JP3033370U - 建築物用の補強金具 - Google Patents

建築物用の補強金具

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JP3033370U
JP3033370U JP1996007374U JP737496U JP3033370U JP 3033370 U JP3033370 U JP 3033370U JP 1996007374 U JP1996007374 U JP 1996007374U JP 737496 U JP737496 U JP 737496U JP 3033370 U JP3033370 U JP 3033370U
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JP
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metal fitting
reinforcing metal
building
iron plate
reinforcing
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JP1996007374U
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Inventor
謙 池谷
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イケヤ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】亜鉛めっきされた鉄板を溶接すると、亜鉛めっ
きがはげてしまい、防錆機能が低下してまうことにな
る。したがって溶接箇所に、防錆塗装を施さなければな
らず、コストが高くなってしまうことになる。 【解決手段】補強金具1は、亜鉛めっきが施された鉄板
によって製作されている。この補強金具1は、主片5
と、主片5の隣合う2つの辺に対し一体に形成された折
り曲げ片7、9とによって構成されている。さらに折り
曲げ片7と折り曲げ片9は一体に形成されている。補強
金具1は、亜鉛めっきが施された鉄板にプレス加工を施
し塑性変形させることによって製造され、溶接は施され
ていない。したがって製造工程において亜鉛めっきがは
げることはなく、亜鉛めっきによる防錆機能が損なわれ
ることはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は建築物の土台、柱、筋かい等に渡して取り付けられ、建築物の強度を 向上するための建築物用の補強金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築物の耐震性についての関心が高まっており、木造の建築物の土台、 柱、筋かい等に金属製の補強金具が用いられている。 この種の補強金具は、市販の亜鉛めっきが施された鉄板を折り曲げ、一部を溶 接することによって製作している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら亜鉛めっきされた鉄板を溶接すると、亜鉛めっきがはげてしまい 、防錆機能が低下してまうことになる。したがって溶接箇所に、防錆塗装を施さ なければならず、コストが高くなってしまうことになる。 本考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、亜鉛めっき等され た鉄板の当初の防錆機能を維持でき、新ためて防錆塗装を施す必要がなく、低コ ストで製造できる建築物用の補強金具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、建築物の骨組に当接する金具本体と、前記金具本体に形成 され金具本体を骨組に取り付けるための固定部材が挿通される挿通穴とを有する 建築物用の補強金具において、前記金具本体は、表面に防錆処理が施された金属 板を、溶接せず塑性変形させて一体的に形成されていることを特徴とする建築物 用の補強金具である。
【0005】 請求項2の考案は、請求項1において、金具本体には、建築物の骨組に打ち込 む打込み部が形成されていることを特徴とする建築物用の補強金具である。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態にかかる建築物用の補強金具1を図面にしたがって説明す る。 補強金具1は、防錆処理としての亜鉛めっきが施された鉄板によって製作され ている。この補強金具1は、主片5と、この主片5の隣合う2つの辺に対し一体 に形成された折り曲げ片7、9とによって構成されている。さらに折り曲げ片7 と折り曲げ片9は一体に形成されている。 これら主片5と折り曲げ片7、9とによって金具本体3が構成されている。 補強金具1は、亜鉛めっきが施された鉄板にプレス加工を施し塑性変形させて 製造されており、溶接は施されていない。したがって製造工程において亜鉛めっ きがはげることはなく、亜鉛めっきによる防錆機能が損なわれることはない。
【0007】 主片5、折り曲げ片7、9には、複数の挿通穴11が形成されている。また折 り曲げ片7、9には、打込み部13が設けられ、この打込み部13の先端部は尖 っている。打込み部13は、折り曲げ片7、9に基端部を残して切り目を入れ、 この基端部から補強金具1の内側に向かって切り目に囲まれた部分を起し、この 起した部分の略中央を内側へ折り曲げて構成されている。
【0008】 次に、この建築物用の補強金具1の取り付け方法について説明する。 建築物用の補強金具1を、折り曲げ片9が土台15に、折り曲げ片7が柱17 に当接する状態に設置する。そして固定部材としてのスクリュー釘21を挿通穴 11から土台15、柱17および筋かい19に金槌で打ち込む。 さらに図2に詳細に示すように打込み部13を金槌で土台15および柱17に 打ち込む。打込み部13の先端部は所定の角度をもっているので、土台15およ び柱17に食い込み、補強金具1を強固に固定することができる。 建築物用の補強金具1は、土台15、柱17および筋かい19に固定され、土 台15、柱17および筋かい19を連結する。
【0009】 スクリュー釘21は、挿通穴11の全てに挿通する必要はなく、補強具1の使 用箇所、土台や柱の太さ等によって適当な挿通穴11からスクリュー釘21を挿 通して土台等に打ち込む。 なお、土台15、柱17および筋かい19は建築物の骨組を構成するものであ る。
【0010】 以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の 変更などがあっても本考案に含まれる。 例えば、金具本体の形状は上記実施の形態に示した形状のものに限らず、使用 箇所によって種々の形状のものとすることが可能である。 上記実施の形態では、亜鉛めっきを施した鉄板を、補強具1の構成材料として いるが、本考案はこれに限定されず、アルミニウムめっき等、他の防錆用のめっ き、さらに防錆塗装などの防錆処理が施された鉄板等を用いてもよい。 挿通穴11の数、配置位置は補強金具1の使用箇所等によって適具変更しても よい。
【0011】 また、打込み部13の数は1つあるいは3つ以上でもよく、さらに打込み部1 3を設けない構成とすることも可能である。 さらに、上記実施の形態では、スクリュー釘21使用しているが、これに限ら ず、タッピンネジ、目ネジ等、他の固定部材を用いて補強具1を固定してもよい 。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、亜鉛めっき等された鉄板の当初の防錆機能を維 持でき、新ためて防錆塗装を施す必要がなく、低コストで建築物用の補強具を製 造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態にかかる建築物用の補強具
を土台、柱および筋かいに取り付けた状態の社である。
【図2】本考案の実施の形態にかかる建築物用の補強具
の取り付け方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 建築物用の補強具 3 金具本体 5 主片 7 折り曲げ片 9 折り曲げ片 11 挿通穴 13 打込み部 15 土台 17 柱 19 筋かい 21 スクリュー釘

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の骨組に当接する金具本体と、前記
    金具本体に形成され金具本体を骨組に取り付けるための
    固定部材が挿通される挿通穴とを有する建築物用の補強
    金具において、前記金具本体は、表面に防錆処理が施さ
    れた金属板を、溶接せず塑性変形させて一体的に形成さ
    れていることを特徴とする建築物用の補強金具。
  2. 【請求項2】請求項1において、金具本体には、建築物
    の骨組に打ち込む打込み部が形成されていることを特徴
    とする建築物用の補強金具。
JP1996007374U 1996-07-09 1996-07-09 建築物用の補強金具 Expired - Lifetime JP3033370U (ja)

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