JPH07143571A - 無線電話機及び無線電話システム - Google Patents

無線電話機及び無線電話システム

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JPH07143571A
JPH07143571A JP5314271A JP31427193A JPH07143571A JP H07143571 A JPH07143571 A JP H07143571A JP 5314271 A JP5314271 A JP 5314271A JP 31427193 A JP31427193 A JP 31427193A JP H07143571 A JPH07143571 A JP H07143571A
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JP
Japan
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voice
transmission
unit
input
signal
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JP5314271A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Iwashita
義信 岩下
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話数が増加しても実効出力の増加を抑制で
きる無線電話機及び無線電話システムを提供することを
目的としている。 【構成】 親機CSは2つの子機PS1、PS2との間
で3者通話を行う場合、各子機PS1、PS2から送信
されてきた信号をプロトコルフォーマッタ17に取り込
み、音声データa、bを抽出する。この音声データa、
bはボイスデコーダ15、16で復号化され、音声信号
a、bとして加算アンプ13に入力される。加算アンプ
13にはさらに回線からの受信信号のうち受話信号cが
局線インターフェイス回路11から入力され、加算アン
プ13は音声信号a、b、cを加算して音声信号(a+
b+c)をボイスエンコーダ14に出力する。ボイスエ
ンコーダ14は音声信号(a+b+c)を符号化してプ
ロトコルフォーマッタ17に出力し、プロトコルフォー
マッタ17はこの音声データ(a+b+c)を1つのタ
イムスロットで各子機PS1、PS2に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線電話機及び無線電
話システムに関し、詳細には、第二世代コードレス電話
システム等に適用される無線電話機及び無線電話システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ディジタル技術の急速な進歩に伴
って、移動体通信システムもアナログ通信方式からディ
ジタル通信方式に移行しつつある。移動体通信システム
では、基地局と移動機の間の制御信号の授受が欠かせな
いが、この制御信号にディジタル信号を利用することに
より高効率、高品質の無線伝送を実現する基本システム
を構築することができる。
【0003】このようなディジタル技術を広範に利用し
たシステムとしては、ディジタル自動車電話や第二世代
コードレス電話がある。
【0004】この第二世代コードレス電話は、マイクロ
セルという事業所内や家庭内等の小ゾーンに移動機の使
用エリアを限定し、周波数の繰り返し利用を可能にして
膨大なチャネル数を創造し、限られた周波数資源を有効
に活用するシステムとなっている。また、ゾーン(セル
ともいう)を小さくしているので、移動機の送信出力は
小さくてよく、移動機の小型化にも役立ち、消費電力も
少なくでき、電池の小型化や動作時間の長時間化にも役
立つ。
【0005】この第二世代コードレス電話においては、
移動機は、家庭内や事業所内で使用される時は、家庭用
親機や事業所用親機と接続され、屋外で使用される時
は、公衆用基地局と接続される。これらの家庭用親機や
公衆用基地局と接続される際には、それぞれの家庭用親
機や公衆用基地局が接続される通信網が、アナログ公衆
網(以下、PSTNと記す)、ディジタル公衆網(例え
ば、ISDN)、また、自営電気通信網(以下、PBX
と記す)と異なっている。
【0006】また、この第二世代コードレス電話システ
ムにおいては、基地局と移動機との間で利用する制御用
物理スロットと通信用物理スロットの2種類のスロット
が設けられており、制御用物理スロットは、自営用(家
庭用、事業所用)と公衆用に分けて設定されている。こ
の物理スロットが各キャリア上にマッピングされてい
る。つまり、制御用キャリア(制御用周波数)上には制
御用物理スロットが割当てられ、通信用キャリア(通信
用周波数)には通信用物理スロットが割当てられてい
る。
【0007】そして、家庭内や事業所内で使用する場合
には、通信プロトコルに独自性を持たせてもよいことに
なっているが、家庭内や事業所内で使用される第二世代
コードレス電話システムにおいては、そのアクセス方式
として、TDMA(Time Division Multiple Access :
時分割多元接続)方式が採用されいる。このTDMA方
式で多者間通話、例えば、親機をはさんで2台の子機に
より3者間通話を行う場合、単にTDMA/TDD方式
により送信情報と受信情報を交互に通信するとともに、
多重伝送していた。
【0008】すなわち、図4に示すように、2台の子機
1、子機2と1台の親機との間で3者間通話を行う場
合、キャリアf1が選択され、親機と子機1との間は、
タイムスロットt1が、親機と子機2との間は、タイム
スロットt2が使用される。すなわち、親機は、子機1
に対しては、送信フレーム及び受信フレームの双方にお
いて、タイムスロットt1を使用して、送信情報の送信
と受信情報の受信を行い、子機2に対しては、送信フレ
ーム及び受信フレームの双方において、タイムスロット
t2を使用して、送信情報の送信と受信情報の受信を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の無線受信機及び無線受信システムにあって
は、親機は、各子機に対して、夫々タイムスロットを割
り当てて送信情報の送信と受信情報の受信を行っていた
ため、通話数が増えると、通話数の増加に伴ってその分
使用スロット数が増加し、親機の送信部の実効出力が増
加するという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、1つのタイムスロット
に複数の送信情報を多重させることにより、通話数が増
加しても使用スロット数を抑制し、実効出力の増加を抑
制できる無線電話機及び無線電話システムを提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の子機と時分割多重方式により送・受信する無線電
話機であって、前記無線電話機は、複数の子機と同時通
話を行うに際して、当該同時通話を行う子機の全ての送
信情報を送信フレームの1つのタイムスロットに含ませ
て送信することにより、上記目的を達成している。
【0012】請求項2記載の発明は、無線電話機と、該
無線電話機と時分割多重方式により送・受信する複数の
子機と、を備えた無線電話システムであって、前記無線
電話機は、複数の子機と同時通話を行うに際して、当該
同時通話を行う子機の全ての送信情報を送信フレームの
1つのタイムスロットに含ませて送信し、前記子機が、
前記無線電話機から送信されてきた受信情報から自己の
情報を除去した後、受信情報を出力することにより、上
記目的を達成している。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、無線受信機が、
複数の子機と同時通話を行うに際して、当該同時通話を
行う子機PSの全ての送信情報を送信フレームの1つの
タイムスロットに含ませて送信するので、例えば、3者
通話を行う場合にも、1つのタイムスロットにより送信
することができ、送信時の実効出力を低減することがで
きる。その結果、通話数が増加しても、実効出力が増加
するのを抑制することができる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、無線電話機
が、複数の子機と同時通話を行うに際して、当該同時通
話を行う子機PSの全ての送信情報を送信フレームの1
つのタイムスロットに含ませて送信し、各子機が、無線
電話機から送信されてきた受信情報から自己の情報を除
去した後、受信情報を出力するので、例えば、3者通話
を行う場合にも、1つのタイムスロットにより送信する
ことができ、送信時の実効出力を抑制することができる
とともに、各子機で、自己の情報が除去された後、受信
情報が出力されるので、受信情報を明瞭なものとするこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1〜図3は、請求項1及び請求項2記載
の発明の無線電話機及び無線電話システムを適用した無
線電話システムの一実施例を示す図であり、本実施例
は、第二世代コードレス電話及び第二世代コードレス電
話システムに適用したものである。
【0017】まず、構成を説明する。
【0018】図1は、第二世代コードレス電話システム
に使用される無線電話機としての親機CSの回路ブロッ
ク図であり、図2は、第二世代コードレス電話システム
に使用される移動無線電話機としての子機PS1の回路
ブロック図である。
【0019】第二世代コードレス電話システムでは、親
機CSは、PSTNやISDN等のネットワークに接続
する局線に接続され、この親機CSに対して複数の子機
PS1〜PSnが無線によりアクセス可能となってい
る。
【0020】まず、図1に示す親機CSについて説明す
る。
【0021】親機CSは、局線接続端子10、局線イン
ターフェース回路11、加算アンプ12、13、ボイス
エンコーダ14、ボイスデコーダ15、16、プロトコ
ルフォーマッタ17、モデム18、RF部19、アンテ
ナ20、リンガー検出回路21、CPU(Central Proc
essing Unit )22、入力部23及び出力部24等から
構成されている。
【0022】局線接続端子10は、図外のPSTNやI
SDN等のネットワークに接続する局線に接続され、局
線から入力される受信情報と受話信号を局線インターフ
ェイス回路11に出力し、また、局線インターフェイス
回路11から入力される送信情報と送話信号を局線を介
してネットワークに送出する。
【0023】局線インターフェース回路11は、加算ア
ンプ12から入力される送話信号TとCPU22から入
力される送信情報を局線を介してネットワークに送出
し、また、局線を介してネットワークから入力される受
信情報をCPU22に出力するともに、受話信号Rを加
算アンプ13、また呼出信号をリンガー検出回路21に
出力する。
【0024】なお、局線インターフェース回路11は、
接続されるネットワークの種類に応じて異なる内部構成
となるが、局線インターフェース回路11に接続するネ
ットワークの種類に応じて、その構成を変更することに
より、親機CSは、PSTNやISDNに対応して接続
することができる。
【0025】加算アンプ12は、ボイスデコーダ15、
16から入力される図1中a、bで示す音声信号a、b
を加算して送話信号Tを局線インターフェース回路11
に出力する。
【0026】加算アンプ13は、局線インターフェース
回路11から入力される受話信号Rによる図中cで示す
音声信号cとボイスデコーダ15及びボイスデコーダ1
6から入力される音声信号a及び音声信号bを加算して
音声信号(a+b+c)をボイスエンコーダ14に出力
する。
【0027】リンガー検出回路21は、局線インターフ
ェース回路11から入力される呼出信号を検出し、その
検出情報をCPU22に出力する。
【0028】ボイスエンコーダ14は、加算アンプ13
から入力される音声信号(a+b+c)を所定の符号化
方式により符号化して音声データとしてプロトコルフォ
ーマッタ17に出力する。
【0029】ボイスデコーダ15、16は、それぞれプ
ロトコルフォーマッタ17から入力される符号化された
音声データを復号化し、音声信号a及び音声信号bとし
て加算アンプ12及び加算アンプ13に出力する。
【0030】プロトコルフォーマッタ17は、後述する
複数の子機PS1〜PSnとの間でCPU22が実行す
る無線通信プロトコルに基づく送信データとするため
に、ボイスエンコーダ14から入力される音声データ
(a+b+c)及びCPU22から入力される送信情報
をフォーマットし、所定タイミングで無線送信データと
してモデム18に出力するとともに、モデム18から入
力されるフォーマットされた無線受信データから音声デ
ータ及び受信情報を所定タイミングで抽出してボイスデ
コーダ15、16及びCPU22に出力する。このプロ
トコルフォーマッタ17の抽出する音声データには、1
つの子機、例えば、子機PS1から送信されてくる音声
データa及び他の子機、例えば、子機PS2から送信さ
れてくる音声データbが含まれるとともに、回線を介し
て送られてきた音声データcが含まれている。
【0031】すなわち、プロトコルフォーマッタ17
は、TDMA(Time Division Multiple Access :時分
割多元接続)方式により、モデム18から送られてきた
所定キャリア上の物理スロットを抽出し、制御情報をC
PU、また音声情報をボイスデコーダ15、16に出力
するとともに、ボイスエンコーダ14からの音声情報に
CPU22からの制御情報を付加して物理スロットを作
成して所定のタイムスロットで所定キャリア上にモデム
18に出力する。
【0032】本実施例では、プロトコルフォーマッタ1
7は、後述する子機PS1〜PSnとの間の無線通信プ
ロトコルの実行に際して、送信フレームと受信フレーム
のタイムスロットを任意に設定し、実効出力の抑制を図
っている。
【0033】モデム18は、プロトコルフォーマッタ1
7から入力される無線送信データの変調を行ってRF部
19に出力し、RF部19から入力される無線受信デー
タの復調を行ってプロトコルフォーマッタ17に出力す
る。
【0034】RF部19は、モデム18から入力される
送信データを子機PS1〜PSnに無線送信するため
に、所定の無線周波数の送信信号に変換してアンテナ2
0から送信し、アンテナ20により子機PS1〜PSn
から受信する受信信号をモデム18に出力する。
【0035】CPU22は、内蔵するROM(Read Onl
y Memory)等に格納される第二世代コードレス電話シス
テムにおける基地局としての通信制御プログラムに基づ
いて第二世代コードレス電話の通信制御シーケンスを実
行する。
【0036】すなわち、CPU22は、子機PS1〜P
Snとの間で後述する無線通信プロトコルに基づく通信
制御シーケンスを実行し、子機PS1〜PSnから無線
通信により送信される発呼要求、相手先電話番号、子機
ID番号がプロトコルフォーマッタ17を介して入力さ
れると、親機CS内の各部を制御して、ネットワークと
の間で所定の通信プロトコルに基づく通信制御シーケン
スを実行する。また、CPU22には、ネットワークか
らの制御情報が局線インターフェース回路11を介して
入力され、さらに、リンガー検出回路21により呼出音
検出情報が入力されると、親機CS内の各部を制御し
て、通話信号の送・受信処理を実行する。
【0037】また、CPU22は、後述するように、送
信フレーム及び受信フレームのタイムスロットを任意に
定義し、実効出力の抑制を図っている。
【0038】さらに、CPU22は、EEPROM(El
ectrical Erasable ProgrammableROM)等を内蔵し、
自己(親機)ID番号、自己に登録してある子機のID
番号等の第二世代コードレス電話システムに必要なコー
ドを予め登録しておく。また、CPU22は、入力部2
3からキー入力される発呼要求、相手先電話番号によっ
ても上記ネットワークに対する通信制御シーケンスを実
行し、そのキー入力情報及び通話中の通信状態を示す情
報等を出力部24に設けられる液晶表示部等に表示す
る。
【0039】本実施例の第二世代コードレス電話システ
ムでは、上述のように、1つの親機CSに対して、複数
の子機PS1〜PSnが通信可能であり、これら各子機
PS1〜PSnは、同一の構成であるので、その一つの
子機PS1についての回路ブロック図を図2に示してい
る。
【0040】以下、この子機PS1の構成について、図
2に基づいて説明する。
【0041】子機PS1は、アンテナ31、RF部3
2、モデム33、プロトコルフォーマッタ34、エコー
キャンセル部35、ボイスデコーダ36、ボイスエンコ
ーダ37、受話用スピーカ38a、送話用マイクロフォ
ン38b、CPU39、入力部40及び出力部41等に
より構成される。
【0042】アンテナ31は、図1に示した親機CSと
の間で所定の周波数帯の呼出信号及び音声信号を含む送
・受信信号を送・受信し、その送・受信信号をRF部3
2との間で授受する。
【0043】RF部32は、モデム33から入力される
送信信号を上記図1に示した親機CSに無線送信するた
めに、所定の無線周波数の送信信号に周波数変換してア
ンテナ31から送信し、アンテナ31により受信した受
信信号を中間周波数に周波数変換してモデム33に出力
する。
【0044】モデム33は、プロトコルフォーマッタ3
4から入力される送信データの変調を行って送信信号を
RF部32に出力し、RF部32から入力される受信信
号の復調を行って受信データをプロトコルフォーマッタ
34に出力する。
【0045】プロトコルフォーマッタ34は、上記親機
CSとの間でCPU39が実行する通信プロトコルに基
づく送信データとするために、エコーキャンセル部35
から入力される音声データa及びCPU39から入力さ
れる送信情報をフォーマット(物理スロット作成)し、
送信データとしてモデム33に出力するとともに、モデ
ム33から入力されるフォーマットされた受信データか
ら音声データ及び受信情報を抽出してエコーキャンセル
部35及びCPU39に出力する。
【0046】このプロトコルフォーマッタ34の抽出す
る音声データは、上述のように、親機CSから送信され
てくる音声データであり、図2にa、b、cで示す音声
データaと音声データbと音声データcの3つの音声デ
ータが加算された音声データ(a+b+c)である。
【0047】すなわち、エコーキャンセル部35には、
プロトコルフォーマッタ34から3つの音声データa、
音声データb、音声データcが加算された音声データ
(a+b+c)が入力され、エコーキャンセル部35
は、この音声データ(a+b+c)から自分自身の音声
データaをキャンセルし、音声データ(b+c)のみを
ボイスデコーダ36に出力する。
【0048】ボイスデコーダ36は、エコーキャンセル
部35を介してプロトコルフォーマッタ34から入力さ
れる符号化された音声データ(b+c)を復号化し、受
話信号(b+c)として受話用スピーカ38aに出力す
る。
【0049】ボイスエンコーダ37は、送話用マイクロ
フォン38bから入力される送話信号aを所定の符号化
方式で符号化し、音声データaとしてエコーキャンセル
部35を介してプロトコルフォーマッタ34に出力す
る。
【0050】CPU39は、ROM等に格納される第二
世代コードレス電話システムにおける子機としての通信
制御プログラムに基づいて第二世代コードレス電話の通
信制御シーケンスを実行する。
【0051】すなわち、CPU39は、上記図1に示し
た親機CSとの間で無線通信プロトコルに基づく通信制
御シーケンスを実行して子機PS1内の各部を制御し、
親機CSに無線送・受信する通信処理を実行する。
【0052】また、CPU39は、RAM(Random Acc
esss Memory )等により構成されたメモリを内蔵し、こ
のメモリには、少なくとも自己の親機ID番号が予め登
録される。
【0053】さらに、CPU39は、入力部40からの
キー入力情報や通話中の通信状態を示す情報等を出力部
41の液晶表示部等に表示する。
【0054】入力部40は、テンキーや各種のファンク
ションキー等から構成されており、各キーの指示をCP
U39に出力する。
【0055】出力部41は、液晶表示部等を備え、CP
U39から入力されるキー入力情報や通話中の通信状態
を示す情報等を表示する。
【0056】次に、本実施例の動作を説明する。
【0057】本実施例の第二世代コードレス電話システ
ムでは、特に、基地局としての親機CSが複数の子機P
S1〜PSnと同時に通信する際に、送信フレームのタ
イムスロットを任意に設定して送信し、通話数が増えて
も実効出力の増大を抑制するところに、その特徴があ
る。
【0058】以下、親機CSを介して親機CSと2つの
子機PS1、PS2との間で3者通話を行う場合の動作
について図3を参照して説明する。
【0059】本実施例では、親機CSを介して外部から
着信があったときを想定し、子機PS1及び子機PS2
との3者間通話により説明する。なお、各子機PSから
発信したときも基本的には同じであり、通信フェーズに
移るまでの手順が少し違うだけで、通信フェーズに移っ
てからは、本実施例と同じである。
【0060】まず、リンクチャネル確立フェーズにおい
て、制御用キャリア上でリンクチャネルを確立する(通
信用キャリア及びスロットを指定する)。つまり、親機
CSのインターフェイス回路11に局線接続端子10か
ら呼出信号が入ると、リンガー検出回路21がこの呼出
信号を検出してCPU22に通知する。CPU22は、
この呼出信号を受けて、指定された子機PS(例えば、
子機PS2)のCPU39との間でリンクを確立するた
めの手順を実行する。この手順により所定リンクチャネ
ル(所定通信用キャリア上の所定タイムスロット)が割
り当てられると、制御用キャリアから確立されたリンク
チャネルである通信キャリア上に移り、このリンクチャ
ネルによるサービスチャネル確立フェーズにおいて、サ
ービスチャネルを確立する手順を実行する。つまり、こ
のサービスチャネル確立フェーズでは、前記リンクチャ
ネル確立フェーズで確立された通信キャリア上で所定タ
イムスロット(例えば、図3のt2)を使用して、親機
CSと子機PS2とのサービス形態を一致させる(呼設
定、定義情報要求、機能設定等を所定手順に従い確立す
る)。そして、サービスチャネルが確立されると、子機
PS2のスピーカ38aからリンガー音が鳴動する。
【0061】このリンガー音により子機PS2の使用者
が入力部40のキーを押下してオフフックをすると、通
信フェーズに移り通話が開始される。
【0062】ここで、通話中に子機PS2の話者が子機
PS1の使用者を交えて話をしたいと思うとき、子機P
S2の使用者が入力部40の所定キーを押下すると、C
PU39は、制御情報を送ることができる通話物理スロ
ットを作成して、親機CSに転送する。
【0063】親機CSは、この制御情報を受けて子機P
S1とのリンクを確立するために、子機PS2が通話し
ている通信チャネル上の空きスロット(例えば、図3の
t1)を使用して、制御情報のやり取りをして、子機P
S2と同様の手順によりリンクチャネル及びサービスチ
ャネルを確立する。なお、この手順は、最初の手順と多
少異なるが基本的には同じである。
【0064】そして、子機PS1が入力部40のキーを
押下してオフフックすると、通信フェーズに移り、親機
CSは、子機PS1から送られてくる音声信号と現在通
話中の子機PS2から送られてくる音声信号をミックス
して1つのタイムスロットt2のタイミングで送信す
る。また、子機PS1では、それぞれに同期して受信タ
イムスロットだけをタイムスロットt1からタイムスロ
ットt2に変える。
【0065】つまり、親機CSは、子機PS1及び子機
PS2から送信されてきた信号をアンテナ20で受信
し、RF部19を介してモデム18に転送し、モデム1
8で受信した受話データを復調して、プロトコルフォー
マッタ17に出力する。
【0066】プロトコルフォーマッタ17は、子機PS
1及び子機PS2からの受信データから音声データa及
び音声データbを抽出し、それぞれボイスデコーダ1
5、ボイスデコーダ16及びCPU22に出力する。
【0067】ボイスデコーダ15及びボイスデコーダ1
6は、夫々プロトコルフォーマッタ17から入力される
符号化された音声データa及び音声データbを復号化し
て、音声信号a及び音声信号bとして加算アンプ12及
び加算アンプ13に出力する。
【0068】加算アンプ12は、ボイスデコーダ15及
びボイスデコーダ16から入力される音声信号aと音声
信号bとを加算して、送話信号Tとして局線インターフ
ェイス回路11に出力する。
【0069】局線インターフェイス回路11は、加算ア
ンプ12から入力される送話信号T及びCPU22から
入力される送信情報を局線接続端子10を介してネット
ワークに送出する。
【0070】一方、局線インターフェイス回路11は、
局線を介してネットワークから入力される受話信号によ
る音声信号cを加算アンプ13に出力する。
【0071】加算アンプ13は、上記ボイスデコーダ1
5及びボイスデコーダ16から入力される音声データa
及び音声データbと上記局線インターフェイス回路11
から入力される音声データcを加算し、音声信号(a+
b+c)をボイスエンコーダ14に出力する。
【0072】ボイスエンコーダ14は、加算アンプ13
から入力される音声信号(a+b+c)を所定の符号化
方式により符号化し、音声データ(a+b+c)として
プロトコルフォーマッタ17に出力する。
【0073】プロトコルフォーマッタ17は、ボイスエ
ンコーダ14から入力される音声データ(a+b+c)
及びCPU22から入力される送信情報をフォーマット
し、無線送信データとしてモデム18に出力する。
【0074】すなわち、親機CSは、図3に示すよう
に、子機PS1からの音声データaと、子機PS2から
の音声データbと、回線からの音声データcと、を加算
して、1つの音声データ(a+b+c)としてプロトコ
ルフォーマッタ17に送り、図3に示すように、1つの
タイムスロットt2でプロトコルフォーマッタ17によ
りフォーマットして、モデム7に出力する。
【0075】そして、この音声データ(a+b+c)の
入っている無線送信データをモデム18で変調し、RF
部19で所定の無線周波数の送信信号に変換して、アン
テナ20から子機PS1及び子機PS2に送信する。
【0076】したがって、親機CSは、子機PS1及び
子機PS2との間で3者通話を行う場合、送信時、送信
フレームの1つのタイムスロットt2のみを使用して、
送信することができ、送信時の実効出力を低減すること
ができる。その結果、通話数が増加しても、送信時の実
効出力の増加を抑制することができる。
【0077】子機PS1及び子機PS2は、子機PS1
について説明すると、親機CSから送信されてきた送信
信号をアンテナ31で受信し、RF部32で、受信信号
を中間周波数に周波数変換してモデム33に出力する。
【0078】モデム33は、RF部32から入力される
受信信号を復調し、受信データをプロトコルフォーマッ
タ34に出力する。
【0079】プロトコルフォーマッタ34は、モデム3
3から入力される受信データから音声データ(a+b+
c)と受信情報をタイムスロットt2で抽出し、エコー
キャンセル部35及びCPU39に出力する。
【0080】エコーキャンセル部35は、プロトコルフ
ォーマッタ34から入力される音声データ(a+b+
c)から自分自身の音声データaをキャンセルし、音声
データ(b+c)のみをボイスデコーダ36に出力す
る。
【0081】ボイスデコーダ36は、エコーキャンセル
部35から入力される音声データ(b+c)を復号化し
て、受話信号(b+c)としてハンドセット38に出力
し、ハンドセット38は、そのスピーカから音声を出力
する。
【0082】したがって、親機CSから1つのタイムス
ロットt2を使用して、子機PS1、子機PS2及び回
線からの3つの音声データ(a+b+c)が送信されて
きても、エコーキャンセル部35により自己の音声デー
タaをキャンセルすることができ、高品質で音声通話を
行うことができる。
【0083】尚、エコーキャンセル部35は、子機PS
2での音質を向上させる必要上、第二世代コードレス電
話システムの子機には、備えられているものであるが、
エコーキャンセル部35を備えていない子機に本発明を
適用しても、充分通話を行うことができる。
【0084】また、子機PS1は、ハンドセット38か
ら入力された送話信号aをボイスエンコーダ37に出力
し、ボイスエンコーダ37で送話信号aを符号化して、
音声データaとしてエコーキャンセル部35を介してプ
ロトコルフォーマッタ34に出力する。
【0085】プロトコルフォーマッタ34は、エコーキ
ャンセル部35から入力される音声データa及びCPU
39から入力される送信情報をフォーマットし、無線送
信データとして、図3に示すように、1つのタイムスロ
ットt1を使用して、モデム33に出力する。
【0086】モデム33は、プロトコルフォーマッタ3
4から入力される送信データを変調して、RF部32に
出力し、RF部32は、モデム33から入力される送信
信号を所定の無線周波数の送信信号に周波数変換して、
アンテナ31を介して親機CSに無線送信する。
【0087】親機CSは、この子機PS1からの送信信
号を受信して、上述のように処理し、子機PS1及び子
機PS2に送信する。
【0088】尚、上記説明においては、子機PSの処理
として子機PS1について説明したが、子機PS2につ
いても同様に処理を行う。この場合、子機PS2につい
ては、図3に示すように、タイムスロットt2が使用さ
れ、子機PS2のエコーキャンセル部35で、子機PS
2自信の音声データbをキャンセルする。
【0089】このように、本実施例によれば、親機CS
が、送信フレームの1つのタイムスロットに子機1と子
機2の音声データを含ませて送信しているので、3者通
話を行う場合に、1つのタイムスロットt2に全ての音
声データ(a+b+c)を含めて送信することができ、
親機CSの送信時の実効出力を低減することができる。
その結果、通話数が増加しても、親機CSの実効出力が
増加するのを抑制することができる。
【0090】また、各子機PS1、PS2が、親機CS
から送信されてきた音声データ(a+b+c)から自己
の音声データaや音声データbを除去した後、音声デー
タを出力しているので、各子機PS1及び子機PS2
で、自己の音声データが除去された音声データが出力さ
れるので、3者通話を確実、かつ明確に行うことができ
る。
【0091】尚、上記実施例においては、親機CSは、
回線から入力される音声信号cを子機PS1の音声デー
タa及び子機PS2の音声データbに加算しているが、
これに限るものではなく、親機CS自信がハンドセット
を備え、このハンドセットから入力された音声データを
子機PS1及び子機PS2の音声データa、bに加算し
てもよい。
【0092】また、上記実施例は、3者通話に適用した
場合について説明したが、3者通話に限定されることな
く、3者以上の場合にも、適用できる。
【0093】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、例えば、
3者通話を行う場合にも、1つのタイムスロットにより
送信することができ、送信時の実効出力を低減すること
ができる。その結果、通話数が増加しても、実効出力が
増加するのを抑制することができる。
【0094】請求項2記載の発明によれば、例えば、3
者通話を行う場合にも、1つのタイムスロットにより送
信することができ、送信時の実効出力を抑制することが
できるとともに、各子機で、自己の情報が除去された
後、受信情報が出力されるので、受信情報を明瞭なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2記載の発明の無線電話機
及び無線電話システムの一実施例の親機の回路ブロック
図。
【図2】請求項1及び請求項2記載の発明の無線電話機
及び無線電話システムの一実施例の子機の回路ブロック
図。
【図3】親機と2台の子機との間で3者通話を行う場合
の各機の送信フレームと受信フレームを示す図。
【図4】従来の無線電話機で3者通話を行う場合の各機
の送信フレームと受信フレームを示す図。
【符号の説明】
CS 親機 10 局線接続端子 11 局線インターフェイス回路 12、13 加算アンプ 14 ボイスエンコーダ 15、16 ボイスデコーダ 17 プロトコルフォーマッタ 18 モデム 19 RF部 20 アンテナ 21 リンガー検出回路 22 CPU 23 入力部 24 出力部 PS 子機 31 アンテナ 32 RF部 33 モデム 34 プロトコルフォーマッタ 35 エコーキャンセル部 36 ボイスデコーダ 37 ボイスエンコーダ 38a 受話用スピーカ 38b 送話用マイクロフォン 39 CPU 40 入力部 41 出力部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の子機と時分割多重方式により送・受
    信する無線電話機であって、 前記無線電話機は、複数の子機と同時通話を行うに際し
    て、当該同時通話を行う子機の全ての送信情報を送信フ
    レームの1つのタイムスロットに含ませて送信すること
    を特徴とする無線電話機。
  2. 【請求項2】無線電話機と、該無線電話機と時分割多重
    方式により送・受信する複数の子機と、を備えた無線電
    話システムであって、 前記無線電話機は、複数の子機と同時通話を行うに際し
    て、当該同時通話を行う子機の全ての送信情報を送信フ
    レームの1つのタイムスロットに含ませて送信し、 前記子機が、前記無線電話機から送信されてきた受信情
    報から自己の情報を除去した後、受信情報を出力するこ
    とを特徴とする無線電話システム。
JP5314271A 1993-11-19 1993-11-19 無線電話機及び無線電話システム Pending JPH07143571A (ja)

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