JPH07143641A - 電線管用接続管構造及びその形成方法 - Google Patents

電線管用接続管構造及びその形成方法

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JPH07143641A
JPH07143641A JP5282575A JP28257593A JPH07143641A JP H07143641 A JPH07143641 A JP H07143641A JP 5282575 A JP5282575 A JP 5282575A JP 28257593 A JP28257593 A JP 28257593A JP H07143641 A JPH07143641 A JP H07143641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
box
electric wire
pipe
edge portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP5282575A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Hirono
芳郎 廣野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIA KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
NICHIA KINZOKU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼板製の電線管用露出ボックス等の容器をプ
レスその他種々の加工により形成し、これに接続管をカ
シメ接続して接続部のガタをなくし、接続強度の向上と
加工の容易性を図ると共に電線管用の種々の製品の信頼
性、安定性、高品質感を得る。 【構成】 電線管用露出ボックスは、露出ボックス本体
1と接続管2から成る。ボックス本体1に設けた貫通孔
4の周縁にエッジ部4aを設け、接続管2の端付近の内
側に溝2aを設け、両者が互いに喰い込むように圧縮し
てカシメ接続とし、これによって接続管2をしっかりと
確実にボックス本体外で連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物等の天井、側壁
などに沿って布設される電線管用接続管構造及びその形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電線管を建物等の天井や側壁などに沿っ
て布設する際に、電線管の端部や中間部で電線を引出
し、そこに照明器具の吊下げ、あるいはスイッチ類等の
配線器具を取付けるための露出ボックスが設けられる。
かかる電線管用の露出ボックスは、従来鋳物製が主流で
あったが、近年材料費、加工費の上昇に伴なって鋼板製
でコストダウンを図ったものが使用されるようになって
おり、例えば特公昭58−36567号公報あるいは実
開昭58−3720号公報により提案されたものがあ
る。
【0003】上記いずれの従来例のものも、露出ボック
ス自体は鋼板から深絞り加工により形成され、開口側に
はフランジや取付穴が設けられその上に蓋板が取り付け
られる。露出ボックスの側面には適宜位置に開口が穿孔
され、これに電線管接続用の接続管が接続される。この
接続管は、一般に溶接あるいはカシメによって開口に接
続される。
【0004】この場合、接続管の接続はその内径内に挿
入される電線管からボックス内へと引き込まれる電線を
無理なくスムーズに引き込むため、全て接続管の端を露
出ボックス側面の開口内に挿入した状態で溶接又はカシ
メによって固定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接に
よる固定方法ではわずかな溶接部分のためわざわざ溶接
機を用意しなければならず、設備費用及びその維持費用
がかかるという点で極めて煩らわしい。従来のカシメに
よる方法では、接続管の端をボックス側面の穴に挿入す
る部分でガタが生じ易く、相互の密着性がカシメによる
圧着では悪いため接続管を取付けた状態でわずかな振れ
が生じ、鋳物製のものに比較するとどうしても製品とし
ての信頼性や安定感あるいは高品質感が損なわれる。ま
た、そのため接続部の強度も不十分なものとなる。
【0006】さらに、接続管の端を開口を通してボック
ス内側に突出させるようにしているため、表面処理をす
る際にボックス内面の開口付近では電気メッキの膜厚が
均一とならず、又内面絶縁塗装をするときにはその突出
部が邪魔となって塗装が不完全となることがある。さら
に、ボックス内側に突出することによりボックス内の有
効容積を減少させることにもなる。
【0007】この発明は、上述した従来の電線管用露出
ボックスに伴なう問題点に留意して、容器側壁外に突出
したエッジ部を接続管の端付近の内側溝にカシメ接続し
た電線管用接続構造により接続管を接続し、製品として
ガタのない安定した信頼感、高品質感があり加工が容易
な接続管構造を提供することを課題とする。
【0008】そして、この発明は、上記構成の接続管構
造をドリルやダイス、パンチなどの機械加工具のみで設
備が大がかりでなく経済的に組立加工し得る加工方法を
提供することをもう1つの課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、鋼板を加工して形成される容器の側壁の適
所に貫通孔を設け、その周縁に外方へ突出するエッジ部
を形成し、電線管導入のための接続管の端付近の内側に
溝を設け、上記エッジ部をこの溝にカシメ接続して成る
電線管用接続管構造の構成としたのである。
【0010】そして、上記構成の電線管用接続構造を形
成する方法として、鋼板を加工して形成される容器の側
壁の適所に貫通孔を設け、貫通孔の周縁をバーリング及
びカーリングにより外方へ突出させてエッジ部を形成す
ると共に、電線管導入のための接続管の端付近の内側に
予め溝を形成しておき、上記エッジ部の径を拡張するよ
うにエッジ部を上記溝に嵌合圧接してカシメ接続するこ
とから成る電線管用接続管構造の形成方法としたのであ
る。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の接続管構造を用いた電線管
用露出ボックスの外観斜視図である。電線管用露出ボッ
クスは、露出ボックス本体1と電線管接続のための接続
管2とから成る。3は管止めである。
【0012】露出ボックス本体1は鋼板を深絞り加工し
て有底容器としたプレス成形により形成される。容器の
開口上縁には舌部1xとその舌部にねじ穴1aが設けら
れている。ボックス本体内に使用時に挿入されるスイッ
チやその蓋板(図示省略)などを係止するためのもので
ある。
【0013】図2の断面図に示すように、この実施例で
は接続管2を露出ボックス本体1の開口4に接続する部
分の接続構造として、接続管2の端付近の内側に予め設
けた溝2aに対し開口4のエッジ部4aの径を拡大する
ようにプレス圧着してカシメたカシメ構造を採用してい
る。
【0014】上記カシメ構造の形成方法については後で
説明するが、このようにエッジ部をボックス本体の外側
で嵌合圧着するようにした圧着構造によって接続構造を
ガタのない安定した強固なものとしている。
【0015】なお、管止め3は先端にねじが設けられて
おり、接続管2のねじ穴にねじ込んで電線管Aを固定す
るためのものであるが、ねじ込みが行なわれた後さらに
その頭部を強くねじると細首部3xのところでねじ切ら
れるように使用される。頭部がないのを離れた位置から
確認することによって電線管Aの固定が完了しているの
を確認できるようにするため設けられている。なお、接
続管2の内側にねじを刻設し、電線管Aをこれにねじ込
む形式のときは管止め3は不要である。
【0016】上記の構成とした電線管用ボックスは、基
本的な作用としては従来と同様に電線管を接続管2内に
挿入して電線を分岐したり、ボックス内にスイッチを収
納する場合は接続をしたりするのに用いられる。接続管
2はその端付近の内側の接続構造により圧着接続されて
いるから、電線管用ボックスに対してガタのない安定し
た接続ができる。
【0017】なお、上記実施例の電線管用ボックスは長
方形のものを例示しているが、その他にも図3の
(a)、(b)に示すように接続管構造を丸形、多角形
のものにも採用し得る。さらに、(c)に示す一般にユ
ニバーサルと呼ばれる電線管分岐管にも使用し得る。
【0018】図4、図5、図6に上記電線管用ボックス
等に用いられる接続管構造の形成方法を示す。図4はボ
ックス穴あけ作業を示す。(a)はバーリング下穴あ
け、(b)はバーリングの作業をそれぞれ示す。(a)
のバーリング下穴あけはボックス側壁の適所に機械加工
(例えばドリル)により小孔4xを穿設する。(b)の
バーリングでは凸と凹の加工部を有する一対の治具を用
いて小孔4xの孔径を拡張すると共に小孔4xの周辺に
エッジ4aを形成する。
【0019】図5は接続管の端末加工作業を示す。
(a)は切断面取り加工、(b)は溝入れ加工である。
【0020】図6はボックスと接続管のカシメ作業であ
る。(a)ではボックスの側壁に設けたエッジ部4aに
接続管2を挿入した状態でダイスDとパンチPを所定の
位置にセットし、(b)でパンチPを押圧してエッジ部
4aの端の内径を拡大するようにしてエッジ部4aの肉
厚の一部を溝2aに嵌合圧着してカシメ接続をする。
【0021】なお、上記実施例では電線管用露出ボック
スはいずれも深絞りで形成される例を示したが、ボック
ス自体は溶接加工で成形したり、その他の方法で形成し
たものであってもよいことは勿論である。
【0022】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明の電線管
用接続管構造及びその形成方法では容器側壁の開口エッ
ジ部を外方へ突出させ、これを接続管端末付近の内側に
設けた溝に嵌合圧着してカシメ接続したから、接続構造
としてガタのない安定した信頼感、高品質感があり、電
線を損傷させたりせず、しかも加工の容易な製品を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の接続管構造を用いた電線管用露出ボッ
クスの外観斜視図
【図2】図1の矢視II−IIから見た断面図
【図3】他の形状の実施例の外観斜視図
【図4】接続管構造の形成方法を示す図
【図5】接続管構造の形成方法を示す図
【図6】接続管構造の形成方法を示す図
【符号の説明】
1 露出ボックス本体 2 接続管 2a 溝 3 管止め 4 貫通孔 4a エッジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を加工して形成される容器の側壁の
    適所に貫通孔を設け、その周縁に外方へ突出するエッジ
    部を形成し、電線管導入のための接続管の端付近の内側
    に溝を設け、上記エッジ部をこの溝にカシメ接続して成
    る電線管用接続管構造。
  2. 【請求項2】 鋼板を加工して形成される容器の側壁の
    適所に貫通孔を設け、貫通孔の周縁をバーリング及びカ
    ーリングにより外方へ突出させてエッジ部を形成すると
    共に、電線管導入のための接続管の端付近の内側に予め
    溝を形成しておき、上記エッジ部の径を拡張するように
    エッジ部を上記溝に嵌合圧接してカシメ接続することか
    ら成る電線管用接続管構造の形成方法。
JP5282575A 1993-11-11 1993-11-11 電線管用接続管構造及びその形成方法 Pending JPH07143641A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085616A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Calsonic Kansei Corp コンデンサのコネクタ固定構造
CN111315289A (zh) * 2017-11-15 2020-06-19 日本电信电话株式会社 复合配线、信号采集部件及其制造方法

Cited By (3)

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JP2007085616A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Calsonic Kansei Corp コンデンサのコネクタ固定構造
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