JPH07143591A - オーディオ装置 - Google Patents
オーディオ装置Info
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- JPH07143591A JPH07143591A JP5307172A JP30717293A JPH07143591A JP H07143591 A JPH07143591 A JP H07143591A JP 5307172 A JP5307172 A JP 5307172A JP 30717293 A JP30717293 A JP 30717293A JP H07143591 A JPH07143591 A JP H07143591A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】S/N比の良いオーディオ装置を実現すること
にある。 【構成】オーディオ信号Aについて、全体的な第1の音
量調整の調整レベルを示す第1の制御信号Eに応じて前
記第1の音量調整を行い、前記オーディオ信号を受けた
イコライザ,フェーダ回路の出力等、前記オーディオ信
号から派生させた派生信号Cに対する第2の音量調整の
調整レベルを示す第2の制御信号Fに応じて前記第1の
音量調整の後に前記第2の音量調整を行うオーディオ装
置において、電圧/電流変換部25aとこの電圧/電流
変換部の出力を受ける電流比分配部25bとこの電流比
分配部の出力を受けて前記第2の音量調整後の出力を発
生する電流/電圧変換部とを有し前記電圧/電流変換部
が前記第1の音量調整の後の前記派生信号を受けその動
作電流が第1の制御信号に応じて制御され前記第2の制
御信号により前記電流比分配部の動作電流が制御される
ものである。
にある。 【構成】オーディオ信号Aについて、全体的な第1の音
量調整の調整レベルを示す第1の制御信号Eに応じて前
記第1の音量調整を行い、前記オーディオ信号を受けた
イコライザ,フェーダ回路の出力等、前記オーディオ信
号から派生させた派生信号Cに対する第2の音量調整の
調整レベルを示す第2の制御信号Fに応じて前記第1の
音量調整の後に前記第2の音量調整を行うオーディオ装
置において、電圧/電流変換部25aとこの電圧/電流
変換部の出力を受ける電流比分配部25bとこの電流比
分配部の出力を受けて前記第2の音量調整後の出力を発
生する電流/電圧変換部とを有し前記電圧/電流変換部
が前記第1の音量調整の後の前記派生信号を受けその動
作電流が第1の制御信号に応じて制御され前記第2の制
御信号により前記電流比分配部の動作電流が制御される
ものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ装置に関
し、詳しくは、いわゆるトーンコントロール機能やフェ
ーダコントロール機能等を有するオーディオ装置につい
てのS/N比の改善に関する。
し、詳しくは、いわゆるトーンコントロール機能やフェ
ーダコントロール機能等を有するオーディオ装置につい
てのS/N比の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図4,図5に、従来のオーディオ装置の
例としてのカセットテーププレーヤについて、その片チ
ャネル(R)分の再生回路を示す。図4の装置は、いわ
ゆるボリュームコントロール機能(音量調整機能)の他
に、いわゆるトーンコントロール機能(音質調整機能)
を有する。図5の装置は、いわゆるボリュームコントロ
ール機能の他に、いわゆるフェーダコントロール機能を
有する。何れも、オーディオ信号についての全体の音量
調整ばかりでなくその調整後のオーディオ信号について
別の音量調整をも行うものである。
例としてのカセットテーププレーヤについて、その片チ
ャネル(R)分の再生回路を示す。図4の装置は、いわ
ゆるボリュームコントロール機能(音量調整機能)の他
に、いわゆるトーンコントロール機能(音質調整機能)
を有する。図5の装置は、いわゆるボリュームコントロ
ール機能の他に、いわゆるフェーダコントロール機能を
有する。何れも、オーディオ信号についての全体の音量
調整ばかりでなくその調整後のオーディオ信号について
別の音量調整をも行うものである。
【0003】図4で、10は読取ヘッド、11はプリア
ンプ、12はボリュームコントロール用の電子ボリュー
ム、13はボリューム制御信号Eを発生する制御信号発
生回路、14はトーンコントロールのための特定周波数
帯域に対応したバンドパスフィルタ(BPF)あるいは
低域を持ち上げるローパスフィルタ(LPF)、高域を
上げるハイパスフィルタ(HPF)であり、15はトー
ンコントロール用の電子ボリューム、16はトーン制御
信号Fを発生する制御信号発生回路、17はいわゆるミ
ュート回路、18は合成回路、19はスピーカ駆動のた
めのパワーアンプである。
ンプ、12はボリュームコントロール用の電子ボリュー
ム、13はボリューム制御信号Eを発生する制御信号発
生回路、14はトーンコントロールのための特定周波数
帯域に対応したバンドパスフィルタ(BPF)あるいは
低域を持ち上げるローパスフィルタ(LPF)、高域を
上げるハイパスフィルタ(HPF)であり、15はトー
ンコントロール用の電子ボリューム、16はトーン制御
信号Fを発生する制御信号発生回路、17はいわゆるミ
ュート回路、18は合成回路、19はスピーカ駆動のた
めのパワーアンプである。
【0004】ボリュームVR1は、設定位置が下方か上
方かに対応して音量を絞るべきか否かを示す。そこで、
ボリュームVR1の設定を入力した制御信号発生回路1
3は、ボリュームVR1の設定に応じた電流値の制御信
号Eを発生しこれを電子ボリューム12へその制御信号
として出力する。電子ボリューム12は制御信号Eに従
ってオーディオ信号に対する減衰率を変えることでボリ
ュームコントロール機能を担う。
方かに対応して音量を絞るべきか否かを示す。そこで、
ボリュームVR1の設定を入力した制御信号発生回路1
3は、ボリュームVR1の設定に応じた電流値の制御信
号Eを発生しこれを電子ボリューム12へその制御信号
として出力する。電子ボリューム12は制御信号Eに従
ってオーディオ信号に対する減衰率を変えることでボリ
ュームコントロール機能を担う。
【0005】ボリュームVR2は、設定位置が下方か上
方かに対応してフィルタ14による特定周波数帯域を強
調すべきか否かを示す。そこで、ボリュームVR2の設
定を入力した制御信号発生回路16は、ボリュームVR
2の設定に応じた電流値の制御信号Fを発生しこれを電
子ボリューム15へその制御信号として出力する。ここ
で、電子ボリューム15は、電圧/電流変換回路とこの
電圧/電流変換回路の出力を受ける電流比分配回路とこ
の電流比分配回路の出力を受けて音量調整後の出力を発
生する電流/電圧変換回路とを有していて、電圧/電流
変換回路の動作電流を許容入力に応じた動作電流に制御
してダイナミックレンジを確保し、電流比分配回路の動
作電流をも同時に制御してトータルで音量調整を行うも
のである。この場合の制御信号がFであり、この制御信
号Fに従ってオーディオ信号に対する減衰率を変えるこ
とでトーンコントロール機能を担う。
方かに対応してフィルタ14による特定周波数帯域を強
調すべきか否かを示す。そこで、ボリュームVR2の設
定を入力した制御信号発生回路16は、ボリュームVR
2の設定に応じた電流値の制御信号Fを発生しこれを電
子ボリューム15へその制御信号として出力する。ここ
で、電子ボリューム15は、電圧/電流変換回路とこの
電圧/電流変換回路の出力を受ける電流比分配回路とこ
の電流比分配回路の出力を受けて音量調整後の出力を発
生する電流/電圧変換回路とを有していて、電圧/電流
変換回路の動作電流を許容入力に応じた動作電流に制御
してダイナミックレンジを確保し、電流比分配回路の動
作電流をも同時に制御してトータルで音量調整を行うも
のである。この場合の制御信号がFであり、この制御信
号Fに従ってオーディオ信号に対する減衰率を変えるこ
とでトーンコントロール機能を担う。
【0006】このような構成の再生回路は次のように動
作する。テープ(図示せず)から読取ヘッド10を介し
てオーディオ信号が読み取られ、これがプリアンプで初
期増幅等されてオーディオ信号Aが生成される。この増
幅により、オーディオ信号Aは、信号レベルが信号処理
回路におけるダイナミックレンジほぼいっぱいになるよ
うにされる。そして、オーディオ信号Aが電子ボリュー
ム12によってボリュームコントロールされて所望の信
号レベルのオーディオ信号Bとされる。
作する。テープ(図示せず)から読取ヘッド10を介し
てオーディオ信号が読み取られ、これがプリアンプで初
期増幅等されてオーディオ信号Aが生成される。この増
幅により、オーディオ信号Aは、信号レベルが信号処理
回路におけるダイナミックレンジほぼいっぱいになるよ
うにされる。そして、オーディオ信号Aが電子ボリュー
ム12によってボリュームコントロールされて所望の信
号レベルのオーディオ信号Bとされる。
【0007】さらに、オーディオ信号Bがフィルタ14
と電子ボリューム15を経由することで特定周波数帯域
成分だけのオーディオ信号Dとされ、これが合成回路1
8によってオーディオ信号Bに加えられてトーンコント
ロールされたオーディオ信号が生成される。これがパワ
ーアンプ19によってスピーカから最終的な音響として
装置外へ出力される。
と電子ボリューム15を経由することで特定周波数帯域
成分だけのオーディオ信号Dとされ、これが合成回路1
8によってオーディオ信号Bに加えられてトーンコント
ロールされたオーディオ信号が生成される。これがパワ
ーアンプ19によってスピーカから最終的な音響として
装置外へ出力される。
【0008】ここで、ミュート回路17は、具体的には
トランジスタによるスイッチ回路であり、トーン制御信
号Fが電子ボリューム15の出力を絞り切ることを示し
ているときにだけオフしそれ以外のときはオンする。こ
れにより、オーディオ信号についてトーンコントロール
等による出力が絞り切られているときには、トーンコン
トロール等のための回路、特にその中でも電子ボリュー
ム15により発生するノイズがカットされる。
トランジスタによるスイッチ回路であり、トーン制御信
号Fが電子ボリューム15の出力を絞り切ることを示し
ているときにだけオフしそれ以外のときはオンする。こ
れにより、オーディオ信号についてトーンコントロール
等による出力が絞り切られているときには、トーンコン
トロール等のための回路、特にその中でも電子ボリュー
ム15により発生するノイズがカットされる。
【0009】図5の装置は、図4の装置には存在するフ
ィルタ14と合成回路18が無く、図4の装置には存在
しないもう一組の電子ボリュームとミュート回路とパワ
ーアンプとスピーカ(R−Rear)とからなる系が有
る点で、図4の装置と相違する。そして、電子ボリュー
ム15はトーンコントロールのためではなくフェーダコ
ントロールのためにオーディオ信号Bを減衰させる。読
取ヘッド10から電子ボリューム15を経てスピーカ
(R−Front)に至る系を考えると、既に説明した
トーンコントロールの系とほぼ同一となる。そこで、こ
の装置の詳細な説明は割愛するが、要するにフェーダコ
ントロールが可能なのであり、ミュート回路17も、フ
ェーダ制御信号Fが電子ボリューム15の出力を絞り切
ることを示しているときにだけオフしてそのときは電子
ボリューム15によるノイズがカットされるのである。
ィルタ14と合成回路18が無く、図4の装置には存在
しないもう一組の電子ボリュームとミュート回路とパワ
ーアンプとスピーカ(R−Rear)とからなる系が有
る点で、図4の装置と相違する。そして、電子ボリュー
ム15はトーンコントロールのためではなくフェーダコ
ントロールのためにオーディオ信号Bを減衰させる。読
取ヘッド10から電子ボリューム15を経てスピーカ
(R−Front)に至る系を考えると、既に説明した
トーンコントロールの系とほぼ同一となる。そこで、こ
の装置の詳細な説明は割愛するが、要するにフェーダコ
ントロールが可能なのであり、ミュート回路17も、フ
ェーダ制御信号Fが電子ボリューム15の出力を絞り切
ることを示しているときにだけオフしてそのときは電子
ボリューム15によるノイズがカットされるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のオー
ディオ装置では、直接操作されるボリュームからの配線
引き回しによるノイズ対策や制御の容易性等の観点から
電子ボリュームが採用されており、オーディオ信号全体
の音量調整用としてばかりでなくオーディオ信号の部分
的な調整等の他の音量調整にも電子ボリュームが用いら
れる。かかる電子ボリュームとしては、いわゆるVCA
等が用いられるが、そのうちでも動作電流が制御信号に
よる影響を受けないタイプのものが、温度特性のよいこ
とから、採用される。
ディオ装置では、直接操作されるボリュームからの配線
引き回しによるノイズ対策や制御の容易性等の観点から
電子ボリュームが採用されており、オーディオ信号全体
の音量調整用としてばかりでなくオーディオ信号の部分
的な調整等の他の音量調整にも電子ボリュームが用いら
れる。かかる電子ボリュームとしては、いわゆるVCA
等が用いられるが、そのうちでも動作電流が制御信号に
よる影響を受けないタイプのものが、温度特性のよいこ
とから、採用される。
【0011】しかし、このタイプの電子ボリュームは出
力信号レベルを絞り切ったときでも出力ノイズレベルが
零にならないという性質がある。このため、既述の如く
従来はミュート回路を電子ボリュームの出力側に配して
一応の対策をしているが、ミュート回路は限られた場合
しか働かず、電子ボリュームの通常の動作時には有効で
ない。特に僅かな強調等のトーンコントロールをするよ
うな場合には、オーディオ信号の強調成分が少ないのに
対しノイズレベルがいつでも同程度であることから、相
対的にノイズが目立つこととなる。オーディオ信号全体
の音量調整の後に他の音量調整を行う構成の下では、こ
のノイズがそのまま出力されるので、S/N比があまり
良くならないという問題がある。
力信号レベルを絞り切ったときでも出力ノイズレベルが
零にならないという性質がある。このため、既述の如く
従来はミュート回路を電子ボリュームの出力側に配して
一応の対策をしているが、ミュート回路は限られた場合
しか働かず、電子ボリュームの通常の動作時には有効で
ない。特に僅かな強調等のトーンコントロールをするよ
うな場合には、オーディオ信号の強調成分が少ないのに
対しノイズレベルがいつでも同程度であることから、相
対的にノイズが目立つこととなる。オーディオ信号全体
の音量調整の後に他の音量調整を行う構成の下では、こ
のノイズがそのまま出力されるので、S/N比があまり
良くならないという問題がある。
【0012】これに対し、音量調整の順序を入れ替えて
ノイズをも含めて全体の音量調整を最後に行うことでS
/N比を改善することも考えられるが、この構成ではダ
イナミックレンジ一杯のオーディオ信号に強調成分等が
加わることでダイナミックレンジを越えてしまう等の別
の問題があり、この問題の発生を防止するために複雑な
回路構成が強いられたり却ってS/N比が悪化したりす
るので、この構成は採用し難い。
ノイズをも含めて全体の音量調整を最後に行うことでS
/N比を改善することも考えられるが、この構成ではダ
イナミックレンジ一杯のオーディオ信号に強調成分等が
加わることでダイナミックレンジを越えてしまう等の別
の問題があり、この問題の発生を防止するために複雑な
回路構成が強いられたり却ってS/N比が悪化したりす
るので、この構成は採用し難い。
【0013】また、特に、前記のような構成の電子ボリ
ュームを、オーディオ信号を受けたイコライザ,フェー
ダ回路の出力等、前記オーディオ信号から派生させた派
生信号に対するボリュームコントロールに使用すると、
派生信号についての音量を絞ったときに入力オーディオ
信号の電流とこの電子ボリュームの電圧/電流変換回路
の動作電流との比がアンバランスになり、ダイナミック
レンジが確保できなくなったり、ノイズが絞り切れない
などの問題がある。この発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解決するものであって、S/N比の良い
オーディオ装置を実現することにある。
ュームを、オーディオ信号を受けたイコライザ,フェー
ダ回路の出力等、前記オーディオ信号から派生させた派
生信号に対するボリュームコントロールに使用すると、
派生信号についての音量を絞ったときに入力オーディオ
信号の電流とこの電子ボリュームの電圧/電流変換回路
の動作電流との比がアンバランスになり、ダイナミック
レンジが確保できなくなったり、ノイズが絞り切れない
などの問題がある。この発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解決するものであって、S/N比の良い
オーディオ装置を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
のこの発明のオーディオ装置の構成は、オーディオ信号
について、全体的な第1の音量調整の調整レベルを示す
第1の制御信号に応じて前記第1の音量調整を行い、前
記オーディオ信号を受けたイコライザ,フェーダ回路の
出力等、前記オーディオ信号から派生させた派生信号に
対する第2の音量調整の調整レベルを示す第2の制御信
号に応じて前記第1の音量調整の後に前記第2の音量調
整を行うオーディオ装置において、電圧/電流変換部と
この電圧/電流変換部の出力を受ける電流比分配部とこ
の電流比分配部の出力を受けて前記第2の音量調整後の
出力を発生する電流/電圧変換部とを有し前記電圧/電
流変換部が前記第1の音量調整の後の前記派生信号を受
けその動作電流が第1の制御信号に応じて制御され前記
第2の制御信号により前記電流比分配部の動作電流が制
御されるものである。
のこの発明のオーディオ装置の構成は、オーディオ信号
について、全体的な第1の音量調整の調整レベルを示す
第1の制御信号に応じて前記第1の音量調整を行い、前
記オーディオ信号を受けたイコライザ,フェーダ回路の
出力等、前記オーディオ信号から派生させた派生信号に
対する第2の音量調整の調整レベルを示す第2の制御信
号に応じて前記第1の音量調整の後に前記第2の音量調
整を行うオーディオ装置において、電圧/電流変換部と
この電圧/電流変換部の出力を受ける電流比分配部とこ
の電流比分配部の出力を受けて前記第2の音量調整後の
出力を発生する電流/電圧変換部とを有し前記電圧/電
流変換部が前記第1の音量調整の後の前記派生信号を受
けその動作電流が第1の制御信号に応じて制御され前記
第2の制御信号により前記電流比分配部の動作電流が制
御されるものである。
【0015】
【作用】このように、オーディオ信号を受けたイコライ
ザ,フェーダ回路の出力等、オーディオ信号から派生さ
せた派生信号に対する音量調整を行う電子ボリュームの
電圧/電流変換部の動作電流の制御がオーディオ信号の
全体的な音量調整を行う制御信号に応じて制御されるの
で、入力されるオーディオ信号のレベルが大きいときに
は電圧/電流変換部の動作電流が大きくなり、それが小
さいときに電圧/電流変換部の動作電流が小さくなり、
電子ボリュームに入力されるオーディオ信号と電圧/電
流変換部の動作電流のレベルが大小対応して変化し、こ
れらの比率が比較的一定値に近い状態にコントロールさ
れる。また、これにより、電圧/電流変換部の動作電流
が必要以上の動作電流にコントロールされたりしないた
め、ノイズの発生も抑えられる。その結果、ダイナミッ
クレンジが確保できるとともにノイズも低減できる。
ザ,フェーダ回路の出力等、オーディオ信号から派生さ
せた派生信号に対する音量調整を行う電子ボリュームの
電圧/電流変換部の動作電流の制御がオーディオ信号の
全体的な音量調整を行う制御信号に応じて制御されるの
で、入力されるオーディオ信号のレベルが大きいときに
は電圧/電流変換部の動作電流が大きくなり、それが小
さいときに電圧/電流変換部の動作電流が小さくなり、
電子ボリュームに入力されるオーディオ信号と電圧/電
流変換部の動作電流のレベルが大小対応して変化し、こ
れらの比率が比較的一定値に近い状態にコントロールさ
れる。また、これにより、電圧/電流変換部の動作電流
が必要以上の動作電流にコントロールされたりしないた
め、ノイズの発生も抑えられる。その結果、ダイナミッ
クレンジが確保できるとともにノイズも低減できる。
【0016】
【実施例】以下、この発明のオーディオ装置の一実施例
について図面を参照して説明する。図1,図2は、実施
例としてのカセットテーププレーヤについて、その片チ
ャネル(R)分の再生回路を示す。図1の装置は、ボリ
ュームコントロール機能の他にトーンコントロール機能
を発揮するものであり、図4のものに対応している。一
方、図2の装置は、ボリュームコントロール機能の他に
フェーダコントロール機能を発揮するものであり、図5
のものに対応している。図1,図2は、図4,図5と同
様な構成要素を同一の符号で示している。そこで、これ
らの説明は割愛し、従来の電子ボリューム15に代わっ
て設けられた新規な電子ボリューム25を中心に説明す
る。
について図面を参照して説明する。図1,図2は、実施
例としてのカセットテーププレーヤについて、その片チ
ャネル(R)分の再生回路を示す。図1の装置は、ボリ
ュームコントロール機能の他にトーンコントロール機能
を発揮するものであり、図4のものに対応している。一
方、図2の装置は、ボリュームコントロール機能の他に
フェーダコントロール機能を発揮するものであり、図5
のものに対応している。図1,図2は、図4,図5と同
様な構成要素を同一の符号で示している。そこで、これ
らの説明は割愛し、従来の電子ボリューム15に代わっ
て設けられた新規な電子ボリューム25を中心に説明す
る。
【0017】図1における電子ボリューム25は、従来
と同様に電圧/電流変換部25aとこの電圧/電流変換
部25aの出力を受ける電流比分配部(図示せず)とこ
の電流比分配部(図示せず)の出力を受けて音量調整後
の出力を発生する電流/電圧変換部(図示せず)とを有
している。ここで、電圧/電流変換部25aは、その電
流源25bの電流が制御されて動作電流が変化する。こ
の動作電流は、全体的なオーディオ信号のボリュームを
制御する制御信号Eにより制御される。
と同様に電圧/電流変換部25aとこの電圧/電流変換
部25aの出力を受ける電流比分配部(図示せず)とこ
の電流比分配部(図示せず)の出力を受けて音量調整後
の出力を発生する電流/電圧変換部(図示せず)とを有
している。ここで、電圧/電流変換部25aは、その電
流源25bの電流が制御されて動作電流が変化する。こ
の動作電流は、全体的なオーディオ信号のボリュームを
制御する制御信号Eにより制御される。
【0018】電子ボリューム25は、オーディオ信号C
を信号入力とし、トーン制御信号Fを制御入力とし、オ
ーディオ信号Dを出力とする電子ボリュームであり、ト
ーン制御信号Fに応じて電流比分配部の電流分配率(電
流比)を変えてオーディオ信号Cから音量制御されたオ
ーディオ信号Dを発生する。この点では、従来の電子ボ
リューム15と同じであが、電圧/電流変換部25aの
動作電流が入力されるオーディオ信号のレベルに対応し
て変化する点で異なる。
を信号入力とし、トーン制御信号Fを制御入力とし、オ
ーディオ信号Dを出力とする電子ボリュームであり、ト
ーン制御信号Fに応じて電流比分配部の電流分配率(電
流比)を変えてオーディオ信号Cから音量制御されたオ
ーディオ信号Dを発生する。この点では、従来の電子ボ
リューム15と同じであが、電圧/電流変換部25aの
動作電流が入力されるオーディオ信号のレベルに対応し
て変化する点で異なる。
【0019】すなわち、ボリューム制御信号Eをも制御
入力とし、動作電流がボリューム制御信号Eに応じて変
わるように改良されている点で、従来の電子ボリューム
15と相違する。この点を詳述するため、図3(a)に
電子ボリューム25の具体的な回路例を示す。これは、
電圧/電流変換部25aの上に電流比分配部26が積上
げられた回路であり、電流/電圧変換部27は、抵抗R
1 が受け持っている。また、図3(b)に差動回路によ
る制御信号発生回路16の具体的な回路例を示すが、制
御信号発生回路13は、マニュアル操作でボリュームコ
ントロールする可変抵抗からの電圧信号をカレントミラ
ーによりトーン制御信号Fやボリューム制御信号Eとし
て生成し、それを電子ボリューム25に送出する。
入力とし、動作電流がボリューム制御信号Eに応じて変
わるように改良されている点で、従来の電子ボリューム
15と相違する。この点を詳述するため、図3(a)に
電子ボリューム25の具体的な回路例を示す。これは、
電圧/電流変換部25aの上に電流比分配部26が積上
げられた回路であり、電流/電圧変換部27は、抵抗R
1 が受け持っている。また、図3(b)に差動回路によ
る制御信号発生回路16の具体的な回路例を示すが、制
御信号発生回路13は、マニュアル操作でボリュームコ
ントロールする可変抵抗からの電圧信号をカレントミラ
ーによりトーン制御信号Fやボリューム制御信号Eとし
て生成し、それを電子ボリューム25に送出する。
【0020】電圧/電流変換部25aは、一般に差動回
路が用いられ、差動トランジスタ対Q1,Q2によって
オーディオ信号入力Cを一対の差動電流に変換して取出
した後に抵抗R1で電圧信号に戻して信号出力Dを発生
する。この差動電流成分はトランジスタ対Q1,Q2の
それぞれのコレクタ電流に含まれるが、このコレクタ電
流のうち差動トランジスタ対Q1,Q2の動作によって
変動する電流と残りの変動しない電流との割合が、トー
ン制御信号Fに応じて制御される。これにより、動作電
流Iがトーン制御信号Fによって左右されず、温度特性
が担保される。すなわち、制御信号F(トーンの制御電
流量)をa,(1−a)と仮定すると、図面左側のカレ
ントミラーからトランジスタのコレクタに供給される電
流I1の値は、a×(I+i)/2となり、中央の共通
に接続されたトランジスタのコレクタに流れる電流I2
の値は、(I+i)×(1−a)/2+(I−i)×
(1−a)/2=I×(1−a)となる。また、右側の
カレントミラーからトランジスタのコレクタに供給され
る電流I3 の値は、a×(I−i)/2となる。したが
って、出力されるオーディオ信号Dは、トーンの制御電
流Fの制御量aによってのみ制御されることになり、こ
れにより温度特性が補償される。
路が用いられ、差動トランジスタ対Q1,Q2によって
オーディオ信号入力Cを一対の差動電流に変換して取出
した後に抵抗R1で電圧信号に戻して信号出力Dを発生
する。この差動電流成分はトランジスタ対Q1,Q2の
それぞれのコレクタ電流に含まれるが、このコレクタ電
流のうち差動トランジスタ対Q1,Q2の動作によって
変動する電流と残りの変動しない電流との割合が、トー
ン制御信号Fに応じて制御される。これにより、動作電
流Iがトーン制御信号Fによって左右されず、温度特性
が担保される。すなわち、制御信号F(トーンの制御電
流量)をa,(1−a)と仮定すると、図面左側のカレ
ントミラーからトランジスタのコレクタに供給される電
流I1の値は、a×(I+i)/2となり、中央の共通
に接続されたトランジスタのコレクタに流れる電流I2
の値は、(I+i)×(1−a)/2+(I−i)×
(1−a)/2=I×(1−a)となる。また、右側の
カレントミラーからトランジスタのコレクタに供給され
る電流I3 の値は、a×(I−i)/2となる。したが
って、出力されるオーディオ信号Dは、トーンの制御電
流Fの制御量aによってのみ制御されることになり、こ
れにより温度特性が補償される。
【0021】また、制御信号Eの差動電流対の差分だけ
を取り出してカレントミラーで反転させた電流が、電子
ボリューム25の動作電流I、厳密には電子ボリューム
25のうちの特に差動トランジスタ対Q1,Q2の動作
電流Iとされる。これにより、動作電流Iがボリューム
制御信号Eに応じて可変制御される。なお、この動作電
流Iが定電流であるものが従来の電子ボリューム15で
あり、一般に差動トランジスタ対Q1,Q2の動作電流
Iの大きさに対応してダイナミックレンジや発生ノイズ
レベルが決まるのである。
を取り出してカレントミラーで反転させた電流が、電子
ボリューム25の動作電流I、厳密には電子ボリューム
25のうちの特に差動トランジスタ対Q1,Q2の動作
電流Iとされる。これにより、動作電流Iがボリューム
制御信号Eに応じて可変制御される。なお、この動作電
流Iが定電流であるものが従来の電子ボリューム15で
あり、一般に差動トランジスタ対Q1,Q2の動作電流
Iの大きさに対応してダイナミックレンジや発生ノイズ
レベルが決まるのである。
【0022】このような構成の電子ボリューム25をト
ーンコントロール用の電子ボリュームとする図1の再生
回路の動作を説明する。テープ(図示せず)からダイナ
ミックレンジいっぱいのオーディオ信号Aや所望のレベ
ルにボリュームコントロールされたオーディオ信号B、
その特定周波数帯域成分からなるオーディオ信号Cが、
従来と同様にして生成される。さらに電子ボリューム2
5によってオーディオ信号Cがトーン制御信号Fに応じ
て減衰させられてオーディオ信号Dとされ、これが合成
回路18によってオーディオ信号Bに加えられてトーン
コントロールされたオーディオ信号が生成され、これが
パワーアンプ19によってスピーカから最終的な音響と
して装置外へ出力される。これも従来と同様である。
ーンコントロール用の電子ボリュームとする図1の再生
回路の動作を説明する。テープ(図示せず)からダイナ
ミックレンジいっぱいのオーディオ信号Aや所望のレベ
ルにボリュームコントロールされたオーディオ信号B、
その特定周波数帯域成分からなるオーディオ信号Cが、
従来と同様にして生成される。さらに電子ボリューム2
5によってオーディオ信号Cがトーン制御信号Fに応じ
て減衰させられてオーディオ信号Dとされ、これが合成
回路18によってオーディオ信号Bに加えられてトーン
コントロールされたオーディオ信号が生成され、これが
パワーアンプ19によってスピーカから最終的な音響と
して装置外へ出力される。これも従来と同様である。
【0023】したがって、ボリュームコントロール機能
とトーンコントロール機能とに関しては従来通りの機能
が確保される。ここで、電子ボリューム25において発
生するノイズに着目すると、このノイズレベルが従来と
異なりボリューム制御信号Eに比例して変化する。すな
わち、最終的な音響出力が大きいときはノイズレベルは
従来と同じ大きさであるが、最終的な音響出力が小さい
ときは従来と異なりノイズレベルは小さくなる。そこ
で、最終的な音響出力が大きいときだけは従来と同じS
/N比であるが、それ以外のときにはS/N比が改善さ
れる。また、ミュート回路も不要となる。
とトーンコントロール機能とに関しては従来通りの機能
が確保される。ここで、電子ボリューム25において発
生するノイズに着目すると、このノイズレベルが従来と
異なりボリューム制御信号Eに比例して変化する。すな
わち、最終的な音響出力が大きいときはノイズレベルは
従来と同じ大きさであるが、最終的な音響出力が小さい
ときは従来と異なりノイズレベルは小さくなる。そこ
で、最終的な音響出力が大きいときだけは従来と同じS
/N比であるが、それ以外のときにはS/N比が改善さ
れる。また、ミュート回路も不要となる。
【0024】図2の装置は、フェーダコントロールのた
めの電子ボリュームとして電子ボリューム25が採用さ
れ、これの動作電流がボリューム制御信号Eに応じて制
御される点を除き、従来と同様の構成である。したがっ
て、説明は割愛するが、この装置でも、ボリュームコン
トロール機能とフェーダコントロール機能とに関しては
従来通りの機能が確保され、しかも電子ボリューム25
において発生するノイズは抑制されてS/N比が改善さ
れている。
めの電子ボリュームとして電子ボリューム25が採用さ
れ、これの動作電流がボリューム制御信号Eに応じて制
御される点を除き、従来と同様の構成である。したがっ
て、説明は割愛するが、この装置でも、ボリュームコン
トロール機能とフェーダコントロール機能とに関しては
従来通りの機能が確保され、しかも電子ボリューム25
において発生するノイズは抑制されてS/N比が改善さ
れている。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明のオーディオ装置にあっては、オーディオ信号を受
けたイコライザ,フェーダ回路の出力等、オーディオ信
号から派生させた派生信号に対する音量調整を行う電子
ボリュームの電圧/電流変換部の動作電流の制御がオー
ディオ信号の全体的な音量調整を行う制御信号に応じて
制御されるので、入力されるオーディオ信号のレベルが
大きいときには電圧/電流変換部の動作電流が大きくな
り、それが小さいときに電圧/電流変換部の動作電流が
小さくなり、電子ボリュームの入力されるオーディオ信
号と電圧/電流変換部の動作電流のレベルが大小対応し
て変化し、これらの比率が比較的一定値に近い状態にコ
ントロールされる。また、これにより、電圧/電流変換
部の動作電流が必要以上の動作電流にコントロールされ
たりしないため、ノイズの発生も抑えられる。その結
果、ダイナミックレンジが確保できるとともにノイズも
低減できる。
発明のオーディオ装置にあっては、オーディオ信号を受
けたイコライザ,フェーダ回路の出力等、オーディオ信
号から派生させた派生信号に対する音量調整を行う電子
ボリュームの電圧/電流変換部の動作電流の制御がオー
ディオ信号の全体的な音量調整を行う制御信号に応じて
制御されるので、入力されるオーディオ信号のレベルが
大きいときには電圧/電流変換部の動作電流が大きくな
り、それが小さいときに電圧/電流変換部の動作電流が
小さくなり、電子ボリュームの入力されるオーディオ信
号と電圧/電流変換部の動作電流のレベルが大小対応し
て変化し、これらの比率が比較的一定値に近い状態にコ
ントロールされる。また、これにより、電圧/電流変換
部の動作電流が必要以上の動作電流にコントロールされ
たりしないため、ノイズの発生も抑えられる。その結
果、ダイナミックレンジが確保できるとともにノイズも
低減できる。
【図1】図1は、この発明の構成のオーディオ装置の一
実施例としてのカセットプレーヤについて、トーンコン
トロール機能付きのその片チャネル分の再生回路であ
る。
実施例としてのカセットプレーヤについて、トーンコン
トロール機能付きのその片チャネル分の再生回路であ
る。
【図2】図2は、この発明の構成のオーディオ装置の他
の実施例としてのカセットプレーヤについて、フェーダ
コントロール機能付きのその片チャネル分の再生回路で
ある。
の実施例としてのカセットプレーヤについて、フェーダ
コントロール機能付きのその片チャネル分の再生回路で
ある。
【図3】図3は、それらの一部の回路の詳細である。
【図4】図4は、従来のカセットプレーヤについて、ト
ーンコントロール機能付きのその片チャネル分の再生回
路である。
ーンコントロール機能付きのその片チャネル分の再生回
路である。
【図5】図5は、従来のカセットプレーヤについて、フ
ェーダコントロール機能付きのその片チャネル分の再生
回路である。
ェーダコントロール機能付きのその片チャネル分の再生
回路である。
10 読取ヘッド 11 プリアンプ 12 電子ボリューム 13 制御信号発生回路 14 バンドパスフィルタ(BPF) 15 電子ボリューム 16 制御信号発生回路 17 ミュート回路 18 合成回路 19 パワーアンプ 25 電子ボリューム
Claims (1)
- 【請求項1】オーディオ信号について、全体的な第1の
音量調整の調整レベルを示す第1の制御信号に応じて前
記第1の音量調整を行い、前記オーディオ信号を受けた
イコライザ,フェーダ回路の出力等、前記オーディオ信
号から派生させた派生信号に対する第2の音量調整の調
整レベルを示す第2の制御信号に応じて前記第1の音量
調整の後に前記第2の音量調整を行うオーディオ装置に
おいて、電圧/電流変換部とこの電圧/電流変換部の出
力を受ける電流比分配部とこの電流比分配部の出力を受
けて前記第2の音量調整後の出力を発生する電流/電圧
変換部とを有し前記電圧/電流変換部が前記第1の音量
調整の後の前記派生信号を受けその動作電流が第1の制
御信号に応じて制御され前記第2の制御信号により前記
電流比分配部の動作電流が制御されることを特徴とする
オーディオ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05307172A JP3140283B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | オーディオ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05307172A JP3140283B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | オーディオ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07143591A true JPH07143591A (ja) | 1995-06-02 |
JP3140283B2 JP3140283B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=17965908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05307172A Expired - Fee Related JP3140283B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | オーディオ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140283B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP05307172A patent/JP3140283B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3140283B2 (ja) | 2001-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |