提供
することができる。
ラケットＡの径方向横断部の両端を片側のみブラケット
Ｂの一端開口縁に沿って連結した形状とし、ブラケット
Ｂの一端開口部を覆いブラケットＢの平面部に固定され
る構造となるために、ブラケット材料を増加させること
なくブラケット剛性を補強でき、共振周波数を電動機の
使用回転数領域以上に上げることが可能となる。これに
よって、鋼板の薄板化が可能となり軽量の電動機を提供
することができる。
【図１】本発明の一実施例における電動機のブラケット
Ａ側より見た平面図
Ａ側より見た平面図
【図２】従来の電動機の構成を示す半断面図
【図３】従来の電動機のブラケットＡ側より見た平面図
１ 固定子 ２ 回転子 ３ ブラケットＢ ３ｂ 平面部 ４，５ ブラケットＡ ４ａ 内曲げリブ ４ｂ 軸受ハウジング
Claims (1)
- 【請求項１】固定子鉄心を有した固定子と、前記固定子
の内側に配置される回転子と、前記回転子を保持する軸
受ハウジングを有する底部と円筒部の一端開口縁にこの
円筒部の外側に張り出す平面部を設けて形成されたブラ
ケットＢと、径方向横断部の両端を片側のみ前記ブラケ
ットＢの一端開口縁に沿って連結した形状にて前記ブラ
ケットＢの一端開口部を覆い前記ブラケットＢの平面部
に固定されたブラケットＡを備えた電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28900993A JPH07143700A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28900993A JPH07143700A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07143700A true JPH07143700A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17737658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28900993A Pending JPH07143700A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07143700A (ja) |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP28900993A patent/JPH07143700A/ja active Pending
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