JPH0714362U - 除湿器異常監視機構 - Google Patents

除湿器異常監視機構

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JPH0714362U
JPH0714362U JP4859893U JP4859893U JPH0714362U JP H0714362 U JPH0714362 U JP H0714362U JP 4859893 U JP4859893 U JP 4859893U JP 4859893 U JP4859893 U JP 4859893U JP H0714362 U JPH0714362 U JP H0714362U
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JP
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dehumidifier
detector
compensation
interference
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JP4859893U
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秀哉 岡田
忠生 中村
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除湿器能力の低下を監視し、測定結果の信頼
性を維持することができる除湿器異常監視機構を得るこ
と。 【構成】 測定成分Mに、水分干渉成分S0 を加えてな
る全体信号の出力Aを測定用検出器6から取り出すとと
もに、干渉補償用検出器7からは水分干渉成分のみの補
償信号の出力Bを取り出してこれらの出力から演算によ
り測定成分Mの出力を取り出す干渉成分補償型赤外線分
析計4と、該赤外線分析計および屋外のサンプリング採
取点G間に設けられた半透膜除湿器3と、測定用および
干渉補償用の両検出器6,7の後段に接続され、補償信
号の出力が一定値を越えた場合に半透膜除湿器3を異常
と判断する除湿装置異常判断手段11,16とを備えて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は除湿器異常監視機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、NOx システムにおいては、屋外のサンプリング採取点から屋内の分 析計までのガス導入管内で結露や氷結による閉塞等の問題が発生するのを防止し 、かつ水分分圧による影響を無視しうるレベルまで除湿する必要がある。図7に おいて、サンプリング採取点Gで採取されたサンプルは、プローブ1から、サン プリングポンプ2により半透膜除湿器や電子冷却器等の除湿装置3を通って、水 分干渉成分のみの補償信号(以下、コンペ側信号という)を出力する干渉補償用 検出器(以下、コンペ側検出器という)を備えた干渉成分補償型赤外線分析計4 に、比較ガス(ゼロガス)ZとともにサンプルガスFとして導入される。
【0003】 そして、赤外線分析計4で、図1に示すように、連続的に一定周期で回転する ロータリーバルブ5によりサンプルガスFと比較ガスZを交互に流すことにより 、サンプルガスFそのものの吸収によって生ずる変調効果を利用して、測定用検 出器(以下、メイン側検出器という)6から、目的の測定成分Mに通常時におけ る水分干渉成分S0 (図2参照)を加えてなる信号を取り出すとともに、コンペ 側検出器7からは水分干渉成分S3 (図3参照)の信号を取り出してこれらの信 号を増幅器8,9を介してA/Dコンバータ11でCPU16に取り込み、演算 することにより、目的の測定成分Mのみの出力を取り出し(図4参照)、通常時 には、水分干渉成分S0 ,S3 の影響を受けずに測定値を得ることが可能である 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は半透膜除湿器については、該除湿器に異常が発生した時 の監視方法が無かった。また、電子冷却器を用いた除湿器の監視方法については 、熱交換部の温度をサーミスタ等の温度センサで測定する方法があり、これは測 定温度と設定温度の差が大きくなると除湿器の能力低下と判断していたけれども 、この方法の欠点は、測定温度とサンプルガス中の水分量とが必ずしも比例しな いことがあり、除湿能力の監視が十分ではなかった。
【0005】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的とするところは、 除湿器能力の低下を監視し、測定結果の信頼性を維持することができる除湿器異 常監視機構を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
上記目的を達成するため、本考案に係る除湿器異常監視機構は、測定成分に、 水分干渉成分を加えてなる全体信号の出力を測定用検出器から取り出すとともに 、干渉補償用検出器からは水分干渉成分のみの補償信号の出力を取り出してこれ らの出力から演算により前記測定成分の出力を取り出す赤外線分析計と、該赤外 線分析計およびサンプリング採取点間に設けられた半透膜除湿器や電子冷却器等 の除湿装置と、前記測定用検出器および干渉補償用検出器の後段に接続され、前 記補償信号の出力が一定値を越えた場合に前記除湿装置を異常と判断する除湿装 置異常判断手段とを備えている。
【0007】 本考案における赤外線分析計は、目的の測定成分に、水分干渉成分を加えてな る全体信号の出力を測定用検出器から取り出すとともに、干渉補償用検出器から は水分干渉成分のみの補償信号の出力を取り出してこれらの出力から演算により 前記測定成分の出力を取り出すタイプの、いわゆる、干渉成分補償型の赤外線分 析計である。
【0008】 本考案における除湿装置異常判断手段は、測定用検出器および干渉補償用検出 器の後段に接続され、前記補償信号の出力が一定値を越えた場合に除湿装置異常 と判断するものであって、測定用検出器から取り出された全体信号の出力と、干 渉補償用検出器から取り出された水分干渉成分のみの補償信号の出力とを、A/ DコンバータによりCPUに取り込み、前記補償信号の出力が、例えば、前記C PUの一定値を越えた場合に除湿装置を異常と判断するA/DコンバータとCP Uの組み合わせを好ましいものとして挙げることができる。これにより、測定成 分は測定用検出器によって検出され、水分干渉分は測定用検出器および干渉補償 用検出器の両方で検出される際、通常、除湿が十分行われていると、水分はサン プルガス中にほとんど含まれていないために、干渉補償用検出器からの補償信号 の出力は微小なものとなり、一方、除湿が十分に行われていないと、干渉補償用 検出器からの補償信号の出力が異常に上昇することを利用して、CPUの一定値 以上に補償信号の出力が上昇した場合に除湿装置が異常と判断できる。
【0009】 要するに、本考案は干渉成分補償型赤外線分析計の干渉補償用検出器を用いて 、その補償信号の出力を監視し、例えば、CPUの一定値を越えた場合、除湿装 置異常と判断できる。そのため、本考案では、除湿器能力を干渉補償用検出器の 補償信号の出力を利用した除湿装置異常判断手段で監視するだけという簡単な構 成とすることにより、除湿装置の原因による指示異常の早期特定と除湿装置の交 換洗浄時期の目安とでき、従来、半透膜除湿器のみならず、電子冷却器に異常が 発生した時に除湿能力の監視が十分ではなかったという問題点を解消できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、それによって 本考案は限定を受けるものではない。 図1〜図4において、除湿器異常監視機構は、連続的に一定周期で回転するロ ータリーバルブ5によりサンプルガスFと比較ガスZを交互に流すことにより、 サンプルガスFそのものの吸収によって生ずる変調効果を利用して、目的の測定 成分Mに、水分干渉成分S0 を加えてなる全体信号の出力(図2にモードAで示 す)を測定用検出器(以下、メイン側検出器という)6から取り出すとともに、 干渉補償用検出器(以下、コンペ側検出器という)7からは水分干渉成分のみの 補償信号(以下、コンペ側信号という)の出力(図3にモードBで示す)を取り 出してこれらの出力から演算により目的の測定成分Mの出力(図4参照)を取り 出す干渉成分補償型赤外線分析計4と、該赤外線分析計および屋外のサンプリン グ採取点G(図7参照)間に設けられた半透膜除湿器3と、メイン側およびコン ペ側両検出器6,7の後段に接続され、コンペ側信号の出力が一定値を越えた場 合に半透膜除湿器3を異常と判断する除湿装置異常判断手段とを主として備えて いる。
【0011】 更に、除湿装置異常判断手段がA/Dコンバータ11およびCPU16からな り、メイン側検出器6から取り出された全体信号の出力と、コンペ側検出器7か ら取り出された水分干渉成分のみの補償信号の出力とを、A/Dコンバータ11 によりCPU16に取り込み、前記補償信号の出力がCPU16の一定値K0 を 越えた場合に半透膜除湿器3を異常と判断できる。
【0012】 なお、図1において、12,13は赤外線光源であり、14,15はセルであ る。
【0013】 以下、半透膜除湿器3に異常が発生した時の監視方法について説明する。 セル14,15に導かれたサンプルガスFの濃度、水分量に応じた出力がメイ ン側検出器6およびコンペ側検出器7からそれぞれ出力される。除湿が十分に行 われている通常時の出力波形のモードを図2および図3にA,Bでそれぞれ示す 。また、半透膜除湿器3に異常が発生した時の出力波形のモードを図5および図 6にC,Dでそれぞれ示す。
【0014】 まず、メイン側のモードAとモードCとを観察するに、測定成分Mの大きさは 通常時と異常時とも変化は無いが、各水分干渉成分S0 ,S1 (図2、図5のそ れぞれ斜線部分で示す)の大きさを比べると、モードCの水分干渉成分S1 の大 きさの方がモードAの水分干渉成分S0 のそれよりも大となっており、しかも測 定成分Mと各水分干渉成分S0 ,S1 を含む出力波形全体で比べてもモードCの 出力波形の大きさは、例えば、CPU16の一定値K0 を越えていることが分か る。
【0015】 また、コンペ側でも、モードBとモードDの水分干渉成分S3 ,S 4(図3、 図6のそれぞれ斜線部分で示す)を観察するに、通常時の水分干渉成分S3 の大 きさはCPU16の一定値K0 に比して十分小さいのに対し、異常時の水分干渉 成分S 4のそれは、例えば、CPU16の一定値K0 以上になっていることが分 かる。これは、半透膜除湿器3の除湿機能低下による水分干渉成分S 4の増大に 対応して、コンペ側検出器7の出力が上昇したためであると判断できる。
【0016】 これらのことから、メイン側のモードA,Cおよびコンペ側のモードB,Dの それぞれの水分干渉成分S0 ,S1 ,S3 ,S 4に関して、通常時における各水 分干渉成分S0 ,S3 は、CPU16の一定値K0 に比して十分小さいけれども 、除湿が行われなくなる等の除湿器の異常の際には、メイン側およびコンペ側の 水分干渉成分S1 ,S 4それぞれが直ぐに、かつ、同時に増大し、特に、コンペ 側に監視し易い顕著な変化が現出することで、コンペ側の水分干渉成分S3 ,S 4 の変化を監視することにより、水分干渉成分S 4の大きさがCPU16の一定 値K0 を越えているのを確認するだけで除湿器が異常かどうかの目安にすること ができる。
【0017】 このように本実施例では、通常、測定成分Mはメイン側検出器6によって検出 され、水分干渉分S0 ,S3 はメイン側とコンペ側の両方の検出器6,7で検出 される干渉成分補償型の赤外線分析計4において、半透膜除湿器3で除湿が十分 行われていると、水分はサンプルガスF中にほとんど含まれていないために、コ ンペ側検出器7の出力は微小なものとなり、一方、半透膜除湿器3で除湿が十分 に行われていないと、コンペ側検出器7の出力が異常に上昇することを利用して 、CPU16の一定値K0 以上にコンペ側検出器7の出力が上昇したときに半透 膜除湿器3が異常と判断できる。これにより、従来、半透膜除湿器3の性能を連 続で監視する方法がなかったが、それが可能になる。また、電子冷却器の監視に ついても従来のセンサを取り付ける方法より、高精度、高信頼性で安価に実現で きる。そして、除湿器の交換洗浄時期がすぐに分かるため、分析計全体の信頼性 を常に高く保てる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、除湿器能力を干渉補償用検出器の補 償信号の出力を利用した除湿装置異常判断手段で監視するだけという簡単な構成 とすることにより、除湿装置の原因による指示異常の早期特定と除湿装置の交換 洗浄時期の目安とでき、従来、半透膜除湿器のみならず、電子冷却器に異常が発 生した時に除湿能力の監視が十分ではなかったという問題点を解消できる効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成説明図であ
る。
【図2】上記実施例におけるメイン側検出器からの通常
時の出力を示す図である。
【図3】上記実施例におけるコンペ側検出器からの通常
時の出力を示す図である。
【図4】上記実施例における測定成分の出力を示す図で
ある。
【図5】上記実施例におけるメイン側検出器からの異常
時の出力を示す図である。
【図6】上記実施例におけるコンペ側検出器からの異常
時の出力を示す図である。
【図7】除湿機構を示す全体構成説明図である。
【符号の説明】
3…半透膜除湿器、4…干渉成分補償型赤外線分析計、
6…メイン側検出器(測定用検出器)、7…コンペ側検
出器(干渉補償用検出器)、11…A/Dコンバータ
(除湿装置異常判断手段)、16…CPU(除湿装置異
常判断手段)、M…測定成分、F…サンプルガス、Z…
比較ガス、S0 …メイン側検出器から出力される通常時
の水分干渉成分、S1 …メイン側検出器から出力される
異常時の水分干渉成分、S3 …コンペ側検出器から出力
される通常時の水分干渉成分、S 4…コンペ側検出器か
ら出力される異常時の水分干渉成分。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定成分に、水分干渉成分を加えてなる
    全体信号の出力を測定用検出器から取り出すとともに、
    干渉補償用検出器からは水分干渉成分のみの補償信号の
    出力を取り出してこれらの出力から演算により前記測定
    成分の出力を取り出す赤外線分析計と、該赤外線分析計
    およびサンプリング採取点間に設けられた半透膜除湿器
    や電子冷却器等の除湿装置と、前記測定用検出器および
    干渉補償用検出器の後段に接続され、前記補償信号の出
    力が一定値を越えた場合に前記除湿装置を異常と判断す
    る除湿装置異常判断手段とを備えた除湿器異常監視機
    構。
  2. 【請求項2】 除湿装置異常判断手段がA/Dコンバー
    タおよびCPUからなり、測定用検出器から取り出され
    た全体信号の出力と、干渉補償用検出器から取り出され
    た水分干渉成分のみの補償信号の出力とを、前記A/D
    コンバータにより前記CPUに取り込み、前記補償信号
    の出力が前記CPUの一定値を越えた場合に除湿装置を
    異常と判断する請求項1に記載の除湿器異常監視機構。
  3. 【請求項3】 干渉補償用検出器は水分干渉成分補償型
    検出器である請求項1または請求項2に記載の除湿器異
    常監視機構。
JP4859893U 1993-08-13 1993-08-13 除湿器異常監視機構 Pending JPH0714362U (ja)

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JP4859893U JPH0714362U (ja) 1993-08-13 1993-08-13 除湿器異常監視機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189550A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Horiba Ltd ガス濃度測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189550A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Horiba Ltd ガス濃度測定装置

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